JPH0533154U - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0533154U
JPH0533154U JP8999091U JP8999091U JPH0533154U JP H0533154 U JPH0533154 U JP H0533154U JP 8999091 U JP8999091 U JP 8999091U JP 8999091 U JP8999091 U JP 8999091U JP H0533154 U JPH0533154 U JP H0533154U
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JP
Japan
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image
heating
latent image
capsule film
roller
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JP8999091U
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English (en)
Inventor
鈴木  剛
宏 五十嵐
義也 戸松
一仁 石田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱現像性マイクロカプセルフィルム使用の画
像記録装置において、未露光部に不要な熱を与えない
で、未露光部の劣化を防ぐことができる画像記録装置を
提供することを目的としている。 【構成】 本考案の画像記録装置は、露光用光源を備
え、露光により潜像核を形成し、熱エネルギーによって
潜像核が存在する部分の重合性化合物を重合して硬化す
る、マイクロカプセル状の熱現像感光材料を担持した像
担持体に原稿像を露光して潜像核を形成する露光手段
と、像担持体に形成された潜像核を加熱して潜像を形成
するため加熱装置と、受像材料を挟んで像担持体の潜像
形成側と受像用紙を重ね合わせて加圧転写する加圧手段
と、像担持体を搬送する搬送ローラとを備えた画像記録
装置において、加熱装置42は、円筒形をその対称軸を
通る平面で少なくとも2個以上に分割した形状であっ
て、その対称軸を中心として回転可能に支持され、かつ
分割した円筒部分の少なくとも1つが加熱部分42a
で、その他が非加熱部分42bになっている

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、露光装置により感光媒体に原稿像の潜像を形成し、この潜像を現像 装置で現像して画像を記録する画像形成装置に関し、さらに詳細には画像形成装 置で使用される加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱現像感光材料を用いて画像を形成する画像形成装置では、まず熱現像 感光材料に画像情報を含む光を露光して潜像核を形成し、その後、熱エネルギー によって潜像核が存在する部分の重合性化合物を重合して、高分子化合物を生成 させることによりマイクロカプセルを硬化させている。次に色画像形成物質が転 写し得るような受像層を有する受像シートと重ねて加圧し、潜像核が存在しない 部分すなわちマイクロカプセルが硬化されていない部分のマイクロカプセルを破 裂し、色画像形成物質を受像シートに転写させて受像シート上に画像を得ている 。
【0003】 このような画像形成装置におけるカプセルフィルム(熱現像感光材料を内包す るマイクロカプセルを塗布したフィルム)の加熱装置は、例えば特開平1−97 957号公報に記載されるように、潜像を形成する露光位置の後工程で、カプセ ルフィルムのマイクロカプセル非塗布面側から搬送方向に或る幅を持って加熱面 を接触させ加熱している。そのとき、カプセルフィルムの搬送動作に関わらず加 熱面がカプセルフィルムと接触状態を保ったままであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、熱現像感光材料において、露光された部分は加熱され重合性化 合物が形成されるが、未露光部は、重合性化合物が形成されず、加熱によりマイ クロカプセルが劣化し、露光および加熱がされていない部分のマイクロカプセル と比較してその特性が悪化し、画像に影響を及ぼす恐れがあった。 このことは、長尺状のカプセルフィルムを無駄なく使用するためにカプセルフ ィルムの巻戻し等を行う画像形成装置にあって、加熱された未露光のカプセルフ ィルムと加熱されていない未露光のカプセルフィルムとが同一画面で使用された ときに、色バランスの違いが顕著に発生し問題であった。 それを回避するためには、露光されたカプセルフィルムを切断して使用すれば よいが、そのためにはカプセルフィルムをカットするためのカッターが必要で、 分離後のカプセルフィルムを回収する機構も複雑になり、コストアップ、装置の 巨大化が問題となっていた。
【0005】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、露光手段に よって潜像が形成された部分のみを加熱装置によって加熱し、潜像が形成されて いない部分には不要な熱を与えないことによって、未露光部のマイクロカプセル の劣化を防ぎ、加熱装置による画像への悪影響を無くした画像形成装置を提供す ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の画像形成装置は、感光体上に光を照射して 画像の潜像を形成する光学手段と、感光体上に形成された潜像を記録紙に転写す る手段と、感光体もしくは画像が転写された記録紙を加熱する加熱手段とを有す る画像形成装置であって、加熱手段が、円筒形をその中心軸を一辺とする平面に より分割した、断面が扇状の2以上の円筒部分より構成され、中心軸を支点とし て回転可能に支持されると共に、円筒部分の各々が加熱円筒部分と非加熱円筒部 分とを構成している。
【0007】
【作用】
上記の構成を有する本考案の画像形成装置の第二の加熱装置は、露光された像 担持体が加熱装置内に搬送されて来ると、加熱装置の円筒部分を回転させ、像担 持体に加熱面側を接触させ熱現像材料を加熱現像する。このとき、加熱装置の加 熱部の円筒状の表面に熱現像材料非塗布面側を接触させながら搬送し、カプセル フィルムを加熱現像している。 また、非現像時には、加熱装置の非加熱部が像担持体に接しているので、カプ セルフィルムは加熱されずに搬送される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案による画像形成装置の第1の実施例を示す中央略断面図であり、 本実施例の画像形成装置1においては、熱現像感光材料が塗布された像担持体( 以下、カプセルフィルムと称す)20と受像材料が塗布された感光紙51が使用 されている。 尚、本考案における熱現像感光材料及び受像材料としては、例えば、米国特許 明細書第4399209号、同第4430415号、特開昭57−179836 号公報、特開昭59−154445号公報、特願昭60−117089号、特願 昭60−121284号、特願昭61−53881号等に記載の熱現像感光材料 (熱現像感光要素)及び受像材料(色素固定要素)を使用しているので、ここで は説明を省略する。
【0009】 画像形成装置1の上部には原稿台ガラス2及び原稿台カバー3が配設され、こ の原稿台ガラス2の上には所望の原稿4が伏せられて原稿台カバー3がとじられ る。 原稿台ガラス2の下方には、ハロゲンランプ5a及びリフレクタ5b、5c、 反射ミラー8などを備えた光源部5が、原稿台ガラス2と平行に架設された軸1 3に沿って往復移動可能に配設されている。その光源部5は原稿台ガラス2に向 けて前記移動方向に直交する方向のライン状に光を照射する。照射された光は透 明な原稿台ガラス2を通過して、この上に置かれた原稿4により下方へ反射され る。
【0010】 原稿台ガラス2の下方には、投影レンズ7及び、複写画像の色調を調整するた めの色変換フィルタ6が配設されており、反射ミラー8、9a、9bにより反射 された光は、投影レンズ7に入射する。その投影レンズ7により集光された光は 、色変換フィルタ6を通過し、反射ミラー10a、10b、11により反射され る。 反射ミラー11の下方には、カプセルフィルム20を露光するための露光 台21が配設され、露光台21に沿ったカプセルフィルム20に原稿4上の画像 情報が結像される。
【0011】 一方、本画像形成装置1の中央には、機体に対して取り外し可能なカートリッ ジ22が配設され、長尺状のカプセルフィルム20は、供給ローラ軸23に巻か れた状態でカートリッジ22に収容されている。カートリッジ22が装置本体内 の所定位置にセットされている状態で、カプセルフィルム20の先端部は引出し ローラ24により、前記露光台21方向へ引き出される。 引出しローラ24の右側には、右側の露光部及び加熱部での熱がカートリッジ 22へ影響を与えないように断熱材25aが、第二の加熱装置42の上部には光 路への熱の影響を防ぐため断熱材25bが配設されている。
【0012】 以下、カプセルフィルム20の搬送順に装置の構成を説明する。露光台21は 、カプセルフィルム20の経路に沿った形状をしており、それぞれカプセルフィ ルム20のガイドの役目ももっている。更にその露光台の裏側に、第一の加熱装 置30が配設されており、露光台21を均一な温度にするように構成されている 。 露光台21の右側にはカプセルフィルムを加熱現像するための第二の加熱装 置42が配設されている。第二の加熱装置42の下方には、カプセルフィルムを 搬送するための一対の搬送ローラ61及び加圧装置60が設けられている。加圧 装置60はカプセルフィルム20上の画像情報を用紙51上へ転写あるいは現像 するための装置であり、内部には大径ローラ62、小径ローラ63及び大径バッ クアップローラ64を有している。
【0013】 加圧装置60の左側には、カプセルフィルム20と用紙51を分離するための 分離ローラ70、および一対の送りローラ71、カートリッジ22の内部に配設 された巻取りローラ72が配設され、巻取り機構(図示せず)により巻取りロー ラ72を回転させることにより、カプセルフィルム20が巻き取られる。カート リッジ22の上部から出たカプセルフィルム20は、搬送ローラ61によって露 光台21の上方を通った後、第二の加熱装置42、搬送ローラ61を通過し、加 圧装置60に送られる。さらに分離ローラ70、送りローラ71を通過し、巻取 りローラ72に巻き取られる。尚、カートリッジ22を出た後の未露光なカプセ ルフィルム20は、図示しない遮光カバーにより未露光状態が保持される。
【0014】 画像形成装置1の下部には用紙51を積層した給紙カセット80が装着される 。その給紙カセット80上の用紙51は、上方の吸引装置81により一枚ずつ取 り出される。その給紙カセット80の右上には、給紙ガイド82及び一対の給紙 ローラ84が配設されている。各用紙51は給紙ガイド82、給紙ローラ84等 により搬送されて前記加圧装置60に搬入される。 カートリッジ22の左下方には、第三の加熱装置90が配設されており、その 右方には分離ローラ70によってカプセルフィルム20と分離された用紙51を 第三の加熱装置90に導くためのガイドローラ92a、92bが、また左方には 用紙51の排出のための排出ローラ93が設けられ、上部には熱のカートリッジ 22への影響を少なくするため、断熱カバー94が置かれている。さらに排出ロ ーラ93の左側に排紙トレイ95が配設されている。
【0015】 次に、本画像記録装置の動作について説明する。 カートリッジ20が画像記録装置1にセットされると、オートローディングを 開始する。 引出ローラ24は、オートローディング開始時のみ、リーダーフィルム部に当 接し、搬送方向に数回回転してリーダーフィルム部を搬送ローラ61まで送り出 す。その後はリーダーフィルム部から離れて停止し、以後の搬送は搬送ローラ6 1の駆動によりおこなわれる。オートローディング時には第二の加熱装置42は 非加熱面42b側が搬送経路側に現れており、リーダーフィルムが熱により痛め られる事なく径路上を通過でき、かつ搬送経路を形成するガイドをなしている。 ダンサローラ14はオートローディング中に限り図2に示すようにSの位置に セットされており、カプセルフィルム20はダンサローラ14、加圧装置60、 分離ローラ70を通過して更に送りローラ71にて送られ、巻取りローラ72の 円周上に貼られている両面テープに粘着され巻き取られる。オートローディング が終了するとコピー可能になる。
【0016】 図示しないコピースタートキーが押されると、ハロゲンランプ5aが点灯され 、カプセルフィルム20の搬送速度をV、投影倍率をmとすると、光源部5は移 動速度(1/m)Vで移動し、反射ミラー9a、9bは移動速度(1/2m)V で移動し原稿走査を開始する。 途中、投影レンズ7によりカプセルフィルム20に結像する光路上で色変換フ ィルタ6により色補正される。 カプセルフィルム20の搬送速度はミラー群8,9a、9bの移動速度と上述 のように同期させてあるため、露光台21を通過する際のカプセルフィルム20 には原稿4の所定ラインの潜像が順次形成される。
【0017】 このとき、露光台21は第1の加熱装置30により潜像形成に良好な温度(通 常は20℃から150℃)に均一に保たれており、露光台21に接触しているカ プセルフィルム20は均一に温められる。 第二の加熱装置には表面の温度を監視するセンサーによって、加熱面42aの 表面が一定温度になるように制御される。この温度は100℃〜180℃の範囲 で予め設定値が定められており、搬送速度、雰囲気温湿度、出力画像モードの設 定、明暗の選択、用紙51の種類、カプセルフィルム20のロット等により設定 値が選択される。
【0018】 次に図2乃至図4を用いて、第二の加熱装置42の動作について説明する。図 2乃至図4において、露光による潜像の前端位置を矢印20aで、潜像の後端位 置を矢印20bで示している。 図2に示すように第二の加熱装置42は略円筒形状で、加熱部42aと非加熱 部42bとより構成され、円筒の回転中心を軸として回動可能に支持されている 。 加熱部42aは円弧形状の断面を成したセラミックヒータにテフロンのコーテ ィングを施したもので、表面全体が発熱面になっており、断熱性の部材を介して 非加熱部42bに固定されている。 また、非加熱部42bは扇形状の断面を成した中空のアルミニウムにテフロン のコーティングを施したもので、回動軸に固定されており、中空部に図示しない ファンによる強制冷却風が通っている。
【0019】 図4に示すように第二の加熱装置42は、初めカプセルフィルム20と非加熱 面42bが接触しているが、コピーが開始されると図示しない動力により、第二 の加熱装置42は半時計方向に回動し、図2に示すように加熱面42aがカプセ ルフィルム20と接触する。露光されたカプセルフィルム20は、露光台21上 を通り、マイクロカプセルの非塗布面側を加熱面42aに接触させながら搬送さ れる。これにより、露光したマイクロカプセルが硬化する。 こうしてカプセルフィルム20の潜像の後端20bが加熱面42aの後端まで 至ると(図3)、第二の加熱装置42はカプセルフィルム20の搬送速度に同期 して回動を始める。この動作により、カプセルフィルム20上の潜像が形成され ていない未露光部へは全く加熱がなされないため、熱による未露光部マイクロカ プセルの劣化が防止される。
【0020】 さらに回動が進むと、加熱面42aはカプセルフィルム20から完全に離反し 、非加熱面42bだけがカプセルフィルム20に接触する状態になり、第二の加 熱装置42は、図4の状態まで回動して停止する。 加熱現像されたカプセルフィルム20はマイクロカプセルが硬化しており、マ イクロカプセル面側に触れてもよいため、搬送ローラ61により挟まれ、送り量 を制御されながら搬送され、ダンサローラ14に至る。 一般にカプセルフィルム20は、加熱現像時の最適搬送速度と加圧転写時の最 適搬送速度が異なるため、両者の間の速度の差によりカプセルフィルムにたるみ が生じてしまう。これを防ぐため、第二の加熱装置と加圧装置60との間にダン サローラ14が設置されている。
【0021】 用紙51は、その前端が潜像の前端20aに一致するように搬送される。加圧 装置60内に搬送された用紙51の前端が大径ローラ62と小径ローラ63の当 接位置まで搬送され、カプセルフィルム20のマイクロカプセル塗布面と、用紙 51の顕色剤塗布面とが向かい合った状態で、大径ローラ62と小径ローラ63 に挟み込まれ圧力が加えられる。 これにより露光部分のうち、感光していないマイクロカプセルが破壊され、マ イクロカプセル内部の染料前駆体と、用紙51に塗布されている顕色剤53が反 応し発色する。 次に、大径ローラ62と送りローラ71が、加圧転写に最適な速度V2で搬送 を開始し、これにより用紙51上に画像が順次転写形成されてゆく。 ここで、加圧装置60の最適送り速度V2は、露光、加熱現像の最適送り速度 V1より速いので、ダンサローラ14が動作して速度差を吸収している。
【0022】 加圧装置60から出たカプセルフィルム20と用紙51とは、分離ローラ70 にて先端が分離された後、カプセルフィルム20は一対の送りローラ71を経て 巻取りローラ72に巻取られ、用紙51は分離ローラ70の下方の経路に搬送さ れる。このようにして、カプセルフィルム20上の潜像の後端20bが搬送ロー ラ61のニップ位置までくると、カプセルフィルム20上の未露光のマイクロカ プセル表面を傷つけないようにするため、搬送ローラ61はニップを解除する。
【0023】 こうしてカプセルフィルム20上の潜像の後端20bが加圧装置60の大径ロ ーラ62と小径ローラ63の当接位置まで搬送されると、加圧装置60が加圧を 解除する。この後、送りローラ71によってカプセルフィルム20と用紙51が 一体となって搬送され、用紙51の後端が分離ローラ70を通過し、用紙51が 完全にカプセルフィルム20から分離されると、搬送ローラ61、送りローラ7 1は一旦停止する。 分離が終了したカプセルフィルム20は、図4のように潜像の後端20bが露 光台21の前端にくるまで逆転搬送され、カプセルフィルム20の未露光部の無 駄を無くし、ランニングコストが抑えられる。
【0024】 画像が形成された用紙51は、排紙ガイドを経てガイドローラ92a,92b により第三の加熱装置90へ送られる。ここで、用紙51は、発色に最適な温度 に制御された、2本のヒートローラを備えた第三の加熱装置90により発色を促 進されて光沢が高められて画像出力ができあがる。最後に、排出ローラ93によ り排紙トレイ95に排出される。
【0025】 本考案は、以上詳述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱し ない範囲において種々の変更を加えることができる。 例えば、画像記録装置内に受像材料を塗布できる装置を内蔵することにより、 いろいろな紙が使用できる構成としてもよい。この場合、顕色剤の代わりに吸収 剤を用いてもよく、この場合カプセルフィルムは有色マイクロカプセルにて構成 され、カプセルフィルム上に加熱現像された像が吸収剤に浸透した後、加圧転写 される。また、顕色剤、吸収剤とも初めから用紙に塗布されている顕色剤塗布紙 、吸収剤塗布紙を使用してもよい。
【0026】 また加熱装置が、熱現像感光材料への露光時、あるいは受像材料塗布時、加圧 装置を兼ねる装置等にして装置の小型化を図ってもよい。さらに、加熱手段にサ ーマルヘッドを使うことで選択加熱ができ、加熱部・非加熱部をつくることで文 字等の入力が可能となる。また、加熱手段が加圧装置の後ろに配置してもよい。 また、ミラー10bをハーフミラーとし、スライドオプション使用時に退避動 作をせずに原稿4のスキャンを同時に行なえば原稿4とスライドの合成画像を得 ることも可能である。
【0027】 また、スライド投影装置、液晶プロジェクタ等の投影装置から、露光台までの 経路に投影をして原稿台以外の像を形成することもできる。また、非マイクロカ プセル面側から露光することも可能である。さらに、用紙51の代わりに片面に 接着面をもつ糊付きシートを用いればシールの作成も可能であることはいうまで もない。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、本考案の画像記録装置によると、マイク ロカプセル状の熱現像感光材料を塗布したカプセルフィルムに形成された潜像を 加熱して現像するため加熱装置が、加熱面と非加熱面を備えた分割円筒形状で回 動可能で、露光によって形成された潜像の後端部が加熱面の後端に搬送された時 点から、加熱面後端部が潜像の後端に同期して回動するように構成しているので 、小型の加熱装置によりカプセルフィルムの未露光部への加熱を完全に遮断でき 、熱によるカプセルフィルムの劣化を防止できる。また、画像形成動作時以外は 加熱面がカプセルフィルムに接触しないので、加熱面の温度が異常に上昇しても 火災等の危険が極めて少なくできるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による画像形成装置の実施例を示す中央
略断面図である。
【図2】本考案による画像記録装置のダンサローラと第
二の加熱装置の第1段階の動作を示す説明図である。
【図3】本考案による画像記録装置のダンサローラと第
二の加熱装置の第2段階の動作を示す説明図である。
【図4】本考案による画像記録装置のダンサローラと第
二の加熱装置の第3段階の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
20 カプセルフィルム 30 第一の加熱装置 42 第二の加熱装置 42a 加熱部 42b 非加熱部 51 用紙 60 加圧手段 61 搬送ローラ 90 第三の加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石田 一仁 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に光を照射して画像の潜像を形
    成する光学手段と、感光体上に形成された潜像を記録紙
    に転写する手段と、前記感光体もしくは画像が転写され
    た記録紙を加熱する加熱手段とを有する画像形成装置に
    おいて、 前記加熱手段が、円筒形をその中心軸を一辺とする平面
    により分割した、断面が扇状の2以上の円筒部分より構
    成され、前記中心軸を支点として回転可能に支持される
    と共に、 前記円筒部分の各々が加熱円筒部分と非加熱円筒部分と
    を構成していることを特徴とする画像形成装置。
JP8999091U 1991-10-07 1991-10-07 画像形成装置 Pending JPH0533154U (ja)

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