JPH0468917B2 - - Google Patents

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JPH0468917B2
JPH0468917B2 JP60085507A JP8550785A JPH0468917B2 JP H0468917 B2 JPH0468917 B2 JP H0468917B2 JP 60085507 A JP60085507 A JP 60085507A JP 8550785 A JP8550785 A JP 8550785A JP H0468917 B2 JPH0468917 B2 JP H0468917B2
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ammonia
cinnamic acid
phenylalanine
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Nobuhiro Fukuhara
Kaoru Yamamoto
Tomoyuki Iwata
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はL−フエニルアラニンアンモニアリア
ーゼを用いて、桂皮酸とアンモニアからL−フエ
ニルアラニンを製造する方法に関する。 (産業上の利用分野) L−フエニルアラニンは栄養および医学領域に
おいて重要な物質であり、近年人工甘味物質の原
料として産業上有用なものである。 (従来技術) 従来、L−フエニルアラニンの当該技術分野で
の公知の製造方法は英国特許第1489468号(1977
年10月19日)、特開昭56−26197号公報、特開昭56
−51991号公報、特開昭59−91890号公報等に開示
されている方法がある。これらの方法は、L−フ
エニルアラニンアンモニアリアーゼ(以下PAL
と略す)がL−フエニルアラニンから桂皮酸とア
ンモニアを生じる反応の逆反応を利用したもので
ある。したがつて、桂皮酸からL−フエニルアラ
ニンへの変換率を高めるには、英国特許第
1489468号公報に見られるように過剰のアンモニ
アの存在下に酸素反応を行なうことが必須であ
り、該特許はこのような反応条件で実施すること
により、従来知られていなかつたPALによる桂
皮酸からL−フエニルアラニンの生成を可能にし
たものである。更に、特開昭56−26197号公報は、
英国特許が開示するアンモニア濃度では該酸素反
応を行なうには不十分である事を示し、アンモニ
ア濃度と桂皮酸濃度はそれぞれ独立して桂皮酸か
らL−フエニルアラニンへの変換に影響するとし
て、アンモニア濃度が3mol/以上であり、桂
皮酸濃度が0.05〜0.2mol/で実施される反応条
件を開示している。しかし、該特許は酵素の安定
性に関しては言及していない。酵素の安定性に関
しては、ホジンス(HODGINS)等がアーカイ
ブス・オブ・バイオケミストリ アンド バイオ
フイジクス(Archives of Biochemistr and
Biophysics)149巻91〜96頁、(1972年)におい
て、ハロゲンイオン類がPAL酵素活性を抑制す
ることを報告している。この知見から、反応液組
成物質はハロゲンイオンを含まないことが好まし
く、特開昭59−91890号公報は該酵素反応に際し
て、アンモニア供与体に非ハロゲンアンモニウム
塩を使用して実施することを特徴としている。該
特許によれば、非ハロゲンアンモニウム塩として
好ましいものは硫酸アンモニウムであり、アンモ
ニア濃度が1〜5mol/で実施される条件が好
ましいとしている。しかしながら、該アンモニア
濃度では、桂皮酸のL−フエニルアラニンへの転
換率は最大55%であり、そして、同公報実施例に
示されているようにL−フエニルアラニンの蓄積
量は大規模応用に関して十分とは言えず、問題を
残している。 本発明者らは従来のPALを用いた酵素反応に
ついて種々検討を重ねた結果、 (1) 酵素反応溶液に炭酸アンモニウムから成る緩
衝液を用いることにより、アンモニア高濃度の
条件下でも、PALの活性が安定に持続される
こと。 (2) 炭酸アンモニウムから成る緩衝液中では、桂
皮酸の溶解度は小さく、桂皮酸が反応液に過剰
に加えられても、酵素反応の阻害は起り難いこ
と。 (3) 反応終了後、酵素反応液から炭酸アンモニウ
ムを回収するには容易な方法があること。 などの酵素反応液に炭酸アンモニウム緩衝液を用
いて場合の新規な知見を得るに至つた。 本発明者らは、かかる新規な知見にもとづき、
更に鋭意検討を行ないPALを用いて桂皮酸とア
ンモニアからL−フエニルアラニンを製造するに
際して、反応溶液として、アンモニア濃度が
10mol/以上で、アンモニア量に対して0.05〜
0.5当量の炭酸イオンから成る炭酸アンモニウム
緩衝液を用い、反応液中の桂皮酸濃度を実質的に
0.05mol/以下に保つことにより、80%程度の
高収率でL−フエニルアラニンを製造することが
出来ること、しかも、該酵素反応終了液は単に加
熱するだけで、炭酸アンモニウムを除去でき、そ
れゆえ、生成したL−フエニルアラニンの単離操
作が著しく改善されることを見い出した。 本発明における如く、炭酸アンモニウムから成
る緩衝液が酵素類の活性安定化効果を示すことは
文献未載の新規な知見であり、本発明では酵素反
応液に該炭酸アンモニウム液を用いることによつ
て、L−フエニルアラニンの収率が著しく向上す
るのみならず、酵素を反覆的に利用可能にするも
のであり、従来の硫酸アンモニウムなどの酵素安
定剤の知見からは全く予想出来ない効果である。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明において使用するL−フエニルアラニン
アンモニアリアーゼ(PAL)は、L−フエニル
アラニンから桂皮酸とアンモニアを生成する酵素
で、ロドスポリジウム属などの酵母、カビ等の微
生物のほかに、ジヤガイモ、パセリ等の植物に分
布することが知られているが、通常は酵母に由来
するものが利用される。このような酵母として
は、例えば、ロドスポリジウム・トルロイデス
(Rhodosporidium toruloides ATCC 10788),
ロドトルラ・ミヌタ(Rhodotorula minuta
ATCC 10658)、ストレプトマイセス・ヴアテイ
シラタス(Streptomyces verticillatus ATCC
13495)などが挙げられる。これらの酵母の細胞
を公知の方法により調製し、該酵素を含有する細
胞を培養基から遠心分離や過当の操作により採
取し、細胞または、細胞の処理物、例えば、洗浄
細胞、乾燥細胞、細胞の破砕物、細胞の固定化物
等、更には、細胞から該酵素を抽出して精製した
標品を用いることが出来る。 本発明の実施における反応液中のアンモニア濃
度は10mol/以上が望ましい。 前記アンモニア濃度に対して、炭酸イオンが
0.05〜0.5当量、好ましくは0.1〜0.33当量となる
ようにアンモニア水もしくはアンモニアガスと固
体炭酸もしくは二酸化炭素ガスとを水に吸収させ
ることにより得られる。更には、炭酸アンモニウ
ムを溶解した水溶液にアンモニア水もしくはアン
モニアガスを添加もしくは吸収させることにより
調整できる。 このようにして得られる反応液はPH緩衝作用を
示すことから、反応進行中のPH調節の必要はない
が、L−フエニルアラニンを高濃度蓄積させる場
合には反応液のPHをPALの酵素活性の至適PHに
アンモニア水もしくは炭酸ガス等で行なうのが好
ましい。 桂皮酸の添加は反応溶液に一括添加もしくは分
割添加のいずれでも可能であるが、いかなる方法
を用いても反応液中の炭酸アンモニウムが高濃度
であることから、後記実験例1に示される如く、
反応溶液中の桂皮酸の溶解度は小さく保たれ、酵
素反応が基質阻害を受けることは殆んどない状態
にすることが出来る。 本発明の酵素反応の実施は、温度20〜40℃、好
ましくは20〜30℃で行なうのがよい。反応時間は
静置、攪拌、流下法などの反応の方法、あるいは
酵素の形態や活性によつて異なるが、バツチ反応
法では通常20時間程度であればよい。本反応にお
いて、酵素源として細胞を用いる場合には、界面
活性剤を添加することにより、反応時間を短縮で
きる場合がある。 反応終了後、生成したL−フエニルアラニンは
反応液から酵素もしくは酵素源の細胞を除去した
液を単に加熱することで炭酸アンモニウムの除去
が可能であり、以後L−アミノ酸の分離精製の公
知技術の組み合せにより容易に行なうことが出来
る。 以下、実施例および実施例を挙げて本発明方法
を更に具体的に説明する。 実施例および実験例中の桂皮酸またはL−フエ
ニルアラニンの定量はそれぞれ紫外吸収分光光度
計またはo−フタルアルデヒド法によるケイ光分
光光度計を検出器に設置した液体クロマトグラフ
イーにて行なつた。 実施例 1(反応液中での桂皮酸の溶解度) アンモニア濃度が6,8,10mol/で、炭酸
イオンを1.1,1.4,1.8mol/含み、PH10に微調
節された反応液100mlに桂皮酸7.4gを添加(溶解
すれば0.5mol/相当)し、数時間攪拌をしな
がら30℃に保ち、未溶解桂皮酸を別して、液
中の桂皮酸濃度の分析を行なつた。比較例とし
て、硫酸アンモニウムおよび塩化アンモニウム緩
衝液を用いたPH10での溶解度の測定結果を表1に
示す。炭酸アンモニウムおよび硫酸アンモニウム
溶液中では桂皮酸濃度は低く保たれることが示さ
れている。
【表】 実施例 2(PAL生産菌の培養) PAL生産菌であるロドスポリジウム・トルロ
イデス(Rhodosporidium toruloides A TCC
10788)およびロドトルラ・ミヌタ
(Rhodotorula minuta ATCC 10658)をポリペ
プトン 15g/、酵母エキス3g/、マルツ
エキス3g/、食塩5g/、L−フエニルア
ラニン0.5g/からなる培地15に接種し、初
発PH7.0、26℃にて16時間通気攪拌を行なつた。
培養終了後、遠心分離により菌体を採取し、0.85
%食塩水にて菌体を洗浄後、再度遠心分離により
菌体を集め、得られた湿菌体をPAL酵素源とし
て、凍結保在した。凍結保在された菌体は3ケ月
後でも酵素活性は安定に保たれていた。さらに、
ストレプトミセス・ヴアルテイシイラタス
(Streptomyses Verticillatus ATCC13495)を
グルコース20g/、酵母エキス20g/、食塩
5g/、DL−フエニルアラニン1g/から
成る培地10に接種し、初発PH7.0、26℃にて17
時間通気攪拌を行ない培養を行なつた。発泡防止
のため消泡剤としてアデカノールLG805を0.05%
添加した。培養終了後、吸引ロ過により菌体を採
取し、得られた湿菌体を10倍量の冷アセトン中に
入れ、脱水後、菌体を別し、アセトン臭がなく
なるまで減圧乾燥を行ないストレプトミセス・ヴ
アルテイシイラタスの乾燥菌体を得た。得られた
3種のPAL酵素比活性は25〜45単位/g・cellで
あつた(酵素1単位は1分間当り1マイクロモル
の桂皮酸を生成する力価)。 実施例 3(各種反応液中でのPALの安定性) ロドスポリジウム・トルロイデス ATCC
10788の凍結菌体を用いて各種組成の反応液中で
のPALの安定性について実験を行なつた。実験
はアンモニア濃度6mol/および8mol/の各
種の緩衝液(PH10)を調製し、各緩衝液100mlに
解凍菌体3gを加え30℃にて緩やかに攪拌しなが
ら4および20時間後に、菌体を採取し、PAL活
性をホジンスの方法(前記)により測定した。結
果を第2表に示す。炭酸アンモニウム緩衝液では
活性が保持されているのに対し、他の緩衝液では
いずれも活性が低下し、塩化アンモニウムおよび
硝酸アンモニウムでは著しい低下を示した。 また、リン酸アンモニウムおよび硼酸アンモニ
ウムの緩衝液は目的のPH溶液を作る事が出来な
い。
【表】 実施例 4(酵素反応へのアンモニア濃度の影響) ロドスポリジウム・トルロイデスATCC 10788
の凍結菌体を解凍後、炭酸アンモニウム緩衝液
(PH10.0)のアンモニア濃度を表3に示す如く変
化させた反応液と混合し、桂皮酸を100mmol/
の濃度になるように添加し、30℃で20時間反応
させた。反応終了後生成したL−フエニルアラニ
ンを定量して桂皮酸からL−フエニルアラニンへ
の変換率を測定した。同様の反応条件にてロドト
ルラ・ミヌタATCC10658、およびストレプトミ
セス・ヴアルテイシイラタス ATCC 13495 を
用いた反応を行ない、L−フエニルアラニンへの
変換率を求めた。結果を第3表に示す。 アンモニア濃度が8mol/以上であれば変換
率80%以上の高収率を得た。
【表】 実施例 5(アンモニウムイオンと炭酸イオンの
モル比の酵素反応への影響) ロドスポリジウム・トルロイデス ATCC
10788およびロドトルラ・ミヌタ ATCC 10658
の凍結菌体、およびストレプトミセス・ヴアルテ
イシイラタス ATCC 13495の乾燥菌体を用い
て、アンモニア濃度を10mol/として炭酸イオ
ンを第4表に示す如く変化させた反応溶液を調製
し、桂皮酸を100mmol/濃度に添加し、30℃
にて緩やかに攪拌して20時間反応させた。反応終
了液の生成L−フエニルアラニンを定量し、桂皮
酸からの変換率を求めた。結果を第4表に示す。
炭酸イオン量がアンモニアの0.125〜0.25当量の
範囲で変換率80%以上を示した。
【表】 実施例 6 (酵素反応への桂皮酸濃度の影響) 桂皮酸を第5表に示す如く変化させ、その桂皮
酸をそれぞれアンモニア濃度12Mで炭酸イオンを
3.0M含有する反応液に溶解し、これにロドスポ
リジウム・トルロイデスおよびロドトルラ・ミヌ
タの菌体を加え反応液の最終アンモニア濃度が
10Mとなるように蒸留水を加え、30℃でL−フエ
ニルアラニン生成反応を行なつてその初速度を測
定した。その結果は第5表に示す通りであり、桂
皮酸の濃度が従来から知られている阻害濃度、例
えば特開昭56−26197号公報13頁第1表に開示さ
れている濃度においても十分な酵素活性を示すこ
とが認められた。同様の実験をストレプトミセ
ス・ヴアルテイシイラタスの乾燥菌体をもちいて
実施し、その結果は第5表に示す通りで、酵素活
性は桂皮酸の濃度の影響を受けなかつた。
【表】 桂皮酸濃度50mMの場合の初速度を100とした。 実施例 1 実験例2に示した方法により調製したロドスポ
リジウム・トルロイデスの凍結菌体をアンモニア
濃度14mol/、炭酸イオン3.5mol/から成る
反応液に懸濁させ、蒸留水を加えて容量が100ml
でアンモニア濃度を10mol/になるように調製
し、桂皮酸を50mMの濃度になるように加え、30
℃で攪拌しながら反応を行なつた。反応開始後4
時間毎に桂皮酸を0.74gづつ4回添加した。反応
開始後16時間目以後は桂皮酸の添加を停止し、以
後30℃での反応を継続した。 添加桂皮酸の総量は3.7gであつた。反応開始
後24時間目に吸引ロ過により菌体をロ別した。ロ
過中には桂皮酸の83%がL−フエニルアラニンに
変換され、3.4gのL−フエニルアラニンが蓄積
していることが認められた。菌体除去後の反応液
を加熱蒸留釜とガス吸収塔とを持つ装置の加熱蒸
留釜に移液し、蒸留釜を加熱して炭酸アンモニウ
ムを除去した。炭酸アンモニウムを除去した反応
液を減圧濃縮して、冷却後に粗L−フエニルアラ
ニンの結晶3.0gを得た。粗結晶を希塩酸水溶液
に溶解し、エーテルにて抽出を行ない、エーテル
層を除去後、中和してPH6.0とし、L−フエニル
アラニンの結晶2.4gを得た。 実施例 2 アンモニア濃度14mol/、炭酸イオン
3.5mol/から成る溶液に実験例2に示した方
法により調製したロドトルラ・ミヌタの凍結菌体
を懸濁させ、反応液容量が100mlで、アンモニア
濃度が10mol/になるように蒸留水を加えて調
製した。この反応液に桂皮酸を3.7g加え、30℃
でゆるやかに攪拌しながら28時間反応を行なつ
た。反応終了後、反応液中には桂皮酸からの収率
74%でL−フエニルアラニン(3.05g)が認めら
れた。実施例1と同様の操作により炭酸アンモニ
アを除去後、濃縮を行なつた。 濃縮後に塩酸を加えてPH2.0とし、生じる桂皮
酸の沈澱を遠心分離により除去後、アンモニア水
にてPH5.8に調製して冷却後、生成した結晶をロ
別乾燥して、L−フエニルアラニン結晶2.2gを
得た。 実施例 3 アンモニア濃度14mol/、炭酸イオン濃度
3.5mol/からなる反応液に実験例2に示した
方法で調製したストレプトミセス・ヴアルテイシ
イラタスの乾燥菌体を懸濁させ、反応液容量100
mlで、アンモニア濃度10mol/になるように水
を加えて調製した。アンモニア濃度の調製された
菌体懸濁液に桂皮酸3.7gを加えて30℃で攪拌し
ながら、30時間反応を行なつた。反応終了後、反
応液中には桂皮酸からの転換率70%でL−フエニ
ルアラニン(2.88g)が認められた。反応終了後
を実施例1と同様の方法で除菌および除炭酸アン
モニウムを行なつた。炭酸アンモニウム除去液に
塩酸を加えてPH2とし、桂皮酸をロ別後、アンモ
ニア水を加えてPH6.0として、減圧濃縮を行ない
L−フエニルアラニンの結晶(2.04g)を得た。 比較例 実験例2に示した方法により調製したロドトル
ラ・ミヌタの凍結菌体をアンモニア濃度が
9mol/の硫酸アンモニウム系緩衝液に懸濁さ
せ反応液中の菌体濃度が実施例2と同一になる様
に蒸留水を加えて調製した。なお硫酸アンモニウ
ム系の緩衝液はアンモニア濃度を9mol/以上
にすると硫酸アンモニウムの結晶を折出するの
で、アンモニア濃度をこれ以上にすることは出来
なかつた。硫酸アンモニウム緩衝液に菌体を懸濁
させた反応液に桂皮酸を3.7g加え、30℃でゆる
やかに攪拌しながら28時間反応を行なつた。反応
終了後、反応液中には桂皮酸からの収率20%でL
−フエニルアラニン(0.83g)が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 L−フエニルアラニンアンモニアリアーゼの
    存在下に、アンモニアと桂皮酸とを酵素反応させ
    てL−フエニルアラニンを製造するに際して、
    10mol/濃度以上のアンモニアと、該アンモニ
    ア量に対し0.15〜0.33当量の炭酸イオンから成る
    反応溶液中で実質的に0.05mol/濃度以下の桂
    皮酸とを反応させることを特徴とするL−フエニ
    ルアラニンの製造法。 2 L−フエニルアラニンアンモニアリアーゼが
    ロドスポリジウム属、ロドトルラ属、ストレプト
    ミセス属に属する微生物の生産するL−フエニル
    アラニンアンモニアリアーゼである特許請求の範
    囲第1項の製造法。
JP8550785A 1985-04-23 1985-04-23 L−フェニルアラニンの製造法 Granted JPS61247395A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991890A (ja) * 1982-10-01 1984-05-26 ジェネックス・コーポレイション L−フエニルアラニンの製造方法
JPS6043393A (ja) * 1983-08-19 1985-03-07 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd L−フエニルアラニンの製法

Patent Citations (2)

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