JPH03282562A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH03282562A
JPH03282562A JP2084615A JP8461590A JPH03282562A JP H03282562 A JPH03282562 A JP H03282562A JP 2084615 A JP2084615 A JP 2084615A JP 8461590 A JP8461590 A JP 8461590A JP H03282562 A JPH03282562 A JP H03282562A
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JP2084615A
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Inventor
Yasuhiro Iwata
岩田 裕弘
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば電子複写機に適用される画像形成
装置に関する。
(従来の技術) 一般に、静電式画像形成装置は、原稿の画像を照明し、
その反射光を感光体に導く画像走査部、この画像走査部
からの光によって静電潜像が形成されると共に、原稿の
画像を再生する上記感光体を含む画像形成部、及び、こ
の画像形成部に対して被転写材、例えば、紙を補給し、
上記画像形成部で得られた画像を出力される給排出部を
備えている。
上述した画像走査部は、原稿或いは、被読取物が載置さ
れる原稿載置台、原稿を照明する照明装置、及び原稿か
らの反射光を伝達する光学装置を備えている。
また、画像形成部は、移動(回転)可能に形成され、上
記走査部によって伝達された光に対応する静電潜像を順
次生成する感光体、この感光体に対して電荷を帯電させ
る帯電装置、感光体に形成された潜像を顕像化する現像
装置、顕像化された画像を被転写材に転写する転写装置
、被転写材に転写された画像を固着される定着装置、及
び、感光体を初期状態に戻すクリーニング装置を備えて
いる。
一方、給排出部は、被転写材を収容する用紙カセット、
用紙を上記画像形成部へ供給する給紙装置、画像が転写
された用紙を排出する排出部を備えている。
上述した静電式画像形成装置では、光導電性を有する感
光体は、帯電装置を介して所定の電荷が与えられる。原
稿からの反射光即ち、光ビームは、複数の折り返しミラ
ー及び結像レンズなどの光学部材を介して感光体の表面
に結像される。この光ビームによって、感光体の表面に
静電潜像が生成され、現像装置を介してトナー等の顕像
剤が供給されて顕像化される。即ち、原稿の画像が複製
される。この画像は、給紙装置から供給される転写剤、
例えば紙などに転写され、定着装置を介して定着(一般
には、トナーは、熱溶融性であることから加熱或いは加
熱と同時に加圧する)されて、排出される。
画像形成装置、たとえば電子写真プロセスを用いた電子
複写機では、原稿台上に載置された原稿を上から原稿カ
バーで覆い、この原稿カバーによって原稿以外に照射さ
れる露光ランプの光をも感光体ドラムに導くことにより
、感光体ドラムの表面に残る不要な電荷を除去するよう
になっている。
ところが、原稿カバーがたとえば開放されたままの状態
で原稿の走査が行われると、原稿以外の部分に照射され
た露光ランプからの光が感光体ドラムに結像されなくな
る。すると、原稿画像周辺の不要な電荷が除去されず、
後の現像によって原稿画像以外の部分にまでトナーが付
着されることになる。このため、原稿サイズが用紙サイ
ズ(被転写材)より小さい場合、もしくは原稿サイズと
用紙サイズとが等しい場合でも縮小による複写サイズが
用紙サイズより小さい場合など、形成される画像サイズ
が用紙サイズより小さい場合、出力画像(コピー画像)
の原稿画像周辺がトナーで黒くなる。また、本などのよ
うな厚物原稿の場合も、原稿カバーが完全に原稿台と接
触しないため、出力画像の原稿画像周辺に影による不要
な黒画像が発生する。
このように、原稿画像周辺に無駄なトナーによる不要な
黒画像(黒ベタ像)が現われるものでは、出力画像とし
ては見た目にも美しくない質の悪いものであり、またト
ナーの無駄使いにより現像剤の消費が激しいという問題
点があった。また、用紙の周辺部も黒くなるので、トナ
ーが定着ローラに溶着して用紙の巻き付きジャムが発生
しやすい問題点もあった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、原稿押え手段が開状態であると、原稿サイ
ズまたは複写サイズが用紙サイズより小さい場合、原稿
画像以外の部分に不要な黒画像が発生するため、得られ
る出力画像としては質の悪いものであり、また現像剤の
無駄な消費が多くなるという問題点を除去すべくなされ
たもので、画像サイズが被転写材より小さい場合であっ
ても、被転写材の外周部分に現れる不要な黒画像を消去
することができ、出力画像の質が向上されるとともに、
現像剤の無駄な消費を防止できる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するだめの手段) この発明の画像形成装置にあっては、透光性を有する原
稿台に載置された原稿を光学系により光学的に読取り、
この原稿の画像に対応した像を像担持体に形成する画像
形成装置において、前記原稿を前期原稿台と協動して挟
持する原稿押え手段と、この原稿押え手段による挟持動
作の解除を検知する検知手段と、この検知手段か前記画
像形成装置の画像形成動作中に前記原稿押え手段の挟持
動作の解除を検知すると、画像形成動作中であっても、
非原稿載置領域に対応する画像が像担持体に形成される
ことを防止する像消去手段とから構成されている。
(作用) この発明は、原稿押え手段の開状態を検出すると、非画
像領域に対応する感光体上の不要な電荷を強制的に除去
することにより、原稿画像周辺に現れる像を消去するよ
うにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図、第2図はこの発明の画像形成装置、たとえば複
写機を概略的に示すものである。複写機本体1の上面に
は、原稿Gを支承する原稿台(透明ガラス)2が固定さ
れ、この原稿台2の近傍には、原稿カバー18の開閉状
態を検知するカバー検知スイッチ3が設けられている。
この原稿台2には原稿Gのセット基準となる固定スケー
ル2aが設けられている。
そして、上記原稿台2に載置された原稿Gは、露光ラン
プ4、ミラー5,6.7からなる光学系が、原稿台2の
下面に沿って矢印A方向に往復動されることにより露光
走査されるようになっている。この場合、ミラー6.7
は光路長を保持するよう、ミラー5の1/2の速度にて
移動される。
上記光学系の走査による原稿Gがらの反射光、つまり露
光ランプ4の光照射による原稿Gがらの反射光は上記ミ
ラー5,6.7によって反射された後、変倍用レンズブ
ロック8を通り、さらにミラー9によって反射されて感
光体ドラム1oに導かれ、原稿Gの像が感光体ドラム1
oの表面に結像されるようになっている。
上記感光体ドラム10は図示矢印C方向に回転され、ま
ず、帯電用帯電器11によって表面が帯電される。この
後、露光部phにおいて画像がスリット露光されること
により、表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は
、現像器12によってトナーが付着されることにより可
視像化される。
一方、用紙(被転写材)Pは、選択された上段給紙カセ
ット13、あるいは下段給紙カセット14から送出ロー
ラ15、あるいは16によって一枚ずつ取出され、この
取出された用紙Pは用紙案内路17、あるいは18を通
フてレジストローラ対19へ案内され、このレジストロ
ーラ対19によって転写部へ送られるようになっている
ここで、上記給紙カセッ)13,14は本体1の右側下
端部に着脱自在に設けられており、後述する操作パネル
においていずれか一方が選択できるようになっている。
なお、上記各給紙カセット13.14はそれぞれカセッ
トサイズ検知スイッチ60a、60bによってカセット
サイズが検知されるものである。このカセットサイズ検
知スイッチ60a、60bは、サイズの異なるカセット
の挿入に応じてオン/オフされる複数のマイクロスイッ
チにより構成されている。
上記転写部に送られた用紙Pは、転写用帯電器20の部
分で感光体ドラム10の表面と密着され、上記帯電器2
0の作用により感光体ドラムlo上のトナー像が転写さ
れる。この転写された用紙Pは、剥離用帯電器210作
用で感光体ドラム10から静電的に剥離され、搬送ベル
ト22によってその終端部に設けられた定着器としての
定着ローラ対23a、23bへ送られる。この定着ロー
ラ対23a、23bには、用紙Pが巻き付かないように
剥離爪30a、30bがそれぞれ設けられている。そし
て、ここを通過することにより転写像が定着され、定着
後の用紙Pは、排紙ローラ対24によって本体1外のト
レイ25に排出される。
また、転写後の感光体ドラム1oは、除電用帯電器26
によって除電された後、クリーナ27で表面の残留トナ
ーが除去され、さらに除電ランプ28によって残像が消
去されることにより、初期状態に復帰されるようになっ
ている。なお、29は本体l内の温度上昇を防止するた
めの冷却ファンである。
第3図は本体1に設けられた操作パネル3oを示すもの
である。30aは複写開始を指令する複写キー 30b
は複写枚数の設定などを行うテンキー 30cは各部の
動作状態や用紙のジャムなどを表示する表示部、30d
は複写濃度を設定する濃度設定部、30eはトータル複
写枚数を表示させるためのカウント指令キー 30 f
 ハm別符号(IDコード)が一致した場合のみ複写を
許可するID複写モードが設定されている場合において
、各IDコードに対応した複写枚数を表示させるだめの
IDカウントキーである。
また、30gは多重複写などを行う場合に操作する編集
キー 30hは複写倍率を設定する場合に操作する倍率
設定キー 30iは上段、下段給紙カセット13.14
を選択する場合に操作するカセット選択キー 30には
たとえば前記編集キー30gを操作し、この状態で複写
条件などを設定した場合、この設定した複写条件などを
記憶したり、あらかじめ記憶されている複写条件などを
読出す場合に操作するモードメモリキー 30は各モー
ドに応じた情報を得たい場合に操作するインフォメーシ
ョンキーであり、たとえば用紙のジャムが発生した場合
にこのキー30 を操作すると、後述する表示器30o
にジャムを解除するための情報が表示されるようになっ
ている。
さらに、30mはファンクションチエツクキーであり、
このファンクションチエツクキー30mを操作すると、
どのような機能が設定されているかを表示器30oに表
示させることができる。30nは表示器30oのコント
ラストを調整するためのダイアルである。30oはたと
えば液晶ドツトマトリクスパネルからなる表示器であり
、この表示器30oには、複写機の設定状態などが文字
などによって表示され、前記各種牛−30e、30f、
30g〜30mが操作された場合、それぞれに対応する
文字などの表示が行われるようになっている。この表示
器30oの両側部には、表示器30oに表示される各種
機能を選択する操作キー30p 〜30s、30t〜3
owが配設されている。
第4図は上記のように構成された複写機の各駆動部の駆
動源構成例を示すものであり、以下のようなモータで構
成される。すなわち、31はレンズ用モータであり、変
倍を行わせるための前記レンズブロック8の位置を図示
矢印す方向に移動させるためのモータである。32はミ
ラー用モータであり、変倍を行わせるための前記ミラー
5とミラー6.7との間の距離(光路長)を変更させる
ためのモータである。33は走査用モータであり、前記
露光ランプ4およびミラー5、前記ミラー6゜7を原稿
走査のために移動させるためのモータである。34はシ
ャッタ用モータであり、変倍時の感光体ドラム10への
帯電器11による帯電幅を調整するためのシャッタ(図
示しない)を移動させるためのモータである。35は現
像用モータであり、前記現像器12の現像ローラなどを
駆動するためのモータである。36はドラム用モータで
あり、前記感光体ドラム10を駆動するためのモータで
ある。37は定着用モータであり、前記用紙搬送路22
、定着ローラ対23および排紙ローラ対24を駆動する
ためのモータである。38は給紙用モータであり、前記
送出ローラ15,16を駆動するためのモータである。
39は紙送り用モータであり、前記レジストローラ対1
9を駆動するためのモータである。40はファン用モー
タであり、前記冷却ファン29を駆動するためのモータ
である。
第5図は前記光学系を往復移動させるための駆動機構を
示すものである。すなわち、ミラー5および露光ランプ
4は第1キヤリツジ41aに、ミラー6.7は第2キヤ
リツジ41bにそれぞれ支持されており、これらキャリ
ッジ41a、41bは案内レール42a、42bに案内
されて矢印a方向に平行移動自在とされている。また、
4相パルスモータ33はプーリ43を駆動するようにな
っている。このプーリ43とアイドルプーリ44との間
には無端ベルト45が掛渡されており、このベルト45
の中途部にミラー5を支持する第1キヤリツジ41aの
一端が固定されている。
一方、ミラー6.7を支持する第2キヤリツジ41bの
案内部46には、レール42bの軸方向に離間して2つ
のプーリ47.47が回転自在に設けられており、これ
らプーリ47,47間にワイヤ48が掛渡されている。
このワイヤ48の一端は固定部49に、他端はコイルス
プリング5゜を介して上記固定部49にそれぞれ固定さ
れている。また、上記ワイヤ48の中途部には第1キヤ
リツジ41aの一端が固定されている。したがって、パ
ルスモータ33が回転されることにより、ベルト45が
回転して第1キヤリツジ41a  が移動され、これに
ともなって第2キヤリツジ41bも移動される。このと
き、プーリ47,47が動滑車の役目をするため、第1
キヤリツジ41aに対して第2キヤリツジ41bが1/
2の速度にて同一方向へ移動される。なお、第1.第2
キャリッジ41a、41bの移動方向は、パルスモータ
33の回転方向を切換えることにより制御される。
また、前記原稿台2には指定された用紙に対応する複写
可能範囲が表示される。すなわち、カセット選択キー3
0iによって指定された用紙サイズを(P x、  P
 y)とし、倍率設定キー30hによって指定された複
写倍率をKとすると、複写可能範囲(x、y)は、rx
−Px/Kl、r)’−P y / K Jとなる。こ
の複写可能範囲(x、y)のうち、X方向は原稿台2の
裏面に配設された指針51.52の相互間距離によって
表示され、y方向は前記第1キヤリツジ41aの上面部
に設けられたスケール53と前記固定スケール2aとの
相互間距離によって表示されるようになっている。
上記指針51.52は、第6図に示す如く、プーリ54
,55との間にスプリング56を介して掛渡されたワイ
ヤ57に設けられている。前記プーリ55はモータ58
によって回転されるようになっており、このモータ58
が前記求められたX方向の複写可能範囲に応じて駆動さ
れることにより、指針51.52の相互間距離が変えら
れるようになっている。
また、第1キヤリツジ41aは、用紙サイズおよび複写
の倍率に応じてモータ33が駆動されることにより、所
定の位置(倍率に応じたホームポジション)へ移動され
るようになっている。そして、複写キー30aが操作さ
れると、第1キヤリツジ41aは第2キヤリツジ41b
方向の走査開始位置に移動され、その後、露光ランプ4
が点灯されて第2キヤリツジ41bから離れる方向に移
動される。このようにして、原稿Gの走査が終了すると
、ランプ4が消灯され、第1キヤリツジ41aは前記ホ
ームポジションに復帰される。
ところで、上記原稿Gの走査に際して、第1キヤリツジ
41aの移動にともなって原稿Gのサイズがあらかじめ
検知されるようになっている。すなわち、第1キヤリツ
ジ41Hには、第5図に示す如く、たとえばイメージラ
インセンサからなる受光素子61と発光ダイオードから
なる発光素子62とによって構成される原稿検知器63
a、63bが設けられている。これら原稿検知器63a
63bは、第7図に示す如く、上記第1キヤリツジ41
aの移動にともなって、それぞれ原稿台2に対して図示
直線A−A、B−Bに沿っテ移動(走査)するような位
置に配設されている。したがって、複写キー30aが操
作されると、第1キヤリツジ41aはホームポジション
より第2キヤリツジ41b方向の走査開始位置に移動さ
れる。
そして、原稿検知器63a、63bが動作され、第2キ
ャリッジ41gから離れる方向に移動されることにより
、原稿Gのサイズ検知のための走査が行われる。原稿サ
イズ検知のための走査が終了すると、原稿検知器63a
、63bの動作が停止され、第1キヤリツジ41aは前
記走査開始位置に移動される。その後、露光ランプ4が
点灯されて第2キヤリツジ41bから離れる方向に移動
される。このようにして、原稿Gの画像形成のための走
査が終了すると、ランプ4か消灯され、第1キヤリツジ
41aは前記ホームポジションに復帰される。
このように、上記第1キヤリツジ41aをその原稿走査
の前に第2キヤリツジ41aから離れる方向に移動する
ことによって、第8図に示す如く、前記発光素子62の
光照射による原稿Gおよび原稿カバー1aからの反射光
が原稿台2を介して受光素子61にて受光され、ここで
上記原稿Gおよび原稿カバー13それぞれの反射率に応
じた電気信号に変換される。この電気信号は後述するメ
インプロセッサ群を介して演算処理部に供給され、この
演算処理部において、第1キヤリツジ41aの移動距離
に対する反射光のレベル変動に応じて、原稿Gのサイズ
が自動的に検知されるようになっている。
この場合、反射光の分光スペクトルの変化によって原稿
Gの有無を判別し、原MGの走査方向に対する判別結果
を用いて原稿Gのサイズを検知するようにしている。こ
の種のものでは、原稿カバー1 と原稿台2とが密着さ
れていない場合、反射光のレベル変動が極端に大きくな
る。このため、たとえば原稿カバー18が開放されたま
まの状態、もしくは本などのような厚物原稿Gによって
原稿カバー 1 aを完全に閉じることができない場合
、原稿Gの有無は極めて容易に判別可能となる。したが
って、第7図に示す如く、原稿台2の2点(直線A−A
、B−B)をそれぞれの原稿検知器63a、63bによ
って走査し、各検知位置T。
U、V、W、X、Y、Zl、:おける原稿Gの有無を判
別することで、原稿Gのサイズ検知が容易に行い得る。
なお、前記原稿台2上には、たとえば「A5」サイズか
ら「A3」サイズまでの原稿Gが載置可能とされており
、いずれの原稿Gも原稿台2の中心(図示−点鎖線で示
す)を基準として載置されるようになっている。
第9図は全体的な制御回路を示すものである。
メインプロセッサ群71は、操作パネル30および各種
スイッチやセンサ、たとえば前記カセットサイズ検知ス
イッチ60a、60bなどの入力機器75からの入力を
検知し、前記各種帯電器を駆動する高圧トランス76、
・前記除電ランプ28、前記クリーナ27のプレードソ
レノイド27a1前記定着ローラ対23のヒータ23a
1前記露光ランプ4、および前記各モータ31〜40.
58などを制御して前述の複写動作を行うとともに、原
稿検知器63a、63b、メモリ14o1消去アレイ1
50、アレイ駆動部16o1演算処理部170などを、
前記カバー検知スイッチ600などの入力機器75から
の入力にしたがって制御し、複写画像(出力画像)の原
稿画像周辺に現われる不要な黒画像を消去する動作を行
うものである。
上記モータ31〜40.58のうち、モータ35.37
.40および現像器12にトナーを供給するトナー用モ
ータ77は、モータドライバ78を介してメインプロセ
ッサ群71て制御さし、モータ31〜34は、パルスモ
ータドライバ79を介して第1サブプロセッサ群72で
制御され、モータ36.39,38.58は、パルスモ
ータドライバ80を介して第2サブプロセッサ群73で
制御される。また、露光ランプ4はランプレギュレータ
81を介してメインプロセッサ群71で制御され、ヒー
タ23aはヒータ制御部82を介してメインプロセッサ
群71で制御される。そして、メインプロセッサ群71
から第1.第2サブプロセツサ群72.73へは各モー
タの駆動/停止命令が送られ、第1.第2サブプロセッ
サ群72゜73からメインプロセッサ群71へは各モー
タの駆動/停止状態を示すステータス信号などが送られ
る。また、第1サブプロセッサ群72には、モータ31
〜34の各初期位置を検出する位置センサ83からの位
置情報が入力されている。これら第1.第2サブプロセ
ツサ群72.73は、たとえばマイクロコンビコータ、
およびこのマイクロコンピュータから供給される設定値
に応じて基準クロックパルスのカウントを行い、パルス
モータの相切換間隔時間を制御するプログラマブル・イ
ンターバル・タイマなどによって構成されている。
上記原稿検知器63a、63b (受光素子61)の出
力(電気信号)は、増幅器66および比較回路68を介
して、前記メインプロセッサ群71により演算処理部1
70に供給される。上記比較回路68ては、増幅器66
の出力が、受光素子61の感度のばらつきゃ温度変化な
どに起因する受光素子61の出力レベルの変動を補正す
るための基準電圧(Vref)と比較されるようになっ
ている。
上記演算処理部170は、モ〜り33に供給されたパル
ス数により第1キヤリツジ41aの位置(検知位置T−
Z)を算出する位置データ、この位置データから求めら
れる各検知位置T−Zにおけるそれぞれの原稿検知器6
3a、63bの出力レベルの組合わせ(原稿の有無)に
応じて原稿サイズを識別するための識別データ、この識
別データにより識別された原稿サイズと前記操作パネル
30の倍率設定キー30hによって指定される複写の倍
率とに応じた原稿画像領域(画像サイズ)にもとづいて
消去範囲を設定する設定データなどを備えている。なお
、メモリ140、消去アレイ150、およびアレイ駆動
部160については後述する。
第10図は原稿のサイズ検知に供される識別データを論
理的に示すものである。この識別データは、第1キヤリ
ツジ41aの各検知位置(位置データ)T−Zにおける
、そのときの原稿検知器63a、63bの出力レベルの
組合せ(原稿の有無)によって各種原稿サイズを識別す
るものである。
この図では、各種原稿サイズに対応されて、第7図に直
線A−Aで示す原稿台2の位置を移動する原稿検知器6
3aの各検知位置T−Zにおける出力レベルと、第7図
に直線B−Bで示す原稿台2の位置を移動する原稿検知
器63bの各検知位置T−Zにおける出力レベルとが、
rOJとrXJとによって示されている。ここでは、「
O」によって原稿Gからの反射光に応じたレベル出力、
つまり原稿Gの存在(有)か判別されている場合を、ま
た「×」によって原稿G以外からの反射光に応じたレベ
ル出力、つまり原稿Gの不在(無)が判別されている場
合を示している。
ここで、原稿Gのサイズを検知する際の動作について説
明する。前記演算処理部170では、モータ33のパル
ス数と位置データとから第1キヤリツジ41 の位置を
判断するとともに、それぞれの原稿検知器63a、63
bの出力レベルより各検知位置T、U、V、W、X、Y
、Zにおける原稿Gの有無を判断し、これら判断結果(
各検知位置T−Zにおける原稿検知器63a、63bの
出力レベルの組合せ)と識別データとから原稿Gのサイ
ズ検知がなされる。すなわち、第11図(a)に示す如
く、たとえば原稿台2上に「A3」サイズの原稿Gが載
置されている場合、第1キヤリツジ41aがいずれの検
知位置T−Zに位置する場合においても原稿検知器63
a  63bの出力より原稿Gが判別(0)される。こ
のような判別状態となるのは、第10図に示す如く、原
稿Gが「A3」サイズのときだけであり、このような場
合、演算処理部170により原稿Gは「八3」サイズと
識別される。
また、第11図(e)に示す如く、たとえば原稿台2上
にrA4タテ置装サイズの原稿Gが載置されている場合
、第1キヤリツジ41aか検知器WT−Vに位置する場
合において原稿検知器63a、63bの出力より原稿G
が判別(0)され、検知器gw−zに位置する場合にお
いて原稿検知器63a、63bの出力より原稿G以外が
判別(×)される。このような判別状態となるのは、第
10°図に示す如く、原稿GがrA4タテ置装サイズの
ときだけであり、このような場合、演算処理部170に
より原稿GはrA4タテ置装サイズと識別される。
さらに、第11図(h)に示す如く、たとえば原稿台2
上にrA5タテ置装サイズの原稿Gが載置されている場
合、第1キヤリツジ41aが検知位置Tに位置する場合
において原稿検知器63bの出力より原稿Gが判別(0
)され、検知位置Tに位置する場合の原稿検知器63a
および検知位置U−Zに位置する場合の原稿検知器63
a、63bの出力より原稿G以外が判別(X)される。
このような判別状態となるのは、第10図に示す如く、
原稿GがrA5タテ置装サイズのときだけであり、この
ような場合、演算処理部170により原稿GはrA5タ
テ置装サイズと識別される。
このように、光照射による原稿面からの反射光のレベル
変動を利用し、各検知位置T−Zにおいて原稿Gの有無
を判別することで、識別データにもとづいて原稿Gのサ
イズを識別するようにしている。この場合、前述したよ
うに、反射光の分光スペクトルの変化により原稿Gの有
無が判別される。このため、たとえば原稿カバー1aが
完全に閉じられていない場合、原稿Gと原稿G以外とで
反射光のレベルに大きな変動が現われる。したがって、
原稿検知器63a、63bの出力レベルによって原稿G
か否かが容易に判別でき、この判別による原稿Gの有無
を各検知位置T−Zにおいて判断することで原稿Gのサ
イズ検知が極めて容易に行い得る。なお、第11図(b
)、(C)。
(d)、(f)、(g)は、それぞれ「B4」サイズ、
「A4ヨコ置」サイズ、「B5ヨコ置」サイズ rB5
タテ置装サイズ、「A5ヨコ置」サイズの原稿Gが載置
されている場合を示しており、いずれの場合も、第10
図に示す如く、第1キヤリツジ4 1aの位置データと原稿Gの有無を示す情報、つまり各
検知位置T−Zにおける2つの検知器63a、63bの
出力レベルの組合わせにより、原稿Gのサイズが正確に
検知される。
次に、第12図および第13図を参照して、原稿サイズ
の検知結果を用いて消去範囲を設定する方法について説
明する。たとえば、原稿カバー1aが完全に閉じられて
いないことが検知された場合、演算処理部170により
、識別データから求めた原稿Gのサイズと、前記操作パ
ネル30の倍率設定キー30hにより指定されている複
写の倍率とに応じた原稿画像の形成領域(画像サイズ)
にもとづいて、この原稿画像領域以外を消去の対象とす
る消去範囲が設定される。この消去範囲は画像サイズに
応じて設定データ内より選出され、メインプロセッサ群
71を介してメモリ140に記憶される。この結果、メ
モリ140内には、原稿画像領域部分にローレベル信号
“O”が、それ以外の部分(非画像領域)にハイレベル
信号“1”が記憶される。すなわち、このメモリ140
は、たとえば複写可能な最大原稿サイズよりも若干大き
な容量を有しており、倍率が等倍(倍率100%)の場
合であれば、第12図に示す原稿Gに対して、第13図
に示す如く、原稿Gに対応するアドレスにローレベル信
号が、それ以外のアドレスにハイレベル信号が記憶され
るようになっている。
一方、第14図に示す如く、感光体ドラム10の現像器
12と露光部phとの間には消去アレイ150が近接し
て設けられている。この消去アレイ150は、第15図
および第16図に示す如く、感光体ドラム10の回転方
向と直交する方向に複数個の遮光用セル151が配設さ
れ、これら遮光用セル151の内部にそれぞれ第17図
(a)(b)に示すような、たとえば発光ダイオードか
らなる発光素子152が設けられている。また、各セル
151の感光体ドラム10と対向する開口部には、発光
素子152の光を感光体ドラム10の表面に集光するレ
ンズ153が設けられている。
この消去アレイ150に配設される発光素子152の数
は、たとえば前記メモリ140の列方向の容量と一致さ
れている。ここで、発光素子152相互間の距離をP工
とし、個数をN個とすると消去アレイ150の全長はQ
−NXP工となる。
上記消去アレイ150は前述したアレイ駆動部160に
よって駆動される。このアレイ駆動部160は、第18
図に示す如く、前記メモリ140の列方向のビット数と
同一ビット数を有するシフトレジスタ161、このシフ
トレジスタ161の内容が保持されるストアレジスタ1
62、このストアレジスタ162の各出力信号によって
オン/オフ制御される複数のスイッチ素子163からな
るスイッチ回路164によって構成されており、これら
スイッチ素子163の可動接片163aは接地され、固
定接点163bはそれぞれ前記消去アレイ150を構成
する発光素子152の各カソードに接続されている。こ
れら各発光素子152のアノードは電流制限用抵抗Rを
それぞれ介して電源Vccに接続されている。
しかして、前述したように消去範囲を設定した後、第1
キヤリツジ41aおよび感光体ドラム10などが動作さ
れるとともに、前記メモリ140より行方向(第13図
に示す)に1列分のデータが順次読出される。この読出
されたデータD、はクロック信号CLKにより、アレイ
駆動部160のシフトレジスタ161に転送される。シ
フトレジスタ161に1列分のデータが転送された後、
感光体ドラム10の帯電された部分が消去アレイ150
に到達すると、メインプロセッサ群71よリラッチ信号
LTHが出力され、この信号LTHに応じてシフトレジ
スタ161の記憶データがストアレジスタ162に供給
される。すなわち、消去アレイ150は現像器12と露
光部phとの間に配置されているため、前記メモリ14
0により出力される1列分のデータは、たとえば消去ア
レイ150と露光部Phの角度が01であり、感光体ド
ラム10が角速度ωで回転しているとすると、θ1/ω
より以前にストアレジスタ162に供給されるよう、ラ
ッチ信号LTHの出力タイミングが制御されている。
スイッチ回路164の各スイッチ素子163はこのスト
アレジスタ162の出力信号によって制御される。すな
わち、ストアレジスタ162の出力レベルがハイレベル
である場合はオンとされ、ローレベルである場合はオフ
とされる。この結果、各スイッチ素子163に接続され
た発光素子152はスイッチ素子163がオンの場合に
点灯され、オフの場合には消灯される。したがって、感
光体ドラム10の帯電部分のうち、静電潜像の露光され
ない部分が発光素子152の点灯により除電され、画像
が消去されたことになる。このように、静電潜像が形成
されていても、潜像の帯電部分を後で消去することがで
きるので、消去が自由に行える。上述のように原稿画像
領域以外の部分に対応されて消去アレイ150の発光素
子152を点灯制御するように、以下、同様にして、メ
モリ140のデータが1列分ずつ読出されることにより
、原稿画像周辺に現れる不要な黒画像の消去が行われる
次に、上記構成の動作について、第19図に示すフロー
チャートを参照して説明する。たとえば今、原稿台2上
に原稿Gが載置され、操作パネル30の複写キー30a
が投入されたとする(ST1)。すると、パルスモータ
ドライバ79を介した第1サブプロセツサ72の制御に
よってモータ33が駆動され、第1キヤリツジ41aが
複写の倍率に応じたホームポジションより第2キヤリツ
ジ41a方向の走査開始位置へ移動される(ST2)。
この後、メインプロセッサ群71の制御によって原稿検
知器63a、63bが動作されるとともに、第1キヤリ
ツジ41aが第2キヤリツジ41aより離れる方向に移
動されることにより、原稿Gのサイズ検知のための走査
が開始される(ST3)。すなわち、第1キヤリツジ4
1aの移動によって原稿検知器63a、63bがそれぞ
れ原稿台2に対して直線A−A、B−B (第7図に示
す)に沿って移動され、この移動にともなって発光素子
62の光照射による原稿面からの反射光は受光素子61
にて受光される。この受光素子61(原稿検知器63 
a、 63 b)の出力は増幅器66によって電圧信号
に変換された後、比較回路68において基準電圧(Vr
ef)により補正される。
そして、上記比較回路68の出力は、メインプロセッサ
群71を介して演算処理部170に供給され、各検知位
置T、U、V、W、X、Y、Zにおける原稿Gの有無が
判別されることにより、原稿Gのサイズ検知に供される
(ST4)。すなわち、演算処理部170では、モータ
33のパルス数と位置データとから第1キヤリツジ41
aの位置が判断されるともに、上記原稿検知器63a。
63bの出力レベルのチエツクにより、各検知位置T−
Zにおける原稿Gの有無が判別される。そして、この判
別結果と識別データとから原稿Gのサイズが識別される
上記ステップ(ST4)において原稿サイズが検知され
ると、画像サイズ、つまり検知された原稿サイズ(等倍
時)、または原稿サイズと倍率設定キー30hによって
指定される倍率とによる複写サイズ(変倍時)が、カセ
ット選択キー30iによって指定されている用紙サイズ
と比較される(S T 5)。この比較により、原稿サ
イズまたは複写サイズが用紙サイズより小さいと判断さ
れた場合、ステップ6に移行され、このステップ6にお
いては、画像サイズ、つまり原稿サイズおよび倍率に応
じて消去範囲が設定され、メモリ140の消去範囲に対
応するアドレスにハイレベル信号が記憶せしめられる(
ST6)。消去範囲が設定された後、原稿カバー1aが
完全に閉じられているか否かが判断される(ST7)。
原稿カバー18が完全に閉じられていない状態であるこ
とが判断されると、消去動作をともなう画像の形成動作
が開始される(ST8)。
すなわち、ランプレギュレータ81を介したメインプロ
セッサ群71の制御により露光ランプ4が点灯され、パ
ルスモータドライバ79を介した第1サブプロセッサ群
72の制御によりモータ33が駆動されて第1キヤリツ
ジ41aが走査開始位置より第2キヤリツジ41aから
離れる方向に移動されることにより、画像形成のための
原稿走査が行われる。また、パルスモータドライバ80
を介した第2サブプロセッサ群73の制御によりモータ
36などが駆動されて感光体ドラム10などが動作され
るとともに、アレイ駆動部160により消去アレイ15
0が駆動され、前述したようにメモリ140からのデー
タに応じて発光素子152が点灯制御される。これによ
り、露光により静電潜像が形成されている部分であって
も、発光素子152が点灯された消去範囲に対応する感
光体ドラム10上の表面電荷が除去される。上記感光体
ドラム10の帯電部分のうち、消去アレイ150によっ
て除電された部分は、静電潜像が消去されている。した
がって、原稿カバー1aが完全に閉じられていない場合
に、たとえば原稿Gのサイズが前記カセット選択キー3
0iにより指定されている用紙サイズより小さい場合、
もしくは原稿Gのサイズと用紙サイズとが等しい場合で
も倍率設定キー30hによる複写倍率に応じた複写サイ
ズが用紙サイズより小さい場合などであっても、第20
図(b)に示す如く、用紙P上に形成される複写画像に
は原稿画像の周囲に不要な黒画像(第20図(a)に斜
線で示す黒領域)か現われることなく、ハードコピーと
して常に美しい複写画像を得ることができる。
また、シート状の原稿Gに限らず、本などのような厚物
原稿によって原稿カバー18が完全に原稿台2と接触し
ない場合でも、原稿画像の周囲に現われる不要な黒画像
を消去することができ、ハードコピーとして美しい複写
画像を得ることができる。
一方、上記ステップ5において、原稿サイズまたは複写
サイズか用紙サイズと同じか、または大きいと判断され
た場合には処理がステップ9に移行され、上述した消去
動作は省略されて通常の複写動作が行われる。すなわち
、原稿カバー18が完全に閉じられている場合には不要
な黒画像が原稿画像周辺に現れることはない。このため
、消去動作は不要となる。したがって、原稿カバー1a
の開閉を検知して原稿カバー1aが完全に閉じられてい
ることが検知された場合には、消去動作を省略すること
ができる。
また一方、上記ステップ7において、原稿カバーlaが
開放されていないと判断された場合には処理がステップ
10に移行され、上述した消去動作は省略されて通常の
複写動作が行われる。その時、常に、複写の途中で原稿
カバー18が開かれたか否かが判断される(STII)
。そして、原稿カバー1aが完全に閉じられている場合
には、通常の複写動作が継続される(ST12)。よっ
て、不要な黒画像が原稿画像周辺に現れることはない。
しかし、ステップ11で、複写の途中で原稿カバー1a
が開かれたと判断されると、上述のステップ8に移行さ
れて、緊急に消去アレイ150による消去がなされる。
これは、予め原稿サイズおよび用紙サイズが複写開始前
に調べられ、消去アレイ150が露光部phよりも回転
される方向に配置されているので可能なことである。
このようにして、設定された枚数に応じて複写画像の形
成がなされると、一連の動作が終了され、複写機は待機
状態とされる。
上記したように、原稿カバーが完全に閉じられていない
とき、複写途中であっても、用紙サイズに応じて、感光
体ドラム上の不要な電荷を強制的に除去することにより
、原稿画像周辺に現れる不要像を消去するようにしてい
る。
すなわち、原稿カバーが閉じられていない場合、もしく
は厚物原稿などによって原稿カバーを閉じることができ
ない場合であっても、原稿画像周辺に無駄なトナーによ
る不要な黒画像が生じるのを防ぐことが可能となる。原
稿カバーが複写途中で開かれても、消去アレイにより、
不要な帯電を消去できるので、見た目にも美しい質の良
い複写画像を得ることができるとともに、原稿画像以外
の領域における現像剤の無駄な消費を防止できるもので
ある。更に、被転写紙の周辺部にトナーがのせられてい
ないので、定着ローラによる被転写紙の巻き込みが防止
される。
また、原稿カバーを開放したままでも不要な黒画像のな
い美しい複写画像が得られるようになるため、複写の度
にいちいち原稿カバーを閉じる必要性がなくなるなどの
作用、効果も期待できるものである。
原稿カバー1aの開放をカバー検知スイッチ3からの入
力により検知するようにしたが、たとえば反射光のレベ
ルの大小または明暗などを検出し、原稿G以外の明度が
一定レベル以下のときに原稿力/<−1aの開放を検知
するようにしても良い。
また、操作パネル30からの入力によってモード指定可
能とし、モードの指定が行われている場合にのみ、消去
動作を行うようにすることも可能である。
上述の実施例において、カバー検知スイッチ3の配設位
置は第2図に示す位置に限らず、原稿カバー1aの先端
移動部近傍に配設することも可能である。さらに、カバ
ー検知スイッチ3は上述のスイッチに限らず、たとえば
第21図に示されるスイッチ60a、60bや、マグネ
ットとリードスイッチとの組合わせからなるものであっ
ても良い。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々
変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、予め及び複写
途中に原稿カバーが開いた状態にあっても、被転写材の
周辺部分に現れる不要な黒画像を消去することができ、
出力画像の質が向上されるとともに、現像剤の無駄な消
費を防止できる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第1図は
第1実施例の複写機の構成を示す側断面図、第2図は第
1実施例の複写機の外観斜視図、第3図は操作パネルの
構成を示す平面図、第4図は駆動部の構成を示す斜視図
、第5図は光学系の駆動機構を概略的に示す斜視図、第
6図は指針の駆動機構を概略的に示す斜視図、第7図は
原稿のサイズ検知動作を説明するために示す図、第8図
は原稿検知器について説明するために示す断面図、第9
図は第1実施例の全体的な制御回路を示す構成図、第1
0図は原稿のサイズ検知に用いられる職別データを論理
的に示す図、第11図は原稿サイズの検知例を示す動作
説明図、第12図は消去範囲の設定方法について説明す
るために示す図、第13図はメモリの内容を説明するた
めに示す図、第14図は消去アレイの配置を示す要部の
側断面図、第15図および第16図はそれぞれ消去アレ
イと感光体ドラムとの関係を示すものであり、第15図
は要部のみを示す斜視図、第16図は要部のみを示す正
面図、第17図は消去アレイの構成を示すものであり、
同図(a)は側断面図、同図(b)は一部を切除して示
す正面図、第18図はアレイ駆動部の構成を示す回路図
、第19図は動作を説明するために示すフローチャート
、第20図はシート状の原稿を例に動作を説明するため
に示すものであり、同図(a)は複写画像に不要な黒画
像が現れる場合を示す図、同図(b)は複写画像より不
要な黒画像が消去された場合を示す図、第21図はカバ
ー検知スイッチの他の変形例を示す図である。 1・・・本体、1a・・・原稿カバー 2・・・原稿台
、3・・・カバー検知スッチ、4・・・露光ランプ、8
・・変倍用レンズブロック、10・・・感光体ドラム(
感光体)、30・・・操作パネル、41a・・・第1キ
ヤリツジ、61・・・受光素子、62・・・発光素子、
63a。 63b・・・原稿検知器、71・・・メインプロセッサ
群、140・・・メモリ、150・・・消去アレイ、1
60・・・アレイ駆動部、170・・・演算処理部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 透光性を有する原稿台に載置された原稿を光学系により
    光学的に読取り、この原稿の画像に対応した像を像担持
    体に形成する画像形成装置において、 前記原稿を前期原稿台と協動して挟持する原稿押え手段
    と、 この原稿押え手段による挟持動作の解除を検知する検知
    手段と、 この検知手段が前記画像形成装置の画像形成動作中に前
    記原稿押え手段の挾持動作の解除を検知すると、画像形
    成動作中であっても、非原稿載置領域に対応する画像が
    像担持体に形成されることを防止する像消去手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP2084615A 1990-03-30 1990-03-30 画像形成装置 Pending JPH03282562A (ja)

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