JP2012163247A - 換気空調システム及び建物 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンス性が良く、イニシャルコストを低くして実施することができる換気空調システムを提供する。
【解決手段】建物1の床下空間15内に換気装置3と空調装置6とが設けられ、建物1には、通気部としての空調用給気口17,170、換気用給気口20,200及び空調用排気口18,180と、空気を屋外へ排気する非熱交換型の換気扇10とが設けられており、換気装置3には、床下空間15に吹き出す換気用床下吹出部64が設けられており、空調装置6には、1階の居間11及び吹抜空間13に接続され空調用空気を吸い込む空調用吸込ダクト74,75と、1階の居間11及び2階の居間12に接続され空調用空気を吹き出す空調用吹出ダクト71,72とが設けられた構成とされている。
【選択図】図1
【解決手段】建物1の床下空間15内に換気装置3と空調装置6とが設けられ、建物1には、通気部としての空調用給気口17,170、換気用給気口20,200及び空調用排気口18,180と、空気を屋外へ排気する非熱交換型の換気扇10とが設けられており、換気装置3には、床下空間15に吹き出す換気用床下吹出部64が設けられており、空調装置6には、1階の居間11及び吹抜空間13に接続され空調用空気を吸い込む空調用吸込ダクト74,75と、1階の居間11及び2階の居間12に接続され空調用空気を吹き出す空調用吹出ダクト71,72とが設けられた構成とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物の換気空調システム及びこの換気空調システムを備えた建物に関するものである。
従来から、建物の床上空間における換気と空調とを行える換気空調システムが知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
しかしながら、特許文献1のような従来の換気空調システムでは、熱損失が少ないように熱交換型の換気扇を用いるため、構造が複雑となり、メンテナンス性が良いとは言い難く、イニシャルコストが低いとも言い難かった。
そこで、本発明は、メンテナンス性が良く、イニシャルコストを低くして実施することができる換気空調システム及びこの換気空調システムを備えた建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の換気空調システムは、建物の床下空間内に換気装置と空調装置とが設けられた換気空調システムであって、前記建物には、前記床下空間と床上空間とを連通する通気部と、前記床上空間内の空気を屋外へ排気する非熱交換型の換気扇とが設けられており、前記換気装置には、屋外の外気を換気用空気として取り入れて前記床下空間に吹き出す換気用床下吹出部が設けられており、前記空調装置には、前記床上空間に接続され、空調用空気を吸い込む空調用吸込ダクトと、前記床上空間に接続され、空調用空気を吹き出す空調用吹出ダクトとが設けられていることを特徴とする。
ここで、前記空調装置には、前記床下空間に空調用空気を吹き出す空調用床下吹出部が設けられているとよい。
また、前記床下空間内には、調湿材が敷設されているとよい。
また、前記空調装置は、除湿機能を有するとよい。
さらに、前記換気装置には、前記床上空間に接続される換気用吹出ダクトが接続されていてもよい。
本発明の建物は、上記した換気空調システムを備えていることを特徴とする。
このような本発明の換気空調システムは、建物の床下空間内に換気装置と空調装置とが設けられた換気空調システムである。
そして、建物には、床下空間と床上空間とを連通する通気部と、床上空間内の空気を屋外へ排気する非熱交換型の換気扇とが設けられており、換気装置には、屋外の外気を換気用空気として取り入れて床下空間に吹き出す換気用床下吹出部が設けられており、空調装置には、床上空間に接続され、空調用空気を吸い込む空調用吸込ダクトと、床上空間に接続され、空調用空気を吹き出す空調用吹出ダクトとが設けられた構成とされている。
こうした構成なので、熱交換を行うためのダクト等の配管を省略した簡易な構造となるため、その分メンテナンス性が良く、イニシャルコストを低くして実施することができる。
さらに、換気を行う際の熱交換をしない分の熱損失は有るが、換気のための空気量は、空調のための空気量に比べればかなり少量なうえに、簡易な構造のものを運転すればよいので、この熱損失を補完するように運転を行っても、必要なエネルギーは小さく、さしてランニングコストは高くならず、耐用年数等も考慮すれば、トータルコストは従来技術に比して有利である。
ここで、空調装置には、床下空間に空調用空気を吹き出す空調用床下吹出部が設けられている場合は、空調用床下吹出部から吹き出された空調用空気としての暖気により、床下空間が即座に暖められ、その熱が主に床を介して床上空間へ伝達され、床上空間が均一にムラなく暖まる床下暖房を行うことができる。
また、床下空間内には、調湿材が敷設されている場合は、床上空間へ供給される空気を、床下空間を利用して効率良く調湿することができる。
また、空調装置が、除湿機能を有する場合は、居住者の好みに合わせてより正確に湿度を調節することができる。
さらに、換気装置には、床上空間に接続される換気用吹出ダクトが接続されている場合は、特に、床上空間に床下空間から離れた上階の部屋などが有るときは、換気用吹出ダクトにより、換気用空気を効率良く送ることができる。
このような本発明の建物は、上記した換気空調システムを備えた構成とされている。
こうした構成なので、上記した効果を奏する建物とすることができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、実施例の構成について説明する。
図1は、実施例の換気空調システムを備えた建物1の概略構成を示している。
まず、このような建物1は、床上空間としての1階の居間11と、床上空間としての2階の居間12,12と、廊下や階段などが設けられる床上空間としての吹抜空間13とを備えた2階建ての建物である。
ここで、2階の居間12,12の間には、間仕切壁120が設けられており、この間仕切壁120はガラリなどの通気路(図示せず)を有する。
また、1階の居間11及び2階の居間12と吹抜空間13との間には、間仕切壁130が設けられており、この間仕切壁130もガラリなどの通気路(図示せず)を有する。
さらに、1階の居間11及び吹抜空間13の下方には、床14を介して周囲が基礎によって囲まれている床下空間15が形成されている。
ここで、床下空間15の側壁部には、断熱材(図示せず)が貼り付けられており、床下空間15内の空気の熱が屋外に極力漏れない断熱構造となっている。
また、1階の居間11の天井11aと2階の居間12の床12aとの間には、2階床下空間16が形成されている。
ここで、床下空間15内には、冷暖房機能と除湿機能とを備えたヒートポンプ式の空調装置6と、送風機能を備えた換気装置3とが設置されている。
なお、空調装置6の屋外機については図示を省略した。
まず、空調装置6は、その下流側が、1階の居間11の床14に形成された通気部としての空調用給気口17と空調用吹出ダクト71を介して接続されている。
また、空調装置6は、その下流側が、2階の居間12,12の床12aに形成された通気部としての空調用給気口170と、間仕切壁130内と2階床下空間16内を通った空調用吹出ダクト72を介して接続されている。
また、空調装置6の下流側には、空調用床下吹出部73も設けられている。
さらに、空調装置6は、その上流側が、1階の居間11の床14に形成された通気部としての空調用排気口18と空調用吸込ダクト74を介して接続されている。
また、空調装置6は、その上流側が、吹抜空間13の床14に形成された通気部としての空調用排気口180と空調用吸込ダクト75を介して接続されている。
一方で、換気装置3は、その下流側に中継ダクト63を介して分岐チャンバ4が接続されている。
そして、分岐チャンバ4には、換気用床下吹出部64が設けられているとともに、2階の居間12,12の床12aに形成された通気部としての換気用給気口200と、間仕切壁130内と2階床下空間16内を通った換気用吹出ダクト65を介して接続されている。
ここで、1階の居間11と床下空間15との間は、1階の居間11の床14に形成された通気部としての換気用給気口20により連通されている。
また、換気装置3の上流側には、中継ダクト62を介してフィルタボックス2が接続されている。
そして、フィルタボックス2には、外壁19に形成された外気吸入口8と、換気用吸込ダクト61を介して接続されている。
ここで、外壁19には、吹抜空間13から屋外へ連通する内気吐出口9,9が形成されており、これら内気吐出口9,9には、内気を吹抜空間13から屋外へ排気する非熱交換型の換気扇10がそれぞれ設けられている。
さらに、床下空間15内には、空調装置6や換気装置3などが設置されている箇所を除いた部分に調湿材5が敷設されている。
この調湿材5は、水分を吸収したり発散したりすることによって空気中の湿度を調整するものであり、ゼオライト、シリカゲル、トバモライト、及び珪藻土などが好適に用いられる。
なお、床上空間としての1階の居間11、2階の居間12,12、及び吹抜空間13には、この実施例の換気空調システムを所望の運転パターンに設定するための図示省略のコントローラがそれぞれ設けられている。
そして、このコントローラから有線又は無線で、空調装置6及び換気装置3へ設定信号が送信され、空調装置6及び換気装置3は、その設定信号に基づいて制御される。
次に、実施例の換気空調システムの運転パターンについて説明する。
なお、図2〜図5では、換気用空気の流れを黒矢印で示し、空調用空気の流れは白抜矢印で示して説明する。
まず、換気運転時のパターンについて説明する。
建物1内の換気運転は、現在では、連続的であるか間欠的であるかにかかわらず、必ず行わなくてはならないものである。
この換気運転時には、換気装置3は、内部のファン(図示せず)を稼動し、その上流側で、外気吸入口8から換気用吸込ダクト61、フィルタボックス2、及び中継ダクト62を介して換気用空気としての外気を吸い込み、その下流側で、中継ダクト63、及び分岐チャンバ4を介して、換気用床下吹出部64、及び換気用吹出ダクト65から換気用空気を吹き出す制御を行う。
このように制御を行うと、図2に示したように、換気用床下吹出部64から吹き出された換気用空気は、床下空間15を通り、換気用給気口20から1階の居間11内へ供給される。
また、換気用吹出ダクト65から吹き出された換気用空気は、換気用給気口200から2階の居間12内へ供給される。
そして、これらの換気用空気は、間仕切壁130の通気路(図示せず)を通って吹抜空間13内へ供給される。
最後に、換気用空気として取り入れた分量と略同量の空気が、外壁19の内気吐出口9に設けられた非熱交換型の換気扇10により強制的に建物1の屋外へ排出される。
すなわち、これらの循環を繰り返す。
次に、暖房空調運転時のパターンについて説明する。
まず、即効性を有する暖房空調運転のみを行う場合について説明する。
なお、この運転時には、上記した換気運転も同時に行っているときについて説明するので、換気についての説明は概ね省略する。
この即効性を有する暖房空調運転時には、空調装置6は、内部のファン(図示せず)を稼動し、その上流側で、空調用排気口18,180から空調用吸込ダクト74,75を介して空調用空気としての建物1の内気を吸い込み、その下流側で、空調用吹出ダクト71,72から空調用空気としての暖気を吹き出す制御を行う。
このように制御を行うと、図3に示したように、空調用吹出ダクト71から吹き出された空調用空気としての暖気は、空調用給気口17から1階の居間11内へ供給される。
また、空調用吹出ダクト72から吹き出された空調用空気としての暖気は、空調用給気口170から2階の居間12内へ供給される。
そして、これらの空調用空気としての暖気は、間仕切壁130の通気路(図示せず)を通って吹抜空間13内へ供給される。
なお、換気用空気として取り入れた分量と略同量の空気が、外壁19の内気吐出口9に設けられた非熱交換型の換気扇10により強制的に建物1の屋外へ排出される。
すなわち、これらの循環を繰り返す。
次に、床下暖房空調運転のみを行う場合について説明する。
なお、この運転時にも、上記した換気運転も同時に行っているときについて説明するので、換気についての説明は概ね省略する。
この床下暖房空調運転時には、空調装置6は、内部のファン(図示せず)を稼動し、その上流側で、空調用排気口18,180から空調用吸込ダクト74,75を介して空調用空気としての建物1の内気を吸い込み、その下流側で、空調用床下吹出部73から空調用空気としての暖気を吹き出す制御を行う。
このように制御を行うと、図4に示したように、空調用床下吹出部73から吹き出された空調用空気としての暖気は、換気用給気口20から1階の居間11内へ供給される。
また、この空調用空気としての暖気は、間仕切壁130の通気路(図示せず)を通って吹抜空間13内へ供給される。
そして、この間、空調用空気としての暖気の大半は、床下空間15内を循環して暖め、こうして暖められた床下空間15から点線矢印で示したように、熱が伝わり、主に、1階の居間11及び吹抜空間13が、均一にムラなく暖まる床暖房により暖められる。
なお、換気用空気として取り入れた分量と略同量の空気が、外壁19の内気吐出口9に設けられた非熱交換型の換気扇10により強制的に建物1の屋外へ排出される。
すなわち、これらの循環を繰り返す。
次に、即効性を有する暖房空調運転及び床下暖房空調運転の両方を行う場合について説明する。
なお、この運転時にも、上記した換気運転も同時に行っているときについて説明するので、換気についての説明は概ね省略する。
この即効性を有する暖房空調運転及び床下暖房空調運転の両方を行う時には、空調装置6は、内部のファン(図示せず)を稼動し、その上流側で、空調用排気口18,180から空調用吸込ダクト74,75を介して空調用空気としての建物1の内気を吸い込み、その下流側で、空調用吹出ダクト71,72及び空調用床下吹出部73から空調用空気としての暖気を吹き出す制御を行う。
このように制御を行うと、図5に示したように、空調用吹出ダクト71から吹き出された空調用空気としての暖気は、空調用給気口17から1階の居間11内へ供給され、空調用床下吹出部73から吹き出された空調用空気としての暖気も、換気用給気口20から1階の居間11内へ供給される。
また、空調用吹出ダクト72から吹き出された空調用空気としての暖気は、空調用給気口170から2階の居間12内へ供給される。
さらに、これらの空調用空気としての暖気は、間仕切壁130の通気路(図示せず)を通って吹抜空間13内へ供給される。
そして、2階の居間12は、主に、即効性を有する暖房のみで暖められるが、1階の居間11及び吹抜空間13は、即効性を有する暖房だけでなく、空調用空気としての暖気が循環して暖められた床下空間15から点線矢印で示したように、熱が伝わり、均一にムラなく暖まる床暖房によっても暖められる。
なお、換気用空気として取り入れた分量と略同量の空気が、外壁19の内気吐出口9に設けられた非熱交換型の換気扇10により強制的に建物1の屋外へ排出される。
すなわち、これらの循環を繰り返す。
次に、冷房空調運転時のパターンについて説明する。
なお、この運転時にも、上記した換気運転も同時に行っているときについて説明するので、換気についての説明は概ね省略する。
この冷房空調運転時には、空調装置6は、内部のファン(図示せず)を稼動し、その上流側で、空調用排気口18,180から空調用吸込ダクト74,75を介して空調用空気としての建物1の内気を吸い込み、その下流側で、空調用吹出ダクト71,72から空調用空気としての冷気を吹き出す制御を行う。
このように制御を行うと、図3に示したように、空調用吹出ダクト71から吹き出された空調用空気としての冷気は、空調用給気口17から1階の居間11内へ供給される。
また、空調用吹出ダクト72から吹き出された空調用空気としての冷気は、空調用給気口170から2階の居間12内へ供給される。
そして、これらの空調用空気としての冷気は、間仕切壁130の通気路(図示せず)を通って吹抜空間13内へ供給される。
なお、換気用空気として取り入れた分量と略同量の空気が、外壁19の内気吐出口9に設けられた非熱交換型の換気扇10により強制的に建物1の屋外へ排出される。
すなわち、これらの循環を繰り返す。
次に、実施例の作用効果について説明する。
このような実施例の換気空調システムは、建物1の床下空間15内に換気装置3と空調装置6とが設けられた換気空調システムである。
そして、建物1には、床下空間15と床上空間としての1階の居間11、2階の居間12及び吹抜空間13とを連通する通気部としての空調用給気口17,170、換気用給気口20,200及び空調用排気口18,180と、1階の居間11、2階の居間12及び吹抜空間13の内部の空気を屋外へ排気する非熱交換型の換気扇10とが設けられている。
また、換気装置3には、屋外の外気を換気用空気として取り入れて床下空間15に吹き出す換気用床下吹出部64が設けられている。
さらに、空調装置6には、1階の居間11及び吹抜空間13に接続され、空調用空気を吸い込む空調用吸込ダクト74,75と、1階の居間11及び2階の居間12に接続され、空調用空気を吹き出す空調用吹出ダクト71,72とが設けられている。
そのうえで、非熱交換型の換気扇10では、換気装置3による建物1内への換気用空気の取り入れ分量と略同量の1階の居間11、2階の居間12及び吹抜空間13の内部の空気を屋外へ排気する制御がなされる構成とされている。
こうした構成なので、熱交換を行うためのダクト等の配管を省略した簡易な構造となるため、その分メンテナンス性が良く、イニシャルコストを低くして実施することができる。
さらに、換気を行う際の熱交換をしない分の熱損失は有るが、換気のための空気量は、空調のための空気量に比べればかなり少量なうえに、簡易な構造のものを運転すればよいので、この熱損失を補完するように運転を行っても、必要なエネルギーは小さく、さしてランニングコストは高くならず、耐用年数等も考慮すれば、トータルコストは従来技術に比して有利である。
ここで、空調装置6には、床下空間15に空調用空気としての暖気を吹き出す空調用床下吹出部73が設けられている。
このため、空調用床下吹出部73から吹き出された空調用空気としての暖気により、床下空間15が即座に暖められ、その熱が主に床14を介して床上空間としての1階の居間11及び吹抜空間13へ伝達され、主に1階の居間11及び吹抜空間13が均一にムラなく暖まる床下暖房を行うことができる。
また、床下空間15内には、調湿材5が敷設されている。
このため、床上空間としての1階の居間11及び吹抜空間13へ供給される換気用空気及び空調用空気を、床下空間15を利用して効率良く調湿することができる。
また、空調装置6は、除湿機能を有するものである。
このため、居住者の好みに合わせてより正確に床上空間としての1階の居間11、2階の居間12及び吹抜空間13の内部の湿度を調節することができる。
さらに、換気装置3には、床上空間としての2階の居間12に接続される換気用吹出ダクト65が接続されている。
このため、床下空間15から離れた2階の居間12にも、換気用吹出ダクト65により、換気用空気を効率良く送ることができる。
このような実施例の建物1は、実施例の換気空調システムを備えた構成とされている。
このような構成なので、上記した作用効果を奏する建物とすることができる。
そのうえ、換気装置3や空調装置6などが、床下空間15内に設置されているので、床上空間としての1階の居間11、2階の居間12及び吹抜空間13は、これらに占用されず、有効に利用することができ、意匠的外観も良い。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、説明を簡単にするために、建物1を単純な2階建ての構造として実施したが、これに限定されず、その他の構造で実施してもよい。
また、上記した実施例では、床下空間15内に調湿材5を敷設して実施したが、これに限定されず、調湿材5を敷設しないで実施してもよい。
また、上記した実施例では、非熱交換型の換気扇10を備えた内気吐出口9を外壁19に建物1の1階の天井近傍位置と2階の天井近傍位置との2箇所設けて実施したが、これに限定されず、例えば、1箇所のみ設けて実施してもよい。
さらに、上記した実施例では、非熱交換型の換気扇10を備えた内気吐出口9から、換気装置3による換気用空気の取り入れ分量と略同量の空気を屋外へ排出する制御がなされるようにして実施したが、これに限定されず、例えば、花粉等の建物1内への侵入を防止するために、換気装置3による換気用空気の取り入れ分量をやや多くし、建物1内の内圧を大きくする制御がなされるようにして実施してもよい。
1 建物
2 フィルタボックス
3 換気装置
4 分岐チャンバ
5 調湿材
6 空調装置
61 換気用吸込ダクト
62 中継ダクト
63 中継ダクト
64 換気用床下吹出部
65 換気用吹出ダクト
71 空調用吹出ダクト
72 空調用吹出ダクト
73 空調用床下吹出部
74 空調用吸込ダクト
75 空調用吸込ダクト
8 外気吸入口
9 内気吐出口
10 非熱交換型の換気扇
11 1階の居間(床上空間)
11a 1階の居間の天井
12 2階の居間(床上空間)
12a 2階の居間の床
120 間仕切壁
13 吹抜空間(床上空間)
130 間仕切壁
14 1階の居間及び吹抜空間の床
15 床下空間
16 2階床下空間
17 空調用給気口(通気部)
170 空調用給気口(通気部)
18 空調用排気口(通気部)
180 空調用排気口(通気部)
19 外壁
20 換気用給気口(通気部)
200 換気用給気口(通気部)
2 フィルタボックス
3 換気装置
4 分岐チャンバ
5 調湿材
6 空調装置
61 換気用吸込ダクト
62 中継ダクト
63 中継ダクト
64 換気用床下吹出部
65 換気用吹出ダクト
71 空調用吹出ダクト
72 空調用吹出ダクト
73 空調用床下吹出部
74 空調用吸込ダクト
75 空調用吸込ダクト
8 外気吸入口
9 内気吐出口
10 非熱交換型の換気扇
11 1階の居間(床上空間)
11a 1階の居間の天井
12 2階の居間(床上空間)
12a 2階の居間の床
120 間仕切壁
13 吹抜空間(床上空間)
130 間仕切壁
14 1階の居間及び吹抜空間の床
15 床下空間
16 2階床下空間
17 空調用給気口(通気部)
170 空調用給気口(通気部)
18 空調用排気口(通気部)
180 空調用排気口(通気部)
19 外壁
20 換気用給気口(通気部)
200 換気用給気口(通気部)
Claims (6)
- 建物の床下空間内に換気装置と空調装置とが設けられた換気空調システムであって、
前記建物には、前記床下空間と床上空間とを連通する通気部と、前記床上空間内の空気を屋外へ排気する非熱交換型の換気扇とが設けられており、
前記換気装置には、屋外の外気を換気用空気として取り入れて前記床下空間に吹き出す換気用床下吹出部が設けられており、
前記空調装置には、前記床上空間に接続され、空調用空気を吸い込む空調用吸込ダクトと、前記床上空間に接続され、空調用空気を吹き出す空調用吹出ダクトとが設けられていることを特徴とする換気空調システム。 - 前記空調装置には、前記床下空間に空調用空気を吹き出す空調用床下吹出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の換気空調システム。
- 前記床下空間内には、調湿材が敷設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の換気空調システム。
- 前記空調装置は、除湿機能を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の換気空調システム。
- 前記換気装置には、前記床上空間に接続される換気用吹出ダクトが接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の換気空調システム。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の換気空調システムを備えていることを特徴とする建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011023496A JP2012163247A (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 換気空調システム及び建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011023496A JP2012163247A (ja) | 2011-02-07 | 2011-02-07 | 換気空調システム及び建物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014134295A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 空調システム及び建物 |
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