JP3053956B2 - 自動車用内装材の製造方法 - Google Patents

自動車用内装材の製造方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェノール樹脂含浸フ
ェルトを加熱圧縮することにより成形される自動車用内
装材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂含浸フェルトをプレスに
よって加熱圧縮することにより成形された自動車用内装
材は、軽量で熱変形性がなくしかも自由な形状に成形で
きるなどの利点があり、自動車の天井用内装材その他の
内装材として従来から使用されている。
【0003】ところで、こうして成形された自動車用内
装材は、従来では、別途に成形された取付金具或いは別
部品として成形されたプラスチック製のブラケット等を
接着剤で貼付けて、例えばこれを車体天井部等に固着で
きるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように別
部品を製作しこれを貼着する従来の自動車用内装材の製
造方法ではその貼付の手数および治工具,接着剤等のコ
ストが高いと共に、その別部品の成形精度や取付位置の
精度或いは接着強度等に品質が左右され不良が発生し易
いという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用内装材
の製造方法は上記課題を解決しようとするもので、成形
型に自動車用内装材を成形し得るメイン型孔とその付随
部品を成形し得るサブ型孔とを穿設し、該成形型により
フェノール樹脂含浸フェルトを加熱圧縮して自動車用内
装材を成形すると同時に付随部品を成形し、かくしてあ
らかじめ成形された付随部品を前記メイン型孔の一部に
形成されたセット用窪孔中に配置し、該付随部品の表面
に熱硬化性樹脂を塗布した後、さらに該成形型によりフ
ェノール樹脂含浸フェルトを加熱圧縮することにより成
形された自動車用内装材の表面に該付随部品を一体的に
接着させることを特徴とするものである。
【0006】また本発明は、上記自動車用内装材の製造
方法において、付随部品が中央に鍵孔状の取付孔が透設
された凹窪形状の取付用ブラケットであって、該取付用
ブラケットをセット用窪孔中に配置した後、該取付用ブ
ラケットの凹窪部を被うように薄板を載置することを特
徴としたものである。
【0007】
【作用】自動車用内装材が成形されると同時にその成形
型中でその付随部品が該自動車用内装材に接着され、さ
らに別の付随部品も同時に成形されるので、少ない製造
工数およひ設備で効率的にしかも高精度で必要な自動車
用内装材を製造できる。
【0008】
【実施例】次に図と共に本発明の実施例を説明する。こ
の実施例は自動車用内装材として図1に示したようなサ
ンルーフ(天窓)付天井用基材2を成形せんとするもの
で、図2にはその成形型A(下型)の概略を示す。同図
中、1はこの天井用基材2を成形し得るメイン型孔で、
メイン型孔1中には天窓3を開口させるための方形枠状
部4が略中央に形成され、前方寄りにはバックミラー或
いはサンバイザー等の取付用孔5,5…を形成するため
の突起6,6…、後方寄りには長方形状のセット用窪孔
7,7が夫々形成されている。
【0009】そして方形枠状部4中にフェルト材料を無
駄なく使用するため天井用基材2の付随部品である取付
用ブラケット8,8(図3,図4参照)を成形し得るサ
ブ型孔9,9が穿設されている。また、10はメイン型
孔1の外側に同様にこの天井用基材2の付随部品である
天窓エッジ11(図5参照)を成形し得るサブ型孔であ
る。
【0010】しかしてこの成形型A上に天然繊維,化学
合成繊維等の繊維にフェノール樹脂を含浸させて一定厚
のフェルト状としたフェノール樹脂含浸フェルト21を
配置し、該成形型Aに合致する成形型(上型)Bにより
該フェノール樹脂含浸フェルト21を挟着して加熱圧縮
し上記天井用基材2を成形すると同時に取付用ブラケッ
ト8,8および天窓エッジ11を成形する。なお、この
第1回目の成形により製造された天井用基材2は取付用
ブラケット8,8および天窓エッジ11が接着されてな
いので製品としての使用はできない。
【0011】この取付用ブラケット8,8は図3,図4
に示したように第1の凹窪部12とさらにその中に第2
の凹窪部13が形成され、該凹窪部13の中心に鍵形状
の取付孔14が透設されてなるものである。
【0012】また天窓エッジ11は成形型A,Bの合致
により図5のように横断面フ字形の棒状に形成されたも
のである。
【0013】そして図6に示したように上記取付用ブラ
ケット8,8をセット用窪孔7,7に配置し、該取付用
ブラケット8,8の凹窪部13を被うように薄板(鉄
板)15を図4に示したように凹窪部12に載置し、該
取付用ブラケット8,8および薄板15の表面に熱硬化
性を有するメラミン系樹脂を塗布する。そして天窓エッ
ジ11を方形枠状部4の前縁に配置し、新らたに該成形
型A,B間に図8に示したように前記フェノール樹脂含
浸フェルト21を配置して該フェノール樹脂含浸フェル
ト21を前記と同様に加熱圧縮することにより図8に示
したように天井用基材2の表面に薄板15を間に挟んで
取付用ブラケット8,8を接着させる。このように薄板
15を配置することにより成形時にフェノール樹脂含浸
フェルト21が該取付用ブラケット8,8の凹窪部13
に侵入するのを防ぐので、該凹窪部13は空洞に形成さ
れることとなる。このとき同時に成形された取付用ブラ
ケット8,8および天窓エッジ11は次回以降にこの成
形型A,Bにより天井用基材2を成形する際に使用され
る。なお、天窓エッジ11は天井用基材2が成形される
と同時にその天窓3の前縁に接着されこれを補強する。
【0014】こうして製造された天井用基材2は、図9
に示したように、弾性合成樹脂製の取付片16の一端に
形成されたフランジ部17を取付用ブラケット8,8の
前記取付孔14より凹窪部13中に通して係合し、該取
付片16の膨縮自在に形成された頭部18を車体天井部
に固着されたパネル19の取付孔20に貫挿することに
より車内天井面に吊下固定される。なお、22は天井用
基材(自動車用内装材)2に貼着された表皮を示す。天
窓エッジ11は車体天井の天窓用開口縁に係合される。
【0015】図10に示した自動車用内装材2は、背面
に補強用のチャンネル状部材23をその付随部品として
一体に固着してなる例を示し、この場合も天井用基材2
の成形時にその空洞部24にフェルトが入るのを防ぐた
め薄板15が介在される。
【0016】また、図11に示した天井用基材2では同
じく背面に補強用リブを形成するため幅狭のチャンネル
状部材23をその付随部品として一体に固着してなる
が、この例のように空洞部24の幅が充分に狭い場合は
成形時にフェルトが入り難いために上記のような薄板1
5を介在させる必要はなくなる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明に係る自動車用内装材
の製造方法は、一回の成形で自動車用内装材とその付随
部品が同時に成形され、かつその付随部品を成形時に同
じ成形型内にセットしておくことによりその自動車用内
装材の成形と同時にその付随部品が一体的に接着される
ものであるから、工程数が少なく製造コストを低減でき
ると共に強い接着力にて付随部品を固着できるので取付
用ブラケット等の外力が掛る部品を成形するのにも好適
である。しかも同時成形により自動車内装材に対して付
随部品を高精度で接着できるなど顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動車内装材の斜視
図。
【図2】自動車内装材の製造に使用される成形型の斜視
図。
【図3】図1の要部拡大斜視図。
【図4】付随部品の一例を示す斜視図。
【図5】付随部品の一例を示す斜視図。
【図6】成形型上に付随部品を配置した斜視図。
【図7】成形型の縦断面図。
【図8】成形型の縦断面図。
【図9】取付用ブラケットの使用状態を示した縦断面
図。
【図10】自動車用内装材の他の実施例を示した横断面
図。
【図11】自動車用内装材の他の実施例を示した横断面
図。
【符号の説明】
A,B 成形型 1 メイン型孔 2 天井用基材(自動車用内装材) 3 天窓 4 方形枠状部 5 取付用孔 6 突起 7 セット用窪孔 8 取付用ブラケット(付随部品) 9 サブ型孔 10 サブ型孔 11 天窓エッジ(付随部品) 13 凹窪部 14 取付孔 15 薄板 21 フェノール樹脂含浸フェルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:58 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/14 B29C 43/18 - 43/20 B29C 43/32 - 43/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型に自動車用内装材を成形し得るメ
    イン型孔とその付随部品を成形し得るサブ型孔とを穿設
    し、該成形型によりフェノール樹脂含浸フェルトを加熱
    圧縮して自動車用内装材を成形すると同時に付随部品を
    成形し、かくしてあらかじめ成形された付随部品を前記
    メイン型孔の一部に形成されたセット用窪孔中に配置
    し、該付随部品の表面に熱硬化性樹脂を塗布した後、さ
    らに該成形型によりフェノール樹脂含浸フェルトを加熱
    圧縮することにより成形された自動車用内装材の表面に
    該付随部品を一体的に接着させることを特徴とした自動
    車用内装材の製造方法。
  2. 【請求項2】 付随部品が中央に鍵孔状の取付孔が透設
    された凹窪形状の取付用ブラケットであって、該取付用
    ブラケットをセット用窪孔中に配置した後、該取付用ブ
    ラケットの凹窪部を被うように薄板を載置することを特
    徴とした請求項1に記載の自動車用内装材の製造方法。
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