JPH01270069A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH01270069A
JPH01270069A JP63099503A JP9950388A JPH01270069A JP H01270069 A JPH01270069 A JP H01270069A JP 63099503 A JP63099503 A JP 63099503A JP 9950388 A JP9950388 A JP 9950388A JP H01270069 A JPH01270069 A JP H01270069A
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Application number
JP63099503A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Iwata
岩田 裕弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば電子複写機に適用される画像形成
装置に関する。
(従来の技術) 画像形成装置、たとえば電子写真プロセスを用いた電子
複写機には、頁連写機能を備えるものがある。この頁連
写機能とは、見開きで84版またはA3版の本(原稿)
などを、スタートボタン(複写キー)の−度の操作によ
って、片頁ずつに分割して85版あるいはA4版の2枚
の等倍コピー(複写画像)を出力するものである。
ところで、この種の複写機では、操作パネルからの人力
に応じて頁連写機能が設定あるいは解除されるようにな
っている。また、頁連写機能の解除操作を忘れた場合、
不要な頁も画像形成されるなど、余分な画像形成動作に
よって無駄な複写画像が出力されることになるため、操
作性が悪いという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、頁連写を行う際には機能設定のための操作
を必要とするものであり、また解除のための操作を忘れ
た場合には無駄な複写画像が出力されてしまうなど、操
作性の悪、いものとなっていたという問題点を解決すべ
くなされたもので、頁連写のための設定/解除操作を不
要とすることができ、操作性を向上することができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の画像形成装置にあっては、原稿台に載置され
た原稿を走査して感光体に原稿の画像に対応した像を形
成し、この像を現像して被転写材へ転写する画像形成装
置において、前記走査による原稿面からの反射光より暗
部を検出する検出手段とこの検出手段で検出された暗部
によって原稿画像が分割されているか否かを判別する判
別手段とこの判別手段によって原稿画像が分割されてい
ることが判別された場合、分割されている原稿画像をそ
れぞれ異なる被転写材に形成して出力する出力手段とか
ら構成されている。
(作用) この発明は、走査による原稿面からの反射光より暗部を
検出し、この検出された暗部によって原稿画像が分割さ
れているか否かを判別することにより、原稿台上の原稿
が見開きの状態で載置された本などのような特別なもの
であるか、個々に1枚ずつ画像形成される通常のもので
あるかを識別するようにしたものであり、原稿として本
などが見開きの状態で載置されていることが識別された
場合にのみ頁連写機能を設定し、上記原稿の画像を片頁
ずつそれぞれ異なる被転写材に形成して出力するように
したものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図、第2図はこの発明の画像形成装置、たとえば複
写機を概略的に示すものである。複写機本体1の上面に
は、原稿Gを支承する原稿台(透明ガラス)2が固定さ
れている。この原稿台2には原稿Gのセット基準となる
固定スケール21が設けられ、さらに原稿台2の近傍に
は開閉自在の原稿カバー11、およびマグネットとリー
ドスイッチとによって原稿カバー11の開閉状態を検知
するカバー検知スイッチ600が設けられている。
そして、上記原稿台2に!を置された原稿Gは、露光ラ
ンプ4、ミラー5.6.7からなる光学系が、原稿台2
の下面に沿って矢印a方向に往復動されることにより露
光走査されるようになっている。この場合、ミラー6.
7は光路長を保持するよう、ミラー5の1/2の速度に
て移動される。
上記光学系の走査による原稿Gからの反射光、つまり露
光ランプ4の光照射による原稿Gからの反射光は上記ミ
ラー5.6.7によって反射された後、変倍用レンズブ
ロック8を通り、さらにミラー9によって反射されて感
光体ドラム10に導かれ、原稿Gの像が感光体ドラム1
0の表面に結像されるようになっている。
上記感光体ドラム10は図示矢印C方向に回転され、ま
ず、帯電用帯電器11によって表面が帯電される。この
後、露光部phにおいて画像がスリット露光されること
により、表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は
、現像器12にょってトナーが付着されることにより可
視像化される。
一方、用紙(被転写材)Pは、選択された上段給紙カセ
ット13、あるいは下段給紙カセット14から送出ロー
ラ15、あるいは16によって一枚ずつ取出され、この
取出された用紙Pは用紙案内路17、あるいは18を通
ってレジストローラ対19へ案内され、このレジストロ
ーラ対19によって転写部へ送られるようになっている
ここで、上記給紙カセット13.14は本体1の右側下
端部に着脱自在に設けられており、後述する操作パネル
においていずれが一方が選択できるようになっている。
なお、上記各給紙カセット13.14はそれぞれカセッ
トサイズ検知スイッチ60..60□によってカセット
サイズが検知されるものである。このカセットサイズ検
知スイッチ601,602は、サイズの異なるカセット
の挿入に応じてオン/オフされる複数のマイクロスイッ
チにより構成されている。
上記転写部に送られた用紙Pは、転写用帯電器20の部
分で感光体ドラム1oの表面と密行され、上記帯電器2
0の作用により感光体ドラム10上のトナー像が転写さ
れる。この転写された用紙Pは、剥離用帯電器21の作
用で感光体ドラム10から静電的に剥離され、搬送ベル
ト22によってその終端部に設けられた定着器としての
定着ローラ23へ送られる。そして、ここを通過するこ
とにより転写像が定着され、定若後の用紙Pは、排紙ロ
ーラ対24によって本体1外のトレイ25に排出される
また、転写後の感光体ドラム10は、除電用帯電器26
によって除電された後、クリーナ27で表面の残留トナ
ーが除去され、さらに除電ランプ28によって残像が消
去されることにより、初期状態に復帰されるようになっ
ている。なお、29は本体1内の温度上昇を防止するた
めの冷却ファンである。
第3図は本体1に設けられた操作パネル30を示すもの
である。30aは複写開始を指令する複写キー、30b
は複写枚数の設定などを行うテンキー、30cは各部の
動作状態や用紙のジャムなどを表示する表示部、30d
は複写濃度を設定する濃度設定部、30eはトータル複
写枚数を表示させるためのカウント指令キー、30fは
識別符号(IDコード)が一致した場合のみ複写を許可
するID複写モードが設定されている場合において、各
IDコードに対応した複写枚数を表示させるためのID
カウントキーである。
また、30gは多重複写などを行う場合に操作する編集
キー、30hは複写倍率を設定する場合に操作する倍率
設定キー、30iは上段、下段給紙カセット13.14
を選択する場合に操作するカセット選択キー、30には
たとえば前記編集キー30gを操作し、この状態で複写
条件などを設定した場合、この設定した複写条件などを
記憶したり、あらかじめ記憶されている複写条件などを
読出す場合に操作するモードメモリキー、30ノは各モ
ードに応じた情報を得たい場合に操作するインフォメー
ションキーであり、たとえば用紙のジャムが発生した場
合にこのキー30ノを操作すると、後述する表示器30
0にジャムを解除するだめの情報が表示されるようにな
っている。
さらに、30mはファンクションチエツクキーであり、
このファンクションチエツクキー30mを操作すると、
どのような機能が設定されているかを表示器30oに表
示させることができる。
30nは表示器30oのコントラストを調整するための
ダイアルである。300はたとえば液晶ドツトマトリク
スパネルからなる表示器であり、この表示器30oには
、複写機の設定状態などが文字などにより表示され、前
記各種牛−30e。
30f、30g〜30mが操作された場合、それぞれに
対応する文字などの表示が行われるようになっている。
この表示器30oの両側部には、表示器30oに表示さ
れる各種機能を選択する操作キー30、〜304.30
5〜308が配設されており、たとえば複写機が頁連写
モードに設定されており、表示器30oに「頁連写実行
」および「頁連写取消し」が表示されている図示の状態
において、操作キー303が操作されると頁連写機能が
実行され、操作キー304が操作されると頁連写機能が
取消されて通常の複写モードに設定されるようになって
いる。
第4図は上記のように構成された複写機の各駆動部の駆
動源構成例を示すものであり、以下のようなモータで構
成される。すなわち、31はレンズ用モータであり、変
倍を行わせるための前記レンズブロック8の位置を図示
矢印す方向に移動させるためのモータである。32はミ
ラー用モータであり、変倍を行わせるための前記ミラー
5とミラー6.7との間の距離(光路長)を変更させる
ためのモータである。33は走査用モータであり、前記
露光ランプ4およびミラー5、前記ミラー6゜7を原稿
走査のために移動させるためのモータである。34はシ
ャッタ用モータであり、変倍時の感光体ドラム10への
帯電器11による帯電幅を調整するためのシャッタ(図
示しない)を移動させるためのモータである。35は現
像用モータであり、前記現像器12の現像ローラなどを
駆動するためのモータである。36はドラム用モータで
あり、前記感光体ドラム10を駆動するためのモ−タで
ある。37は定着用モータであり、前記用紙搬送路22
、定着ローラ対23および排紙ローラ対24を駆動する
ためのモータである。38は給紙用モータであり、前記
送出ローラ15,16を駆動するためのモータである。
39は紙送り用モータであり、前記レジストローラ対1
9を駆動するためのモータである。40はファン用モー
タであり、前記冷却ファン29を駆動するためのモータ
である。
第5図は前記光学系を往復移動させるための駆動機構を
示すものである。すなわち、ミラー5および露光ランプ
4は第1キヤリツジ411に、ミラー6.7は第2キヤ
リツジ412にそれぞれ支持されており、これらキャリ
ッジ411,412は案内レール421+ 422に案
内されて矢印a方向に平行移動自在とされている。また
、4相パルスモータ33はプーリ43を駆動するように
なっている。このプーリ43とアイドルプーリ44との
間には無端ベルト45が掛渡されており、このベルト4
5の中途部にミラー5を支持する第1キヤリツジ411
の一端が固定されている。
一方、ミラー6.7を支持する第2キヤリツジ41□の
案内部46には、レール422の軸方向に離間して2つ
のプーリ47,47が回転自在に設けられており、これ
らプーリ47,47間にワイヤ48が掛渡されている。
このワイヤ48の一端は固定部49に、他端はコイルス
プリング50を介して上記固定部49にそれぞれ固定さ
れている。また、上記ワイヤ48の中途部には第1キャ
リッジ41.の一端が固定されている。したがって、パ
ルスモータ33が回転されることにより、ベルト45が
回転して第1キャリッジ41.が移動され、これにとも
なって第2キヤリツジ412も移動される。このとき、
プーリ47,47が動滑車の役目をするため、第1キヤ
リツジ411に対して第2キヤリツジ412が1/2の
速度にて同一方向へ移動される。なお、第1.第2キヤ
リツジ411+ 412の移動方向は、パルスモータ3
3の回転方向を切換えることにより制御される。
また、前記原稿台2には指定された用紙に対応する複写
可能範囲が表示される。すなわち、カセット選択キー3
0iによって指定された用紙サイズを(P x、  P
 y)とし、倍率設定キー30hによって指定された複
写倍率をKとすると、複写可能範囲(x、y)は、「x
−Px/Kl、ry=Py/KJとなる。この複写可能
範囲(x、y)のうち、X方向は原稿台2の裏面に配設
された指針51.52の相互間距離によって表示され、
y方向は前記第1キヤリツジ41zの上面部に設けられ
たスケール53と前記固定スケール21との相互間距離
によって表示されるようになっている。
上記指針51.52は、第6図に示す如く、プーリ54
,55との間にスプリング56を介して掛渡されたワイ
ヤ57に設けられている。前記プーリ55はモータ58
によって回転されるようになっており、このモータ58
が前記水められたX方向の複写可能範囲に応じて駆動さ
れることにより、指針51.52の相互間距離が変えら
れるようになっている。
また、第1キヤリツジ411は、用紙サイズおよび複写
の倍率に応じてモータ33が駆動されることにより、所
定の位置(倍率に応じたホームポジション)へ移動され
るようになっている。そして、複写キー30aが操作さ
れると、第1キャリッジ41.は、まず、倍率に応じた
ホームポジション位置より第2キヤリツジ412方向へ
移動される。そして、露光ランプ4が点灯され、第2キ
ヤリツジ412から離れる方向に移動されて、原稿面か
らの反射光より無反射部を検出する明暗識別のための予
備走査が行われる。この原稿の予備走査が終了すると、
ランプ4が消灯され、第1キャリッジ41.は第2キヤ
リツジ412方向へ移動される。その後、再び露光ラン
プ4が点灯されて、第2キヤリツジ412から離れる方
向に移動されることにより、画像形成のための走査が行
われる。このようにして、画像形成のための走査が終了
すると、ランプ4が消灯され、第1キャリッジ41.は
前記ホームポジション位置に復帰される。
第7図は全体的な制御回路を示すものである。
メインプロセッサ群71は、操作パネル30および各種
スイッチやセンサ、たとえば前記カセットサイズ検知ス
イッチ60..602などの入力機器75からの入力を
検知し、前記各種帯電器を駆動する高圧トランス76、
前記除電ランプ28、前記クリーナ27のプレードソレ
ノイド27a1前記定着ローラ対23のヒータ23a1
前記露光ランプ4、および前記各モータ31〜40.5
8などを制御して前述の複写動作を行うものである。
この場合、メインプロセッサ群71は、ラインセンサ1
31、パルスモータ135、ビットマツプメモリ (イ
メージメモリ)140、消去アレイ150、アレイ駆動
部160、画像処理部170などを、前記操作パネル3
0およびカバー検知スイッチ600などの入力機器75
からの入力にしたがって制御し、複写画像の原稿画像周
辺に現われる不要な黒画像を消去する動作を行うととも
に、本などのような見開きの状態で載置された原稿につ
いては必要に応じて原稿の片頁ずつを2枚の用紙Pにそ
れぞれ形成して出力できるようになっている。
すなわち、原稿カバー11が閉じられていない場合もし
くは完全に閉じることができない場合に、たとえば原稿
サイズが用紙サイズより小さかったりすると、原稿の存
在しない部分および原稿と原稿台2とが密若されていな
い部分が不要な黒画像となって複写画像に現われる。そ
こで、予備走査を行って原稿面からの反射光に応じた画
像情報を求め、この画像情報の各画素に対する白黒情報
より原稿画像領域以外(非画像領域)の黒画素(無反射
部)を検出して原稿画像周辺に現われる不要な黒画像を
消去するとともに、上記白黒情報より原稿画像を分割す
るようにして原稿画像領域と原稿画像領域との相互間に
存在する黒画素列(暗部)の有無を判別し、黒画素列が
判別された場合、原稿Gの頁(第1の原稿画像)と頁(
第2の原稿画像)とをそれぞれ異なる用紙Pに形成して
出力する頁連写機能をモード設定するようになっている
上記モータ31〜40.58のうち、モータ35.37
.40および現像器12にトナーを供給するトナー用モ
ータ77は、モータドライバ78を介してメインプロセ
ッサ群71で制御され、モータ31〜34および135
は、パルスモータドライバ79を介して第1サブプロセ
ッサ群72で制御され、モータ36,39,38.58
は、パルスモータドライバ80を介して第2サブプロセ
ッサ群73で制御される。また、露光ランプ4はランプ
レギュレータ81を介してメインプロセッサ群71で制
御され、ヒータ23aはヒータ制御部82を介してメイ
ンプロセッサ群71で制御される。そして、メインプロ
セッサ群71から第1、第2サブプロセツサ群72.7
3へは各モータの駆動/停止命令が送られ、第1.第2
サブプロセツサ群72.=73からメインプロセッサ群
71へは各モータの駆動/停止状態を示すステータス信
号が送られる。また、第1サブプロセッサ群72には、
モータ31〜34,135の各初期位置を検出する位置
センサ83からの位置情報が入力されている。これら第
1.第2サブプロセツサ群72.73は、たとえばマイ
クロコンピュータ、およびこのマイクロコンピュータか
ら供給される設定値に応じて基準クロックパルスのカウ
ントを行い、パルスモータの相切換間隔時間を制御する
プログラマブル争インターバル・タイマなどによって構
成されている。なお、ラインセンサ131、パルスモー
タ135、ビットマツプメモリ140、消去アレイ15
0、アレイ駆動部160、画像処理部170については
後述する。
次に、予備走査による原稿面からの反射光より無反射部
を検出する手段について説明する。第1図および第8図
において、たとえば前記変倍用レンズブロック8とミラ
ー9との相互間には暗部検出器180が移動自在に設け
られている。この暗 −部検出器180は、原稿面から
の反射光に応じた画像情報を出力するラインセンサ13
1とこのラインセンサ131に原稿面からの反射光を結
像するアトレンズ181とから構成されている。このア
トレンズ181としては、原稿面からの反射光の光路長
を補足するために、たとえば凸レンズが用いられている
また、第8図には、上記暗部検出器180を移動させる
ための駆動機構を示している。すなわち、前記アトレン
ズ181およびラインセンサ131は基台182上に配
置されており、この基台182は案内レール183,1
83に案内されて図示矢印d方向に平行移動自在とされ
ている。また、前記基台182の一端には無端ベルト1
86が固定されている。この無端ベルト186はプーリ
184とアイドルプーリ185との間に掛渡されており
、上記プーリ184はパルスモータ135によって正、
逆方向に回転されるようになっている。したがって、パ
ルスモータ135が正方向に回転されると、たとえばベ
ルト186の回転によって基台182が移動され、これ
により無反射部を検出する場合においては暗部検出器1
80は前記レンズブロック8とミラー9との間の光路中
へ移動される。この位置では、第9図に示す如く、前記
変倍用レンズブロック8を通過した露光ランプ4の光照
射による原稿面からの反射光が、アトレンズ181によ
ってラインセンサ131に結像されるようになっている
。この場合、アトレンズ181とラインセンサ131と
を同一の基台182上に配置し、アトレンズ181とラ
インセンサ131とが同時に移動されるようにしている
。これにより、光路にずれが生じないため、微妙な位置
決めや調整が不要とされている。
また、パルスモータ135が逆方向に回転されると、た
とえばベルト186の回転によって基台182は光路外
へ移動され、この位置では前記露光ランプ4の光照射に
よる原稿面からの反射光がミラー9によって反射されて
感光体ドラム10の表面に結像されるようになっている
。すなわち、画像の形成動作時には暗部検出器180を
光路中より退避させることで、アトレンズ181および
ラインセンサ131の占める投影面積の大きさが、画像
形成動作に影響しないようになっている。
なお、上記ベルト186の一端には突起187が設けら
れており、この突起187がたとえばマイクロスイッチ
からなる位置センサ83に当接されることによって、前
記パルスモータ135の初期位置が検出されるようにな
っている。
ここで、上記暗部検出器180を用いた無反射部の検出
動作について説明する。この暗部検出器180は、たと
えば原稿カバー11が開放されたままの状態で複写キー
30aが操作されると、変倍用レンズブロック8とミラ
ー9との間の光路中に移動される。すなわち、複写キー
30aの操作時に、たとえばカバー検知スイッチ600
・により原稿カバー11が完全に閉じられていないこと
が検知された場合、まず、モータ135が駆動される。
そして、このモータ135の初期位置からの駆動により
基台182が光路と直交する方向に所定の距離だけ移動
され、ア゛ドレンズ181およびラインセンサ131が
光路中に位置される。次いで、モータ33が駆動され、
第1キヤリツジ41、はホームポジション位置より第2
キヤリツジ412の方向へ移動される。その後、露光ラ
ンプ4が点灯され、第1キャリッジ41.は第2キヤリ
ツジ412より離れる方向に移動されることにより、明
暗識別のための予備走査が行われる。
したがって、上記予備走査による原稿面からの反射光は
、ミラー5,6.7により反射され、変倍用レンズブロ
ック8を経て暗部検出器180に供給され、アトレンズ
181によってラインセンサ131上に結像される。
このようにして、ラインセンサ131に結像された原稿
面からの反射光は、画像情報として出力される。このラ
インセンサ131の出力(画像情報)は、画像処理部1
70において、あらかじめ設定されたしきい値にしたが
って2値化され、各画素について明(白画素)あるいは
暗(黒画素)が識別される。この工部の結果(白黒情報
)は、メインプロセッサ群71により、明をローレベル
、暗をハイレベルとする識別データとして走査とともに
ビットマツプメモリ140内に記憶される。
このメモリ140は、複写可能な最大原稿サイズよりも
若干大きな容量を有しており、画像情報の各画素に対し
て明/暗に応じたロー/ハイのレベル信号が記憶される
ようになっている。したがって、原稿カバー11が完全
に閉じられていない場合、原稿の画像の他、原稿の存在
しない部分および原稿と原稿台2とが密着されていない
部分にも、ハイレベル信号が記憶されるようになってい
る。
上記メモリ140内への識別データの記憶が完了される
と、前記画像処理部170によって、原稿画像領域以外
(非画像領域)の黒画素(無反射部)を検出する簡単な
パターン認識処理が行われる。すなわち、明あるいは暗
の識別結果に対して、前記画像処理部170において、
たとえば白画素によって囲まれた黒画素を残す、つまり
ローレベル信号で囲まれたハイレベル信号をローレベル
とするようなラベル付け(ラベリングまたはラベル処理
)などを行うようにしている。この結果、たとえば第1
図に示すように、原稿台2上に本などのような厚みのあ
る原稿Gが見開きの状態で載置されている場合、第10
図に示す如く、原稿Gの6頁の画像(第1の原稿画像g
aおよび第2の原稿画像gb)の周辺(非画像領域)に
対応するアドレスにハイレベル信号(H)が、それ以外
(原稿画像ga、gbの領域)のアドレスにローレベル
信号(L)が記憶される。したがって、画像G上に黒ソ
リッドなる画像などの有無にかかわらず、非画像領域(
原稿の存在しない部分および原稿と原稿台2とが密着さ
れていない部分)にのみハイレベル信号が記憶されたビ
ットマツプが形成される。
原稿画像領域以外の黒画素(無反射部)の検出が終了さ
れると、メモリ140の内容を行方向に1列ずつ検索す
ることにより、走査方向と直交する方向に黒画素が連続
する黒画素列の検出が行われる。そして、黒画素列の検
出によって2つの原稿画像ga、gbが認識された場合
、つまり白画素(ローレベル)からなる原稿画像領域を
2分割するような黒画素列(暗部)が検出された場合、
複写機を頁連写モードに設定するようになっている。こ
の場合、たとえばメインプロセッサ群71の内部カウン
タ(図示していない)を用いて黒画素列から白画素を有
する画素列への変化の回数をカウントし、2回の変化に
よって原稿画像領域を2分割するようにして存在する黒
画素列(暗部)の有を判別するようにしている。
この頁連写モードは、前述の如く、操作パネル30にお
ける操作キー303,304の操作に応じて選択的に動
作されるようになっており、操作キー304 (「頁連
写取消し」キー)が操作された場合、頁連写モードが解
除されて2つの原稿画像ga+  gbが1枚の用紙P
上に形成されて出力されるようになっている。
一方、第11図に示す如く、感光体ドラム10の帯電器
11と露光部phとの間には感光体ドラム10の表面電
荷を除去する消去アレイ150が近接して設けられてい
る。この消去アレイ150は、第12図および第13図
に示す如く、感光体ドラム10の回転方向と直交する方
向に複数個の遮光用セル151が配設され、これら遮光
用セル151の内部にそれぞれ第14図(a)、(b)
に示すような、たとえば発光ダイオードからなる発光素
子152が設けられている。また、各セル151の感光
体ドラム10と対向する開口部には、発光索子152の
光を感光体ドラム10の表面に集光するレンズ153が
設けられている。この消去アレイ150に配設される発
光素子152の数は、たとえば前記メモリ140の列方
向の容量と一致されている。ここで、発光素子152相
互間の距離をPlとし、個数をN個とすると消去アレイ
150の全長はQ−NXPlとなる。
上記消去アレイ150.は前述したアレイ駆動部160
によって駆動される。このアレイ駆動部160は、第1
5図に示す如く、前記メモリ140の列方向のビット数
と同一ビット数を有するシフトレジスタ161、このシ
フトレジスタ161の内容が保持されるストアレジスタ
162、このストアレジスタ162の各出力信号によっ
てオン/オフ制御される複数のスイッチ素子163から
なるスイッチ回路164によって構成されており、これ
らスイッチ素子163の可動接片163aは接地され、
固定接点163bはそれぞれ前記消去アレイ150を構
成する発光素子152の各カソードに接続されている。
これら各発光素子152のアノードは電流制限用抵抗R
をそれぞれ介して電源Vccに接続されている。
しかして、前述したように原稿画像領域を2分割するよ
うな黒画素列(暗部)の検出を行った後、モータ33お
よびモータ36などが駆動され、第1キヤリツジ411
および感光体ドラム10などが動作されるとともに、前
記メモリ140より行方向(第10図に示す)に1列分
のデータが順次読出される。この読出されたデータD1
はクロック信号CLKにより、アレイ駆動部160のシ
フトレジスタ161に転送される。シフトレジスタ16
1に1列分のデータが転送された後、感光体ドラム10
の帯電された部分が消去アレイ150に到達すると、メ
インプロセッサ群71よりラッチ信号LTHが出力され
、この信号LTHに応じてシフトレジスタ161の記憶
データがストアレジスタ162に供給される。すなわち
、消去アレイ150は帯電器11と露光部phとの間に
配置されているため、前記メモリ140により出力され
る1列分のデータは、たとえば消去アレイ150と露光
部phの角度がθlであり、感光体ドラム10が角速度
ωで回転しているとすると、θ1/ωより以前にストア
レジスタ162に供給されるよう、ラッチ信号LTHの
出力タイミングが制御されている。
スイッチ回路164の各スイッチ素子163はこのスト
アレジスタ162の出力信号によって制御される。すな
わち、ストアレジスタ162の出力レベルがハイレベル
である場合はオンとされ、ローレベルである場合はオフ
とされる。この結果、各スイッチ素子163に接続され
た発光素子152はスイッチ素子163がオンの場合に
点灯され、オフの場合には消灯される。したがって、感
光体ドラム10の帯電部分のうち、発光素子152が点
灯された部分は除電され、この除電された部分はその後
露光されても静電潜像が形成されず、画像が消去された
ことになる。このように、非画像領域(原稿画像領域以
外)に対応されて消去アレイ150の発光素子152を
点灯制御するように、以下、同様にして、メモリ140
のデータが1列分ずつ読出されることにより、原稿画像
周辺に現れる不要な黒画像の消去が行われる。
なお、頁連写モードにおいては、黒画素列(暗部)のア
ドレスより求まる第1キヤリツジ411の移動距離に対
応して、第1の原稿画像gaおよび第2の原稿画像gb
のそれぞれの形成動作に合わせてメモリ140内のデー
タが読出されるようになっている。
次に、上記構成の動作について、第16図に示すフロー
チャートを参照して説明する。たとえば今、原稿台2上
に原稿Gが載置され、操作パネル30の複写キー30a
が投入されたとする(STI)。すると、メインプロセ
ッサ群71の内部カウンタをリセットしてカウント値と
して「0」をセットする(Sr1)。
このとき、たとえばカバー検知スイッチ600からの入
力により、原稿カバー11が完全に閉じられていない状
−態で複写キー30aが操作されたことが判断されると
、パルスモータドライバ79を介した第1サブプロセッ
サ群72の制御によりモータ135が正方向に駆動され
、このモータ135の初期位置からの駆動により暗部検
出器180が変倍用レンズブロック8とミラー9とを結
ぶ光路中に移動される。そして、暗部検出器180の光
路中への移動が完了されると、パルスモータドライバ7
9を介した第1サブプロセツサ72の制御によってモー
タ33が駆動され、第1キャリッジ41.が複写の倍率
に応じたホームポジション位置より第2キヤリツジ41
2方向の走査開始位置へ移動される。その後、ランプレ
ギュレータ81を介したメインプロセッサ群71の制御
によって露光ランプ4が点灯され、第1キヤリツジ41
1は第2キヤリツジ412より離れる方向に移動される
ことにより、原稿Gの予備(明暗識別)走査が開始され
る(Sr1)。すなわち、露光ランプ4の光照射による
原稿面からの反射光は、ミラー5.6.7によって反射
された後、変倍用レンズブロック8を通って暗部検出器
180に供給され、アトレンズ181によってラインセ
ンサ131上に結像されることにより、ピットマツブメ
モリ140内に白黒情報が取込まれる。なお、予備走査
が終了すると、露光ランプ4が消灯され、第1キヤリツ
ジ411は走査開始位置へ移動される。また、暗部検出
器180は光路中より退避され、光路外に移動される。
次いで、上記メモリ140内の白黒情報に対してラベル
処理が施される(ST4)。この結果、画像処理部17
0により、原稿画像領域以外(非画像領域)の黒の領域
(無反射部)が識別され、たとえば第1図に示す如く、
本などのような厚みのある原稿Gが見開きの状態で原稿
台2上に載置されている場合、第10図に示す如く、非
画像領域(原稿Gの存在しない部分および原稿Gと原稿
台2とが密着されていない部分)をハイレベルとするデ
ータがビットマツプメモリ140内に記憶される。
こうして白黒情報に対するラベル処理が終了されると、
メモリ140の列方向に黒画素(H)の連続する黒画素
列の検出が行われる(ST5〜5T7)。このステップ
(ST)7において、黒画素列が検出された場合、ステ
ップ6において、メモリ140の行方向の各列に対する
黒画素列の検出が終了されるまで、上記ステップ5〜7
が繰返される。また、上記ステップ6において、メモリ
140の行方向の各列に対する黒画素列の検出が終了さ
れると、処理はステップ12に移行される。
一方、上記ステップ7において、メモリ140の行方向
に黒画素列の検出を繰返すことによって、黒画素の連続
しない列、つまり白画素の存在する列が検出された場合
、前記内部カウンタに「1」が加算される(ST8)。
続いて、メモリ140の列方向に黒画素の連続する黒画
素列の検出を行い(ST9〜5T11)、このステップ
11において、黒画素列が検出されない場合、つまりス
テップ10において、メモリ140の行方向の各列に対
する黒画素列の検出が終了されるまで、もしくはステッ
プ11において、新たに黒画素列が検出されるまで、上
記ステップ9〜11が繰返される。なお、上記ステップ
10において、行方向d各列に対する黒画素列の検出が
終了されると処理はステップ12に移行され、またステ
ップ11において、新たに黒画素列が検出されると処理
はステップ5に移行される。すなわち、上記ステップ5
〜11においては、各列について1列すべての画素が黒
画素からなる黒画素列を検出することにより、白画素(
ローレベル)からなる原稿画像領域を2分割するような
黒画素列(暗部)の有無を判別するようにしている。こ
の場合、ビットマツプメモリ140の行方向に1列ずつ
黒画素列の検出を行うことにより、たとえば黒画素列か
ら白画素を有する画素列への変化の回数が2回を数える
か否かによって、原稿画像領域を2分割するようにして
存在する黒画素列(暗部)の有無を判別するようにして
いる。
ステップ12では、前記内部カウンタのカウント値が「
2」であるか否かにより、原稿台2上に載置された原稿
Gの識別がなされる。すなわち、カウンタの値が「2」
の場合、黒画素列(暗部)の有の判別によって、黒画素
列(暗部)の両側に原稿画像ga+  gbそれぞれの
存在が認識できる。
このため、原稿台2には、本のような厚みのある原稿G
が見開きの状態で載置されていることを判断できる。
このように、本などのような厚みのある原稿Gが見開き
状態で載置されていることが判断された場合、複写機を
頁連写モードに設定するとともに、前記操作パネル30
の表示器30oに頁連写モードの設定を表示せしめる(
ST13)。また、このときに操作キー303,304
にそれぞれ対応して「頁連写実行」、「頁連写取消し」
を表示せしめるようになっており、オペレータに原稿G
の片頁ずつを2枚の用紙P、Pに連続して(IM写キー
30aの一度の操作によって)画像形成する頁連写か、
原稿Gの両頁を1枚の用紙Pに画像形成する通常の複写
かの問合せが行われる。
この間合せに対して、操作キー303の操作により「頁
連写実行」が入力された場合(ST14) 、原稿Gの
第1の原稿画@gaおよび第2の原稿画像gbが片頁ず
っ個々の用紙P。
Pに画像形成される(ST15)。すなわち、6頁ごと
に、ランプレギュレータ81を介したメインプロセッサ
群71の制御により露光ランプ4が点灯され、パルスモ
ータドライバ79を介した第1サブプロセッサ群72の
制御によりモータ33が駆動されて第1キヤリツジ41
1が第2キヤリツジ41□から離れる方向に移動される
とともに、パルスモータドライバ80を介した第2サブ
プロセッサ群73の制御によりモータ36などが駆動さ
れて感光体ドラム10などが動作される。
この結果、第17図(a)に示す如く、第1の原稿画像
gaおよび第2の原稿画像gbをそれぞれ異なる用紙P
、Pに形成して出力することができる。
また、上記画像形成動作に際して、アレイ駆動部160
により消去アレイ150が駆動され、前述したようにビ
ットマツプメモリ140からのデータに応じて発光素子
152が点灯制御される。
この場合、アレイ駆動部160に供給されるデータは、
黒画素列(暗部)のアドレスより求まる第1キャリッジ
41.の移動距離に対応して、第1の原稿画像gaおよ
び第2の原稿画像gbのそれぞれの形成動作に合わせて
メモリ140内より1列分ずつ読出される。これにより
、第1の原稿画像ga、TS2の原稿画像gbそれぞれ
の画像形成動作時に、各原稿画像ga、gbの非画像領
域に対応する、帯電器11によって帯電された感光体ド
ラム10上の表面電荷が除去される。上記感光体ドラム
10の帯電部分のうち、発光素子152の点灯によって
除電された部分は、その後露光されても静trS潜像が
形成されない。したがって、原稿カバー11が完全に原
稿台2と接触していない場合に、たとえば原稿Gのサイ
ズが前記カセット選択キー30iにより指定されている
用紙サイズより小さい場合でも、第17図(b)に示す
如く、原稿画像ga1gbの周囲(原稿Gの存在しない
部分および原稿Gと原稿台2とが密着されていない部分
)に現われる不要な黒画像(第17図(a)に斜線で示
す黒枠)のみを消去することができ、コピーとして常に
美しく、しかも原稿Gの画像に忠実な複写画像が得られ
る。
一方、前記ステップ12において、カウンタの値が「2
」以外の場合、もしくは前記ステップ14における間合
せに対して、操作キー304の操作により「頁連写取消
し」が人力された場合、原稿Gは通常の画像形成動作に
よって、第1の原稿画像gaと第2の原稿画像gbとが
同一用紙P上に形成される(S T 16)。すなわち
、露光ランプ4が点灯され、第1キヤリツジ411が第
2キヤリツジ412から離れる方向に移動されるととも
に、感光体ドラム10などが動作される。この結果、第
18図(a)に示す如く、第1の原稿画像gaと第2の
原稿画像gbとを同一の用紙P上に形成して出力するこ
とができる。
また、上記画像形成動作に際して、アレイ駆動部160
により消去アレイ150が駆動され、前述したようにビ
ットマツプメモリ140からのデータに応じて発光素子
152が点灯制御される。
この場合、前記メモリ140より行方向に1列分のデー
タが順次読出されるようになっている。これにより、発
光素子152が点灯された非画像領域に対応する、帯電
器11によって帯電された感光体ドラム10上の表面電
荷が除去される。上記感光体ドラム10の帯電部分のう
ち、消去アレイ150によって除電された部分は、その
後露光されても静電潜像が形成されない。したがって、
原稿カバー11が完全に原稿台2と接触していない場合
に、たとえば原稿Gのサイズが前記カセット選択キー3
0iにより指定されている用紙サイズより小さい場合で
も、第18図(b)に示す如く、原稿画像gal  g
bの周囲(原稿Gの存在しない部分および原稿Gと原稿
台2とが密着されていない部分)に現われる不要な黒画
像(第18図(a)に斜線で示す黒枠)のみを消去する
ことができ、コピーとして常に美しく、シかも原稿Gの
画像に忠実な複写画像が得られる。
なお、上記実施例では、第17図(b)および第18図
(b)に示す如く、発光素子152による照射光の拡散
などによって図示破線で示す原稿画像ga、gbの一部
をも含めて消去(消去範囲を−点鎖線で示している)さ
れるため、複写画像から原稿画像周辺に現れる不要な黒
画像が完全に消去できる。また、通常の画像形成動作時
には、用紙P上に、必要とする第1の原稿画像gaのみ
を形成して出力することも可能である。
このようにして、必要に応じて、1枚あるいは2枚の複
写画像が出力されると、一連の動作が終了されて、複写
機は待機状態とされる。
上記したように、走査による原稿面からの反射光より、
走査方向と直交する方向に黒画素が連続する黒画素列(
暗部)を検出し、この検出された黒画素列によって原稿
画像が分割されているか否かを判別することにより、原
稿台上の原稿が見開きの状態で載置された本などのよう
な特別なものであるか、個々に1枚ずつ画像形成される
通常のものであるかを識別するようにしたものであり、
原稿として本などが見開きの状態で載置されていること
が識別された場合にのみ頁連写機能を設定し、上記原稿
の画像を片頁ずつそれぞれ異なる被転写材に形成して出
力するようにしている。
すなわち、画像情報の各画素に対する白黒情報より、原
稿画像を分割するようにして原稿画像領域と原稿画像領
域との相互間に存在する黒画素列(暗部)が、検出され
た場合、複写機が自動的に頁連写機能にモード設定され
るようにしている。これにより、頁連写機能を原稿台に
載置される原稿に応じて自動的に設定することができる
ため、機能設定のための特別な操作を不要とすることが
可能となるとともに、頁連写機能を原稿台に載置される
原稿に応じて自動的に解除することかできるため、解除
のための特別な操作を不要とすることが可能となり、通
常の複写を行う原稿の場合に必要としない無駄な複写画
像が出力されるなどの不具合を回避することができる。
また、頁連写モードにおいても、必要に応じて、頁連写
機能を解除する(取消す)ことができるため、見開きの
状態で載置された原稿を1枚の複写画像として、あるい
は必要とする頁のみを画像形成して出力させることも可
能となる。したがって、操作性を向上することができる
とともに、効率の良い複写動作が行えるものである。
また、原稿カバーが完全に閉じられていなくとも、たと
えば原稿サイズが用紙サイズより小さい場合などに、原
稿画像周辺に現われる無駄なトナーによる不要な黒画像
を消去できるため、見た目にも美しい質の良い複写画像
を得ることができるとともに、原稿画像以外の領域にお
ける現像剤の無駄な消費を防止できるものである。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではない
。たとえば、黒画素列から白画素を有する画素列への変
化の数、つまりローレベル信号の集りである原稿画像領
域の数によって、原稿画像を分割するようにして存在す
る黒画素列(暗部)の有を判別するようにしたが、白画
素を有する画素列から黒画素列への変化および黒画素列
から白画素を有する画素列への変化の数によっても同様
に判別可能である。
また、本などのような厚みのある原稿に限らず、たとえ
ば第19図に示すように、シート状の2枚の原稿Gを、
原稿カバー11を開放したままの状態で画像形成するよ
うな場合にも適用できる。
また、原稿カバー11が開放されていない、つまりカバ
ー検知スイッチ600によって原稿カバー1.と原稿台
2とが完全に接触していることが検知された場合には、
上述した消去動作は省略されるようにしても良い。すな
わち、原稿カバー1、が完全に閉じられている場合には
不要な黒画像が原稿画像周辺に現れることはない。この
ため、予備走査乃至消去動作は不要とすることができる
また、第1キヤリツジ411を一旦は第2キヤリツジ4
12方向に移動し、走査開始位置からの移動によって明
暗識別のための予備走査を行うようにしたが、第2キヤ
リツジ412方向への移動時に予備走査を行うようにし
ても良い。この場合、走査開始位置からの移動時に画像
形成のための走査を行うことにより、第1キャリッジ4
1.の1往、復動作によって予備走査と画像形成走査と
を行うことが可能となるため、余分な1往復分のTSl
キャリッジ411の無駄な動作を排除することができる
また、消去アレイ150の配設位置は第11図に示す位
置に限らず、第20図に示す如く、露光部phと現像器
12との間に配設し、形成された静電潜像を消去範囲に
応じて消去するように構成することも可能である。
また、暗部検出器180を第21図に示すような駆動機
構によって移動するようにしても良い。
すなわち、アトレンズ181およびラインセンサ131
からなる暗部検出器180を支持体190内に取付け、
この支持体190をシャフト191を支点として図示矢
印方向に回動自在に構成する。
この場合、たとえばソレノイド192を駆動してコイル
ばね194を介してアーム193を引下げることによっ
て暗部検出器180を光路中より外れる方向に移動し、
ソレノイド192の駆動を停止することによって暗部検
出器180をコイルばね195によって光路中に復帰す
る方向に移動するようになっている。さらに、支持体1
90をシャフト191に固定し、シャフト191をモー
タなどを用いて回転制御することによって暗部検出器1
80の位置を移動するようにしても良いし、光路に対し
て暗部検出器180を上下方向に移動するような構成と
しても良い。
また、暗部検出器180を光路中に移動して、変倍用レ
ンズブロック8を通った反射光をラインセンサ131上
に結像するようにしたが、たとえば第22図に示すよう
に、暗部検出器180を光路外に配置し、前記レンズブ
ロック8を通過しない光がセンサ131王に結像される
ようにしても良い。この場合、暗部検出器180を移動
するための機構が不要となり、極めて簡単な構成とする
ことができる。
また、カバー検知スイッチ600の配設位置は第1図お
よび第2図に示す位置に限らず、第23図に示す如く、
原稿カバー11の基端部に配設することも可能である。
さらに、カバー検知スイッチ600はマグネットとリー
ドスイッチとの組合わせに限らず、たとえば原稿カバー
11の開閉に応じてオン/オフされるように、アクチュ
エータ601とマイクロスイッチ602との組合わせか
らなるものであっても良い。
また、操作キー303,304の操作で「頁連写実行」
および「頁連写取消し」を入力するようにしたが、専用
キーを操作パネル30に設けることも可能である。さら
に、指定に応じて供給される用紙サイズに対応して頁連
写機能を実行あるいは取消すようにしても良い。この場
合、たとえば見開きの原稿Gに対して、85版あるいは
A4版の用紙Pが供給されるようになっている際には、
頁連写機能を実行するようにし、84版あるいはA3版
の用紙Pが供給されるようになっている際には、頁連写
機能を取消すようにすることで実施できる。
また、データが走査とともに記憶されるビットマツプメ
モリ140を用いたが、アドレス指定に応じてデータが
記憶されるメモリを用いるようにしても良いし、もしく
は圧縮伸長回路を設けて帯域圧縮されたデータを記憶す
ることで容量の小さなメモリを用いることも可能である
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、頁連写のため
の設定/解除操作を不要とすることができ、操作性を向
上することができる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第1図は
複写機の構成を示す側断面図、第2図は複写機の外観斜
視図、第3図は操作パネルの構成を示す平面図、第4図
は駆動部の構成を示す斜視図、第5図は光学系の駆動機
、構を概略的に示す斜視図、第6図は指針の駆動機構を
概略的に示す斜視図、第7図は全体的な制御回路を示す
構成図、第8図は暗部検出器の駆動機構を概略的に示す
斜視図、第9図は暗部検出器の配置を示す要部の側断面
図、第10図はラベル処理後のメモリの内容を説明する
ために示す図、第11図は消去アレイの配置を示す要部
の側断面図、第12図および第13図はそれぞれ消去ア
レイと感光体ドラムとの関係を示すものであり、第12
図は要部のみを示す斜視図、第13図は要部のみを示す
正面図、第14図は消去アレイの構成を示すものであり
、同図(a)は側断面図、同図(b)は一部を切除して
示す正面図、第15図はアレイ駆動部の構成を示す回路
図、第16図は動作を説明するために示すフローチャー
ト、第17図は頁連写による複写画像の出力例を示すも
ので、同図(a)は複写画像に不要な黒画像が現われる
場合を示す説明図、同図(b)は複写画像より不要な黒
画像が消去された場合を示す説明図、第18図は通常の
複写動作による複写画像の出力例を示すもので、同図(
a)は複写画像に不要な黒画像が現われる場合を示す説
明図、同図(b)は複写画像より不要な黒画像が消去さ
れた場合を示す説明図、第19図は原稿の他の載置例を
示す図、第20図は消去アレイの他の配置例を示す要部
の側断面図、第21図は暗部検出器を移動する駆動機構
の他の構成例を概略的に示す斜視図、第22図は暗部検
出器の他の配置例を示す要部の側断面図、第23図はカ
バー検知スイッチの他の実施例を示す図である。 1・・・本体、11・・・原稿カバー、2・・・原稿台
、4・・・露光ランプ、8・・・変倍用レンズブロック
、10・・・感光体ドラム(感光体)、3o・・・操作
パネル、411・・・第1キヤリツジ、71・・・メイ
ンプロセッサ群、131・・・ラインセンサ、135・
・・パルスモータ、140・・・ビットマツプメモリ、
150・・・消去アレイ、160・・・アレイ駆動部、
170・・・画像処理部、180・・・暗部検出器、1
81・・・アトレンズ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第4図 第6図  58 第8図 第9図 □行4j酌 第1o図 第11図 第72図 (a)      (b) 第14図 ノ 礒 M15図 (b) 第16図 (a) (b) 第17図 (a) 第18図 第19図 第20図 第21図 第22図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 原稿台に載置された原稿を走査して感光体に原稿の画像
    に対応した像を形成し、この像を現像して被転写材へ転
    写する画像形成装置において、前記走査による原稿面か
    らの反射光より暗部を検出する検出手段と、 この検出手段で検出された暗部によって原稿画像が分割
    されているか否かを判別する判別手段とこの判別手段に
    よって原稿画像が分割されていることが判別された場合
    、分割されている原稿画像をそれぞれ異なる被転写材に
    形成して出力する出力手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP63099503A 1988-04-22 1988-04-22 画像形成装置 Pending JPH01270069A (ja)

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JP63099503A JPH01270069A (ja) 1988-04-22 1988-04-22 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5126792A (en) * 1990-03-30 1992-06-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus having erasing means for erasing an electrical charge in a non-image region of an image bearing member

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5126792A (en) * 1990-03-30 1992-06-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus having erasing means for erasing an electrical charge in a non-image region of an image bearing member

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