JPH047B2 - - Google Patents
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- JPH047B2 JPH047B2 JP62128093A JP12809387A JPH047B2 JP H047 B2 JPH047 B2 JP H047B2 JP 62128093 A JP62128093 A JP 62128093A JP 12809387 A JP12809387 A JP 12809387A JP H047 B2 JPH047 B2 JP H047B2
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Links
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車等の車体外板、ボンネツトやト
ランクリツド等のリツド、建物の内・外装板、家
具のパネル部材等に用いられる金属又は樹脂の板
体と樹脂発泡体から成る複合パネルで、表面に板
体が、この板体の裏面に樹脂発泡体が一体に成形
された複合パネルの成形方法に関するものであ
る。
ランクリツド等のリツド、建物の内・外装板、家
具のパネル部材等に用いられる金属又は樹脂の板
体と樹脂発泡体から成る複合パネルで、表面に板
体が、この板体の裏面に樹脂発泡体が一体に成形
された複合パネルの成形方法に関するものであ
る。
そして、特に前記パネルの表面の曲面がゆるや
かな1次又は2次曲面で、表面の板体を予め、例
えばプレス成形しても塑性変形しないため、板体
自体では曲面形状の保持ができずプレス成形が難
しい比較的大きなR(アール)例えば1000R以上
あるような板体を表面に有する前記複合パネルの
成形に適する成形方法を提供することを目的とし
ている。
かな1次又は2次曲面で、表面の板体を予め、例
えばプレス成形しても塑性変形しないため、板体
自体では曲面形状の保持ができずプレス成形が難
しい比較的大きなR(アール)例えば1000R以上
あるような板体を表面に有する前記複合パネルの
成形に適する成形方法を提供することを目的とし
ている。
(従来の技術)
自動車等の車体外板、ボンネツトやトランク等
のリツド、建物の内・外装板、家具のパネル部材
等に用いられ表面が鋼板等の金属の板体で、この
金属の板体の裏面に樹脂発泡体が一体に設けられ
た複合パネルとしては、特開昭56−144955号公報
に示されている。
のリツド、建物の内・外装板、家具のパネル部材
等に用いられ表面が鋼板等の金属の板体で、この
金属の板体の裏面に樹脂発泡体が一体に設けられ
た複合パネルとしては、特開昭56−144955号公報
に示されている。
この特開昭56−144955号公報に示されている自
動車用複合リツドでは、前工程で薄鋼板製の外板
(複合パネルの表面となる金属の板体)をプレス
成形し、次に、インジエクシヨンにより成形する
のに適した上金型(樹脂成形型)と下金型(樹脂
成形型)を用意し、下金型の成形面に、前記予め
プレスした外板をその外表面を密着させた状態で
セツトし、次いで下金型に前記上金型をセツト
し、2つのモノマーをミキシング・ヘツドにより
ミキシングし、さらにガラス繊維等の強化材を混
入したうえ、この混合液を前記上金型に設けたゲ
ートから射出し、射出成形を行なうものである。
動車用複合リツドでは、前工程で薄鋼板製の外板
(複合パネルの表面となる金属の板体)をプレス
成形し、次に、インジエクシヨンにより成形する
のに適した上金型(樹脂成形型)と下金型(樹脂
成形型)を用意し、下金型の成形面に、前記予め
プレスした外板をその外表面を密着させた状態で
セツトし、次いで下金型に前記上金型をセツト
し、2つのモノマーをミキシング・ヘツドにより
ミキシングし、さらにガラス繊維等の強化材を混
入したうえ、この混合液を前記上金型に設けたゲ
ートから射出し、射出成形を行なうものである。
このようにすることにより、合成樹脂のみのリ
ツド(例えば特開昭60−219166号公報に示されて
いる)より、表面性状が良好で、しかも、補強の
ため裏面側に設けたリブにより、表面にヒケが生
じ平滑性が損なわれるといつた恐れは解消される
ものである。
ツド(例えば特開昭60−219166号公報に示されて
いる)より、表面性状が良好で、しかも、補強の
ため裏面側に設けたリブにより、表面にヒケが生
じ平滑性が損なわれるといつた恐れは解消される
ものである。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、複合パネルの表面の曲面が比較的大き
なR(アール)で形成されたゆるい曲面の1次又
は2次曲面である場合、前記したように予めプレ
ス成形をすることが難しいため、予めプレス成形
することが可能な形状に限られてしまうか、又
は、板体の曲面成形のため複雑な加工をする必要
があり、用いることができなかつた。
なR(アール)で形成されたゆるい曲面の1次又
は2次曲面である場合、前記したように予めプレ
ス成形をすることが難しいため、予めプレス成形
することが可能な形状に限られてしまうか、又
は、板体の曲面成形のため複雑な加工をする必要
があり、用いることができなかつた。
なお、複合パネルとしない場合には、鋼板等の
金属の板体をゆるい曲面をもつた〓(ハツト)断
面に形成した補強材で骨組みを作り、この骨組み
の全体も表面側をゆるい曲面に形成し、この骨組
みの表面側に鋼板等の板体を溶接することによつ
て前記した自動車等の車体外板やリツド他を得る
こともできる。(例えば特開昭56−160263号公報
に示されている) しかし、この場合は複合パネルでないために、
補強材の成形、加工や組み付けなど製造が複雑と
なり、コスト増となるばかりか、表面に補強材の
精度による影響や溶接による歪みが生じるもので
ある。
金属の板体をゆるい曲面をもつた〓(ハツト)断
面に形成した補強材で骨組みを作り、この骨組み
の全体も表面側をゆるい曲面に形成し、この骨組
みの表面側に鋼板等の板体を溶接することによつ
て前記した自動車等の車体外板やリツド他を得る
こともできる。(例えば特開昭56−160263号公報
に示されている) しかし、この場合は複合パネルでないために、
補強材の成形、加工や組み付けなど製造が複雑と
なり、コスト増となるばかりか、表面に補強材の
精度による影響や溶接による歪みが生じるもので
ある。
(問題点を解決するための手段)
そこで、この発明では、前記の問題点を解決す
るために複合パネルの表面の成形後の曲面形状に
合わせて形成された成形面を有する一方の樹脂成
形型と、前記複合パネルの裏面の成形後の形状に
合わせた成形面を有する他方の樹脂成形型が設け
られ、前記一方の樹脂成形型の成形面に平板状の
板体を付与し、この一方の樹脂成形型と、前記他
方の樹脂成形型とを型締めする前、もしくは、型
締め後に、前記平板状の板体の裏面側に樹脂発泡
体材料を付与して反応・硬化させ、前記樹脂発泡
体材料の発泡圧により、前記板体を一方の樹脂成
形型の成形面に密着させて、前記曲面形状に成形
するとともに、前記板体と樹脂発泡体とを一体成
形する複合パネルの成形方法としたことを特徴と
している。
るために複合パネルの表面の成形後の曲面形状に
合わせて形成された成形面を有する一方の樹脂成
形型と、前記複合パネルの裏面の成形後の形状に
合わせた成形面を有する他方の樹脂成形型が設け
られ、前記一方の樹脂成形型の成形面に平板状の
板体を付与し、この一方の樹脂成形型と、前記他
方の樹脂成形型とを型締めする前、もしくは、型
締め後に、前記平板状の板体の裏面側に樹脂発泡
体材料を付与して反応・硬化させ、前記樹脂発泡
体材料の発泡圧により、前記板体を一方の樹脂成
形型の成形面に密着させて、前記曲面形状に成形
するとともに、前記板体と樹脂発泡体とを一体成
形する複合パネルの成形方法としたことを特徴と
している。
(作用)
一方の成形型の成形面に付与された平板状の金
属又は樹脂の板体は、その裏面に付与された樹脂
発泡体材料の発泡圧で曲面に成形される。
属又は樹脂の板体は、その裏面に付与された樹脂
発泡体材料の発泡圧で曲面に成形される。
また、金属又は樹脂の板体と樹脂発泡体が一体
に成形され硬化した後は、金属又は樹脂の板体が
塑性変形しないようなゆるやかな曲面であつても
樹脂発泡体の剛性によつて平板状に戻ることはな
く、曲面形状が保持される。
に成形され硬化した後は、金属又は樹脂の板体が
塑性変形しないようなゆるやかな曲面であつても
樹脂発泡体の剛性によつて平板状に戻ることはな
く、曲面形状が保持される。
(実施例)
第1図はこの発明の第1実施例を示す複合パネ
ルの成形方法であり、第2図、第3図は第1実施
例の成形方法によつて得られた複合パネルを自動
車の車体に用いた例を示すものである。
ルの成形方法であり、第2図、第3図は第1実施
例の成形方法によつて得られた複合パネルを自動
車の車体に用いた例を示すものである。
この第1実施例では、複合パネル10の表面1
01と裏面102とに板体である金属板11,1
3が設けられ、両金属板11,13の間に樹脂発
泡体12が両金属板11,13と一体に設けられ
たサンドイツチ状の複合パネル10の成形方法を
示すものである。
01と裏面102とに板体である金属板11,1
3が設けられ、両金属板11,13の間に樹脂発
泡体12が両金属板11,13と一体に設けられ
たサンドイツチ状の複合パネル10の成形方法を
示すものである。
まず、板厚0.5mmの薄板鋼板のコイル材より切
断して、所定の大きさ・形状をした平板状の金属
板11,13としての薄板鋼板111,131を
得る。(図示省略) この平板状の薄板鋼板111,131の表面を
洗浄(図示省略)したあと、一方の樹脂成形型と
しての下金型14の成形面141に複合パネル1
0の表面101になる一方の平板状の薄板鋼板1
11を付与載置し、他方の樹脂成形型としての上
金型15の成形面151に複合パネル10の裏面
102になる他方の平板状の薄板鋼板131を付
与し、上金型15に組み込まれた磁石152に吸
着させてこの他方の平板状の薄板鋼板131を保
持させる。尚、保持はバキユームによる吸引力等
他の保持の仕方をしても良い。
断して、所定の大きさ・形状をした平板状の金属
板11,13としての薄板鋼板111,131を
得る。(図示省略) この平板状の薄板鋼板111,131の表面を
洗浄(図示省略)したあと、一方の樹脂成形型と
しての下金型14の成形面141に複合パネル1
0の表面101になる一方の平板状の薄板鋼板1
11を付与載置し、他方の樹脂成形型としての上
金型15の成形面151に複合パネル10の裏面
102になる他方の平板状の薄板鋼板131を付
与し、上金型15に組み込まれた磁石152に吸
着させてこの他方の平板状の薄板鋼板131を保
持させる。尚、保持はバキユームによる吸引力等
他の保持の仕方をしても良い。
前記下金型14の成形面141は複合パネル1
0の表面101に成形後の曲面形状(3000R)に
合わせて形成されたもので、前記上金型の成形面
151は複合パネル10の裏面102の成形後の
曲面形状に合わせ、かつ、樹脂発泡体12の厚さ
30mmと薄板鋼板131の板厚0.5mm分の成形凹部
153をとつて形成されたものである。
0の表面101に成形後の曲面形状(3000R)に
合わせて形成されたもので、前記上金型の成形面
151は複合パネル10の裏面102の成形後の
曲面形状に合わせ、かつ、樹脂発泡体12の厚さ
30mmと薄板鋼板131の板厚0.5mm分の成形凹部
153をとつて形成されたものである。
次に下金型14に載置された一方の平板状の薄
板鋼板111の裏面側(図示上の上面)に、樹脂
発泡体材料16としてのイソシアネートとポリオ
ールを混合し付与する。
板鋼板111の裏面側(図示上の上面)に、樹脂
発泡体材料16としてのイソシアネートとポリオ
ールを混合し付与する。
つづいて、下金型14に上金型15をセツト
し、型締めする。樹脂発泡体材料16が反応・硬
化した後、脱型し、成形された複合パネル10を
取り出す。
し、型締めする。樹脂発泡体材料16が反応・硬
化した後、脱型し、成形された複合パネル10を
取り出す。
この反応時、樹脂発泡体材料16の発泡圧によ
り、前記両薄板鋼板111,131がそれぞれ成
形面141,151に密着されて平板状から曲面
に成形される。
り、前記両薄板鋼板111,131がそれぞれ成
形面141,151に密着されて平板状から曲面
に成形される。
この実施例では、第2図、第3図に示すように
車体外板17としてピラー18に設けたブラケツ
ト24,34に、ボルト・ナツト21で前記のよ
うにして成形した複合パネル10を固定する。こ
のため、表面101の薄板鋼板111を裏面10
2の薄板鋼板131より外周35を大きくしてあ
るとともに、裏面102の薄板鋼板131にはこ
の薄板鋼板131を上金型15に付与する前にT
型スタツドボルト19を溶接固定しておく。
車体外板17としてピラー18に設けたブラケツ
ト24,34に、ボルト・ナツト21で前記のよ
うにして成形した複合パネル10を固定する。こ
のため、表面101の薄板鋼板111を裏面10
2の薄板鋼板131より外周35を大きくしてあ
るとともに、裏面102の薄板鋼板131にはこ
の薄板鋼板131を上金型15に付与する前にT
型スタツドボルト19を溶接固定しておく。
上金型15にはT型スタツドボルト19を逃げ
るための穴20が明けられている。
るための穴20が明けられている。
さらに、前記のようにして得られた複合パネル
10は、前記ボルト・ナツト21で固定するため
の穴36を明ける加工がなされ、次に曲げ加工用
の型22,23により前記表面101の薄板鋼板
111の外周35を折り曲げ加工する。
10は、前記ボルト・ナツト21で固定するため
の穴36を明ける加工がなされ、次に曲げ加工用
の型22,23により前記表面101の薄板鋼板
111の外周35を折り曲げ加工する。
尚、表面101に薄板鋼板111の外周35は
この薄板鋼板111を下金型14に付与する前に
折り曲げ加工しておいてもよい。
この薄板鋼板111を下金型14に付与する前に
折り曲げ加工しておいてもよい。
また、下金型14と上金型15の樹脂発泡体材
料16が接する成形面には離型剤塗布等離型処理
を予めしておく。
料16が接する成形面には離型剤塗布等離型処理
を予めしておく。
薄板鋼板111,131や樹脂発泡体12の厚
さはこの実施例のものに限らず薄板鋼板111,
131が0.7mm、樹脂発泡体12が2.6mm等用途に
応じて選択する。
さはこの実施例のものに限らず薄板鋼板111,
131が0.7mm、樹脂発泡体12が2.6mm等用途に
応じて選択する。
そして、樹脂発泡体材料16の付与はこの実施
例に限られるものではなく、射出により行なつて
も良い。その場合は裏面102側の薄板鋼板13
1に穴明けし、この穴と上金型15に設けたゲー
トと一致するようにし、このゲートから樹脂発泡
体材料16を射出し、樹脂発泡体材料16を両薄
板鋼板111,131間に付与する。
例に限られるものではなく、射出により行なつて
も良い。その場合は裏面102側の薄板鋼板13
1に穴明けし、この穴と上金型15に設けたゲー
トと一致するようにし、このゲートから樹脂発泡
体材料16を射出し、樹脂発泡体材料16を両薄
板鋼板111,131間に付与する。
尚、第2図、第3図で25はドアを示す。ま
た、第2図、第3図で示すように、この複合パネ
ル10はボルト・ナツト21とスタツドボルト1
9とで両薄板鋼板111,131ともピラー18
へ固定しているため薄板であつても強度不足には
ならない。
た、第2図、第3図で示すように、この複合パネ
ル10はボルト・ナツト21とスタツドボルト1
9とで両薄板鋼板111,131ともピラー18
へ固定しているため薄板であつても強度不足には
ならない。
第4図はこの発明の第2実施例を示す複合パネ
ル10の成形方法であり、第5図、第6図は第2
実施例の成形方法によつて得られた複合パネル1
0を家具のベツドのヘツダーボード26に用いた
例を示すものである。
ル10の成形方法であり、第5図、第6図は第2
実施例の成形方法によつて得られた複合パネル1
0を家具のベツドのヘツダーボード26に用いた
例を示すものである。
この第2実施例で第1実施例と異なるのは、脚
27取り付け部に取り付けおよび補強を図るため
の補強板28を予め表面101の薄板鋼板111
に溶接しておく点と両薄板鋼板111,131の
外周にモール29を設けるため下金型14に付与
された表面101の薄板鋼板111の外周に、樹
脂発泡体材料16を付与する前に接着または治具
で押さえることによつて固定しておく点であり、
折り曲げ加工は行なわない点である。そして、4
0はベツド底板39を載置し固定するブラケツト
であり、前記補強板28と一体に設けられてい
る。この実施例では薄板鋼板111,131の板
厚は1mm、樹脂発泡体12の厚さは28mmとした。
27取り付け部に取り付けおよび補強を図るため
の補強板28を予め表面101の薄板鋼板111
に溶接しておく点と両薄板鋼板111,131の
外周にモール29を設けるため下金型14に付与
された表面101の薄板鋼板111の外周に、樹
脂発泡体材料16を付与する前に接着または治具
で押さえることによつて固定しておく点であり、
折り曲げ加工は行なわない点である。そして、4
0はベツド底板39を載置し固定するブラケツト
であり、前記補強板28と一体に設けられてい
る。この実施例では薄板鋼板111,131の板
厚は1mm、樹脂発泡体12の厚さは28mmとした。
また、モール29は部分的に切り欠きエア抜き
を設ける。さらに、モール29も成形時一体にす
るため複合パネル10の外周の加工が容易であ
る。尚、この実施例では板体を薄板鋼板111と
したが、板体をアルミ薄板や樹脂板としても良
い。
を設ける。さらに、モール29も成形時一体にす
るため複合パネル10の外周の加工が容易であ
る。尚、この実施例では板体を薄板鋼板111と
したが、板体をアルミ薄板や樹脂板としても良
い。
第7図はこの発明の第3実施例を示す複合パネ
ル10の成形方法であり、第8図は第3実施例の
成形方法によつて得られた複合パネル10を示す
ものである。
ル10の成形方法であり、第8図は第3実施例の
成形方法によつて得られた複合パネル10を示す
ものである。
この第3実施例でで第1実施例、第2実施例と
異なるのは、複合パネル10の表面101の金属
板11として平板状のアルミ薄板112を用い、
このアルミ薄板112の裏面側(図面上の上面)
に樹脂発泡体33が一体に設けられたもので、こ
の樹脂発泡体33に補強用リブ30が一体に形成
されており、複合パネル10の裏面102がこの
リブ30を有する樹脂発泡体33で成されている
もので、樹脂発泡体33の外周37は、樹脂発泡
体33の外周37よりアルミ薄板112の外周3
8を若干大きくなるように成形してヘム成形によ
りかしめられている点である。
異なるのは、複合パネル10の表面101の金属
板11として平板状のアルミ薄板112を用い、
このアルミ薄板112の裏面側(図面上の上面)
に樹脂発泡体33が一体に設けられたもので、こ
の樹脂発泡体33に補強用リブ30が一体に形成
されており、複合パネル10の裏面102がこの
リブ30を有する樹脂発泡体33で成されている
もので、樹脂発泡体33の外周37は、樹脂発泡
体33の外周37よりアルミ薄板112の外周3
8を若干大きくなるように成形してヘム成形によ
りかしめられている点である。
そして、この第3実施例では、複合パネル10
の表面101の成形後の曲面形状に合わせて形成
された成形面311を有する一方の樹脂成形型で
ある下金型31に前記成形面311に平板状のア
ル薄板112を付与載置するとともに、複合パネ
ル10の裏面102の成形後の形状、すなわち、
リブ30を有する樹脂発泡体33の形状に形成さ
れた成形面321を有する他方の樹脂成形型であ
る上金型32に離型処理を行なう。
の表面101の成形後の曲面形状に合わせて形成
された成形面311を有する一方の樹脂成形型で
ある下金型31に前記成形面311に平板状のア
ル薄板112を付与載置するとともに、複合パネ
ル10の裏面102の成形後の形状、すなわち、
リブ30を有する樹脂発泡体33の形状に形成さ
れた成形面321を有する他方の樹脂成形型であ
る上金型32に離型処理を行なう。
次に下金型31に載置された平板状のアルミ薄
板112の裏面側(図面上の上面)に樹脂発泡体
材料16としてガラス繊維の強化材を混入したイ
ソシアネートとポリオールを付与し、前記下金型
31に上金型32をセツトし、型締めする。樹脂
発泡体材料16が反応・硬化した後、脱型し、成
形された複合パネル10を取り出すものである。
板112の裏面側(図面上の上面)に樹脂発泡体
材料16としてガラス繊維の強化材を混入したイ
ソシアネートとポリオールを付与し、前記下金型
31に上金型32をセツトし、型締めする。樹脂
発泡体材料16が反応・硬化した後、脱型し、成
形された複合パネル10を取り出すものである。
この後、アルミ薄板112の外周をヘム成形し
て樹脂発泡体33の外周をかしめる。このヘム成
形により、複合パネル10の外周を見栄えの良い
ものにできる。
て樹脂発泡体33の外周をかしめる。このヘム成
形により、複合パネル10の外周を見栄えの良い
ものにできる。
以上の実施例では、樹脂発泡体材料を2液を混
合することによつて反応し発泡するタイプの樹脂
を用いたが、1液でもスチーム加熱等加熱によつ
て発泡するエンビや、ビーズ状のスチレン発泡体
のスチームによる初期発泡を終えた発泡品を用い
ても良い。
合することによつて反応し発泡するタイプの樹脂
を用いたが、1液でもスチーム加熱等加熱によつ
て発泡するエンビや、ビーズ状のスチレン発泡体
のスチームによる初期発泡を終えた発泡品を用い
ても良い。
また、第1実施例では、樹脂発泡体の外周とな
る位置にダムラバーを設けて、その後、樹脂発泡
体材料を付与しても良い。
る位置にダムラバーを設けて、その後、樹脂発泡
体材料を付与しても良い。
さらに、第2実施例では複合パネルの外周に成
形時、モールを一体に設けたが、モールにかえて
ウエザーストリツプを設けても良い。この場合に
は、自動車の窓枠部分を取り付けることが容易に
なる。
形時、モールを一体に設けたが、モールにかえて
ウエザーストリツプを設けても良い。この場合に
は、自動車の窓枠部分を取り付けることが容易に
なる。
さらにまた、この第2実施例の場合には、表面
の板体をアクリルあるいはポリカーボ等透明な樹
脂の板とし、樹脂発泡体とこの表面の板体との間
に、予め表面の板体側に模様、絵、写真、文字等
をプリントしたものを貼り付けておくと良い。
の板体をアクリルあるいはポリカーボ等透明な樹
脂の板とし、樹脂発泡体とこの表面の板体との間
に、予め表面の板体側に模様、絵、写真、文字等
をプリントしたものを貼り付けておくと良い。
(発明の効果)
本発明では、平板状の金属又は樹脂の表面の板
体は樹脂発泡体の成形時、その発泡圧で樹脂発泡
体の成形と同時に曲面に成形でき、予め曲面に成
形しなくても良い。
体は樹脂発泡体の成形時、その発泡圧で樹脂発泡
体の成形と同時に曲面に成形でき、予め曲面に成
形しなくても良い。
また、成形後は表面の金属または樹脂の板体が
樹脂発泡体の剛性によつて平板状に戻ることがな
い。
樹脂発泡体の剛性によつて平板状に戻ることがな
い。
したがつて、予め成形することが難しい比較的
大きなRで形成されたゆるい曲面の複合パネルも
容易に得ることができる。
大きなRで形成されたゆるい曲面の複合パネルも
容易に得ることができる。
第1図はこの発明の第1実施例である複合パネ
ルの成形方法を示す工程図、第2図は第1実施例
の成形方法によつて得られた複合パネル用いた例
を示す自動車の斜視図、第3図は第2図のA−A
断面図、第4図はこの発明の第2実施例である複
合パネルの成形方法を示す工程図、第5図は第2
実施例の成形方法によつて得られた複合パネルを
用いた例を示すベツドの斜視図、第6図は横断面
を含む第5図のB矢視図、第7図はこの発明の第
3実施例である複合パネルの成形方法を示す工程
図、第8図は第3実施例の成形方法によつて得ら
れた複合パネルの斜視図である。 10……複合パネル、101……表面、102
……裏面、11,13……金属板(板体)、12,
33……樹脂発泡体、111,133……薄板鋼
板、14,31……下金型(一方の樹脂成形型)、
141,311……成形面、15,32……上金
型(他方の樹脂成形型)、151,321……成
形面、16……樹脂発泡体材料、112……アル
ミ薄板。
ルの成形方法を示す工程図、第2図は第1実施例
の成形方法によつて得られた複合パネル用いた例
を示す自動車の斜視図、第3図は第2図のA−A
断面図、第4図はこの発明の第2実施例である複
合パネルの成形方法を示す工程図、第5図は第2
実施例の成形方法によつて得られた複合パネルを
用いた例を示すベツドの斜視図、第6図は横断面
を含む第5図のB矢視図、第7図はこの発明の第
3実施例である複合パネルの成形方法を示す工程
図、第8図は第3実施例の成形方法によつて得ら
れた複合パネルの斜視図である。 10……複合パネル、101……表面、102
……裏面、11,13……金属板(板体)、12,
33……樹脂発泡体、111,133……薄板鋼
板、14,31……下金型(一方の樹脂成形型)、
141,311……成形面、15,32……上金
型(他方の樹脂成形型)、151,321……成
形面、16……樹脂発泡体材料、112……アル
ミ薄板。
Claims (1)
- 1 表面が金属又は樹脂の板体で、この板体の裏
面に樹脂発泡体が設けられ、板体と樹脂発泡体か
ら成る複合パネルの成形方法において、前記複合
パネルの表面の成形後の曲面形状に合わせて形成
された成形面を有する一方の樹脂成形型と、前記
複合パネルの裏面の成形後の形状に合わせた成形
面を有する他方の樹脂成形型が設けられ、前記一
方の樹脂成形型の成形面に平板状の板体を付与
し、この一方の樹脂成形型と、前記他方の樹脂成
形型とを型締めする前、もしくは、型締め後に、
前記平板状の板体の裏面側に樹脂発泡体材料を付
与して反応・硬化させ、前記樹脂発泡体材料の発
泡圧により、前記板体を一方の樹脂成形型の成形
面に密着させて、前記曲面形状に成形するととも
に、前記板体と樹脂発泡体とを一体成形したこと
を特徴とする複合パネルの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62128093A JPS63293013A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 複合パネルの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62128093A JPS63293013A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 複合パネルの成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63293013A JPS63293013A (ja) | 1988-11-30 |
JPH047B2 true JPH047B2 (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=14976226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62128093A Granted JPS63293013A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 複合パネルの成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63293013A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193047A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Honda Motor Co Ltd | 車体構成部品及びその製造方法 |
US20100043955A1 (en) * | 2008-08-21 | 2010-02-25 | Hornick David C | Flat-Cured Composite Structure |
JP5700276B2 (ja) * | 2010-10-15 | 2015-04-15 | 東レ株式会社 | パネル構造体 |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP62128093A patent/JPS63293013A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63293013A (ja) | 1988-11-30 |
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