JPH04301859A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH04301859A
JPH04301859A JP3091705A JP9170591A JPH04301859A JP H04301859 A JPH04301859 A JP H04301859A JP 3091705 A JP3091705 A JP 3091705A JP 9170591 A JP9170591 A JP 9170591A JP H04301859 A JPH04301859 A JP H04301859A
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JP
Japan
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image
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photoreceptor
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Pending
Application number
JP3091705A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Iwata
岩田 裕弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3091705A priority Critical patent/JPH04301859A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば電子複写機
に適用される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、たとえば電子写真プロセ
スを用いた電子複写機では、原稿台上に載置された原稿
を上から原稿カバーで覆い、この原稿カバーによって原
稿以外に照射される露光ランプの光をも感光体ドラムに
導くことにより、感光体ドラムの表面に残る不要な電荷
を除去するようになっている。
【0003】ところが、原稿カバーがたとえば開放され
たままの状態で原稿の走査が行われると、原稿以外の部
分に照射された露光ランプからの光が感光体ドラムに結
像されなくなる。すると、原稿画像周辺の不要な電荷が
除去されず、後の現像によって原稿画像以外の部分にま
でトナーが付着されることになる。このため、原稿サイ
ズが用紙サイズ(被転写材)より小さい場合、もしくは
原稿サイズと用紙サイズとが等しい場合でも縮小による
複写サイズが用紙サイズより小さい場合など、形成され
る画像サイズが用紙サイズより小さい場合、出力画像(
コピー画像)の原稿画像周辺がトナーでまっ黒になる。 また、本などのような厚物原稿の場合も、原稿カバーが
完全に原稿台と接触しないため、出力画像の原稿画像周
辺に影による不要な黒画像が発生する。
【0004】このように、原稿画像周辺に無駄なトナー
による不要な黒画像(黒ベタ像)が現われるものでは、
出力画像としては見た目にも美しくない質の悪いもので
あり、またトナーの無駄使いにより現像剤の消費が激し
いという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、原稿サイ
ズまたは複写サイズが用紙サイズより小さい場合、原稿
画像以外の部分に不要な黒画像が発生するため、得られ
る出力画像としては質の悪いものであり、また現像剤の
無駄な消費が多くなるという問題点を除去すべくなされ
たもので、画像サイズが被転写材より小さい場合であっ
ても、原稿画像以外の部分に現れる不要な黒画像を消去
することが可能であり、出力画像の質が向上されるとと
もに、現像剤の無駄な消費を防止できる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
にあっては、前記原稿を覆う為の原稿カバ−と、原稿の
サイズを検知する第1の検知手段と、この第1の検知手
段によって検知された原稿サイズに基づいて感光体に形
成される画像サイズを検知する第2の検知手段と、感光
体の画像が転写される被転写材のサイズを検知する第3
の検知手段と、第2の検知手段にて検知される画像サイ
ズと第3の検知手段にて検知される被転写材のサイズと
を比較する比較手段と、この比較手段により比較され、
画像サイズが被転写材より小さい場合、感光体上の不要
な電荷を除去して原稿画像周辺の像を消去可能な消去手
段と、感光体上の不要な電荷を除去するか否かを表示す
る手段と、感光体の画像の転写を開始させる手段とを具
備している。
【0007】
【作用】この発明は、原稿台上に載置された原稿のサイ
ズを読取り、この原稿のサイズにもとづいて画像形成さ
れる画像サイズを被転写材のサイズと比較し、上記画像
サイズが被転写材より小さいことが判断された場合、感
光体上の不要な電荷を除去可能することにより、原稿画
像周辺に現れる像を消去できるようにしたものである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0009】図1、図2はこの発明の画像形成装置、た
とえば複写機を概略的に示すものである。複写機本体1
の上面には、原稿Gを支承する原稿台(透明ガラス)2
が固定されている。この原稿台2には原稿Gのセット基
準となる固定スケール2aが設けられ、さらに原稿台2
の近傍には開閉自在の原稿カバー1a、およびマグネッ
トとリードスイッチとによって原稿カバー1aの開閉状
態を検知するカバー検知スイッチ600が設けられてい
る。
【0010】そして、上記原稿台2に載置された原稿G
は、露光ランプ4、ミラー5,6,7からなる光学系が
、原稿台2の下面に沿って矢印a方向に往復動されるこ
とにより露光走査されるようになっている。この場合、
ミラー6,7は光路長を保持するよう、ミラー5の1/
2の速度にて移動される。上記光学系の走査による原稿
Gからの反射光、つまり露光ランプ4の光照射による原
稿Gからの反射光は上記ミラー5,6,7によって反射
された後、変倍用レンズブロック8を通り、さらにミラ
ー9によって反射されて感光体ドラム10に導かれ、原
稿Gの像が感光体ドラム10の表面に結像されるように
なっている。
【0011】上記感光体ドラム10は図示矢印c方向に
回転され、まず、帯電用帯電器11によって表面が帯電
される。この後、露光部Phにおいて画像がスリット露
光されることにより、表面に静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は、現像器12によってトナーが付着される
ことにより可視像化される。
【0012】一方、用紙(被転写材)Pは、選択された
上段給紙カセット13、あるいは下段給紙カセット14
から送出ローラ15、あるいは16によって一枚ずつ取
出され、この取出された用紙Pは用紙案内路17、ある
いは18を通ってレジストローラ対19へ案内され、こ
のレジストローラ対19によって転写部へ送られるよう
になっている。
【0013】ここで、上記給紙カセット13,14は本
体1の右側下端部に着脱自在に設けられており、後述す
る操作パネルにおいていずれか一方が選択できるように
なっている。なお、上記各給紙カセット13,14はそ
れぞれカセットサイズ検知スイッチ60a,60bによ
ってカセットサイズが検知されるものである。このカセ
ットサイズ検知スイッチ60a,60bは、サイズの異
なるカセットの挿入に応じてオン/オフされる複数のマ
イクロスイッチにより構成されている。
【0014】上記転写部に送られた用紙Pは、転写用帯
電器20の部分で感光体ドラム10の表面と密着され、
上記帯電器20の作用により感光体ドラム10上のトナ
ー像が転写される。この転写された用紙Pは、剥離用帯
電器21の作用で感光体ドラム10から静電的に剥離さ
れ、搬送ベルト22によってその終端部に設けられた定
着器としての定着ローラ23へ送られる。そして、ここ
を通過することにより転写像が定着され、定着後の用紙
Pは、排紙ローラ対24によって本体1外のトレイ25
に排出される。
【0015】また、転写後の感光体ドラム10は、除電
用帯電器26によって除電された後、クリーナ27で表
面の残留トナーが除去され、さらに除電ランプ28によ
って残像が消去されることにより、初期状態に復帰され
るようになっている。なお、29は本体1内の温度上昇
を防止するための冷却ファンである。
【0016】図3は本体1に設けられた操作パネル30
を示すものである。30aは複写開始を指令する複写キ
ー、30bは複写枚数の設定などを行うテンキー、30
cは各部の動作状態や用紙のジャムなどを表示する表示
部、30dは複写濃度を設定する濃度設定部、30eは
トータル複写枚数を表示させるためのカウント指令キー
、30fは識別符号(IDコード)が一致した場合のみ
複写を許可するID複写モードが設定されている場合に
おいて、各IDコードに対応した複写枚数を表示させる
ためのIDカウントキーである。
【0017】また、30gは多重複写などを行う場合に
操作する編集キー、30hは複写倍率を設定する場合に
操作する倍率設定キー、30iは上段,下段給紙カセッ
ト13,14を選択する場合に操作するカセット選択キ
ー、30kはたとえば前記編集キー30gを操作し、こ
の状態で複写条件などを設定した場合、この設定した複
写条件などを記憶したり、あらかじめ記憶されている複
写条件などを読出す場合に操作するモードメモリキー、
30lは各モードに応じた情報を得たい場合に操作する
インフォメーションキーであり、たとえば用紙のジャム
が発生した場合にこのキー30lを操作すると、後述す
る表示器30oにジャムを解除するための情報が表示さ
れるようになっている。
【0018】さらに、30mはファンクションチェック
キーであり、このファンクションチェックキー30mを
操作すると、どのような機能が設定されているかを表示
器30oに表示させることができる。30nは表示器3
0oのコントラストを調整するためのダイアルである。 30oはたとえば液晶ドットマトリクスパネルからなる
表示器であり、この表示器30oには、複写機の設定状
態などが文字などによって表示され、前記各種キー30
e,30f,30g〜30mが操作された場合、それぞ
れに対応する文字などの表示が行われるようになってい
る。この表示器30oの両側部には、表示器30oに表
示される各種機能を選択する操作キー30p〜30s,
30t〜30wが配設されている。
【0019】図4は上記のように構成された複写機の各
駆動部の駆動源構成例を示すものであり、以下のような
モータで構成される。すなわち、31はレンズ用モータ
であり、変倍を行わせるための前記レンズブロック8の
位置を図示矢印b方向に移動させるためのモータである
。32はミラー用モータであり、変倍を行わせるための
前記ミラー5とミラー6,7との間の距離(光路長)を
変更させるためのモータである。33は走査用モータで
あり、前記露光ランプ4およびミラー5、前記ミラー6
,7を原稿走査のために移動させるためのモータである
。34はシャッタ用モータであり、変倍時の感光体ドラ
ム10への帯電器11による帯電幅を調整するためのシ
ャッタ(図示しない)を移動させるためのモータである
。35は現像用モータであり、前記現像器12の現像ロ
ーラなどを駆動するためのモータである。36はドラム
用モータであり、前記感光体ドラム10を駆動するため
のモータである。37は定着用モータであり、前記用紙
搬送路22、定着ローラ対23および排紙ローラ対24
を駆動するためのモータである。38は給紙用モータで
あり、前記送出ローラ15,16を駆動するためのモー
タである。39は紙送り用モータであり、前記レジスト
ローラ対19を駆動するためのモータである。40はフ
ァン用モータであり、前記冷却ファン29を駆動するた
めのモータである。
【0020】図5は前記光学系を往復移動させるための
駆動機構を示すものである。すなわち、ミラー5および
露光ランプ4は第1キャリッジ41aに、ミラー6,7
は第2キャリッジ41bにそれぞれ支持されており、こ
れらキャリッジ41a,41bは案内レール42a,4
2bに案内されて矢印a方向に平行移動自在とされてい
る。また、4相パルスモータ33はプーリ43を駆動す
るようになっている。このプーリ43とアイドルプーリ
44との間には無端ベルト45が掛渡されており、この
ベルト45の中途部にミラー5を支持する第1キャリッ
ジ41aの一端が固定されている。
【0021】一方、ミラー6,7を支持する第2キャリ
ッジ41bの案内部46には、レール42bの軸方向に
離間して2つのプーリ47,47が回転自在に設けられ
ており、これらプーリ47,47間にワイヤ48が掛渡
されている。このワイヤ48の一端は固定部49に、他
端はコイルスプリング50を介して上記固定部49にそ
れぞれ固定されている。また、上記ワイヤ48の中途部
には第1キャリッジ41aの一端が固定されている。し
たがって、パルスモータ33が回転されることにより、
ベルト45が回転して第1キャリッジ41aが移動され
、これにともなって第2キャリッジ41bも移動される
。このとき、プーリ47,47が動滑車の役目をするた
め、第1キャリッジ41aに対して第2キャリッジ41
bが1/2の速度にて同一方向へ移動される。なお、第
1,第2キャリッジ41a,41bの移動方向は、パル
スモータ33の回転方向を切換えることにより制御され
る。
【0022】また、前記原稿台2には指定された用紙に
対応する複写可能範囲が表示される。すなわち、カセッ
ト選択キー30iによって指定された用紙サイズを(P
x,Py)とし、倍率設定キー30hによって指定され
た複写倍率をKとすると、複写可能範囲(x,y)は、
「x=Px/K」,「y=Py/K」となる。この複写
可能範囲(x,y)のうち、x方向は原稿台2の裏面に
配設された指針51,52の相互間距離によって表示さ
れ、y方向は前記第1キャリッジ41aの上面部に設け
られたスケール53と前記固定スケール2aとの相互間
距離によって表示されるようになっている。
【0023】上記指針51,52は、図6に示す如く、
プーリ54,55との間にスプリング56を介して掛渡
されたワイヤ57に設けられている。前記プーリ55は
モータ58によって回転されるようになっており、この
モータ58が前記求められたx方向の複写可能範囲に応
じて駆動されることにより、指針51,52の相互間距
離が変えられるようになっている。
【0024】また、第1キャリッジ41aは、用紙サイ
ズおよび複写の倍率に応じてモータ33が駆動されるこ
とにより、所定の位置(倍率に応じたホームポジション
)へ移動されるようになっている。そして、複写キー3
0aが操作されると、第1キャリッジ41aは第2キャ
リッジ41b方向の走査開始位置に移動され、その後、
露光ランプ4が点灯されて第2キャリッジ41bから離
れる方向に移動される。このようにして、原稿Gの走査
が終了すると、ランプ4が消灯され、第1キャリッジ4
1aは前記ホームポジションに復帰される。
【0025】ところで、上記原稿Gの走査に際して、第
1キャリッジ41aの移動にともなって原稿Gのサイズ
があらかじめ検知されるようになっている。すなわち、
第1キャリッジ41aには、図8に示す如く、たとえば
イメージラインセンサからなる受光素子61と発光ダイ
オードからなる発光素子62とによって構成される原稿
検知器63a,63bが設けられている。これら原稿検
知器63a,63bは、図7に示す如く、上記第1キャ
リッジ41aの移動にともなって、それぞれ原稿台2に
対して図示直線A−A,B−Bに沿って移動(走査)す
るような位置に配設されている。したがって、複写キー
30aが操作されると、第1キャリッジ41aはホーム
ポジションより第2キャリッジ41b方向の走査開始位
置に移動される。そして、原稿検知器63a,63bが
動作され、第2キャリッジ41bから離れる方向に移動
されることにより、原稿Gのサイズ検知のための走査が
行われる。原稿サイズ検知のための走査が終了すると、
原稿検知器63a,63bの動作が停止され、第1キャ
リッジ41aは前記走査開始位置に移動される。その後
、露光ランプ4が点灯されて第2キャリッジ41bから
離れる方向に移動される。このようにして、原稿Gの画
像形成のための走査が終了すると、ランプ4が消灯され
、第1キャリッジ41aは前記ホームポジションに復帰
される。
【0026】このように、上記第1キャリッジ41aを
その原稿走査の前に第2キャリッジ41bから離れる方
向に移動することによって、図8に示す如く、前記発光
素子62の光照射による原稿Gおよび原稿カバー1aか
らの反射光が原稿台2を介して受光素子61にて受光さ
れ、ここで上記原稿Gおよび原稿カバー1aそれぞれの
反射率に応じた電気信号に変換される。この電気信号は
後述するメインプロセッサ群を介して演算処理部に供給
され、この演算処理部において、第1キャリッジ41a
の移動距離に対する反射光のレベル変動に応じて、原稿
Gのサイズが自動的に検知されるようになっている。
【0027】この場合、反射光の分光スペクトルの変化
によって原稿Gの有無を判別し、原稿Gの走査方向に対
する判別結果を用いて原稿Gのサイズを検知するように
している。この種のものでは、原稿カバー1aと原稿台
2とが密着されていない場合、反射光のレベル変動が極
端に大きくなる。このため、たとえば原稿カバー1aが
開放されたままの状態、もしくは本などのような厚物原
稿Gによって原稿カバー1aを完全に閉じることができ
ない場合、原稿Gの有無は極めて容易に判別可能となる
。したがって、図7に示す如く、原稿台2の2点(直線
A−A,B−B)をそれぞれの原稿検知器63a,63
bによって走査し、各検知位置T,U,V,W,X,Y
,Zにおける原稿Gの有無を判別することで、原稿Gの
サイズ検知が容易に行い得る。
【0028】なお、前記原稿台2上には、たとえば「A
5」サイズから「A3」サイズまでの原稿Gが載置可能
とされており、いずれの原稿Gも原稿台2の中心(図示
一点鎖線で示す)を基準として載置されるようになって
いる。
【0029】図9は全体的な制御回路を示すものである
。メインプロセッサ群71は、操作パネル30および各
種スイッチやセンサ、たとえば前記カセットサイズ検知
スイッチ60a,60bなどの入力機器75からの入力
を検知し、前記各種帯電器を駆動する高圧トランス76
、前記除電ランプ28、前記クリーナ27のブレードソ
レノイド27a、前記定着ローラ対23のヒータ23a
、前記露光ランプ4、および前記各モータ31〜40,
58などを制御して前述の複写動作を行うとともに、原
稿検知器63a,63b、メモリ140、消去アレイ1
50、アレイ駆動部160、演算処理部170などを、
前記カバー検知スイッチ600などの入力機器75から
の入力にしたがって制御し、複写画像(出力画像)の原
稿画像周辺に現われる不要な黒画像を消去する動作を行
うものである。
【0030】上記モータ31〜40,58のうち、モー
タ35,37,40および現像器12にトナーを供給す
るトナー用モータ77は、モータドライバ78を介して
メインプロセッサ群71で制御され、モータ31〜34
は、パルスモータドライバ79を介して第1サブプロセ
ッサ群72で制御され、モータ36,39,38,58
は、パルスモータドライバ80を介して第2サブプロセ
ッサ群73で制御される。また、露光ランプ4はランプ
レギュレータ81を介してメインプロセッサ群71で制
御され、ヒータ23aはヒータ制御部82を介してメイ
ンプロセッサ群71で制御される。そして、メインプロ
セッサ群71から第1,第2サブプロセッサ群72,7
3へは各モータの駆動/停止命令が送られ、第1,第2
サブプロセッサ群72,73からメインプロセッサ群7
1へは各モータの駆動/停止状態を示すステータス信号
などが送られる。また、第1サブプロセッサ群72には
、モータ31〜34の各初期位置を検出する位置センサ
83からの位置情報が入力されている。これら第1,第
2サブプロセッサ群72,73は、たとえばマイクロコ
ンピュータ、およびこのマイクロコンピュータから供給
される設定値に応じて基準クロックパルスのカウントを
行い、パルスモータの相切換間隔時間を制御するプログ
ラマブル・インターバル・タイマなどによって構成され
ている。
【0031】上記原稿検知器63a,63b(受光素子
61)の出力(電気信号)は、増幅器66および比較回
路68を介して、前記メインプロセッサ群71により演
算処理部170に供給される。上記比較回路68では、
増幅器66の出力が、受光素子61の感度のばらつきや
温度変化などに起因する受光素子61の出力レベルの変
動を補正するための基準電圧(Vref)と比較される
ようになっている。
【0032】上記演算処理部170は、モータ33に供
給されたパルス数により第1キャリッジ41aの位置(
検知位置T〜Z)を算出する位置データ、この位置デー
タから求められる各検知位置T〜Zにおけるそれぞれの
原稿検知器63a,63bの出力レベルの組合わせ(原
稿の有無)に応じて原稿サイズを識別するための識別デ
ータ、この識別データにより識別された原稿サイズと前
記操作パネル30の倍率設定キー30hによって指定さ
れる複写の倍率とに応じた原稿画像領域(画像サイズ)
にもとづいて消去範囲を設定する設定データなどを備え
ている。なお、メモリ140、消去アレイ150、およ
びアレイ駆動部160については後述する。
【0033】次に、図10および図11を参照して、原
稿サイズの検知結果を用いて消去範囲を設定する方法に
ついて説明する。たとえば、原稿カバー1aが完全に閉
じられていないことが検知された場合、演算処理部17
0により、識別データから求めた原稿Gのサイズと、前
記操作パネル30の倍率設定キー30hにより指定され
ている複写の倍率とに応じた原稿画像の形成領域(画像
サイズ)にもとづいて、この原稿画像領域以外を消去の
対象とする消去範囲が設定される。この消去範囲は画像
サイズに応じて設定データ内より選出され、メインプロ
セッサ群71を介してメモリ140に記憶される。この
結果、メモリ140内には、原稿画像領域部分にローレ
ベル信号“0”が、それ以外の部分(非画像領域)にハ
イレベル信号“1”が記憶される。すなわち、このメモ
リ140は、たとえば複写可能な最大原稿サイズよりも
若干大きな容量を有しており、倍率が等倍(倍率100
%)の場合であれば、図10に示す原稿Gに対して、図
11に示す如く、原稿Gに対応するアドレスにローレベ
ル信号が、それ以外のアドレスにハイレベル信号が記憶
されるようになっている。
【0034】一方、図12に示す如く、感光体ドラム1
0の帯電器11と露光部Phとの間には消去アレイ15
0が近接して設けられている。この消去アレイ150は
、図13および図14に示す如く、感光体ドラム10の
回転方向と直交する方向に複数個の遮光用セル151が
配設され、これら遮光用セル151の内部にそれぞれ図
15(a),(b)に示すような、たとえば発光ダイオ
ードからなる発光素子152が設けられている。また、
各セル151の感光体ドラム10と対向する開口部には
、発光素子152の光を感光体ドラム10の表面に集光
するレンズ153が設けられている。この消去アレイ1
50に配設される発光素子152の数は、たとえば前記
メモリ140の列方向の容量と一致されている。ここで
、発光素子152相互間の距離をP1とし、個数をN個
とすると消去アレイ150の全長はQ=N×P1となる
【0035】上記消去アレイ150は前述したアレイ駆
動部160によって駆動される。このアレイ駆動部16
0は、図16に示す如く、前記メモリ140の列方向の
ビット数と同一ビット数を有するシフトレジスタ161
、このシフトレジスタ161の内容が保持されるストア
レジスタ162、このストアレジスタ162の各出力信
号によってオン/オフ制御される複数のスイッチ素子1
63からなるスイッチ回路164によって構成されてお
り、これらスイッチ素子163の可動接片163aは接
地され、固定接点163bはそれぞれ前記消去アレイ1
50を構成する発光素子152の各カソードに接続され
ている。これら各発光素子152のアノードは電流制限
用抵抗Rをそれぞれ介して電源Vccに接続されている
【0036】しかして、前述したように消去範囲を設定
した後、第1キャリッジ41aおよび感光体ドラム10
などが動作されるとともに、前記メモリ140より行方
向(図11に示す)に1列分のデータが順次読出される
。この読出されたデータDはクロック信号CLKにより
、アレイ駆動部160のシフトレジスタ161に転送さ
れる。シフトレジスタ161に1列分のデータが転送さ
れた後、感光体ドラム10の帯電された部分が消去アレ
イ150に到達すると、メインプロセッサ群71よりラ
ッチ信号LTHが出力され、この信号LTHに応じてシ
フトレジスタ161の記憶データがストアレジスタ16
2に供給される。すなわち、消去アレイ150は帯電器
11と露光部Phとの間に配置されているため、前記メ
モリ140により出力される1列分のデータは、たとえ
ば消去アレイ150と露光部Phの角度がθであり、感
光体ドラム10が角速度ωで回転しているとすると、θ
/ωより以前にストアレジスタ162に供給されるよう
、ラッチ信号LTHの出力タイミングが制御されている
【0037】スイッチ回路164の各スイッチ素子16
3はこのストアレジスタ162の出力信号によって制御
される。すなわち、ストアレジスタ162の出力レベル
がハイレベルである場合はオンとされ、ローレベルであ
る場合はオフとされる。この結果、各スイッチ素子16
3に接続された発光素子152はスイッチ素子163が
オンの場合に点灯され、オフの場合には消灯される。し
たがって、感光体ドラム10の帯電部分のうち、発光素
子152が点灯された部分は除電され、この除電された
部分はその後に露光されても静電潜像が形成されず、画
像が消去されたことになる。このように、原稿画像領域
以外の部分に対応されて消去アレイ150の発光素子1
52を点灯制御するように、以下、同様にして、メモリ
140のデータが1列分ずつ読出されることにより、原
稿画像周辺に現れる不要な黒画像の消去が行われる。
【0038】次に、上記構成の動作について、図17に
示すフローチャートを参照して説明する。たとえば今、
原稿台2上に原稿Gが載置され、操作パネル30の複写
キー30aが投入されたとする(ST1)。すると、パ
ルスモータドライバ79を介した第1サブプロセッサ7
2の制御によってモータ33が駆動され、第1キャリッ
ジ41aが複写の倍率に応じたホームポジションより第
2キャリッジ41b方向の走査開始位置へ移動される。 この後、メインプロセッサ群71の制御によって原稿検
知器63a,63bが動作されるとともに、第1キャリ
ッジ41aが第2キャリッジ41bより離れる方向に移
動されることにより、原稿Gのサイズ検知のための走査
が開始される。すなわち、第1キャリッジ41aの移動
によって原稿検知器63a,63bがそれぞれ原稿台2
に対して直線A−A,B−B(第7図に示す)に沿って
移動され、この移動にともなって発光素子62の光照射
による原稿面からの反射光は受光素子61にて受光され
る。この受光素子61(原稿検知器63a,63b)の
出力は増幅器66によって電圧信号に変換された後、比
較回路68において基準電圧(Vref)により補正さ
れる。そして、上記比較回路68の出力は、メインプロ
セッサ群71を介して演算処理部170に供給され、各
検知位置T,U,V,W,X,Y,Zにおける原稿Gの
有無が判別されることにより、原稿Gのサイズ検知に供
される。すなわち、演算処理部170では、モータ33
のパルス数と位置データとから第1キャリッジ41aの
位置が判断されるともに、上記原稿検知器63a,63
bの出力レベルのチェックにより、各検知位置T〜Zに
おける原稿Gの有無が判別される。そして、この判別結
果と識別データとから原稿Gのサイズが識別される。画
像サイズ、つまり検知された原稿サイズ(等倍時)、ま
たは原稿サイズと倍率設定キー30hによって指定され
る倍率とによる複写サイズ(変倍時)が、カセット選択
キー30iによって指定されている用紙サイズと比較さ
れる。
【0039】上記ステップ(ST1)において原稿サイ
ズが検知され、この比較により原稿サイズまたは複写サ
イズが用紙サイズより小さいと判断された場合、カバー
検知スイッチ3からの入力により原稿押えが解放されて
いるか否かが判断される(ST2)。もし、原稿押えが
解放されていないなら通常の画像形成動作を行い(ST
7)、原稿押えが解放され、ているなら「原稿押えが開
いています。周辺の枠消しを行いますか?」のメッセ−
ジを表示する(ST3)。そして、Yesキ−が押され
たかが判断される(ST4)。もし、Yesキ−が押さ
れたなら、「周辺部消去」のメッセ−ジと共に周辺部を
消去する(ST5)。アレイ駆動部160により消去ア
レイ150が駆動され、前述したようにメモリ140か
らのデータに応じて発光素子152が点灯制御される。 これにより、発光素子152が点灯された消去範囲に対
応する、帯電器11によって帯電された感光体ドラム1
0上の表面電荷が除去された後、画像形成動作が行われ
る(ST7)。また、Yesキ−が押されない場合、N
oキ−が押されたか否かが判断される(ST6)。もし
、Noキ−が押されたなら、通常の画像形成動作が行わ
れる(ST7)。
【0040】したがって、原稿カバー1aが完全に閉じ
られていない場合に、たとえば原稿Gのサイズが前記カ
セット選択キー30iにより指定されている用紙サイズ
より小さい場合、もしくは原稿Gのサイズと用紙サイズ
とが等しい場合でも倍率設定キー30hによる複写倍率
に応じた複写サイズが用紙サイズより小さい場合などで
あっても、図18(b)に示す如く、用紙P上に形成さ
れる複写画像には原稿画像の周囲に不要な黒画像(図1
8(a)に斜線で示す黒領域)が現われることなく、ハ
ードコピーとして常に美しい複写画像を得ることができ
る。
【0041】また、シート状の原稿Gに限らず、本など
のような厚物原稿によって原稿カバー1aが完全に原稿
台2と接触しない場合でも、原稿画像の周囲に現われる
不要な黒画像をオペレ−タの入力により消去することが
でき、ハードコピーとして美しい複写画像を得ることが
できる。
【0042】このようにして、設定された枚数に応じて
複写画像の形成がなされると、一連の動作が終了され、
複写機は待機状態とされる。
【0043】上記したように、原稿台上に載置された原
稿のサイズを読取り、この原稿のサイズにもとづいて画
像形成される画像サイズを用紙のサイズと比較し、上記
画像サイズが用紙より小さいことが判断された場合、オ
ペレ−タの入力により、感光体ドラム上の不要な電荷を
強制的に除去することにより、原稿画像周辺に現れる像
を消去するようにしている。
【0044】すなわち、第1キャリッジの移動にともな
って発光素子の光照射による原稿面からの反射光を受光
素子で受け、この受光素子の出力レベルの変動により上
記第1キャリッジの走査方向に対する原稿の有無を判別
し、この判別結果より原稿サイズを検知するとともに、
この原稿サイズまたは複写サイズが指定の用紙サイズよ
り小さい場合に、オペレ−タの入力により画像形成領域
以外の感光体ドラム表面の電荷を除去することにより、
原稿画像周辺に現れる像を消去するようにしている。こ
れにより、原稿サイズが用紙サイズより小さい場合、ま
たは複写サイズが用紙サイズより小さいなどの場合に、
たとえば原稿カバーが閉じられていない場合、もしくは
厚物原稿などによって原稿カバーを閉じることができな
い場合であっても、原稿画像周辺に無駄なトナーによる
不要な黒画像が生じるのを防ぐことが可能となる。した
がって、見た目にも美しい質の良い複写画像を得ること
ができるとともに、原稿画像以外の領域における現像剤
の無駄な消費を防止できるものである。
【0045】また、原稿カバーを開放したままでも不要
な黒画像のない美しい複写画像が得られるようになるた
め、複写の度にいちいち原稿カバーを閉じる必要性がな
くなるなどの作用,効果も期待できるものである。
【0046】また、上記実施例の変形例として、周辺部
の消去を行う消去アレイ150に代えて、図19、20
に示したように、帯電装置11を覆う帯電シャッタ20
0を用いても同様の効果を得られる。この場合、帯電装
置11により帯電されるべき感光体ドラム10の周辺部
を覆うことにより、予め帯電させないようにさせる。帯
電シャッタ200は、シャッタモ−タドライバ206に
よりシャッタモ−タ204が駆動されて消去アレイと同
様に機能する。これにより、周辺部の消去を行う消去ア
レイ150と同様な効果を得ることができる。
【0047】また、カバー検知スイッチの配設位置は図
1および図2に示す位置に限らず、図21に示す如く、
原稿カバー1aの基端部に配設することも可能である。 さらに、カバー検知スイッチ600はマグネットとリー
ドスイッチとの組合わせに限らず、たとえば原稿カバー
1aの開閉に応じてオン/オフされるように、アクチュ
エータとマイクロスイッチとの組合わせからなるもので
あっても良い。
【0048】次に、第2の実施例について説明する。こ
の実施例は、動作のフロ−チャ−トが第1の実施例と異
なる他は第1の実施例と同様である。よって、第1の実
施例と異なるフロ−チャ−トのみ説明する。
【0049】図22に示すフローチャートを参照して説
明する。この実施例では、複写キー30aの状態にかか
わらず、最初に、カバー検知スイッチ3からの入力によ
り原稿押えが解放されているか否かが判断される(ST
1a)。もし、原稿押えが解放されていない場合、複写
キー30aが押されたか否かが判断され(ST9a)、
複写キー30aが押されたなら通常の画像形成動作を行
う(ST6a)。この場合、パルスモータドライバ79
を介した第1サブプロセッサ72の制御によってモータ
33が駆動され、第1キャリッジ41aが複写の倍率に
応じたホームポジションより第2キャリッジ41b方向
の走査開始位置へ移動される。この後、メインプロセッ
サ群71の制御によって原稿検知器63a,63bが動
作されるとともに、第1キャリッジ41aが第2キャリ
ッジ41bより離れる方向に移動されることにより、原
稿Gのサイズ検知のための走査が開始される。すなわち
、第1キャリッジ41aの移動によって原稿検知器63
a,63bがそれぞれ原稿台2に対して直線A−A,B
−B(図7に示す)に沿って移動され、この移動にとも
なって発光素子62の光照射による原稿面からの反射光
は受光素子61にて受光される。この受光素子61(原
稿検知器63a,63b)の出力は増幅器66によって
電圧信号に変換された後、比較回路68において基準電
圧(Vref)により補正される。そして、上記比較回
路68の出力は、メインプロセッサ群71を介して演算
処理部170に供給され、各検知位置T,U,V,W,
X,Y,Zにおける原稿Gの有無が判別されることによ
り、原稿Gのサイズ検知に供される。すなわち、演算処
理部170では、モータ33のパルス数と位置データと
から第1キャリッジ41aの位置が判断されるともに、
上記原稿検知器63a,63bの出力レベルのチェック
により、各検知位置T〜Zにおける原稿Gの有無が判別
される。そして、この判別結果と識別データとから原稿
Gのサイズが識別される。画像サイズ、つまり検知され
た原稿サイズ(等倍時)、または原稿サイズと倍率設定
キー30hによって指定される倍率とによる複写サイズ
(変倍時)が、カセット選択キー30iによって指定さ
れている用紙サイズと比較される。また、原稿押えが解
放されている場合、「原稿押えが開いています。周辺の
枠消しを行いますか?」のメッセ−ジを表示する(ST
2a)。そして、Yesキ−が押されたかが判断される
(ST3a)。もし、Yesキ−が押されたなら、複写
キー30aが押されたか否かが判断される(ST4a)
。もし、複写キー30aが押されたなら「周辺部消去」
のメッセ−ジと共に周辺部を消去して(ST5a)、通
常の画像形成動作を行う(ST6a)。この場合では、
アレイ駆動部160により消去アレイ150が駆動され
、前述したようにメモリ140からのデータに応じて発
光素子152が点灯制御される。これにより、発光素子
152が点灯された消去範囲に対応する、帯電器11に
よって帯電された感光体ドラム10上の表面電荷が除去
された後、画像形成動作が行われる。また、Yesキ−
が押されない場合、Noキ−が押されたか否かが判断さ
れる(ST7a)。もし、Noキ−が押されて、複写キ
ー30aが押されたか否かが判断され(ST8a)、複
写キー30aが押されたなら通常の画像形成動作を行う
(ST6a)。また、Noキ−が押されていない場合に
、複写キー30aが押されたか否かが判断され(ST9
a)、複写キー30aが押されたなら通常の画像形成動
作を行う(ST6a)。ST9aでは、複写キー30a
が一定時間経過しても押されたないなら、ST1aに戻
るようになる。
【0050】したがって、この実施例では、原稿カバー
1aが完全に閉じられたか否かをつねに判断して、複写
キ−が押されて初めて原稿Gのサイズを検知する。
【0051】次に、第3の実施例について説明する。こ
の実施例も、動作のフロ−チャ−トが第1の実施例と異
なる他は第1の実施例と同様である。よって、第1の実
施例と異なるフロ−チャ−トのみ説明する。
【0052】図23に示すフローチャートを参照して説
明する。この実施例では、複写キー30aの状態にかか
わらず、最初に、カバー検知スイッチ3からの入力によ
り原稿押えが解放されているか否かが判断される(ST
1b)。もし、原稿押えが解放されていない場合、複写
キー30aが押されたか否かが判断され(ST8b)、
複写キー30aが押されたなら通常の画像形成動作を行
う(ST7b)。この場合、パルスモータドライバ79
を介した第1サブプロセッサ72の制御によってモータ
33が駆動され、第1キャリッジ41aが複写の倍率に
応じたホームポジションより第2キャリッジ41b方向
の走査開始位置へ移動される。この後、メインプロセッ
サ群71の制御によって原稿検知器63a,63bが動
作されるとともに、第1キャリッジ41aが第2キャリ
ッジ41bより離れる方向に移動されることにより、原
稿Gのサイズ検知のための走査が開始される。すなわち
、第1キャリッジ41aの移動によって原稿検知器63
a,63bがそれぞれ原稿台2に対して直線A−A,B
−B(図7に示す)に沿って移動され、この移動にとも
なって発光素子62の光照射による原稿面からの反射光
は受光素子61にて受光される。この受光素子61(原
稿検知器63a,63b)の出力は増幅器66によって
電圧信号に変換された後、比較回路68において基準電
圧(Vref)により補正される。そして、上記比較回
路68の出力は、メインプロセッサ群71を介して演算
処理部170に供給され、各検知位置T,U,V,W,
X,Y,Zにおける原稿Gの有無が判別されることによ
り、原稿Gのサイズ検知に供される。すなわち、演算処
理部170では、モータ33のパルス数と位置データと
から第1キャリッジ41aの位置が判断されるともに、
上記原稿検知器63a,63bの出力レベルのチェック
により、各検知位置T〜Zにおける原稿Gの有無が判別
される。そして、この判別結果と識別データとから原稿
Gのサイズが識別される。画像サイズ、つまり検知され
た原稿サイズ(等倍時)、または原稿サイズと倍率設定
キー30hによって指定される倍率とによる複写サイズ
(変倍時)が、カセット選択キー30iによって指定さ
れている用紙サイズと比較される。また、原稿押えが解
放されている場合、「枠消しモ−ド」のメッセ−ジを点
滅表示する(ST2b)。そして、枠消しモ−ドを選択
するキ−が押されたかが判断される(ST3b)。 もし、枠消しモ−ドを選択するキ−が押されたなら、「
枠消しモ−ド」のメッセ−ジを常時点灯表示する(ST
4b)。そして、複写キー30aが押されたか否かが判
断される(ST5b)。もし、複写キー30aが押され
たなら「周辺部消去」のメッセ−ジと共に周辺部を消去
して(ST6b)、画像形成動作を行う(ST7b)。 この場合では、アレイ駆動部160により消去アレイ1
50が駆動され、前述したようにメモリ140からのデ
ータに応じて発光素子152が点灯制御される。 これにより、発光素子152が点灯された消去範囲に対
応する、帯電器11によって帯電された感光体ドラム1
0上の表面電荷が除去された後、画像形成動作が行われ
る。ST3bで枠消しモ−ドを選択するキ−が押されず
に、複写キー30aが押されたなら(ST8b)、通常
の画像形成動作を行う(ST7b)。ST8bでは、複
写キー30aが一定時間経過しても押されたないなら、
ST1bに戻るようになる。
【0053】したがって、この実施例では、原稿カバー
1aが完全に閉じられたか否かをつねに判断して、枠消
しモ−ドを選択して初めて原稿Gのサイズを検知する。
【0054】次に、第4の実施例について説明する。こ
の実施例も、動作のフロ−チャ−トが第1の実施例と異
なる他は第1の実施例と同様である。よって、第1の実
施例と異なるフロ−チャ−トのみ説明する。
【0055】図24に示すフローチャートを参照して説
明する。この実施例では、複写キー30aの状態にかか
わらず、最初に、カバー検知スイッチ3からの入力によ
り原稿押えが解放されているか否かが判断される(ST
1c)。もし、原稿押えが解放されていない場合、複写
キー30aが押されたか否かが判断され(ST2c)、
複写キー30aが押されたなら通常の画像形成動作を行
う(ST8c)。この場合、パルスモータドライバ79
を介した第1サブプロセッサ72の制御によってモータ
33が駆動され、第1キャリッジ41aが複写の倍率に
応じたホームポジションより第2キャリッジ41b方向
の走査開始位置へ移動される。この後、メインプロセッ
サ群71の制御によって原稿検知器63a,63bが動
作されるとともに、第1キャリッジ41aが第2キャリ
ッジ41bより離れる方向に移動されることにより、原
稿Gのサイズ検知のための走査が開始される。すなわち
、第1キャリッジ41aの移動によって原稿検知器63
a,63bがそれぞれ原稿台2に対して直線A−A,B
−B(図7に示す)に沿って移動され、この移動にとも
なって発光素子62の光照射による原稿面からの反射光
は受光素子61にて受光される。この受光素子61(原
稿検知器63a,63b)の出力は増幅器66によって
電圧信号に変換された後、比較回路68において基準電
圧(Vref)により補正される。そして、上記比較回
路68の出力は、メインプロセッサ群71を介して演算
処理部170に供給され、各検知位置T,U,V,W,
X,Y,Zにおける原稿Gの有無が判別されることによ
り、原稿Gのサイズ検知に供される。すなわち、演算処
理部170では、モータ33のパルス数と位置データと
から第1キャリッジ41aの位置が判断されるともに、
上記原稿検知器63a,63bの出力レベルのチェック
により、各検知位置T〜Zにおける原稿Gの有無が判別
される。そして、この判別結果と識別データとから原稿
Gのサイズが識別される。画像サイズ、つまり検知され
た原稿サイズ(等倍時)、または原稿サイズと倍率設定
キー30hによって指定される倍率とによる複写サイズ
(変倍時)が、カセット選択キー30iによって指定さ
れている用紙サイズと比較される。また、原稿押えが解
放されている場合、「枠消しモ−ド」のメッセ−ジを点
滅表示する(ST3c)。そして、枠消しモ−ドを選択
するキ−が押されたかが判断される(ST4c)。 もし、枠消しモ−ドを選択するキ−が押されたなら、「
枠消しモ−ド」のメッセ−ジを常時点灯表示する(ST
5c)。そして、複写キー30aが押されたか否かが判
断される(ST6c)。もし、複写キー30aが押され
たなら「周辺部消去」のメッセ−ジと共に周辺部を消去
して(ST7c)、画像形成動作を行う(ST8c)。 この場合では、アレイ駆動部160により消去アレイ1
50が駆動され、前述したようにメモリ140からのデ
ータに応じて発光素子152が点灯制御される。 これにより、発光素子152が点灯された消去範囲に対
応する、帯電器11によって帯電された感光体ドラム1
0上の表面電荷が除去された後、画像形成動作が行われ
る。ST2cでは、複写キー30aが一定時間経過して
も押されたないなら、ST1cに戻るようになる。ST
4cで枠消しモ−ドを選択するキ−が押されない場合、
枠消しモ−ド解除キ−が押されたか否かが判断される(
ST9c)。枠消しモ−ド解除キ−が押された場合には
、複写キー30aが押されたか否かが判断される(ST
10c)。もし、複写キー30aが押されたなら通常の
画像形成動作を行う(ST8c)。また、複写キー30
aが押されないなら、「枠消しモ−ド」のメッセ−ジが
消される(ST11c)。また、ST9cで枠消しモ−
ド解除キ−が押されずに、複写キー30aが押されたな
ら(ST12c)、「周辺部消去」のメッセ−ジと共に
周辺部を消去して(ST7c)、画像形成動作を行う(
ST8c)。
【0056】したがって、この実施例では、原稿カバー
1aが完全に閉じられたか否かをつねに判断して原稿G
のサイズを検知する。
【0057】その他、この発明の要旨を変えない範囲に
おいて、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれば
、画像サイズが被転写材より小さい場合であっても、原
稿画像以外の部分に現れる不要な黒画像をオペレ−タの
入力により消去することができ、出力画像の質が向上さ
れるとともに、現像剤の無駄な消費を防止できる画像形
成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  この発明に係る実施例の複写機の構成を示
す側断面図。
【図2】  この発明に係る実施例の複写機の外観斜視
図。
【図3】  この発明に係る実施例の複写機の操作パネ
ルの構成を示す平面図。
【図4】  この発明に係る実施例の複写機の駆動部の
構成を示す斜視図。
【図5】  複写機の光学系の駆動機構を概略的に示す
斜視図。
【図6】  複写機の指針の駆動機構を概略的に示す斜
視図。
【図7】  複写機の原稿のサイズ検知動作を説明する
ために示す図。
【図8】  複写機の原稿検知器について説明するため
に示す断面図。
【図9】  全体的な制御回路を示す構成図。
【図10】  消去範囲の設定方法について説明するた
めに示す図。
【図11】  メモリの内容を説明するために示す図。
【図12】  消去アレイの配置を示す要部の側断面図
【図13】  消去アレイと感光体ドラムとの関係の要
部のみを示す斜視図。
【図14】  消去アレイと感光体ドラムとの関係の要
部のみを示す正面図。
【図15】  消去アレイの構成を示す図。
【図16】  アレイ駆動部の構成を示す回路図。
【図17】  第1実施例の動作を説明するために示す
フローチャート。
【図18】  シート状の原稿を例に動作を説明するた
めの図であり、(a)は複写画像に不要な黒画像が現れ
る場合を示す図、同図(b)は複写画像より不要な黒画
像が消去された場合を示す図。
【図19】  全体的な制御回路の変形例を示す構成図
【図20】  消去アレイに代わる静電シャッタを示す
斜視図。
【図21】  カバー検知スイッチの他の実施例を示す
図。
【図22】  第2実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートを示す図。
【図23】  第3実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートを示す図。
【図24】  第4実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートを示す図。
【符号の説明】
1…本体、1  …原稿カバー、2…原稿台、4…露光
ランプ、8…変倍用レンズブロック、10…感光体ドラ
ム(感光体)、30…操作パネル、41  …第1キャ
リッジ、61…受光素子、62…発光素子、63a,6
3b…原稿検知器、71…メインプロセッサ群、140
…メモリ、150…消去アレイ、160…アレイ駆動部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原稿台に載置された原稿の画像に基づ
    いて感光体に画像を形成し、この画像を被転写材へ転写
    する画像形成装置において、前記原稿を覆う為の原稿カ
    バ−と、前記原稿のサイズを検知する第1の検知手段と
    、この第1の検知手段によって検知された原稿サイズに
    基づいて感光体に形成される画像サイズを検知する第2
    の検知手段と、前記感光体の画像が転写される被転写材
    のサイズを検知する第3の検知手段と、前記第2の検知
    手段にて検知される画像サイズと前記第3の検知手段に
    て検知される被転写材のサイズとを比較する比較手段と
    、この比較手段により比較され、上記画像サイズが被転
    写材より小さい場合、前記感光体上の不要な電荷を除去
    して原稿画像周辺の像を消去可能な消去手段と、前記感
    光体上の不要な電荷を除去するか否かを表示する手段と
    、前記感光体の画像の転写を開始させる手段と、を具備
    したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】  原稿台に載置された原稿の画像に基づ
    いて感光体に画像を形成し、この画像を被転写材へ転写
    する画像形成装置において、前記原稿を覆う為の原稿カ
    バ−と、前記原稿のサイズを検知する第1の検知手段と
    、この第1の検知手段によって検知された原稿サイズに
    基づいて感光体に形成される画像サイズを検知する第2
    の検知手段と、前記感光体の画像が転写される被転写材
    のサイズを検知する第3の検知手段と、前記第2の検知
    手段にて検知される画像サイズと前記第3の検知手段に
    て検知される被転写材のサイズとを比較する比較手段と
    、この比較手段により比較され、上記画像サイズが被転
    写材より小さい場合、前記感光体上の不要な電荷を除去
    して原稿画像周辺の像を消去可能な消去手段と、前記感
    光体上の不要な電荷を除去するか否かを表示する手段と
    、前記感光体の画像の転写を開始させる手段と、を具備
    した画像形成装置において、前記転写を開始させる手段
    で転写開始が入力され、前記原稿カバ−が開状態である
    と、転写の開始が保留されて、前記表示する手段により
    前記感光体上の不要な電荷を除去するか否かが表示され
    ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】  原稿台に載置された原稿の画像に基づ
    いて感光体に画像を形成し、この画像を被転写材へ転写
    する画像形成装置において、前記原稿を覆う為の原稿カ
    バ−と、前記原稿のサイズを検知する第1の検知手段と
    、この第1の検知手段によって検知された原稿サイズに
    基づいて感光体に形成される画像サイズを検知する第2
    の検知手段と、前記感光体の画像が転写される被転写材
    のサイズを検知する第3の検知手段と、前記第2の検知
    手段にて検知される画像サイズと前記第3の検知手段に
    て検知される被転写材のサイズとを比較する比較手段と
    、この比較手段により比較され、上記画像サイズが被転
    写材より小さい場合、前記感光体上の不要な電荷を除去
    して原稿画像周辺の像を消去可能な消去手段と、前記感
    光体上の不要な電荷を除去するか否かを表示する手段と
    、前記感光体の画像の転写を開始させる手段と、を具備
    した画像形成装置において、前記原稿カバ−が開状態で
    あると、前記表示する手段により前記感光体上の不要な
    電荷を除去するか否かが表示されることを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】  原稿台に載置された原稿の画像に基づ
    いて感光体に画像を形成し、この画像を被転写材へ転写
    する画像形成装置において、前記原稿を覆う為の原稿カ
    バ−と、前記原稿のサイズを検知する第1の検知手段と
    、この第1の検知手段によって検知された原稿サイズに
    基づいて感光体に形成される画像サイズを検知する第2
    の検知手段と、前記感光体の画像が転写される被転写材
    のサイズを検知する第3の検知手段と、前記第2の検知
    手段にて検知される画像サイズと前記第3の検知手段に
    て検知される被転写材のサイズとを比較する比較手段と
    、この比較手段により比較され、上記画像サイズが被転
    写材より小さい場合、前記感光体上の不要な電荷を除去
    して原稿画像周辺の像を消去可能な消去手段と、前記感
    光体上の不要な電荷を除去するか否かを表示する手段と
    、前記感光体の画像の転写を開始させる手段と、を具備
    した画像形成装置において、前記原稿カバ−が開状態で
    あると、前記表示する手段により前記感光体上の不要な
    電荷を除去するか否かが点滅表示されることを特徴とす
    る画像形成装置。
  5. 【請求項5】  原稿台に載置された原稿の画像に基づ
    いて感光体に画像を形成し、この画像を被転写材へ転写
    する画像形成装置において、前記原稿を覆う為の原稿カ
    バ−と、前記原稿のサイズを検知する第1の検知手段と
    、この第1の検知手段によって検知された原稿サイズに
    基づいて感光体に形成される画像サイズを検知する第2
    の検知手段と、前記感光体の画像が転写される被転写材
    のサイズを検知する第3の検知手段と、前記第2の検知
    手段にて検知される画像サイズと前記第3の検知手段に
    て検知される被転写材のサイズとを比較する比較手段と
    、この比較手段により比較され、上記画像サイズが被転
    写材より小さい場合、前記感光体上の不要な電荷を除去
    して原稿画像周辺の像を消去可能な消去手段と、前記感
    光体上の不要な電荷を除去するか否かを表示する手段と
    、前記感光体の画像の転写を開始させる手段と、を具備
    した画像形成装置において、前記原稿カバ−が開状態で
    あると、前記表示する手段により前記感光体上の不要な
    電荷を除去するか否かが点滅表示されると共に、電荷除
    去を解除することが可能であることを特徴とする画像形
    成装置。
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