JPH0756462A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0756462A
JPH0756462A JP5161845A JP16184593A JPH0756462A JP H0756462 A JPH0756462 A JP H0756462A JP 5161845 A JP5161845 A JP 5161845A JP 16184593 A JP16184593 A JP 16184593A JP H0756462 A JPH0756462 A JP H0756462A
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JP
Japan
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image
intermediate image
image forming
recording
heat
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Pending
Application number
JP5161845A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Sato
眞澄 佐藤
Kazuhiro Nishido
和宏 西土
Kunihiro Oyama
邦啓 大山
Katsumi Masuda
克己 増田
Yasuo Kosuga
靖夫 小数賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱フィルム上への印加熱量や画像形成部の
作像条件等を適宜制御することにより、常に良好な画像
形成を行ない得る画像形成装置を提供する。 【構成】 原稿読取手段14と、透明状態及び不透明状
態を可逆的に形成し得る感熱フィルム15と、原稿読取
手段で読み取った情報を、透明部分と不透明部分とから
なる中間画像として感熱フィルム15に記録する記録ヘ
ッド16と、中間画像を消去する消去ヘッド17と、帯
電手段21、露光手段22、現像手段23、転写手段2
4、加熱定着手段34及び感光体クリーニング手段26
と、感熱フィルム上に基準パターンの中間画像BPを記
録する基準パターン記録手段(16,17)と、基準パ
ターンの中間画像の濃度を検知する濃度検知センサ
(1,2)と、濃度検知センサの出力に基づき、基準パ
ターン記録手段(16,17)の各印加熱量を制御する
熱制御手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加熱により透明状態
と不透明状態とを可逆的に形成し得る、所謂、可逆性感
熱フィルム(以下、「感熱フィルム」という)を画像情
報記憶媒体として用いた複写装置、ファクシミリ装置、
プリンター等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写装置やファクシミリ
装置等の画像形成装置において、スキャナによって読み
取った複写すべき原稿の画像情報を、一旦、画像情報記
憶手段に格納し、編集等の画像処理を行った後、画像情
報記憶手段から画像情報を読み出して画像形成を行なっ
たり、1回のスキャンによって読み取られた画像情報
を、その画像情報記憶手段から繰り返し読み出して複数
部の画像形成を行う画像形成技術が提案されている。
【0003】画像情報記憶手段として、複写装置におい
ては半導体メモリが、そしてファクシミリ装置において
は光ディスクや磁気ディスク等の記憶媒体がそれぞれ採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複写装置に用いられる
半導体メモリは、読み取られた画像情報の書き込み及び
読み出し動作の処理速度は速いものの、一般的に半導体
メモリは高価であり、これが画像形成装置のコストアッ
プの要因となっている。特に、画質向上のためのスキャ
ナによる読み取り画素密度を高密度化した場合、それに
伴う画像情報の増大に伴って必要なメモリ容量が増大
し、更にコストの大幅アップを招くという問題点があ
る。
【0005】一方、ファクシミリ装置に用いられる光デ
ィスクや磁気ディスク等の記憶媒体は、上述の半導体メ
モリと比較した場合、コスト面では有利ではあるが、画
像情報の書き込み及び読み出し動作の処理速度に問題点
ある。従って、これらの記憶媒体は、ファクシミリ装置
には採用されているものの、読み取った原稿画像を直ち
に出力することが要求される複写装置には適していな
い。
【0006】本発明は、画像情報記憶手段として可逆性
感熱記録媒体より成る感熱フィルムを用いることによ
り、画像情報記憶手段を使用した従来の画像形成装置に
おける問題点を解決しようとするものである。
【0007】さらに本発明は、感熱フィルム上に記録さ
れた基準パターンの中間画像の濃度若しくは感光体上に
基準パターンの中間画像に対応して形成された基準画像
の濃度若しくは感光体上に基準パターンの中間画像に対
応して形成された静電潜像の基準潜像電位の各検知結果
に基づいて、感熱フィルム上への印加熱量や画像形成部
の各作像条件等を適宜制御することにより、常に良好な
画像形成を行ない得る画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複製すべき原稿を読み取る原稿読取手段と、複数のロー
ラに巻き掛けられ、透明状態及び不透明状態を可逆的に
形成し得るベルト状の感熱フィルムと、上記原稿読取手
段で読み取った情報を、透明部分と不透明部分とからな
る中間画像として上記感熱フィルムに記録する中間画像
記録手段と、上記中間画像を感光体上に静電潜像として
形成した後、上記感熱フィルム上の中間画像を消去する
中間画像消去手段とを有する中間画像記録部と、上記感
光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、上記中間画
像記録手段によって得られた上記感熱フィルム上の中間
画像を、感光体上に静電潜像として形成する潜像形成手
段と、上記感光体上に形成された静電潜像を可視像化す
る現像手段と、上記感光体上の可視像を転写紙に転写す
る転写手段と、上記転写紙上の可視像を定着する加熱定
着手段と、上記感光体の表面をクリーニングする感光体
クリーニング手段とを有する画像形成部とからなり、画
像形成時を除く時に、上記感熱フィルム上に基準パター
ンの中間画像を記録する基準パターン記録手段と、上記
基準パターンの中間画像の濃度を検知する濃度検知セン
サと、上記濃度検知センサの出力に基づき、上記中間画
像記録手段或いは上記中間画像消去手段の各印加熱量を
制御する熱制御手段とを具備する構成を有する。
【0009】請求項2記載の発明は、複製すべき原稿を
読み取る原稿読取手段と、複数のローラに巻き掛けら
れ、透明状態及び不透明状態を可逆的に形成し得るベル
ト状の感熱フィルムと、上記原稿読取手段で読み取った
情報を、透明部分と不透明部分とからなる中間画像とし
て上記感熱フィルムに記録する中間画像記録手段と、上
記中間画像を感光体上に静電潜像として形成した後、上
記感熱フィルム上の中間画像を消去する中間画像消去手
段とを有する中間画像記録部と、上記感光体の表面を一
様に帯電させる帯電手段と、上記中間画像記録手段によ
って得られた上記感熱フィルム上の中間画像を、感光体
上に静電潜像として形成する潜像形成手段と、上記感光
体上に形成された静電潜像を可視像化する現像手段と、
上記感光体上の可視像を転写紙に転写する転写手段と、
上記転写紙上の可視像を定着する加熱定着手段と、上記
感光体の表面をクリーニングする感光体クリーニング手
段とを有する画像形成部とからなり、画像形成時を除く
時に、上記感熱フィルム上に基準パターンの中間画像を
記録する基準パターン記録手段と、上記感光体上に上記
基準パターンの中間画像に対応して形成された基準画像
の濃度を検知する画像濃度検知センサと、上記画像濃度
検知センサの出力に基づき、上記中間画像記録手段或い
は上記中間画像消去手段の各印加熱量若しくは上記画像
形成部の作像条件を制御する第1の制御手段とを具備す
る構成を有する。
【0010】請求項3記載の発明は、複製すべき原稿を
読み取る原稿読取手段と、複数のローラに巻き掛けら
れ、透明状態及び不透明状態を可逆的に形成し得るベル
ト状の感熱フィルムと、上記原稿読取手段で読み取った
情報を、透明部分と不透明部分とからなる中間画像とし
て上記感熱フィルムに記録する中間画像記録手段と、上
記中間画像を感光体上に静電潜像として形成した後、上
記感熱フィルム上の中間画像を消去する中間画像消去手
段とを有する中間画像記録部と、上記感光体の表面を一
様に帯電させる帯電手段と、上記中間画像記録手段によ
って得られた上記感熱フィルム上の中間画像を、感光体
上に静電潜像として形成する潜像形成手段と、上記感光
体上に形成された静電潜像を可視像化する現像手段と、
上記感光体上の可視像を転写紙に転写する転写手段と、
上記転写紙上の可視像を定着する加熱定着手段と、上記
感光体の表面をクリーニングする感光体クリーニング手
段とを有する画像形成部とからなり、画像形成時を除く
時に、上記感熱フィルム上に基準パターンの中間画像を
記録する基準パターン記録手段と、上記感光体上に上記
基準パターンの中間画像に対応して形成された静電潜像
の基準潜像電位を検知する電位センサと、上記電位セン
サの出力に基づき、上記中間画像記録手段或いは上記中
間画像消去手段の各印加熱量若しくは上記画像形成部の
作像条件を制御する第2の制御手段とを具備する構成を
有する。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、基準パターン記
録手段により感熱フィルム上に基準パターンの中間画像
が記録されると、その濃度が濃度検知センサにより検知
される。その濃度検知センサの出力に基づき、熱制御手
段により中間画像記録手段或いは中間画像消去手段の各
印加熱量が制御される。
【0012】請求項2記載の発明によれば、基準パター
ン記録手段により感熱フィルム上に基準パターンの中間
画像が記録されると、感光体上に基準パターンの中間画
像に対応して形成された基準画像の濃度が画像濃度検知
センサにより検知される。この画像濃度検知センサの出
力に基づき、第1の制御手段により中間画像記録手段或
いは中間画像消去手段の各印加熱量若しくは画像形成部
の各作像条件がそれぞれ制御される。
【0013】請求項3記載の発明によれば、基準パター
ン記録手段により感熱フィルム上に少なくとも2つの異
なる濃度の基準パターンの中間画像が記録されると、感
光体上に基準パターンの中間画像に対応して形成された
静電潜像の基準潜像電位が電位センサにより検知され
る。この電位センサの出力に基づき、第2の制御手段に
より中間画像記録手段或いは中間画像消去手段の各印加
熱量若しくは画像形成部の各作像条件がそれぞれ制御さ
れる。
【0014】
【実施例】本発明の第1の実施例を示す図1において、
全体を符号10で示す画像形成装置は、中間画像記録部
11及び画像形成部12で主に構成されている。中間画
像記録部11は、透明ガラスからなる原稿載置台13
と、その下位に配置され複製すべき原稿を読み取る原稿
読取手段としての走査用の光学系14と、複数のローラ
に巻き掛けられ、透明状態及び不透明状態を可逆的に形
成し得るベルト状の感熱フィルム15と、光学系14で
読み取った情報を加熱することにより透明部分と不透明
部分とからなる中間画像として感熱フィルム15に記録
する中間画像記録手段としての記録ヘッド16、上記中
間画像を感光体上に静電潜像として形成した後、感熱フ
ィルム15上の中間画像を消去する中間画像消去手段と
しての消去ヘッド17と、画像形成時を除く時に、感熱
フィルム15上に2つの異なる濃度の基準パターン(後
述する)を記録するための、記録ヘッド16と消去ヘッ
ド17とから成る基準パターン記録手段と、消去ヘッド
17の下流側に配置され上記基準パターンの濃度を検知
する第2の濃度検知センサ2とを有する。原稿載置台1
3の上面には、感熱フィルム15を挟んで自動原稿搬送
装置18が配設されている。なお、符号18aは、原稿
セット台を示す。
【0015】画像形成部12は、中間画像記録部11の
下位の略中央部に配置された感光体20と、この感光体
20の周りに順次配置され、感光体20の表面を一様に
帯電させるための、コロナ放電器からなる帯電手段21
と、帯電手段21の近傍の感熱フィルム15上に配置さ
れ上記基準パターンの濃度を検知する第1の濃度検知セ
ンサ1と、記録ヘッド16によって得られた感熱フィル
ム15上の中間画像を感光体20上に静電潜像として形
成するための、LED等の光源22aと反射板22bと
を有する潜像形成手段としての露光手段22と、感光体
20上に上記基準パターンの中間画像に対応して形成さ
れた静電潜像の基準潜像電位を検知する周知の電位セン
サ4と、感光体20上に形成された静電潜像を可視像化
する現像手段23と、感光体20上の可視像を転写紙に
転写するコロナ放電器からなる転写手段24及び分離手
段25と、感光体20上に上記基準パターンの中間画像
に対応して形成された基準画像の濃度を検知する画像濃
度検知センサ3と、感光体20の表面をクリーニングす
る感光体クリーニング手段26と、除電手段27とを有
する。
【0016】画像形成部12の下方には、画像形成部1
2に転写紙を供給するための給紙装置28が配置されて
いる。給紙装置28は、複数のカセット29を有し、そ
の一つから給紙ローラ30で転写紙を搬送経路31に送
り出す。搬送経路31上の転写手段24の前方には、レ
ジストローラ対32が配設されている。レジストローラ
対32は、レジスト駆動ローラ32aとレジスト従動ロ
ーラ32bとからなる。転写手段24の後方には、順に
紙搬送ベルト33、感光体20上の可視像を転写紙に転
写するための、加熱ローラ34aと加圧ローラ34bと
からなる加熱定着手段34と、排紙ローラ対35と、排
紙トレイ36が配置されている。排紙ローラ対35の直
後には、排紙ローラ対35によって送り出される紙の進
路を切り換える進路切替部材19が設けられている。
【0017】光学系14は、走査ミラー14a、走査ミ
ラー14aの2分の1の速度で移動する光路折り返しミ
ラー対14b、結像レンズ14c、電荷結合型イメージ
センサー14d(以下、「イメージセンサー」とい
う)、及び走査ミラー14aと一体となって移動する照
明ランプ14eからなる周知の原稿走査用光学系であ
る。
【0018】画像形成部12の構成要素及び給紙装置2
8は、露光手段22を除き、電子写真複写装置として周
知のものである。自動原稿搬送装置18自体もまた周知
のものであって、原稿載置台13に対して開閉自在に装
着されていて、原稿載置面、すなわち原稿載置台13上
の感熱フィルム15面を開放し得るようになっている。
【0019】図2において、感熱フィルム15は、無端
ベルト状をなし、原稿載置台13の両側に配置された一
対のローラ37a,37b、記録ヘッド16の両側に配
置された一対のローラ38a,38b、感光体20に接
するように配置され、感熱フィルム15の一部を感光体
20の表面に当接させるための一対のローラ39a,3
9b、アイドラー40a,40b及びテンションローラ
41に掛け渡されている。アイドラー40bは、モータ
ーMによって駆動される感熱フィルム駆動ローラであ
る。感光体20には感熱フィルム15が当接するため、
感光体20の表面には、保護のため透明な保護層が設け
られている。
【0020】テンションローラ41とローラ39aとの
間、及びアイドラー40aとローラ37bとの間には、
感熱フィルム15を冷却する送風機42,43がそれぞ
れ配置されている。また、ローラ39bとアイドラー4
0aとの間には、ブレード44の先端を感熱フィルム1
5に当接させて感熱フィルム15の表面を清掃するため
のフィルムクリーニング手段45が配置されている。
【0021】感熱フィルム15はサーモクロミックフィ
ルムと呼ばれており、熱を加えられることにより透明状
態から白濁状態に、または白濁状態から透明状態に変化
する可逆性のフィルムである。図3は、感熱フィルム1
5が加熱されたときの感熱フィルム15の特性を示す。
同図において、縦軸は感熱フィルム15の透明度を、ま
た横軸は加熱温度をそれぞれ示す。透明状態の感熱フィ
ルム(以下「透明感熱フィルム」という)をT3 (90
℃)に加熱すると該フィルムは白濁化し始め、T4 で中
間濃度である半透明状態となり、そこからT1 まで温度
が低下すると白濁化が更に進み、室温T0 で白濁化す
る。白濁化した感熱フィルム(以下「白濁感熱フィル
ム」という)は、T1 からT2 (70℃)までの間で透
明化し、T3 近辺以下の温度で透明状態を維持する。T
1 からT2 になるまでの間で加熱を止めると、感熱フィ
ルム15は半透明状態を維持する。
【0022】記録ヘッド16は、感熱フィルム15の走
行方向と直交する主走査方向に画像情報を書き込むため
のサーマル素子を並設したものであって、図4に示すよ
うに、キャリッジ60に案内部材61で上下動自在に支
持されており、キャリッジ60に軸62で枢着されたレ
バー63の一端にリンク64を介して連結されている。
レバー63の他端はソレノイド65に連結されている。
リンク64は、引張ばね66で、レバー63がストッパ
ー67に当接する位置まで引き上げられており、記録ヘ
ッド16は、平生、感熱フィルム15より離隔されてお
り、中間画像記録時においてソレノイド65が作動して
感熱フィルム15に当接する。キャリッジ60は、感熱
フィルム15と平行な案内棒68,69に支持されてお
り、駆動機構(図示されず)によって案内棒68,69
に沿って、主走査方向と直交する副走査方向に往復移動
可能となっている。
【0023】消去ヘッド17は、主走査方向にサーマル
素子を並設したものであって、この消去ヘッド17も記
録ヘッド16と同様の上下動機構を有しており、感熱フ
ィルム15から中間画像を消去する際に感熱フィルム1
5と当接する。このようなヘッド接離機構は、ヘッドが
感熱フィルム15に常時当接することによって引き起こ
される、感熱フィルム15の変形を防止するのに役立
つ。
【0024】第1の濃度検知センサ1、第2の濃度検知
センサ2及び画像濃度検知センサ3は、発光素子と受光
素子(共に図示せず)とを有する周知の光反射型の光学
センサである。なお、第1の濃度検知センサ1及び第2
の濃度検知センサ2は、これに限らず、例えば発光素子
と受光素子とを有する光透過型の光学センサであっても
よい。
【0025】画像形成装置10の所定部位には、後述す
る、熱制御手段、第1の制御手段、第2の制御手段、第
3の制御手段及び画像形成制御手段としてのマイクロコ
ンピュータからなる制御装置(共に図示せず)が具備さ
れている。
【0026】以上述べた構成に基づく通常の原稿画像形
成動作を説明する。図1、図2において、画像形成装置
10のコピー開始ボタン(図示されず)を押すと、自動
原稿搬送装置18により複写すべき原稿の1枚が静止し
ている透明感熱フィルム15を挟んで原稿載置台13上
に置かれ、その直後に光学系14が原稿を走査すること
により、その原稿の画像情報がイメージセンサー14d
により読み取られる。イメージセンサー14dによる画
像読取工程中、画像情報に応じて選択されたサーマル素
子を90℃以上に加熱された記録ヘッド16が、図2に
おいて右方に原稿の長さ分(16Aで示す位置)移動し
て、静止している透明感熱フィルム15に中間濃度まで
白濁化した画像情報(以下、「白濁画像」という)を記
録する。なお、静止した感熱フィルム15に対して記録
ヘッド16を移動させる代わりに、記録ヘッド16を静
止させて感熱フィルム15を移動させてもよい。
【0027】その後、感熱フィルム15と感光体20と
が同期してそれぞれ図2に示す矢印A,Bの向きに回転
する。感熱フィルム15は、送風機42で室温T0 程度
まで冷却され、中間濃度まで白濁化していた中間画像が
十分に白濁化される。感光体20は帯電手段21でその
表面を一様に帯電される。感熱フィルム15の中間画像
が露光手段22に到達すると、その光源22aにより中
間画像の感光体20に対する露光が行われ、感光体20
の表面に中間画像に応じた静電潜像が形成される。その
静電潜像は現像手段23によって感光体20上で現像さ
れる。現像手段23は現像電極を有し、静電潜像の現像
は感光体20の白濁画像部の電位と非画像部(地肌部)
の電位との間のバイアス電位を現像電極に印加すること
によって行われる。
【0028】一方、上記コピー開始ボタンが押されるこ
とにより、給紙装置28の一つの給紙カセットから給紙
ローラ30によって1枚の転写紙が搬送経路31に送り
出され、レジストローラ対32に到達する。レジストロ
ーラ対32は、感光体20上の現像された画像と転写紙
とが転写手段24で一致するタイミングをもって転写紙
を転写手段24へ送り出す。転写手段24で画像を転写
された転写紙は、分離手段25で感光体20から分離さ
れた後、紙搬送ベルト33で加熱定着手段34へ送ら
れ、ここで加熱定着された後、排紙トレイ36に排出さ
れる。転写紙の裏面にもコピーをとる(両面コピー)場
合には、転写紙は進路切替部材19で用紙反転部へ案内
され、それから再びレジストローラ対32に搬送され、
前述と同様の画像形成プロセスが繰り返される。
【0029】感光体20への露光を終えた感熱フィルム
15は、除電ブラシ101で静電気を除去され、フィル
ムクリーニング手段45のブレード44で表面を清掃さ
れ、消去ヘッド17でT0 からT2 (70℃)まで加熱
されて中間画像が透明化し、その透明感熱フィルム15
は送風機43で室温T0 程度まで冷却されて、原稿載置
台13上に復帰する。中間画像を感熱フィルム15上に
残しておきたいときは、消去ヘッド17を感熱フィルム
15から引き離すか、あるいは消去ヘッド17への通電
を遮断して消去ヘッド17の機能を無能化すればよい。
なお、消去ヘッド17を露光手段22の直後に配置すれ
ば、消去ヘッド17と原稿載置台13との距離が長くな
るので、感熱フィルム15の放熱時間が長くなり、感熱
フィルム15の冷却を効果的に行うことができる。
【0030】次に、通常原稿等の画像形成時を除く時
に、すなわち通常の原稿画像情報による中間画像を感熱
フィルム15に記録しない時に、中間画像記録手段或い
は中間画像消去手段の各印加熱量等を熱制御手段で制御
する実施例について述べる。 (実施例1)図1、図2又は図5において、先ず、自動
原稿搬送装置18の原稿セット台18aに基準パターン
原稿BA(図5に示す)を載置する。この基準パターン
原稿BAは、一様な所定濃度の黒ベタ原稿であって、そ
の寸法L1が2cmで、寸法L2が4cmの長方形状を
なしている。画像形成装置10のコピー開始ボタン(図
示されず)を押すと、自動原稿搬送装置18により基準
パターン原稿BAが静止している透明感熱フィルム15
を挟んで原稿載置台13上に置かれ、その直後に光学系
14が原稿を走査することにより、基準パターン原稿B
Aの画像情報がイメージセンサー14dにより読み取ら
れる。イメージセンサー14dによる画像読取工程中、
画像情報に応じて選択されたサーマル素子を90℃以上
の所定の熱量に対応する加熱温度で加熱された記録ヘッ
ド16が、図2において右方に基準パターン原稿BAの
長さ分移動して、静止している透明感熱フィルム15に
中間濃度まで白濁化した白濁画像BB0(図7参照)を
2cm×4cmの領域分記録する。
【0031】なおここで、所定の熱量とは、この実施例
1のように基準パターン原稿BAが黒ベタであった場合
に印加する熱量に限らず、基準パターン原稿が特定の一
様な中間濃度であった場合に印加する熱量でも良い。
【0032】その後、感熱フィルム15と感光体20と
が同期してそれぞれ図2に示す矢印A,Bの向きに回転
する。感熱フィルム15は、送風機42で室温T0 程度
まで冷却され、中間濃度まで白濁化していた白濁画像B
B0が十分に白濁化され定着した白濁画像BB(図8を
借りて示す)となる。この白濁画像BBの記録濃度値
が、第1の濃度検知センサ1で検知され、その検知値信
号がマイクロコンピュータからなる制御装置内の熱制御
手段(図示せず)に出力される。熱制御手段(図示せ
ず)は、第1の濃度検知センサ1の出力(白濁画像BB
の記録濃度検知値)に基づき、白濁画像BBの記録濃度
検知値と規定値とを比較し、その比較結果、白濁画像B
Bの記録濃度検知値が規定値と所定の検知精度以上に異
なる場合、記録ヘッド16への印加熱量を予め実験によ
り得られたテーブル値を参照して変更し、適正値に制御
する。
【0033】次いで、白濁画像BBが記録された感光体
フィルム15は、露光手段22を動作させずに搬送され
る。こうして白濁画像BBが記録された感光体フィルム
15は、除電ブラシ101で静電気を除去され、フィル
ムクリーニング手段45のブレード44でその表面が清
掃される。その後、図8に示すように、白濁画像BB0
(図7参照)の半分の領域分、すなわち2cm×2cm
の領域分だけが、消去ヘッド17でT0 からT2 (70
℃)まで加熱されて白濁画像BBが透明化し、さらに送
風機43で室温T0 程度まで冷却されて定着された透明
画像BTとなる。こうして感熱フィルム15上には、図
6にも示すように、白濁画像BBと透明画像BTとから
なる基準パターンの中間画像BPが形成される。
【0034】透明画像BTの消去濃度値が、第2の濃度
検知センサ2で検知され、その検知値信号がマイクロコ
ンピュータからなる制御装置の熱制御手段(図示せず)
に出力される。熱制御手段(図示せず)は、第2の濃度
検知センサ2の出力(透明画像BTの消去濃度検知値)
に基づき、透明画像BTの消去濃度検知値と規定値とを
比較し、その比較結果、透明画像BTの消去濃度検知値
が規定値と所定の検知精度以上に異なる場合、消去ヘッ
ド17への印加熱量を予め実験により得られたテーブル
値を参照して変更し、適正値に制御する。
【0035】なお、熱制御手段(図示せず)が比較する
基準としての規定値とは、予め画像形成装置10に与え
られる基準入力値である。なお、規定値は、この基準入
力値に限らず、画像形成装置10の初期の読み取り値で
も良い。
【0036】基準パターンの中間画像BPが形成された
感熱フィルム15は原稿載置台13上に復帰し、以降、
光学系14、記録ヘッド16及び送風機42の動作が停
止されて、基準パターンの中間画像BPが形成された感
熱フィルム15のみが感光体20近傍に搬送される。そ
して帯電手段21により感光体20の表面が一様に帯電
される。感熱フィルム15の基準パターンの中間画像B
Pが露光手段22に到達すると、その光源22aにより
基準パターンの中間画像BPの感光体20に対する露光
が行われ、感光体20の表面に基準パターンの中間画像
BPに対応した静電潜像が形成される。その静電潜像に
より形成される潜像電位、すなわち、露光部としての白
濁画像BB及び非露光部としての透明画像BTに対応す
る各基準潜像電位が、電位センサ4で検知されて、図示
しない第2の制御手段に出力される。
【0037】第2の制御手段(図示せず)は、電位セン
サ4の出力(基準パターン画像BPの白濁画像BB及び
透明画像BTに対応する各基準潜像電位検知値)に基づ
き、各基準潜像電位検知値と電位規定値とを比較する。
その比較結果、上記各基準潜像電位検知値が電位規定値
と所定の検知精度以上に異なる場合、その異なる記録ヘ
ッド16或いは消去ヘッド17への印加熱量、帯電手段
21若しくは露光手段22等の画像形成部12の作像条
件を、予め実験により得られたテーブル値を参照して変
更し、適正値に制御する。なおこの時、現像手段23、
転写手段24及び給紙装置28等の動作は停止されてい
る。
【0038】なおここで、第2の制御手段(図示せず)
が比較する基準としての電位規定値とは、予め画像形成
装置10に与えられる基準入力値である。なお、規定値
は、この基準入力値に限らず、画像形成装置10の初期
の読み取り値でも良い。
【0039】次に、現像手段23の動作が解除されると
(但し、給紙装置28及び転写手段24等の動作は停止
したまま)、感光体20上に基準パターンの中間画像B
Pに対応して各基準画像が形成される。この基準パター
ンの中間画像BPの各基準画像の濃度、すなわち白濁画
像BBに対応する画像部及び透明画像BTに対応する非
画像部の各濃度が、画像濃度検知センサ3で検知され
て、図示しない第1の制御手段に出力される。
【0040】第1の制御手段(図示せず)は、画像濃度
検知センサ3の出力(基準パターン画像BPの白濁画像
BBに対応する画像部及び透明画像BTに対応する非画
像部の各濃度検知値)に基づき、各濃度検知値と濃度規
定値とを比較する。その比較結果、上記各濃度検知値が
濃度規定値と所定の検知精度以上に異なる場合、その異
なる記録ヘッド16或いは消去ヘッド17への印加熱
量、若しくは現像手段23の作像条件を、予め実験によ
り得られたテーブル値を参照して変更し、適正値に制御
する。なおこの時、転写手段24及び給紙装置28等の
動作は停止されている。
【0041】なおここで、第1の制御手段(図示せず)
が比較する対象としての濃度規定値とは、予め画像形成
装置10に与えられる基準入力値である。なお、規定値
は、この基準入力値に限らず、画像形成装置10の初期
の読み取り値でも良い。
【0042】上記のとおり、熱制御手段、第1の制御手
段及び第2の制御手段の各制御動作により、記録ヘッド
16或いは消去ヘッド17への印加熱量、露光手段22
若しくは現像手段23の各作像条件が適正値に変更制御
されて、画像形成装置10の一連の制御補正が終了す
る。
【0043】ところで、実施例1の基準パターンによる
各制御は、常時行なう必要はなく、適当な時間間隔で行
なえば良い。実際上、主な制御の対象としている感熱フ
ィルム15は主としてその記録、消去回数により各特性
が変化する。したがって、適当なコピー枚数毎に基準パ
ターンの中間画像BPを形成し、制御を行なうことが好
ましい。この実施例1の画像形成装置10では、10乃
至50枚毎に基準パターンによる制御を行なうことが好
適である。
【0044】また、実施例1の基準パターンによる各制
御は、基準パターンの中間画像の形成を所定画像間に行
うことが好ましい。ここでいう画像間とは、Aという原
稿をN枚出力するというような場合の1枚目と2枚目と
の間などという意味合いではなく、Aという原稿とBと
いう原稿との間という意味合いであり、すなわち、感熱
フィルム15上へ記録する記録画像間のことである。
【0045】また、実施例1においては、第1の濃度検
知センサ1及び第2の濃度検知センサ2、画像濃度検知
センサ3若しくは電位センサ4の各出力値が所定条件を
満たした場合に、すなわち記録ヘッド16及び消去ヘッ
ド17により印加される熱量が、予め設定されている限
界範囲を超えた場合に、感熱フィルム15が寿命である
と判断し、画像形成を禁止する画像形成制御手段を具備
するものであっても良い。また感熱フィルム15を複数
の画像形成領域に分割して使用しているのであれば、そ
の寿命が検知された領域は、その使用を禁止し、他の領
域に記録するように制御してコピー動作を継続しても構
わない。
【0046】(実施例2)図9に本発明の実施例2を示
す。実施例2の構成は、実施例1の構成に対して、画像
形成時を除く時に、光学系14で読み取った基準パター
ン原稿BA(図5参照)の情報を、基準パターン記録手
段としての記録ヘッド16及び消去ヘッド17を介さず
に、直接的に感光体20上に書き込み静電潜像を形成す
る基準パターン潜像形成手段としての光書き込み部50
を有し、画像濃度検知センサ3或いは電位センサ4の検
知情報に基づき、光書き込み部50の作像条件若しくは
画像形成部12Aの作像条件を制御する第3の制御手段
(図示せず)とを具備する構成を、実施例1の構成に付
加したことのみが相違する。ここで、基準パターン潜像
形成手段50は、半導体レーザからなる光源と、その光
源を画像情報に応じて制御する制御手段と、光源から出
射した光を感光体20上に走査する走査手段とからなる
周知の構成を有する。この時の基準パターン原稿として
は、例えば基準パターンの中間画像BP(図6に示す)
に相当するものを用いることができる。
【0047】実施例1で説明した画像形成装置10にお
いては、各基準潜像電位検知値と電位規定値及び/又は
各濃度検知値と濃度規定値とが検知精度以上に異なる場
合、その原因は、感熱フィルム15の劣化や、帯電電
位、潜像電位或いはトナー帯電量等に影響を与える画像
形成部12の変化が主に予想されるが、それをまず感熱
フィルム15への記録、消去濃度に対応する各印加熱量
にフィードバックしている。そのため、比較結果が異な
る原因が、仮りに、画像形成部12の作像条件の変化に
ある場合でも感熱フィルム15への記録、消去条件を変
更してしまう。そこで、この実施例2のように、帯電電
位、潜像電位或いはトナー帯電量等に影響を与える画像
形成部12の作像条件の変化が、基準パターンの基準画
像或いは基準潜像電位に及ぼす変化を記録ヘッド16及
び消去ヘッド17を介さずに、個別に制御することによ
り、より精度の高い制御を行なうことができる。この場
合、実施例2においても、基準パターン原稿により基準
画像或いは基準潜像電位の形成は、実施例1と同様に、
やはり所定の適当なコピー枚数毎に、及び所定画像間
(感光体20上での画像形成間)に行うことが好まし
い。
【0048】なお、光書き込み部50は、基準パターン
原稿BAの書き込みの他、通常の原稿を書き込んでその
静電潜像及び画像を形成できることは言うまでもない。
【0049】(実施例3)本発明の第3の実施例とし
て、図10に示すように、光学系14の上方に感熱フィ
ルム15を通さない構成を採用する場合には、室温T0
で白濁化している感熱フィルム15にサーマルヘッド1
60で透明な中間画像を記録すると共に消去することが
できる。この場合、感光体上の静電潜像は反転現像され
る。この実施例において、上記実施例1,2と同様の構
成を有する構成要素については同一の符号を付し、個々
の詳細な構成及びその動作の説明は割愛すると共にその
相違点のみを説明する。
【0050】図10において感熱フィルム15は、光学
系14の右方に、ローラ111,113,114に掛け
渡され支持されている。ローラ113は、モータMによ
り駆動される感熱フィルム駆動ローラである。光学系1
4に読み取られた原稿画像は、中間画像記録手段及び中
間画像消去手段を兼ねる基準パターン記録手段としての
サーマルヘッド160で白濁感熱フィルム上に透明な中
間記録画像として書き込まれた後、光学系59で読み取
られる。読み取られた中間記録画像は、光書き込み部5
0で感光体20の表面に静電潜像を形成する。そして、
静電潜像は現像手段23で反転現像される。この後、感
熱フィルム15は徐冷され、中間画像が白濁化し、初期
化される。この実施例では感熱フィルム15の初期状態
を透明感熱フィルムとしなくても良いので、送風機を省
略することができ、画像形成装置の構成を簡略化するこ
とができる。
【0051】ローラ111とローラ114との間の感熱
フィルム15上には、基準パターンの濃度を検知する濃
度検知センサ120が配置されている。符号3は画像濃
度検知センサを、符号4は電位センサをそれぞれ示す。
サーマルヘッド160は、中間画像記録手段及び中間画
像消去手段として用いられる場合とでは、感熱フィルム
15に印加される熱量を異ならせている。サーマルヘッ
ド160により感熱フィルム15上には、図6に示すよ
うに、基準パターンの中間画像BPの白濁画像BB及び
透明画像BTがそれぞれ形成される。白濁画像BB及び
透明画像BTは、実施例1とは反対に、白濁画像BBが
消去濃度値に、透明画像BTが記録濃度値にそれぞれ対
応して形成されており、濃度検知センサ120により消
去濃度値及び記録濃度値がそれぞれ検知される。
【0052】なお、基準パターンの感熱フィルム15上
への記録は、実施例1乃至3のような基準パターン原稿
BAを用いて記録することに限らず、少なくとも2つの
異なる濃度を有する基準パターンを図示しない制御装置
の記憶手段に予め記憶させて、その情報を基準パターン
記録手段へ出力させても良い。
【0053】また、本発明は、上記実施例に限定され
ず、第1及び第2の濃度検知センサ若しくは濃度検知セ
ンサ及び熱制御手段、画像濃度検知センサ及び第1の制
御手段、並びに電位センサ及び第2の制御手段は、各1
組ずつ個別に画像形成装置に備えられていても良いし、
又は、2組みの組合せで画像形成装置に備えられていて
も良い。
【0054】
【発明の効果】画像情報記憶媒体として、加熱により透
明状態と不透明状態とを可逆的に形成し得る感熱フィル
ムを用いた本発明によれば、感熱フィルムに中間画像を
形成することにより、一枚の原稿から複数のコピーをと
る場合、一枚のコピーごとに、原稿走査のために光学系
をいちいち作動させる必要がないので、複写時間の短縮
を図ることができる。また、基準パターン記録手段によ
り感熱フィルム上に基準パターンの中間画像が記録され
ることにより、基準パターンの中間画像の濃度、基準パ
ターンの基準画像の濃度若しくは基準パターンの中間画
像に対応して形成される静電潜像の基準潜像電位をそれ
ぞれ検知する各センサによる検知結果に基づき、感熱フ
ィルムに対する中間画像記録手段或いは中間画像消去手
段の各印加熱量或いは画像形成部の各作像条件等が適宜
適確に制御されるので、常に良好な画像形成を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の側面図
である。
【図2】図1の画像形成部の要部を示す拡大側面図であ
る。
【図3】感熱フィルムの温度に対する透明度の変化を示
す特性図である。
【図4】記録ヘッドの感熱フィルムに対する接離手段の
一例を示す側面図である。
【図5】基準パターン原稿の一例を示す平面図である。
【図6】基準パターンの中間画像の一例を示す平面図で
ある。
【図7】記録ヘッドにより基準パターンの中間画像が記
録される一例を示す斜視図である。
【図8】消去ヘッドにより基準パターンの中間画像が消
去される一例を示す斜視図である。
【図9】図1の別の実施例を示す要部の拡大側面図であ
る。
【図10】本発明の別の実施例を示す要部の拡大側面図
である。
【符号の説明】
1 第1の濃度センサ 2 第2の濃度センサ 3 画像濃度検知センサ 4 電位センサ 10 画像形成装置 11 中間画像記録部 12 画像形成部 14 原稿読取手段としての光学系 15 可逆性感熱フィルム 16 中間画像記録手段及び基準パターン記録手段
としての記録ヘッド 17 中間画像消去手段及び基準パターン記録手段
としての消去ヘッド 20 感光体 21 帯電手段 22 潜像形成手段としての露光手段 23 現像手段 24 転写手段 26 感光体クリーニング手段 34 加熱定着手段 50 基準パターン潜像形成手段としての光書き込
み部 120 濃度検知センサ 160 中間画像記録手段及び中間画像消去手段を兼
ねた基準パターン記録手段としてのサーマルヘッド
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B41M 5/26 H04N 1/21 7232−5C (72)発明者 増田 克己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小数賀 靖夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複製すべき原稿を読み取る原稿読取手段
    と、複数のローラに巻き掛けられ、透明状態及び不透明
    状態を可逆的に形成し得るベルト状の感熱フィルムと、
    上記原稿読取手段で読み取った情報を、透明部分と不透
    明部分とからなる中間画像として上記感熱フィルムに記
    録する中間画像記録手段と、上記中間画像を感光体上に
    静電潜像として形成した後、上記感熱フィルム上の中間
    画像を消去する中間画像消去手段とを有する中間画像記
    録部と、 上記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、上記
    中間画像記録手段によって得られた上記感熱フィルム上
    の中間画像を、感光体上に静電潜像として形成する潜像
    形成手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を可視
    像化する現像手段と、上記感光体上の可視像を転写紙に
    転写する転写手段と、上記転写紙上の可視像を定着する
    加熱定着手段と、上記感光体の表面をクリーニングする
    感光体クリーニング手段とを有する画像形成部とからな
    り、 画像形成時を除く時に、上記感熱フィルム上に基準パタ
    ーンの中間画像を記録する基準パターン記録手段と、 上記基準パターンの中間画像の濃度を検知する濃度検知
    センサと、 上記濃度検知センサの出力に基づき、上記中間画像記録
    手段或いは上記中間画像消去手段の各印加熱量を制御す
    る熱制御手段とを具備する画像形成装置。
  2. 【請求項2】複製すべき原稿を読み取る原稿読取手段
    と、複数のローラに巻き掛けられ、透明状態及び不透明
    状態を可逆的に形成し得るベルト状の感熱フィルムと、
    上記原稿読取手段で読み取った情報を、透明部分と不透
    明部分とからなる中間画像として上記感熱フィルムに記
    録する中間画像記録手段と、上記中間画像を感光体上に
    静電潜像として形成した後、上記感熱フィルム上の中間
    画像を消去する中間画像消去手段とを有する中間画像記
    録部と、 上記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、上記
    中間画像記録手段によって得られた上記感熱フィルム上
    の中間画像を、感光体上に静電潜像として形成する潜像
    形成手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を可視
    像化する現像手段と、上記感光体上の可視像を転写紙に
    転写する転写手段と、上記転写紙上の可視像を定着する
    加熱定着手段と、上記感光体の表面をクリーニングする
    感光体クリーニング手段とを有する画像形成部とからな
    り、 画像形成時を除く時に、上記感熱フィルム上に基準パタ
    ーンの中間画像を記録する基準パターン記録手段と、 上記感光体上に上記基準パターンの中間画像に対応して
    形成された基準画像の濃度を検知する画像濃度検知セン
    サと、 上記画像濃度検知センサの出力に基づき、上記中間画像
    記録手段或いは上記中間画像消去手段の各印加熱量若し
    くは上記画像形成部の作像条件を制御する第1の制御手
    段とを具備する画像形成装置。
  3. 【請求項3】複製すべき原稿を読み取る原稿読取手段
    と、複数のローラに巻き掛けられ、透明状態及び不透明
    状態を可逆的に形成し得るベルト状の感熱フィルムと、
    上記原稿読取手段で読み取った情報を、透明部分と不透
    明部分とからなる中間画像として上記感熱フィルムに記
    録する中間画像記録手段と、上記中間画像を感光体上に
    静電潜像として形成した後、上記感熱フィルム上の中間
    画像を消去する中間画像消去手段とを有する中間画像記
    録部と、 上記感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、上記
    中間画像記録手段によって得られた上記感熱フィルム上
    の中間画像を、感光体上に静電潜像として形成する潜像
    形成手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を可視
    像化する現像手段と、上記感光体上の可視像を転写紙に
    転写する転写手段と、上記転写紙上の可視像を定着する
    加熱定着手段と、上記感光体の表面をクリーニングする
    感光体クリーニング手段とを有する画像形成部とからな
    り、 画像形成時を除く時に、上記感熱フィルム上に基準パタ
    ーンの中間画像を記録する基準パターン記録手段と、 上記感光体上に上記基準パターンの中間画像に対応して
    形成された静電潜像の基準潜像電位を検知する電位セン
    サと、 上記電位センサの出力に基づき、上記中間画像記録手段
    或いは上記中間画像消去手段の各印加熱量若しくは上記
    画像形成部の作像条件を制御する第2の制御手段とを具
    備する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の画像形成装置に
    おいて、 上記基準パターンの形成を所定画像形成枚数毎に行う画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3記載の画像形成装置に
    おいて、 上記基準パターンの形成を所定画像間に行う画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】請求項2又は3記載の画像形成装置におい
    て、 画像形成時を除く時に、上記原稿読取手段で読み取った
    上記基準パターン情報を、直接的に上記感光体上に書き
    込み静電潜像を形成する基準パターン潜像形成手段と、 上記画像濃度検知センサ或いは上記電位センサの検知情
    報に基づき、上記基準パターン潜像形成手段の作像条件
    若しくは上記画像形成部の作像条件を制御する第3の制
    御手段とを具備する画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2又は3記載の画像形成装置に
    おいて、 上記電位センサ、上記濃度検知センサ若しくは上記画像
    濃度検知センサの各出力値が所定条件を満たした場合
    に、画像形成を禁止する画像形成制御手段を具備する画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0961936A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Tohoku Ricoh Co Ltd ジアゾ型複写装置
CN104284779A (zh) * 2012-05-01 2015-01-14 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置

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JPH0961936A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Tohoku Ricoh Co Ltd ジアゾ型複写装置
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