JP2019167649A - 中質系非塗工紙 - Google Patents
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Description
特許文献1の技術はインクジェット印刷を想定した技術に関するものではなく、クリア塗工層に外添サイズ剤を添加していることから、インクジェット用紙として使用した際のインクの吸収性やインクが着弾した初期のインク液滴の広がりに劣るものだった。特許文献2記載の技術は、製造方法が明らかでなく、書籍として使用した際の改装性や手肉感に劣る可能性のある技術であった。また、非特許文献1に記載のとおり、電子書籍は紙の書籍と比較して目の疲労度が高く、またページのめくりにストレスを感じる人も多く、長時間の読書には向かない物であった。
前記ラテックスと澱粉の比率がラテックス:澱粉=10:90〜99:1とすることで、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成した。
(1)パルプ100重量%に対し古紙パルプを20質量%以上含有する原紙上にクリア塗工層を有する中質系非塗工紙において、クリア塗工層がラテックスと澱粉を含有し、
前記ラテックスと澱粉の比率がラテックス:澱粉=10:90〜99:1である中質系非
塗工紙。
(2)前記クリア塗工層を有する面の点滴吸水度(滴下水の量を0.001mlとする以外は、紙パルプ技術協会 J.TAPPI No.32−2:2000に規定される点滴吸水度に準じる。)が、1秒以上100秒以下である(1)記載の中質系非塗工紙。
(3)王研式平滑度が60秒以上150秒以下であることを特徴とする(1)または(2)記載の中質系非塗工紙。
(4)パルプ100重量%に対し機械パルプおよび脱墨パルプの合計の含有量が30重量%以上含有することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
(5)前記クリア塗工層が含有する表面サイズ剤が、表面処理剤中の固形分濃度で0.1重量%以下であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
(6)JIS P 8150による紫外線を含む光源によるL*a*b*値がそれぞれ、L*値が90〜98、a*値が−5以上0以下、b*値が5以上15以下である、請求項(1)〜(5)のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
(7)ISO白色度が65以上80以下である(1)〜(6)のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
(8)インクジェットおよび/またはオフセット用印刷用紙である(1)〜(7)のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
(9)書籍用紙である(1)〜(8)のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
(10)パルプ100重量%に対し、古紙パルプを20質量%以上含有する原紙を抄紙する工程、原紙上にクリア塗工液を塗工する工程を有する中質系非塗工紙の製造方法であって、
前記クリア塗工液が少なくともラテックスと澱粉を含有し、前記ラテックスと澱粉の混合比率がラテックス:澱粉=10:99〜99:1であることを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記載の中質系非塗工紙の製造方法。
本発明の中質系非塗工紙は、パルプ100重量%に対し、古紙パルプを20重量%以上含有する。好ましくは25重量%以上、より好ましくは30重量%である。古紙パルプは、繊維長が短く手肉感に優れた中質系非塗工紙を得ることができるが、多すぎると紙のこわさや白色度が低くなりすぎる傾向がある。書籍は、製本されたときの大きさや形態、用途によって求められるこわさや表面性、白色度が異なるため、機械パルプの含有量は用途に合わせて適宜調整される。
本発明においては、上記のように調成された紙料が適宜希釈され、必要に応じてスクリーンやクリーナーで紙料から異物を除去した後に、抄紙機のヘッドボックスから抄紙ワイヤー上に噴射される。本発明は種々の抄紙機、例えば長網式、円網式、短網式、ツインワイヤー式抄紙機などによって製造される。ツインワイヤー抄紙機としては、ギャップフォーマー、オントップフォーマーなどが挙げられるが、本発明においては、紙の表裏差が出にくいツインワイヤー式の抄紙機が好ましい。抄紙後のプレス線圧は、本発明の密度となる範囲内で適宜用いられるが、本発明の嵩高効果を得るためにはプレス線圧は低い事か好ましい。
また、抄紙法は、中性抄紙でも酸性抄紙でもよいが、中性抄紙であることが好ましい。具体的には、本発明においては、抄紙時の紙料pHが5.0〜9.0であることが好ましく、6.0〜8.0であることがより好ましい。
本発明においては、表面強度向上や耐水性付与、印刷適性などを付与するために、前記で得られた原紙に表面処理液を塗工し、クリア塗工層を設けることが好ましい。表面処理液に使用する接着剤の種類は特に限定しないが、生澱粉、酸化澱粉、エステル化澱粉、カチオン化澱粉、アセチル化したタピオカ澱粉を原料として製紙工場内で熱化学変性あるいは酵素変性によって生成される自家変性澱粉などの澱粉、アルデヒド化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉などの変性澱粉を含むのが好ましい。カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、セルロースナノファイバーなどのセルロース誘導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコールなどの変性アルコール、ラテックス、スチレン−ブタジエン系共重合体、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸エステルなどを併用することも可能である。前記表面処理液には、表面強度と小口研磨時のくっつきを防止する点から、少なくともラテックスを含有することが好ましく、さらに好ましくは、スチレン―ブタジエン系ラテックス(SBR)が好ましい。前記ラテックスの光子相関法で測定した平均粒子径は、70nm以上、200nm以下であることが好ましく、さらに好ましくは75nm以上、150nm以下である。200nmより平均粒子径が大きいラテックスを使用すると、得られた紙の表面強度が低くなってしまう恐れがある。また、使用するラテックスのガラス転移温度(Tg)は、表面強度と加熱ロールでのべたつきを両立する観点から、−50〜10℃が好ましく、更に好ましくは−30〜5℃である。本発明のラテックスの平均粒子径及びTgは、それぞれ動的光散乱法、示差走査熱量計などで測定することができる。
小口面のくっつき防止効果に関するメカニズムは明らかではないが、以下のような仮説が考えられる。澱粉とラテックスを混合した際の研磨時の小口面くっつき防止効果は、澱粉の保水性や、ラテックスと澱粉の吸湿性の差に依存している可能性が考えられる。澱粉は固形分濃度が高いとゲル化を起こしやすい性質があり、乾燥過程において塗工層中でゲル化が発生していると考えられる。澱粉を多く含むような保水性の高い表面処理液を使用した場合、塗工から乾燥までの工程間での原紙への表面処理液の浸透が少なく、紙のごく表面にしか表面処理液が存在しない状態となる。そのため、紙層内部の繊維は表面処理剤によってコーティングされていないため毛羽立ちが発生しやすく、より繊維が絡みやすい状態となってしまう。
また、小口面の研磨に供される書籍はいずれも、書店の店頭に長く陳列されたものであり、その間に吸湿が起こっていると想定される。そのため、より吸湿性の高い澱粉を多く使用した場合、水分を含んだクリア塗工層が軟化し、研磨時のねっぱりが発生し易い状態となっていると想定される。
本発明の中質系非塗工紙は、JIS P8124に準じて測定した坪量が40g/m2以上150g/m2以下が好ましく、より好ましくは45g/m2以上120g/m2以下であり、より好ましくは100g/m2以下である。本発明の中質系非塗工紙は、坪量が低くても適度な剛度が得られ、さらに不透明度が高く裏抜けが少ないため、特に坪量の低い紙に好適である。
本発明の中質系非塗工紙は、JIS P8118に準じて測定した紙の密度が、0.40g/m3以上0.90g/cm3以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.43g/cm3以上0.85g/m3以下である。一般的に、嵩高剤の含有量が高いと、紙の繊維間結合が弱くなり、強度やこわさが低下する恐れがあるが、本発明の中質系非塗工紙は機械パルプをパルプ100重量%のうち5重量%以上含有するため、強度の低下が抑制され、密度が0.90g/cm3以下と比較的嵩高であっても、こわさや表面強度の低下が少なく、オフセット印刷適性や、書籍にしたときの手肉感に優れる。
本発明の中質系非塗工紙は、JIS P8143に準じて測定した剛度(クラーク式)が、縦(MD:マシン流れ)方向の剛度が20以上270以下が好ましく、さらに好ましくは30以上260以下である。また、横(CD:マシン幅)方向の剛度は10以上100以下が好ましく、さらに好ましくは15以上90以下である。剛度が前記範囲より低い場合、文庫本としたときに紙が柔らかすぎたり、静電気でページ同士が張りついてしまうため、めくりにくくなってしまう。平版印刷や電子写真方式での印刷時に重送が発生してしまう事がある。一方、剛度が前記範囲より高い場合、本の見開き時に、ページ両端の紙がそろいにくく、さらに、紙が立ちあがってしまうため読みにくい。また、CD方向の剛度が10より低いと、本を開いた時に手肉感がなくページがへたってしまうため、本を開いた状態で保持しにくく、MD方向の剛度が20より低いと印刷時の走行性が悪化する恐れがある。
本発明の中質系非塗工紙は、ISO2471に準じて測定したISO不透明度が、80以上であることが好ましく、さらに好ましくは85以上である、より好ましくは87以上である。ISO不透明度が80未満であると、印刷時に裏抜けが発生し、製本した際に読みにくい本になってしまう。
本発明の中質系非塗工紙は、JIS P8150による紫外線を含む光源によるL*a*b*値がそれぞれ、L*80以上98以下、a*−5以上3以下、b*−3以上12以下であることが好ましく、より好ましくはL*82以上96以下、a*−4.5以上2以下、b*−2.5以上11以下であり、さらに好ましくは、L*83以上95以下、a*−4以上1.5以下、b*−2.5以上10.5以下。上記範囲であると、目に優しい自然な風合いの中質系非塗工紙を得ることができる。また、書籍用紙として利用した際に、長時間読書をしていても目が疲れにくい書籍用紙を得ることができる。
本発明の中質系非塗工紙は、滴下水の量を1μl(0.001ml)とした以外は、紙パルプ技術協会 J.TAPPI No.32−2:2000に規定される点滴吸水度に準じて測定した。点滴吸水度が1秒以上100秒以下であることが好ましく、より好ましくは80秒以下である。オフセット印刷は高速で印刷されるため、紙と湿し水が接触する時間は一瞬であるが、点滴吸水度が1秒未満だと、湿し水により紙がブランに張り付いてしまうため、ブラン離れが悪化してしまう。一方で、点滴吸水度が高い程ブラン離れは優れるが、100秒より高いと、インクジェット印刷した際のインクの吸液性が劣る恐れがある。そのため、点滴吸水度を前記範囲とすることで、オフセット印刷適性とインクジェット印刷適性を両立した中質非塗工紙を得ることができる。
本発明の中質系非塗工紙は、JIS P 8155に準じて測定したステキヒトサイズ度が、80秒以下であることが好ましく、さらに好ましくは70以下である。ステキヒトサイズ度が80秒を超えると、インクジェット印刷時のインクの吸収が遅く、印刷速度を上げることが困難になる。
紙質測定方法
・坪量:JIS P8124に準じて測定した。
・紙厚、密度: JIS P8118に準じて測定した。
・灰分: ISO1762−1974に準じて測定した。
・ISO不透明度: ISO2471に準じて測定した。
・ISO白色度:JIS P8148に準じて、村上色彩(株)製色差計CMS−35S
PXにて測定した。
・色相:JIS P8150に準じて紫外線を含む光源で測定した。
・点滴吸水度:滴下水の量を1μl(0.001ml)とした以外は、J.TAPPI No.32−2:2000に準じて測定した。
・ステキヒトサイズ度:JIS P8122(2004)に準じて測定した。
・平滑度(王研式):JIS P8155に準じて測定した。
・剛度(クラーク式):JIS P8143に準じて縦方向の剛度を測定した。
中質系非塗工紙サンプルをA6判(文庫本サイズ)で200枚、ソフトカバー、無線とじで製本サンプルを作成した。左手で閉じ部を保持し、右手で紙を20回さばいた際の紙の張り(手肉感)について、張りがなく紙がへたってしまいうまくさばけないものを「×」、張りはややないが問題なくページをさばけるものを「△」、張りがありさばいている途中に各ページがへたらないものを「○」として手肉感を評価した。
中質系非塗工紙サンプルをA6判(文庫本サイズ)で200枚、ソフトカバー、無線とじで製本サンプルを作成した。ベルト研磨機(NIPPO社製)に製本サンプルを4冊セットし標準使用法に従い小口面の研磨を往復2回行った。小口面を研磨した製本サンプルについて、本を開くと複数ページが研磨部で強くくっついてほぐれにくいものを「×」、本を開くと複数ページが研磨部でくっついているがほぐれ易いものを「△」、本を開くと研磨部のくっつきがほぐれるもの、あるいは研磨部にくっつきのないものを「○」として小口面くっつきを評価した。
A4に断裁した紙に、レーザープリンタで10pt 明朝体 黒で4000字の文章を印刷し、3回読んだ際の目の疲れ具合を評価した。紙と字コントラストが強く目が疲れやすいものを「×」、やや目が疲れるけれど問題のない程度のものを「△」、目が疲れにくいものを「○」とした。
(オフセット)
ローランド社製のオフセット枚葉印刷機R202にてA3サイズのサンプルに藍色インキで単色ベタ印刷を行った。
(インクジェット)
市販の顔料インクジェットプリンター(製品名:CM8060 ColorMFP、ヒューレット・パッカード社製、印字条件:つや消し/ブローシャモード)を使用して、ブラックのベタ印字(大きさ:縦2cm×横3cm)を行った。
(印刷適性評価)
○:問題なくオフセット、インクジェット印刷を行うことができた
△:オフセット印刷適性またはインクジェット印刷適性にやや劣るものの問題なく使用で
きた
×:オフセット印刷またはインクジェット印刷若しくは両印刷方式で使用に問題があった
(ブラン離れ評価)
○:ブラン離れに問題がなかった
△:ブラン離れにやや劣るものの、問題なく使用できた
×:ブラン離れに劣り印刷できなかった
パルプ100重量%に対し、LBKP45量%、NBKP15重量%、HDIP(脱墨古紙パルプ)40重量%を混合したパルプスラリーに、サイズ剤をパルプ100重量部に対し0.05重量%及び軽質炭酸カルシウムを添加した。さらに、軽質炭酸カルシウムの添加量は、中質系非塗工紙の紙中灰分が25%となるように調整した。
その後、上記紙料をヘッドボックスからツインワイヤー型の抄紙ワイヤー上に紙料を噴出して抄紙し、プレスパートで搾水、プレドライヤーで乾燥し、抄紙速度700m/minで原紙を抄造した。得られた原紙に、バインダーとして酸化澱粉とスチレン−ブタジエン系ラテックス及び水を、酸化澱粉:スチレン−ブタジエン系ラテックス(A&L社製、PB9501、平均粒子径83nm、Tg−15℃)=2:1となるように混合し、さらに黄色染料を260g/t(紙)となるように添加した水溶液(クリア塗工液)を、ゲートロールコーターを用いて、両面の塗工量が2.4g/m2(固形分)となるように均等に塗工、乾燥した後、ホットソフトニップカレンダーにて平滑化処理(2スタック、線圧各40N/mm)を行って中質系非塗工紙を得た。紙質の測定値、評価結果は表1に示す。
パルプ配合を、パルプ100重量%に対し、HDIP100重量%とした以外は、実施例1と同様に中質系非塗工紙を得た。
カレンダー処理条件を2スタック、線圧各25N/mmとした以外は実施例1と同様に中質系非塗工紙を得た。
パルプ100重量%に対し、LBKP45重量%、NBKP15重量%、TMP30重量%、DIP10重量%とした以外は、実施例1と同様に中質系非塗工紙を得た。
パルプ100重量%に対し、LBKP45重量%、NBKP15重量%、TMP30重量%、DIP10重量%とした以外は、実施例1と同様に中質系非塗工紙を得た。
パルプ配合を、パルプ100重量%に対し、LBKP90重量%、NBKP10重量%とした以外は実施例1と同様に中質系非塗工紙を得た。
クリア塗工層のバインダーを酸化澱粉のみとした以外は実施例1と同様に中質系非塗工紙を得た。
クリア塗工層のバインダーをスチレン−ブタジエン系ラテックスのみとした以外は実施例1と同様に中質系非塗工紙を得た。
Claims (10)
- パルプ100重量%に対し古紙パルプを20質量%以上含有する原紙上にクリア塗工層を有する中質系非塗工紙において、
クリア塗工層がラテックスと澱粉を含有し、
前記ラテックスと澱粉の比率がラテックス:澱粉=10:90〜99:1である中質系非
塗工紙。 - 前記クリア塗工層を有する面の点滴吸水度(滴下水の量を0.001mlとする以外は、紙パルプ技術協会 J.TAPPI No.32−2:2000に規定される点滴吸水度に準じる。)が、1秒以上100秒以下である請求項1記載の中質系非塗工紙。
- 王研式平滑度が60秒以上150秒以下であることを特徴とする請求項1または2記載の中質系非塗工紙。
- パルプ100重量%に対し機械パルプおよび脱墨パルプの合計の含有量が30重量%以上含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
- 前記クリア塗工層が含有する表面サイズ剤が、表面処理剤中の固形分濃度で0.1重量%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
- JIS P 8150による紫外線を含む光源によるL*a*b*値がそれぞれ、L*値が90〜98、a*値が−5以上0以下、b*値が5以上15以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
- ISO白色度が65以上80以下である請求項1〜6のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
- インクジェットおよび/またはオフセット用印刷用紙である請求項1〜7のいずれかに記
載の中質系非塗工紙。 - 書籍用紙である請求項1〜8のいずれかに記載の中質系非塗工紙。
- パルプ100重量%に対し、古紙パルプを20質量%以上含有する原紙を抄紙する工程、原紙上にクリア塗工液を塗工する工程を有する中質系非塗工紙の製造方法であって、
前記クリア塗工液が少なくともラテックスと澱粉を含有し、
前記ラテックスと澱粉の混合比率がラテックス:澱粉=10:99〜99:1であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の中質系非塗工紙の製造方法。
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