JPH02134614A - カラー画像投写装置 - Google Patents

カラー画像投写装置

Info

Publication number
JPH02134614A
JPH02134614A JP28988188A JP28988188A JPH02134614A JP H02134614 A JPH02134614 A JP H02134614A JP 28988188 A JP28988188 A JP 28988188A JP 28988188 A JP28988188 A JP 28988188A JP H02134614 A JPH02134614 A JP H02134614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
heat
image
recording material
sensitive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28988188A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Hotta
吉彦 堀田
Takashi Kubo
久保 敬司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP28988188A priority Critical patent/JPH02134614A/ja
Publication of JPH02134614A publication Critical patent/JPH02134614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 孜」Lt厨− 本発明はカラー画像投写装置、特に高分子コレステリッ
ク液晶物質を有する層状液晶部材及び/又は樹脂母材中
に分散された有機低分子物質からなり温度に依存して透
明度が可逆的に変化する層状感熱部材を感熱記録材料と
して使用するカラー画像投写装置に関する。
従来1権 従来一般の投写装置としては、オーバーヘッドプロジェ
クタ−(OHP)、スライドプロジェクタ−、ビデオプ
ロジェクタ−18ミリ、16ミリ、32ミリ等の映写機
が挙げられる。このうち、OHPやスライドプロジェク
タ−は機構が簡易で安価であることからオフィス、学校
等で幅広く用いられている。
しかし、これらのOHPやスライドプロジェクタ−は原
稿を予め作成する必要があった。そこで、本発明者等は
原稿を予め作成せずに現場で作成しながら投写できるO
HPを先に発明した(特開昭63−3111927号参
照)、シかしながら、このOHPは熱により透明状態と
白濁状態とが可逆的に変化する可逆性記録材料を利用し
たものであるが、変化が透明と白濁との透明度変化のみ
を利用したものであるので、白黒画像は形成できたが、
カラー画像を形成することはできず、投写画像はコント
ラストが悪いものであった。
月−一一蝮 本発明は、従来の可逆性感熱記録材料の可逆性を損なわ
ずに呈色状態を形成して二色以上の投写画像の形成を可
能としたフィルム上へのカラー画像の書込み及び消去の
各機能を有するカラー画像投写装置を提供することを目
的とする。
構   成 本発明のカラー画像投写装置は、感熱記録材料として、
(a)高分子コレステリック液晶物質を有する層状液晶
部材単独、あるいは(b)前記液晶部材と温度に依存し
て透明度が可逆的に変化する感熱部材との組合せを使用
し、(i)熱を選択的に印加して像を形成する手段、 
(ii)全面的もしくは部分的に熱を印加して像を消去
する手段、及び(iii)像が形成されている層状液晶
部材及び層状感熱部材に光を透過させて画像を投影表示
する手段を具備することを特徴とするものである。
本発明は、感熱記録材料として、(a)高分子コレステ
リック液晶物質を有する層状液晶部材、あるいは(b)
前記液晶部材と温度に依存して透明度が可逆的に変化す
る感熱部材との組合せを使用していることを特徴として
おり、液晶部材を設けることによって、印字記録した際
に液晶が呈色変化し、鮮明なカラー記録画像が得られ、
それに応じて投写画像も鮮明な着色画像となる。
本発明のカラー画像投写装置は、従来と同様に原図の画
像をスクリーン上に結像投影する機能の他に光学的読取
装置や、ファクシミリ、パーソナルコンピュータ、磁気
読取装置の出力信号から直接、画像を形成して原図を作
ったり、あるいはこの画像を消去して再生する機能を有
している。後者の機能は高分子コレステリック液晶の温
度により色が変化するという特性と、感熱部材の温度に
より透明度が可逆的に変化するという特性を利用したも
のである。
ここで、(i)熱を選択的に印加して像を形成する手段
としては、サーマルヘッド、通電加熱等の手段が挙げら
れる。
また、(ii)全面的もしくは部分的に熱を印加して像
を消去する手段としては、熱風を吹付ける手段、加熱し
たローラを押しあてる手段、熱板でプレスする手段、サ
ーマルヘッドを用いる手段等が挙げられる。
さらにまた、(iii)像が形成されている感熱記録材
料に光を透過させて画像を投影表示する手段としては、
透過型オーバーヘッドプロジェクタ−1反射型オーバー
ヘッドプロジェクタ−スライドプロジェクタ−等が挙げ
られる。
本発明で使用される感熱記録材料の種々の形態を添付図
面の第3図、第4図、第6図及び第7図に示す、ここで
、Bは支持体を示し、Tは感熱層を示し、Pは保護層を
示し、モしてLは液晶層を示す。
第3図は高分子コレステリック液晶物質を有する層状液
晶部材りだけを使用した感熱記録材料の例であり、第4
図は前記層状液晶部材りと。
樹脂母材中に分散された有機低分子物質からなり温度に
依存して透明度が可逆的に変化する層状感熱部材Tとの
組合せを使用した感熱記録材料の例である。これらの感
熱記録材料は、第2図に示したカラー画像投写装置に使
用するのに適している。
第6図及び第7図に示した感熱記録材料は、層状液晶部
材り及び層状感熱部材Tをそれぞれ別々の加熱手段で別
々に加熱して像を形成する場合に適した例であり、これ
らの感熱記録材料は、第5図に示したカラー画像投写装
置に使用するのに適している。すなわち、第6図に示し
た感熱記録材料は、層状液晶部材り及び層状感熱部材T
をそれぞれ別体として作成し1重ね合わせて使用するも
のであり、第7図に示した感熱記録材料は、支持体Bの
片面に層状液晶部材りを設け、その反対面に層状感熱部
材Tt!:設けたものである。
前述の図面に示したものは層状液晶部材りと層状感熱部
材Tとをそれぞれ別個の層として設けたものであるが、
層状感熱部材Tの母体として樹脂の代わりに高分子液晶
物質を使用することによって両者の機能を単一の層に含
ませても良い。
これらの構造は最外側に、必要に応じて適宜。
保護層Pを設けても良い、これらの感熱記録材料は、シ
ート状、エンドレスフィルム状等の様々な形態をとるこ
とが可能である。
支持体Bは透明または着色された材料で、プラスチック
フィルム、例えばポリエステルフィルム(マイラー)、
ガラス板、金属板等の公知の材料が使用できる。支持体
Bの厚さは10〜300μm程度が良い。なお、加熱手
段として通電加熱を用いる場合には添加剤を加えるなど
して支持体の抵抗値を調節する必要がある。
保護層Pは好ましくは透明な材料で1例えばシリコーン
系ゴム、シリコーン樹脂(特開昭63−221087号
参照)、ポリシロキサングラフトポリマー(特願昭62
−152550号)、紫外線硬化樹脂(特願昭62−3
10969号)等の透明フィルムが使用でき、その厚さ
は10μm以下が良い。
感熱層Tの厚さは、1〜30ILm、好ましくは10〜
30μm程度が良い、厚みが1μm、以下になると、白
濁度が下がり、コントラストが低くなり、30μm以上
になると、熱感度が下がる。感熱層を構成する材料につ
いては、下記に詳述する。
液晶層りの厚さは、感熱層Tと同程度のものであれば良
い。
本発明で用いられる層状液晶部材は温度によりいろいろ
な色に呈色変化させることができ、加熱後、常温に戻し
てもその色を固定させることができるという特徴がある
この層状液晶部材には、少なくとも1種以上の液晶物質
が用いられ、液晶物質は好ましくはサーモトロピック高
分子コレステリック液晶誘導体である。液晶物質の呈色
変化は、高分子コレステリック液晶が有するラセンピッ
チが温度に依存して変化し、ピッチ長に対応した特定波
長の光を選択的に反射あるいは透過する性質及び円偏光
二色性等の性質を有し、対応温度に加熱後、急冷するこ
とによりラセンピッチも固定化され、特定波長の反射あ
るいは透過による呈色状態も安定化できることによる。
呈色の種類と呈色温度は選択されるサーモトロピック高
分子コレステリック液晶により任意に変えることができ
る。
本発明で使用される記録材料の記録原理は温度による感
熱層Tの透明度変化及び液晶層りの呈色変化を利用した
もので、これを第1図に従って説明する。第1図におい
て感熱層Tは、例えばT、以下の室温では白濁不透明状
態にある。
これを11〜11間の温度に加熱すると透明状態となり
、この状態でT6以下の室温に戻しても透明でほとんど
無色の状態が維持される。この全体が透明化した材料を
、さらに13以上の温度にサーマルヘッド等によって部
分的に加熱後、T0以下の室温まで急冷すると、加熱さ
れた部分だけは透明状態をとることなく、最初の不透明
状態に準じた不透明部となる0本発明の記録材料は、1
3以上の異なった2種以上の温度に加熱することにより
温度に依存してサーモトロピック高分子液晶の変化した
螺旋ピッチに対応する特定波長の光を反射するため場所
により加熱温度を変えることにより2色以上に呈色した
色の異なった画像の形成も可能である。
記録材料としては、加熱温度を変えることによりいろい
ろの色に呈色させることができる液晶部材だけでも良い
が、液晶部材と感熱部材とを組合せることによって、投
写画像は感熱部材の白濁部が暗部となり、暗部を背景と
してコントラストの著しく改良された着色画像が形成さ
れ、さらに着色画像に暗部の縁取りを付けたりすること
が可能であり、液晶部材の着色画像だけより見易い投写
画像を形成することができる。
なお層状感熱部材の透明部が透明に見えるのはこの部分
の樹脂母材中に分散された有機低分子物質が大きな結晶
粒子で構成されているため、一方の側から入射した光は
散乱されることなく。
他方の側に透過するからであると考えられる。
また不透明部が白く見えるのはこの部分の樹脂母材中に
分散された有機低分子物質が微細結晶が集合した多結晶
粒子で構成され1個々の結晶の結晶軸が種々の方向に向
いているため、一方の側から入射した光は各結晶の界面
で何度も屈折し散乱されるからであると考えられる。
以上のような感熱記録材料への記録及び消去は、少なく
とも104回程度は繰返すことが可能である。
液晶層りに使用される高分子液晶物質は、好ましくはサ
ーモトロピック高分子コレステリック液晶誘導体である
。いずれの場合も主鎖あるいは屈曲鎖中に光学活性単位
が含まれていることが必要であり、光学活性単位を有す
るメソゲン基をビニルモノマー(アクリル酸エステル。
メタアクリル酸エステル等)にスペーサーを介在させる
か、あるいはスペーサーなしで結合させて得た液晶モノ
マーの付加重合体、または高分子の骨格鎖に反応性メソ
ゲンモノマーを結合させる。ポリ[オキシ(メチルシリ
レン)]の5i−H結合にビニル置換メソゲンモノマー
を側鎖に付加したもの、あるいは低分子メソゲンやコレ
ステロール誘導体を官能基に付加したもの、またはコレ
ステリック液晶を形成するポリペブタイドへのエステル
化反応したもの等があり、コレステリル−ω−(4−メ
タクリルオイルオキシフェニルアルカノエート)、コレ
ステロール誘導体とネマチック性液晶分子を付加したシ
(以下余白) ロキサン誘導体とネマチック性液晶分子を付加したシロ
キサン誘導体または共重合体、ポリグルタミン酸のベン
ジルエステルとドデシルエステルの共重合体等が代表的
なサーモトロピック高分子コレステリック液晶として知
られている。
以下、本発明で使用される高分子液晶物質の具体例を下
記に示す。
i)主鎖型液晶高分子 下記構造を有するポリエステル、ポリエステルアミド、
ポリカーボネート、ポリエーテル等の単独重合体または
共重合体ニ 一4M−Xよ +−+  A−xt  +X、 、  
X、 :  −CQO−、−CONH−、−0CO−、
−0−等。
ii)側鎖型液晶高分子 下記構造を有するビニル系高分子、シロキサン系高分子
等の単独重合体または共重合体:+L+ 「 等; A :  −%C)lz+nt +CHzCHiO+n
t (CI−CH,($n。
CH3 A :  −1cCH2−j−n、 −(−CH,CH
,In、 +CH−C)+20)n  等;CH。
Mニー@−■−R9−0−■−■−R9−■−C00−
◎−R,−0−■−COO−◎−R9−◎−0CO−◎
−R,−0−@−0CO−@=R,−◎−◎−Coo−
@−R。
−〇−◎−◎−Coo−@−R,−◎−COO−◎−◎
−R−O−@−coo−@−◎−R,−@−@−0CO
−◎−R系の液晶高分子: R CH,CH,CH。
コレステロール誘導体等; C0OR0R (Rはアルキル基等を示す、) (廟は光学活性炭素原子を示し、Rはアルキル、アルコ
キシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、分枝アルキル、置換
アルキル、水素原子等の置換基を示す。) 次に1本発明で用いる好ましいコレステリック液晶高分
子の構造具体例を示す。
1ii)剛直主鎖型液晶高分子 下記構造を有するポリペプチドの他、ポリイソシアネー
ト及びセルローズ誘導体の単独重合体または共重合体: OOR 0OR COOR’ (R及びR’はアルキル、アルコキシアルキル、ラルキ
ル、アリール基等を示す、) ア 、、、、、、、(−0−◎−C=CH−◎−Co+CH
z)*−Co+L−X lあるいは、 以下の剛直主鎖型と側鎖型との混合 υ +5i−0+ (C)+2 )誼−〇−◎−coO−@−cos−ごH
−%CH,)、−CI、  。
CH。
CH。
(CH2−C+ COO−◎+CH2)n−COOCzJ*5C)I、C
H,−COOCH,−◎−0R−CHx、−CJxt−
−CxJzs−−Cx−H32−−C22H4g) −
−fCH2−C→−ス000008060160.。
COOCH2)s−◎−COO−@−◎−0C)!3C
H1 ・・・・・・・+CHクーC+X−X Coo−%CH,)、−0−◎−coo−■−〇〇=N
−とH−◎CH。
CH,CH,−COOCH2−◎ CH,CH,−COO(C12)l l CH3゜+N
H−CH−CO++    CH,=CHC)l、CI
(、−Coo(CH2)、CH,Coo(、、+1゜の
混合重合系。
感熱層Tにおいては、有機低分子物質は樹脂母材中に微
粒子として分散状態で存在する。感熱層Tと液晶層りの
両者の機能を単一の層に持たせるためには、感熱層にお
いて樹脂母材の代わりに高分子液晶物質を使用し、高分
子液晶物質中に有機低分子物質を分散させれば良い。
一方、有機低分子物質は第1図の温度T0〜T、を選定
することに応じて適宜選択すればよく、融点又は凝固点
がT2〜T、の温度に相当する材料が目的に応じて選択
され、例えば、融点30〜200℃、特に50〜150
℃程度のものが好ましい、このような有機低分子物質と
しては、好ましくは炭素数がC,以上の高級脂肪酸また
はその誘導体が挙げられ、少なくとも1種以上使用され
る。そのような有機低分子物質の例としては、アルカノ
ール;アルカンジオール;ハロゲンアルカノールまたは
ハロゲンアルカンジオール;アルキルアミン;アルカン
;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカン:ハロゲンア
ルケン、ハロゲンアルキン;シクロアルカン;シクロア
ルケン;シクロアルキン;飽和または不飽和モノまたは
ジカルボン酸またはこれらのエステル、アミド、または
アンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂肪酸また
はこれらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩=
アリルカルボン酸またはそれらのエステル、アミドまた
はアンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸またはそ
れらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩;チオ
アルコール;チオカルボン酸またはそれらのエステル、
アミン、またはアンモニウム塩;チオアルコールのカル
ボン酸エステル等が挙げられる。これらは単独で又は2
種以上混合して使用される。これらの化合物の炭素数は
10〜60、好ましくは10〜38.特に10〜30が
好ましい、エステル中のアルコール基部分は飽和してい
ても飽和していなくてもよく、またハロゲン置換されて
いてもよい、いずれにしても有機低分子物質は分子中に
酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少なくとも1種、例え
ば−OH。
C0OH,−CONH,−COOR,−NH−−NH,
、−3−−5−3+、 −o +、 ハロゲン、等を含
む化合物であることが好ましい。
更に具体的にはこれら化合物にはラウリン酸、ドデカン
酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、バルミチン酸、ス
テアリン酸、ベヘン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、オ
レイン酸等の高級脂肪酸;ステアリン酸メチル、ステア
リン酸テトラデシル、ステアリン酸オクタデシル、ラウ
リン酸オクタデシル、バルミチン酸テトラデシル、ベヘ
ン酸トコシル等の高級脂肪酸のエステル;C,H3s−
0−C1aH33−C15Hss−5−CxsHx3C
ユ5Hit−5−Cts)Iiv−CzzH□−5−C
工zosic1s H3! −5−cx 、H39=C
m x Hz 5−5−5−C121% gCH3 等のエーテル又はチオエーテル等がある。
感熱層に使用される樹脂母材は有機低分子物質を均一に
分散保持した皮膜又はシートを形成すると共に、最大透
明時の透明度に影響を与える材料である。このため樹脂
母材は透明性が良く、機械的に安定で、且つ成膜性の良
い樹脂が好ましい、このような樹脂としてはポリ塩化ビ
ニル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル〜ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル〜マレイン酸共重合体、塩化ビニルルアクリ
レート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩化ビ
ニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化
ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリ
デン系共重合体;ポリエステル:ボリアミド;ポリアク
リレート又はポリメタクリレート或いはアクリレ−トル
メタクリレート共重合体、シリコン樹脂等が挙げられる
。これらは単独で或いは2種以上混合して使用される。
なお感熱層中の有機低分子物質と樹脂母材との割合は重
量比で1:0.5〜1:16程度が好ましく、1:1〜
1:3がさらに好ましい、樹脂母材の比率がこれ以下に
なると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持した膜を形
成することが困難となり、一方、これ以上になると、有
機低分子物質の量が少ないため、不透明化が困難となる
感熱層Tの形成方法としては、 (i)  有機低分子物質と樹脂母材の両者を溶媒中に
溶解し、溶媒を蒸発させる際、有機低分子物質を微粒子
として析出させる方法。
(ii)  #j脂保母材みを溶解させる溶媒を用いて
樹脂母材を溶解させ、・その中に有機低分子物質を種々
の方法で粉砕して分散させる方法、あるいは (iii)  溶媒を用いず、有機低分子物質と樹脂母
材の両者を加熱、溶融、混合し、その後、冷却して感熱
層シートを形成する方法等がある。
感熱層形成用の溶媒としては、有機低分子物質及び高分
子液晶物質の種類によって各種のものを用いることが可
能である。例えばテトラヒドロフラン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩化
炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等の有機溶剤が
挙げられる。
液晶層りは、感熱層Tの形成と同様な溶媒にサーモトロ
ピック高分子コレステリック液晶物質を溶解して、キャ
スティング法等の従来公知の塗布方法によって任意に形
成することができる。
以下、本発明を下記の実施例によってさらに具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例 1 本発明のカラー画像投写装置の一例を第2図に示す。1
は第3図に示したような層状液晶部材を設けたエンドレ
スフィルムからなる記録材料を示し、反射板10を背負
った画像投写用光源4及びフレネルレンズ13とレンズ
7及びミラー8からなる結像用光学系との間の結像可能
な領域に配置されている。また2は熱を選択的に印加し
て像を形成する手段である画像形成用サーマルヘッドで
あり、3は加熱して像を消去する手段である熱ローラで
ある。これらの加熱手段2及び3は感熱記録材料1に近
接又は接触して配置されている。なお、5はサーマルヘ
ッド2用駆動回路であり、6は光学的読取装置、9は投
写画像のスクリーンである。
このような投写装置において、例えば、不透明原稿(図
示せず)の画像は光学的読取装置6によって読取られ、
光電変換されて電気信号となる。この電気信号はサーマ
ルヘッド駆動回路5によってサーマルヘッド2を駆動し
て、これを全体が透明な記録材料1に接触せしめ、部分
的にそれぞれ122℃、128℃及び140℃に加熱し
たところ、記録材料1中の液晶物質が呈色し、スクリー
ン9上にそれぞれイエロー、マゼンタ及びシアンの鮮や
かな投写画像が得られた。
使用済みの画像は加熱ローラ3によって全体を110℃
に加熱することにより消去され、再び元の透明な記録材
料に戻り、再使用可能な状態となった。
実施例 2 実施例1で使用した層状液晶部材のみからなる記録材料
の代わりに、第4図に示すような層状高分子コレステリ
ック液晶部材と層状感熱部材とを組合せた記録材料を用
いた。実施例1で使用したのと同じ投写装置を用いて、
予めこの記録材料1を110℃で加熱したところ、感熱
部材は白濁化し、液晶部材は透明化した。これを実施例
1と同様にサーマルヘッド2で加熱したところ、加熱さ
れた液晶部材は実施例1と同様に呈色し、感熱部材は透
明になった。これを投写したところ、スクリーン9上に
は暗色を背景にした鮮明な着色画像が得られた。
使用済みの画像は実施例1と同様に加熱ローラ3によっ
て全体を110℃に加熱することにより消去され、液晶
部材は再び透明に、感熱部材は白濁して元の記録材料に
戻り、再使用可能な状態となった。
実施例 3 本発明のカラー画像投写装置の別なタイプの例を第5図
に示す、1は第7図に示したような支持体Bの片側に高
分子コレステリック液晶部材りを設け、反対面に感熱部
材Tを設けたエンドレスフィルムからなる記録材料を示
し、反射板10を背負った画像投写用光源4及びコンデ
ンサレンズ11と投影用レンズ1zどの間の結像可能な
領域に配置されている。2及び2′は画像形成用サーマ
ルヘッドであり、一方の液晶部材りと他方の感熱部材T
に各々画像を形成する。
このような投写装置において、例えばファクシミリ等の
光学的読取装置6で送られてきた電気信号はサーマルヘ
ッド駆動回路5によってサーマルヘッド2及び2′を駆
動する。最初、感熱部材Tは白濁状態で、液晶部材りは
透明状態であり、全体として記録材料1は白濁して見え
る。まず、液晶部材り側をサーマルヘッド2で部分的に
122℃、128℃及び140℃に加熱してそれぞれイ
エロー、マゼンタ及びシアンに液晶物質を呈色させ、次
にそのそれぞれの位置に対応した感熱部材Tを別のサー
マルヘッド2′で加熱し、先に形成された画像部分の感
熱部材を透明にした。
これを光学系で投写したところ、暗色を背景にした鮮明
な着色画像が得られた。
使用済みの画像は加熱ローラ3によって全体を110℃
に加熱することにより消去され、液晶部材は再び透明に
、感熱部材は白濁して元の記録材料に戻り、再使用可能
な状態となった。
羞−一果 以上述べたように1本発明の投写装置は、記録材料とし
て、高分子コレステリック液晶部材単独、あるいは前記
液晶部材と温度により透明度が可逆的に変化する感熱部
材との組合せを使用することによって1本来の画像投影
機能に加えて、光学的読取装置、ファクシミリ、パーソ
ナルコンピュータ、磁気読取装置等からの出力信号から
直接カラー原図の作成が可能であり、投写画像も従来の
場合よりはるかにコントラストの向上したものが得られ
、使用済み原図を消去して再使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の可逆性感熱記録材料の記録及び消去原
理の説明図である。 第2図及び第5図は本発明のカラー画像投写装置の説明
図である。 第3m、第4図、第6図及び第7図は本発明の投写装置
で使用される可逆性感熱記録材料の各種の構成例を示す
説明図である。 110.記録材料 2.2’ 、、、サーマルヘッド 3106画像消去用加熱手段  400.光源500.
サーマルヘッド駆動回路 6106画像読取装置   7 、11.12.、、レ
ンズ806.ミラー 11.、、反射板 Boo、支持体 Poo、保護層 910.スクリーン 13、、、フレネルレンズ Too、感熱層 り01.液晶層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高分子コレステリック液晶物質を有する層状液晶部
    材を感熱記録材料として使用し、 (i)熱を選択的に印加して像を形成する手段、(ii
    )全面的もしくは部分的に熱を印加して像を消去する手
    段、及び(iii)像が形成されている層状液晶部材に
    光を透過させて画像を投影表示する手段を具備すること
    を特徴とするカラー画像投写装置。 2、高分子コレステリック液晶物質を有する液晶部材と
    温度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱部材との
    組合せを感熱記録材料として使用し、(i)熱を選択的
    に印加して像を形成する手段、(ii)全面的もしくは
    部分的に熱を印加して像を消去する手段、及び(iii
    )像が形成されている層状液晶部材及び層状感熱部材に
    光を透過させて画像を投影表示する手段を具備すること
    を特徴とするカラー画像投写装置。
JP28988188A 1988-11-15 1988-11-15 カラー画像投写装置 Pending JPH02134614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28988188A JPH02134614A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 カラー画像投写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28988188A JPH02134614A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 カラー画像投写装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02134614A true JPH02134614A (ja) 1990-05-23

Family

ID=17748979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28988188A Pending JPH02134614A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 カラー画像投写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02134614A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100277626B1 (ko) * 1993-06-23 2001-01-15 김순택 액정 표시장치의 제조방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910926A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Seikosha Co Ltd カラ−表示装置
JPS62157341A (ja) * 1985-12-27 1987-07-13 Nec Corp 光記録媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910926A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Seikosha Co Ltd カラ−表示装置
JPS62157341A (ja) * 1985-12-27 1987-07-13 Nec Corp 光記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100277626B1 (ko) * 1993-06-23 2001-01-15 김순택 액정 표시장치의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2639522B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP2719160B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH02134614A (ja) カラー画像投写装置
JP2632947B2 (ja) カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法
JP2719159B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH02134615A (ja) カラー画像表示装置
JP2946094B2 (ja) 光像記録装置
JPH022513A (ja) 像形成媒体およびその像形成方法
JP2868518B2 (ja) 作像方法
JP2000079767A (ja) 可逆性感熱記録媒体
JPS63317385A (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH02135418A (ja) 液晶フイルム及びそれを使用した透過表示法
JPS62108092A (ja) 情報の記録,消去および記録装置
JP2815897B2 (ja) カラー画像表示装置
JP2558270B2 (ja) 情報表示体およびこれを用いた表示装置
JPH03138687A (ja) 表示装置
JP3266301B2 (ja) 画像表示装置
JPH02135417A (ja) モノクロフイルムと液晶フイルムとからなるカラ−表示体及びモノクロ画像のカラ−表示法
JPH01172896A (ja) 像形成装置
JPH0240618A (ja) カラー画像形成方法
JPH0353285A (ja) カラー画像表示装置
JPS63115796A (ja) 記録装置
JPS6331790A (ja) 感熱記録表示体
JPH0240613A (ja) カラー画像表示方法
JP2000019477A (ja) 画像記録装置