JPH0510255B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0510255B2
JPH0510255B2 JP61302634A JP30263486A JPH0510255B2 JP H0510255 B2 JPH0510255 B2 JP H0510255B2 JP 61302634 A JP61302634 A JP 61302634A JP 30263486 A JP30263486 A JP 30263486A JP H0510255 B2 JPH0510255 B2 JP H0510255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
hanger
arm
link mechanism
parallel link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61302634A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63154444A (ja
Inventor
Masatoshi Yoshida
Shintaro Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP30263486A priority Critical patent/JPS63154444A/ja
Publication of JPS63154444A publication Critical patent/JPS63154444A/ja
Publication of JPH0510255B2 publication Critical patent/JPH0510255B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は航空機や大型車両に使用される大型タ
イヤの運搬に用いられる大型タイヤ運搬車両に関
する。
従来の技術 航空機や大型車両に使用される大型のタイヤは
可成りの重量があるため、その交換作業に際して
第14図に示すような手押しタイプのリフターを
用いて大型タイヤを運搬するようにしている。
このリフターは前、後キヤスター103,10
4を備えた平面コ字形の台車フレーム100の一
対のアーム101,101上にそれぞれローラ1
02,102を回転自在に軸支してあり、これら
ローラ102,102上に跨つて大型タイヤWを
載置するようにしてある。
後部キヤスター104はその車軸にマスタシリ
ンダ105を取付けてあつて、このマスタシリン
ダ105の胴部をリンク106を介して台車フレ
ーム100の後部ブラケツト107に連結してあ
ると共に、マスタシリンダ105のピストンロツ
ド108の上端を台車フレーム100の後部上側
の支持座109に係合してある。
マスタシリンダ105にはレバー110によつ
て作動されるプランジヤーポンプ111を併設し
てあつて、このレバー110を上下方向に反復操
作することによつてプランジヤーポンプ111を
作動させ、マスタシリンダ105を伸張させて台
車フレーム100を前部キヤスター103を支点
として前傾状態に上昇できるようにしてある。こ
の類似構造は、例えば実開昭57−174499号公報に
示されている。
発明が解決しようとする問題点 大型タイヤWの運搬はリフターを手押しして行
わなければならず、また、ローラ102,102
上への大型タイヤWの積み込み及び荷降しは人手
によつて行わなければならないため、多大な労力
と時間とを要し作業能率が悪い点が指摘されてい
る。
そこで、本出願人は大型タイヤの運搬、および
大型タイヤの積み込み、荷降しの省力化と作業能
率の向上を図るため、先に特願昭60−193153号
(特開昭62−56299号)により自走式の大型タイヤ
運搬車両を提案している。
これは、エンジン又はモータによつて自走する
台車の後端部上に、支柱を中心に水平回動し、か
つ、駆動機構により上下方向に揺動する平行リン
ク機構を設け、この平行リンク機構の揺動端部に
ハンガーアームを水平回動自在に連結して、この
ハンガーアーム端部に一対のローラ上に大型タイ
ヤをすくい取つて縦置きに保持する荷物ハンガー
を吊設して構成したものである。
本発明はこの先の提案に係る大型タイヤ運搬車
両を更に改良し、台車の両側部にも大型タイヤを
台車側部に沿つて縦置きに安定して積載できて積
載能力を高められると共に、該台車側部への大型
タイヤの積み込み、荷降し作業を容易に行うこと
ができる大型タイヤ運搬車両を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 前側部に運転席を有し自走する台車の後部に大
型タイヤを積載可能なデツキを形成し、このデツ
キ上に回転自在に軸支した支柱の上下部に一対の
リンクを軸支すると共に、これらリンクの自由端
部間にアーム支軸をピン連結して支柱を中心にし
て水平方向および上下方向に揺動自在に構成した
平行リンク機構と、該平行リンク機構の支柱と上
部のリンクとに跨つて配設されて、平行リンク機
構を上下揺動する駆動機構と、平行リンク機構の
アーム支軸に水平方向に回動自在に連結したハン
ガーアームと、逆U字状のフレームの下端にロア
ビームを跨設し、このロアビームに一対の保持ロ
ーラを一側方に略水平に平行して突出配置し、前
記ハンガーアームの自由端部に着脱自在に吊設さ
れて、前記一対の保持ローラ上に跨つて大型タイ
ヤを縦置きに保持する荷物ハンガーとを備え、か
つ、前記台車の両側部には、後端が接地可能に回
動自在に、かつ、略水平に軸支されて、大型タイ
ヤを台車側部に沿つて縦置きに載置するトレー状
のタイヤ載置部を側方へ張り出して設けると共
に、このタイヤ載置部を台車側部に沿つて折畳み
自在に構成してある。
作 用 平行リンク機構およびハンガーアームを水平方
向に回動することにより、台車のデツキ上からこ
れら平行リンク機構、ハンガーアームが伸び出す
から、駆動機構により平行リンク機構を下動して
荷物ハンガーを路面近くまで降して、荷物ハンガ
ーを縦置きにされた大型タイヤに向けて押動し、
一対の保持ローラを大型タイヤの周側面にあてが
つて該荷物ハンガーを上昇すれば、大型タイヤを
これら一対の保持ローラ上に跨つてすくい取るこ
とができる。
従つて、ハンガーアーム、平行リンク機構をデ
ツキ上に再び水平回動すれば、荷物ハンガーごと
大型タイヤをデツキ上に容易に積み込むことがで
きる。
台車を目的地まで走行し、大型タイヤを荷降し
する場合は前述の操作を逆行すれば、容易に荷降
しすることができる。
台車側部のタイヤ載置部へ大型タイヤを積み込
む場合、タイヤ載置部を略水平状態から回動して
後端を接地させ、大型タイヤを路面上を転動させ
てこのタイヤ載置部の後端部上へ乗せた後、該タ
イヤ載置部を元の略水平状態に回動、復帰させれ
ば、大型タイヤを労力を要することなくタイヤ載
置部上へ縦置きに積み込むことができる。
タイヤ載置部を使用しない時は、該タイヤ載置
部は台車側部に沿つて折畳まれる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜8図において、1は前、後輪1a,1b
を有し、エンジン又はモータによつて自走する台
車で、前側部に運転席32を形成してあると共
に、この運転席32の後方に航空機等に用いられ
る大型のタイヤWを積載し得るに十分なスペース
のデツキ2を形成してある。
この実施例ではデツキ2の略後半部2aの地上
高を低めて多段状に形成して、該デツキ後半部2
a上に大型タイヤWを後述する荷物ハンガーと共
に縦置きに積載するようにしてあり、台車の制動
時にデツキ段部により大型タイヤWの下側が前方
へずれ動くのを阻止できるようにしてある。
3はデツキ後半部2aの後端部上に配設した平
行リンク機構で、デツキ後半部2aの後端部中央
位置に設けた軸受部4aに軸支されて回転自在な
支柱4と、支柱4の上下部に軸支した一対のリン
ク5,6と、これらリンク5,6の自由端部間に
ピン連結したアーム支軸7とからなつていて、前
記支柱4を中心に水平方向および上下方向に揺動
自在としてある。
8は平行リンク機構3を上下揺動する駆動機構
を示し、支柱4の下部に設けたブラケツト4bに
シリンダ本体9aを軸支した油圧シリンダ9と、
支柱4の上部に一端をピン連結し、中間部に油圧
シリンダ9の作動ロツド9bを連結して該油圧シ
リンダ9に支持されたへの字状のアーム10と、
該アーム10の自由端と上側のリンク5のアーム
支軸7連結側の端部近傍との間にピン連結したス
トラツトタイプの緩衝器11とからなつていて、
油圧シリンダ9の伸、縮作動力をアーム10、緩
衝器11を介して上側のリンク5に伝え、以つ
て、平行リンク機構3を支柱4を中心に上下揺動
する。
12は平行リンク機構3のアーム支軸7に水平
方向に回動自在に装着したハンガーアームで、そ
の自由端部に荷物ハンガー13を回動自在に吊設
してある。
この荷物ハンガー13はフツクピン18aを介
してハンガーアーム9に着脱自在に吊持されてい
て、このフツクピン18aを中心に水平方向に回
動自在となつている。荷物ハンガー13は逆U字
状のフレーム14と、このフレーム14の下端に
跨設したロアビーム15と、ロアビーム15の両
端部に一側方に略水平に平行して回転自在に突出
配置した一対の保持ローラ16とを備え、これら
保持ローラ16上に跨つて重量のある大型タイヤ
Wをすくい取つて載置できるようにしてある。
17は荷物ハンガー13のフレーム14の上端
部に配設した高さ調整機構で、第12,13図に
示すようにフレーム14の上端部に保持ローラ1
6を突出配置した側の側方で斜め上方に向けて傾
斜して突設した一対の内筒17a,17aと、上
面に前記フツクピン18aを突設したブラケツト
18の下面に斜め下方に向けて傾斜して突設さ
れ、内筒17a,17aに摺動自在に外嵌した一
対の外筒17b,17bと、これら各内筒17a
と外筒17bとの間に亘つて張設されて、フレー
ム14、ロアビーム15、保持ローラ16の荷重
を負担するバランサースプリング17cと、これ
ら両側の内、外筒17a,17bおよび17a,
17bの間でブラケツト18とフレーム14の上
端部とに跨つて配設したねじ機構17dとを備え
ている。
ねじ機構17dは、フレーム14の上端部に回
動自在に軸支されて下端にハンドル17fを備え
たねじ軸17eと、先端部内に該ねじ軸17eに
螺合したナツト部材17gを有する内筒17h
と、フレーム14の上端部に固設されてねじ軸1
7eを内包すると共に前記内筒17hに摺動自在
に嵌装した外筒17iと、前記内筒17hに固設
されて内、外筒17h,17iの嵌合部分まで覆
う筒状の保護カバー17jとを備えている。そし
て、このねじ機構17dは、前記内筒17hの上
端部をブラケツト18に突設した支軸17kに遊
嵌し、ピン17lにより揺動自在に連結してあ
る。
これにより、前記ハンドル17fを回動してナ
ツト部材17gをねじ軸17eに沿つて移動する
ことにより、内、外筒17a,17bを相対的に
伸張、縮小させて、大型タイヤW,W1の外径寸
法に合わせて荷物ハンガー13の高さ調整、即
ち、ロアビーム15からブラケツト18に亘る高
さを調整できるようになつている。
一方、台車1の両側部の略中央部には、後端が
接地可能に回動自在に、かつ、略水平に軸支され
て、大型タイヤWを台車1の側部に沿つて縦置き
に載置するトレー状のタイヤ載置部20を側方へ
張り出して設けてある。
具体的には、台車1の側部には支軸21を側方
に向けて水平に突出配置してあり、この支軸21
に固設したブラケツト23にタイヤ載置プレート
24を回動自在に軸支してある。
このタイヤ載置プレート24の台車側部寄りの
側縁には側板25をヒンジ26により回動自在に
取付けてあり、この側板25と台車1の側部とに
それぞれ固着したブラケツト30,30に跨つて
設けた油圧シリンダ28により回動される。
また、タイヤ載置プレート24の後端部24a
は上向きに傾斜成形してあつて、接地させた時に
この後端部24a上に大型タイヤWを転動して乗
り上げさせるようにしてある。
前記支軸21は台車1の側部に固着したブラケ
ツト22に、台車1の側部に沿つて上向きに回動
可能に軸支してあり、かつ、該支軸21上と台車
1の側部とにそれぞれ固着したブラケツト30,
30に跨つて油圧シリンダ27を設けてあり、も
つて、この油圧シリンダ27により支軸21と共
にタイヤ載置プレート24を台車1の側部に沿つ
て折畳み自在としてある。
19は前記荷物ハンガー13のブラケツト18
の下面側に設けられ、保持ローラ16,16上に
載置した大型タイヤWの前側に掛け止めする倒れ
止め用のホルダ。
29はタイヤ載置プレート24の外側の側壁部
の隅部に設けた補強プレート。
31は台車1の側部に立設されて、タイヤ載置
部20上に積載した大型タイヤWを立て掛けて支
持するバツクレストフレーム。
33は台車1の運転席32の前方で、側方へ3
角形状に張り出して設けた車幅確認アームで、前
記タイヤ載置部20の側方突出量と略同一に突出
配置してあり、先端部上には確認ロツド34を弾
性体35を介して取付けてあつて、これら車幅確
認アーム33、確認ロツド34によりタイヤ載置
部20を台車1の側方へ張り出させてある時の車
幅を、オペレータが後方を確認しなくても把握で
きるようになつている。
36は台車1の両側部に各一対配設されて、荷
役作業時に接地されるアウトリガー、38,38
aはバツクミラーとそのアームを示す。
以上の実施例構造によれば、荷物ハンガー13
に保持した大型タイヤWを、台車1を目的地まで
走行して運搬し、デツキ後半部2a上から降し
て、例えば航空機の車軸に装着する場合には、油
圧シリンダ9を若干伸張作動すると、その駆動力
は上側のリンク5からアーム支軸7を介して下側
のリンク6に伝達され、上下リンク5,6を同時
に上方へ揺動してアーム支軸7を支柱4と平行に
垂直に上方移動させる。
これにより、ハンガーアーム12に吊持された
荷物ハンガー13を大型タイヤWごとデツキ後半
部2aより持ち上げるから、平行リンク機構3を
支柱4を中心として手動操作により水平方向に回
動すると共に、ハンガーアーム12をアーム支軸
7を中心に同様に水平方向に回動すれば、例えば
第3,4図示のように荷物ハンガー13をデツキ
2の後方の所定位置にまで移動させることができ
る。
従つて、平行リンク機構3およびハンガーアー
ム12の水平方向の回動操作と、荷物ハンガー1
3のフツクピン18aを中心とする水平方向の回
動操作により、大型タイヤWを図外の航空機の車
軸端の側方に持来し、前記油圧シリンダ9を作動
して荷物ハンガー13を大型タイヤWの中心が前
記車軸端の高さ位置になるように調節して、荷物
ハンガー13を大型タイヤWごと該車軸端に向け
て押動すれば、大型タイヤWを吊持した状態のま
ま車軸端に容易に嵌合、装着することができる。
次に、車軸から古い大型タイヤWを外して荷物
ハンガー13に取り込んでデツキ後半部2a上に
積載する時は、前述と同様にして荷物ハンガー1
3を車軸に装着された大型タイヤWの側方に持来
し、荷物ハンガー13を大型タイヤW側に押動し
て一対の保持ローラ16,16を大型タイヤWの
下側に入り込ませると共に、荷物ハンガー13を
油圧シリンダ9の作動により若干上方へ移動し
て、これら保持ローラ16,16を大型タイヤW
の下側に当接させる(第3,4図参照)。
そして、大型タイヤWの車軸との固定を外して
荷物ハンガー13ごと大型タイヤWを車軸から離
れる方向に移動すれば、大型タイヤWをこれら保
持ローラ16,16上にすくい取ることができる
から、後は前述の大型タイヤWの装着時の作業を
逆行すればよく、平行リンク機構3、ハンガーア
ーム12、荷物ハンガー13をそれぞれの連結点
を節としてデツキ後半部2a上にコンパクトに折
畳んで、荷物ハンガー13を平行リンク機構3と
略平行の状態で格納できる(第1,2図参照)。
また、同じように格納庫等の床面上に縦置きに
保管された大型タイヤWを荷物ハンガー13に取
り込んでデツキ後半部2a上に積載する時も、荷
物ハンガー5を床面近くまで降し、前述と同様縦
置きに保管された大型タイヤWの側方に持来して
大型タイヤW側に押動し、一対の保持ローラ1
6,16を大型タイヤWの周側面にあてがつて、
荷物ハンガー13を油圧シリンダ9の作動により
上方へ移動すれば、大型タイヤWをこれら保持ロ
ーラ16,16上にすくい取ることができるか
ら、後はハンガーアーム12、平行リンク機構
3、および荷物ハンガー13の水平方向の回動操
作と、油圧シリンダ9による平行リンク機構3の
上下方向揺動により、大型タイヤWを荷物ハンガ
ー13ごとデツキ後半部2a上に積載することが
できる。
一方、デツキ後半部2a上で荷物ハンガー13
に保持して積載した大型タイヤWを、格納庫等の
床面上に降して縦置きに保管する場合は、前述の
タイヤ取り込み作業を逆行すればよい。
次に、台車1の両側部に側方へ張り出したタイ
ヤ載置部20上へ大型タイヤWを載置する場合、
油圧シリンダ28を作動してタイヤ載置プレート
24を水平状態から下方へ回動し、後端部24a
を第2図の鎖線で示すように接地させる。そし
て、大型タイヤWを路面上を転動させて該タイヤ
載置プレート24の後端部24a上へ乗り上げさ
せ、この状態で油圧シリンダ28を作動してタイ
ヤ載置プレート24を元の水平状態に回動、復帰
させれば、大型タイヤWを該タイヤ載置プレート
24上にすくい取つて労力を要することなく容易
に縦置きに積載することができる。
タイヤ載置部20上へ大型タイヤWを積載しな
いで台車1を走行移動する場合は、油圧シリンダ
27を作動して支軸21を上方に回動すれば、こ
れと一体のタイヤ載置プレート24は側板25に
対し、ヒンジ26を支点として該側板25と重合
するように回動して、タイヤ載置部20が台車1
の側部に沿つて折畳まれるから、該タイヤ載置部
20が側方に張り出したままとなつて通常走行お
よび旋回走行の邪魔になることがない。
第9図は車幅確認アーム33を台車1側にブラ
ケツト36を介して折畳み自在とすると共に、前
記タイヤ載置部20の油圧シリンダ27を連結し
たブラケツト30との間をリンクワイヤ37で連
結し、タイヤ載置部20の折畳み作動に伴いリン
クワイヤ37が押圧されて車幅確認アーム33の
ブラケツト36の下端を押圧することにより、タ
イヤ載置部20と連動して車幅確認アーム33を
も折畳むようにしたものである。
この実施例によれば、タイヤ載置部20の折畳
み時には車幅確認アーム33も台車1の側部に沿
つて折畳まれるため、台車1の運転走行性を向上
することができる。
また、第10,11図に示す実施例はバツクミ
ラー38のアーム38aをテレスコピツクタイプ
に伸張自在に構成すると共に、前記第9図に示し
たものと同様のリンクワイヤ構造により、該アー
ム38aをタイヤ載置部20の折畳み作動に伴い
車幅方向に縮小できるようにしたもので、タイヤ
載置部20の不使用時における台車1の運転走行
性を更に向上することができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、自走する台車を
走行して重量のある大型タイヤを目的の場所まで
容易に運搬できることは勿論、大型タイヤの積み
込みおよび荷降しに際しては、平行リンク機構、
ハンガーアームおよび荷物ハンガーの手動による
水平方向の回動操作と、駆動機構の作動による平
行リンク機構の上下揺動によつて、大型タイヤを
1人の作業者でも容易に積み込み、荷降しするこ
とができて、作業の省力化と迅速化を図ることが
できる。
特に、平行リンク機構は支柱を中心として水平
回動し、ハンガーアームはこの平行リンク機構の
アーム支軸に対して水平回動するから、これら平
行リンク機構、ハンガーアームの水平回動により
台車の移動調整を伴うことなく、荷物ハンガーを
デツキの左右側方、前後方向等、大型タイヤの所
定の積み込み位置又は荷降し位置に自由に伸び出
させることができて、荷役作業をより一層容易に
行うことができる。
また、台車の両側部にはトレー状のタイヤ載置
部を側方へ張り出して配設してあるので、これら
タイヤ載置部にも大型タイヤを縦置きに積載する
ことができるので、一度に複数個の大型タイヤを
運搬できて、運搬能力を高めることができる。
しかも、このタイヤ載置部は略水平な状態から
回動して後端を接地させることができるので、大
型タイヤを転動させてこのタイヤ載置部上へ積み
込み、あるいはタイヤ載置部から荷降しすること
ができ、大きな労力を要することなく大型タイヤ
の積み降し作業を行うことができる。
更に、タイヤ載置部は不使用時には台車の側部
に沿つて折畳むことができるため、側方に張り出
したままとなつて走行時に邪魔になることがな
く、特に旋回走行時に小回りが利く利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体平面図、第2
図は同全体側面図、第3,4図は各々作業状況を
示す部分平面図と部分側面図、第5図はタイヤ載
置部の斜視図、第6図は同平面図、第7図は同側
面図、第8図は同後側面図、第9図は車幅確認ア
ームの異なる例を示す斜視図、第10,11図は
バツクミラーのアームの異なる例を示す正面図と
同要部の拡大図、第12図は高さ調整機構の断面
図、第13図は荷物ハンガーの側面図、第14図
は従来のリフターの斜視図である。 1……台車、2……デツキ、3……平行リンク
機構、4……支柱、5……上側のリンク、6……
下側のリンク、7……アーム支軸、8……駆動機
構、12……ハンガーアーム、13……荷物ハン
ガー、14……フレーム、15……ロアビーム、
16……保持ローラ、20……タイヤ載置部、W
……大型タイヤ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前側部に運転席を有し自走する台車の後部に
    大型タイヤを積載可能なデツキを形成し、このデ
    ツキ上に回転自在に軸支した支柱の上下部に一対
    のリンクを軸支すると共に、これらリンクの自由
    端部間にアーム支軸をピン連結して支柱を中心に
    して水平方向および上下方向に揺動自在に構成し
    た平行リンク機構と、該平行リンク機構の支柱と
    上部のリンクとに跨つて配設されて、平行リンク
    機構を上下揺動する駆動機構と、平行リンク機構
    のアーム支軸に水平方向に回動自在に連結したハ
    ンガーアームと、逆U字状のフレームの下端にロ
    アビームを跨設し、このロアビームに一対の保持
    ローラを一側方に略水平に平行して突出配置し、
    前記ハンガーアームの自由端部に着脱自在に吊設
    されて、前記一対の保持ローラ上に跨つて大型タ
    イヤを縦置きに保持する荷物ハンガーとを備え、
    かつ、前記台車の両側部には、後端が接地可能に
    回動自在に、かつ、略水平に軸支されて、大型タ
    イヤを台車側部に沿つて縦置きに載置するトレー
    状のタイヤ載置部を側方へ張り出して設けると共
    に、これらタイヤ載置部を台車側部に沿つて折畳
    み自在に構成したことを特徴とする大型タイヤ運
    搬車両。
JP30263486A 1986-12-18 1986-12-18 大型タイヤ運搬車両 Granted JPS63154444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30263486A JPS63154444A (ja) 1986-12-18 1986-12-18 大型タイヤ運搬車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30263486A JPS63154444A (ja) 1986-12-18 1986-12-18 大型タイヤ運搬車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154444A JPS63154444A (ja) 1988-06-27
JPH0510255B2 true JPH0510255B2 (ja) 1993-02-09

Family

ID=17911344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30263486A Granted JPS63154444A (ja) 1986-12-18 1986-12-18 大型タイヤ運搬車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63154444A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3022974B2 (ja) * 1990-03-31 2000-03-21 株式会社タチエス 車両搭載用ジャッキ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63137058A (ja) * 1986-11-29 1988-06-09 Nissan Motor Co Ltd 大型タイヤ運搬車両
JPS63137056A (ja) * 1986-11-29 1988-06-09 Nissan Motor Co Ltd 大型タイヤ運搬車両

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633794Y2 (ja) * 1976-12-06 1981-08-10
JPS57191650U (ja) * 1981-05-30 1982-12-04

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63137058A (ja) * 1986-11-29 1988-06-09 Nissan Motor Co Ltd 大型タイヤ運搬車両
JPS63137056A (ja) * 1986-11-29 1988-06-09 Nissan Motor Co Ltd 大型タイヤ運搬車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63154444A (ja) 1988-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09150741A (ja) 重量物運搬用の電動台車
JPH0510255B2 (ja)
JPH054442Y2 (ja)
JPH0510253B2 (ja)
JPH05432Y2 (ja)
JPH0453300Y2 (ja)
JPH05430Y2 (ja)
JPH054439Y2 (ja)
JPH057869Y2 (ja)
JPH0453302Y2 (ja)
JPH057868Y2 (ja)
JPH054441Y2 (ja)
JPH057871Y2 (ja)
JPH057867Y2 (ja)
JPH0453301Y2 (ja)
JPH057870Y2 (ja)
JPH054440Y2 (ja)
JPH0453305Y2 (ja)
JPH058200Y2 (ja)
JPH0453306Y2 (ja)
JPH054445Y2 (ja)
JPH0510256B2 (ja)
JPH0453304Y2 (ja)
JPH0453303Y2 (ja)
JPH0510254B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term