JPH0814629A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

Info

Publication number
JPH0814629A
JPH0814629A JP6147823A JP14782394A JPH0814629A JP H0814629 A JPH0814629 A JP H0814629A JP 6147823 A JP6147823 A JP 6147823A JP 14782394 A JP14782394 A JP 14782394A JP H0814629 A JPH0814629 A JP H0814629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
sanitary
living
humidity
living room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6147823A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Tosaka
昌久 登坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP6147823A priority Critical patent/JPH0814629A/ja
Publication of JPH0814629A publication Critical patent/JPH0814629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 的確な湿度制御の達成と、コストダウン,ス
ペース効率の向上を図ること。 【構成】 サニタリルーム1の高湿度の空気を、居室部
分2に送出して居室部分2の加湿を行う換気装置におい
て、サニタリルーム1と居室部分2のそれぞれに湿度セ
ンサ7a〜dを設け、湿度センサ7a〜dからの入力に
基づき、居室部分2の湿度が所定値未満で、かつ、サニ
タリルーム1の湿度が居室部分2の湿度よりも高い時
に、サニタリルーム1と廊下2dを連通させて設けた自
動開閉ダンパ4を開かせ、廊下2dの端部に設けた居室
用換気扇6を断続運転させる制御ユニット7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅などの建物の換気
を行う装置に関し、特に、湿度を調節可能な装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅内の換気は、一般的に、居室
をメインとした各居室ごとの換気、あるいは、集中換気
が行われており、また、トイレやサニタリなどは、局所
換気が行なわれている。
【0003】また、住宅内の湿度を調節する方法として
は、各居室ごとにエアコンや除湿器や加湿器を用いて行
うのが一般的である。しかしながら、各居室ごとにエア
コンや除湿器や加湿器を用いると、全居室において湿度
を調整可能とすると費用が嵩んでしまう。
【0004】そこで、安価に居室の湿度調整を行う手段
として、浴室の湿気を利用して冬期の室内の乾燥を防止
することが考えられている。このような装置としては、
例えば、実開昭63−165420号公報に記載されて
いる装置が知られており、浴室の換気扇に、その排出を
外部に導く排気ダクトと、居室に向けて吸気口ならびに
排気口を開口した空調装置の吸気側に前記排気を導く循
環ダクトとを接続し、これら排気ダクトと循環ダクトと
の間に循環・排気切替ダンパを設けた構成となってい
て、居室が乾燥している場合には、コントロールスイッ
チを操作して、循環・排気切替ダンパを循環側に切り替
え、この状態で空調装置を作動させると、浴室内の湿気
が空調装置に吸引されて居室に換気され、加湿器を設け
なくても居室を加湿することができるというものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の換気装置にあっては、単にコントロールス
イッチを操作して加湿作動を行うようにしているため、
居室ならびに浴室の状態によっては、浴室が居室よりも
乾燥しているのに浴室の空気を居室へ送出してしまうと
いう不具合や、あるいは、居室の湿度が高いのに、さら
に高湿度の浴室の空気を居室へ送ってしまったりという
ような不具合が生じるおそれがあり、的確な湿度制御を
行うことができないという問題があった。
【0006】また、浴室から居室への空気の送出をダク
トを用いて行っている構造であるため、複数の居室の加
湿を行うようにした場合、各居室と浴室とをダクトで結
ぶ必要があり、ダクトを配索する手間やダクト分の材料
費の分だけコストアップを招くとともに、ダクトを配索
するスペースが必要となってスペース効率が悪くなると
いう問題もあった。
【0007】さらに、浴室の空気の送出を空調装置を用
いて行っている構造であるため、構造が複雑化するし、
しかも、居室が複数である場合、空調装置として全室の
空調を行うことができるだけの容量の装置を設ける必要
があり、これによってもコストアップを招くという問題
がある。
【0008】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、的確な湿度制御を達成することを第1
の目的とし、さらに、コストダウンやスペース効率の向
上を図ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明は、サニタリルームの高湿度の空気を、換気手
段によりサニタリルーム以外の居室部分に送出して居室
部分の加湿を行う換気装置において、前記サニタリルー
ムと居室部分とにそれぞれ湿度センサを設け、この湿度
センサからの入力に基づき、居室部分の湿度が所定値未
満で、かつ、サニタリルームの湿度が居室部分の湿度よ
りも高い時に、前記換気手段を加湿作動させる制御ユニ
ットを設けた。
【0010】なお、前記サニタリルームと居室部分とを
連通させるサニタリ側連通路を設けるとともに、前記居
室部分において居室どうしを連通させる居室側連通路を
設け、前記換気手段として、前記サニタリ側連通路に設
けられてこの連通路の連通・遮断を切り替える自動開閉
ダンパと、前記居室部分に設けられて居室側の空気を外
部に排気させる居室用換気扇とを設け、前記制御ユニッ
トを、加湿作動時に前記自動開閉ダンパを開くとともに
居室用換気扇を駆動させ、非加湿作動時には、前記自動
開閉ダンパを閉じるように構成してもよい(請求項
2)。
【0011】また、前記制御ユニットは、加湿作動時に
換気扇を駆動させるにあたり、所定の設定時間駆動させ
たら所定の設定時間駆動を停止させる断続運転を行うよ
うにしてもよい(請求項3)。
【0012】また、前記居室部分には、前記サインタリ
ルームと内壁で区画された廊下と、この廊下と内壁で区
画された複数の居室とを設け、前記サニタリ側連通路
は、前記サニタリルームと廊下との間の内壁に貫通して
形成し、前記居室側連通路は、各居室と廊下との間の内
壁を貫通して形成された連通口と前記廊下とで構成し、
前記居室には、外気を給気可能な給気口を形成し、前記
居室用換気扇を廊下と外部とを区画する外壁に設けても
よい(請求項4)。
【0013】
【作用】居室部分の湿度が所定値未満となるまで乾燥し
ていることを居室部分に設けた湿度センサが検出した時
には、制御ユニットは、サニタリルームに設けた湿度セ
ンサの検出に基づいて居室部分よりもサニタリルームの
湿度の方が高い場合、換気手段を加湿作動させて、サニ
タリルーム内の高湿度の空気を居室部分に送出する。し
たがって、加湿器を用いることなく安価に居室部分の加
湿を行うことができる。
【0014】また、請求項2記載の装置では、上述の加
湿作動時には、自動開閉ダンパを開くとともに換気扇を
駆動させるもので、換気扇の駆動により居室部分の空気
を外部に排気し、それによりサニタリルームとの間で生
じた気圧差に基づいて、サニタリルーム内の高湿度の空
気がサニタリ側連通路を介して居室部分に導かれる。ま
た、このようにして居室部分に導かれた高湿度の空気
は、居室側連通路を介して居室間を移動し、居室全室の
加湿が行われる。
【0015】この加湿作動時に、請求項3記載の装置
は、換気扇を断続運転させるもので、すなわち、換気扇
の運転により居室部分ではサニタリルームから換気扇へ
向かう空気の流れが形成され、この流れに乗って高湿度
の空気が移動する。そして、換気扇の運転を停止させた
時には上記流れが無くなって居室部分では居室側連通路
を介した居室間の自然対流が生じ、この対流に乗って高
湿度の空気が居室間を移動する。
【0016】また、請求項4記載の装置では、加湿作動
時には、換気扇の駆動により廊下の空気が外部に排気さ
れるのに伴ってサニタリルームの高湿度の空気と、居室
の空気とが廊下に導かれ、換気扇の断続運転でその駆動
が停止された時に、廊下の高湿度となった空気が、廊下
と居室とを連通する連通口を介して生じる自然対流によ
り居室に移動する。
【0017】一方、加湿作動を行わない時には、請求項
2,3,4の装置は、自動開閉ダンパが閉じられてサニ
タリルーム側連通路が遮断されており、サニタリルーム
と居室部分との間で空気が流通することがない。
【0018】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。図
1は本発明一実施例の換気装置を設けた住宅の1階部分
の平面図であって、図示のように住宅は、浴室1aおよ
び洗面室1bから成るサニタリルーム1と、それ以外の
居室部分2とに区画され、さらに、前記居室部分2は、
3つの居室2a,2b,2cと廊下2dとに区画されて
いる。
【0019】前記サニタリルーム1は、浴室1aの外壁
部分に浴室1a内の空気を外部に排気するためのサニタ
リ用換気扇3が設けられている。なお、このサニタリ用
換気扇3は、駆動停止時にはサニタリルーム1と屋外と
の間で空気の流通を可能に構成されいる。また、浴室1
aの浴室ドア1cは、浴室1aの内外で空気を流通可能
に構成されている。
【0020】さらに、図2に示しているように前記サニ
タリルーム1と廊下2dとを区画する内壁の上部(ドア
2eの上側位置)に貫通して形成されたサニタリ側連通
路1dには、アクチュエータ4aの駆動で開閉されてサ
ニタリルーム1と廊下2dとの間を遮断したり連通させ
たりする自動開閉ダンパ4が設けられている。
【0021】各居室2a〜cには、図3に示すように居
室2a〜cと屋外とを区画する外壁の上部に、それぞれ
居室2a〜cと外部との間で空気を流通させる給気口2
e,2e,2eが設けられており、また、各居室2a〜
cと廊下2dとを区画する内壁の上部(室内ドア2fの
上側位置)には、各居室2a〜cと廊下2dとを連通す
る連通口2gが貫通して形成され、この連通口2gに、
空気の流通を許したり遮断したりする開閉ダンパ5,
5,5が設けられている。なお、各開閉ダンパ5の開閉
は手動により行うもので、通常は開状態としておく。
【0022】前記廊下2dの端部と外部とを区画する外
壁部分には、廊下2dの空気を外部に排出する居室用換
気扇6が設けられている。この居室用換気扇6は、前記
サニタリ用換気扇3よりも排気容量が大きなものが用い
られており、制御ユニット7により駆動を制御される。
【0023】前記制御ユニット7は、上述の居室用換気
扇6の駆動、ならびに前記自動開閉ダンパ4の開閉(ア
クチュエータ4aの駆動)を制御するもので、図1に示
すように本実施例装置の運転・停止を切り替える切替ス
イッチ7eと、各居室2a〜cおよびサニタリルーム1
の湿度を検出する湿度センサ7a,7b,7c,7dと
が接続されている。
【0024】次に、前記制御ユニット7による制御流れ
について図4のフローチャートにより説明する。この制
御は、切替スイッチ7eを投入することでスタートす
る。
【0025】ステップS1では、各湿度センサ7a〜d
の検出湿度を読み込む。
【0026】ステップS2では、各居室2a〜cの湿度
R が予め設定された快適湿度H0(本実施例ではH0
=60%としている)以上であるか否かを判定し、YE
SでステップS9に進み、NOでステップS3に進む。
なお、この比較を行うにあたり、各居室2a〜cの湿度
R としては、各センサ7a〜cの検出値の平均値を用
いてもよいし、これらの検出値の最も高いものあるいは
低いものを用いてもよい。
【0027】ステップS3では、サニタリルーム1の湿
度HS が居室の湿度HR よりも高いか否かを判定し、Y
ESでステップS4に進み、NOでステップS9に進
む。
【0028】ステップS4では、自動開閉ダンパ4を開
かせる制御信号をアクチュエータ4aに出力する。
【0029】ステップS5では、居室用換気扇6の断続
運転、すなわち、居室用換気扇6を設定時間駆動させた
後、設定時間停止させることを繰り返す運転を行う。
【0030】ステップS6では、切替スイッチ7eによ
り運転停止操作が成されたか否かを判定し、YESでス
テップS7に進み、NOでステップS1に戻る。
【0031】ステップS7では、自動開閉ダンパ4を閉
じさせる制御信号をアクチュエータ4aに出力する。
【0032】ステップS8では、居室用換気扇6の駆動
を停止させる。
【0033】ステップS9では、居室用換気扇6を連続
運転させる。
【0034】ステップS10では、切替スイッチ7eに
より運転停止操作が成されたか否かを判定し、YESで
ステップS8に進み、NOでステップS1に戻る。
【0035】次に、実施例装置の動作を説明する。
【0036】切替スイッチ7eにより実施例装置を作動
させた時に、居室の湿度HR が快適な湿度H0 (60
%)よりも低い場合には、この湿度HR とサニタリルー
ム1の湿度HS を比較し、この湿度HS の方が高けれ
ば、自動開閉ダンパ4を開くようにアクチュエータ4a
に制御信号を出力するとともに、居室用換気扇6の断続
運転を行う(加湿作動を行う)。
【0037】この断続運転において居室用換気扇6を駆
動させた時には、廊下2dの空気が屋外に排気され、こ
れにより、廊下2dと各居室2a〜c、および廊下2d
とサニタリルーム1の間で気圧差が生じて、図5(イ)
に示すように各居室2a〜cの空気が開閉ダンパ5を通
って廊下2dに移動するとともにサニタリルーム1の高
湿度の空気が自動開閉ダンパ4を通って廊下2dに導入
される。なお、この移動分の空気は、各居室2a〜cで
は給気口2eを通って、またサニタリルーム1ではサニ
タリ用換気扇3を通って屋外の空気が補充されるもの
で、図5(イ)において矢印で示すような空気の流れが
生じる。
【0038】その後、断続運転により居室用換気扇6の
駆動が停止されると、廊下2dと各居室2a〜cとサニ
タリルーム1と屋外との圧力差がなくなり、図5(ロ)
において矢印で示すような自然対流が生じて、廊下2d
の高湿度の空気が開閉ダンパ5を介して各居室2a〜c
に導入されて各居室2a〜cの湿度が高まる。
【0039】以上のような居室用換気扇6の断続運転
を、居室の湿度HR が快適な湿度H0に高まるまで、あ
るいは、切替スイッチ7eにより運転が停止されるまで
行う。また、運転停止時には、自動開閉ダンパ4を閉じ
る。なお、以上の居室用換気扇6の運転中(加湿作動
中)は、サニタリ用換気扇3は駆動を停止させておくの
が好ましく、制御ユニット7により加湿作動中にサニタ
リ用換気扇3の駆動を禁止するようにしてもよい。ちな
みに、居室用換気扇6は、サニタリ用換気扇3よりも排
気容量が大きいため、自動開閉ダンパ4を開いて両換気
扇3,6を同時に駆動させた場合、サニタリルーム1の
空気は廊下2dに導かれるが、その量はサニタリ用換気
扇3を駆動させない場合と比較して当然少なくなる。
【0040】一方、居室2a〜cの湿度が快適な湿度H
0 (60%)よりも高い場合には、上述の加湿作動を行
わずに居室用換気扇6のみを連続運転させる。この場
合、居室2a〜cの空気は、図6に示すように廊下2d
から屋外へと移動し、その移動分の空気が給気口2eか
ら導入される(図3参照)。この時、自動開閉ダンパ4
は閉じられたままであるから、サニタリルーム1内の空
気は廊下2dへは移動しない。また、この時、サニタリ
用換気扇3を駆動させると、サニタリルーミ1の空気が
屋外に排気される。
【0041】なお、上述の非加湿作動状態から、サニタ
リ用換気扇3ならびに居室用換気扇6の駆動を停止させ
た状態では、図6(ロ)に示すように、開閉ダンパ5を
介して居室2a〜cと廊下2dとの間で、給気口2eを
介して居室2a〜cと屋外との間で、浴室ドア1cを介
して浴室1aと洗面室1bとの間で、サニタリ用換気扇
3を介して浴室1aと屋外との間で、それぞれ空気が流
通する。
【0042】以上説明してきたように、本実施例の換気
装置では、以下に列挙する効果が得られる。 各居室2a〜cとサニタリルーム1に湿度センサ7
a〜dを設け、各居室2a〜cの湿度HR が快適湿度H
0 よりも低く、かつ、サニタリルーム1の湿度H S より
も低い時のみ、自動開閉ダンパ4を自動的に開くととも
に居室用換気扇6を断続運転させてサニタリルーム1の
高湿度の空気を各居室2a〜c側に導くようにしたた
め、加湿器を用いることなくサニタリルーム1の湿度を
利用した簡便な湿度制御を行うにあたり、居室2a〜c
の湿度HR が不要に高くなり過ぎるといった不具合や、
サニタリルーム1の方が乾燥しているのにこのサニタリ
ルーム1の空気を居室2a〜cに導いてしまうといった
不具合が生じることなく、居室2a〜cの湿度HR に的
確に応じた湿度制御を行うことができるという効果が得
られる。
【0043】 サニタリルーム1と各居室2a〜cと
を、廊下2d、ならびに各ダンパ4,5を介して連通さ
せて両者をダクトで結ぶことのない構成としたため、ダ
クトを配索する手間やダクト分の材料費が不要でコスト
ダウンを図ることができるとともに、ダクトを配索する
スペースを省略でき、スペース効率が向上する。
【0044】 サニタリルーム1の空気を移動させる
ための駆動手段として、廊下2dに居室用換気扇6を1
つ配設しただけで、空調装置を必要としないため、構造
が簡単でコストダウンを図ることができる。また、居室
2a〜cの空調を行うにあたっては、空調装置が必要な
居室2a〜cのみに設ければ済み、全居室2a〜cの空
調を行うことができるだけの容量の空調装置を設ける必
要がないため、これによってもコストダウンを図ること
が可能である。
【0045】 サニタリルーム1の高湿度の空気を各
居室2a〜cに導くにあたり、廊下2dまでは居室用換
気扇6の駆動力で導いて、廊下2dから各居室2a〜c
へは、居室用換気扇6の駆動停止中に生じる自然対流を
利用して導くようにしているため、居室用換気扇6を駆
動させた際に生じる空気の流れが全居室2a〜cを巡る
ように、居室用換気扇6や各居室2a〜cを連通する連
通路(開閉ダンパ5)や居室2a〜cの配置を設定する
必要がなく、高い設計自由度が得られる。
【0046】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0047】例えば、実施例では、サニタリ用換気扇3
の駆動は、制御ユニット7により制御することなく別個
に駆動させるようにしたが、サニタリ用換気扇3を駆動
させている時に加湿作動を行った際には、サニタリ用換
気扇3の駆動を停止させるようにしたり、あるいは加湿
作動中に居室用換気扇6を停止させたのに連動して自動
開閉ダンパ4を閉じるようにしたりしてもよい。
【0048】また、実施例では、サニタリルーム1の空
気は、廊下2dと開閉ダンパ5を介して居室2a〜cに
移動させるようにしたが、請求項1記載の発明では、各
居室およびサニタリルームの湿度を検出する湿度センサ
と、この湿度センサの検出に基づいて換気手段を加湿作
動させる制御ユニットとを有していればよく、換気手段
を、サニタリルーム1と各居室2a〜cとを連通するダ
クトと、このダクトに設けられた換気扇ならびにダンパ
とで構成して、ダンパを開いて換気扇を駆動させたらダ
クトを介してサニタリルーム1の空気が各居室2a〜c
に移動するようにしてもよい。加えて、居室2a〜cや
廊下2dの配置も実施例に限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の換気装
置にあっては、居室部分とサニタリルームとにそれぞれ
湿度センサを設け、居室部分の湿度が所定値未満となっ
て乾燥し、しかも、居室部分よりもサニタリルームの湿
度の方が高い時にのみ換気扇が加湿作動を行うように制
御する制御ユニットを設けた構成としたため、浴室が居
室よりも乾燥しているのに浴室の空気を居室へ送出して
しまうという不具合や、あるいは、居室の湿度が高いの
に、さらに高湿度の浴室の空気を居室へ送ってしまった
りというような不具合が生じることがなく、的確な湿度
制御を行うことができるという効果が得られる。
【0050】また、請求項2記載の装置では、上記制御
を行うための駆動手段として、換気扇と自動開閉ダンパ
をそれぞれ1つづつ設けただけの構造で、複数の居室を
加湿できるようにしたため、安価な手段で居室全室の加
湿を行うことができるという効果が得られる。
【0051】さらに、請求項3記載の装置では、加湿作
動時には換気扇を断続運転させるようにして、居室部分
の各居室への高湿度の空気の供給を空気の自然対流を利
用して行うようにしたため、換気扇を駆動させた際にサ
ニタリルームから換気扇へ向かって形成される空気の流
れが全居室を通るように、換気扇や居室側連通路や居室
の配置を設定したりする必要がなく、高い設計自由度が
得られるという効果を奏する。
【0052】また、請求項4記載の装置では、居室部分
に居室間の空気の流通を行うための居室側連通路を内壁
に形成した連通口と廊下で構成してダクトを用いないよ
うにしたため、ダクトを配索する手間やダクト分の材料
費を減らしてコストダウンを図ることができるとともに
ダクトを配索するスペースが不要となってスペース効率
向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の換気装置が設けられた住宅の
一階部分を示す平面図である。
【図2】実施例装置の構成を示す、概略図1のS2−S
2線による縦断面図である。
【図3】実施例装置の構成を示す、概略図1のS3−S
3線による縦断面図である。
【図4】実施例装置の制御ユニットの制御流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】実施例装置の加湿作動時の空気の流れを示す作
用説明図である。
【図6】実施例装置の非加湿作動時の空気の流れを示す
作用説明図である。
【符号の説明】
1 サニタリルーム 1d サニタリ側連通路 2 居室部分 2a 居室 2b 居室 2c 居室 2d 廊下(居室側連通路) 2e 給気口 2g 連通口(居室側連通路) 4 自動開閉ダンパ(換気手段) 6 居室用換気扇(換気手段) 7 制御ユニット 7a 湿度センサ 7b 湿度センサ 7c 湿度センサ 7d 湿度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サニタリルームの高湿度の空気を、換気
    手段によりサニタリルーム以外の居室部分に送出して居
    室部分の加湿を行う換気装置において、 前記サニタリルームと居室部分とにそれぞれ湿度センサ
    が設けられ、 この湿度センサからの入力に基づき、居室部分の湿度が
    所定値未満で、かつ、サニタリルームの湿度が居室部分
    の湿度よりも高い時に、前記換気手段を加湿作動させる
    制御ユニットが設けられていることを特徴とする換気装
    置。
  2. 【請求項2】 前記サニタリルームと居室部分とを連通
    させるサニタリ側連通路が設けられているとともに、前
    記居室部分において居室どうしを連通させる居室側連通
    路が設けられ、 前記換気手段として、前記サニタリ側連通路に設けられ
    てこの連通路の連通・遮断を切り替える自動開閉ダンパ
    と、前記居室部分に設けられて居室側の空気を外部に排
    気させる居室用換気扇とが設けられ、 前記制御ユニットは、加湿作動時に前記自動開閉ダンパ
    を開くとともに居室用換気扇を駆動させ、非加湿作動時
    には、前記自動開閉ダンパを閉じるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の換気装置。
  3. 【請求項3】 前記制御ユニットは、加湿作動時に換気
    扇を駆動させるにあたり、所定の設定時間駆動させたら
    所定の設定時間駆動を停止させる断続運転を行うことを
    特徴とする請求項2記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 前記居室部分には、前記サインタリルー
    ムと内壁で区画された廊下と、この廊下と内壁で区画さ
    れた複数の居室とが設けられ、 前記サニタリ側連通路は、前記サニタリルームと廊下と
    の間の内壁に貫通して形成され、 前記居室側連通路は、各居室と廊下との間の内壁を貫通
    して形成された連通口と前記廊下とで構成され、 前記居室には、外気を給気可能な給気口が形成され、 前記居室用換気扇が廊下と外部とを区画する外壁に設け
    られていることを特徴とする請求項2または3記載の換
    気装置。
JP6147823A 1994-06-29 1994-06-29 換気装置 Pending JPH0814629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6147823A JPH0814629A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6147823A JPH0814629A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0814629A true JPH0814629A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15439045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6147823A Pending JPH0814629A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0814629A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11211165A (ja) * 1998-01-20 1999-08-06 Shimizu Corp 室内空気保全方法および装置
JP2009186128A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Hinuma Komuten:Kk 高気密高断熱建築物の換気空調システム
JP2012180953A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Toyota Home Kk 建物用換気システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11211165A (ja) * 1998-01-20 1999-08-06 Shimizu Corp 室内空気保全方法および装置
JP2009186128A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Hinuma Komuten:Kk 高気密高断熱建築物の換気空調システム
JP2012180953A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Toyota Home Kk 建物用換気システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011185502A (ja) 換気空調システム及び建物
JPH10220838A (ja) 換気システム装置
JPH0814629A (ja) 換気装置
JP4391209B2 (ja) 換気システム
JPH09210421A (ja) 換気空調システム
JPH08193743A (ja) 空気調和装置
JP2003269767A (ja) 換気空調システムおよび建物
JP2677079B2 (ja) 換気機能付き空気調和装置
JP2001108271A (ja) 換気装置、それを用いた空調換気システム及び建物
JPH04244537A (ja) 空気調和システム
JP2563127B2 (ja) 屋内空気循環設備
JPH0979634A (ja) 熱交換気空調ユニット
JPH04106333A (ja) 一体型集中空調システム
JP3871859B2 (ja) セントラル換気式建物
JP2956468B2 (ja) 多室換気方法及び多室換気装置並びに多室換気システム
JP3232152U (ja) 空気循環装置
JPH11325569A (ja) 空調装置
JP4304402B2 (ja) 浴室換気装置
JP4282499B2 (ja) 空気調和装置
JPH0240430A (ja) 換気空調装置
JP2002130741A (ja) 建屋空調システム
JPH11287489A (ja) 換気装置
JP4712172B2 (ja) セントラル換気装置およびセントラル換気ユニット
JP2012163247A (ja) 換気空調システム及び建物
EP1256766A3 (de) Lüftungssystem für die Räume von Gebäuden