JPH0961936A - ジアゾ型複写装置 - Google Patents

ジアゾ型複写装置

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JPH0961936A
JPH0961936A JP7220158A JP22015895A JPH0961936A JP H0961936 A JPH0961936 A JP H0961936A JP 7220158 A JP7220158 A JP 7220158A JP 22015895 A JP22015895 A JP 22015895A JP H0961936 A JPH0961936 A JP H0961936A
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JP
Japan
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image
film
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diazo
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Application number
JP7220158A
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English (en)
Inventor
Akihiro Ito
昭宏 伊藤
Takayoshi Kudo
隆義 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不透過原稿やブック物の原稿の複写が可能で、
また、変倍が可能なジアゾ型複写装置を提供すること。 【解決手段】サーモクロミックフィルム12上に画像書
き込み手段266により画像の書き込みを行ない、この
サーモクロミックフィルムを透過原稿として、感光紙と
密着させて前記サーモクロミックフィルム側からの光源
15による露光によって感光紙上に画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジアゾ型複写装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジアゾ感光紙を用いた複写装置に
ついて図5を参照しつつ説明する。この複写装置では、
透過原稿1とジアゾ感光紙2を感光面と原稿が密着する
ように重ね合わせる。そして、この重ね合わされた2枚
を給紙口3より挿入すると光照射部4において透過原稿
1側から感光紙2に向かって光照射が行なわれる。
【0003】一般的にジアゾ感光紙の感光波長域は30
0〜480nmであるので、波長が紫外領域にある蛍光
灯を光源として用いている。図5では、60Wの蛍光灯
を使用している。光照射が行なわれると、透過原稿1の
非画像部は紫外光が透過してジアゾ感光紙2の感光面に
達し、この感光面に塗布された発色剤であるジアゾニウ
ム塩が光分解して消失する。
【0004】透過原稿1の画像部では紫外光が吸収さ
れ、ジアゾ感光紙の感光面に達する光量が僅かとなるた
め、前述の発色剤はそのまま維持される。その後、分離
ローラ5によってジアゾ感光紙2と透過原稿1とが分離
され、透過原稿1はそのまま排出される。図中、白抜き
の矢印で透過原稿の搬送排出経路を示している。
【0005】一方、ジアゾ感光紙2は搬送ローラ6によ
って現像部へと運ばれる。図中、黒矢印でジアゾ感光紙
2の搬送排出経路を示している。この現像部はケーシン
グ7と汲み上げローラ8と塗布ローラ9と加圧ローラ1
0で構成され、現像液11を汲み上げローラ8で汲み上
げ、塗布ローラ9の表面に均一な現像液膜を作り、加圧
ローラ10と塗布ローラ9の間にジアゾ感光紙2を挾み
込んで感光面に現像液を塗布し、感光面を現像する。
【0006】このとき、感光面の発色剤(ジアゾニウム
塩)とカプラーと称される反応剤が現像液の作用によっ
て反応し、アゾ染料を感光面に生成し、鮮やかな青色に
発色する。ここで、反応剤は一般には発色剤と同様に感
光面に塗布されており、現像液は一般には有機アミン類
が使用される。前述したように、透過原稿1の非画像部
においては発色剤としてのジアゾニウム塩が光消失して
しまっており、現像部ではアゾ染料を生成することがな
い。このような原理によって原稿に忠実な複写画像が感
光面に形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た複写装置の構成では、複写画像を得たい原稿に紫外光
を透過するだけの透過度が必要で、透過度の低い原稿は
複写することが困難で、これらの複写画像を得ようとす
る場合には光照射部の蛍光灯の光量を大きくする必要が
あって多大な電力を要することもあって事実上、できな
いものであった。
【0008】また、本複写装置の現像システム上、不透
過原稿、ブック物などの複写はできなかった。さらに、
原稿と感光紙を密着させて画像を得ることから変倍がで
きないという不具合を有し、複数枚の複写物を得ようと
する場合には同じ原稿を必要な枚数分、通紙する必要が
あり、この通紙の過程で原稿を損傷してしまうことがあ
った。
【0009】本発明は、これらの不具合を解消し、すな
わち、不透過原稿やブック物の原稿の複写が可能で、ま
た、変倍が可能なジアゾ型複写装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).サーモクロミックフィルム上に画像書き込み手
段により画像の書き込みを行ない、このサーモクロミッ
クフィルムを透過原稿として、感光紙と密着させて前記
サーモクロミックフィルム側からの露光によって感光紙
上に画像を得ることとした(請求項1)。
【0011】(2).(1)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、サーモクロミックフィルムをエンドレスベルト
状に構成した上、複数のコロで支持し、これらコロで支
持した前記サーモクロミックフィルムの上側の平坦部を
以って原稿載置部を構成し、この原稿載置部の下方であ
って、前記サーモクロミックフィルムの内側にフラッシ
ュランプを配置して前記画像書き込み手段を構成した
(請求項2)。
【0012】(3).(1)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、前記画像書き込み手段としてサーマルヘッドを
用いた(請求項3)。
【0013】(4).(3)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、画像読み取り装置により原稿を読み取り、この
読み取られた画像情報を画像処理部で倍率処理し、この
処理情報を前記サーマルヘッドに出力するようにした
(請求項4)。
【0014】(5).(1)または(3)記載のジアゾ
型複写装置において、サーモクロミックフィルムに対し
てサーモクロミックフィルム用像消去手段を接離手段に
より、接離自在にした(請求項5)。
【0015】(6).(5)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、サーモクロミックフィルム用像消去手段は温度
制御可能なローラとした(請求項6)。
【0016】
【実施の形態】
(一)請求項1、2、6に対応する実施の形態 請求項1、請求項2に対応する実施の形態を、図1を参
照しつつ説明する。図1において、エンドレスベルト状
に構成されたサーモクロミックフィルム(以下TCフィ
ルムと略称する。)12が複数のコロ261〜265に
より回動可能に支持されている。駆動コロ262は図示
省略の駆動源に連結されていて、この駆動コロ262の
回転に応じて、TCフィルム12も矢印の向きに回転駆
動されるようになっている。
【0017】これらコロ261〜265で支持されたT
Cフィルム12の中、コロ261と駆動コロ262間は
水平な上側の平坦部を構成している。この平坦部を以っ
て、原稿を載置する原稿載置部を構成している。TCフ
ィルム12のこの平坦部の内側には複数のフラッシュラ
ンプ13を、上記平坦部を照射するように設けている。
これらのフラッシュランプ13の背後には光を上向きに
反射する反射板14が設けられていて、フラッシュラン
プ13からの光を反射して上記平坦部に向かわせるよう
にしている。このような、平坦部を照射するようにし
た、フラッシュランプ13および反射板14により、画
像書き込み手段としてのフラッシュ露光装置266が構
成されている。
【0018】さらに、この反射板14と平行に反射板1
4’が設けられている。この反射板14’は光を下向き
に平行に反射するもので、この下側には複数の蛍光灯1
5が設けられ、コロ263、コロ264間で形成される
TCフィルム12の下側の平坦部を照射するようにして
光照射装置267を構成している。
【0019】このフラッシュ露光装置266は、上側の
平坦部上に原稿16を載置した状態の下で、フラッシュ
ランプ13を発光させることで、原稿16の表面の画像
パターンに応じて光吸収熱の差を発生させる働きをす
る。これにより、発熱量が違ってくるので、この発熱量
の差を利用してTCフィルム12の表面を画像パターン
に応じて熱発色させる。熱発色させる場合、原稿16の
表面の熱がTCフィルム12の表面に伝達されて発色す
るので、原稿16とTCフィルム12とは密着させる必
要がある。
【0020】ここで、TCフィルム12について説明す
ると、このTCフィルムは図4に示す特性を有してい
る。即ち、TCフィルム12は熱エネルギーを受けるこ
とによって、その表面が透明状態と白濁状態とが可逆的
に変化する材料であり、図4中に矢印で示したような経
路を辿って特性が変化する。
【0021】即ち、当初透明であったTCフィルム12
を破線で示すようにT3の温度まで加熱し、その後、冷
却すると白濁状態になる。この白濁状態のTCフィルム
12を実線で示すようにT2の温度まで加熱し、その
後、冷却すると白濁状態から透明状態に戻る。このよう
な経路を辿ることで、繰り返し、白濁状態と透明状態を
作ることができるという特性を有している。
【0022】フラッシュ露光装置266によって原稿1
6の非画像部に吸収熱の違いによって温度差が生じ、画
像部の方が温度が高くなる。即ち、画像部は通常、黒色
であって光吸収熱を発生しやすく、非画像部は通常、白
色であって光吸収熱を発生しにくい。
【0023】このような原理で発生した画像部の発熱温
度をT3の温度になるように露光することによって、こ
の画像部に対応するTCフィルム12の表面は白濁す
る。このとき、非画像部の発熱温度はT3の温度まで達
せず、透明のままである。したがって、TCフィルム1
2上には原稿16の画像部に対応した部分が白濁し、非
画像部に対応した部分は透明の画像パターンが形成され
る。このようにして画像パターンが形成されたTCフィ
ルム12は、矢印で示す向きに回動して搬送され、前記
した下側の平坦部に至り、蛍光灯15によって露光され
る。
【0024】上記下側の平坦部の下方には、給紙カセッ
ト17が位置している。この給紙カセット17内にはジ
アゾ感光紙が感光面を下にセットされている。このジア
ゾ感光紙は、給紙ローラ18および搬送ローラ19によ
ってTCフィルム12上の画像パターンが下側の平坦部
に到来するのと同期するように給紙され、該下側の平坦
部にて、ジアゾ感光紙の感光面とTCフィルムとが密着
した状態で蛍光灯15によって露光される。
【0025】このとき、TCフィルム12上の画像部は
白濁しているので、この部分は光透過量が少ない。それ
に対して、非画像部は透明であるので、この部分は光透
過量が多い。従って、ジアゾ感光紙の表面ではTCフィ
ルム12上の画像部に対応した位置は光露光を受けず、
非画像部が光露光を受ける。そのため、前記「従来の技
術」の欄で述べたように、非画像部に対応した位置の感
光面に塗布された発色剤としてのジアゾニウム塩が光分
解して消失する。
【0026】このようにして露光された部分は、さら
に、TCフィルム12の矢印の向きの回動により、現像
部に送られる。現像部のメカニズムは、前記「従来の技
術」の欄で述べたと同様であり、ジアゾ感光紙上に画像
が鮮やかな青色に発色して画像が形成され、排紙ローラ
20によってジアゾ感光紙が排紙台268上に排出され
る。
【0027】ここで、TCフィルム12は前記したよう
にエンドレスベルト状をなしているので、矢印の向きに
1回転させて同様の露光を繰り返すことにより、複数枚
の複写物を得ることができる。この場合には、TCフィ
ルム12上には画像が残っているので、フラッシュ露光
は不要であり、蛍光灯15による露光を繰り返すだけで
複写物を得ることができる。
【0028】ところで、TCフィルム12に内接するコ
ロ265に対向し、かつ、該TCフィルム12を押圧す
るようにして、TCフィルム用像消去手段としての消去
用ローラ21が設けられている。
【0029】この消去用ローラ21は、図4に示したT
Cフィルムの特性から、T2の温度に設定することで、
白濁状態から透明状態に復元することができる。この消
去用ローラ21の働きにより、TCフィルム12は透明
状態に初期化されて、次の複写に備えられる。
【0030】従って、消去用ローラ21は温度制御可能
なローラとして構成することが好ましく、例えば、内部
にヒータを設け、温度検知手段により温度を検知して上
記初期化のための温度制御をする。
【0031】手差しトレイ22は、従来通りのジアゾ複
写が可能なように設けたもので、この手差しトレイ22
を案内として原稿を差し込むと、給紙カセット17から
給紙されたジアゾ感光紙と重なって、蛍光灯15により
露光され、従来通りの現像工程を経て複写物が形成され
る。このように、手差しトレイ22を使用すれば、原稿
とジアゾ感光紙を重ねて給紙する従来の複写方法も可能
である。
【0032】以上より、TCフィルムへの原稿像の形成
に際してはTCフィルムの特性を利用する関係で原稿の
透明度による影響を受けにくくなり、透明度の低い原稿
または光の不透過原稿でも複写が可能となる。また、原
稿とジアゾ複写紙とを重ねて露光するのでなく、原稿を
TCフィルムに重ねて原稿像の形成をTCフィルムにす
るのであるから、薄いシート状の原稿はもちろん、厚手
の原稿や、ブック物原稿でも複写が可能である。
【0033】(二)請求項3〜4、6に対応する実施の
形態 a.第1の例 請求項3〜6に対応する実施の形態を、図2を参照しつ
つ説明する。なお、以下の説明で、既に説明した部材と
同じ機能を有する部材については同じ符号を付して説明
は省略し、異なる点があれば、その点のみ説明する。
【0034】本例では、TCフィルム12は透明な筒状
のシリンダー23の外周に層状に形成されている。シン
リダー23の内部には蛍光灯15が位置している。シリ
ンダー22は図示しない駆動手段により矢印で示す向き
に回転駆動されるようになっている。
【0035】原稿を読み取る画像読み取り装置は、原稿
搬送手段としての搬送コロ25および該搬送コロ25の
下に設けられた等倍センサ24により構成されている。
原稿画像の読み取りに際しては、シート状の原稿16’
は、画像面を下にして、搬送コロ25により矢印の向き
に搬送され、この過程で、原稿の画像が等倍センサ24
により読み取られる。
【0036】読み取られた画像情報は電気的な信号に変
換され、画像処理部250で画像処理され、サーマルヘ
ッドコントローラ28を経てCPU29による制御を受
けて、画像書き込み手段としてのサーマルヘッド27に
転送される。ここで、サーマルヘッド27はシリンダー
23の右側部において、TCフィルム12に近接して設
けられているので、CPU29による制御を受けて画像
情報に従い、また、シリンダー23の矢印方向の回動と
同期して、TCフィルム12上に画像情報が書き込まれ
る。
【0037】このとき、サーマルヘッド27表面の温度
は、図4に示したT3の温度に制御されている。そのた
め、TCフィルム12に書き込まれたところは、白濁状
態になる。つまり、TCフィルム12上には原稿16の
画像部に対応した部分が白濁し、非画像部に対応した部
分は透明の画像パターンが形成される。このようにして
画像パターンが形成されたTCフィルム12は、矢印で
示す向きに回動して搬送され、シリンダー23と対向圧
接して回転するコロ269が配置された露光部にて、カ
セット17からタイミングを合わせて給紙されてきたジ
アゾ感光紙を蛍光灯15の光によって該TCフィルム1
2側から露光し、非画像部に対応した位置の感光面に塗
布された発色剤としてのジアゾニウム塩が光分解して消
失する。
【0038】このジアゾ感光紙は、前記図1に即して説
明した現像部と同じ構成の現像部を経て現像され、排紙
ローラ20を経て、排紙第268に排出されここに、複
写物を得る。
【0039】なお、図2において、画像入力装置26
は、書き込みできる記憶媒体、例えば、フロッピーディ
スク、ICカードなどから画像情報を入力することので
きる装置であって、これら記憶媒体に記憶された画像情
報も、画像処理部250を経てサーマルヘッド27へ転
送されるようになっている。従って、画像読み取り装置
で読み取られた原稿16’の画像情報ばかりでなく、こ
れら記憶媒体に記憶された画像情報についても、TCフ
ィルム12上に画像パターン化することができ、最終的
に複写物として得ることができる。
【0040】シリンダー23の左側部には、消去用ロー
ラ21が圧接されている。この消去用ローラ21につい
ては、前記図1に即して説明した内容と同じであり、そ
の機能は、TCフィルム12を初期化することである。
【0041】このように、本例では、画像読み取り装置
により読み取られた原稿の画像情報を電気信号に変えて
サーマルヘッドによりTCフィルム上に書き込んだ後、
像露光するのであるから、透明度の低い原稿または不透
過原稿でも複写が可能である。 また、画像処理部で画
像を加工することが自在にできるので、倍率変更した複
写も容易に可能である。さらに、記憶媒体の使用によっ
て、画像情報の保管も可能である。
【0042】b.第2の例 本例に係るジアゾ型複写装置を図3に示す。基本的な構
成は、前記図2に即して説明した内容と同じであるが、
画像読み取り装置としてCCDセンサ24’を使用して
いる点に特徴がある。透明なガラスからなる原稿台26
0の上には、シート状の原稿16’を載せることもでき
るし、ブック物の原稿を載せることもできる。
【0043】この原稿台260の下方には、光源と反射
鏡からなる像露光部31が設けられている。この像露光
部31からの光が原稿台260上の原稿を照射すると
き、原稿からの反射光はミラーMおよび結像レンズ30
を経てCCDセンサ24’に結像されるようになってい
る。
【0044】原稿の読み取りに際しては、原稿台260
上に原稿16’が載せられ、像露光部31が原稿16’
に沿って矢印方向に移動しながら、原稿表面を露光し、
その反射光は結像レンズ30を介してCCDセンサ2
4’に入射し、その画像情報は、前記図2で示したのと
同様に、電気的信号に変換され、画像処理部250を経
てサーマルヘッド27に転送され、TCフィルム12上
に画像情報が書き込まれる。
【0045】画像が書き込まれたTCフィルム12は、
矢印で示す向きに回動して搬送され、シリンダー23と
対向圧接して回転するコロ269が配置された露光部に
て、カセット17からタイミングを合わせて給紙されて
きたジアゾ感光紙を蛍光灯15の光によって該TCフィ
ルム12側から露光し、非画像部に対応した位置の感光
面に塗布された発色剤としてのジアゾニウム塩が光分解
して消失する。
【0046】このジアゾ感光紙は、前記図1に即して説
明した現像部と同じ構成の現像部を経て現像され、排紙
ローラ20を経て、排紙台268に排出されここに、複
写物を得る。
【0047】このように、本例では、画像読み取り装置
により読み取られた原稿の画像情報を電気信号に変えて
サーマルヘッドによりTCフィルム上に書き込んだ後、
像露光するのであるから、透明度の低い原稿または不透
過原稿でも複写が可能である。 また、画像読み取り装
置をCCDで構成し、原稿台上に原稿を定置して画像の
読み取りを行なうのであるから、薄いシート状の原稿ば
かりでなく、ブック物の原稿でも画像の読み取りが可能
である。
【0048】また、画像処理部で画像を加工することが
自在にできるので、倍率変更した複写も容易に可能であ
る。さらに、記憶媒体の使用によって、画像情報の保管
も可能である。
【0049】(三)請求項5、6に対応する実施の形態 図3に基づいて説明する。消去用ローラ21’は、コロ
269よりも上流側の位置、前記図2における消去用ロ
ーラ21と同じ位置にて、図示省略の接離手段によりT
Cフィルム12に対して接離自在に設けられている。接
離方向は、矢印で示すように法線方向であり、所定のタ
イミングにおいてのみ、TCフィルム12に接するよう
にするため、接離手段を介して接離自在とする。この接
離手段としては、ソレノイドの使用、カムとレバーの機
構の適用など、一般的な機械的手段を適宜適用すること
ができる。
【0050】消去用ローラ21’は内部にヒータを内蔵
していて温度制御が可能であり、温度センサによる温度
検知により、ヒータ電源をオン、オフして、温度制御が
可能である。
【0051】消去用ローラ21’の温度を制御すること
によって、図4に示したTCフィルムの特性から、TC
フィルムの温度をT2の温度に設定することによって、
白濁状態から透明状態に復元し、初期化を図ることがで
きる。
【0052】本例で、消去用ローラ21’をTCフィル
ム12に対して接離自在としたのは、1回の原稿の読み
取り、画像情報の書き込みによって、同じ原稿像の複数
枚の複写物を得るためである。複数枚のTCフィルム1
2上に形成された画像パターンを消去しないで、そのま
ま回転駆動して、繰り返し蛍光灯15による露光を行な
い、複数枚のジアゾ感光紙に同じ複写像を得るために、
消去用ローラ21’を前記複数枚のジアゾ感光紙の露光
が済むまで、TCローラ12から離間させておくのであ
る。
【0053】このようにして、所望の回数分の複写後
に、消去用ローラ21’をTCフィルム12に押圧する
ことにより、TCフィルム12を初期化する。この消去
用ローラ21’のTCフィルム12に対する接離のタイ
ミングは、図示しない制御装置により行なう。
【0054】本例では、図3に示した構成のジアゾ型複
写装置について消去用ローラ21’をTCフィルム12
に対して接離自在の構成とすることについて説明した
が、前記図1、図2に示した構成のジアゾ型複写装置に
おいても、消去ローラ21をTCフィルム12に対して
接離自在の構成として、同じ画像の複数枚の複写物を得
ることができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1、2、6に記載の発明では、透
明度の低い原稿または光の不透過原稿でも複写が可能と
なる。また、薄いシート状の原稿はもちろん、厚手の原
稿や、所謂ブック物原稿でも複写が可能であり、さら
に、原稿をいためることなく複数枚の複写物を得ること
も可能である。
【0056】請求項3、4に記載の発明では、透明度の
低い原稿または不透過原稿でも複写が可能である。ま
た、画像処理部で画像を加工することが自在にできるの
で、倍率変更した複写も容易に可能である。また、記憶
媒体の使用によって、画像情報の保管も可能である。さ
らに、原稿台を設ける構成では、薄いシート状の原稿は
もちろん、厚手の原稿や、所謂ブック物原稿でも複写が
可能である。
【0057】請求項5記載の発明では、簡単な構成によ
って、1回の原稿読み取り、書き込みで、複数枚の複写
物を得ることができる。よって、従来のジアゾ型複写装
置のように、原稿をいためることなく、複数枚の複写物
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明したジアゾ型複写装置
の説明図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を説明したジアゾ型複
写装置の説明図である。
【図3】本発明のさらに他の実施の形態を説明したジア
ゾ型複写装置の説明図である。
【図4】サーモクロミックフィルムの特性を説明した図
である。
【図5】従来のジアゾ型複写装置の説明図である。
【符号の説明】
12 サーモクロミックフィルム 266 (画像書き込み手段としての)フラッシュ露光
装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーモクロミックフィルム上に画像書き込
    み手段により画像の書き込みを行ない、このサーモクロ
    ミックフィルムを透過原稿として、感光紙と密着させて
    前記サーモクロミックフィルム側からの露光によって感
    光紙上に画像を得ることを特徴とするジアゾ型複写装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 サーモクロミックフィルムをエンドレスベルト状に構成
    した上、複数のコロで支持し、これらコロで支持した前
    記サーモクロミックフィルムの上側の平坦部を以って原
    稿載置部を構成し、この原稿載置部の下方であって、前
    記サーモクロミックフィルムの内側にフラッシュランプ
    を配置して前記画像書き込み手段を構成したことを特徴
    とするジアゾ型複写装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 前記画像書き込み手段としてサーマルヘッドを用いたこ
    とを特徴とするジアゾ型複写装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 画像読み取り装置により原稿を読み取り、この読み取ら
    れた画像情報を画像処理部で倍率処理し、この処理情報
    を前記サーマルヘッドに出力するようにしたことを特徴
    とするジアゾ型複写装置。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項3記載のジアゾ型複
    写装置において、 サーモクロミックフィルムに対してサーモクロミックフ
    ィルム用像消去手段を接離手段により、接離自在にした
    ことを特徴とするジアゾ型複写装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 サーモクロミックフィルム用像消去手段は温度制御可能
    なローラであることを特徴とするジアゾ型複写装置。
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