JPH04106333A - 一体型集中空調システム - Google Patents
一体型集中空調システムInfo
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- JPH04106333A JPH04106333A JP22553690A JP22553690A JPH04106333A JP H04106333 A JPH04106333 A JP H04106333A JP 22553690 A JP22553690 A JP 22553690A JP 22553690 A JP22553690 A JP 22553690A JP H04106333 A JPH04106333 A JP H04106333A
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Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
- Ventilation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、建物内の空気調和を集中的に行う一体型集中
空調システムに関する。
空調システムに関する。
[従来の技術]
近年では、多数の室内機で1個の室外機を共用する、い
わゆるセントラルヒーティングと呼ばれる集中式のエア
コンが利用されている。このものは、1個の室外機から
建物の各室に設置された室内機まで、配管を介して、所
定の温度条件に設定された冷媒を流すことにより、各室
内を個別に冷暖房するものである。
わゆるセントラルヒーティングと呼ばれる集中式のエア
コンが利用されている。このものは、1個の室外機から
建物の各室に設置された室内機まで、配管を介して、所
定の温度条件に設定された冷媒を流すことにより、各室
内を個別に冷暖房するものである。
しかしながら、このようなセントラルヒーティングは基
本的に冷媒を介して熱交換を行うものであって、単に冷
暖房を行うにすぎず、室内の換気は全く行わない。よっ
て、室内の空気汚染の問題や結露の問題などが発生する
。また各室毎に室内機を設置するスペースを確保する必
要があるうえ、これらの取付作業や、室内機と室外機と
を結ぶ冷媒用の配管の施工にあっては、煩雑な作業を避
けることができず、熟練した専門職に任せるしかないの
が実状であった。
本的に冷媒を介して熱交換を行うものであって、単に冷
暖房を行うにすぎず、室内の換気は全く行わない。よっ
て、室内の空気汚染の問題や結露の問題などが発生する
。また各室毎に室内機を設置するスペースを確保する必
要があるうえ、これらの取付作業や、室内機と室外機と
を結ぶ冷媒用の配管の施工にあっては、煩雑な作業を避
けることができず、熟練した専門職に任せるしかないの
が実状であった。
そこで本出願人は、先に、現場での配管施工が簡単にで
き、冷暖房と換気を含む集中式の空席が行える一体型集
中空調ンステムを提案した(特願平1−109999号
)。
き、冷暖房と換気を含む集中式の空席が行える一体型集
中空調ンステムを提案した(特願平1−109999号
)。
この一体型集中空調システムは、第6図に示すように、
建物の二階床パネルあるいは一階天井バネル1内に配設
され、建物の各室2.2・・・に通じる枝状に分岐した
ダクト3を介して各室2,2・・の空調を行うものであ
って、ダクト3の各室に通じる先端部が各室2,2・・
・に向けて開口して、空気吹出口4.4・・・とされて
いる。また各室2,2・・・の壁面には、前記ダクト3
が配設された二階床パネルあるいは一階天井バネル1内
部に連通するようにして開口した排気口5,5・・・が
設けられている。また図中符号6は空調機であり、該空
調機6は、第7図に示すように、その内部を空気がU字
状に循環する空気循環路7を有し、該空気循環路7の一
端部が、前記ダクト3の基端部に連結されるとともに、
他端部か前記二階床パネルあるいは一階天井バネルlの
内部に連通ずるように配設されている。そしてこの空調
機6の空気循環路7には、建物内の空気を吸入しかつ吸
入された空気を前記ダクト3を通して各室2.2 ・に
送出する送風ユニット8と、空気循環路7内の空気を所
定温度に調整する熱源ユニット9と、該空気を外気との
間で換気する換気ユニット10が設けられている。
建物の二階床パネルあるいは一階天井バネル1内に配設
され、建物の各室2.2・・・に通じる枝状に分岐した
ダクト3を介して各室2,2・・の空調を行うものであ
って、ダクト3の各室に通じる先端部が各室2,2・・
・に向けて開口して、空気吹出口4.4・・・とされて
いる。また各室2,2・・・の壁面には、前記ダクト3
が配設された二階床パネルあるいは一階天井バネル1内
部に連通するようにして開口した排気口5,5・・・が
設けられている。また図中符号6は空調機であり、該空
調機6は、第7図に示すように、その内部を空気がU字
状に循環する空気循環路7を有し、該空気循環路7の一
端部が、前記ダクト3の基端部に連結されるとともに、
他端部か前記二階床パネルあるいは一階天井バネルlの
内部に連通ずるように配設されている。そしてこの空調
機6の空気循環路7には、建物内の空気を吸入しかつ吸
入された空気を前記ダクト3を通して各室2.2 ・に
送出する送風ユニット8と、空気循環路7内の空気を所
定温度に調整する熱源ユニット9と、該空気を外気との
間で換気する換気ユニット10が設けられている。
前記ダクト3は、予め二階床パネルあるいは一階天井パ
ネル1内に配設されたパネルユニット式構造とされてお
り、現場では、各二階床パネルあるいは一階天井バネル
Iを接合するだけの施工によって、この一体型集中空席
システムの配設が行なわれ、配管施工は省略できるよう
に配慮されている。
ネル1内に配設されたパネルユニット式構造とされてお
り、現場では、各二階床パネルあるいは一階天井バネル
Iを接合するだけの施工によって、この一体型集中空席
システムの配設が行なわれ、配管施工は省略できるよう
に配慮されている。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、このような一体型集中空調システムでは、前
記空調機6により冷暖房および換気されて生成した調和
空気がダクト3内へ送られ、該ダクト3を経て各室2,
2・・・に調和空気が供給される。一方各室2.2・・
・内に有った未調和の空気は、同室内の排気口5,5・
・・からパネルl内に吸い込まれて、空調機6に吸入さ
れる。空調機6内では、空気は空気循環路7内をU字状
に循環しながら、冷暖房および換気され、これによって
所望の条件に調和された空気が生成され、再びダクト3
に送り込まれる。
記空調機6により冷暖房および換気されて生成した調和
空気がダクト3内へ送られ、該ダクト3を経て各室2,
2・・・に調和空気が供給される。一方各室2.2・・
・内に有った未調和の空気は、同室内の排気口5,5・
・・からパネルl内に吸い込まれて、空調機6に吸入さ
れる。空調機6内では、空気は空気循環路7内をU字状
に循環しながら、冷暖房および換気され、これによって
所望の条件に調和された空気が生成され、再びダクト3
に送り込まれる。
ところが、このような一体型集中空席システムによれば
、各室2内には空気吹出口4と排気口5とがそれぞれ設
けられて、両者の間を調和空気が流れるので、各室2内
はこの調和空気によって個別に冷暖房および換気される
ので、各室2.2・・の間に配置された廊下などには空
気が流れず、冷暖房も換気もなされないのである。また
この一体型集中空調システムによれば、吹出口4と排気
口5がともに前記二階床パネルあるいは一階天井パネル
1付近に近接して設けられているため、各室2内に空気
の流れないデッドスペースが生じ易く、室2内に局所的
な温度分布が生じる可能性も大きい。
、各室2内には空気吹出口4と排気口5とがそれぞれ設
けられて、両者の間を調和空気が流れるので、各室2内
はこの調和空気によって個別に冷暖房および換気される
ので、各室2.2・・の間に配置された廊下などには空
気が流れず、冷暖房も換気もなされないのである。また
この一体型集中空調システムによれば、吹出口4と排気
口5がともに前記二階床パネルあるいは一階天井パネル
1付近に近接して設けられているため、各室2内に空気
の流れないデッドスペースが生じ易く、室2内に局所的
な温度分布が生じる可能性も大きい。
またさらに、空調機6への給気、排気がともに空調機6
の上部にて行なわれ、空調機6の空気循環路7内には空
気がU字状に流れることとなるので、空調機6の下部に
設けられている熱源4119を空気が通過する際、熱源
機9の両側にデッドスペースが生じて風当たりが悪くな
るなどの不都合が発生する。よって、風量大にするとと
もに、ダクト径を大きくしないと、所望の冷暖房効果が
得られ難く、効率が悪い。
の上部にて行なわれ、空調機6の空気循環路7内には空
気がU字状に流れることとなるので、空調機6の下部に
設けられている熱源4119を空気が通過する際、熱源
機9の両側にデッドスペースが生じて風当たりが悪くな
るなどの不都合が発生する。よって、風量大にするとと
もに、ダクト径を大きくしないと、所望の冷暖房効果が
得られ難く、効率が悪い。
またこの空調機6の上部では、空気を強制的に循環させ
るために送風ファン11.11が回転しているので、該
送風ファン11.11の回転に伴う騒音や振動が建物上
部から室内に伝わり易く、住む人に不快を与えるなどの
不満もある。
るために送風ファン11.11が回転しているので、該
送風ファン11.11の回転に伴う騒音や振動が建物上
部から室内に伝わり易く、住む人に不快を与えるなどの
不満もある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、現場
での配管施工が簡単で、しがも風量を小にして効率良く
均一に建物全体を集中的に冷暖房および換気することが
できる一体型集中空調システムを提供することを目的と
している。
での配管施工が簡単で、しがも風量を小にして効率良く
均一に建物全体を集中的に冷暖房および換気することが
できる一体型集中空調システムを提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段]
本発明は、枝状に分岐して建物の各室に開口するように
して建物の二階床パネルあるいは一階天井パネル内に配
設され、各室に空気を供給するパネルユニット式の給気
用ダクトと、建物の一階床付近の一箇所に建物内に開口
して設けられ、建物内の空気を一括して排気する排気用
ダクトと、前記給気用ダクトと排気用ダクトとを連結し
て、排気用ダクト側から給気用ダクト側へ空気を循環せ
しめる循環路を備えるとともに、該循環路には、排気用
ダクトにより該循環路内に吸入された空気を所定温度に
調節する熱源ユニットと、該空気を外気との間で換気す
る換気ユニットとを備えた空調機を有してなることを解
決手段とした。
して建物の二階床パネルあるいは一階天井パネル内に配
設され、各室に空気を供給するパネルユニット式の給気
用ダクトと、建物の一階床付近の一箇所に建物内に開口
して設けられ、建物内の空気を一括して排気する排気用
ダクトと、前記給気用ダクトと排気用ダクトとを連結し
て、排気用ダクト側から給気用ダクト側へ空気を循環せ
しめる循環路を備えるとともに、該循環路には、排気用
ダクトにより該循環路内に吸入された空気を所定温度に
調節する熱源ユニットと、該空気を外気との間で換気す
る換気ユニットとを備えた空調機を有してなることを解
決手段とした。
[作用 ]
本発明の一体型集中空調システムによれば、空調機内で
所望の温度条件に調和された調和空気が、給気用ダクト
を介して各室内に供給され、該調和空気により各室内が
冷暖房および換気される一方、建物内の空気は、建物の
一階の床付近に開口して設けられている排気用ダクトか
ら一括して排気されて空調機内に送り込まれるので、各
部屋毎ではなく、建物全体か総括的かつ均一に冷暖房お
よび換気されるようになって、建物全体が一定の温度、
湿度に維持され、真に快適な空間か実現される。
所望の温度条件に調和された調和空気が、給気用ダクト
を介して各室内に供給され、該調和空気により各室内が
冷暖房および換気される一方、建物内の空気は、建物の
一階の床付近に開口して設けられている排気用ダクトか
ら一括して排気されて空調機内に送り込まれるので、各
部屋毎ではなく、建物全体か総括的かつ均一に冷暖房お
よび換気されるようになって、建物全体が一定の温度、
湿度に維持され、真に快適な空間か実現される。
[実施例]
以下、一実施例を示して、図面に基づき、本発明の詳細
な説明する。
な説明する。
第1図は、本発明の一体型集中空調ンステムの一実施例
を示すものである。
を示すものである。
第1図において、住宅となる建物20は、−階および二
階にそれぞれ建物を横断する廊下21およびその両側に
配列された複数の室22.22・・・を備えている。−
階と二階との間は、二階床パネル23によって仕切られ
ており、該二階床パネル23内部には、本実施例におけ
る給気用ダクト24が配設されている。
階にそれぞれ建物を横断する廊下21およびその両側に
配列された複数の室22.22・・・を備えている。−
階と二階との間は、二階床パネル23によって仕切られ
ており、該二階床パネル23内部には、本実施例におけ
る給気用ダクト24が配設されている。
給気用ダクト24は、概ね、二階床パネル23内のほぼ
中央部に配設されたメインダクト25と該メインダクト
25の側面から各室22.22・・・に通じる枝状に分
岐して配設されたサブダクト2626・・・とより構成
されている。メインダクト25は、第2図に示すように
、矩形輪郭に組まれた枠体25aの内部に、該枠体内部
を二つの区画に仕切るとともに枠体25aを補強する補
強用芯材25bを配設し、その両側から合板25c、2
5cを貼設してなるパネルユニット式のものであり、前
記二つに仕切られた区画が空気の流路となるものである
。また前記サブダクト26も、これと同様に、矩形輪郭
に組まれてなる枠体26aの両面に合板26c、26c
が貼設されてなるパネルユニット式構造を有しており、
その内部が空気の流路とされている。そして、該メイン
ダクト25の側面とサブダクト26.26・・・の端面
にはそれぞれ孔か設けられて、両者が接合された際には
両者の流路が連通して、中央から左右に枝状に別れて流
れる二つの流路が形成されるように構成されている。
中央部に配設されたメインダクト25と該メインダクト
25の側面から各室22.22・・・に通じる枝状に分
岐して配設されたサブダクト2626・・・とより構成
されている。メインダクト25は、第2図に示すように
、矩形輪郭に組まれた枠体25aの内部に、該枠体内部
を二つの区画に仕切るとともに枠体25aを補強する補
強用芯材25bを配設し、その両側から合板25c、2
5cを貼設してなるパネルユニット式のものであり、前
記二つに仕切られた区画が空気の流路となるものである
。また前記サブダクト26も、これと同様に、矩形輪郭
に組まれてなる枠体26aの両面に合板26c、26c
が貼設されてなるパネルユニット式構造を有しており、
その内部が空気の流路とされている。そして、該メイン
ダクト25の側面とサブダクト26.26・・・の端面
にはそれぞれ孔か設けられて、両者が接合された際には
両者の流路が連通して、中央から左右に枝状に別れて流
れる二つの流路が形成されるように構成されている。
メインダクト25の一端面には、該メインダクト25内
の二つの流路に連通ずる二つの孔が設けられており、そ
れぞれ後述の空調機の上部に連結され空調機からの空気
を該給気用ダクト24内の流路に吸入する吸入口25d
とされている。
の二つの流路に連通ずる二つの孔が設けられており、そ
れぞれ後述の空調機の上部に連結され空調機からの空気
を該給気用ダクト24内の流路に吸入する吸入口25d
とされている。
サブダクト26の先端部(前記メインダクトに連結され
た側と反対側の端部)付近には、該サブダクト26を構
成する枠体に貼設された合板26c、26cの片面に、
建物の一階あるいは二階の各室22へ向くように開口す
る孔が設けられて、前記流路より空気を各室22へ吹き
出す吹出口26dとされている。第1図では、前記合板
26cの下面に一階の室に向く吹出口26dの設けられ
たサブダクト26と、合板の上面に二階の室に向く吹出
口26dの設けられたサブダクト26とが、交互に並設
されている。また該吹出口26dには、それぞれ吹出ス
リット26eが開閉度調節自在に設けられ、この吹出ス
リット26eの開口面積を調整することにより、各室へ
の空気の吹出量を加減できるように配慮されている。
た側と反対側の端部)付近には、該サブダクト26を構
成する枠体に貼設された合板26c、26cの片面に、
建物の一階あるいは二階の各室22へ向くように開口す
る孔が設けられて、前記流路より空気を各室22へ吹き
出す吹出口26dとされている。第1図では、前記合板
26cの下面に一階の室に向く吹出口26dの設けられ
たサブダクト26と、合板の上面に二階の室に向く吹出
口26dの設けられたサブダクト26とが、交互に並設
されている。また該吹出口26dには、それぞれ吹出ス
リット26eが開閉度調節自在に設けられ、この吹出ス
リット26eの開口面積を調整することにより、各室へ
の空気の吹出量を加減できるように配慮されている。
また符号27は、排気用ダクトである。該排気用ダクト
27は、パネル式あるいはホース式などのもので、その
先端部を、−階階段28下の三角スペース29に出して
、建物の一階床パネル30内部に配設されている。この
排気用ダクト27の先端部にはダンパが取り付けられて
、排気口27aとされている。また該排気用ダクト27
の基端部は、後述の空調機の下部に接続されている。
27は、パネル式あるいはホース式などのもので、その
先端部を、−階階段28下の三角スペース29に出して
、建物の一階床パネル30内部に配設されている。この
排気用ダクト27の先端部にはダンパが取り付けられて
、排気口27aとされている。また該排気用ダクト27
の基端部は、後述の空調機の下部に接続されている。
階段28は、第3図に示すように、下部数段に対応する
部分には蹴り込み板28a、28a・・・を取り付けず
、その代わりに複数の通風孔の設けられたルーパー28
b、28b・・・を取り付けたものである。そして階段
28下に形成される三角形のスペース29には、該スペ
ース29のうちの特に前記ルーパー28bを取り付けた
下部数段に対応する部分を3方向より囲むようにして、
3枚の仕切板(石膏ボード貼りパネル等)31,31.
31がそれぞれ鉛直に設けられている。そして該仕切板
31゜31.31によって隔絶された階段下のスペース
29に、前記排気用ダクト27が、その排気口27aを
出して配設されている。そして建物内を循環する空気が
階段の下部数段に取り付けられたルー/(−28bの通
風孔を通ってこの階段下のスペース29内に導入され、
ここで排気口27aから排気用ダクト27内に吸い込ま
れるようになっている。
部分には蹴り込み板28a、28a・・・を取り付けず
、その代わりに複数の通風孔の設けられたルーパー28
b、28b・・・を取り付けたものである。そして階段
28下に形成される三角形のスペース29には、該スペ
ース29のうちの特に前記ルーパー28bを取り付けた
下部数段に対応する部分を3方向より囲むようにして、
3枚の仕切板(石膏ボード貼りパネル等)31,31.
31がそれぞれ鉛直に設けられている。そして該仕切板
31゜31.31によって隔絶された階段下のスペース
29に、前記排気用ダクト27が、その排気口27aを
出して配設されている。そして建物内を循環する空気が
階段の下部数段に取り付けられたルー/(−28bの通
風孔を通ってこの階段下のスペース29内に導入され、
ここで排気口27aから排気用ダクト27内に吸い込ま
れるようになっている。
また符号31は、空調機である。該空調機31は建物の
外部に置かれ、その上部は、先に述べた給気用ダクト2
4のメインダクト25基端部に連結されており、また下
部は、前記排気用ダクト27の基端部に連結されている
。
外部に置かれ、その上部は、先に述べた給気用ダクト2
4のメインダクト25基端部に連結されており、また下
部は、前記排気用ダクト27の基端部に連結されている
。
該空調機31は、第4図および第5図に示すように、該
略、下部の熱源ユニット32と、上部の換気ユニット3
7とから構成され、前記排気用ダクト27側(下側)か
ら給気用ダクト24側(上側)へ空気を循環させる空気
循環路が、前記両ユニット32.37を貫通して設けら
れている。
略、下部の熱源ユニット32と、上部の換気ユニット3
7とから構成され、前記排気用ダクト27側(下側)か
ら給気用ダクト24側(上側)へ空気を循環させる空気
循環路が、前記両ユニット32.37を貫通して設けら
れている。
熱源ユニット32は、概ね、その下部に配置されるとと
もに前記排気用ダクト27の基端部に連結するようJこ
設けられて、該排気用ダクト27がら送り込まれた空気
を上方へ吹き上げるための吹上ファン33と、該吹上フ
ァン33の上方に設けられて、該空気を所定温度に調整
するための熱交換機34とを有してなる。
もに前記排気用ダクト27の基端部に連結するようJこ
設けられて、該排気用ダクト27がら送り込まれた空気
を上方へ吹き上げるための吹上ファン33と、該吹上フ
ァン33の上方に設けられて、該空気を所定温度に調整
するための熱交換機34とを有してなる。
熱交換機34は、該熱源ユニット32の外部に配置され
た室外機35に連結されている。室外機35は、いわゆ
るヒートポンプ式エアコンの室外機に相当するもので、
該室外機35にて所定温度に調整された冷媒を、配管3
6を介して熱交換機34に供給するようになっている。
た室外機35に連結されている。室外機35は、いわゆ
るヒートポンプ式エアコンの室外機に相当するもので、
該室外機35にて所定温度に調整された冷媒を、配管3
6を介して熱交換機34に供給するようになっている。
そして熱交換機34では、該熱交換機34を通過する空
気を、前記室外機35からの冷媒によって温度調整し、
所望に応じた冷暖房を施すように作用する。
気を、前記室外機35からの冷媒によって温度調整し、
所望に応じた冷暖房を施すように作用する。
また前記換気ユニット37は、前記熱源ユニット32の
上部に設けられている。換気ユニット37は、前記熱源
ユニット32からの空気の一部がそのまま上方へ移動す
る通風部38と、他の一部が外気との間で熱交換して換
気される熱交換型の換気扇39とを有している。
上部に設けられている。換気ユニット37は、前記熱源
ユニット32からの空気の一部がそのまま上方へ移動す
る通風部38と、他の一部が外気との間で熱交換して換
気される熱交換型の換気扇39とを有している。
熱交換型の換気扇39には、外部からの新鮮な空気を取
り入れる吸気路40と、前記熱源ユニット32を通過し
て上昇してきた空気を外部へ排気する排気路41と、該
吸気路40および排気路41が互いに交差する位置に設
けられて両者の熱を交換する熱交換部42が設けられて
いる。吸気路40の一端は、換気扇3つの上部に外部に
開口するようにして設けられ外気を取り入れる外気取入
口43に連通し、また他端部は前記換気扇39内を通過
して換気ユニット37内へ抜けるようになっている。ま
た排気路41は、その一端が前記熱源ユニット32の上
部に連通し、また他端は前記換気扇39内を通って換気
ユニット37の下部から外部に抜ける排気口45に連通
している。このような熱交換型換気扇39では、前記熱
源ユニット32がら空気が排気路41内に導入されると
同時に、外気取入口43から外部の新鮮な空気が吸気路
内に取り入れられ、両者の交差する熱交換部42におい
て、排気路41内を通る空気の熱の一部が吸気路40内
を通る新気に回収され、熱を奪われた前記空気は排気口
45より外部へ排気され、熱を回収した新気は、換気扇
39より抜けて、換気ユニット37上方へ上昇する。
り入れる吸気路40と、前記熱源ユニット32を通過し
て上昇してきた空気を外部へ排気する排気路41と、該
吸気路40および排気路41が互いに交差する位置に設
けられて両者の熱を交換する熱交換部42が設けられて
いる。吸気路40の一端は、換気扇3つの上部に外部に
開口するようにして設けられ外気を取り入れる外気取入
口43に連通し、また他端部は前記換気扇39内を通過
して換気ユニット37内へ抜けるようになっている。ま
た排気路41は、その一端が前記熱源ユニット32の上
部に連通し、また他端は前記換気扇39内を通って換気
ユニット37の下部から外部に抜ける排気口45に連通
している。このような熱交換型換気扇39では、前記熱
源ユニット32がら空気が排気路41内に導入されると
同時に、外気取入口43から外部の新鮮な空気が吸気路
内に取り入れられ、両者の交差する熱交換部42におい
て、排気路41内を通る空気の熱の一部が吸気路40内
を通る新気に回収され、熱を奪われた前記空気は排気口
45より外部へ排気され、熱を回収した新気は、換気扇
39より抜けて、換気ユニット37上方へ上昇する。
また、これらの各ユニット32.37の制御は、図示し
ない制御装置によって一括して行なわれるようになって
いる。すなわちこの制御装置は、前記吹上ファン33を
駆動するモータ、熱交換機34と該熱交換機34に冷媒
を流す室外機35、および熱交換型換気扇39を作動す
るモータ等に接続されており、図示しないワイヤレスリ
モコン等によりこれらを駆動、制御せしめることができ
るようになっている。また、この制御装置には、室22
.22・・・内への送風量の調整および送風温度の調整
などが可能なように配慮がなされている。
ない制御装置によって一括して行なわれるようになって
いる。すなわちこの制御装置は、前記吹上ファン33を
駆動するモータ、熱交換機34と該熱交換機34に冷媒
を流す室外機35、および熱交換型換気扇39を作動す
るモータ等に接続されており、図示しないワイヤレスリ
モコン等によりこれらを駆動、制御せしめることができ
るようになっている。また、この制御装置には、室22
.22・・・内への送風量の調整および送風温度の調整
などが可能なように配慮がなされている。
次に、本実施例の一体型集中空調システムの動作につい
て説明する。
て説明する。
まず、制御装置の指令に基づいて、熱源ユニット32内
の吹上ファン33が所定回数で運転され、建物内の空気
は、−階階段28下のスペース29に導入されて、該ス
ペース29に開口して設けられた排気口27gから、順
次排気用ダクト27内に負圧吸入される。
の吹上ファン33が所定回数で運転され、建物内の空気
は、−階階段28下のスペース29に導入されて、該ス
ペース29に開口して設けられた排気口27gから、順
次排気用ダクト27内に負圧吸入される。
空気は、排気用ダクト27を経て空調機31下部の熱源
ユニット32内に導入され、吹上ファン33によって上
方へ吹き上げられる。空気は、熱交換機34を通過しこ
こで所定温度に調整され、冷暖房が施される。熱交換機
34によって所定温度に調整された空気の一部は、通風
部38を抜けて換気ユニット37の上方へ移動する。ま
た空気の残りは、換気ユニット37内の換気扇39内へ
供給され、排気路4I内を流れる。また同時に、該換気
扇39内には外気取入口43より新鮮な外気か取り入れ
られて、吸気路40内を流れる。この時、両者が交差す
る熱交換部42において、排気路41内を通る空気の熱
が吸気路40内を通過する新鮮空気に一部回収されて熱
交換か行なわれる。そして、熱を奪われた空気が排気口
45より外部に排気されるとともに、所定温度に調整さ
れた新鮮空気は、吸気路40を通って換気部39より換
気ユニット37内へ向けて上昇する。換気ユニット37
では、このようにして所定温度に調整された新気と、先
に熱源ユニット32を通った後直接該換気ユニット37
に供給された空気とが、所定割合で以て混合されること
となり、換気が施される。
ユニット32内に導入され、吹上ファン33によって上
方へ吹き上げられる。空気は、熱交換機34を通過しこ
こで所定温度に調整され、冷暖房が施される。熱交換機
34によって所定温度に調整された空気の一部は、通風
部38を抜けて換気ユニット37の上方へ移動する。ま
た空気の残りは、換気ユニット37内の換気扇39内へ
供給され、排気路4I内を流れる。また同時に、該換気
扇39内には外気取入口43より新鮮な外気か取り入れ
られて、吸気路40内を流れる。この時、両者が交差す
る熱交換部42において、排気路41内を通る空気の熱
が吸気路40内を通過する新鮮空気に一部回収されて熱
交換か行なわれる。そして、熱を奪われた空気が排気口
45より外部に排気されるとともに、所定温度に調整さ
れた新鮮空気は、吸気路40を通って換気部39より換
気ユニット37内へ向けて上昇する。換気ユニット37
では、このようにして所定温度に調整された新気と、先
に熱源ユニット32を通った後直接該換気ユニット37
に供給された空気とが、所定割合で以て混合されること
となり、換気が施される。
このようにして冷暖房および換気がなされて生成した調
和空気は、空調機31の上部より給気用ダクト24内に
送り込まれて、前記メインダクト25に供給される。そ
してメインダクト25およびサブダクト26.26・・
・内の流路を通って所定方向に分配され、建物の各室2
2.22・・に供給されて、室22.22・・・内を冷
暖房および換気する。
和空気は、空調機31の上部より給気用ダクト24内に
送り込まれて、前記メインダクト25に供給される。そ
してメインダクト25およびサブダクト26.26・・
・内の流路を通って所定方向に分配され、建物の各室2
2.22・・に供給されて、室22.22・・・内を冷
暖房および換気する。
一方、各室22.22・・・では、室内に有った未調和
の空気および冷暖房、換気後の汚れた空気が、各室22
.22・・・から抜は出して一階階段28下のスペース
29へ流れ込み、該スペース29に開口した排気口27
aより一括して前記排気用ダクト27に吸い込まれる。
の空気および冷暖房、換気後の汚れた空気が、各室22
.22・・・から抜は出して一階階段28下のスペース
29へ流れ込み、該スペース29に開口した排気口27
aより一括して前記排気用ダクト27に吸い込まれる。
この空気は、繰り返し、空調機31内に導入されて循環
する。これによって、一体型集中空調システムの運転の
経過に伴い、各室22.22・・・内は調和空気で満た
され、各室22.22・・・内を含む建物全体は、所望
の調和状態に維持される。
する。これによって、一体型集中空調システムの運転の
経過に伴い、各室22.22・・・内は調和空気で満た
され、各室22.22・・・内を含む建物全体は、所望
の調和状態に維持される。
このように、本実施例の一体型集中空調システムによれ
ば、各室22.22・・・に開口して配置された給気用
ダクト24により、所定温度に調和された調和空気を供
給し、また−階階段28下の排気口27aから建物全体
の未調和の空気を一括して排出するようにしたので、各
室22.22・・・内だけでなく廊下21等をも含む建
物全体が、調和空気によって満たされ、住宅の空調が集
中的にかつ総括的に行なわれるようになる。
ば、各室22.22・・・に開口して配置された給気用
ダクト24により、所定温度に調和された調和空気を供
給し、また−階階段28下の排気口27aから建物全体
の未調和の空気を一括して排出するようにしたので、各
室22.22・・・内だけでなく廊下21等をも含む建
物全体が、調和空気によって満たされ、住宅の空調が集
中的にかつ総括的に行なわれるようになる。
また、前記構成の換気ユニット37を設けたことにより
、冷暖房だけでなく換気の機能を一体化して付与するこ
とができ、このため、各機能を住宅の各部に分散するこ
となく、システムのコンパクト化および設置性などが大
幅に向上する。
、冷暖房だけでなく換気の機能を一体化して付与するこ
とができ、このため、各機能を住宅の各部に分散するこ
となく、システムのコンパクト化および設置性などが大
幅に向上する。
また換気の機能を付与したことによって、室22.22
・・内の空気汚染が防止され、住む人の健康に対する配
慮がなされるとともに、前述のように建物全体の空調を
総括的に均一に行なうようにしたことによって、室内の
局所的温度分布が解消され、結露防止やカビ、ダニの発
生防止、住宅の長寿命化などを図ることができるように
なる。
・・内の空気汚染が防止され、住む人の健康に対する配
慮がなされるとともに、前述のように建物全体の空調を
総括的に均一に行なうようにしたことによって、室内の
局所的温度分布が解消され、結露防止やカビ、ダニの発
生防止、住宅の長寿命化などを図ることができるように
なる。
そのうえ、各室22.22・・・に設けられた吹出ロ2
6d26d・には、前述のように開閉度調節の可能な吹
出スリット26e、26e・が嵌着されているので、各
室の吹出口26d、26d・・の開口面積を調整するこ
とによって、各室22.22・・・毎の温度の微調整を
独立して行うことも可能である。
6d26d・には、前述のように開閉度調節の可能な吹
出スリット26e、26e・が嵌着されているので、各
室の吹出口26d、26d・・の開口面積を調整するこ
とによって、各室22.22・・・毎の温度の微調整を
独立して行うことも可能である。
また、空調機31により調和された空気を各室22.2
2・・に供給する給気用ダクト24をパネルユニット式
構造としたことによって、予め工場等で、二階床パネル
23内に配設した構成としておくことができる。このた
め、現場では、配管施工等の作業を要せず、単に二階床
パネル23を配設する作業を行うだけで、同時に前記給
気用ダクト24の配設をも行うことができ、作業の簡略
化、省力化が可能となり、工期の短縮が図れる。
2・・に供給する給気用ダクト24をパネルユニット式
構造としたことによって、予め工場等で、二階床パネル
23内に配設した構成としておくことができる。このた
め、現場では、配管施工等の作業を要せず、単に二階床
パネル23を配設する作業を行うだけで、同時に前記給
気用ダクト24の配設をも行うことができ、作業の簡略
化、省力化が可能となり、工期の短縮が図れる。
また排気用ダクト27の排気口27aを一階階段28下
のスペース29に開口して設けたことにより、従来のよ
うに各室22.22・・・毎に排気口を設ける手間が要
らないうえに、建物内の無駄に空いたスペースを有効利
用できる利点がある。
のスペース29に開口して設けたことにより、従来のよ
うに各室22.22・・・毎に排気口を設ける手間が要
らないうえに、建物内の無駄に空いたスペースを有効利
用できる利点がある。
また本実施例では、前記給気用ダクト24を空調機31
の上部に、排気用ダクト27を空調機31の下部に取り
付けた構成としたので、両者が空調機の上部に取り付け
られ空気が空調機内をU字状に循環するようにした従来
の一体型集中空調ノステムに比べ、常に空気が下から上
へと流れる空気循環路を有することから、特に風量大と
しなくても熱交換機34に十分空気を導入することがで
きるようになる。したがって効率向上およびエネルギー
の削減が図れ、ダクトの寸法(径)を小さくすることも
可能となる。
の上部に、排気用ダクト27を空調機31の下部に取り
付けた構成としたので、両者が空調機の上部に取り付け
られ空気が空調機内をU字状に循環するようにした従来
の一体型集中空調ノステムに比べ、常に空気が下から上
へと流れる空気循環路を有することから、特に風量大と
しなくても熱交換機34に十分空気を導入することがで
きるようになる。したがって効率向上およびエネルギー
の削減が図れ、ダクトの寸法(径)を小さくすることも
可能となる。
また本実施例では、空調機31の下部に吹上ファン33
が1つ設けられている構成であるので、空調機上部に2
つの送風ファンが設けられた従来の構成に比べて、空調
機上部から建物内に伝わるファン11.IIの回転音に
よる騒音や振動が軽減され、より快適な住まいを提供す
ることができる。
が1つ設けられている構成であるので、空調機上部に2
つの送風ファンが設けられた従来の構成に比べて、空調
機上部から建物内に伝わるファン11.IIの回転音に
よる騒音や振動が軽減され、より快適な住まいを提供す
ることができる。
また換気ユニット37内では、前述のように熱交換型の
換気扇39を設けて、吸気路40と排気路41との間で
熱交換を行うことができるようにされているので、たと
え建物内の空気を全換気した場合でも、建物内の熱また
は冷熱が無駄になることがなく、省エネルギー化が可能
である。
換気扇39を設けて、吸気路40と排気路41との間で
熱交換を行うことができるようにされているので、たと
え建物内の空気を全換気した場合でも、建物内の熱また
は冷熱が無駄になることがなく、省エネルギー化が可能
である。
なお、本発明の一体型集中空調システムは、前記実施例
の構成に限定されるものではなく、外観や寸法および内
部に配置される各機器の具体的構成などは、実施に当た
って適宜変更可能とされるものである。
の構成に限定されるものではなく、外観や寸法および内
部に配置される各機器の具体的構成などは、実施に当た
って適宜変更可能とされるものである。
例えば、前記実施例では、給気用ダクト24のメインダ
クト25として、これを構成する枠体25aの内部を2
つに仕切り、左右2つの流路を設けた構成のものを用い
たが、1つの流路を有するものであってもよい。
クト25として、これを構成する枠体25aの内部を2
つに仕切り、左右2つの流路を設けた構成のものを用い
たが、1つの流路を有するものであってもよい。
また排気用ダクト27の排気口27aを一階階段28下
のスペース29に配置せしめた構成としたが、排気口2
7aを設ける箇所は一階階段28下のスペース29に限
られず、空間の有効利用ができるような箇所であれば、
これ以外にも、建物内の無駄に空いたスペースや、人目
に付きにくいスペースなどを利用することができる。
のスペース29に配置せしめた構成としたが、排気口2
7aを設ける箇所は一階階段28下のスペース29に限
られず、空間の有効利用ができるような箇所であれば、
これ以外にも、建物内の無駄に空いたスペースや、人目
に付きにくいスペースなどを利用することができる。
また、換気ユニット37として、熱源ユニット32がら
空気が直接換気ユニット37内へ上昇する通風部38を
一部残して、熱交換型の換気扇39が設けられた構成の
ものを示したが、この通風部38を残さずに換気扇39
を設けた構成としてもよく、この場合には、熱源ユニッ
ト32からの空気の全部を新気と交換することができる
ようになり、たとえ建物内で臭気等が発生しても全換気
することにより臭気等を室外に排気して建物全体に臭気
が分散されることを未然に防げるなどの利点が得られる
。またこの通風部38の大きさ(開口面積)を変更自在
とし、熱源ユニット32からの空気が新気と交換される
割合(換気の程度)を自在に変更できるように考慮して
もよい。
空気が直接換気ユニット37内へ上昇する通風部38を
一部残して、熱交換型の換気扇39が設けられた構成の
ものを示したが、この通風部38を残さずに換気扇39
を設けた構成としてもよく、この場合には、熱源ユニッ
ト32からの空気の全部を新気と交換することができる
ようになり、たとえ建物内で臭気等が発生しても全換気
することにより臭気等を室外に排気して建物全体に臭気
が分散されることを未然に防げるなどの利点が得られる
。またこの通風部38の大きさ(開口面積)を変更自在
とし、熱源ユニット32からの空気が新気と交換される
割合(換気の程度)を自在に変更できるように考慮して
もよい。
また換気ユニット37の換気扇39内には、吸気路40
と排気路41とが交差する部分に熱交換部42を設けた
構成を示したが、この熱交換部42は省略することもで
きる。
と排気路41とが交差する部分に熱交換部42を設けた
構成を示したが、この熱交換部42は省略することもで
きる。
また前記実施例の一体型集中空調システムでは、空調機
31内に熱源ユニット32および換気ユニツト37を備
えて、冷暖房および換気の機能を付与した構成としたが
、これ以外にも例えば、必要に応じて、空気清浄化の機
能、除湿あるいは加湿の機能、酸素混合の機能あるは炭
酸ガス除去の機能などの種々の機能を備えた多機能ユニ
ットを付加することもできる。
31内に熱源ユニット32および換気ユニツト37を備
えて、冷暖房および換気の機能を付与した構成としたが
、これ以外にも例えば、必要に応じて、空気清浄化の機
能、除湿あるいは加湿の機能、酸素混合の機能あるは炭
酸ガス除去の機能などの種々の機能を備えた多機能ユニ
ットを付加することもできる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の一体型集中空調システム
によれば、冷暖房および換気を含む種々の空調機能を一
体化して行うことができる。しかも予め所定状態に調和
された空気を、建物の各室に向けて分岐したパネルユニ
ット式の給気用ダクトにより各室に供給するとともに、
建物内の空気を、建物内の一箇所から総括的に排気する
ようにしたので、建物内の随所に、新鮮で暖かい(冷た
い)空気が常に均一に供給されるようになり、住む人の
健康維持や結露防止、また結露防止に伴うカビ、ダニの
発生防止、建物の長寿命化などといった種々の効果を奏
して、真に快適空間を実現することができる。
によれば、冷暖房および換気を含む種々の空調機能を一
体化して行うことができる。しかも予め所定状態に調和
された空気を、建物の各室に向けて分岐したパネルユニ
ット式の給気用ダクトにより各室に供給するとともに、
建物内の空気を、建物内の一箇所から総括的に排気する
ようにしたので、建物内の随所に、新鮮で暖かい(冷た
い)空気が常に均一に供給されるようになり、住む人の
健康維持や結露防止、また結露防止に伴うカビ、ダニの
発生防止、建物の長寿命化などといった種々の効果を奏
して、真に快適空間を実現することができる。
また本発明の一体型集中空調ノステムでは、各室内に空
気を供給する送気ダクトを、パネルユニット式構造とし
たので、現場での配管施工を省略することができ、作業
の簡略化、省力化および工期の短縮等の効果が望める。
気を供給する送気ダクトを、パネルユニット式構造とし
たので、現場での配管施工を省略することができ、作業
の簡略化、省力化および工期の短縮等の効果が望める。
また排気用ダクトの排気口を、建物内の無駄に空いたス
ペース等を利用して設けることができるので、各室毎に
排気口を設ける手間が要らないうえに居住空間の有効利
用が図れる。
ペース等を利用して設けることができるので、各室毎に
排気口を設ける手間が要らないうえに居住空間の有効利
用が図れる。
また、本発明の一体型集中空調ソステムでは、空調機内
の空気の流れを常に下から上への一方向としたので、風
量を特に大きくせずとも十分な熱交換および換気効果を
発現することができ、熱効率の向上が図れ、費用削減の
効果を奏する。
の空気の流れを常に下から上への一方向としたので、風
量を特に大きくせずとも十分な熱交換および換気効果を
発現することができ、熱効率の向上が図れ、費用削減の
効果を奏する。
第1図は、本発明の一体型集中空調システムの一実施例
を示す斜視図、第2図はこの実施例において使用される
給気用ダクトの構成を示す分解斜視図、第3図は排気用
ダクトの配設状態を示す斜視図、第4図および第5図は
空調機の構成を示すそれぞれ斜視図および側断面図であ
り、第6図および第7図は従来の一体型集中空調システ
ムの一例を示すもので、第6図はこの一体型集中空調ン
ステムの全体の構成を示す斜視図、第7図は空調機の内
部構造を示す断面図である。 0・・・・・住宅、22・・・・・室、3・・・・・二
階床パネルあるいは一階天井パネル、4・・・・・・給
気用ダクト、27・・・・・・排気用ダクト、1・・・
・・・空調機、32・・・・・・熱源ユニット、7・・
・・・・換気ユニット。
を示す斜視図、第2図はこの実施例において使用される
給気用ダクトの構成を示す分解斜視図、第3図は排気用
ダクトの配設状態を示す斜視図、第4図および第5図は
空調機の構成を示すそれぞれ斜視図および側断面図であ
り、第6図および第7図は従来の一体型集中空調システ
ムの一例を示すもので、第6図はこの一体型集中空調ン
ステムの全体の構成を示す斜視図、第7図は空調機の内
部構造を示す断面図である。 0・・・・・住宅、22・・・・・室、3・・・・・二
階床パネルあるいは一階天井パネル、4・・・・・・給
気用ダクト、27・・・・・・排気用ダクト、1・・・
・・・空調機、32・・・・・・熱源ユニット、7・・
・・・・換気ユニット。
Claims (1)
- 枝状に分岐して建物の各室に開口するようにして建物
の二階床パネルあるいは一階天井パネル内に配設され、
各室に空気を供給するパネルユニット式の給気用ダクト
と、建物の一階床付近の一箇所に建物内に開口して設け
られ、建物内の空気を一括して排気する排気用ダクトと
、前記給気用ダクトと排気用ダクトとを連結して、排気
用ダクト側から給気用ダクト側へ空気を循環せしめる循
環路を備えるとともに、該循環路に、排気用ダクトによ
り該循環路内に吸入された空気を所定温度に調節する熱
源ユニットと、該空気を外気との間で換気する換気ユニ
ットとを備えた空調機を有してなることを特徴とする一
体型集中空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22553690A JPH0752025B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 一体型集中空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22553690A JPH0752025B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 一体型集中空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106333A true JPH04106333A (ja) | 1992-04-08 |
JPH0752025B2 JPH0752025B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=16830834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22553690A Expired - Lifetime JPH0752025B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 一体型集中空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752025B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08136033A (ja) * | 1994-11-11 | 1996-05-31 | Natl House Ind Co Ltd | 空気調和装置 |
US6347527B1 (en) * | 1997-12-02 | 2002-02-19 | Louis J. Bailey | Integrated system for heating, cooling and heat recovery ventilation |
KR20040017119A (ko) * | 2002-08-20 | 2004-02-26 | 엘지전자 주식회사 | 가정용 중앙집중식 공기조화장치 |
WO2005047779A1 (ja) * | 2003-11-17 | 2005-05-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 熱交換換気システム |
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1990
- 1990-08-28 JP JP22553690A patent/JPH0752025B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH0752025B2 (ja) | 1995-06-05 |
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