JPH04110969A - 情報付加装置付きの画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報付加装置付きの画像形成装置に関する。

（従来の技術〕 画像形成装置に情報付加装置を備えさせて、原稿の画像
とは別の情報、例えば「社外秘」、「回覧」などの字句
、あるいは、日付や整理番号など情報を記録紙に形成さ
せる技術がある。

この情報付加装置の一つとして、前記原稿の画像とは別
の情報をエンドレスのベルト状の記録媒体に付与し、当
該記録媒体を原稿載置台に対して走査方向に直交する方
向に移動自在に設けると共に、前記情報を選択する機能
と選択した情報の記録紙に対する付加位置を選択する機
能を具備した制御手段を備えるものがある。

尚、上記の制御手段による情報の付加位置の選択は、エ
ンドレスベルト状の記録媒体の循環移動に伴う情報の位
置変更と、選択された任意の情報以外の情報に対応する
感光体表面の電荷をブランクランプで消去（あるいは、
帯電装置に設けたシャッターによる感光体の軸線方向に
おける帯電中の制御等）させることによる情報の抽出、
更に、記録紙の給紙タイミングの調整により達成される
。

従って、上記構成の情報付加装置によれば、前記記録媒
体の移動による情報の位置変更と当該状態の抽出および
給紙タイミングの調節により、任意に選択した情報を記
録紙の任意位置に形成することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記の情報付加装置に用いられている従来の
記録媒体は、ベルト表面がバックグラウンドを消す画像
形成に関与しないエンドレスの非画像形成部材の前記ベ
ルト表面に、上記した「社外秘」、「回覧」等の情報を
印刷等の手段で付与させて成る。

而して、前記情報の付加位置選択のために当該記録媒体
を原稿載置台上で循環移動させる際の、前記原稿載置台
に対する非画像形成部材表面の摺接に伴って、前記非画
像形成部材に付与された情報がダメージを受け、情報に
擦り傷が生したり、擦り取られた情報の印刷物によって
原稿載置台が汚されたりし、情報の画像が鮮明に形成さ
れなくなったり、一部が欠落した情報の画像が形成され
たりする不都合があった。

本発明は、上記の実情に鑑みて成されたものであって、
極めて合理的な改良技術によって上記の不都合を解消し
た情報付加装置付きの画像形成装置を提供することを目
的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するに至った本発明による情報付加装
置付きの画像形成装置は、情報付加装置に備えられるヘ
ルド状の記録媒体を、前記原稿載置台上を移動するエン
ドレスの透明ベルト部材と、当該透明ベルト部材の内面
側の面部に付与された情報、及び、前記情報を覆ってハ
ックグラウンドを消す画像形成に関与しない非画像形成
部材から構成した点に特徴がある。

〔作用〕

上記の特徴構成によれば、情報が透明ヘルド部材と非画
像形成部材とによって挟まれて、当該情報が透明ベルト
部材で保護された形となっているので、情報の付加位置
選択のために記録媒体を原稿載置台上で循環移動させて
も、当該記録媒体に付与された情報がダメージを受ける
ことが回避される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第３図は情報付加装置Ａを備えた画像形成装置の一例で
ある画像合成が可能な静電写真複写機を示す。

図において、１は複写機本体で、その上部には原稿載置
台２が設けられている。３は複写機本体１に対して揺動
開閉自在に枢着された原稿押えである。

複写機本体１の内部に横架したドラム状の感光体４の周
囲には、帯電装置５、露光領域設定用のブランクランプ
６、現像装置７、転写装置８、記録紙分離装置９、感光
体４のクリーニング装置ｌＯ等が配設されている。

１１は原稿走査装置、１２はカセットケース１３内の記
録紙ｐを所定のタイミングで転写装置８に搬送する給紙
搬送装置、１４は転写・分離後の記録紙ｐを定着装置１
５に搬送する排紙搬送装置、１６は定着後の記録紙ｐを
排紙トレイ１７に排出する排紙ローラである。

複写機本体１の下部空間には、重送防止機能を有する再
給紙装置１８、定着後の記録紙ｐを表裏反転させて前記
再給紙装置１８の中間トレイ１９に給紙する反転給紙装
置２０、記録紙ｐの搬送径路を前記反転給紙装置２０側
と前記排紙ローラ１６側とに切り換える径路切り換え機
構２１、前記中間トレイ１９に収容された記録紙ｐを前
記給紙搬送装置１２に合流給紙させる搬送装置２２等が
設けられている。

前記情報付加装置Ａは、原稿載置台２上で且つ原稿押え
３に対してそれの原稿走査方向一端側に設けられており
、第４図に示すように、前記原稿押え３の下面側に一対
のブラケット２３．２４を設けると共に、この各ブラケ
ット２３．２４にローラ２５２６を設ける一方、第１．
２図に示すように、原稿の画像とは別の例えば「社外秘
」や「回覧」その他、日付や整理番号等の情報ａを付与
させたエンドレスベルト状の記録媒体２７を、前記一対
のローラ２５．２６に巻回し、かつ、一方のローラ２５
にギヤ式の駆動手段２日を連動連結して、前記記録媒体
２７を原稿載置台２上において循環移動可能に構成しで
ある。

前記エンドレスヘルド状の記録媒体２７は、前記ローラ
２５．２６に巻回されて原稿１１２台２上を摺接移動す
るエンドレスの透明ベルト部材２９と、当該透明ヘルド
部材２９の内面側の面部に付与された情＠ａ、及び、当
該情報ａを覆ってバンクグラウンドを消す画像形成に関
与しない非画像形成部材３０から成り、より具体的には
、前記透明ベルト部材２９はポリエステル樹脂製であり
、前記情報ａは、感光体１上で画像が形成されるインク
によってエンドレスの透明ベルト部材２９の内面にミラ
ー像で印刷されており、かつ、前記非画像形成部材３０
は乳白色材料のコーティング処理物（理解し易いように
厚みを持たせてシート状に図示している）である。

尚、前記透明ベルト部材２９の厚みは、光学系レンズの
焦点距離の関係から０．１−程度であることが望ましい
。

第１図中のｂは、前記情報ａと同しく透明ベルト部材２
９の内面側に印刷された循環移動制御用の基準線であり
、第４図中の３１は基準ｗＡｂを検出して記録媒体２７
の初期位置を確定するための反射型の光電センサである
。

複写機本体１の上面には、プリントスイッチや枚数設定
用テンキー（図示せず）の他、第５図に示すように、通
常の画像形成モードと記録紙に情報ａを重ねて形成する
情報付加モードとを選択するスイッチ３２と、前記記録
媒体２７に記録させた複数の情ｖＡａに対応する情報選
択用のスイッチ３３とが設けられている。

また、複写機本体１には、前記記録媒体２７に記録され
ている情報ａを選択する機能と選択した情報ａの記録紙
ｐに対する付加位置を選択する機能とを有する制御手段
Ｂが設けられている。

この制御手段Ｂは、情報選択用のスイッチ３３と、選択
した情報ａの付加位置を指定する位置指定手段、及び、
選択した情報ａの抽出手段やそれらを所定のプログラム
に従って連係させる電気的な制御回路等によって構成さ
れている。

位１指定手段は、原稿押え３の上にタブレットを配備し
て構成され、該タブレフトの上面の所定位置をスタイラ
スで指示することにより、記録紙に情報を付加すべき位
置がｘｙ座標系にて特定される０例えば、第５図のイ点
と四点を指示することにより、イ点と四点を対角線とす
る方形状の領域（斜線で図示した部分）ハが特定される
ことになる。

前記抽出手段は、位置指定手段によって特定された領域
以外の画像が転写されないようにし、選択した情報だけ
を特定された領域に転写させるようにするためのもので
あり、記録紙ｐの給紙タイミングの調整手段、ブランク
ランプ６等によって構成されている。

次に、上記の構成より成る情報付加装置ｔＡの動作を第
５．６図に基づいて説明する。

先ず、スイッチ３２により情報付加モードを選択した状
態で、情報選択用のスイッチ３３の所望のスイッチを押
して付加すべき情報ａを選択する。

次いで、原稿押え３に配備されたタブレットの上面の所
定位置をスタイラスで指示することにより、選択された
情報ａの付加位置を選択する。

しかる後、あるいは、付加位置の選択に先立って、原稿
ｉｆｆｆｆ上の所定位置に原稿をセントし図外のプリン
トスイッチを押す。

これにより、原稿の画像を形成する１回目の画像形成動
作が行われ、原稿の画像のみが記録紙ｐに形成され、当
該記録紙ｐが中間トレイ１９に収容される。

次いで、駆動手段２８の駆動に伴って記録媒体２７が必
要量、循環移動し、選択された情報ａが原稿走査方向と
直交する方向に移動して所定位置に到達したときに記録
媒体２７が停止する。

しかる後、原稿の画像とは別の情報ａを記録紙ｐに合成
させる２回目の画像形成動作が行われ、原稿走査装置１
１が情報付加装置Ａの記録媒体２７に付与された情報ａ
を走査し、前記選択された情報ａが記録紙ｐ上の所定位
置に付加される。

即ち、原稿走査装置１１が記録媒体２７の情報ａを走査
することで、当該情報ａの潜像が感光体４表面に形成さ
れ、かつ、選択された情報以外の不必要な情報の潜像が
ブランクランプ６によって消去される一方、再給紙装置
１Ｂや搬送装置２２が稼動して中間トレイ１９内の記録
紙ｐが給紙搬送装置１２に合流給紙され、当該給紙搬送
装置１２から所定のタイミングで記録紙ｐが転写装置８
に給紙される。

そして、前記選択された情報ａの画像が記録紙ｐの所定
位置に付加され、定着装置１５を経て排紙トレイ１７へ
と排出されるのである。

尚、実施例では、透明ベルト部材２９の内面側に印刷の
手段で情報ａを付与し、かつ、当該情報ａを覆うように
非画像形成部材３０を透明ベルト部材２９にコーティン
グして、記録媒体２７を構成しているが、前記非画像形
成部材３０のコーティングに代えて、当該非画像形成部
材３０を例えば乳白色の材料でエンドレスベルト状に形
成して、この非画像形成部材３０を透明ベルト部材２９
の内面側に貼着させるように構成するもよく、この場合
、前記情報ａを非画像形成部材３０の外面側に付与させ
る構成にして実施可能である。

また、前記非画像形成部材３０を例えば乳白色のシート
面に情報ａを付与させたシート状のラベルに形成して、
このラベルをエンドレスベルト状の透明ベルト部材２９
の内面側に貼着させる構成とするもよい。

尚、図示しないが、前記記録媒体２７の側縁に一部ピソ
チで小孔を形成すると共に、前記ローラ２５２６の少な
くとも一方の周面部に前記小孔に嵌入する複数の小突起
を設けて、前記少なくとも一方のローラに対する記録媒
体２７のスリップを防止させる構成にしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明による記録媒体は、記録紙に
付加させる原稿の画像とは別の情報を、透明ベルト部材
と非画像形成部材とでサンドインチ状に挟んで、当該情
報を透明ベルト部材で保護させる構成としたもので、当
該記録媒体を原稿載置台上で循環移動させても、前記情
報が原稿載置台に直接的に摺接しないことから、原稿＊
２台との摺接による情報の一部欠落や擦り傷の発生とそ
れに伴う原稿載置台の汚れが確実に防止され、延いては
、高品質の情報画像が鮮明に形成されるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図はベルト状記録媒体の斜視図、第２図は要部の分
解斜視図、第３図は静電写真複写機全体の概略縦断正面
図、第４図は情報付加装置の縦断側面図、第５図は要部
の概略平面図、第６図は作用図である。 ２・・・原稿載置台、２７・・・記録媒体、２９・・・
透明ベルト部材、３０・・・非画像形成部材、ａ・・・
情報。 出　願　人　　　　三田工業株式会社 代　理　人　　　　弁理士　藤本英夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿の画像とは別の情報が付与されたベルト状の記録媒
   体を原稿載置台に対して走査方向に直交する方向に移動
   自在に設けた情報付加装置付きの画像形成装置であって
   、前記ベルト状の記録媒体を、前記原稿載置台上を移動
   するエンドレスの透明ベルト部材と、当該透明ベルト部
   材の内面側の面部に付与された情報、及び、前記情報を
   覆ってバックグラウンドを消す画像形成に関与しない非
   画像形成部材から構成したことを特徴とする情報付加装
   置付きの画像形成装置。