JP7000065B2 - 上質系非塗工紙 - Google Patents

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Description

本発明は上質系非塗工紙に関する。より詳しくは、表面強度、平滑性、不透明性に優れ、かつオフセット及びインクジェット印刷適性に優れた上質系非塗工紙に関する。特に書籍や教科書、学習帳等の用途で使用した際の筆記適性及び印刷・加工適性に優れる。
出版物には、文庫本やコミックス、雑誌等の読むことを目的として出版される書籍の他に、教科書や学習帳など読むだけでなく、読者が書き込むことを想定された出版物がある。このような教科書や学習帳に使用される紙には、書籍用紙としての品質の他に、筆記用紙としての品質も求められる。
近年教科書や参考書は、基礎的内容のより丁寧な記述、発展的な学習内容の充実に加え、判型の大判化、カラーページの増加などにより、学生の学習意欲向上、品質向上に向けて様々な取り組みが進んでいる。それに伴い、教科書の多品種小ロット化が進み、紙に求められる品質も多様化してきている。そのため、教科書用紙や参考書用紙には、カラー印刷の発色の良さ、異物の少なさ、印刷適性、印刷物の裏抜けがない事、めくりやすさ等の書籍用紙に求められる品質の他に、筆記適性が求められる。
前述のように、書籍用紙に求められる品質の一つに印刷適性が挙げられる。従来の書籍用紙は、一般的に平版のオフセット印刷で印刷されることが多く、オフセット印刷を想定した書籍用紙に関する検討が多くされてきた。しかし、近年の多品種小ロットの流れ対応したデジタル印刷機の普及に伴い、インクジェット方式や電子写真方式などのオンデマンド印刷で印刷される例や、オフセット印刷とインクジェット印刷の双方で印刷するハイブリット印刷を施される例も増えてきており、書籍用紙には、従来のオフセット印刷適性に加え、インクジェット方式や湿式電子写真方式での印刷適性を兼ね備えることが求められてきている。このような、書籍用紙の印刷適性に関する技術としては、十分な強度を持ちながらしなやかであり、頁のめくりやすさ、手触り感に優れた書籍用紙に関する技術(特許文献1)や、インクジェット、オフセット共用の書籍用紙に関する技術(特許文献2)、電子写真方式での印刷を施される書籍用紙に関する技術(特許文献3)が知られている。また、書籍は書店で売れ残った場合、返本され「改装」と呼ばれる小口面の研磨加工を経て再度書店に並ぶため、改装性も求められる。改装性に関する技術としては、特定の平均繊維長を持ったパルプを含有する原紙に、澱粉とスチレン-ブタジエン系ラテックスを含有するクリア塗工層を設ける技術が知られている。
一方で、筆記適性には、万年筆やボールペン、鉛筆、油性マジック、蛍光マーカーなど様々な筆記用具を想定した筆記適性に関する検討がされてきており、鉛筆、万年筆、ボールペン、マジック等の筆記適性を考慮した紙としては、低坪量、低密度の上質紙特にノート用紙に関する技術(特許文献5)や、蛍光マーカーでマーキングした時の裏抜けに着目した技術(特許文献6)があり、鉛筆や万年筆、ボールペンなど高い筆圧を想定される筆記具での筆記適性に優れた紙としては、両面筆記用紙に関する技術(特許文献6)が知られている。また、用紙の読みやすさに着目した技術としては、古紙パルプを含有した特定の白色度、色相を持つ用紙、特にノート用紙に関する技術(特許文献7)が知られている。
特開2013-133561号公報 特開2015-190087号公報 特開2001-316999号公報 特開2016-094678号公報 特開2016-017239号公報 特開2016-199818号公報 特開2015-004138号公報 特開2001-295200号公報
しかし一般に知られている従来の技術では、下記のような課題が発生する。
特許文献1記載の技術は、表面強度の低下なくしなやかさを付与する為に、水溶性金属塩を塗布する技術であり、筆記適性を考慮した技術ではなかった。特許文献2、3は、インクジェット又は電子写真方式での印刷適性に着目した技術であり、教科書や参考書における筆記適性を考慮したものではなかった。特許文献4は、改装性に着目した技術であるが筆記適性に配慮した技術ではなかった。特許文献5、6、7は、筆記用紙に関する技術であるが、いずれもクリア塗工層には接着剤として澱粉のみを使用しており、改装性に劣るものだった。さらに、特許文献8は、目に優しい用紙に関する技術であり色相等を規定しているが、製造方法が明らかでなく、筆記適性や改装性等の課題は有していなかった。
このような状況に鑑み、本発明の課題は、表面強度、平滑性、不透明性に優れ、かつオフセット及びインクジェット印刷適性に優れた上質系非塗工紙を提供する。特に書籍や教科書、参考書等の用途で使用した際のボールペンや万年筆、鉛筆での筆記適性及び書籍としての印刷・加工適性に優れる。
本発明者らは、上記課題について鋭意研究を行った結果、パルプ100重量%のうち化学パルプが100重量%であり、原紙上にクリア塗工層を有する、密度が0.75g/cm以上1.0g/cm以下の上質系非塗工紙において、
クリア塗工層がラテックスと澱粉を含有し、
前記ラテックスと澱粉の比率がラテックス:澱粉=10:90~99:1とすることで、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、これに限定されるものではないが、本発明は以下の内容を包含する。
(1)パルプ100重量%に対して化学パルプを95%以上含有し、原紙上にクリア塗工層を有する、密度が0.75g/cm以上1.2g/cm以下の上質系塗工紙において、塗工層が少なくともラテックスと澱粉を含有し、前記ラテックスと澱粉の比率がラテックス:澱粉=10:90~99:1である上質系非塗工紙。
(2)パルプ100重量%に対し、内添サイズ剤を0.01重量%以上0.15重量%以下含有する、(1)記載の上質系非塗工紙。
(3)ベック平滑度が50秒以上である(1)または(2)のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
(4)不透明度が85%以上である請求項1~3のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
(5)JIS P8150による紫外線を含む光源によるL*値が85以上95以下であり、a値から算出される彩度C=(a*+b*1/2が10以上14以下である、請求項1~4のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
(6)インクジェットおよび/またはオフセット用印刷用紙である(1)~(5)のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
(7)文庫用紙である(1)~(6)のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
(8)筆記用紙である(1)~(6)のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
(9)澱粉とラテックスを混合する工程と、ゲートロールコーターによって片面0.1g/m以上5.0g/m以下のクリア塗工層を設ける工程を有する、請求項(1)~(8)記載の上質系非塗工紙の製造方法。
本発明によれば、表面強度、平滑性、不透明性に優れ、かつオフセット及びインクジェット印刷適性に優れた上質系非塗工紙を提供する。特に書籍や教科書、参考書などの用途で使用した際のボールペンや万年筆、鉛筆での筆記適性及び書籍としての印刷・加工適性に優れる。
上質系非塗工紙
本発明に用いる紙料は、パルプ100重量%に対し、化学パルプを95重量%以上含有する。化学パルプとしては、針葉樹パルプ(NP)や広葉樹パルプ(LP)などの木材パルプ由来の化学パルプを使用することが好ましい。木材化学パルプの他には、原料としては、リンターパルプ、麻、バガス、ケナフ、エスパルト草、ワラなどの非木材パルプ、レーヨン、アセテートなどの半合成繊維、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルなどの合成繊維などを使用することができ、パルプ化法としては機械パルプ(MP)、脱墨パルプ(DIP、古紙パルプとも呼ばれる)などが挙げられ、印刷用紙の抄紙原料として一般的に使用されているパルプを好適に使用することができ、適宜、これらの1種類または2種類以上を配合して使用される。本発明の上質系非塗工紙は、化学パルプを95重量%以上含有するため、白色度や耐色性に優れる。また、化学パルプは古紙パルプや機械パルプと比較して白色度が高いため、色相調節のために着色剤を添加した場合の発色が良い。
本発明の紙料には、本発明の効果を阻害しない範囲で、種々の内添薬品を添加してよい。内添薬品としては、これに制限されるものではないが、ポリアクリルアミド系高分子、ポリビニルアルコール系高分子、酸化澱粉、エステル化澱粉、カチオン化澱粉、その他各種変性澱粉、スチレン―ブタジエン共重合体、ラテックス、酢酸ビニルなどの接着剤;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;尿素・ホルマリン樹脂、メラミン・ホルマリン樹脂などの内添紙力増強剤;ロジン系サイズ剤、AKD系サイズ剤、ASA系サイズ剤、石油系サイズ剤、中性ロジンサイズ剤などの内添サイズ剤;硫酸バンド、歩留向上剤、紫外線防止剤、退色防止剤、濾水性向上剤、凝結剤、pH調整剤、スライムコントロール剤、着色料(染料、顔料)および蛍光染料などを添加してもよい。本発明の上質系非塗工紙は、抄紙時のマシンのロール汚れの防止やオフセット印刷時のブラン離れ、インクジェット印刷時の吸液性などの効果がある為に、吸液性をコントロールする薬剤を含有することが好ましく、吸液性をコントロールする薬剤としてはサイズ剤が好ましい。さらに好ましくは、自己定着性を有し、低添加量で効果を発現するAKDサイズ剤である。サイズ剤の含有量はパルプ100重量%に対し、0.01重量%以上0.15重量%以下が好ましく、0.015重量%以上0.10重量%以下がより好ましい。内添のサイズ剤が0.01重量%未満だと、サイズ剤の効果を十分に得ることができない恐れがあり、0.15重量%より多いと、紙の吸水性が不足するため、インクジェット印刷時やボールペンや万年筆での筆記時のインクの吸収性が劣り、乾燥性が不足する恐れがある。また、前記範囲でサイズ剤を含有することで、製造時のマシンの汚れが低減され、また、印刷時のブラン離れが良好になる。
本発明の上質系非塗工紙には、填料を内填することができるが、内填される填料は、特に限定されるものではなく、公知の填料の中から適宜選択して使用できる。このような填料としては、例えば、タルク、カオリン、クレー、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウムなどの炭酸カルシウム、二酸化チタン、シリカ、およびプラスチックピグメントなどの有機填料などを挙げることが出来るが、好ましくは炭酸カルシウムである。本発明の上質系非塗工紙に炭酸カルシウムを内添填料として用いると、不透明性、印刷適性などの印刷品質を向上させる効果があるため好ましい。炭酸カルシウムの中でも特に軽質炭酸カルシウムは、比散乱係数が高く、高い不透明性が付与されるためより好ましい。上質系非塗工紙に印刷を行う場合、特に書籍用紙として使用する場合には、両面印刷を行うことが多く、印刷後の裏抜けを防止するためにも、不透明性が重要な品質項目となる。また、本発明の上質系非塗工紙を参考書や教科書用紙として使用した場合、印刷画像や書き込んだ文字などが裏面に通り抜けてしまうと、文章や画像を醜くなってしまうため、不透明度を向上させる効果の高い填料を使用することが好ましい。
本発明の上質系非塗工紙では、紙中灰分の下限は5重量%以上45重量%以下が好ましく、10重量%以上43重量%以下がさらに好ましく、より好ましくは13重量%以上40重量%である。紙中灰分が5重量%未満では、得られるクリア塗工紙の不透明度や平滑性が不十分になる場合がある。また、紙中灰分が45重量%より高いと、紙中填料によって繊維間の結合が阻害され、紙の腰が不足する恐れがある。紙腰の不足は、加工適性の悪化、書籍として加工した時のめくり適性の悪化、不透明性の不足といった問題が生じる。一般的に参考書や教科書用紙は、印刷時の発色などの点から顔料塗工を行うことが多く、顔料塗工層を設けることで十分な不透明度が得られるが、本発明の非塗工紙は澱粉とラテックスを混合塗布したクリア塗工層を設けることで、発色性に加えて改装性を向上させることができるが、一方で不透明性が不足する恐れがある。そこで、本発明の非塗工紙を参考書や教科書用紙として使用する場合は、顔料塗工紙と同等の不透明性を付与する為に、紙中灰分量の下限は20重量%以上とすることが最も好ましい
抄紙工程
本発明においては、上記のように調成された紙料が適宜希釈され、必要に応じてスクリーンやクリーナーで紙料から異物を除去した後に、抄紙機のヘッドボックスから抄紙ワイヤー上に噴射される。本発明は種々の抄紙機、例えば長網式、円網式、短網式、ツインワイヤー式抄紙機などによって製造される。ツインワイヤー抄紙機としては、ギャップフォーマー、オントップフォーマーなどが挙げられる。抄紙後のプレス線圧は、本発明の密度となる範囲内で適宜用いられるが、本発明の嵩高効果を得るためにはプレス線圧は低い事か好ましい。
また、抄紙法は、中性抄紙でも酸性抄紙でもよいが、中性抄紙であることが好ましい。具体的には、本発明においては、抄紙時の紙料pHが5.0~9.0であることが好ましく、6.0~8.0であることがより好ましい。
表面処理工程
本発明においては、表面強度向上や耐水性付与、印刷適性などを付与するために、前記で得られた原紙に表面処理液を塗工し、クリア塗工層を設けてもよい。表面処理液に使用する接着剤の種類は特に限定しないが、生澱粉、酸化澱粉、エステル化澱粉、カチオン化澱粉、アセチル化したタピオカ澱粉を原料として製紙工場内で熱化学変性あるいは酵素変性によって生成される自家変性澱粉などの澱粉、アルデヒド化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉などの変性澱粉を含むのが好ましい。カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、セルロースナノファイバーなどのセルロース誘導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコールなどの変性アルコール、ラテックス、スチレン-ブタジエン系共重合体、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル系共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸エステルなどを併用することも可能である。前記表面処理液には、表面強度と小口研磨時のくっつきを防止する点から、少なくともラテックスを含有することが好ましく、さらに好ましくは、スチレン―ブタジエン系ラテックス(SBR)が好ましい。前記ラテックスの平均粒子径は、70nm以上、200nm以下であることが好ましく、さらに好ましくは75nm以上、150nm以下である。200nmより平均粒子径が大きいラテックスを使用すると、得られた紙の表面強度が低くなってしまう恐れがある。また、使用するラテックスのガラス転移温度(Tg)は、表面強度と加熱ロールでのべたつきを両立する観点から、-50~10℃が好ましく、更に好ましくは-30~5℃である。本発明のラテックスの平均粒子径及びTgは、それぞれ動的光散乱法、示差走査熱量計などによって測定することができる。
さらに前記表面処理液には、ラテックスと澱粉を併用することが好ましく、ラテックスと澱粉を混合する場合の混合比率は、ラテックス:澱粉=10:90~99:1が好ましい。ラテックス単独で使用した場合、コストが高くなってしまうため、澱粉と併用することが好ましいが、ラテックスの混合比率を高くすることで、本発明の研磨時の小口面のくっつき防止効果がより高くなる。一方で、ラテックスの混合比率が高すぎると、製造時のアフタードライヤの汚れやインクジェット印刷時の吸水性の低下等が発生するため、さらに好ましくは15:85~50:50であり、より好ましくは、20:50~40:60である。スチレン-ブタジエン系ラテックスは、少量であっても表面強度と改装性の改善効果を得ることができる。小口面のくっつき防止効果に関するメカニズムは明らかではないが、以下のような仮説が考えられる。澱粉とラテックスを混合した際の研磨時の小口面くっつき防止効果は、澱粉の保水性や、ラテックスと澱粉の吸湿性の差に依存している可能性が考えられる。澱粉は固形分濃度が高いとゲル化を起こしやすい性質があり、乾燥過程において塗工層中でゲル化が発生していると考えられる。澱粉を多く含むような保水性の高い表面処理液を使用した場合、塗工から乾燥までの工程間での原紙への表面処理液の浸透が少なく、紙のごく表面にしか表面処理液が存在しない状態となる。そのため、紙層内部の繊維は表面処理剤によってコーティングされていないため毛羽立ちが発生しやすく、より繊維が絡みやすい状態となってしまう。
また、小口面の研磨に供される書籍はいずれも、書店の店頭に長く陳列されたものであり、その間に吸湿が起こっていると想定される。そのため、より吸湿性の高い澱粉を多く使用した場合、水分を含んだクリア塗工層が軟化し、研磨時のねっぱりが発生し易い状態となっていると想定される。
また、サイズ性を高める目的で、スチレン系サイズ剤、オレフィン系サイズ剤、アクリレート系サイズ剤、スチレン-アクリル系サイズ剤、カチオン性サイズ剤などの表面サイズ剤を併用することも可能である。表面サイズ剤を併用する場合、表面処理剤中の固形分濃度で0.005以上1重量%以下が好ましく、0.01以上0.5重量%以下がさらに好ましく、より好ましくは0.015以上0.1以下である。表面サイズ剤は、内添サイズ剤と比較して少量で摩擦やペン書きサイズ度の発現に効果があるため、前記の添加量で充分な効果を得ることができる。
さらに、本発明において表面処理を行う場合、必要に応じて分散剤、増粘剤、保水材、消泡剤、耐水化剤、着色剤、導電剤等、通常の表面処理剤に配合される各種助剤を適宜使用することができる。
表面処理剤の塗布量は、要求される表面強度などにより適宜決定されるので特に限定はないが、通常は両面で0.1g/m以上5.0g/m以下の範囲である。0.1g/m以上4.0g/m以下が好ましく、0.15g/m以上3.0g/m以下がより好ましい。塗布量が多くなると塗工層中の水分の絶対量が多くなることにより、乾燥負荷が増大し、乾燥不良が発生しやすくなる。そのため、塗工層のねっぱりが増大し、小口面断裁時にくっつきが発生しやすくなる。
表面処理剤を塗布する装置は特に限定はなく、2ロールサイズプレス、ポンド式サイズプレス、ゲートロールコーター、ロットメタリングサイズプレスや、ブレードコーター、スプレーコーター、カーテンコーターなどの公知の塗工機によって塗布することができるが、本発明の上質系非塗工紙は、低塗工量で本発明の効果を得ることができ、ゲートロールコーターは低塗工量の塗工に適した塗工方式であるため、ゲートロールコーターが好ましい。本発明の上質系非塗工紙を書籍用紙に使用した場合、塗工量が多くなると、塗工層由来の重量や紙厚が増加してしまう事がある。また、重量が増加してしまうと、文庫本自体が重くなってしまい、読書の際に保持する手が疲れやすくなり、また、紙厚が増加してしまうとトラックなどの積載時に積載できる本の数量が少なくなってしまう事がある。
得られた上質系非塗工紙は、公知公用の仕上げ装置、例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトカレンダー、高温ソフトニップカレンダーなどに通紙して製品仕上げを行ってもよいし、本発明の密度の範囲とするために未処理もしくはバイパスしてもよいが、本発明の上質系非塗工紙は、高温ソフトニップカレンダーまたはソフトニップカレンダーで処理することが好ましい。
本発明で得られた上質系非塗工紙は、顔料塗工用原紙として使用してもよい。
坪量
本発明の上質系非塗工紙は、JIS P8124(50kPa)に準じて測定した坪量が40g/m以上150g/m以下が好ましく、より好ましくは45g/m以上110g/m以下である。
密度
本発明の上質系非塗工紙は、JIS P 8118に準じて測定した紙の密度が、0.75g/cm以上1.2g/m以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.77g/m以上1.0g/m以下である。密度が0.75g/mより低い場合、紙表面の平滑性が低く筆記適性に劣る。であり、
また、密度が1.2g/mより高い場合、紙表面の平滑性が極度に高く、紙表面が滑り易くなってペン等で書き難くなる恐れがあるため、本発明の上質系非塗工紙は密度を0.75g/m以上1.2g/m以下とすることで、適度な平滑性を持ち筆記適性に優れた上質系非塗工紙を得ることができる。
剛度
本発明の上質系非塗工紙は、JIS-P8143に準じて測定した剛度(クラーク式)が、縦(MD:マシン流れ)方向の剛度が15以上150以下が好ましく、さらに好ましくは20以上120以下である。また、CD(マシン幅)方向の剛度は10以上70以下が好ましく、さらに好ましくは20以上50以下である。剛度が前記範囲より低い場合、文庫本としたときに紙が柔らかすぎたり、静電気でページ同士が張りついてしまうため、めくりにくくなってしまう。また、本を開いた時に手肉感がなくページがへたってしまうため、本を開いた状態で保持しにくかったり、平版印刷や電子写真方式での印刷時に重送が発生してしまう事がある。さらに、教科書や参考書として使用した際に、剛度が不足するとカバンの中で自立することができず、カバンに収納しにくくなってしまう。一方、剛度が前記範囲より高い場合、本の見開き時に、ページ両端の紙がそろいにくく、さらに、紙が立ちあがってしまうため読みにくい。また、MD方向の剛度が15より低いと印刷時の走行性が悪化する恐れがある。
不透明度
本発明の上質系非塗工紙は、ISO2471に準じて測定したISO不透明度が85以上であることが好ましく、さらに好ましくは90以上である。ISO不透明度が85未満であると、印刷時に裏抜けが発生し、製本した際に読みにくい本になってしまう。また、教科書や参考書として使用した際に、筆記物や印字物が裏面から透けてしまう恐れがある。
色相・彩度
本発明の上質系非塗工紙は、JIS P8150による紫外線を含む光源によるL値が、L85以上95以下であり、C=(a*2+b*21/2で表される彩度(C)が、10以上14以下であることが好ましい。彩度(C)は、色相や明度とは異なり、色の「あざやかさ」の度合いを示す指標であり、明度と組み合わせることで、色調を表現することができる。例えば、Lが50、Cが10の場合「暗い灰色」となり、Lが20、Cが50の場合「鮮やかで濃い」色調となる。Lが85以上95以下、Cが10以上14以下であると、明度が高く、彩度が比較的低いため、明るく落ち着いた色調の上質系非塗工紙を得ることができる。教科書や参考書、文庫本といった出版物は、勉強や読書等長時間見続けることが多いため、明るく落ち着いた色調であると、目が疲れにくく、かつ文字などを読みやすい紙面となる。
ステキヒトサイズ度
本発明の上質系非塗工紙は、JIS P8122に準じて測定したステキヒトサイズ度が1秒以上100秒以下であることが好ましく、さらに好ましくは5秒以上80以下である。ステキヒトサイズ度が前記範囲であると、オフセット印刷時のブラン離れとインクジェット印刷時の吸液性を両立することができるため好ましい。また、ステキヒトサイズ度が1秒未満であると万年筆やボールペンで筆記した際インクが紙に浸透しすぎてしまい、文字のにじみや、インクが裏面に透過してしまう恐れがある。一方、ステキヒトサイズ度が100秒より高いと、インクの吸収が遅く、ペンのインクの渇きが遅く、筆記後に紙面が擦れた場合、紙面が汚れてしまう可能性がある。
ベック平滑度
本発明の上質系非塗工紙は、JIS P8119に準じて測定したベック平滑度が50秒以上であることが好ましく、より好ましくは100秒以上である。上限としては250秒以下が好ましく、200秒以下がより好ましい。ベック平滑度が50秒より低いと、ボールペンや鉛筆等で筆記した際に、紙に筆記具の先端が引っ掛かってしまうため、特に先端の細い筆記具での筆記適性に劣る。また、250秒より高いと、筆記具の先端が紙表面で滑ってしまい、筆記適性、特に鉛筆で書きにくくなる可能性がある。特に鉛筆で筆記した際に、書きにくい場合がある。
以下に実施例を示しながら本発明について説明するが、この実施例は本発明の範囲を限定する者ではない。なお、本明細書の説明において、濃度や%は(固形分)重量%であり、数値範囲はその端点を含むものとして記載される。
<評価方法>
紙質測定方法
・坪量:JIS P8124に準じて測定した。
・紙厚、密度: JIS P8118に準じて測定した。
・灰分: ISO1762-1974に準じて測定した。
・ISO不透明度: ISO2471に準じて測定した。
・ISO白色度:JIS P8148に準じて、村上色彩(株)製色差計CMS-35SPXにて測定した。
・色相:JIS P8150に準じて紫外線を含む光源で測定した。
・ベック平滑度:JIS P8119に準じて測定した。
・ステキヒトサイズ度:JIS P8122に準じて測定した。
・剛度(クラーク式):JIS P8143に準じて縦方向の剛度を測定した。
手肉感の評価方法
上質系非塗工紙サンプルをA6判(文庫本サイズ)で200枚、ソフトカバー、無線とじで製本サンプルを作成した。左手で閉じ部を保持し、右手で紙を20回さばいた際の紙の張り(手肉感)について、張りがなく紙がへたってしまいうまくさばけないものを「×」、張りはややないが問題なくページをさばけるものを「△」、張りがありさばいている途中に各ページがへたらないものを「○」として手肉感を評価した。
改装性の評価方法
上質系非塗工紙サンプルをA6判(文庫本サイズ)で200枚、ソフトカバー、無線とじで製本サンプルを作成した。ベルト研磨機(NIPPO社製)に製本サンプルを4冊セットし標準使用法に従い小口面の研磨を往復2回行った。小口面を研磨した製本サンプルについて、本を開くと複数ページが研磨部で強くくっついてほぐれにくいものを「×」、本を開くと複数ページが研磨部でくっついているがほぐれ易いものを「△」、本を開くと研磨部のくっつきがほぐれるもの、あるいは研磨部にくっつきのないものを「○」として小口面くっつきを評価した。
ボールペン適性
ボールペンで筆記した際の筆記適性を以下の基準に従って3段階で評価した。
○:良好な書き心地である。
△:ペン先が紙表面で引っかかるまたは滑るが、概ね良好な書き心地である
×:ペン先の滑りが悪い、または滑りすぎて書きにくい
5.筆記適性(鉛筆)
HBの鉛筆で筆記した際の筆記適性を、以下の基準に従って4段階で評価した。
○:良好な書き心地である
△:鉛筆の先が紙面でやや滑るが、概ね良好な書き心地である
×:鉛筆の先が紙面で滑り、書き心地が悪い
(実施例1)
LBKP80部、NBKP20部を混合したパルプスラリーに、炭酸カルシウム、サイズ剤がそれぞれパルプ100重量%に対し、25重量%、0.04重量%となるように添加し、紙料を調成した。
その後、上記紙料をヘッドボックスからツインワイヤー型の抄紙ワイヤー上に紙料を噴出して抄紙し、プレスパートで搾水、プレドライヤーで乾燥し、抄紙速度725m/minで原紙を抄造した。得られた原紙に、バインダーとして酸化澱粉とスチレン-ブタジエン系ラテックス及び水を、酸化澱粉:スチレン-ブタジエン系ラテックス(A&L社製、PB9501、平均粒子径83nm、Tg-15℃)=2:1となるように混合した水溶液(クリア塗工液)を、ゲートロールコーターを用いて、両面の塗工量が2.4g/m(固形分)となるように均等に塗工、乾燥し、上質系非塗工紙を得た。紙質の測定値、評価結果は表1に示す。
(実施例2)
クリア塗工液にサイズ剤をバインダー100重量%に対し0.8重量%となるように添加した以外は実施例1と同様に上質系非塗工紙を得た。
参考例1
パルプスラリーにサイズ剤を添加しない以外は、実施例2と同様に上質系非塗工紙を得た。
(実施例4)
パルプスラリーに炭酸カルシウムを22重量%となるように添加し、坪量を55.2g/mとした以外は実施例1と同様に上質系非塗工紙を得た。
(実施例5)
パルプ配合を、パルプ100重量%に対し、LBKP70重量%、LBKP30重量%とし、パルプスラリーに炭酸カルシウムを20重量%となるように添加した以外は実施例4と同様に上質系非塗工紙を得た。
(実施例6)
クリア塗工液に、赤染料及び黄色染料を添加して色相を調成した以外は、実施例4と同様に上質系非塗工紙を得た。
(比較例1)
パルプ配合を、パルプ100重量%に対し、LBKP65重量%、DIP35重量%とし、パルプスラリーに炭酸カルシウムを27重量%となるように添加した以外は実施例1と同様に上質系非塗工紙を得た。
(比較例2)
パルプスラリーに炭酸カルシウムを4重量%となるように添加した以外は実施例1と同様に上質系非塗工紙を得た。
参考例2
パルプ配合を、パルプ100重量%に対し、LBKP60重量%、NBKP40重量%とし、パルプスラリーに炭酸カルシウムを25重量%となるように添加した以外は実施例1と同様に上質系非塗工紙を得た。
(比較例4)
クリア塗工層のバインダーを澱粉のみとした以外は実施例1と同様に上質系非塗工紙を得た。
(比較例5)
クリア塗工層のバインダーをスチレン-ブタジエン系ラテックスとした以外は実施例1と同様に上質系非塗工紙を得た。
Figure 0007000065000001

Claims (9)

  1. JIS P8150に基づいて紫外線を含む光源によって測定したL値が85以上95以下であり、原紙上にクリア塗工層を有する、密度が0.75g/cm以上1.2g/cm以下、ベック平滑度が250秒以下、MD方向およびCD方向のクラーク式剛度がいずれも20以上である上質系塗工紙であって、
    原紙を構成するパルプ100重量%のうち化学パルプが95重量%以上であり、原紙が、パルプ100重量%に対して0.01重量%以上0.15重量%以下の内添サイズ剤を含有し、クリア塗工層が少なくともラテックスと澱粉を含有し、ラテックス:澱粉の重量比が10:90~50:50である、上質系非塗工紙。
  2. ベック平滑度が50秒以上である、請求項1に記載の上質系非塗工紙。
  3. 不透明度が85%以上である、請求項1または2に記載の上質系非塗工紙。
  4. JIS P8150に基づいて紫外線を含む光源によって測定したaおよびb値から算出される彩度C=(a*2+b*21/2が10以上14以下である、請求項1~3のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
  5. インクジェット用印刷用紙である、請求項1~4のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
  6. オフセット用印刷用紙であり、ステキヒトサイズ度が5秒以上80秒以下である、請求項1~5のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
  7. 文庫用紙である、請求項1~6のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
  8. 筆記用紙である、請求項1~6のいずれかに記載の上質系非塗工紙。
  9. 請求項1~8のいずれかに記載の上質系非塗工紙を製造する方法であって、
    澱粉とラテックスを混合してクリア塗工液を調製する工程と、ゲートロールコーターによって片面あたり0.1g/m以上5.0g/m以下のクリア塗工層を原紙上に設ける工程と、を有する、上記方法。
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