JPH0510242B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510242B2 JPH0510242B2 JP61244791A JP24479186A JPH0510242B2 JP H0510242 B2 JPH0510242 B2 JP H0510242B2 JP 61244791 A JP61244791 A JP 61244791A JP 24479186 A JP24479186 A JP 24479186A JP H0510242 B2 JPH0510242 B2 JP H0510242B2
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- JP
- Japan
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- tire
- ladder
- slip
- tread portion
- tread
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Ladders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、雪路や凍結路を走行する際に用いる
タイヤの滑り止め装置に関する。
タイヤの滑り止め装置に関する。
従来、この種の滑り止め装置として知られてい
るタイヤチエーンは、路面と接する部分が鋼製で
あることから、路面を損傷させる原因となり、し
かも、重くかさばり易くて、脱着に手間を要する
という不具合があつた。
るタイヤチエーンは、路面と接する部分が鋼製で
あることから、路面を損傷させる原因となり、し
かも、重くかさばり易くて、脱着に手間を要する
という不具合があつた。
そこで、このタイヤチエーンに代るものとし
て、非金属製の滑り止め装置が開発されている。
この滑り止め装置は、二本のロープ間にタイヤの
トレツド部を横断する複数の滑り止め部材を間隔
を存して取付けたラダー形(梯子形)と、滑り止
め部材を網目状にするとともに、タイヤを形取る
形状に一体成形したネツト形とに大別される。こ
の場合、ラダー形はタイヤへの取付け方法さえ工
夫すれば、車の移動やジヤツキアツプすることな
く、比較的簡単に取付けられるという利点はある
ものの、乗り心地や横すべり防止特性の点でネツ
ト形にやや劣るので、現在ではこのネツト形が主
流となつてきている。
て、非金属製の滑り止め装置が開発されている。
この滑り止め装置は、二本のロープ間にタイヤの
トレツド部を横断する複数の滑り止め部材を間隔
を存して取付けたラダー形(梯子形)と、滑り止
め部材を網目状にするとともに、タイヤを形取る
形状に一体成形したネツト形とに大別される。こ
の場合、ラダー形はタイヤへの取付け方法さえ工
夫すれば、車の移動やジヤツキアツプすることな
く、比較的簡単に取付けられるという利点はある
ものの、乗り心地や横すべり防止特性の点でネツ
ト形にやや劣るので、現在ではこのネツト形が主
流となつてきている。
ところが、ネツト形の滑り止め装置は、装置全
体がタイヤを形取るリング状に一体形成されてい
るために、タイヤへの取付け時に、車を移動させ
たり、ジヤツキアツプする必要があるとともに、
取付けに独特の要領を要し、取付けに手間取る等
の問題がある。
体がタイヤを形取るリング状に一体形成されてい
るために、タイヤへの取付け時に、車を移動させ
たり、ジヤツキアツプする必要があるとともに、
取付けに独特の要領を要し、取付けに手間取る等
の問題がある。
また、製造の観点から見ると、合成樹脂の一体
成形品であるが故に、大規模な金型を要するとと
もに、サイズ毎に大きさの異なる金型を用意しな
くてはならず、このため、製造コストが高くな
り、装置が高価なものとなる等の問題もある。
成形品であるが故に、大規模な金型を要するとと
もに、サイズ毎に大きさの異なる金型を用意しな
くてはならず、このため、製造コストが高くな
り、装置が高価なものとなる等の問題もある。
そこで、本発明においては、両端部に互いに係
脱可能な係合部を有しかつこれら係合部を互いに
連結した状態においてリング状をなす二本の索状
体の間に、タイヤのトレツド部に被せられかつタ
イヤの周方向に互いに独立している複数の合成樹
脂製の滑り止め部材を取付けたタイヤの滑り止め
装置であつて、上記滑り止め部材は、トレツド部
を横断する方向に延びかつトレツド部の周方向に
互いに間隔を存して設けられた一対のラダー部
と、上記ラダー部の間にラダー部と一体成形され
かつトレツド部側の面の高さが上記ラダー部のト
レツド部側の面の高さと同じでしかもトレツド部
に対向する突起が設けられかつ接地面が上記ラダ
ー部の接地面よりも内側に位置する網目部と、上
記滑り止め部材を上記索状体につなぐ取付金具を
具備したことを特徴とする。
脱可能な係合部を有しかつこれら係合部を互いに
連結した状態においてリング状をなす二本の索状
体の間に、タイヤのトレツド部に被せられかつタ
イヤの周方向に互いに独立している複数の合成樹
脂製の滑り止め部材を取付けたタイヤの滑り止め
装置であつて、上記滑り止め部材は、トレツド部
を横断する方向に延びかつトレツド部の周方向に
互いに間隔を存して設けられた一対のラダー部
と、上記ラダー部の間にラダー部と一体成形され
かつトレツド部側の面の高さが上記ラダー部のト
レツド部側の面の高さと同じでしかもトレツド部
に対向する突起が設けられかつ接地面が上記ラダ
ー部の接地面よりも内側に位置する網目部と、上
記滑り止め部材を上記索状体につなぐ取付金具を
具備したことを特徴とする。
この構成によれば、滑り止め部材が接地した状
態では、独立した網目が路面に食い込むので、広
い接地面で路面を確実に掴んで走行することがで
き、横すべりを確実に防止できる。それととも
に、この網目部と一体にラダー部を設けたことに
より、走行中はこのラダー部がトレツド部の全幅
に亘つて路面に食い込み、前後方向に対して強力
な駆動力が得られる。
態では、独立した網目が路面に食い込むので、広
い接地面で路面を確実に掴んで走行することがで
き、横すべりを確実に防止できる。それととも
に、この網目部と一体にラダー部を設けたことに
より、走行中はこのラダー部がトレツド部の全幅
に亘つて路面に食い込み、前後方向に対して強力
な駆動力が得られる。
したがつて、タイヤへの装着を容易に行なえる
というラダー形(梯子形)の特徴を生かしつつ、
大きな駆動力と、優れた横すべり防止特性を得る
ことができる。
というラダー形(梯子形)の特徴を生かしつつ、
大きな駆動力と、優れた横すべり防止特性を得る
ことができる。
それとともに、タイヤサイズの変動に対して
は、滑り止め部材の単体の大きさを変えたり、取
付け個数を増減することで対処できるから、少な
い金型で多くのサイズに対応することができ、そ
の分、コストの低減が可能となる。
は、滑り止め部材の単体の大きさを変えたり、取
付け個数を増減することで対処できるから、少な
い金型で多くのサイズに対応することができ、そ
の分、コストの低減が可能となる。
以下本発明の第1実施例を、第1図ないし第6
図にもとづいて説明する。
図にもとづいて説明する。
第1図中符号1a,1bで示す二本のロープ
(索状体)は、タイヤ2のトレツド部3よりも広
い間隔を存して互いに平行に設けられており、こ
れらロープ1a,1bの全長は、タイヤ2の外周
長さよりも短く形成されている。各ロープ1a,
1bの両端部には、互いに係脱可能な係合部とし
て、リング部4とこのリング部4に係合可能なフ
ツク部5が設けられており、このため、ロープ1
a,1bはリング部4とフツク部5とを係合させ
ることで、タイヤ2の側面6に沿つてリング状に
曲げられるようになつている。
(索状体)は、タイヤ2のトレツド部3よりも広
い間隔を存して互いに平行に設けられており、こ
れらロープ1a,1bの全長は、タイヤ2の外周
長さよりも短く形成されている。各ロープ1a,
1bの両端部には、互いに係脱可能な係合部とし
て、リング部4とこのリング部4に係合可能なフ
ツク部5が設けられており、このため、ロープ1
a,1bはリング部4とフツク部5とを係合させ
ることで、タイヤ2の側面6に沿つてリング状に
曲げられるようになつている。
そして、このロープ1a,1bの間には、トレ
ツド部3に被さる複数の滑り止め部材7が間隔を
存して取付けられている。滑り止め部材7は合成
樹脂材料を型成形したもので、全体として平坦な
板状をなしている。この滑り止め部材7の左右両
側部には、取付金具8が3個づつ固定されてお
り、これら取付金具8の先端部に設けた折返し部
9に、上記ロープ1a,1bを挿通してかしめる
ことで、これらロープ1a,1b間に滑り止め部
材7が固定されている。
ツド部3に被さる複数の滑り止め部材7が間隔を
存して取付けられている。滑り止め部材7は合成
樹脂材料を型成形したもので、全体として平坦な
板状をなしている。この滑り止め部材7の左右両
側部には、取付金具8が3個づつ固定されてお
り、これら取付金具8の先端部に設けた折返し部
9に、上記ロープ1a,1bを挿通してかしめる
ことで、これらロープ1a,1b間に滑り止め部
材7が固定されている。
ところで、上記滑り止め部材7は、菱形状をな
した多数の網目10…が独立して並んだ網目状の
トレツド模様を呈する網目部11と、この網目部
11の前後両側部において、トレツド部3を横断
する方向に延びる一対のラダー部12とを一体に
備えており、このラダー部12の接地面12a
は、網目部11の接地面11aよりも突出されて
いる。そして、ラダー部12の前後両側角部は直
角に角張つたエツジ部13をなしており、このラ
ダー部12の接地面12aには、横滑り防止のた
めの複数のスパイクピン14と前後方向に沿う複
数の突条15がトレツド部2の幅方向に間隔を存
して突設されている。
した多数の網目10…が独立して並んだ網目状の
トレツド模様を呈する網目部11と、この網目部
11の前後両側部において、トレツド部3を横断
する方向に延びる一対のラダー部12とを一体に
備えており、このラダー部12の接地面12a
は、網目部11の接地面11aよりも突出されて
いる。そして、ラダー部12の前後両側角部は直
角に角張つたエツジ部13をなしており、このラ
ダー部12の接地面12aには、横滑り防止のた
めの複数のスパイクピン14と前後方向に沿う複
数の突条15がトレツド部2の幅方向に間隔を存
して突設されている。
なお、この滑り止め部材7の裏面、つまり、ト
レツド部3との接触面は、第5図に示されるよう
に、ラダー部12の下面と網目部11の下面の高
さが揃つており、しかもこの面には、タイヤ2の
空転を防止するための多数の突起16が突設され
ている。従つて、車両の制動時あるいは発進時な
どにおいて滑り止め部材7に加わるタイヤ回転方
向のトラクシヨンに対し、トレツド部3と滑り止
め部材7を互いに確実にグリツプさせることがで
きる。
レツド部3との接触面は、第5図に示されるよう
に、ラダー部12の下面と網目部11の下面の高
さが揃つており、しかもこの面には、タイヤ2の
空転を防止するための多数の突起16が突設され
ている。従つて、車両の制動時あるいは発進時な
どにおいて滑り止め部材7に加わるタイヤ回転方
向のトラクシヨンに対し、トレツド部3と滑り止
め部材7を互いに確実にグリツプさせることがで
きる。
また、滑り止め部材7と外側のロープ1aとを
連結する取付金具8は、第6図に示すように、リ
ング状のゴムバンド17を引掛けるための舌片部
18を一体に有しており、このため、外側のロー
プ1aはタイヤ2の側面6に沿つてリン状に曲げ
られた状態で、タイヤ2の中心方向に向つて引張
られるようになつている。この場合、外側のロー
プ1aは、タイヤ2の中心方向に向つて引張られ
るので、タイヤ2への装着時において、滑り止め
部材7とがトレツド部3の幅方向に沿うように、
その全長が内側のロープ1bの全長よりも僅かに
長く形成されている。したがつて、第1図に示す
ように滑り止め部材7は、その外側のロープ1a
に対する取付け間隔X1が、内側のロープ1bに
対する取付け間隔X2よりも若干大きくなるよう
に、ロープ1a,1bにかしめ固定されている。
連結する取付金具8は、第6図に示すように、リ
ング状のゴムバンド17を引掛けるための舌片部
18を一体に有しており、このため、外側のロー
プ1aはタイヤ2の側面6に沿つてリン状に曲げ
られた状態で、タイヤ2の中心方向に向つて引張
られるようになつている。この場合、外側のロー
プ1aは、タイヤ2の中心方向に向つて引張られ
るので、タイヤ2への装着時において、滑り止め
部材7とがトレツド部3の幅方向に沿うように、
その全長が内側のロープ1bの全長よりも僅かに
長く形成されている。したがつて、第1図に示す
ように滑り止め部材7は、その外側のロープ1a
に対する取付け間隔X1が、内側のロープ1bに
対する取付け間隔X2よりも若干大きくなるよう
に、ロープ1a,1bにかしめ固定されている。
さらに、本実施例の場合、外側のロープ1a
は、滑り止め部材7間の一箇所で分断されてお
り、この分断端部には互いに係脱可能な連結部と
して、リング部19とこのリング部19に連結可
能なフツク部20が設けられている。
は、滑り止め部材7間の一箇所で分断されてお
り、この分断端部には互いに係脱可能な連結部と
して、リング部19とこのリング部19に連結可
能なフツク部20が設けられている。
以上のように構成された滑り止め装置を、タイ
ヤ2に取付けるには、まず、途中で分断されたロ
ープ1aがタイヤ2の外側に位置するように、装
置全体をタイヤ2の内側に敷設する。そして、第
4図に示すように、ロープ1aの分断部分を、タ
イヤ2の接地部分を挟んだ両側を通してタイヤ2
の外側に引出し、装置全体をタイヤ2の接地部分
の前後両側に梯子状に広げる。
ヤ2に取付けるには、まず、途中で分断されたロ
ープ1aがタイヤ2の外側に位置するように、装
置全体をタイヤ2の内側に敷設する。そして、第
4図に示すように、ロープ1aの分断部分を、タ
イヤ2の接地部分を挟んだ両側を通してタイヤ2
の外側に引出し、装置全体をタイヤ2の接地部分
の前後両側に梯子状に広げる。
次に、ロープ1a,1bの両端部をタイヤ2の
外周に沿わせて上方に持上げ、内側のロープ1b
のフツク部5とリング部4とを引掛けたならば、
同じく外側のロープ1aのフツク部5とリング部
4とを引掛ける。ついで、この外側のロープ1a
をタイヤ2の側面6に沿わせつつ下方に引張つて
いき、その分断部分のフツク部20とリング部1
9とを引掛けて、装置全体をタイヤ2の全周に亘
つて被せる。
外周に沿わせて上方に持上げ、内側のロープ1b
のフツク部5とリング部4とを引掛けたならば、
同じく外側のロープ1aのフツク部5とリング部
4とを引掛ける。ついで、この外側のロープ1a
をタイヤ2の側面6に沿わせつつ下方に引張つて
いき、その分断部分のフツク部20とリング部1
9とを引掛けて、装置全体をタイヤ2の全周に亘
つて被せる。
そして、最後にゴムバンド17を各滑り止め部
材7の舌片部18に引掛けて、ロープ1aおよび
これに連なる滑り止め部材7の端部をタイヤ2の
中心方向に向つて引張り、滑り止め部材7をトレ
ツド部3に密着させることで、タイヤ2への取付
けが完了する。
材7の舌片部18に引掛けて、ロープ1aおよび
これに連なる滑り止め部材7の端部をタイヤ2の
中心方向に向つて引張り、滑り止め部材7をトレ
ツド部3に密着させることで、タイヤ2への取付
けが完了する。
このような本発明の第1実施例によれば、トレ
ツド部3に被さる滑り止め部材7は、網目部11
とラダー部12とを一体に有しているので、網目
部11が接地した際には、独立した網目10…が
路面に食込んで、広い接地面で路面を確実に掴ん
で走行することができ、横すべりを確実に防止で
きる。それとともに、ラダー部12はトレツド部
3を横切る方向に延びるので、このラダー部12
が接地した際には、その角張つたエツジ部13が
トレツド部3の全幅に亘つて路面に食込むことに
なり、前後方向に大きな駆動力を得ることができ
る。
ツド部3に被さる滑り止め部材7は、網目部11
とラダー部12とを一体に有しているので、網目
部11が接地した際には、独立した網目10…が
路面に食込んで、広い接地面で路面を確実に掴ん
で走行することができ、横すべりを確実に防止で
きる。それとともに、ラダー部12はトレツド部
3を横切る方向に延びるので、このラダー部12
が接地した際には、その角張つたエツジ部13が
トレツド部3の全幅に亘つて路面に食込むことに
なり、前後方向に大きな駆動力を得ることができ
る。
そして、本実施例の滑り止め装置は、外側のロ
ープ1aを滑り止め部材7の間で係脱可能に分断
してあるので、この装置をタイヤ2に取付けるに
当たつては、車を移動させたり、ジヤツキアツプ
することなく取付けることができ、取付けに独特
の要領や手間を要しないで済む。
ープ1aを滑り止め部材7の間で係脱可能に分断
してあるので、この装置をタイヤ2に取付けるに
当たつては、車を移動させたり、ジヤツキアツプ
することなく取付けることができ、取付けに独特
の要領や手間を要しないで済む。
したがつて、タイヤ2への取付けを容易に行な
えるというラダー形本来の特徴を生かしつつ、大
きな駆動力と優れた横すべり防止特性を得ること
ができる。
えるというラダー形本来の特徴を生かしつつ、大
きな駆動力と優れた横すべり防止特性を得ること
ができる。
しかも、特に本実施例では、ラダー部12にも
横すべり防止用の突条15とスパイクピン14を
突設してあるので、滑り止め部材7のいかなる部
分が接地している状態でも、横すべりを防止でき
るという利点がある。
横すべり防止用の突条15とスパイクピン14を
突設してあるので、滑り止め部材7のいかなる部
分が接地している状態でも、横すべりを防止でき
るという利点がある。
それとともに、タイヤサイズの変動に対して
は、滑り止め部材7の単体の大きさを変えたり、
取付け個数を増減することで対処できるので、少
ない金型で多くのサイズに対応することができ、
その分、コストの低減が可能となる。
は、滑り止め部材7の単体の大きさを変えたり、
取付け個数を増減することで対処できるので、少
ない金型で多くのサイズに対応することができ、
その分、コストの低減が可能となる。
なお、上述した実施例では、網目部の前後両側
にラダー部を設けたが、第7図に示す本発明の第
2実施例のように、網目部11の中央部にも、ト
レツド部3を横切る方向に延びるラダー部31を
設け、このラダー部31に横滑り防止用の突条1
5やスパイクピン14を突設しても良い。
にラダー部を設けたが、第7図に示す本発明の第
2実施例のように、網目部11の中央部にも、ト
レツド部3を横切る方向に延びるラダー部31を
設け、このラダー部31に横滑り防止用の突条1
5やスパイクピン14を突設しても良い。
この第2実施例の構成によれば、網目部11が
接地している状態でも、前後方向への駆動力が得
られ、駆動力がより増大する利点がある。
接地している状態でも、前後方向への駆動力が得
られ、駆動力がより増大する利点がある。
また、上述した実施例では、ロープ間に滑り止
め部材を間隔を存して取付けたが、本発明はこれ
に限らず、この滑り止め部材の前後両側部を互い
に接触させた状態でロープ間に取付けても良い。
め部材を間隔を存して取付けたが、本発明はこれ
に限らず、この滑り止め部材の前後両側部を互い
に接触させた状態でロープ間に取付けても良い。
さらに、索状体もロープに限らず、スチールワ
イヤあるいは合成樹脂製のベルトであつても良
い。
イヤあるいは合成樹脂製のベルトであつても良
い。
以上詳述した本発明によれば、タイヤへの取付
けの容易性を生かしつつ、大きな駆動力と優れた
横すべり防止特性を得ることができる。しかも不
使用時にはコンパクトに折畳むことができる。
けの容易性を生かしつつ、大きな駆動力と優れた
横すべり防止特性を得ることができる。しかも不
使用時にはコンパクトに折畳むことができる。
しかも、タイヤサイズの変動に対しては、単一
の滑り止め部材の大きさを変えたり、索状体への
取付け個数を増減することが対処できるから、少
ない金型で多くのサイズに対応することができ、
その分、コストの低減が可能となる利点がある。
の滑り止め部材の大きさを変えたり、索状体への
取付け個数を増減することが対処できるから、少
ない金型で多くのサイズに対応することができ、
その分、コストの低減が可能となる利点がある。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は装置全体を展開した状態の平面図、
第2図は滑り止め部材をタイヤに装着した状態の
側面図、第3図は装置全体をタイヤに装着した状
態の側面図、第4図はタイヤへの取付け方法を示
す斜視図、第5図は第1図中−線に沿う断面
図、第6図は取付金具の断面図、第7図は本発明
の第2実施例を示す平面図である。 1a,1b……索状体(ロープ)、2……タイ
ヤ、3……トレツド部、4,5……係合部(リン
グ部、フツク部)、7……滑り止め部材、10…
…網目、11……網目部、12,31……ラダー
部。
し、第1図は装置全体を展開した状態の平面図、
第2図は滑り止め部材をタイヤに装着した状態の
側面図、第3図は装置全体をタイヤに装着した状
態の側面図、第4図はタイヤへの取付け方法を示
す斜視図、第5図は第1図中−線に沿う断面
図、第6図は取付金具の断面図、第7図は本発明
の第2実施例を示す平面図である。 1a,1b……索状体(ロープ)、2……タイ
ヤ、3……トレツド部、4,5……係合部(リン
グ部、フツク部)、7……滑り止め部材、10…
…網目、11……網目部、12,31……ラダー
部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両端部に互いに係脱可能な係合部4,5を有
しかつこれら係合部4,5を互いに連結した状態
においてリング状をなす二本の索状体1a,1b
の間に、タイヤのトレツド部3に被せられかつタ
イヤの周方向に互いに独立している複数の合成樹
脂製の滑り止め部材7を取付けたタイヤの滑り止
め装置であつて、 上記滑り止め部材7は、トレツド部3を横断す
る方向に延びかつトレツド部3の周方向に互いに
間隔を存して設けられた一対のラダー部12,1
2と、上記ラダー部12,12の間にラダー部1
2,12と一体成形されかつトレツド部3側の面
の高さが上記ラダー部12,12のトレツド部3
側の面の高さと同じでしかもトレツド部3に対向
する突起16が設けられかつ接地面11aが上記
ラダー部12の接地面12aよりも内側に位置す
る網目部11と、上記滑り止め部材7を上記索状
体1a,1bにつなぐ取付金具8とを具備したこ
とを特徴とするタイヤの滑り止め装置。 2 上記索状体1a,1bのうち、タイヤの外側
に位置する索状体1aを、滑り止め部材7,7の
間の一箇所で分断し、この分断端部に互いに係脱
可能な連結部19,20を設けたことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のタイヤの滑り止め
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24479186A JPS63101107A (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | タイヤの滑り止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24479186A JPS63101107A (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | タイヤの滑り止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63101107A JPS63101107A (ja) | 1988-05-06 |
JPH0510242B2 true JPH0510242B2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=17123981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24479186A Granted JPS63101107A (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | タイヤの滑り止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63101107A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0394307U (ja) * | 1990-01-18 | 1991-09-26 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6259502B2 (ja) * | 1982-09-28 | 1987-12-11 | Nippon Denshin Denwa Kk |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0323844Y2 (ja) * | 1985-10-04 | 1991-05-24 |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP24479186A patent/JPS63101107A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6259502B2 (ja) * | 1982-09-28 | 1987-12-11 | Nippon Denshin Denwa Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63101107A (ja) | 1988-05-06 |
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