JP2009186128A - 高気密高断熱建築物の換気空調システム - Google Patents
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Abstract
【課題】換気による屋外からの汚れた空気と湿気が建物内全体の空気汚染の原因となっていた。また高気密高断熱住宅は湿度の低下により過乾燥となりウイルス等が繁殖しやすい環境となったり肌荒れや気管支への悪影響もでる原因となっていた。
【解決手段】小屋裏1に設置した熱交換換気扇11より屋外の空気を給気し、取り入れられた空気をダクトファン12によりダクト17を介して床下2へ送り込む、床下2に除湿機と空気清浄機を設置し、除湿空気清浄された空気を壁構造内の通気層3と室内4を通り小屋裏1へ流し、小屋裏1に設置した熱交換換気扇11より屋外へより換気する。冬場の乾燥時期に浴室5に設置している換気扇51よりダクト18と介して小屋裏1に設置しているファン12の吸い込み口へ浴室の湿った空気を送り込み、ファン12によりダクト17を介して床下2へ送り建物内の過乾燥を防ぐ。
【選択図】図1
【解決手段】小屋裏1に設置した熱交換換気扇11より屋外の空気を給気し、取り入れられた空気をダクトファン12によりダクト17を介して床下2へ送り込む、床下2に除湿機と空気清浄機を設置し、除湿空気清浄された空気を壁構造内の通気層3と室内4を通り小屋裏1へ流し、小屋裏1に設置した熱交換換気扇11より屋外へより換気する。冬場の乾燥時期に浴室5に設置している換気扇51よりダクト18と介して小屋裏1に設置しているファン12の吸い込み口へ浴室の湿った空気を送り込み、ファン12によりダクト17を介して床下2へ送り建物内の過乾燥を防ぐ。
【選択図】図1
Description
本発明は、高気密高断熱建築物の換気空調システムに関する。
近年の建築物では、シックハウス症候群の問題から建築基準法が改正され市販の空調システムを設置して、居室内の換気回数を1時間あたり0.5回としシックハウス対策を行っている換気重視型の換気システムとなっている。
また、外断熱工法の高気密高断熱建築物において小屋裏又は床下に熱交換式換気扇を設置しダクトを介して小屋裏と床下を連通かさせて建物内の温度環境を均一化させている。
特公平8−1321号
換気をするという事は、屋外の汚れた空気(排気ガス、杉、松花粉等)や湿った空気を建物内へ取り入れることとなり、建物内全体の空気汚染の原因となっていた。
また、高気密高断熱住宅では、冬場は湿度の低下により過乾燥となりウイルス等が繁殖しやすい環境となる原因となっていた。また肌荒れや気管支への悪影響もでる原因となっていた。
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては小屋裏空気と床下空気、壁内空気をダクト17、室内空気を室内にもうけられた換気扇41により建物内全体を新鮮で均一な空気環境とすることを目的とする。
更に詳しくは、小屋裏1に設置した熱交換換気扇11の排気側13より屋外へダクト14より排気し、屋外の空気をダクト15より給気し、熱交換換気扇11を介してダクト16より小屋裏へ屋外の空気を取り入れる。取り入れられた空気をダクトファン12によりダクト17を介して床下2へ送り込む、床下2に除湿機21と空気清浄機22を設置し、除湿、空気清浄された新鮮な空気を壁構造内の通気層3と室内4に設けたレジスター42から室内4へ除湿、空気清浄された新鮮な空気を取り入換気扇41により小屋裏1へ流し、小屋裏1に設置した熱交換換気扇11の排気側13より屋外へダクト14より換気することを目的とする。
また請求項2の発明においては冬場の乾燥時期に浴室5に設置している換気扇51よりダクト18と介して小屋裏1に設置しているファン12の吸い込み口へ浴室の湿った空気を送り込み、ファン12によりダクト17を介して床下2へ送り込み建物内の過乾燥を防ぐことを目的とする。この時換気扇52は運転させない。
本発明により建物内の空気を換気したり温度環境を均一化することだけではなく、屋外からの汚れた空気や湿った空気を除湿、空気清浄することができ、冬場の過乾燥時期も適度な湿度を保つことができるようになり一年中、建物内全体を新鮮で均一な空気環境とすることが出来た。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、本発明における換気空調システム概念図である。図2は、過乾燥時の換気概念図である。
図1は、本発明における換気空調システム概念図である。図2は、過乾燥時の換気概念図である。
ここで本発明における換気空調システムについて図1に従い順序に説明いたします。
小屋裏1の熱交換型換気扇11により小屋裏1よりダクト13を介しダクト14より屋外へ換気されます。換気された空気量と同じ空気量をダクト15を介し熱交換型換気扇11を通り熱交換された屋外の空気がダクト16を介し小屋裏へ給気されます。このとき屋外から湿った空気や汚れた空気が入り込みます。
ダクト16とダクトファン12の距離は、約300mm程度しか距離をとっておりません。ですから屋外より給気された空気は、ダクトファン12により全てダクト17を介して床下2へ送り込まれます。
床下へ送り込まれた空気は、除湿機21空気清浄機22を通り新鮮、快適な空気となります。このときの除湿機21は自動運転により湿度40%〜60%に設定しております。また空気清浄機22は集塵効率99%以上ウイルス、細菌99%抑制のものを設置いたします。
新鮮になった空気は壁内3をとおり構造材にふれ小屋裏へとおくられます。もう一方、換気扇41に風力によりレジスター42をより室内4へ新鮮な空気が送り込まれ、換気扇41より室内の汚れた空気は、小屋裏1へと換気されます。
小屋裏1へ送り込まれた室内の汚れた空気は熱交換型換気扇11によりダクト13介しダクト14より屋外へと換気されます。
次に換気空調システム図2について説明いたします。
冬場などの過乾燥時浴室5に設置している。換気扇51を運転させます。このとき換気扇52の運転は停止いたします。
換気扇51により浴室の湿った空気を小屋裏1に設置しているダクトファン12の給気口付近へダクト18を介して送り込みます。送り込まれた湿った空気は、ダクト16を介して屋外より取り入れられた空気と一緒に、ダクトファン12によりダクト17を介して床下へと送り込まれます。
建物内全体が過乾燥となっている為、このとき除湿機21は運転停止状態となっております。
この後の空気の流れは0014〜0015で説明した通りとなります。
これにより一年中建物内全体を新鮮で均一な空気環境とすることが出来た。
1…小屋裏、2…床下、3…壁内通気層、4…室内、5…浴室、
11…熱交換型換気扇、12…ダクトファン、13…小屋裏換気用ダクト
14…屋外換気用ダクト、15…屋外吸気用ダクト、16…給気用ダクト
17…床下送風用ダクト、18…浴室換気用ダクト、21…除湿機
22…空気清浄機、41…室内用換気扇、42…室内吸気用レジスター
52…浴室屋外換気用換気扇
11…熱交換型換気扇、12…ダクトファン、13…小屋裏換気用ダクト
14…屋外換気用ダクト、15…屋外吸気用ダクト、16…給気用ダクト
17…床下送風用ダクト、18…浴室換気用ダクト、21…除湿機
22…空気清浄機、41…室内用換気扇、42…室内吸気用レジスター
52…浴室屋外換気用換気扇
Claims (2)
- 換気空調機により計画換気を行っている高気密高断熱建築物において、床下に除湿機、空気清浄機を設置し、小屋裏に熱交換型換気扇、ダクトファンを設置し屋外より給気された空気をダクトを介して床下へ送り床下において除湿、空気清浄された空気を壁構造内の室内側の通気層、室内の換気扇と通し建物内全体の空気を新鮮で均一な空気環境とすることを特徴とする換気空調システム。
- 浴室の換気扇を2台にし、過乾燥時に1台の換気扇により湿気を小屋裏へ強制的に送り込み小屋裏のダクトファンにてダクトを介して床下へ送り込み建物内の過乾燥を防ぐ請求項1記載の換気空調システム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008028663A JP2009186128A (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 高気密高断熱建築物の換気空調システム |
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JP2008028663A JP2009186128A (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 高気密高断熱建築物の換気空調システム |
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ID=41069549
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JP2008028663A Pending JP2009186128A (ja) | 2008-02-08 | 2008-02-08 | 高気密高断熱建築物の換気空調システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009186128A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018096663A (ja) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | 株式会社ササクラ | 空気調和システム |
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-
2008
- 2008-02-08 JP JP2008028663A patent/JP2009186128A/ja active Pending
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