JP2003286686A - 印刷用微塗工新聞用紙 - Google Patents

印刷用微塗工新聞用紙

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JP2003286686A
JP2003286686A JP2002090280A JP2002090280A JP2003286686A JP 2003286686 A JP2003286686 A JP 2003286686A JP 2002090280 A JP2002090280 A JP 2002090280A JP 2002090280 A JP2002090280 A JP 2002090280A JP 2003286686 A JP2003286686 A JP 2003286686A
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政人 鈴木
Koji Okago
幸治 大篭
Masato Yamaguchi
正人 山口
Mizuho Shimoyama
瑞穂 下山
Hiroichi Morii
博一 森井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浸透乾燥型インキを使用するコールドセッ
ト型高速輪転機による印刷等において、従来の新聞用紙
並みの敏速なインキセット性を有し、べたつきがなく印
刷作業性に優れ、白色度が高く、塗工紙並の印刷画像の
再現性及び鮮明性等に優れた印刷用微塗工新聞用紙を提
供することにある。 【解決手段】 原紙上に顔料および接着剤を含有する塗
工層を設けてなる印刷用新聞用紙において、原紙に塗工
量が片面当たり1.0g/m以上4.0g/m 以下
の塗工層を有した微塗工紙であり、微塗工紙の水分が
4.5%以下であることを特徴とする印刷用微塗工新聞
用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷作業性に優
れ、かつ優れたカラー印刷品質を有する印刷用微塗工新
聞用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種印刷技術の進歩により印刷機
の印刷速度は一層高速化し、また多色印刷の割合も増え
てきている。新聞印刷においてもその例外ではない。新
聞用紙の多色印刷は、新聞印刷という即時大量印刷の必
要性とコストの要請上、通常の印刷条件即ち通常の新聞
用紙上に浸透乾燥型インキをコールドセット型高速輪転
印刷機で印刷するという条件で行わざるを得ないのが現
状である。
【0003】しかし上記のごとき通常の新聞印刷の条件
で多色印刷したものの色や鮮明性等が通常の印刷用塗工
紙等に比べ著しく劣るのものであり、見た目に訴える力
に欠けるものであった。
【0004】そのため、新聞社においては新聞の中の特
に秀麗な印刷仕上げを要求されるカラー面、多色刷り込
み広告あるいはチラシなどの印刷の場合は、コールドセ
ット型高速輪転機を使用せず、通常の印刷用塗工紙等を
用いて別印刷を行っており、その分輪転機は停止してい
る状況である。
【0005】印刷品質を改良する一つの方法として、浸
透乾燥型インキをヒートセット型印刷インキに替え、コ
ールドセット型輪転機をドライヤー設備のあるヒートセ
ット型印刷機に変更し、新聞用紙に印刷することが考え
られる。この場合は設備コストを要し、印刷コストも高
くなるという問題がある。
【0006】次に、浸透型乾燥インキとコールドセット
型高速輪転機を使用して印刷品質を改良する方法とし
て、上質紙または中質紙の上に顔料塗工層を設けた通常
の印刷用塗工紙を使用することが考えられる。この場
合、低速で印刷すれば印刷効果は上がるが、コールドセ
ット型即ちアフタードライヤーを持たない輪転機による
印刷ではインキが乾燥しないため事実上使用できないの
が実状である。また、現状の新聞用紙上に顔料塗工層を
設けた場合でも、一般の非塗工紙の上に顔料塗工層を設
けた場合と同様、インキのセットが著しく悪く、浸透乾
燥型インキをコールドセット型高速輪転機で塗工して仕
上がりの良い多色印刷物を得ることはできなかった。
【0007】このため、カラー印刷新聞の仕上がりを良
好にするために、塗工新聞用紙の検討が行われてきてい
る。
【0008】特開平1−174697号公報には、吸油
量が65cc/以上の顔料を含有する塗工層を設けた新
聞印刷用紙が記載されている。しかしながら、吸油量が
高い顔料を含む塗工層は、印刷インキを多量に転移する
ため、印刷インキ量が多くなり、多色印刷では、インキ
セットが遅くなり、べたつきの問題が発生することがあ
った。また、特開平4−57988号公報には、原紙の
動的濡れ値を規定し、カオリンと平均粒径を規定した顔
料を併用することにより、インキセット適性やインキ濃
度が優れていることが記載されているが、多色印刷で
は、インキセットが遅くなり、べたつきの問題が発生す
ることがあった。
【0009】以上のような状況から、浸透乾燥型インキ
を使用するコールドセット型高速輪転機による印刷にお
いて、インキセット性が遅くなく、べたつきがない印刷
作業性に優れ、白色度が高く、色再現性や鮮明性の良好
な印刷適性を有する微塗工新聞用紙が強く要望されてき
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に鑑み
て、本発明の課題は、浸透乾燥型インキを使用するコー
ルドセット型高速輪転機による印刷等において、従来の
新聞用紙並みの敏速なインキセット性を有し、べたつき
がなく、白色度が高く、塗工紙並の印刷画像の再現性及
び鮮明性等に優れた印刷用微塗工新聞用紙を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
について鋭意研究した結果、原紙上に顔料および接着剤
を含有する塗工層を設けてなる印刷用新聞用紙におい
て、原紙に塗工量が片面当たり1.0g/m以上4.
0g/m以下の塗工層を有した微塗工紙であり、微塗
工紙の紙中水分を4.5%以下にすることにより、印刷
物のインキセット性が良好で、べたつきが少なく印刷作
業性に優れ、白色度が高く、かつ優れたカラー印刷画像
の再現性及び鮮明性に優れる印刷用微塗工新聞用紙を得
ることができ、前記課題が解決されることを見出し本発
明に至った。
【0012】優れたカラー印刷適性および印刷物のべた
つきを低減するために、原紙上に塗工層を設け、更に紙
中水分を低くすることが重要である。本発明において
は、原紙に塗工量が片面1.0g/m以上4.0g/
以下、更に好ましくは片面1.5g/m以上3.
0g/m以下の塗工層を有し、また、微塗工紙の水分
が4.5%以下、好ましくは4.0%以下、更に好まし
くは3.5%以下にすることにより、相対的に良好なイ
ンキ着肉性および白色度、印刷光沢度が高く、印刷物の
べたつきが少ない印刷用微塗工新聞用紙が得られる。ま
た、水分は1.0%以上が好ましい。塗工量を片面1.
0g/m未満とすると、印刷物のべたつきが低減する
が、インキ着肉性および白色度、印刷光沢度が低下す
る。一方、塗工量を片面4.0g/mより高くした場
合、良好なインキ着肉性等が得られるが、印刷後のべた
つきが大きくなり、印刷作業性に劣る。紙中水分を4.
5%より高くした場合、印刷物のべたつきが大きくな
り、印刷作業性に劣る。
【0013】本発明において、インキセット性が良好で
も印刷物のべたつきは低下しないことを見出した。紙中
水分を低くすることにより印刷物に触れた際のウェット
感が少なくなり、印刷物のべたつきが低減すると考えら
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の原紙に配合するパルプと
しては、化学パルプ(針葉樹の晒または未晒クラフトパ
ルプ、広葉樹の晒または未晒クラフトパルプ等)、機械
パルプ(グランドパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケ
ミサーモメカニカルパルプ等)、脱墨パルプ(故紙パル
プ)を単独もしくは任意の割合で混合使用することがで
きる。また原紙に配合する填料の種類としては、水和珪
酸、ホワイトカーボン、タルク、カオリン、クレー、炭
酸カルシウム、酸化チタン、合成樹脂填料等の公知の填
料を使用することができる。その他に必要に応じて、硫
酸バント、サイズ剤、紙力増強剤、歩留まり向上剤、着
色剤、染料、消泡剤等を含有してもよい。
【0015】本発明の塗工層に用いられる顔料として
は、塗工紙用に従来から用いられている、カオリン、ク
レー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タル
ク、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸
化亜鉛、珪酸、珪酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワ
イトなどの無機顔料、プラスチックピグメントなどの有
機顔料であり、これらの顔料は必要に応じて単独または
2種類以上併用して使用できる。本発明においては、印
刷適性を向上させるために、顔料100重量部当たりカ
オリンを50重量部以上配合することが好ましく、更に
好ましくは、70重量部以上である。また、本発明では
MALVERN Instruments社製 Lase
r Diffraction粒度分布測定機で平均粒径
が1.5μm以下が好ましい。それにより、優れたカラ
ー印刷画像の再現性及び鮮明性に優れ、塗工層の細孔径
が相対的に小さくなることによりインキセット性が良好
で、さらに印刷物のべたつきが少ない印刷用微塗工新聞
用紙が得られる。尚、より好ましくは1.1μm以下
0.3μm以上のカオリンを使用することが好ましい。
【0016】本発明に用いられる接着剤としては塗工紙
用に従来から用いられている、スチレン・ブタジエン
系、スチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、
ブタジエン・メチルメタクリレート系、酢酸ビニル・ブ
チルアクリレート系等の各種共重合体、あるいはポリビ
ニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸
・メチルメタクリレート系共重合体等の合成接着剤;カ
ゼイン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白質類;酸化澱
粉、陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエ
チルエーテル化澱粉などのエーテル化澱粉、デキストリ
ンなどの澱粉類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体などの通常の塗工紙用接着剤1種以
上を便宜選択して使用される。これらの接着剤は顔料1
00重量部に対して5〜50重量部、より好ましくは1
0〜30重量部程度の範囲で使用される。接着剤が5重
量部未満では、表面強度が低下しやすく、50重量部超
えるとインキセット性が遅くなり、べたつきの問題が発
生する傾向にある。また、本発明においては、接着剤と
して澱粉を顔料100重量部に対して3重量部以上配合
することが好ましい。本発明は、新聞用紙に関してであ
り、そのためには低密度の原紙に塗工する必要がある。
低密度の原紙は、原紙がポーラスであるため、一般的に
塗料が原紙中に浸透し、原紙被覆性が低下しやすい。そ
のため、ラテックス等のバインダーと比較して保水性が
良好である澱粉を3部以上配合することにより塗工層の
被覆性は良好になる。また、保水性を向上させる手法と
して、各種天然系、合成系の保水剤を配合することも有
効である。
【0017】本発明の塗工液には、分散剤、増粘剤、保
水剤、消泡剤、耐水化剤等の通常使用される各種助剤を
使用してもよい。
【0018】塗工原紙としては、一般の新聞用紙に用い
られる坪量が35〜60g/m程度の原紙が用いられ
ている。原紙の抄紙方法については特に限定されるもの
ではなく、トップワイヤー等を含む長網マシン、丸網マ
シン、二者を併用した板紙マシン、ヤンキードライヤー
マシン等を用いて、酸性抄紙、中性抄紙、アルカリ性抄
紙方式で抄紙した原紙のいずれであってもよい。また、
サイズプレス、ビルブレード、ゲートロールコータ、プ
レメタリングサイズプレスを使用して、澱粉、ポリビニ
ルアルコールなどを予備塗工した原紙や、ピグメントと
接着剤を含む塗工液を1層以上予備塗工した塗工原紙も
使用可能である。この原紙の物性は浸透乾燥型インキを
コールドセット型高速輪転機で印刷できるに足るもので
ある必要があり、一般の新聞用紙並みの引張強度、引裂
強度、伸び等の物理的強度を有するものであればよい。
【0019】原紙に、調整された塗工液を塗工する方法
としては、ブレードコータ、バーコータ、ロールコー
タ、エアナイフコータ、リバースロールコータ、カーテ
ンコータ、サイズプレスコータ、ゲートロールコータ等
を用いて、一層もしくは二層以上を原紙上に片面づつも
しくは両面同時に両面塗工する。
【0020】湿潤塗工層を乾燥させる手法としては、例
えば蒸気加熱シリンダー、加熱熱風エアドライヤー、ガ
スヒータードライヤー、電気ヒータードライヤー、赤外
線ヒータードライヤー、高周波ヒータードライヤー等各
種の方法が単独または併用して用いられる。
【0021】以上のように塗工乾燥された微塗工新聞用
紙は、マシンカレンダー、またはスーパーカレンダー、
高温ソフトニップカレンダー等で平滑化処理を行う。本
発明においては、インキセット性、インキのべたつき
性、画像鮮明性をより良好にするために、ソフトニップ
カレンダー処理を行い、ベック平滑度を20〜100秒
に調節することが好ましく、より好ましくは、30〜8
0秒である。本発明の好ましい効果として、特に白色度
70%以上で、印刷適性良好な印刷用微塗工新聞を得る
ことができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明するが、勿論これらの例に限定されるものではない。
尚、特に断らない限り、例中の部および%はそれぞれ重
量%を示す。また、塗工液および得られたオフセット印
刷用新聞用紙について以下に示すような評価法に基づい
て試験を行った。 〈評価方法〉 (1)平均粒子径:レーザー回折/散乱式のMALVE
RN Instruments社製 Laser Dif
fraction粒度分布測定機を用いて、体積累積分
布の50%点を平均粒径として測定した。 (2)白色度:ハンター反射率計(デジタルハンター、
東洋精機製作所製)で測定した。 (3)ベック平滑度:JIS P8119に基づいて測
定した。 (4)インキ着肉性:東芝機械(株)のオフセット輪転
機(4色)を用いて、オフセット用印刷インキ(東洋イ
ンキ製造(株)製 レオエコーY)を用いて印刷速度60
0rpmで印刷し、得られた印刷物(藍単色ベタ印刷
部)のインキ着肉性を4段階で目視評価した。◎:非常
に優れる、○:優れる、△:やや問題あり、×:問題あ
り (5)インキセット性:東芝機械(株)のオフセット輪
転機(4色)を用いて、オフセット用印刷インキ(東洋
インキ製造(株)製 レオエコーY)を用いて印刷速度6
00rpmで印刷した直後の印刷物(藍紅黄3色ベタ印
刷部)をRI印刷機を用いて、上質紙にインキを転写
し、上質紙の汚れの少ない具合を4段階で目視評価し
た。◎:非常に優れる、○:優れる、△:やや問題あ
り、×:問題あり (6)印刷物の鮮明性:オフセット印刷において印刷物
の鮮明性を10人のモニターにより、4段階で目視評価
した。◎:非常に優れる、○:優れる、△:やや問題あ
り、×:問題あり (7)べたつき性:オフセット印刷において印刷物のべ
たつきを10人のモニターにより、4段階で評価した。
◎:非常に優れる、○:優れる、△:やや問題あり、
×:問題あり [実施例1]準1級クレー(イメリス(株)製 DB
Prime:平均粒径 1.0μm)70部、微粒軽質
炭酸カルシウム(タマパール(株)製 TP−123)
30部からなる顔料に、分散剤として対顔料でポロアク
リル酸ソーダ0.2部を添加して、セリエミキサーで分
散し、固形分濃度が70%の顔料スラリーを調整した。
このようにして得られた顔料スラリーに非増粘型のスチ
レンブタジエンラテックス(ガラス転移温度14℃)1
6部、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉5部を加え、さ
らに水を加えて固形分濃度50%の塗工液を得た。パル
プとして晒しクラフトパルプ20%、メカニカルパルプ
30%、脱墨パルプ50%を用い、内填填料として炭酸
カルシウムを原紙重量当たり2%含有した原紙に、片面
あたりの塗工量が固形分で3.0g/mになるよう
に、塗工液を1000m/分の塗工速度でゲートロール
コーターにより両面塗工を行い乾燥し、ソフトニップカ
レンダによりベック平滑度が約40秒となるように平滑
化処理を行い、塗工紙の水分が4.0%の印刷用微塗工
新聞用紙を得た。 [実施例2]実施例1において、片面あたりの塗工量
が、固形分で1.0g/mになるように変更した以外
は実施例1と同様の方法で微塗工新聞用紙を得た。 [実施例3]実施例1において、片面あたりの塗工量
が、固形分で3.5g/mになるように変更した以外
は実施例1と同様の方法で微塗工新聞用紙を得た。 [実施例4]実施例1において、紙水分が3.5%にな
るように乾燥した以外は実施例1と同様の方法で微塗工
新聞用紙を得た。 [実施例5]実施例1において、顔料を準1級クレー
(イメリス(株)製 DB Prime)55部、微粒
軽質炭酸カルシウム(タマパール(株)製 TP−12
3)45部とした以外は実施例1と同様の方法で微塗工
新聞用紙を得た。 [比較例1]実施例1において、片面あたりの塗工量
が、固形分で0.5g/mになるように変更した以外
は実施例1と同様の方法で微塗工新聞用紙を得た。 [比較例2]実施例1において、片面あたりの塗工量
が、固形分で5.0g/mになるように変更した以外
は実施例1と同様の方法で微塗工新聞用紙を得た。 [比較例3]実施例1において、塗工紙の水分が5.0
%になるようにした以外は実施例1と同様の方法で微塗
工新聞用紙を得た。
【0023】以上の結果を表1に示した。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明により、 浸透乾燥型インキを使
用するコールドセット型高速輪転機による印刷等におい
て、従来の新聞用紙並みの敏速なインキセット性を有
し、べたつきがなく印刷作業性に優れ、白色度が高く、
塗工紙並の印刷画像の再現性及び鮮明性等に優れた印刷
用微塗工新聞用紙を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 正人 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社技術研究所内 (72)発明者 下山 瑞穂 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社技術研究所内 (72)発明者 森井 博一 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4L055 AA01 AC03 AC06 AC09 AG12 AG27 AG48 AG63 AG76 AG89 AH02 AH37 AJ04 BE08 BE20 EA13 EA14 EA16 EA32 FA15 GA16 GA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙上に顔料および接着剤を含有する塗
    工層を設けてなる印刷用新聞用紙において、原紙に塗工
    量が片面当たり1.0g/m以上4.0g/m 以下
    の塗工層を有した微塗工紙であり、微塗工紙の紙中水分
    が4.5%以下であることを特徴とする印刷用微塗工新
    聞用紙。
  2. 【請求項2】 顔料100重量部当たりカオリンを50
    重量部以上含有することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷用微塗工新聞用紙。
  3. 【請求項3】 顔料として平均粒径1.5μm以下のカ
    オリンを含有することを特徴とする請求項1または2に
    記載の印刷用微塗工新聞用紙。
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