JPH08210690A - 換気空調装置 - Google Patents

換気空調装置

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JPH08210690A
JPH08210690A JP7017824A JP1782495A JPH08210690A JP H08210690 A JPH08210690 A JP H08210690A JP 7017824 A JP7017824 A JP 7017824A JP 1782495 A JP1782495 A JP 1782495A JP H08210690 A JPH08210690 A JP H08210690A
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JP
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air
temperature
ventilation
conditioning
air conditioning
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JP7017824A
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Hiroshi Yokoyama
博 横山
Aiichiro Kato
愛一郎 加藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用開始時の空調の立上りを早くするととも
に、空調と換気とを調和的に働かせるようにする。 【構成】 換気部2により熱交換させた後の外気を、複
数系統の空調機能部7に住居内空気とともにそのまま供
給して複数ゾーンB,Cに空調機能部7により形成され
る加工空気をそれぞれ供給するように構成した装置本体
1に、空調機能部7の運転を制御する制御装置18を組
込み、この制御装置18を各ゾーンB,Cに配置された
室内温度を検知する室温検知機能と、当該ゾーンの室温
を設定する温度設定機能を有するコントローラ19に接
続し、各コントローラ19により、設定温度を目標温度
として供給風量を制御する運転モードと、設定温度とは
別に決められた値を目標温度として制御する保持モード
とに切り替えうるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一台で住居の複数ゾーン
の換気空調を行なう主として高気密・高断熱住宅に適用
される換気空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】換気空調装置には、特公平4ー4061
5号公報に示されているように熱交換換気機能と冷暖房
機能とを兼備したものがある。いずれも、換気空調装置
の本体は、住居の一ゾーンに設置され、当該住居の全体
の負荷に対応できる換気と空調能力を備え、給気ダクト
により各ゾーンに室外から取り込んだ新鮮な空気と室内
の空気とを混合した加工空気をそれぞれ供給するように
システム構成される。例えば、特開平2ー195146
号公報のものでは、本体に組込まれた能力可変の熱源発
生機により発生する温風又は冷風を能力可変の送風機に
よりダクトを介して各ゾーンに供給するようにシステム
構成される。
【0003】こうした換気空調装置においてその運転に
かかる制御装置は、従来においては冷暖房機能だけの一
般的な空調装置に採用されている制御装置がそのまま適
用されていることが多い。即ち、〈1〉特開昭61ー3
1843号公報、〈2〉特開昭62ー190342号公
報、〈3〉特開平4ー236050号公報、〈4〉特開
平4ー180500号公報、〈5〉特開平6ー3418
1号公報、〈6〉特開平6ー42803号公報、〈7〉
特開平2ー259348号公報にそれぞれ示されている
ような制御装置が用いられている。
【0004】上記した公報のうちの〈1〉によるもの
は、設定される設定温度と検出される実温度との温度差
を検出し、設定温度に実温度が達するまでの時間の長短
により複数の制御ゾーンを設定し、各制御ゾーンに対応
して空調用送風機への印加電圧を制御している。〈2〉
によるものは、室温が下がり勾配か昇り勾配かの場合で
それぞれ複数の制御ゾーンを設定し、ゾーンを越えるか
どうかで空調用送風機を周波数制御している。〈3〉〜
〈6〉によるものはファジー演算を用いたもので、温度
差により、丁度良い、やや差がある、差がある等に分
け、さらに前回の温度差の時間的変化率を組み合わせて
温度制御している。
【0005】また、〈7〉によるものは、暖房運転にお
いて、設定温度を変更する設定変更手段により自動的に
所定値だけ目標温度を下げて運転する選択可能の第2運
転モードを備えている。この第2運転モードにより安眠
しやすい雰囲気を形成することができるようになってい
る。換気空調装置の制御装置としてはこれらの他にも、
特開平2ー21150号公報に示されているようなもの
もある。
【0006】これは、図7に示すように換気空調装置7
01に組込まれた本体制御部702にメインコントロー
ラ703と、空調される各部屋に配設される個室コント
ローラ704が接続されている。メインコントローラ7
03及び個室コントローラ704は、自室の温度調節、
運転停止を本体制御部702に指示する機能を持ってい
る。メインコントローラ703又は個室コントローラ7
04が運転モードの場合、メインコントローラ703又
は個室コントローラ704が当該部屋の温度を検出し、
メインコントローラ703又は個室コントローラ704
で設定される設定温度を目標値とする制御が行なわれ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような換気空
調装置は、換気と空調とを一つの設備で実施できること
から、高気密・高断熱住宅に適用されることが多いが、
このような住宅は一般に熱容量が大きく、上記したよう
な従来の制御方式では、停止モードから空調を開始する
場合に目標の温度に到達するのにかなりの時間がかかる
という問題点がある。こうした問題は、装置の容量を大
きくして立ち上げ能力を向上させることにより解消でき
るものの、装置の大容量化は設備費の高騰を招き現実的
な解決策とは言い難い。
【0008】また、高気密・高断熱住宅においては換気
を換気装置にほぼ全面的に依存することになるため、換
気についても十分に配慮する必要がある。しかしなが
ら、換気のために取り込まれる外気がそのまま空調用の
加工空気として加工され、各ゾーンへ供給される換気空
調装置では、温度制御により空調用送風機が停止する
と、その空調用送風機により加工空気が供給されていた
ゾーンへの新鮮な空気の供給も停止してしまい、当該ゾ
ーンの換気が不足気味になるといった問題点のほか、冬
期でゾーン間に大きな温度差ができ、空調を停止してい
るゾーンの換気も停止していると、当該ゾーンに結露が
発生し易く、カビやダニの発生を招いたり、ヒートショ
ックといった人体への悪影響も懸念される。
【0009】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、換気
機能と空調機能とが結合し、複数ゾーンに換気空調を行
なう換気空調装置の使用開始時の空調の立上りを装置の
大容量化によらずに早くすることであり、空調と換気と
を調和的に働かせ、より快適性の高い換気空調雰囲気を
形成できるようにすることであり、ゾーン間で大きな温
度差ができないようにすることであり、換気空調装置の
使い勝手を向上させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、外気と、排気される住居内空気と
を換気用熱交換器により熱交換させ、熱交換後の外気
を、複数系統の空調機能部に住居内空気とともにそのま
ま供給して一台で住居の複数ゾーンに空調機能部により
形成される加工空気をそれぞれ供給するように構成した
装置本体に、空調機能部の各空調用送風機の運転を制御
する制御装置を組込んだもので、その制御装置を各空調
機能部に対応する各ゾーンに配置された室内温度を検知
する室温検知機能と、当該ゾーンの室温を設定する温度
設定機能を有するコントローラに接続し、この各コント
ローラにより、設定温度を目標温度として当該空調機能
部の供給風量を制御する運転モードと、設定温度とは別
に決められ、暖房運転時では設定温度より低い値を目標
温度とし、冷房運転時では設定温度より高い値を目標温
度として当該空調機能部を制御する保持モードとに切り
替えうるようにする手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1にかかる手段における保持モードに関して
その目標温度をコントローラでの設定温度を基準に算出
する手段を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1にかかる手段におけるコントローラにタイ
マーを設け、このタイマーにより運転モードと保持モー
ドとの切り替えを設定可能にする手段を採用する。
【0013】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、運転モ
ードによる運転では、取り入れられる外気と、排気され
る住居内空気とが熱交換され、熱交換後の外気が、空調
機能部に取り入れられ、住居内空気と混合して空調機能
部により加工空気として住居の各ゾーンへ供給される。
この時、制御装置は各空調機能部に対応する各ゾーンに
配置されたコントローラからの指示により、室内温度が
設定温度になるように当該空調機能部の供給風量を制御
する。また、保持モードによる運転では、取り入れられ
る外気と、排気される住居内空気とが熱交換され、熱交
換後の外気が空調機能部に取り入れられ、住居内空気と
混合して空調機能部により加工空気として住居の各ゾー
ンへ供給される。この時、制御装置は暖房運転時では、
各空調機能部に対応する各ゾーンに配置されたコントロ
ーラからの指示により室内温度が設定温度より低い値に
なるように当該空調機能部の供給風量を制御し、冷房運
転時では、各空調機能部に対応する各ゾーンに配置され
たコントローラからの指示により室内温度が設定温度よ
り高い値になるように当該空調機能部の供給風量を制御
する。保持モードから運転モードへ移行させた場合に
は、保持モードでの運転により当該ゾーンの室内温度は
ほぼ一定に保持されているので速やかに設定温度に到達
することになる。
【0014】請求項2にかかる前記手段においては、請
求項1にかかる作用とともに保持モードから運転モード
に移行するのに適した温度差を得ることができる。
【0015】請求項3にかかる前記手段においては、請
求項1にかかる作用とともに、タイマーにより利用者が
設定した時間で運転モードから保持モードへ、あるいは
保持モードから運転モードへ自動切り替えできるように
なる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の実施例として換気空調装置を適
用した換気空調システムを示す構成図である。始めに図
1に基づいてこの換気空調システムの主体となる換気空
調装置の装置本体1について説明する。この換気空調装
置の装置本体1は、換気部2と空調部3を隣接して設け
た構成で、住居全体を換気空調できる能力を備え、住居
の特定のゾーン(室)Aの天井裏の空間などを利用して
設置されるものである。
【0017】住居は高気密・高断熱構造であり、装置本
体1の換気機能にその換気雰囲気の形成を依存してい
る。換気部2は、住居内の空気を住居外へ排気する排気
流を形成する排気用送風機4が設けられた排気通路と、
住居外の空気を住居内へ供給する給気流を形成する給気
用送風機5が設けられた給気通路と、排気流と給気流と
の間での熱交換を行なう換気用熱交換器6とを備えてい
る。
【0018】空調部3は換気部2に隣接して換気部2と
ともに一つの本体ケーシングに収められ、並列する複数
(図例では2個)の空調機能体7により構成されてい
る。各空調機能体7は、それぞれ空気を取り込んで各ゾ
ーンB,Cへ吹き出す空気流を形成する風量可変の空調
用送風機8,9が設けられた加工空気通路と、この加工
空気通路に介在された空調用熱交換器10,11とによ
り構成されている。
【0019】換気部2と空調部3との間には設置ゾーン
Aの天上面において当該ゾーンAに開口させる室内空気
取入口12が本体ケーシングの下面に開設されている。
換気部2の排気通路は、この室内空気取入口12に臨む
隔壁に開設された排気開口部を入口端とし、排気用送風
機4から換気用熱交換器6の一方の作動流体通路を経て
本体ケーシングの一側に開口した室外排気口に至る一連
の通路として構成されている。排気通路の出口端である
室外排気口には、ダクト接続するための接続口が設けら
れ、排気ダクト13を介して住居外へ連絡される。換気
部2の給気通路は、本体ケーシングの一側に開口した外
気取入口を入口端とし、給気用送風機5を経て換気用熱
交換器6の他方の作動流体通路から室内空気取入口12
に臨む隔壁に開設された給気開口部に至る一連の通路と
して構成されている。給気通路の入口端である外気取入
口には、ダクト接続するための接続口が設けられ、吸気
ダクト14を介して住居外へ連絡される。
【0020】空調部3の各空調機能体7の加工空気通路
は、いずれも室内空気取入口12を入口端とし、空調用
熱交換器10,11を通過して空調用送風機8,9を経
て本体ケーシングの側部に開口した空気供給口に至る一
連の通路として構成され、各空気供給口にはダクト接続
するための接続口が設けられ、それぞれ給気ダクト15
を介して個々に供給対象の各ゾーンB,Cに連絡され
る。図例のように2個の空調機能体7で空調部3が構成
される場合には、一方の空調機能体7の加工空気通路の
入口側は換気部2の排気開口部に対応する側に位置さ
れ、他方の空調機能体7の加工空気通路の入口側は換気
部2の給気開口部に対応する側に位置される。2個以上
の空調機能体7で空調部3が構成される場合には、特定
の空調機能体7とそうでない空調機能体7に対して上述
の換気部2側との関係が構成されることになる。
【0021】この実施例の空調機能体7は、各空調用送
風機8,9部分を仕切板で仕切り、空調用熱交換器1
0,11を共用するかたちに構成されていて、各空調機
能体7には換気部2からの熱交換後の外気と、室内空気
取入口12からのゾーンAの空気が混合されて分流して
いく。空調用熱交換器10は暖房用熱源発生機16に接
続され、暖房用熱源発生機16から温水などの暖房用熱
源の供給を受ける。また、空調用熱交換器11は冷房用
熱源発生機17に接続され、冷房用熱源発生機17から
冷房用熱源の供給を受ける。
【0022】暖房用熱源又は冷房用熱源を空調用熱交換
器10又は空調用熱交換器11に流通させ、空調用送風
機8,9を動作させて空調部3を運転させ、給気用送風
機5と排気用送風機4とを動作させて装置本体1を運転
させると、給気通路から取入れられた住居外の新鮮な外
気は、換気用熱交換器6において排気流と熱交換した
後、給気開口部に吹出され、室内空気取入口12から吸
込まれるゾーンAの空気と混合して各空調機能体7の加
工空気通路に流れ込み、暖冷房用に加工されて当該空気
供給口から給気ダクト15を介して供給対象のゾーン
B,Cに加工空気が供給される。一方、排気用送風機4
の運転により吸込まれたゾーンAの空気は、排気開口部
から換気用熱交換器6を経て室外排気口に至り、排気ダ
クト13を介して住居外へ排気される。即ち、新鮮な外
気の導入と汚濁したゾーンAの空気の住居外への排気に
よる換気が、暖冷房と並行して行なわれる。
【0023】次に、図2〜図6により上記構成の換気空
調システムにおける制御系について説明する。装置本体
1には、装置本体1の運転停止や冷暖房の切替えや各ゾ
ーンB,Cの空調の運転停止などの制御機能を持つ制御
装置18が組込まれている。この制御装置18は、排気
用送風機4,給気用送風機5,空調用送風機8,9及び
暖房用熱源発生機16並びに冷房用熱源発生機17と接
続され、これらをそれぞれ制御する。装置本体1により
給気ダクト15を介して空調される各ゾーンB,Cには
制御装置18と通信線によって接続されたコントローラ
19がそれぞれゾーンB,C毎に設置されている。
【0024】この各コントローラ19は、図2に示すよ
うにシステム全体の運転停止を設定する運転/停止設定
部20、冷暖房切替部21、換気モード設定部22、当
該ゾーンB,Cの運転状態を設定するモード設定部2
3、設定温度を設定する温度設定部24、タイマーモー
ド設定部25、タイマー時間設定部26、システム全体
と当該ゾーンB,Cの運転状態を表示する表示部27、
当該ゾーンB,Cの温度を検知する温度検知部をそれぞ
れ備え、制御装置18と通信する。
【0025】各ゾーンB,Cでの制御は、当該ゾーン
B,Cの上記コントローラ19により行なわれる。即
ち、図3に示すように、ステップ301で運転モードか
どうかの判断がなされる。モード設定部23により運転
モードに設定されていると、ステップ302により目標
温度を設定温度とする指令が制御装置18に出力され、
またステップ303により換気量の目標値を換気モード
設定部22により設定された設定値とする指令が制御装
置18に出力される。これにより、制御装置18は検知
される室内温度が設定値になるように空調用送風機8,
9を制御し、また換気量が設定値になるように換気部2
の送風機を制御する。
【0026】モード設定部23により保持モードが設定
されていると、ステップ304で目標温度を保持モード
設定値とする指令が制御装置18に出力され、また、ス
テップ305により換気量を弱とする指令が制御装置1
8に出力される。これにより、制御装置18は検知され
る室内温度が保持モード設定値になるように空調用送風
機8,9を制御し、また換気量を弱とする制御を行な
う。
【0027】保持モード設定値は、図4に示すように設
定される。即ち、暖房モードか冷房モードかの判断が行
なわれ、暖房モードであれば温度設定部24により設定
されている設定値T1からnを減じた保持モード設定値
T1−nが算出される。また、冷房モードであれば温度
設定部24により設定されている設定値T2からmを加
えた保持モード設定値T2+mが算出される。
【0028】コントローラ19のタイマーモード設定部
25及びタイマー時間設定部26により、コントローラ
19に設けられたタイマーのモード及び時間を設定する
と運転モードと保持モードとを自動的に切り替えること
ができる。即ち図5に示すようにタイマーモードを切り
モードにすると、設定されたタイマー時間内は運転モー
ドで制御され、設定されたタイマー時間の経過後は保持
モードに移行し保持モードで連続運転される。また、タ
イマーモードを入りモードにすると、設定されたタイマ
ー時間内は保持モードで制御され、設定されたタイマー
時間の経過後は運転モードに移行し運転モードで連続運
転される。なお、上記タイマーは期限式であるが、時間
設定式のタイマーでも同様な機能が得られる。
【0029】このようにこの換気空調装置では、保持モ
ードにより各ゾーンB,Cを消費電力の少ない一定の温
度に保持することができるので、各ゾーンB,C間での
温度差が大きくならずに済むうえ、換気も維持される。
そして、保持モードから運転モードへ移行させた場合に
は、保持モードでの運転により当該ゾーンB,Cの室内
温度はほぼ一定に保持されているので速やかに設定温度
に到達することになる。図6は、停止状態から運転モー
ドで運転した場合の温度変化と、保持モードから運転モ
ードへ移行させた場合の温度変化を示したもので、前者
は従来から広く行なわれている制御方式でもあり、立上
り時間がかなりかかることになる。即ち、この実施例に
よれば、複数ゾーンA,B,Cに換気空調を行なう換気
空調装置の使用開始時の空調の立上りを装置の大容量化
によらずに早くすることができ、しかも空調と換気とを
調和的に働かせ、より快適性の高い換気空調雰囲気を形
成できるうえ、ゾーンA,B,C間で大きな温度差もで
きないようにすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、請求項1の発明によれば複数ゾーンに換気空調を
行なう換気空調装置の使用開始時の空調の立上りを装置
の大容量化によらずに早くすることができ、しかも空調
と換気とを調和的に働かせ、より快適性の高い換気空調
雰囲気を形成でき、ゾーン間の大きな温度差も解消する
ことができる。
【0031】請求項2の発明によれば、請求項1による
効果とともに保持モードから運転モードに移行するのに
適した温度差を容易に得ることができる。
【0032】請求項3の発明によれば、請求項1による
効果とともに、タイマーにより設定した時間で運転モー
ドから保持モードへ、あるいは保持モードから運転モー
ドへ自動切り替えでき、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての換気空調システム
の構成を示す構成図である。
【図2】実施例のコントローラの正面図である。
【図3】実施例の目標温度の設定に関するフローチャー
トである。
【図4】実施例の保持モード設定値の設定に関するフロ
ーチャートである。
【図5】実施例のタイマーの動作を示すフローチャート
である。
【図6】実施例の運転状態と室内温度の変化の関係を示
す説明図である。
【図7】従来例の換気空調システムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 装置本体 2 換気部 3 空調部 4 排気用送風機 5 給気用送風機 6 換気用熱交換器 7 空調機能体 8 空調用送風機 9 空調用送風機 10 空調用熱交換器 11 空調用熱交換器 16 暖房用熱源発生機 17 冷房用熱源発生機 18 制御装置 19 コントローラ 23 モード設定部 24 温度設定部 25 タイマーモード設定部 26 タイマー時間設定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給気用送風機によって取り入れられる外
    気と、排気用送風機によって排気される住居内空気とを
    換気用熱交換器により熱交換させ、熱交換後の上記外気
    を、風量可変の空調用送風機と、この空調用送風機の形
    成する空気流を加工する空調用熱交換器を備えた複数系
    統の空調機能部に住居内空気とともにそのまま供給して
    一台で住居の複数ゾーンに上記空調機能部により形成さ
    れる加工空気をそれぞれ供給するように構成した装置本
    体に、上記空調機能部の各空調用送風機の運転を制御す
    る制御装置を組込んだもので、その制御装置は、上記各
    空調機能部に対応する各ゾーンに配置された室内温度を
    検知する室温検知機能と、当該ゾーンの室温を設定する
    温度設定機能を有するコントローラに接続され、この各
    コントローラにより、設定温度を目標温度として当該空
    調機能部の供給風量を制御する運転モードと、上記設定
    温度とは別に決められ、暖房運転時では上記設定温度よ
    り低い値を目標温度とし、冷房運転時では上記設定温度
    より高い値を目標温度として当該空調機能部を制御する
    保持モードとに切り替えうるようにしたことを特徴とす
    る換気空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の換気空調装置であっ
    て、その保持モードでの目標温度をコントローラでの設
    定温度を基準に算出することを特徴とする換気空調装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の換気空調装置であっ
    て、運転モードと保持モードとの切り替えを各コントロ
    ーラに設けたタイマーにより設定可能にしたことを特徴
    とする換気空調装置。
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