JPH11105636A - 成形天井 - Google Patents

成形天井

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Publication number
JPH11105636A
JPH11105636A JP28793097A JP28793097A JPH11105636A JP H11105636 A JPH11105636 A JP H11105636A JP 28793097 A JP28793097 A JP 28793097A JP 28793097 A JP28793097 A JP 28793097A JP H11105636 A JPH11105636 A JP H11105636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof lining
molded
ceiling
backing material
molded ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28793097A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Haruhara
昭 春原
Nobumi Ono
信水 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd, Shinwa Kogyo Inc, Shinwa Industry Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP28793097A priority Critical patent/JPH11105636A/ja
Publication of JPH11105636A publication Critical patent/JPH11105636A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後付けする部品点数を抑えることができる成
形天井を提供する。 【解決手段】 成形天井1の一般部11を、熱可塑性樹
脂からなる天井基材12と、天井基材12の表面13を
被覆する表皮14とにより形成する。成形天井1の各補
強領域7における天井基材12の裏面15に、裏打材と
しての段ボール16を積層する。中央部補強領域7にお
ける段ボール16に、成形天井1を車両のパネル17に
固定するクリップ18,・・・をインサート成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内の天井部を
形成する成形天井に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の成形天井101を形成す
る行程を示す図であり、成形天井101を形成する際に
は、先ず、ガラス繊維や樹脂などからなるワーク基材1
02を加熱装置103に投入して加熱した後、プレス装
置104の上金型105及び下金型106によってプレ
スする。そして、レーザートリミング装置107によっ
てサンルーフの開口部等を開設した後、成形天井101
をルーフパネルに取り付けるためのクリップや、前記開
口部の周縁を補強するアルミ製のレインフォースや、成
形天井101とルーフパネルとの隙間を埋めて成形天井
101のベコツキを防止するスペーサー等を人手によっ
て取付あるいは接着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記成
形天井101にあっては、前記クリップ、レインフォー
ス、スペーサー等の取付作業を人手によって行うため、
苦労を要するとともに、コストダウンの阻害要因となっ
ていた。したがって、前記成形天井101に後付される
部品点数をなるべく抑えることが望ましい。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、後付けする部品の点数を抑えるこ
とができる成形天井を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の成形天井にあっては、表面が表皮により覆わ
れた熱可塑性樹脂からなる基材の裏面における補強部位
に、クリップをインサート成形可能な材質からなる裏打
材を設けた。
【0006】すなわち、サンルーフ等の開口部が開設さ
れた際に強度が低下してしまう基材の補強部位には、裏
打材が設けられ、補強される。また、該裏打材は、クリ
ップをインサート成形可能な材質により形成されている
ので、基材に裏打材を積層した状態でプレス成形する
際、あるいは、プレス成形する以前に、前記裏打材に予
めクリップをインサート成形しておくことが可能とな
る。
【0007】また、前記裏打材は、ホットメルトフィル
ムが設けられた段ボールからなる。
【0008】すなわち、前記裏打材は、段ボールにより
形成されているので、軽量化を図りつつ吸音性及び剛性
が高められる。また、ホットメルトフィルムが設けられ
た段ボールが裏打材として用いられているので、基材と
裏打材とは、ホットプレスされる際に接合される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる成形
天井1を示す斜視図であり、前席にサンルーフが設けら
れた車両における車室内の天井部を形成する成形天井1
が示されている。
【0010】この成形天井1の前部には、前記サンルー
フ用の開口部5が設けられており、該開口部5より前方
F側には、前部補強領域6が設定されている。また、前
記開口部5より後方R側には、中央部補強領域7が設定
されており、前記成形天井1の後端部には、後部補強領
域8が設定されている。
【0011】前記成形天井1の一般部11は、図2にも
示すように、熱可塑性樹脂からなる天井基材12と、該
天井基材12の表面13、すなわち車室内側の面を被覆
する表皮14とにより形成されている。また、前記各補
強領域6,7,8における前記天井基材12の裏面15
には、裏打材としての段ボール16が積層されている。
そして、前記中央部補強領域7及び前記後端部補強領域
8における前記段ボール16には、成形天井1を車両の
パネル17に固定するクリップ18,・・・がインサー
ト成形されている。
【0012】すなわち、この成形天井1を形成する際に
は、図3に示すように、ホットメルトフィルムが積層さ
れた前記段ボール16を、プレス装置21における上金
型22と下金型23とによりプレス成形する。このと
き、図4に示すように、前記下金型23に設けられたス
ライド部24をスライドさせるとともに、該スライド部
24に設けられた凹部25,・・・に前記クリップ1
8,・・・をセットして、図5に示すように、前記段ボ
ール16をプレスする。これにより、図6に示すよう
に、クリップ18の基端に設けられたブラケットクリッ
プ26の足部27,27を、前記段ボール16に貫通さ
せた後、前記上金型22によって屈曲させ、前記クリッ
プ18,・・・を前記段ボール16にインサート成形す
る。
【0013】そして、図3に示したように、加熱装置3
1にて重ね合わされた状態で加熱された前記表皮14及
び前記天井基材12と共に、予めクリップ18,・・・
がインサート成形され、かつホットメルトフィルムが積
層された前記段ボール16を、ホットプレス装置32の
上金型33と下金型34とによってプレス成形する。次
に、図7に示すように、レーザートリミング装置35に
よってレーザー加工することにより、サンルーフ用の前
記開口部5等を開設した後、前記表皮14の端部を、表
皮巻込装置36にて裏面側へ巻き込み、前記段ボール1
6と前記天井基材12とを、前記表皮14によって挟ん
だ状態で固定する。そして、図8に示すように、補強用
のレインフォースを取り付ける取付行程37と、インシ
ュレータやハーネスクリップを接着する接着行程38を
経て前記成形天井1を形成する。
【0014】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、成形天井1の前端部及び後端部に設定された前部及
び後部補強領域6,8と、サンルーフの開口部5の後方
R側に設定された中央部補強領域7にあっては、天井基
材12の裏面15に段ボール16を積層することにより
補強することができる。このため、成形天井1成形後に
おける取付行程37にて、人手によって取り付けられる
補強用のレインフォースやクリップ等の後付部品点数を
削減することができる。また、前記各補強領域6〜8を
補強することができるので、車両取付後における成形天
井1のベコツキを防止することができる。これにより、
成形後の接着行程38にて、接着されるウレタンやフェ
ルトからなるスペーサーを大幅に削減することができ
る。
【0015】そして、前記成形天井1を補強する裏打材
は、クリップ18をインサート成形可能な段ボール16
により形成されているため、図3〜図6に示したよう
に、プレス装置21にて前記クリップ18,・・・を予
め段ボール16にインサート成形しておくことができ
る。これにより、成形天井1成形後にクリップ18,・
・・を人手によって取り付けていた従来と比較して、後
付される部品点数をさらに削減することができるので、
成形天井1の製造効率を高めることができ、コストダウ
ンを図ることができる。また、天井基材12が段ボール
材によって形成された成形天井と比較して、成形時にお
ける湿度管理が容易となるともに、インサート成形時に
屈曲されるクリップ18の足部27,27の前記表皮1
4側への突出を防止することができる。
【0016】また、前記成形天井1を補強する裏打材
を、段ボール16によって形成することにより、軽量化
を図りつつ、吸音性及び剛性を高めることができる。さ
らに、アルミ板を補強材として用いた場合と比較して、
低コスト化を図ることができる。そして、ホットメルト
フィルムが設けられた段ボール16を裏打材として用い
ることにより、クリップ18,・・・がインサート成形
された段ボール16と天井基材12とを、ホットプレス
装置32の上金型33と下金型34とによってプレス成
形する際に接合することができるので、接着剤の塗布行
程等が不要となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
サンルーフ等の開口部が開設された際に強度が低下して
しまう基材の補強部位を、裏打材によって補強すること
ができる。このため、成形天井成形後において、強度が
低下してしまう開口縁等に、人手によってレインフォー
スを取り付けなければならなかった従来と比較して、成
形天井に後付けされる部品点数を削減することができ
る。また、成形天井が補強されることから、取付後にお
ける成形天井のベコツキを防止することができ、これに
よって、成形後に後付けされるスペーサーを削減するこ
とができる。
【0018】そして、前記裏打材は、クリップをインサ
ート成形可能な材質により形成されているので、基材に
裏打材を積層した状態でプレス成形する際、あるいは、
プレス成形する以前に、前記裏打材に予めクリップをイ
ンサート成形しておくことができる。したがって、成形
天井成形後において、後付けされる部品点数をさらに削
減することができるので、成形天井の製造効率を高める
ことができ、コストダウンを図ることができる。
【0019】また、前記裏打材を、ホットメルトフィル
ムが設けられた段ボールにより構成することにより、裏
打材の軽量化を図りつつ、吸音性及び剛性を高めること
ができる。さらに、アルミ板を補強材として用いた場合
と比較して、低コスト化を図ることができる。そして、
ホットメルトフィルムが設けられた段ボールを裏打材と
して用いることにより、基材と裏打材とを、ホットプレ
スする際に接合することができ、接着剤の塗布行程が不
要となる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態の要部を示す断面図である。
【図3】同実施の形態における成形天井の成形行程を示
す説明図である。
【図4】同実施の形態におけるプレス装置の下金型を示
す斜視図である。
【図5】同実施の形態におけるプレス装置を示す要部の
断面図である。
【図6】図5のA部拡大図である。
【図7】図3に続く成形行程を示す説明図である。
【図8】図7に続く成形行程を示す説明図である。
【図9】従来例の成形天井の成形行程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 成形天井 5 開口部 6 前部補強領域 7 中央部補強領域 8 後部補強領域 12 天井基材 13 表面 14 表皮 15 裏面 16 段ボール(裏打材) 18 クリップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が表皮により覆われた熱可塑性樹脂
    からなる基材の裏面における補強部位に、クリップをイ
    ンサート成形可能な材質からなる裏打材を設けたことを
    特徴とする成形天井。
  2. 【請求項2】 前記裏打材は、ホットメルトフィルムが
    設けられた段ボールからなることを特徴とする請求項1
    記載の成形天井。
JP28793097A 1997-10-03 1997-10-03 成形天井 Pending JPH11105636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28793097A JPH11105636A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 成形天井

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28793097A JPH11105636A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 成形天井

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11105636A true JPH11105636A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17723579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28793097A Pending JPH11105636A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 成形天井

Country Status (1)

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JP (1) JPH11105636A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200067653A (ko) * 2018-12-04 2020-06-12 강종균 클립이 일체로 형성된 번호판 장착대

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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