JP2946094B2 - 光像記録装置 - Google Patents

光像記録装置

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JP2946094B2 JP32060788A JP32060788A JP2946094B2 JP 2946094 B2 JP2946094 B2 JP 2946094B2 JP 32060788 A JP32060788 A JP 32060788A JP 32060788 A JP32060788 A JP 32060788A JP 2946094 B2 JP2946094 B2 JP 2946094B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スキャナーから読み込んだ画像信号,光デ
ィスク,パソコン等において保持されている画像信号,
情報信号を出力する像形成装置に関し、特に画像信号,
情報信号を一旦、中間像保持体に出力し、次段の電子写
真感光体,銀塩等の像保持体に光学的に像を記録する像
記録装置に係わる。
[従来の技術] 従来、デジタル型電子写真方式においては、情報信号
を感光体に記録するために、半導体レーザー光をポリゴ
ンミラーにて感光体上を走査させながら情報信号に応じ
てon−offしていた。しかし、この方式では高精細な画
像或いは高速に画像を記録、特に同一画像を多数枚記録
する場合にレーザーの出力を高くしたり長時間出力した
りする必要があるため、レーザー自体の耐久性に問題が
生じやすかった。また、連続して画像の読み込み記録を
行なう場合には同一画像を繰返し読み込むため、光学ス
キャナーに大きな負荷がかかっていた。
カラー画像に対応するR,G,Bレーザー光源は半導体レ
ーザーでは困難であり、装置の大型化・複雑化を招いて
いる。
アナログ記録方式では、例えば電子写真方式において
スクリーンプロセスと呼ばれる中間転写体にイオン記録
の形で中間像を得る方式がある。しかし、この方式にお
いてはイオンの帯電に起因する不安定性があり、長期の
メモリー性を得ることができなかった。
ランニングコストが低いため、需要の大きいジアゾ記
録方式においては、従来立体物のコピーができないとい
う欠点があり、カラー画像への対応もできない欠点があ
った。
一方、従来、中間像保持体として利用しうる可能性の
ある可逆的に消去可能で繰返し使用できる像形成物質と
してフォトクロミック物質,サーモクロミック物質、或
いは磁気記録物質,又はガラス等にサンドイッチされた
液晶等が考えられる。
だが、フォトクロミック物質を中間保持体として用い
ようとすると、フォトクロミック物質への記録或いは消
去手段が光であり感光層へ光学的に記録するためにフォ
トクロミック層に光照射をする必要があることから、フ
ォトクロミック層に変化が生じやすかったり、耐久性に
問題があったりする。
またサーモクロミック物質として熱可逆なAg2HgI4
報告されているが、この種の材料はメモリー性がないの
で像を保持するためにヒーターを常時作動させておかな
ければならず、装置が大型,複雑化するばかりでなく、
電力の消費も大きい。
更に、液晶ライトバルブを用いたものは、通常、低分
子のスメクチック液晶をガラス基体に挟持した構成でセ
ル内にレーザー吸収層等を設け、外部からのレーザー照
射によりホメオトロピック配向を散乱状態に熱的に散乱
させることでコントラストを得ているが、構成上大面積
にすることが難しいことや消去に電界配向を用いている
ために中間像保持体として複雑な構成となっている。ま
た発熱体ヘッド等で直接熱書き込みすることは阻止の構
成上、困難である。大面積化できないことから、高輝度
光源を照射し、拡大投影することが行なわれるが、熱安
定性が低いため照射光により中間像が劣化する欠点等が
ある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記に鑑み、メモリー性を有し高コントラス
トで鮮明に情報を記録しうる像保持体を応用し、次段の
像保持体へ情報を光学的に最適記録しうる光学像記録装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、熱印加を利用して情報を記録,保持しうる
高分子記録層を有する像保持体と、高分子記録層に熱印
加を与える熱的記録手段と、上記記録層上に記録された
情報を感光体上の感光層に記録する露光手段と、前記像
保持体の全面に熱印加を与え、記録された情報を消去す
る熱的消去手段とを有する光像記録装置に係るものであ
る。
また本発明は、熱印加を利用して情報を記録,保持し
うる高分子記録層を有する像保持体と、高分子記録層に
熱印加を与える熱的記録手段と、上記記録層上に記録さ
れた情報を感光体上の感光層に記録する露光手段と、感
光層と、コロナ帯電装置と、現像器と、定着装置とを有
する光像記録装置に係るものである。
本発明に用いることのできる記録層としては、サーモ
トロピック液晶性を示す材料が好適である。この例とし
ては、メタクリル酸ポリマーやシロキサンポリマー等を
主鎖とした低分子液晶をペンダント状に付加したいわゆ
る側鎖型高分子液晶、また高強度高弾性耐熱性繊維や樹
脂の分野で用いられているポリエステル系またはポリア
ミド系等の主鎖型高分子液晶等である。
さらに、高分子液晶中に不斉炭素を導入したSmC
示す相を有し、強誘電性を示す高分子液晶も好ましく用
いうる。
以下、高分子液晶の具体例を例示するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
また、これらを塗布成膜するための溶媒としては、ジ
クロロエタン,DMF,シクロヘキサン等の他、テトラヒド
ロフラン(TFH),アセトン,エタノールその他の極性
または非極性溶媒又はこれらの混合溶媒が使用され、こ
れらは使用する高分子液晶との溶解性並びにこれを塗工
する基体の材質または基体の表面に設けた表面層との濡
れ性、成膜性等の要因によって選択しうることは言うま
でもない。これらの物質は大面積化が容易,メモリー性
を有する等の特徴を有している。
次に、前記(I)式により示される液晶を用いて、本
発明に係る記録層の作用・特性を詳しく説明する。
前記高分子液晶をジクロロエタンにより溶解し、これ
をアルコール洗浄を施したポリエステル系透明基体上に
アプリケーターにより塗布した。その後、95℃雰囲気中
に10分間放置したところ、白色の散乱膜が形成された。
この膜厚は塗布前における高分子液晶の重量%が20%の
場合において10μm強のものが得られた。
このようにして得られた白色シート上を感熱ヘッドで
走査したところ、文字,図形パターンに従って透明部分
が固定された。このシートを光学濃度が1.2の黒色バッ
クグラウンド上に導くと、白地に黒の鮮明な表示が得ら
れた。
次に上記パターンが記録されたシートの全面を約120
℃にまで加熱し、その後約90℃で数秒保ったところ、元
の白色散乱状態に全面が復帰し、このまま常温に戻して
も安定であり、再度の記録,表示がなされ得た。この現
象は、前記高分子液晶が安定したメモリー状態を維持す
るガラス転移点以下におけるフィルム状態、実質的に光
学的散乱状態に推移することのできる液晶フィルム状態
およびこれより高温で等方的分子配列となる等方性フィ
ルム状態の少なくとも3状態をとり得ることに起因して
制御することができる。
ここで、透明基体上に高分子液晶層を設けた中間像保
持体による画像形成の原理的プロセスを、第1図を用い
て説明する。
第1図において、前述した散乱状態は図中の状態で
ある。これを例えば感熱ヘッドあるいはレーザー等の加
熱手段によりaのようにT2(Tiso=等方状態移行温
度)以上に加熱した後急冷すると、図中の様にほぼ等
方状態と同様の光透過状態が固定される。この急冷状態
は、特に冷却手段を用いることもなく、基体を空気中に
自然放熱するもので充分である。この等方状態は、T
1(Tg=ガラス転移温度)以下における室温または常温
状態においては安定であり、画像メモリーとしても安定
な状態である。
一方aのようにT2以上に加熱した後、液晶温度T1
T2間に一例として1秒ないし数秒にかけて保持すると、
bのごとく、この保持時間において散乱強度を再び増
し、常温においては再び元の散乱状態に復帰し、この
状態はT1以下において安定に保持される。
また図中で示すごとく、液晶温度T1〜T2間に一例と
して10ミリ秒〜1秒程度の時間保持する様にすれば、そ
の部分においては中間の透過状態を常温で保持すること
ができ、階調表現として使用することも可能である。
すなわち、本例ではいったん等方状態に加熱した後常
温に至るまでに、液晶温度でどれ程の時間保持するかで
透過率または散乱強度を制御することができ、またこれ
をT1以下においては安定に保持することができる。さら
に上記において散乱状態に復帰させる場合の温度は、液
晶温度内でT2に近い方がより早く、また、液晶温度に比
較的長時間放置する様な場合は、いったん等方状態に加
熱しないでも、以前の状態にかかわらずの散乱状態に
戻らしめることは可能である。
以上のようにして得られた本発明の中間画像媒体を用
い、転写することに適した感光体としては次のようなも
のがある。
電子写真感光体 ジアゾ 銀塩 特開昭59−30537に代表される、光硬化性樹脂と無色
染料を封入してマイクロカプセルを塗布したカプセルシ
ート感光体 フォトフォトレジスト 光熱反応性の材料を用い、熱エネルギーと光エネルギ
ーを与えたとき、その材料の反応が急激に進んで転写特
性が、不可逆的に変化し画像信号に応じた前記特性の違
いによる像を形成する感光体(特願昭60−120080、特願
昭60−120081、特願昭61−131411、特願昭60−134831、
特願昭60−150597、特願昭60−19926特開昭62−174195
等) 以下、上述の作用・特性を有する記録層を中間像保持
体に応用した本発明に係る像記録装置を、実施例を示し
て詳しく説明する。
[実施例] 実施例1 本実施例は、高分子液晶を電子写真画像形成プロセス
の中間像保持体に適用した例を示す。
本実施例によれば、初期中間像を読み込む際には光学
スキャナーを低速に走査して高精細画像を読み込み、こ
の像情報或いはメモリーからの像情報により高分子液晶
上に熱的に中間像を取り込んだ後、レーザー,ポリゴン
ミラーの精密光学系なしに高速複数枚記録を行なうこと
が可能となる。
以下、第2図に示された装置図、第3図に示された記
録行程図(イ)〜(ヘ)をもとに説明する。
図中、1は中間像保持体であって、プラスチック等の
透明円筒型回転体1aの表面に高分子液晶層1bを有してい
る。高分子液晶層1bは、下記構造式で表わした前記高分
子液晶 をジクロロエタンに溶解して20%溶液とし、これにプラ
スチック基板をディッピング(コーティングでも良い)
してオーブン中に95℃で10分間放置し、白色散乱層とし
て得たものである。中間像保持体1は第2図下部の電子
写真システム(ここでは一般的なカールソンプロセスを
適用した)と同期してモーター(図示せず)にて矢印方
向に回転駆動される。
また、均一加熱除冷装置4はハロゲンヒーター4a及び
面ヒーター4bよりなり、中間像保持体1上でハロゲンヒ
ーター4aはほぼ12℃に、面ヒーター4bはほぼ85℃に設定
されている。高分子液晶層1bは回転駆動され、ハロゲン
ヒーター4aにより115℃に加熱され、ほぼ全面透明とな
り、長さ50mmの面ヒーター4b上通過時に再び全面が散乱
していき画像消去が行なわれる。
ここでは画像記録は高分子液晶層1bを直接サーマルヘ
ッド2で摺接しているが、必要に応じて表面にポリイミ
ド,アラミド等の保護層をラミネートすればより耐久性
を向上させることができる。5は有機感光物質からなる
電子写真感光層である。中間像保持体1と電子写真感光
層5は表面が等速で矢印方向に回転する。
次に、作像プロセス(第2図及び第3図(イ)〜
(ヘ)参照)を説明する。
(イ)初期状態 高分子液晶1bは散乱状態を示している。感光体5は非
帯電状態である。
(ロ) 高分子液晶1bに対して感熱ヘッド2で所定の画像情報
に従って像加熱し((A)部)、高分子液晶層1bの記録
(被加熱)箇所は等方状態を示し、透明となる。
一方、感光体5はコロナ帯電装置10により、一次帯電
が行なわれた均一にマイナス(プロセスによってはプラ
スとなる)の電荷が印加される。
(ハ) 全面露光装置3により高分子液晶層1bが露光される
と、高分子液晶の被像記録部(A)、即ち透明状態部で
は光が透過し感光体5が露光され、感光体表面の電荷が
消滅する。一方、高分子液晶の未像記録部(B)、即ち
散乱状態部では光が散乱され感光体5は露光されず帯電
状態はそのまま維持される。
(ニ) 感光体5は表面の帯電状態に対応して現像器6により
トナーが現像される。
(ホ) 転写装置7により感光体5上のトナーは紙等の被転写
材11に転写される。被転写材11上のトナーはその後、定
着装置(図示せず)により定着が行なわれる。
(へ) 高分子液晶1bは均一加熱除冷装置4により全面が散乱
状態となり、初期状態へ復帰する。
感光体5は表面在留トナーがクリーナー8により除去
された後、全面露光装置9により全面露光され、感光体
5表面の電荷が除去されて初期状態へ復帰する。
このようにして液晶に熱印加されなかった部分に対応
して転写材上にトナーが付着することになり、ネガ像が
得られる。転写紙上に、白地濃度1.1のはっきりとした
画像を得ることが出来た。
実施例2 実施例1の変形例であって、高分子液晶を有する中間
像保持体を光反射型にて適用した場合を示す。第4図に
示された装置図、第5図に示された記録行程図をもとに
説明する。
図中、1は中間像保持体であって、アルミの円筒型回
転体支持層1aの外表面は黒色の光吸収層1cとなってい
て、その表面に高分子液晶層1bを有している。ここで高
分子液晶は実施例1に示されてものと同じである。
5はセレンからなる電子写真感光層(ここではカール
ソンプロセスを例として説明する)を有する感光体であ
る。両円筒体1及び5は等速で矢印方向へ回転する。
第2図と比較すると、中間像保持体1を光反射型で利
用し、光照射を全面露光装置3により外部から行ない、
その光反射像を短焦点レンズアレイ12により感光体5上
に導いている点が異なっている。
次に、作像プロセス(第5図参照)を説明する。
(イ)初期状態 高分子液晶1bは散乱状態を示している。感光体5は非
帯電状態である。
(ロ) 高分子液晶1bに対して感熱ヘッド2で所定の画像情報
を像加熱(A)し、高分子液晶1bの記録(被加熱)箇所
は等方状態を示し透明となる。
一方、感光体5はコロナ帯電装置10により一次帯電が
行なわれる。
(ト) 全面露光装置3により高分子液晶層1bが露光される
と、高分子液晶の被像記録部(A)、即ち透明状態部で
は光が透過するが、中間像保持体黒色部1cで吸収され、
短焦点レンズアレイ12側、即ち感光体5へは光が到達し
ない。そのため、感光体表面の電荷は維持される。
一方、高分子液晶の未像記録部(B)、即ち散乱状態
部では光が散乱され、散乱光の一部は短焦点レンズアレ
イ12を通過して感光体5へ到達して感光体5が露光さ
れ、感光体表面の電荷が消滅する。
(チ) 感光体5は表面の帯電状態に対応して現像器6により
トナーが現像される。
(リ) 転写装置7により感光体5上のトナーは紙等の被転写
材11に転写される。被転写材11上のトナーはその後定着
装置(図示せず)により定着が行なわれる。
(ヌ) 高分子液晶1bは均一加熱除冷装置4により全面が散乱
状態となり、初期状態へ復帰する。
感光体5は表面残留トナーがクリーナー8により除去
された後、全面露光装置10により全面露光され、感光体
5表面の電荷が除去され初期状態へ復帰する。
このようにして高分子液晶に熱印加された部分に対応
して転写材上にトナーが付着することになり、ポジ像が
得られる。
ここで、中間像保持体は支持層1a,光吸収層1c,高分子
液晶層1bの3層構成としたが、透明支持層1a,高分子液
晶層1bの2層構成によっても、或いは光全反射支持層1
a,高分子液晶層1bの2層構成等にすることも可能であ
る。転写紙上に、白地に濃度1.0のはっきりとした画像
を得ることが出来た。
実施例3 本実施例では赤外(半導体)レーザーで熱的に記録を
行なった場合を示す。
第6図(ア)は実施例1の変形例であって、中間像保
持体の層構成と熱的記録手段が赤外レーザー13であり外
部よりポリゴンミラー14により走査して記録を行なって
いる点が異る。
中間像保持体1は、透明な支持層1a,高分子液晶層1b
からなっている。
実施例1の高分子液晶を溶媒シクロヘキサンに溶解さ
せ、赤外線吸収染料 を加えその重量混合比(高分子液晶/レーザー吸収染料
/溶媒)が(20/1/100)の割合となる混合溶液を調製
し、この調整液を、高分子液晶層表面を保護するために
支持層1a内面にディッピングにて約8μm厚に塗布する
ことで、高分子液晶層1bを設けた。
他方、第6図(イ)は実施例2の変形例で光吸収層1c
に赤外吸収色素が含まれる点と熱的記録手段が赤外レー
ザー14であって、装置のコンパクト化のために中間画像
内部より記録を行なっている点、高分子液晶層を別のフ
ィルム状支持層に塗布して着脱可能に被覆することによ
り高分子液晶層を交換可能にした点が異なる。
両者共素晴らしい電子写真出力像を得ることができ
た。
第6図(ア)の場合は実施例1とほぼ同様の画像が得
られ、第6図(イ)の場合には高分子液晶層と光吸収層
の間に空間層が存在している為、実施例2の場合よりコ
ントラストの高い画像が得られ、濃度1.2の良好な画像
を得ることが出来た。
実施例4 第7図をもとに高分子液晶をジアゾ感光材料を使用し
た画像形成プロセスの中間像保持体に適用した例を示
す。
本実施例によればジアゾ感光材料を使用した画像形成
装置において、本のような立体物から直接コピーするこ
とが可能となる。
ここで示す光像転写装置の中間像保持体1、熱ヘッド
2、均一加熱除冷装置4は実施例1と同じであるが照明
装置3は紫外光発生装置となっている。この照明はA4版
全体を一度にフラッシュ露光して面状に転写を行なって
も良いし、スリット露光により全面転写を行なっても良
い。
中間像保持体1、搬送ベルト16,17は同期された状態
で駆動装置(図示せず)により矢印の方向へ駆動され
る。
熱ヘッド2によって情報が記録された中間像保持体1
は、A部においてベルト16によって搬送されてきたジア
ゾ感光シート18と密着され照明装置3により露光され
る。
ジアゾ感光シートは市販されている一般のものが使用
可能であるが、ここではジアゾニウム塩とカップラーを
混合塗布したシートを利用した。このようにしてコント
ラストの高い画像が得られた。なお、図中、15はオリジ
ナル原稿読取用光学スキャナーを示す。
実施例5 第8図(a)をもとに、本発明の中間像保持体を用い
て特開昭59−30537に代表される、光硬化性樹脂と無色
染料を封入したマイクロカプセルを塗布したカプセルシ
ートを露光することにより選択的にマイクロカプセルを
硬化させたのち、圧力等によりカプセルを破壊し、レジ
ンが塗布されたレシーバーシート上に像を形成する方式
に適用した例を示す。(第8図(a)中、符合20はレー
ザー変調信号発生器、21は半導体レーザー、22,22′は
f−θレンズ、23はX軸走査ミラー、24はY軸走査ミラ
ー、25はY軸走査レンズ駆動、26はY走査駆動信号発生
器、27は対物レンズ、28は投影レンズ、29はレシーバー
シート、30は加圧転写ユニット、31はB(ブルー)対応
光源ユニット、32はR(レッド)対応光源ユニット、33
はG(グリーン)対応光源ユニット、34はダイクロイッ
クプリズム、35は光源選択信号発生器を示す。)ここで
は、半導体レーザー21を変調し、ポリゴン23,ガルバノ
ミラー24を用いて像担持媒体1へR,G,B対応中間像の書
き込みを行なった。像担持媒体1に書き込まれた中間像
に光源ユニットよりダイクロイックプリズム34を通して
R対応波長,G対応波長,B対応波長を順次、感光体シート
5へ投影レンズ28により投写露光する。露光された感光
体シートはレシーバーシート29と重ね合わされ、加圧転
写ユニット30を通すことでレシーバーシート29へ像形成
が行なわれる。
第8図(h)は、本発明の中間像保持体を用いて特開
昭62−174195に代表される光−熱硬化性樹脂と染料を封
入したマイクロカプセルを光−熱印加により選択的にマ
イクロカプセルを硬化させた後、熱および圧力等により
カプセルを破壊し、レシーバーシート上に像を形成する
方式に適用した例を示す。(第8図(b)中、符合20〜
35は第8図(a)と同様、36aは面状発熱駆動ユニッ
ト、36bは面状発熱体、37は加圧加熱転写ユニットを示
す。)中間像の書き込み、光源ユニットよりの光照射
は、前記第8図(a)と同様である。R対応波長,G対応
波長,B対応波長を照射するタイミングに合わせて面状発
熱体36により感光体を加熱し、像担持媒体1に形成され
た中間像を加熱部分へ投写露光する。露光された感光体
シートはレシーバーシート29と重ね合わされ、加圧加熱
転写ユニット37を通すことで像形成が行なわれる。
実施例6 第9図(a)(b)は、それぞれ実施例5第8図
(a)(b)で用いた感光体を用い、R,G,B対応波長を
一括露光する装置を示す。
第9図(a),(b)中符合1,5,28,29,30,36a,b,37
は前述の通り、符合38は光源ユニット、39(a),
(b),(c)はダイクロイックミラー,40はダイクロ
イックプリズムを示す。
実施例7 第10図は、本発明の像担持媒体1へ発熱体ユニット42
により記録を行なったものへレンズを通してR,G,B対応
光源より順次、投写し、透過型光学系により感光体シー
ト5へ露出する例を示す。感光体シート5として、実施
例5第8図(a)で用いたものと同様の感光体シートを
用いたところ、高いコントラストの転写画像が得られ
た。
第10図中符合1,5,28,29,31,32,33,34,35は前述の通
り。
符合41はレンズ、42は発熱体ユニット、43は発熱体駆
動信号発生ユニットを示す。
実施例8 第11図(a)(b)は、投射光学系に偏光子43と検光
子44を組み合わせたものを示す。第11図(a)は透過型
像担持媒体45を用いた例を示し、第11図(b)は反射型
像担持媒体46を用いた例を示した。どちらも、感光体シ
ート5上のコントラストとしてそれぞれ、実施例7、実
施例5よりも高い値が得られた。
実施例9 第12図(a)(b)は、シュリーレン光学系を用いた
中間像保持体の投写装置の概略図を示す。第12図(a)
は透過型像担持媒体45を用いた例を示し、第12図(b)
は反射型像担持媒体46を用いた例を示した。どちらも感
光体シート5上のコントラストとしてそれぞれ、実施例
7、実施例5よりも高い値が得られた。また、前記シュ
リーレン光学系に偏光子、検光子を用いることで更に高
いコントラストを得ることが出来る。
第12図(a)(b)中符合47はシュリーレンレンズ,4
8はマスク,49は光源,50は投写レンズを示す。
実施例10 上記配合を秤取し、ペイントシェーカーを用い溶解し
塗工液を得た。
6μmのポリエステルフィルム上に、乾燥膜厚が2μ
mとなるように、前記塗工液をアプリケータを用いて塗
工し、重合層を設け、更に該層状に3μm厚のポリビニ
ルアルコール(PVA)層を設けた。
こうして作製した画像形成媒体に本発明に係る中間像
保持体を重ね、露光し、潜像形成を行なった。
光源としては390nmに蛍光ピークを持つ蛍光灯を用
い、記録材料層から光源を5cm離して1秒露光した。
その後中間像保持体を外し、110℃に調節した熱現像
機に8秒間で画像形成媒体を通過させた。さらにそれを
60℃に加熱したホットプレート上にのせ、これに390nm
に蛍光ピークを持つ蛍光灯の光を5cm離して60秒照射し
た。
次いで、PVA膜を除去し、ポリエステル樹脂で受像層
を形成した合成紙を受像体とし、重合層と受像層とを対
接するように重ねあわせ、120℃、10秒の条件で画像形
成媒体側から加熱し、重合層から染料を受像層に拡散転
写させ、受像紙上に像露光部に対応し、鮮明な赤色の色
素画像を得た。尚、上記処理はすべて暗室下で行なっ
た。
実施例11 メチルエチルケトン10部にポリメチルメタクリレート
1.0部、ユニデック16−824(大日本インク社製)2.0
部、カンファーキノン0.2部、p−ジメチルアミノ安息
香酸エチル0.1部、フォロンブリリアントスカーレットS
RG(サイド社製)0.2部を加えペイントシェーカーを用
い分散し塗工液を得た。
上記乳剤をアルミ蒸着ポリエチレンナフタレートフィ
ルム(パナック工業社製)にアプリケーターを用いて乾
燥膜厚が2μmになるようにして塗布した。これに透明
ポリエチレンテレフタレートフィルムをラミネートし画
像形成体を得た。
〈画像形成〉 こうして作成した画像形成体上に本発明に係わる中間
像保持体を重ねて露光し、潜像形成を行なった。
光源としては390nmに蛍光ピークをもつ15Wの蛍光灯を
用い、画像形成体から光源を5cm離して10秒露光した。
その後中間像保持体をはずし、100℃に調節した。さ
らに画像形成体を60℃に加熱したホットプレート上にの
せ、380nm,15Wの蛍光灯を5cm離して20秒間照射した。
これを60℃、25kg/cm2に加熱加圧されたローラを通し
ながら、透明ポリエチレンテレフタレートフィルムをは
がしたところ、赤色のネガ画像がフィルム上に形成でき
た 以上説明した例においては高分子液晶への記録手段が
熱エネルギーであり、感光層への像転写エネルギーが光
であるため繰返し耐久性にはすぐれている。また、紫外
線吸収剤を含有することによってより耐光性を増すこと
ができる。
その他、同様の方法で銀塩,乾式銀塩,フォトレジス
ト等のフォトポリマーへの光像転写も可能である。これ
により版下作成等へ適用することもできる。
又、高分子液晶を、マイクロフィルムとして用いれば
電子写真方式でコピーアウトすることも可能である。
本実施例においては高分子液晶への記録手段、消去手
段等を一装置にまとめた場合を示したが、本発明の思想
にはこれに限ることなく、カートリッジ状にしたり、2
行程に分離することも含まれる。
また、高分子液晶への記録エネルギーが熱である場合
についてのみ説明をしたが、これに限ることなく熱と電
界により記録すること等も勿論可能である。
本発明による高分子記録層上の情報は可視化可能な
為、これを直視又は投影することによりディスプレイと
しても利用、最終画像作成前にディスプレイ上で情報内
容を確認することも可能である。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、記録の安
定性、メモリー性が良く、コントラストの高い記録層を
有する光像記録装置を得ることが可能で、半導体レーザ
ー、光学スキャナー等への負担の軽い感光装置の製造が
容易になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は温度と透過率(散乱強度)との関係を示す図、
第2図は第一の実施例の装置の概略図、第3図は第一の
実施例の行程図、第4図は第二の実施例の装置の概略
図、第5図は第二の実施例の行程図、第6図は熱的記録
手段として赤外レーザーを用いた例を示し、第7図は第
四の実施例の装置の概略図、第8図(a)(b)は第5
の実施例の装置の概略図、第9図(a)(b)は、第6
の実施例の装置の概略図、第10図は第7の実施例の装置
の概略図、第11図(a)(b)は偏光子と検光子を用い
て画像コントラストを向上する装置の概略図、第12図
(a)(b)は実施例9の装置の概略図である。 1……中間画像保持体、1a……高分子液晶層 2……サーマルヘッド 3……全面露光(照明)装置 4……均一加熱除冷装置 5……感光体、6……現像器 7……転写装置、8……クリーナー 9……全面露光装置、10……コロナ帯電装置 11……被転写材 12……短焦点レンズアレイ 13……赤外レーザー、14……ポリゴンミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼永 和夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 大西 敏一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 倉林 豊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 土志田 嘉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 江口 岳夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−173268(JP,A) 特開 昭58−58521(JP,A) 特開 昭56−24372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/435 - 2/48 H04N 1/23 103

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱印加を利用して情報を記録,保持しうる
    高分子記録層を有する像保持体と、高分子記録層に熱印
    加を与える熱的記録手段と、上記記録層上に記録された
    情報を感光体上の感光層に記録する露光手段と、前記像
    保持体の全面に熱印加を与え、記録された情報を消去す
    る熱的消去手段とを有する光像記録装置。
  2. 【請求項2】該高分子記録層がサーモトロピック液晶性
    を示す材料からなる請求項1記載の光像記録装置。
  3. 【請求項3】該サーモトロピック液晶性を示す材料が高
    分子液晶である請求項2記載の光像記録装置。
  4. 【請求項4】該高分子液晶がSmC相を示す請求項3記
    載の光像記録装置。
  5. 【請求項5】該高分子液晶が強誘電性を呈する請求項3
    記載の光像記録装置。
  6. 【請求項6】さらに感光層とコロナ帯電装置と現像器と
    定着装置とを有する請求項1記載の光像記録装置。
  7. 【請求項7】さらにトナー除去装置を有する請求項6記
    載の光像記録装置。
  8. 【請求項8】熱印加を利用して情報を記録,保持しうる
    高分子記録層を有する像保持体と、高分子記録層に熱印
    加を与える熱的記録手段と、上記記録層上に記録された
    情報を感光体上の感光層に記録する露光手段と、感光層
    と、コロナ帯電装置と、現像器と、定着装置とを有する
    光像記録装置。
  9. 【請求項9】該高分子記録層がサーモトロピック液晶性
    を示す材料からなる請求項8記載の光像記録装置。
  10. 【請求項10】該サーモトロピック液晶性を示す材料が
    高分子液晶である請求項9記載の光像記録装置。
  11. 【請求項11】該高分子液晶がSmC相を示す請求項10
    記載の光像記録装置。
  12. 【請求項12】該高分子液晶が強誘電性を呈する請求項
    10記載の光像記録装置。
  13. 【請求項13】該感光層がエンドレスベルト状に形成さ
    れている請求項8記載の光像記録装置。
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