JPH0462186A - 画像表示方法及び装置 - Google Patents

画像表示方法及び装置

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JPH0462186A
JPH0462186A JP2168893A JP16889390A JPH0462186A JP H0462186 A JPH0462186 A JP H0462186A JP 2168893 A JP2168893 A JP 2168893A JP 16889390 A JP16889390 A JP 16889390A JP H0462186 A JPH0462186 A JP H0462186A
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JP
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transparent
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JP2168893A
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Inventor
Yoshihiko Hotta
吉彦 堀田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像表示方法及び装置に関し、詳しくは、可逆
的な透明度変化を利用して画像形成を行ない、この画像
の見掛は上のコントラストを著しく向上させて、より見
やすくするようにした画像表示方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
画像表示方式には多くが知られており、近時は、温度変
化により色彩や透明度が変化する材料を用いて画像等の
情報を記録することが随所で検討されている。その代表
的なものとしては、(1)サーモクロミンク材料の熱履
歴を利用した表示装置(斎藤等「電子画像学会技術研究
報告jIE 80−61゜1980)や、(2)熱によ
る透明−白濁変化を利用した表示材料(特開昭57−2
04580号、特開昭62−108094号、特開平1
−167819号などの公報)等が知られている。
だが、前記(1)によって画像を維持するためには、材
料全体を高精度で一定温度に保持する必要があり、装置
コストが高くなるという欠点がある。
また前記(2)によれば、画像を維持するための工ネル
ギーは必要なく、装置コストは低いが、白濁状態での光
の散乱が強くないため反射画像として用いた場合のコン
トラストが低いという欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は透明状態と白濁状態が可逆的に変化する可逆性
記録材料を用い、視覚上のコントラストを向上させ、よ
り見やすい画像表示方法及び装置を提供するものである
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1は画像表示方法であって、透明状態と白濁
状態とが可逆的に変化する記録材料に画像形成を施し、
少なくとも該記録材料側の表面に着色部を有しかつ形成
された画像の目視位置からは光源(バックライト)が見
えないように光を通過ないし透過させるフィルターを介
して後方から光照射を行ない、該記録材料の透明部では
照射光を透過させ白濁部では照射光を乱反射させて画像
コントラストを向上せしめることを特徴としている。
本発明の第2は画像表示装置であって、透明度が可逆的
に変化する記録材料と、その後方に、少なくとも該記録
材料側が着色されかつ斜目方向に光を通すフィルターと
、更にその後方に、光源(バックライト)とが配置され
ていることを特徴としている。
本発明者は、可逆性記録材料の背面に発光体(バックラ
イト)を配設し、これらの間に一定方向に光を透過又は
通過させる着色フィルターを配置せしめるようにすれば
、前記課題が達成しうろことを確めた。本発明はこれに
よりなされたものである。なお、ここにいう「一定方向
に」とは、画像の目視位置から可逆性記録材料を通して
直接バックライトは見えないが、そのバックライトから
の光を通過又は透過できる格好にフィルターを設けるこ
とを意味している。
以下に本発明を添付の図面に従がいながらさらに詳細に
説明する。
第1図は本発明に係る装置の概略であり、可逆性記録材
料(以降「記録材料」と略記することがある)に視覚上
コントラストの良好な画像が形成されることを表わして
いる。図中、1は記録材料、2はフィルター、3はバッ
クライト(発光体:光g>である。
先に触れたように、本発明装置においては、バックライ
ト3からの光がフィルター2を通して記録材料lに達す
るものの、目視位置(E)からは記録材料1を通してバ
ックライト3を直接見ることができないように設計され
ている。即ち、バックライト3からの光はフィルター2
により目視に入らない方向に投射され、記録材料の透明
部(T)に入った光は散乱されることなくそのまま透過
する(人間の目には入らない)が、白濁部(W)に入っ
た光は散乱されることになる。
従って、記録材料l側のバックライト3の光が直接視覚
に入らない位置(E)で記録材料1を見た場合には、記
録材料の透明部(T)からはフィルター2の記録材料側
の色21がそのまま見え、一方、記録材料の白濁部(I
ll)においてはバックライト3からの光が散乱し、そ
の結果、白さが増幅されコントラストの高い画像となる
第2図はバックライトからの光を一定方向に通過又は透
過させ他方向には光を通過又は透過させないフィルター
の四列を示している。(a)は着色された板状フィルタ
ー(着色フィルター)2′の複数個を斜め平行に並べた
ものの断面図であり、光は隣接する着色フィルタ−2′
間から通過する。(b)は板状の着色部2aのバックラ
イト側に光反射部を形成したフィルターでバックライト
の光が着色部2aに吸収されずに有効に用いられる。(
c)はノコギリ状の透明支持体2c上に着色部2aを形
成したフィルター、(d)はノコギリ状の透明支持体2
c上にバックライトの光を反射する光反射部2bを設け
、その上に着色部2aを設けたフィルターである。
前記(a)の着色された板状フィルター2′並びに前記
(b) (c)及び(d)の着色部2aの材質は本発明
の目的を充すものであれば特に制限はなく、例えばプラ
スチック、金属、紙、木などを着色したものが用いられ
る。なお、第2図(c)及び(d)のように透明支持体
2c上に着色部2aが設けられる場合は印刷、蒸着など
の方法が利用できる。
フィルター2′及び着色部2aの色は目的により適宜選
ばれるのが、目に疲れずかつ白色を際立たせる色が望ま
しく、従って、一般的には濃色(黒。
青、紺、緑など)が好ましい。
光反射部2bは光を反射するものならば何んでも良いが
、例えば白色顔料(シリカ、炭酸カルシウムなど)を樹
脂中に分散してものや、金属(AQ、 Sn、Ag、 
Geなど)を蒸着したものが用いられる。
透明支持体2cとしてはプラスチック、ガラスなどが用
いられる。これらは成型または切削してノコギリ状にす
る。
透明状態と白濁状態が可逆的に変化する可逆性記録材料
1の例としては、■樹脂中に有機低分子物質を分散した
タイプ、■ポリマーブレンドタイプ、■液晶高分子等の
相変化を利用したもの等があげられるが、これらに限定
されるものではない。
本発明で用いられる前記■の樹脂中に有機低分子物質を
分散したものは、樹脂母材と樹脂母材中に分散された有
機低分子物質とを主成分としてなり温度に依存して透明
度が可逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録材
料である。この可逆性感熱記録材料は、前記のごとき透
明度変化(透明状態、白濁不透明状態)を利用しており
、この透明状態と白濁不透明状態との違いは次のように
推測される。
すなわち、(i)透明の場合には樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質の粒子は有機低分子物質の大きな粒子
で構成されており、片側から入射した光は散乱されるこ
と無く、反対側に透過するため透明に見えること、また
、(ii)白濁の場合には有機低分子物質の粒子は有機
低分子物質の微細な結晶が集合した多結晶で構成され、
個々の結晶の結晶軸がいろいろな方向を向いているため
片側から入射した光は有機低分子物質粒子の結晶の界面
で何度も屈折し、散乱されるため白く見えること、等に
由来している。
第3図(熱による透明度の変化を表わしている)におい
て、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散された有機低分
子物質とを主成分とする感熱体は、例えばTll以下の
常温では白濁不透明状態にある。
これを温度T2に加熱すると透明になり、この状態で再
びT。以下の常温に戻しても透明のままである。
これは温度T2からT0以下に至るまでに有機低分子物
質が半溶融状態を経て多結晶から単結晶へと結晶が成長
するためと考えられる。更に13以上の温度に加熱する
と、最大透明度と最大不透明度との中間の半透明状態に
なる。次に、この温度を下げて行くと、再び透明状態を
とることなく最初の白濁不透明状態に戻る。これは温度
T1以上で有機低分子物質が溶融後、冷却されることに
より多結晶が析出するためであると考えられる。なお、
この不透明状態のものを10〜12間の温度に加熱した
後、常温、即ちT0以下の温度に冷却した場合には透明
と不透明との中間の状態をとることができる。また、前
記常温で透明になったものも再び13以上の温度に加熱
し、常温に戻せば、再び白濁不透明状態に戻る。即ち、
常温で不透明及び透明の両形態並びにその中間状態をと
ることができる。
従って、熱を選択的に与えることにより感熱体を選択的
に加熱し、透明地に白濁画像、白濁に透明画像を形成す
ることができ、その変化は何回も繰り返することが可能
である。
感熱層の厚みは1〜30−が好ましく、2〜20.かさ
らに好ましい、感熱層が厚すぎると層内での熱の分布が
発生し均一に透明化することが困難となる。
また、感熱層が薄すぎると白濁度が低下しコントラスト
が低くなる。なお、感熱層中の脂肪酸の量を増加させる
と白色度を増すことができる。
このような可逆性感熱記録材料を用いて画像の形成と消
去とを行なうには、画像形成用と画像消去用の二つのサ
ーマルヘッドを持つか、若しくは。
印加エネルギー条件を変化させることにより画像形成と
画像消去を行なう単一のサーマルヘッドを持つものの使
用が有効である。
前者の場合には、2つのサーマルヘッドが必要なため装
置のコストは上がるが、それぞれのサーマルヘッドのエ
ネルギー印加条件を別々にし可逆性感熱記録材料を1回
通せば、画像の形成と消去を行なうことでかできる。後
者の場合には、一つのサーマルヘッドで画像の形成と消
去を行なうため、該記録材料が通過する1回にサーマル
ヘッドにエネルギーを印加する条件を画像を形成する部
位、消去する部位に合わせて細かく変えていくか、また
は−度記録材料上の画像を消去した後もう一度記録材料
を逆向きに走行させ別のエネルギー条件で画像を形成す
る等、操作は複雑化するがサーマルヘッドが1つである
ため装置コストは安くなる。
本発明で用いられる可逆性感熱記録材料を作るには一般
に(1)樹脂母材及び有機低分子物質の2成分を溶解し
た溶液、又は(2)樹脂母材の溶液(溶剤としては有機
低分子物質のうちの少なくとも1−を溶解しないものを
用いる)に有機低分子物質を微粒子状に分散した分散液
をプラスチックシート、ガラス板などの透明支持体上に
塗布乾燥して感熱層を形成することにより作られる。
感熱層又は記録材料形成用溶剤としては、母材及び有機
低分子物質の種類によって種々選択できるが、例えばテ
トラヒドロフラン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、クロロホルム、四塩化炭素、エタノール、
トルエン、ベンゼン等が挙げられる。なお、分散液を使
用した場合はもちろんであるが、溶液を使用した場合も
得られる感熱層又は記録材料中では有機低分子物質は微
粒子として析出し1分散状態で存在する。
感熱記録層に使用される樹脂母材は有機低分子物質を均
一に分散保持した層を形成すると共に、最大透明時の透
明度に影響を与える材料である。
このため樹脂母材は透明性が良く、機械的に安定で、且
つ成膜性の良い樹脂が好ましい。このような樹脂として
はポリ塩化ビニル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニルービニルアルコール共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル〜マレイン酸共重合体、塩化ビ
ニルルアクリレート共重合体等の塩化ビニル系共重合体
7ボリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共
重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等
の塩化ビニリデン系共重合体;ポリエステル;ポリアミ
ド;ポリアクリレート又はポリメタクリレート或いはア
クリレート−メタクリレート共重合体;シリコン樹脂等
が挙げられる。これらは単独で或いは2種以上混合して
使用される。
一方、有機低分子物質としては記録材料中で熱により多
結晶から単結晶に変化するもの(第3図に示した温度T
1〜T、の範囲で変化するもの)であればよく、一般に
融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程度のも
のが使用される。このような有機低分子物質としてはア
ルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカノール
またはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミン;ア
ルカン;アルケン;アルキン;ハケゲンアルカン;ハロ
ゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアルカン;シ
クロアルケン;シクロアルキン;飽和または不飽和モノ
またはジカルボン酸又はこれらのエステル、アミド又は
アンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂肪酸また
はこれらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;アリ
ルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド又はアン
モニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸またはそれらの
エステル、アミド又はアンモニウム塩;チオアルコール
;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミンまたは
アンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸エステル
等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上混合して
使用される。これらの化合物の炭素数は10〜60、好
ましくは10〜38、特に10〜30が好ましい。エス
テル中のアルコール基部分は飽和していてもよく、また
ハロゲン置換されていてもよい。いずれにしても有機低
分子物質は分子中に酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少
くとも1種、例えば一0H1−COOHl−CONH2
−COOR1−NHl−NH2、−5−1−S−S−1
−0−、ハロゲン等を含む化合物であることが好ましい
更に具体的にはこれら化合物にはラウリン酸、ドデカン
酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ベヘン酸、ノナデカン酸、アラギン酸、オ
レイン酸等の高級脂肪酸;ステアリン酸メチル、ステア
リン酸テトラデシル、ステアリン酸オクタデシル、ラウ
リン酸オクタデシル、パルミチン酸テトラデシル、ベヘ
ン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエステル; ら凡J−o−C1!Hz、 、 (q、H,a−5−C
,、H,、。
’xsH,17−5−(qeHav  、C工z )+
2 s −5−C−2H2sCt、83g−5−c、、
+3.  、  C,21(□5−5−5−C−Z I
2 so。
、、CH,−CI2− COO(CI(、)t 、 −
CI(−CH,−CH。
’CH,−C)12−ω)(C)I2)、、−CH−C
H2・CI(、。
CI′l3 CH。
/CHI°C)+2−COo(C8□)2.−CH・C
H,−C)l。
12−C1(2−C00(C1−12)、、−C)l−
CH2−CH3゜汎 A2・CH2・C0;s Hz 7 d \・島・風!1H371 CH13 AいC00(C1(、)、・CH−C)I2・C1(□
聞 ′cH2−COD(CH,)、 ・CH−CH,−C1
(。
CH。
等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にバルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪
酸が好ましく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好
ましい。
なお、感熱層中の有機低分子物質と樹脂母材との割合は
重量比で2:1〜1:16程度が好ましく、1:1〜l
:3が更に好ましい。母材の比率がこれ以下になると、
有機低分子物質を母材中に保持した膜を形成することが
困難となり、またこれ以上になると、有機低分子物質の
量が少ないため、不透明化が困難になる。
感熱層には以上の成分の他に、透明画像の形成を容易に
するために、界面活性剤、高沸点溶剤等の添加物を添加
することができる。これらの添加物の具体例は次の通り
である。
高沸点溶剤の例; リン酸トリブチル、リン酸トリー2−エチルヘキシル、
リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、オレイン酸
ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル
酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−n−オ
クチル、フタル酸ジー2−エチルヘキシル、フタル酸ジ
イソノニル、フタル酸ジオクチルデシル、フタル酸ジイ
ソデシル、フタル酸ブチルベンジル、アジピン酸ジブチ
ル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジー2−
エチルヘキシル、アゼライン酸ジー2−エチルヘキシル
、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジー2−エチルヘキ
シル、ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチ
レングリコールジー2−エチルブチラード、アセチルリ
シノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル、ブチ
ルフタリルブチルグリコレート、アセチルクエン酸トリ
ブチル。
界面活性剤、その他の添加物の例; 多価アルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高
級アルキルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステ
ル、高級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂
肪酸高級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又は
ポリプロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド
付加物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼン
スルホン酸のNa、 Ca、 Ba又はMg塩;高級脂
肪酸、芳香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香
族スルホン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又は
ジ−エステルのCa、 Ba又はMg塩;低度硫酸化油
;ポリ長鎖アルキルアクリレート;アクリル系オルゴマ
−;ポリ長鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメ
タクリレ−トルアミン含有モノマー共重合体;スチレン
−無水マレイン酸共重合体;オレフィン−無ホマレイン
酸共重合体。
また、本発明で用いられる前記■のポリマータイプの記
録材料としては、安定な2種類以上のポリマーをブレン
ドした薄層からなり、一定温度以下の低温側では均一な
相溶状態にあり、この低温度よりも高温側ではポリマー
同志は相分離状態にあるというものである。用いたポリ
マー間で光の屈折率が異なる物を用いれば、相溶状態で
は−様な透明性を有するが、高温側の相分離状態では光
の散乱により不透明なフィルムとなる。ポリマーブレン
ド系はL CS T型(Lotger Cr1tica
l SolutionTempreture)相図を示
す系として、数種類のポリマーの組み合せについて知ら
れている。例えば、ポリフッ化ビニリデンとポリメチル
アクリレート、ポリエチルアクリレート、ポリメチルメ
タクリレート、ポリエチルメタクリレート等との組み合
せ、及びポリカプロラクトンとポリカーボネートの組み
合せ(R,E、Bernstein et、al、、M
acromoleculeslo P681〜(197
7))、ポリスチェンとポリビニルメチルエーテル(M
、Bank et、訂、、J、Polym、Sci、A
−2゜皿P1097−(1972))、スチレン−アク
リロニトリルコポリマーとポリカプロラクトン(L、P
、McMaster。
Macromolecules 6 P760〜(19
73))、スチレン−アクリロニトリルコポリマーとポ
リメチルメタクリレート(L、P、McMastar 
Po1y+o、Prepr、、 15 P2S5〜(1
974) )、ポリ硝酸ビニルとポリメチルアクリレー
ト(秋山三部他、高分子論文集用P238〜(1976
))、ポリフッ化ビニリデンとポリビニルメチルケトン
(D、R,Paul et、 al、、Polym、E
ng、Sci、、18 P1225〜(1978))、
或はエチレン−酢酸ビニルコポリマーと塩素化ゴム(J
、Leffingwell、et、al、、Po1y@
、Prepr、。
14 P596〜(1973))等々である。
これらのポリマーの組み合せはブレンド比にも依るが、
100〜200℃に加温することにより相分離を引き起
し、程度の差はあるものの加熱されない場所に比べて光
散乱が観察され不透明化する。また、上記高分子記録材
料は加熱相分離状態から急激に冷却することにより、相
分離状態を固定化でき、又固定化した相分離の状態を再
び分離温度以上に加熱し徐冷すると元の相溶縁状態に戻
る。
更にまた、本発明で用いられる前記■の透明状態と白濁
状態が可逆的に変化する可逆性記録材料の例としては高
分子液晶の相変化を利用したものである。
ここではサーモトロピック液晶性でネマティック相、ス
メクティック相、コレステリック相等を示す材料を用い
ることができる。この例としては、例えばメタクリル酸
ポリマーやシロキサンポリマー等を主鎖とした低分子液
晶をペンダント状に付加したいわゆる側鎖型高分子液晶
、また、高強度高弾性耐熱性繊維や樹脂の分野で用いら
れているポリエステル系又はポリアミド系等の主鎖型高
分子液晶等である。
本発明でバックライト3として用いられる発光体は光を
均一に照射できるものならば何んでもよく、螢光灯、白
熱灯等があげられる。
〔実施例〕
ここでの部及び石はいずれも重量基準である。
実施例1 約100−厚の透明なポリニスチルフィルム上にベヘン
酸               7部エイコサン2酸
              3部塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体    25部フタル酸ジアリル    
       3部テトラヒドロフラン       
   150部よりなる溶液をワイヤーパーで塗布し、
加熱乾燥して約15pm厚の感熱層を設けることにより
樹脂中に有機低分子物質を分散したタイプの可逆性感熱
記録体を作成した。
この可逆性感熱記録体を80℃に加熱して全体を透明に
した後、サーマルヘッドで画像状に加熱し、透明地に白
濁画像を得た。
その画像記録体の背面に、第2図CC)に示したような
着色部を黒色にしたフィルターを配置し、さらにその背
面に螢光灯の上にスリガラスを置き光が均一に発光する
発光体を配置したところ、白濁部の白さは増幅され黒地
に鮮明な白色画像が得られた。
実施例2 約100−厚の透明ポリエステルフィルム上に、LC5
T型相溶系二成分ポリマーブレンド物として、フッ化ビ
ニリデン−ヘキサフル方ロアセトン共重合体(91/9
)とメタクリル酸メチル低分子量体(重合度約60)を
選択し、メチルエチルケトン中に両ポリマーを溶解し、
約30.J厚のポリマーブレンドタイプの可逆性感熱記
録体を作成した。
この可逆性感熱記録体を250℃に加熱後徐冷し、全体
を透明にした後画像状に250℃に加熱し、続いて、急
冷し、透明地に白濁画像を得た。
その画像記録体の背景に第2図(b)に示したような着
色部を青色とし、AQ蒸看反射板を取りつけたフィルタ
ーを配置し、さらにその背面上に実施例1と同様の発光
体を配置したところ、貴地に鮮明な白色画像が得られた
比較例 実施例1及び2で作成した画像記録体の背面に各々黒色
、青色の着色物を配置したところ、白濁部の白濁度が低
く、画像は実施例1及び2のものに比較して不鮮明であ
った。
〔発明の効果〕
実施例の記載から明らかなように、本発明の方法及び装
置によれば、画像表示における白濁状態の白濁度を向上
させることができ、画像コントラストの向上という効果
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法ないし装置によりコントラストのす
ぐれた表示画像が得られることを説明するための図であ
る。 第2図は本発明装置で用いられるフィルターの四側の概
略図を示したものである。 第3図は樹脂中に有機低分子物質を分散した可逆性記録
材料の温度変化による透明−白濁変化を説明するための
図である。 1・・・可逆性記録材料 2・・・フィルター 3・・・バックライト 特許出願人 株式会社 リ  コ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明状態と白濁状態とが可逆的に変化する記録材
    料に画像形成を施し、少なくとも該記録材料側の表面に
    着色部を有しかつ形成された画像の目視位置からは光源
    が見えないように光を通過ないし透過させるフィルター
    を介して後方から光照射を行ない、該記録材料の透明部
    では照射光を透過させ白濁部では照射光を乱反射させて
    画像コントラストを向上せしめることを特徴とする画像
    表示方法。
  2. (2)透明度が可逆的に変化する記録材料と、その後方
    に、少なくとも該記録材料側が着色されかつ斜目方向に
    光を通すフィルターと、更にその後方に、光源とが配置
    されていることを特徴とする画像表示装置。
JP2168893A 1990-06-27 1990-06-27 画像表示方法及び装置 Pending JPH0462186A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05301449A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Sliontec:Kk 省電力型可逆性感熱記録装置

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JPH05301449A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Sliontec:Kk 省電力型可逆性感熱記録装置

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