JP2001217014A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JP2001217014A
JP2001217014A JP2000032653A JP2000032653A JP2001217014A JP 2001217014 A JP2001217014 A JP 2001217014A JP 2000032653 A JP2000032653 A JP 2000032653A JP 2000032653 A JP2000032653 A JP 2000032653A JP 2001217014 A JP2001217014 A JP 2001217014A
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linear portion
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press
opening
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JP2000032653A
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Shinya Nagamatsu
信也 長松
Eiji Shiramatsu
栄二 白松
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁防水処理後の分岐接続部を小型化するた
めに、圧接接続された被覆電線が脱落しにくい構造の圧
接端子を提供する。 【解決手段】 開口部24と直線状部25とを備えたY
字状のスリット22、23を有し、被覆電線を圧接接続
する圧接端子において、前記スリット22の直線状部2
5は、開口部24近傍の相対する両側面に、対向するよ
うに凹み部22cが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆電線の分岐、
接続に用いられる圧接端子に関し、特に電力用ハーネス
ケーブルの分岐、接続に有用なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のハーネスケーブル(以下、ケーブ
ルと称す)は、例えば図4に示すように、単線又は撚り
線からなる導体1に絶縁被覆層2を被覆した複数の被覆
電線3を、シース4で束ねたものである。
【0003】上記ケーブルの分岐接続は、分岐、接続す
る部分のシース4および絶縁被覆層2を皮剥ぎして導体
1を露出させ、その導体1を圧着端子で他のケーブルの
露出した導体と圧着、接続して行う。そうして、その外
側全体にポリ塩化ビニルなどのモールド処理を施し、防
水性および電気絶縁性を付与する。上述の分岐接続の形
成方法には以下の欠点があった。即ち、ケーブルのシー
ス4に加えて、絶縁被覆層2をも皮剥ぎする必要があ
り、作業性が悪い。また、これらの作業は、多くの部分
が手作業で行われるため、その品質が作業者の技量に依
存し、信頼性に欠ける。
【0004】そこで、絶縁被覆層2を予め皮剥ぎする必
要のないケーブルの分岐接続構造として、図5に示すも
のが用いられている。即ち、金属板を打ち抜いて形成し
たY字状のスリット11aを有する圧接端子11を用い
る。そうして、絶縁被覆層2の付いた被覆電線3をスリ
ット11aに圧入して、絶縁被覆層2を切り裂きなが
ら、電気的に導体1を圧接端子11に接続する。なお、
スリット11aは、開口部から直線状に形成されている
ため、被覆電線3がスリット11aから脱落する恐れが
あった。そこで、被覆電線3が接続された圧接端子11
は、被覆電線3がスリット11aから脱落するのを防止
するために、ケースに入れられたりした後、モールド成
形による絶縁防水処理が施され、分岐接続部が形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した分岐接続構造には、以下のような問題があった。
即ち、上述のように、被覆電線3の脱落を防止するため
に、圧接端子11をケースに入れたりした後、絶縁防水
処理を施しているが、そうすると、分岐接続部が大型化
し、また、作業に手間を要するという問題があった。
【0006】本発明は、絶縁防水処理後の分岐接続部を
小型化するために、圧接接続された被覆電線が脱落しに
くい構造の圧接端子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決すべくなされたもので、開口部と直線状部とを備えた
Y字状のスリットを有し、被覆電線を圧接接続する圧接
端子において、前記スリットの直線状部は、開口部近傍
の相対する両側面に、対向するように凹み部が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0008】上述のように本発明によれば、被覆電線が
圧接接続するために挿入されるスリットの直線状部に
は、従来と異なり、開口部近傍の相対する両側面に対向
するように凹み部が設けられている。従って、被覆電線
をスリットの開口部で案内して直線状部に挿入すると、
被覆電線の絶縁被覆層は剥離されるとともに、剥離され
た絶縁被覆層の一部は、スリットの直線状部に対向する
ように設けられた凹み部に押し込まれ、直線状部を塞
ぐ。このようにして圧接接続された被覆電線を、逆にス
リットの直線状部から開口部側に引き抜こうとすると、
剥離して凹み部に押し込まれた絶縁被覆層が凹み部から
外れにくいため、被覆電線を引き抜くためには、被覆電
線の導体に比較的に大きな力を要するようになる。従っ
て、本発明の圧接端子に被覆電線を圧接接続すると、他
に特別な手段をとることなく、圧接接続された被覆電線
はスリットから脱落しにくい状態になっている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1(a)、(b)および
(c)はそれぞれ、本発明にかかる圧接端子の一実施形
態の平面図、A−A断面図および背面図である。本実施
形態の圧接端子20は、コの字状に連結部21で連結さ
れた対向する一対のY字状のスリット22、22と、同
じくY字状のスリット23、23が並行に形成されたも
のである。スリット22は、先端部22a、22aがハ
の字をなすように開いて設けられた、電線挿入のための
開口部24を備えている。この相対する先端部22a、
22aは、長手方向にそって切削により形成された刃部
を有し、スリット22の中心線に対して対称的に傾斜
し、角度θをなしている。また、スリット22は、相対
する平行部22b、22bにより設けられた直線状部2
5を備えている。この直線状部25の端部(スリット2
2の底部)には、直線状部25の幅Wよりも大きい直径
Dの部分円形状部26が設けられており、この端部で幅
が直線状部25よりも拡がっている。部分円形状部26
は、被覆電線挿入時にスリット22を開きやすくし、そ
の挿入力を緩和する機能を有している。スリット23も
スリット22と同様な形状をしている。
【0010】本実施形態が従来例と異なる特徴的なこと
は、相対する平行部22b、22bの開口部24近傍
に、対向するように凹み部22cが設けられ、凹み部2
2cの先端部22a側端部(先端部22aの直線状部2
5側端部)が突起状になっていることである。
【0011】図2は、上記圧接端子20に被覆電線30
を圧接接続した状態の平面図である。図2に示すよう
に、被覆電線30をスリット22の開口部24から直線
状部25へ挿入すると、被覆電線30の絶縁被覆層32
およびシース33は、凹み部22cの先端部22a側の
突起状端部で部分的に剥離され、さらに、凹み部22c
の平行部22b側端部で剥離され、導体31が平行部2
2bに圧接接続する。この状態で、剥離された絶縁被覆
層32およびシース33は、対向する凹み部22c、2
2cに押し込まれ、直線状部25の開口部24側を塞い
でいる。
【0012】上述のように、本実施形態では、被覆電線
30が圧接接続した状態では、剥離した絶縁被覆層32
とシース33が開口部24と対向する凹み部22cに押
し込まれており、直線状部25に挿入された導体31の
開口部24側を塞いでいる。この状態で被覆電線30を
圧接端子20から引き抜こうとすると、対向する凹み部
22cに押し込まれた絶縁被覆層32とシース33は、
凹み部22cから抜けにくいために、導体31は剥離し
た絶縁被覆層2とシース33に阻まれて、直線状部25
から抜けにくくなる。従って、本実施形態では、圧接接
続された被覆電線30がスリット22から脱落するのを
防ぐことができるので、圧接端子20に被覆電線30を
圧接接続したままの状態で(従来のように、圧接端子2
0をケースに入れることなく)、モールド成形により絶
縁防水処理を行うことができる。そのため、本実施形態
の圧接端子20を用いると、従来よりも短縮した作業工
程で、絶縁防水処理を施した状態で小型化した分岐接続
部を形成することができる。
【0013】(実施例)圧接端子20は、厚さ1.5m
mのりん青銅板を加工したもので、おもなサイズは以下
の通りである。即ち、スリット22の直線状部25は、
幅Wが1.3mmであり、端部の部分円形状部26の直
径Dが1.8mmであり、凹み部22cはV字状をな
し、底の角度が60°、深さが1mmである。上記圧接
端子20に圧接接続させるために用いた被覆電線30
は、直径が1.8mmの単心の導体31に、厚さが0.
8mmの架橋ポリエチレンからなる絶縁被覆層32と厚
さが1.5mmのシースを被覆したもので、仕上がり外
径は約6.4mmである。
【0014】上記被覆電線30を上記圧接端子20のス
リット22に挿入し、圧接接続したところ、挿入に要し
た力は、図3に示すように、相対する先端部22a、2
2aのなす角度θに依存し、角度θが120°付近で最
小になった。
【0015】そこで、角度θを120°に設定し、上記
被覆電線30を上記圧接端子20のスリット22に挿入
した。そうして、挿入した上記被覆電線30を引き抜い
たところ、引き抜きには、導体31の破断力に近いほど
の大きい力を要した。以上より、本実施例の圧接端子2
0に圧接接続された被覆電線30は、スリット22から
脱落する恐れはきわめて小さいことがわかる。
【0016】上記実施形態において、凹み部22cの先
端部22a側端部は、必ずしも鋭角をした突起状である
必要はないが、被覆電線30の絶縁被覆層32およびシ
ース33を剥離しやすくするためには、鋭角をした突起
状であることが望ましい。また、凹み部22cは平行部
22b、22bの開口部24近傍に一個設けられている
が、必ずしも1個である必要はなく、鋸の歯のように複
数個設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
リットの直線状部の開口部近傍の相対する両側面に、対
向するように凹み部を設けたため、圧接接続された被覆
電線が脱落しにくくなるという優れた効果がある。従っ
て、本発明の圧接端子に被覆電線を圧接接続すると、圧
接接続された被覆電線が圧接端子から脱落するのを防止
するために、被覆電線が圧接接続された圧接端子をケー
スに入れたりするという手段が不要になるので、絶縁防
水処理を施して形成した分岐接続部を従来よりも小型化
することができ、また、分岐接続部を形成する作業も簡
単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)および(c)はそれぞれ、本発
明にかかる圧接端子の一実施形態の平面図、A−A断面
図および背面図である。
【図2】上記圧接端子に被覆電線を圧接接続した状態の
部分平面図である。
【図3】圧接端子への被覆電線の挿入力と角度θの関係
を示す図である。
【図4】ハーネスケーブルの断面図である。
【図5】従来の圧接端子と被覆電線の接続構造を示す図
である。
【符号の説明】
20 圧接端子 21 連結部 22、23 スリット 22a 先端部 22b 平行部 22c 凹み部 24 開口部 25 直線状部 26 部分円形状部 30 被覆電線 31 導体 32 絶縁被覆層 33 シース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部と直線状部とを備えたY字状のス
    リットを有し、被覆電線を圧接接続する圧接端子におい
    て、 前記スリットの直線状部は、開口部近傍の相対する両側
    面に、対向するように凹み部が設けられていることを特
    徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 前記スリットは、直線状部の端部に、直
    線状部の幅よりも大きい直径の部分円形状部が設けら
    れ、端部で幅が直線状部よりも拡がっていることを特徴
    とする請求項1記載の圧接端子。
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