JPH05106865A - 換気機能付き冷暖房装置 - Google Patents

換気機能付き冷暖房装置

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JPH05106865A
JPH05106865A JP3270800A JP27080091A JPH05106865A JP H05106865 A JPH05106865 A JP H05106865A JP 3270800 A JP3270800 A JP 3270800A JP 27080091 A JP27080091 A JP 27080091A JP H05106865 A JPH05106865 A JP H05106865A
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cooling
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達尚 林田
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隆 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外気を換気装置21から空気調和装置の室内
機20に一度取り入れて室内に吹き出すときにはその室
内機20の運転状態で前記換気装置21の運転を制御す
るとともに前記換気装置21単独運転時に室内ファン5
aを運転し、外気を前記換気装置21から直接室内に吹
き出すときには前記換気装置21単独運転時に前記室内
ファン5aを運転させないようにした制御手段を備えた
ことを特徴とする。 【効果】 換気装置と冷暖房装置の組み合わせにおいて
異なるダクト接続の形態にも容易に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は換気装置を組み合わせ
た換気および冷暖房を行う換気機能付き冷暖房装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭62−69031号
公報に示された従来の換気兼用冷暖房装置を設置した部
屋の要部断面図であり、図において、建物の天井12に
は室内空気吸込み口1と、室内吹き出し口2が設けられ
ている。外気と接する壁面には外気吸込み口3が設けら
れている。天井12内には送風用ファン5と、室内空気
吸込み口1および前記外気吸込み口3を各々接続するダ
クト13、14が設置され、前記ダクト13、14内に
は空気の流れを切り換えるダンパー8、9が各々の設け
られている。送風用ファン5の風下側にも、空気の流れ
を切り換える段ぱー10および11が設けられており、
ダンパー10は外気と連動し室内空気の排出を行う通風
経路である排出ダクト4に設けられている。ダンパー1
1は前記送風用ファン5と前記室内吹き出し口2との間
の通風経路中に設けられ、さらにこのダンパー11と室
内吹き出し口2との間には、セパレート型ヒートポンプ
エアコンディショナーの利用側熱交換器6が設けられて
いる。室外機7は、前記利用側熱交換器6と接続される
ものである。
【0003】次に、動作について説明する。上記構成に
おいて、ダンパー9、11を開き、ダンパー8、10を
閉めることにより、送風用ファン5により吸引される室
内空気は、利用側熱交換器6で熱交換された吹き出し口
2より冷風または温風を吹き出す。次に、ダンパー8、
9を各々適当な開度で開け、ダンパー10、11の開度
を適当に調整することにより、送風用ファン5で吸引さ
れる空気の一部を排出ダクト4を通して室外に放出し、
残りを利用側熱交換器6で熱交換をし、室内吹き出し口
2より冷風または温風を吹き出すことにより、冷房また
は暖房しながら換気することが可能となる。また、上記
で利用側熱交換器6で熱交換しなければ、換気を行うこ
ととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の換気および冷暖
房を行う空気調和装置は以上のように構成されているの
で、設置時にはダクトの詳細設計を必要とし、また換気
装置と冷暖房を行う空気調和装置が独立に設置された場
合、操作に手間がかかるなどの問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ダクトの接続形態は換気装置と
空気調和装置と共用でも独立でもできるとともに、ひと
つの運転指令生成手段により換気のみ、冷暖房のみおよ
び換気と冷暖房の両方ができる空気調和装置を得ること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る換気機能
付き冷暖房装置は、室内に外気を取り入れる換気装置
と、室内ファンを有する空気調和装置の室内機を組み合
わせて換気および冷暖房を行う換気機能付き冷暖房装置
において、外気を前記換気装置から前記空気調和装置の
室内機に一度取り入れて室内に吹き出すときにはその室
内機の運転状態で前記換気装置の運転を制御するととも
に前記換気装置単独運転時に前記室内ファンを運転し、
外気を前記換気装置から直接室内に吹き出すときには前
記換気装置単独運転時に前記室内ファンを運転させない
ようにした制御手段を備えたものである。
【0007】
【作用】この発明における換気機能付き冷暖房装置は、
冷暖房運転時には室内機の運転状態により室内機の送風
用ファンの運転制御するとともに、換気のみの運転時に
は室内機に設けられた外気取り入れ有無設定手段により
室内機の送風用ファンの運転を制御する。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、建物の天井12には室内空気吸込
み口1と室内吹き出し口2が設けられている。外気と接
する壁面には外気吸込み口3が設けられている。天井1
2内には換気装置21およびセパレート型エアコンディ
ショナーの室内機20が設置されている。換気装置21
と室内空気吸込み口1を接続するダクト16とそれに分
岐してダクト17が設置され、換気装置21の排気用フ
ァン5cの風下側にはダクト14が設置されている。さ
らに換気装置21と外気吸込み口3を接続するダクト1
3が設置され、給気用ファン5bの風下側は室内機20
の吸込み口と接続するダクト18が設置されている。室
内機20には送風用ファン5aと利用側熱交換器6が内
蔵され、室内器の吹き出し側は室内吹き出し口2と接続
するダクト19が設置されている。室外機7は室内機2
0と接続されるものである。室内機コントローラ30は
室内機20の制御を行い、換気装置コントローラ40は
換気装置21の運転制御を行うものである。
【0009】また図2は、室内機20のための室内空気
吸込み口1aと、換気装置21のための室内空気吸込み
口1bを独立に設けるとともに、室内機20のための室
内吹き出し口2aと、換気装置21のための室内吹き出
し口2bを独立に設けたものである。
【0010】また図3は、室内機20に取り付けられて
室内機の制御を行うコントローラ30のブロック図であ
る。図3において、予め定められたプログラムにより演
算処理を行うマイクロコンピュータ31は、スイッチな
どによる外気取り入れ有無設定手段32の設定値によ
り、換気のみの運転、冷暖房のみの運転、換気と冷暖房
の両方の運転及び全停止の4通りの運転指令を生成する
運転指令生成手段33の入力に基づいて、ファン駆動手
段34および換気装置制御データ送信手段35に適切な
出力を行うようになっている。
【0011】次に、動作について説明する。図3におい
て、室内機コントローラ30は運転指令生成手段33に
より、換気のみの運転、冷暖房のみの運転および換気と
冷暖房の両方の運転のうちいずれかが指示され、それに
基づいて室内機の運転制御を行うとともに、換気装置制
御データ送信手段35によって換気装置21を運転制御
する。図1においては、室内機コントローラ30の外気
取り入れ有無設定手段32は外気取り入れ有に設定され
ており、換気のみ、冷暖房のみ、換気と冷暖房の両方の
いずれかの運転が指示された場合でも、ファン駆動手段
34により送風用ファン5aを運転する。また、図2の
場合には室内機コントローラ30の外気取り入れ有無設
定手段32は外気取り入れ無に設定されており、換気の
みの場合は送風用ファン5aを運転しないようになって
いる。したがって、換気のみの運転のときには、図1の
場合は外気が外気取り入る口3からダクト13を通り、
その後換気装置21の給気用ファン5bによってダクト
18を介して室内機20の吸込み側へ給気される。さら
に室内機20の送風用ファン5によりダクト19を介し
て室内吹き出し口2から室内へ給気されることになる。
また図2の場合は外気が外気取り入れ口3からダクト1
3を通り、その後換気装置21の給気用ファン5bによ
ってダクト18を介して室内吹き出し口2bから室内へ
給気されることになる。
【0012】図4は、マイクロコンピュータ31の制御
動作を示すフローチャートである。まず、ステップ10
0において制御動作を行うための初期設定を行い、ステ
ップ101で運転指令を入力する。入力した運転指令に
基づきステップ102において換気運転をするか否かを
判定し、換気運転する場合はステップ103で換気装置
への運転指令を行い、そうでない場合はステップ104
で換気装置への停止指令を行い、それぞれステップ10
5へ進む。ステップ105では冷暖房運転をするか否か
を判定し、冷暖房運転する場合はステップ108へ進
む。冷暖房運転しない場合はステップ106へ進み、換
気運転をするか否かを判定する。そこで換気運転をしな
い場合、すなわち全停止の時はステップ109へ進み、
ファン駆動出力OFFしてファンを停止させる。また、
換気運転をする場合、すなわち換気のみの運転の時はス
テップ107において外気取り入れ設定手段の設定が判
定される。外気取り入れ設定が無になっている時、すな
わち図2に示すダクトの接続構成の場合は、ステップ1
09へ進みファンを停止させる。外気取り入れ設定が有
になっている時、すなわち図1に示すダクトの接続構成
の場合は、ステップ108へ進みファン駆動出力をON
してファンを駆動する。ステップ108および109の
次はステップ101へ戻るようになっている。
【0013】実施例2.なお、上記実施例では運転指令
生成手段を室内機コントローラに内蔵した構成で説明し
たが、別に通信手段を用いてリモコンで実現しても同様
の効果を奏する。
【0014】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、室内に
外気を取り入れる換気装置と、室内ファンを有する空気
調和装置の室内機を組み合わせて換気および冷暖房を行
う換気機能付き冷暖房装置において、外気を前記換気装
置から前記空気調和装置の室内機に一度取り入れて室内
に吹き出すときにはその室内機の運転状態で前記換気装
置の運転を制御するとともに前記換気装置単独運転時に
前記室内ファンを運転し、外気を前記換気装置から直接
室内に吹き出すときには前記換気装置単独運転時に前記
室内ファンを運転させないようにした制御手段を備えた
構成にしたので、ダクト接続の形態の異なる組み合わせ
にも容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による換気機能付き冷暖房
装置のダクト接続形態の一例を示す建物の要部断面図で
ある。
【図2】この発明の一実施例による換気機能付き冷暖房
装置のダクト接続形態のもう一つの例を示す建物の要部
断面図である。
【図3】この発明の一実施例による換気機能付き冷暖房
装置の室内機コントローラのブロック図である。
【図4】この発明の一実施例による換気機能付き冷暖房
装置の室内機コントローラのマイクロコンピュータの動
作を示すフローチャート図である。
【図5】従来の換気兼用冷暖房装置を設置した部屋の要
部断面図である。
【符号の説明】
5a 室内機送風用ファン 21 換気装置 31 マイクロコンピュータ 32 外気取り入れ有無設定手段 35 換気装置制御データ送信手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に外気を取り入れる換気装置と、室
    内ファンを有する空気調和装置の室内機を組み合わせて
    換気および冷暖房を行う換気機能付き冷暖房装置におい
    て、外気を前記換気装置から前記空気調和装置の室内機
    に一度取り入れて室内に吹き出すときにはその室内機の
    運転状態で前記換気装置の運転を制御するとともに前記
    換気装置単独運転時に前記室内ファンを運転し、外気を
    前記換気装置から直接室内に吹き出すときには前記換気
    装置単独運転時に前記室内ファンを運転させないように
    した制御手段を備えたことを特徴とする換気機能付き冷
    暖房装置。
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