JPH049237B2 - - Google Patents

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JPH049237B2
JPH049237B2 JP62333938A JP33393887A JPH049237B2 JP H049237 B2 JPH049237 B2 JP H049237B2 JP 62333938 A JP62333938 A JP 62333938A JP 33393887 A JP33393887 A JP 33393887A JP H049237 B2 JPH049237 B2 JP H049237B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/38Coatings with pigments characterised by the pigments
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/56Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は新聞印刷用紙、特にコールドセツト型
高速新聞輪転印刷機による多色カラー印刷に適し
た新聞印刷用紙に関する。 〔従来の技術〕 近年、各種印刷技術の進歩により印刷機の印刷
速度は一層高速化し、又多色印刷の場合も増えて
きている。新聞印刷においてもその例外ではな
い。新聞紙の多色印刷は、新聞印刷という即時大
量印刷の必要性とコストの要請上通路の印刷条件
即ち通常の新聞用紙上に浸透乾燥型インクをコー
ルドセツト型高速輪転印刷機で印刷するという条
件で行なわざるを得ない現状である。 〔発明が解決すべき問題点〕 しかし、上記の如き通常の新聞印刷の条件で多
色印刷したものの色や鮮明性等はコート紙に比べ
著るしく劣るものであり、見た目に訴える力に欠
けるものであつた。 そのため、新聞社においては新聞の中の特に秀
麗な印刷仕上げを要求されるカラー面、多色刷り
折り込み広告あるいはちらしなどの印刷はコール
ドセツト型高速輪転機を使用できず別印刷に頼つ
ており、その分輪転機は停止している現状であ
る。 印刷品質を改良する方法の1つとして、浸透乾
燥型インクをヒートセツト型印刷インクに替え、
コールドセツト型輪転機をドライヤー設備のある
ヒートセツト型印刷機に変更して新聞紙に印刷す
ることが考えられる。この場合は設備コストを要
し、印刷コストも高くなるという問題がある。 次に、浸透型乾燥インクとコールドセツト型高
速輪転機を使用して印刷用紙を変更して印刷品質
を改良する方法が考えられる。印刷用紙として、
第1に上質紙又は中質紙の上に顔料の塗工層を設
けた通常のコート紙を使用すると、低速で印刷す
れば印刷効果は上るがコールドセツト型即ちアフ
タードライヤーを持たない輪転機による印刷では
インキが乾燥せず事実上印刷不可能である。 第2に、サイズプレス等により、顔料を使用せ
ずサイズ剤や水溶性高分子物質のみ塗工するいわ
ゆるクリアーコートを原紙上に施し、印刷品質の
鮮明性を改善する方法が考えられる。この場合も
サイズ度があがるにつれ、インク吸収性が著るし
く低下してくるため、やはり浸透型インクをコー
ルドセツト型輪転機で印刷することはできない。 第3に、新聞紙以外の非塗工紙、例えば上質紙
のような白色度の極めて高い紙を使用すればどう
かというと、たとえ、サイズ度を新聞紙並みにお
さえて、セツトを同等にしても、色が白いだけで
は単色の再現性とコントラストは上るが、混合色
の色再現性や鮮明性はほとんど向上せず、パルプ
配合を変えた非塗工紙を使用しても改善されるこ
とはなく目的の紙は得られない。印刷光沢を得る
ために、カレンダー掛けした上質紙を使用して高
速輪転印刷すると、インクセツトが悪く結極印刷
速度を低下させざるを得ない。 更に、現状の新聞紙上に上記第1又は第2の塗
工即ちコート紙用顔料塗工あるいは顔料を含有し
ないクリアーコートを施したとしても、表面性
は、ほとんど塗工層で決まるので、一般のコート
原紙の上に塗工層を設けた場合と同様、インキの
セツトが著しく悪く、浸透乾燥型インクをコール
ドセツト型高速輪転機で塗工して仕上りの良い多
色印刷物を得ることはできなかつた。 以上のような理由から、該存の技術及び容易に
考えられる既存技術の組み合せでは、高速性と美
麗な多色印刷を満足するような紙はなく、新製品
が強く要望されてきた。 そこで本発明は、浸透乾燥型インクとコールド
セツト型高速輪転機を用いて従来の新聞紙並みの
敏速なインキセツト性、表面強度、不透明性、折
り適性等現状のコールドセツト型輪転印刷に必要
な諸性質を損わずに、コート紙並みの鮮明性と色
再現性が得られる印刷仕上げが可能な紙を得るこ
とを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記本発明の目的はメカニカルパルプを主体と
する原紙の表面に、吸油量が65c.c./100g〜150
c.c./100gの顔料を含有す塗工層を設けた、コー
ルドセツト型新聞紙輪転印刷機用新聞印刷用紙を
用いることによつて達成された。 本発明は使用される原紙は、メカニカルパルプ
またはこれを主体とするパルプに必要に応じて通
常の製紙用填料や紙力増強剤、歩留まり向上剤な
どの少量の水溶性高分子を配合し、坪量40〜52
g/m2程度に抄造されたものである。この原紙の
物性は浸透乾燥型インクをコールドセツト型高速
輪転機で印刷できるに足るものである必要があ
り、一般の新聞紙並の引張り強度、引裂き強度、
伸び等の物理的強度を有するものであれば良い。 メカニカルパルプとしては、例えばグランドパ
ルプ、サーモメカニカルパイプ、セミケミカルパ
ルス、および、これらのパルプを含む新聞、雑誌
故紙を脱墨して得た脱墨パルプや抄紙工程からの
損紙を離解して得られる回収パルプなどの再生メ
カニカルパルプなどがあげられる。これらは単独
で又は任意の比率で混合して使用することもでき
るが、原紙の物理的、光学的性質を調整するた
め、これらパルプの特性を損なわない範囲で、少
量のケミカルパルプを併用してもよい。 上記における填料としては、公知の各種のもの
をいずれも使用できる。代表的な例としては例え
ばクレー、タルク、酸化チタン、ホワイトカーボ
ン、炭酸カルシウム、尿素樹脂微粉末などが挙げ
られ、これらの使用量はパルプの乾燥重量に対し
て通常0.5〜10%程度とくに5%未満とするのが
好ましい。使用量が0.5%よりあまりに少なすぎ
ると所望の不透明度や吸油度が不充分となり、逆
に10%を越えあまりに多量となると成紙の引張強
度や引裂強度が低下する傾向がある。 塗工層に含有する顔料の吸油量は65c.c./100
g/150c.c./100gである。吸油量65c.c./100g以
下ではコールドセツト型高速輪転機では浸透乾燥
型インクを印刷した場合インクのセツトオフが著
しく高速印刷ができない。吸油量が150c.c./100g
以上では一般的に塗料の流動性が悪くブレードコ
ータやゲートロールコータでの塗工が難くなる傾
向がある。顔料は単独でも2種以上を組合せて使
用しても良い。単独での吸油量が65c.c./100g以
下の顔料と65c.c./100g以上の顔料を組み合せて
使用する場合は、顔料全体の吸油量が65c.c./100
g以上となるよう配合するとともに、吸油量が65
c.c./100g以上の顔料の配合率が全顔料の15%以
上好ましくは20%以上とすることが好ましい。高
吸油性填料の配合率が15%以下では部分的にセツ
トオフあるいはラブオフ(インクが重なつた部分
が十分乾燥せず取扱持インク落ちすること)が起
こる可能性が生ずる。 使用可能な顔料としては、各種二酸化珪素、活
性白土、焼成クレー、微細炭酸マグネシウム、各
種珪酸塩、珪藻土、尿素樹脂粉末等を代表例とす
る高吸油性顔料とカオリン、タルク、各種炭酸カ
ルシウム、二酸化チタン、亜鉛華等を代表例とす
る低吸油性顔料がある。低吸油性顔料は単独で使
用されることはなく必ず高吸性顔料と組み合せて
使用する。低吸油性顔料の配合は高吸油性顔料を
含有する塗料の塗布適性が一般に良くないので、
塗料の塗布適性を調整することは主目的である。 更に、本発明においては顔料の形状が平板状、
鱗片状のものはより球形に近いものの方が良い結
果が得られる。これらの顔料はバインダーととも
に塗料となし原紙上に塗工される。バインダーは
SBRラテツクス、澱粉及び澱粉誘導体、ポリビ
ニルアルコール、セルロース誘導体等が好ましく
使用されるが、これらに限定されるものではなく
一般的に紙用バインダーとして使用されているも
のを一種又は二種以上組合せて使用することがで
きる。バインダーの種類や使用割合は、顔料の吸
油性はできるだけ損わず、少量で高い表面強度が
得られるものを決めることが重要である。この基
準に合い入手し易いものとしてはポリビニルアル
コール及びSBRラテツクスがある。 顔料とバインダーからなる塗料中に、耐水性、
分散剤、活剤など紙塗工用塗料を製作する際、ご
く一般的に使用されているものを適当量配合して
なんらさしつかえない。 塗工機としてはゲートロールコータ、ブレード
コータ、エアーナイフコータ等一般的に製紙工業
に於て使用されているものはすべて使用できる。
これら塗工機の使用は、コストの点から見てオン
マシンで使用することが適当である。 塗工機により原紙上に設ける塗工層は片面ある
いは両面である。両面印刷用として使用する場合
は当然両面に塗工層を設ける必要がある。片面印
刷用とする場合は印刷面のみ塗工した片面塗工紙
を使用すれば良いが、印刷面と反対側の面にも少
量の塗工層を設けることもある。そうすることに
より紙の表裏差が緩和され、印刷時の紙の取扱い
及び印刷後の保存、取扱いがし易すくなる。 印刷面となる塗工層の塗布量は通常1〜12g/
m2好ましくは3〜8g/m2程度であつて、原紙と
の総坪量が60g/m2を越えないほうが望ましい。
塗工層が1g/m2以下では印刷面の仕上りが十分
満足できない場合があり、12g/m2以上では新聞
印刷用紙としての腰が弱くなつたり、塗工層の表
面強度を維持するためにバインダーを多量に要し
インクセツト性が悪化するので好ましくない。 このようにして得た新聞印刷用紙は、要求され
る印刷面品質に応じスーパーカレンダー、マシン
カレンダー等で平滑化処理を施しても良い。しか
し平滑度を余り高くするとかえつて白色度が落ち
たり、インクセツトが悪くなつたり、紙力特に紙
のこわさが低下し、折り機のところで折曲つた
り、うまく折れなかつたりするので好ましくな
い。 〔発明の作用及び効果〕 本発明のメカニカルパルプを主体とする原紙の
表面に吸油度が65c.c./100g〜150c.c./100gの顔
料を含有する塗工層を設けた新聞印刷用紙上に浸
透乾燥型インクをコールドセツト型高速輪転機で
印刷した場合、インクは塗工層の高吸油性の顔料
により速かに吸収及び吸着される。顔料の吸収あ
るいは吸着されなかつたインクはメカニカルパル
プを主体とする原紙に到達する。原紙は一般新聞
紙並の吸油性があるから、全体として吸油性が極
めて高く且つ急速に吸収あるいは吸着されるので
同一点に多量のインクを印刷する多色印刷を高速
で行うことができる。 通常使用されるコート紙の塗工層は大部分がカ
オリンを主体とするものである。カオリンの形状
はいわゆる六角平板状構造であつて平滑化処理を
行うと紙表面に平行に配行し高い紙面光沢が得ら
れるが、このような表面構造を有する塗工層上に
浸透乾燥型インクを高速印刷すれば塗工層内部に
インクが浸透し難くいわゆるセツトオフを起す。 更に多色印刷しようとすれば各色インクがコー
ト層内への浸透が遅い分表面方向への流動が生じ
各色の混じり合いが生じて印刷色の再現性が悪る
くなる。 これに対し本発明の高吸油性顔料を使用する時
はインクがコート層に急速セツトされ、表面方向
への流動拡散が少ないから多色のインクを印刷し
ても各色の混じり合いが殆んどないので各色の独
立性が保たれ色再現性が良いものが得られる。更
に塗工層の白色度も一般コート紙並に高いので、
多色印刷した各色が明瞭に認識される結果印刷仕
上りの色再現性、鮮明度が良く、一般商業多色印
刷の要求を満足させることができる。 以下本発明の効果を実施例により説明するが、
本発明はこれにより限定されるものではない。 尚、以下の実施例において諸物性値を得る方法
及び評価基準は次のようである。 (1) 顔料の吸油量:JIS K5101の方法による。数
種の顔料を併用する場合は、予め顔料配合に従
つて顔料を均一に混合したものを試料とする。 (2) ベツク平滑度:原紙及び塗工紙の平滑度は
JIS P8119の方法により測定する。 (3) 塗工層の表面強度:コールドセツト型高速輪
転印刷機(住友重工(株)製、ケーバウBB型印刷
機)を使用し毎分500mの印刷速度で印刷テス
トパターンを1000m印刷した後の印刷機のブラ
ンケツトの汚れ具合で判定した。 一般新聞紙を同条件で印刷したときのブラン
ケツトの汚れ具合を標準とし、それより著しく
悪いものを×、若干悪いものを△、同程度以上
のものを○とした。 (4) インクのセツト性:(3)と同じ条件で印刷終了
後ただちに500m付近のものを3枚抜きとり、
上質紙と重ね合わせ約50g/cm2の一定荷重を1
時間加えた後の上質紙面の汚れ具合を目視で判
断した。 一般新聞紙を同条件で印刷しテストしたとき
の上質紙面の汚れ具合を標準とし、それより著
しく悪いものを×、若干悪いものを△、同等以
上のものを○とした。 (5) インク着肉濃度:印刷テストパターンのベタ
印刷部分の反射濃度を、マクベス濃度計(米国
コルモーゲンコーポレーシヨン社製)で測定し
た。1.30以上であれば良く、1.20以下では不十
分である。 (6) 網点再現性:印刷テストパターンの網点印刷
部分を拡大ルーペで網点の大きさ、形状、重な
り具合を目視観察し、一般新聞紙を×とし、若
干良いものを△、原稿とほぼ同等に再現できて
いるものを○とした。 印刷面の仕上りは、インクの着肉濃度が高
く、網点再現性が良く、且つ紙面白色度が高い
もの程鮮明で且つ色再現性が良く、見た目に訴
える力が強いものである。 (7) ラブオフ:印刷直後の印刷面を指で軽く数回
こすり、インク落ちの程度で判別する。一般新
聞紙を○とし、若干汚れの出るものを△、一層
汚れのひどいものを×とした。×グレードのも
のは実用上好ましくないものである。 実施例 1 合成シリカ(商品名 ニツプシール、日本シリ
カ(株)製、吸油量290c.c./100g)30部と焼成クレー
(商品名 HYCAL、J.M.HUBER社製、吸油量
90c.c./100g)30部と二級カオリン(商品名
KCS、ジヨージアカオリン、吸油量45c.c./100
g)40部を顔料分散剤(商品名 アロンF40、東
亜合成(株)製)1部を含水する水120部に加え撹拌
混合して顔料スラリーを調節した。上記顔料混合
物の吸油量は120c.c./100gであつた。 次にこのスラリーへSBRラテツクス(商品名
L−1532、旭化成(株)製、濃度50%)30部と酸化
でんぷん(商品名 マーメイドM120、敷島スタ
ーチ(株)製)の30%水溶液50部を撹拌しながら添加
し十分に混合し塗布液とした。 一方、グランドパルプ50部、新聞故紙を脱墨し
た再生パルプ30部、クラフトパルプ20部の割合に
混合離解し、フリーネスを200に調製した混合パ
ルプをベルベフオーマ型抄紙機にて秒速960m/
mで坪量46g/m2、白色度51、平滑度60秒、密度
0.65の原紙Aを抄造した。この原紙は一般新聞用
紙と同等のものである。 次にこの原紙の両面に、ブレードコータを用い
上述の塗布液を片面5g/m2(絶乾重量)づつ両
面合計10g/m2塗被し新聞印刷用紙Bを得た。塗
工面のベツク平滑度は37秒であつた。 次に、この紙を石川島幡磨重工業(株)製スーパー
カレンダーで処理(温度60℃、線圧200Kg/cm)
して、平滑度60秒、120秒、及び200秒に仕上げた
新聞印刷用紙C1、C2、C3を作製した。 これをコールドセツト型高速輪転印刷機(ケー
バウBB型印刷機、住友重工(株)製)により、シア
ン及びマゼンタの新聞用浸透乾燥型インク
(News webmaster、プロセス紅M、プロセス藍
M、(株)阪田商会製)を用い印刷速度500m/mで
印刷した。 印刷作業性、印刷仕上りに関する評価結果を第
1表に示した。尚評価の基準は未塗工原紙上に上
記条件で印刷を行いその評価結果とした。
【表】 第1表から明らかなように、原紙Aは白色度が
低く、網点再現性も悪いので原稿の色再現が不十
分であり商業的多色印刷に適さないものであつ
た。新聞印刷用紙B及びCは着肉濃度、網点再現
性とも良い状態であり又白色度も高く、鮮明な仕
上りの印刷が得られ、且つインクのセツトも良
好、表面強度も印刷中問題なく、コールドセツト
型高速輪転機での高速多色印刷に適した新聞印刷
用紙であることがわかる。 平滑度が200秒のC3は印刷光沢も高く印刷仕上
りは美麗であるが、印刷面を擦すると色落ちが若
干見られた。 実施例 2 下記の塗料配合で実施例1と同様に顔料スラリ
ーを作成し、実施例1で抄造した原紙上にエアナ
イフコーターで片面5g/m2づつ塗工し新聞印刷
用紙Dを得た。 水 110部 焼成クレー(商品名 アンシレツクス、エンゲル
ハード社製) 80部 湿式微粒重カル(商品名 カルビタール90、富士
カオリン(株)製) 20部 顔料分散剤(ピロリン酸ソーダ) 0.5部 SBRラテツクス(商品名 ニツポール
LX407F14、日本ゼオン(株)製) 20部 PVA(商品名 PVA117、(株)クラレ製、10%水溶
液) 100部 焼成クレー及び湿式微粒重カルの吸油量はそれ
ぞれ95c.c./100g、30c.c./100gであり、混合顔料
のそれは70c.c./100gであつた。 塗工面の平滑度は42秒であつた。新聞印刷用紙
Dの塗工面をソフトカレンダーにより90秒の平滑
度に仕上げ新聞印刷用紙D1を得印刷評価を行つ
た。評価結果は第2表に示した。 比較例 1 実施例1の塗料配合を以下のように変更した以
外は、実施例1と全く同様にして新聞印刷用紙E
を得、ついでスーパーカレンダにより平滑度を90
秒、300秒の新聞印刷用紙E1、E2とし、印刷し
た。 印刷評価の結果は第2表に示した。 二級カオリン(商品名 KAO BRITE THELE
社製) 80部 重質炭カル(商品名 エスカロン+1500、白石カ
ルシウム(株)製) 20部 SBRラテツクス(商品名 JSR0691日本合成ゴ
ム(株)製) 10部 酸化でんぷん(商品名 SK−200日本コーンスタ
ーチ(株)製) 5部 顔料分散剤(商品名 SD−DS−10B隅田化学(株)
製) 0.5部 水 70部 二級カオリン及び重質炭カルの吸油量はそれぞ
れ42c.c./100g、33c.c./100gであり、混合顔料の
吸油量は38c.c./100gであつた。
【表】 第2表から明らかなように、吸油量が38c.c./
100gのものはインクのセツトが悪く印刷中に紙
面が汚れ、実際の操業には全く不適当なものであ
つた。吸油量が70c.c./100g、平滑度90秒のもの
は全ての点でバランス良く、高速印刷にも拘ず見
た目に訴える力が強く、商業多色刷印刷物として
は実用上十分なものであつた。 実施例 3 実施例1において塗布量を片面1g/m2、及び
片面10g/m2に変えた他は全く実施例1と同様に
塗工紙を作製した。次にスーパーカレンダーで平
滑度を100秒に調製し、全く同様に新聞印刷用紙
F,F1を得た。印刷評価結果を第3表に示した。
【表】 片面に1g/m2塗布したF1は白色度が若干不
足する為色再現性が幾分劣るものであつたが実用
に耐えるものであつた。 片面に10g/m2塗布したF2は印刷仕上りは良
いものの紙としての腰が若干弱く、又新聞紙に折
り込みとして挿入するための折難さがみられた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メカニカルパルプを主体とする原紙の表面
    に、吸油量が65c.c./100g〜150c.c./100gの顔料
    を含有する塗工層を設けた、コールドセツト型新
    聞輪転印刷機用新聞印刷用紙。
JP33393887A 1987-12-28 1987-12-28 新聞印刷用紙 Granted JPH01174697A (ja)

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