JPH09189970A - ジアゾ型複写装置、画像訂正用器具 - Google Patents

ジアゾ型複写装置、画像訂正用器具

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JPH09189970A
JPH09189970A JP8001488A JP148896A JPH09189970A JP H09189970 A JPH09189970 A JP H09189970A JP 8001488 A JP8001488 A JP 8001488A JP 148896 A JP148896 A JP 148896A JP H09189970 A JPH09189970 A JP H09189970A
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JP
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film
roller
image
thermochromic film
diazo
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JP8001488A
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English (en)
Inventor
Akihiro Ito
昭宏 伊藤
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺物の複写を可能とし又、TCフィルム全体
の寿命を長くすることができるジアゾ型複写機を提供す
るとともに、一旦、画像形成をしたTCフィルム上の画
像の修正を原稿を損なうことなく簡単に行うことができ
る画像訂正用器具を提供すること。 【解決手段】露光を終了したサーモクロミックフィルム
12の一端側をロール状に巻き取ることのできる巻取手
段24を具備した。又、先端部の温度がサーモクロミッ
クフィルムに対して画像を加筆、消去に適した温度に切
り換え可能である画像訂正器具25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジアゾ型複写装置、
画像訂正用器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジアゾ感光紙を用いた複写装置に
ついて図5を参照しつつ説明する。この複写装置では、
透過原稿1とジアゾ感光紙2を感光面と原稿が密着する
ように重ね合わせる。そして、この重ね合わされた2枚
を給紙口3より挿入すると光照射部4において透過原稿
1側から感光紙2に向かって光照射が行なわれる。
【0003】一般的にジアゾ感光紙の感光波長域は30
0〜480nmであるので、波長が紫外領域にある蛍光
灯を光源として用いている。図5では、60Wの蛍光灯
を使用している。光照射が行なわれると、透過原稿1の
非画像部は紫外光が透過してジアゾ感光紙2の感光面に
達し、この感光面に塗布された発色剤であるジアゾニウ
ム塩が光分解して消失する。
【0004】透過原稿1の画像部では紫外光が吸収さ
れ、ジアゾ感光紙の感光面に達する光量が僅かとなるた
め、前述の発色剤はそのまま維持される。その後、分離
ローラ5によってジアゾ感光紙2と透過原稿1とが分離
され、透過原稿1はそのまま排出される。図中、白抜き
の矢印で透過原稿の搬送排出経路を示している。
【0005】一方、ジアゾ感光紙2は搬送ローラ6によ
って現像部へと運ばれる。図中、黒矢印でジアゾ感光紙
2の搬送排出経路を示している。この現像部はケーシン
グ7と汲み上げローラ8と塗布ローラ9と加圧ローラ1
0で構成され、現像液11を汲み上げローラ8で汲み上
げ、塗布ローラ9の表面に均一な現像液膜を作り、加圧
ローラ10と塗布ローラ9の間にジアゾ感光紙2を挾み
込んで感光面に現像液を塗布し、感光面を現像する。
【0006】このとき、感光面の発色剤(ジアゾニウム
塩)とカプラーと称される反応剤が現像液の作用によっ
て反応し、アゾ染料を感光面に生成し、鮮やかな青色に
発色する。ここで、反応剤は一般には発色剤と同様に感
光面に塗布されており、現像液は一般には有機アミン類
が使用される。前述したように、透過原稿1の非画像部
においては発色剤としてのジアゾニウム塩が光消失して
しまっており、現像部ではアゾ染料を生成することがな
い。このような原理によって原稿に忠実な複写画像が感
光面に形成される。
【0007】しかし、このような構成では複写画像を得
るもととなる原稿に紫外光を透過するだけの透過度が要
求され、透過度の低い原稿では複写が困難である。透過
度の低い原稿を用いて複写を行うには光照射部での蛍光
灯の光量を大きくしなければならず、多大な電力を要す
ることもあって事実上、複写はできなかった。又、本複
写機の現像システム上、不透過原稿、ブック物などの複
写はできず、さらに、複枚数の複写物を得ようとする場
合には、同じ原稿を必要な枚数分、通紙する必要があ
り、この通紙の過程で原稿を損傷してしまうことがあっ
た。
【0008】このような不具合を解消するものとして、
サーモクロミックフィルム(以下、TCフィルムと略称
する。)上にフラッシュ露光装置により画像の書き込み
を行ない、この画像の書き込みが行われたサーモクロミ
ックフィルムを透過原稿として、感光紙と密着させて前
記サーモクロミックフィルム側からの露光によって前記
感光紙上に画像を得るジアゾ型の複写装置が提案されて
いる。ここでTCフィルムというのは、熱エネルギーを
受けることによってフィルム表面が透明状態と白濁状態
とが可逆的に変化する材料を用いたフィルムである。
【0009】このTCフィルムはエンドレスベルト状に
構成され、複数の支持ローラにより支持されて回動され
るようになっていて、その平坦部外側に原稿を重ね、内
側からフラッシュ露光を行ない、TCフィルムに透明部
と白濁部による原稿の写し画像を形成して透過原稿を
得、この透過原稿をもとにして感光紙に像を得るのであ
る。このように、エンドレスベルト状のTCフィルムを
使用するので、原稿として不透過原稿を使用することも
できるし、ブック物の原稿を使用することも可能で、か
つ、複数枚の複写物を得る場合でも原稿を損傷すること
はない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】TCフィルムは像の書
き込み、消去の繰り返しにより画像を形成する能力が劣
化するが、前記提案技術においては、TCフィルムはエ
ンドレスベルト状に構成されているので、その回動によ
り繰り返し、像の書き込み、消去が行われる。このた
め、寿命が比較的短く、TCフィルムの交換時期が早く
訪れるためメンテナンスなどの作業が煩雑であるなどの
問題がある。又、エンドレスベルト状に構成されている
ので、このエンドレスベルト状をしたループの全長以上
の長尺ものの複写物を多数、得ようとする場合には消去
ローラにより前に形成した画像を消去しながら長尺もの
の複写物の長さを満足する枚数分、繰り返し画像を書き
込まねばならず、作業が煩雑で且つ、時間を要するもの
であった。
【0011】さらに、原稿の一部を消去したり修正した
りして複写物を得ようとする場合には、従来は原稿自身
にマスキングを施したり修正事項を書き加えたりしてお
り、原稿を汚してしまうとの問題があった。
【0012】本発明は、長尺物の複写を可能とし又、T
Cフィルム全体の寿命を長くすることができるジアゾ型
複写機を提供するとともに、一旦、画像形成をしたTC
フィルム上の画像の修正を原稿を損なうことなく簡単に
行うことができる画像訂正用器具を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).サーモクロミックフィルム上にフラッシュ露光
装置により画像の書き込みを行ない、この画像の書き込
みが行われたサーモクロミックフィルムを透過原稿とし
て、感光紙と密着させて前記サーモクロミックフィルム
側からの露光によって前記感光紙上に画像を得る複写装
置であって、前記露光を終了した前記サーモクロミック
フィルムの一端側をロール状に巻き取ることのできる巻
取手段を具備した(請求項1)。
【0014】(2).(1)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、前記サーモクロミックフィルムの他端側には、
ロール状のサーモクロミックフィルムを支持すると共
に、前記巻取手段による巻き取り速度に応じて前記サー
モクロミックフィルムを送り出すことのできる送り手段
を具備した(請求項2)。
【0015】(3).(2)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、前記送り手段は前記サーモクロミックフィルム
を巻き取ることができ、前記巻取手段は前記送り手段に
よる巻き取り速度に応じて前記サーモクロミックフィル
ムを送り出すことができることとした(請求項3)。
【0016】(4).(3)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、前記サーモクロミックフィルムの温度を、該サ
ーモクロミックフィルムの像が消去される消去温度、又
は前記像が消去されない非消去温度の何れの温度、の何
れかの温度に選択して切り換えることのできるサーモク
ロミックフィルム用像消去手段を有することとした(請
求項4)。
【0017】(5).(1)、(2)、(3)又は
(4)記載のジアゾ型複写装置において、前記サーモク
ロミックフィルムに密着させる感光紙の供給手段とし
て、定型サイズのカット紙の供給装置と、フリーサイズ
の感光紙を供給することのできる手差し供給装置、とを
具備した(請求項5)。
【0018】(6).(1)、(2)、(3)、(4)
又は(5)記載のジアゾ型複写装置において、サーモク
ロミックフィルムを支持する複数のコロと、これら複数
のコロで支持した前記サーモクロミックフィルムの平坦
部からなる原稿載置部と、この原稿載置部の下方であっ
て、前記サーモクロミックフィルムの内側に配置したフ
ラッシュランプと、この原稿載置部の上方であって、前
記サーモクロミックフィルムの外側に該サーモクロミッ
クフィルムに接離自在に設けた原稿押圧手段と、を有す
ることとした(請求項6)。
【0019】(7).(6)記載のジアゾ型複写装置に
おいて、前記原稿押圧手段は、ロール状の原稿を支持
し、巻き取ることのできる原稿巻取装置を具備している
こととした(請求項7)。
【0020】(8).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)又は(7)記載のジアゾ型複写
装置と共に用いられる画像訂正用器具を設け、この画像
訂正用器具は、 前記フラッシュ露光装置により画像の
書き込みが行われた前記サーモクロミックフィルムにそ
の先端部を自在な軌跡で摺接させることができる先端部
を有し、且つ、この先端部の温度が前記サーモクロミッ
クフィルムに対して画像を加筆、消去に適した温度に切
り換え可能とした(請求項8)。
【0021】
【実施の形態】以下の例において感光紙としてジアゾ感
光紙を使用した例で説明するが、本発明では、感光紙そ
のものはジアゾ用紙に限定されるものではない。
【0022】一.請求項1〜5に記載の発明に対応する
例 (1)ジアゾ型複写装置の基本構成 図1において、TCフィルム12は、一端側を巻取手段
としての巻き取りローラ23に取付けられ、支持コロ5
1〜54によりループ状に支持された上、他端側を送り
ローラ24に取付けられている(請求項1)。任意の矩
形を想定するとき、これらの支持コロ51〜54は、そ
れぞれが該矩形を構成する4つの角の部位に位置する関
係にあり、支持コロ51と支持コロ52とはTCフィル
ム12を上側にて水平状に支持し、又、支持コロ54と
支持コロ53とはTCフィルム12を下側にて水平状に
支持している。この支持コロ51と支持コロ52とによ
り支持されたTCフィルム12の平坦部は、原稿載置部
を構成する。この原稿載置部に原稿が載置される。巻き
取りローラ23は支持コロ51と支持コロ54との間に
位置し、送りローラ24は巻き取りローラ23と横並び
で、且つ、巻き取りローラ23の外側に位置している。
【0023】巻き取りローラ23および送りローラ24
はそれぞれ、正転、逆転が可能な駆動モータにクラッチ
を介して連結されている。送りローラ24には、図示省
略のリールにTCフィルム12がロール状に巻かれてお
り、このリールは該ローラ24に着脱可能であり、装着
状態において該ローラ24と一体的に回転することがで
きる。同様に、巻き取りローラ23についてもTCフィ
ルム12の端部が取付けられたリールが、巻き取りロー
ラ23に対して着脱自在であり、装着状態のもとで、巻
き取りローラ23と一体的に回転可能なように着脱可能
に装着されている。
【0024】巻き取りローラ23が回転駆動(図中右回
転)されるとき、送りローラ24のクラッチはオフとな
り、巻き取りローラ23によるTCフィルム12の巻き
取りに応じて送りローラ24はロール状に巻かれたTC
フィルム12を送り出しつつ、所謂連れ回り状に回動さ
せられる(請求項3)。つまり、送りローラ24はロー
ル状のTCフィルム12を支持すると共に、巻き取りロ
ーラ23による巻き取り速度に応じてTCフィルム12
を送り出す送り手段である(請求項2)。逆に、送りロ
ーラ24が回転駆動(図中左回転)されるとき、巻き取
りローラ23のクラッチはオフとなり、送りローラ24
によるTCフィルム12の巻き取りに応じて巻き取りロ
ーラ23はTCフィルム12を送り出しつつ、所謂連れ
回り状に回動させられる。これらの場合において、連れ
回り状に回動されられる側のローラの軸には適度の抵抗
が作用してイナーシャによるTCフィルム12の撓みが
発生しないようになっている。
【0025】送りローラ51に最も近い支持ローラ51
にはTCローラ12を介して画像を消去する消去用ロー
ラ21が回転自在に圧接している。前記したように、支
持コロ51〜54で支持されたTCフィルム12の中、
支持コロ51と支持コロ52間は水平な平坦部が上、下
の2つ形成される。これらの中の上の平坦部を以って、
原稿を載置する原稿載置部を構成している。複写に際し
ては巻き取りローラ23が駆動側ローラとなり、送りロ
ーラ24が従動側ローラとなり、TCフィルム12は初
期化されたフィルム部分が原稿載置部に対応するように
なるまで巻き取りローラ23に巻き取られる。
【0026】原稿載置部を構成するTCフィルム12の
平坦部の内側には複数のフラッシュランプ13が、原稿
載置部を照射するように設けている。これらのフラッシ
ュランプ13の背後には光を上向きに反射する上反射板
14uが設けられていて、フラッシュランプ13からの
光を反射して上記平坦部に向かわせるようにしている。
このような、平坦部を照射するようにした、フラッシュ
ランプ13および上反射板14uにより、画像書き込み
手段としてのフラッシュ露光装置55が構成されてい
る。
【0027】上反射板14uの下方には該上反射板14
uと平行に下反射板14dが設けられている。この下反
射板14dは光を下向きに平行に反射するもので、この
下側には複数の蛍光灯15が設けられ、支持コロ53と
支持コロ54間で形成されるTCフィルム12の下側の
平坦部を内側から照射する光照射装置56を構成してい
る。
【0028】フラッシュ露光装置55では上側の平坦部
上に原稿16を載置した状態の下でフラッシュランプ1
3を発光させ、原稿16の表面の画像パターンに応じて
光吸収熱の差をじさせる。これにより、発熱量が違って
くるので、この発熱量の差を利用してTCフィルム12
の表面が画像パターンに応じて熱発色する。熱発色させ
る場合、原稿16の表面の熱がTCフィルム12の表面
に伝達されて発色するので、原稿16とTCフィルム1
2とは密着させる必要がある。ここで、TCフィルム1
2について説明すると、このTCフィルムは図4に示す
特性を有している。即ち、TCフィルム12は熱エネル
ギーを受けることによって、その表面が透明状態と白濁
状態とが可逆的に変化する材料であり、図4中に矢印で
示したような経路を辿って特性が変化する。
【0029】即ち、当初透明であったTCフィルム12
を破線で示すようにT3の温度(約72℃)まで加熱
し、その後、冷却すると白濁状態になる。この白濁状態
のTCフィルム12を実線で示すようにT2の温度(約
56℃〜約68℃)まで加熱し、その後、冷却すると白
濁状態から透明状態に戻る。このような経路を辿ること
で、繰り返し、白濁状態と透明状態を作ることができる
という特性を有している。なお、図4に示した温度はT
Cフィルムノ一般的特性の一例を示したものであり、そ
こに記載された転移温度は、これに限ったものではな
い。
【0030】フラッシュ露光装置55での露光がある
と、原稿16の画像部と非画像部に吸収熱の違いによっ
て温度差が生じ、画像部の方が温度が高くなる。即ち、
画像部は通常、黒色であって光を吸収するので光吸収熱
を発生し、非画像部は通常、白色であって光を吸収しに
くいので光吸収熱を発生しにくい。
【0031】このような原理で発生した画像部の発熱温
度がT3の温度になるように露光し、冷却することによ
って、この画像部に対応するTCフィルム12の表面は
白濁する。上記画像部の温度がT3になったときでも、
非画像部の発熱温度はT3の温度まで達しない(T3)
ので、その後冷却しても透明のままである。したがっ
て、TCフィルム12は原稿16の画像部に対応した部
分だけが白濁し、非画像部に対応した部分は透明であ
り、白濁部と透明部とにより画像パターンが形成され
る。こうして画像パターンが形成されたTCフィルム1
2は、矢印で示す向きに回動して搬送され、前記した下
側の平坦部に至り、感光紙と重ねられた状態で蛍光灯1
5によって露光される。
【0032】感光紙について説明すると、TCフィルム
12の下側の平坦部の下方には、定型サイズのカット紙
供給装置としての給紙カセット17が位置している。
又、フリーサイズの感光紙を供給することができる手差
し供給手段として、手差しトレイ22を設けている(請
求項5)。手差し供給手段は、手操作により感光紙を送
り込むことができる。又、この構成から、従来通り原紙
を感光紙とを重ねて光照射装置56に送り込むことがで
きる。給紙カセット17内にはジアゾ感光紙Sが感光面
を下にセットされている。このジアゾ感光紙Sは、TC
フィルム12上の画像パターンが下側の平坦部に到来す
るのと同期するように、給紙ローラ18および搬送ロー
ラ19によって送り出され、TCフィルムの下側の平坦
部にて、ジアゾ感光紙Sが感光面を上にしてTCフィル
ム12とが密着し、この密着状態の下で上方より蛍光灯
15からの光によってジアゾ感光紙SはTCフィルム1
2を介して露光される。
【0033】このとき、TCフィルム12上の画像部は
白濁しているので、この部分は光透過量が少ない。それ
に対して、非画像部は透明であるので、この部分は光透
過量が多い。従って、ジアゾ感光紙Sの表面ではTCフ
ィルム12上の画像部に対応した位置は露光がなされ
ず、非画像部のみ透明であるので露光がなされる。その
ため、前記「従来の技術」の欄で述べたように、非画像
部に対応した位置の感光面に塗布された発色剤としての
ジアゾニウム塩が光分解して消失する。
【0034】このようにして露光された部分は、さら
に、TCフィルム12の矢印の向きの回動により、現像
部に送られる。現像部は前記図5に即して説明したと同
様に、ケーシング7、汲み上げローラ8、塗布ローラ
9、加圧ローラ10、現像液11などにより構成されて
いる。現像部での現像のメカニズムは、前記「従来の技
術」の欄で述べたのと同様であり、ジアゾ感光紙S上に
画像が鮮やかな青色に発色して画像が形成される。現像
を終えたジアゾ感光紙Sは、排紙ローラ20によって排
紙台57上に排出される。
【0035】ここで、TCフィルム12は前記したよう
にその一端側は送りローラ24によりローラ状に支持さ
れ、他端側は支持コロ51〜54を経て巻き取りローラ
23により巻き取られるようになっていて、又、送りロ
ーラ51に最も近い支持ローラ51にはTCローラ12
を介してTCフィルム用像消去手段としての消去用ロー
ラ21が圧接している(請求項4)。消去用ローラ21
はTCフィルム12の初期化機能を有する。光照射装置
56においてジアゾ感光紙Sに重ねられて像露光を終え
たTCフィルム12の部位は、巻き取りローラ23の回
転により該巻き取りローラ23に巻き取られる。そし
て、この巻き取りに応じて送りローラ24よりTCフィ
ルム12を消去用ローラ21により初期化しつつ送り出
す。この消去用ローラ21による初期化機能を果たすた
め、該消去用ローラ21の温度は送りローラ24による
巻き取り時に図4における温度T2にすることができ
る。消去用ローラ21の温度を、温度T2にすればTC
フィルム12は、自然冷却の過程で温度T1(約50
℃)になるので、この過程でTCフィルム12は透明化
される。又、巻き取りローラ23による巻き取り時、若
しくはTCフィルム12の初期セット時には、初期化の
必要はないので、消去用ローラ21の温度は消去とは関
係のない温度である温度T1以下の任意の温度に制御す
ることができる。また、消去用ローラ21をTCフィル
ム12に接離自在とし、初期化の必要がないときに、消
去用ローラをTCフィルム12より離す制御を行うよう
にしてもよい。
【0036】このように、消去用ローラ21の働きによ
り、TCフィルム12を透明状態に初期化して次の複写
に備えることができる。このため、消去用ローラ21は
温度制御可能なローラとして構成し、例えば、内部にヒ
ータを設け、サーミスタなどの温度検知手段により温度
を検知して上記初期化のための温度制御をする。
【0037】このように、TCフィルム12は送りロー
ラ24にロール状に保持された分、巻き取りローラ23
によって送り出されフラッシュ露光が可能であるので、
原稿載置部に納まりきらない程の大きさの所謂長尺もの
の原稿に対しても、複写が可能となる。なお、手差しト
レイ22は、従来通りのジアゾ複写が可能なように設け
たもので、この手差しトレイ22を案内として原稿を差
し込むと、給紙カセット17から給紙されたジアゾ感光
紙と重なって、蛍光灯15により露光され、従来通りの
現像工程を経て複写物を形成することができるし、又、
長尺な複写物を得る場合には、手差しトレイ22から長
尺なジアゾ感光紙を送り込むことによりフラッシュ露光
部56にて露光することも可能である。その場合、給紙
カセット17からの給紙は行わない。
【0038】(2)長尺ものの複写 長尺ものの複写は次のようにして行う。図1において、
先ず原稿を原稿載置部にセットしてフラッシュ露光装置
によりフラッシュ露光を行い、TCフィルム12上に画
像を形成する。次に、TCフィルム12を前回の露光に
よる画像部分が送り出されるまでの必要な量だけ、巻き
取りローラ23によって巻き取り、その後、上記原稿載
置部上の原稿をずらして再度フラシュ露光を行う。この
ような動作を繰り返す事により、少なくとも送りローラ
24に巻き取られている分のTCフィルム12の長さに
匹敵する長さの長尺ものの原稿の複写が可能である。こ
の場合には給紙カセット17内のカットされたジアゾ感
光紙を順次給紙することで対応してもよいし、長尺もの
のジアゾ感光紙のセットが可能な給紙カセットに交換し
てもよい。或いは、前記したように、長尺もののジアゾ
感光紙を手差しトレイ22にセットすることで給紙する
こともできる。さらに、給紙カセット17に代えてロー
ル状のジアゾ感光紙をセットした給紙カセットを装着す
ることで対応することもできる。
【0039】(3)同一複写物の複数枚の複写 同一複写物を複数枚得る場合には、1回目の複写を終え
たら、画像が形成されたTCフィルム12の部位が光照
射装置56から外れるまで送りローラ24を駆動して巻
き戻す。その後、巻き取りローラ23を駆動してTCフ
ィルム12の画像形成部に同期させてジアゾ感光紙Sを
送り出し、両者を密着させてフラッシュ露光部56を通
過させ同一画像による2回目の複写を行う。このような
動作を必要な枚数の複写が得られるまで繰り返すことに
より、同一複写物を複数枚得ることができる。この動作
において、送りローラ24によるTCフィルム12の巻
き取りに際して、TCフィルム12上には消してはなら
ない画像が残っているため、フラッシュ露光装置55に
よるフラッシュ露光は不要であり、又、消去用ローラ2
1による初期化も行わない。
【0040】(4)TCフィルムの繰り返し使用 前記したように、複写が行われる毎にTCフィルム12
は駆動側ローラとして機能する巻き取りローラ23の駆
動により該巻き取りローラ23、より詳しくは巻き取り
ローラに装着されたリールに巻き取られていく。こうし
て、巻き取りローラ23に全てのTCフィルム12が巻
き取られる。そして、今度は、送りローラ4が駆動側の
ローラとして機能させ、該送りローラ4がTCフィルム
12を巻き取ることにより、巻き戻しが行われる。この
とき、消去用ローラ21は、初期化を行うために、温度
T2に設定する。こうして、全てが巻き戻されたら、次
の複写に備えられる。次の複写からは消去用ローラ21
は、初期化を行うために、温度T1に設定する。このよ
うに、TCフィルム12は温度T2にされた後温度T1
になるのであるから、巻き取りローラ23による巻き取
りの過程で白濁部が透明となり、初期化されることとな
る。このように、TCフィルム12は従来のエンドレス
ベルト状の構成では、エンドレス状の1ループしか使用
領域とできなかったのが、巻き取りローラ23、送り出
しローラ24の巻き取り容量分となり大幅に使用領域が
拡大して、全体としての寿命を延ばすことが可能とな
る。
【0041】二.請求項6、7に記載の発明に対応する
例 図1における支持コロ51と支持コロ52間のTCフィ
ルム12の平坦部である原稿載置部を覆う手段としての
原稿押圧手段についていくつかの例を説明する。原稿押
圧手段は、図1におけるジアゾ型複写装置において、原
稿載置部を覆う手段として設けられるもので、フラッシ
ュ露光装置55からの光が外部に洩れないように、又、
フラッシュ露光をより確実にするという機能を有する。
【0042】(1)その1 この原稿押圧手段は、原稿載置部に対向する面が白色の
弾性材からなり、電子複写機などで使用されている所謂
圧板に対応するものであり、一端部を揺動自在に支持さ
れていて、原稿載置部に接離自在である。この圧板の場
合には、原稿を送る機能を有しない。
【0043】(2)その2 この原稿押圧手段は、原稿を送る機能を有する。図2に
おいて符号60は原稿押圧手段の一部をなすカバーを示
し、ジアゾ型複写装置と一体的に設けられている。支持
コロ51に対向してコロ61が、又、支持コロ52に対
向してコロ62がそれぞれカバー60に軸支して設けら
れている。この他、コロ63、64もカバー60に軸支
されている。これらコロ61〜64には原稿を送るため
のベルト65が掛け回されている。又、コロ63とコロ
64との間の該ベルト65を下に向けて押圧するように
して、テンションローラ66が設けられている。このテ
ンションローラ66は図示省略のガイドに案内されて上
下方向に移動可能であり、緊縮性のばねにより下向きに
付勢されている。
【0044】コロ61とコロ62との間において、ベル
ト65は原稿載置部に近接対向した平坦部を有してい
る。この平坦部における該ベルト65の内側には、該平
坦部と同じ大きさを有する押圧板67が位置している。
この押圧板67にはガイドバー67a,67bが直立し
て植設されている。これらのガイドバー67a、67b
は、カバー60と一体的に形成されたガイド穴に係合し
ていて、押圧板67と共に上下方向に移動可能である。
又、この押圧板67はばね67c,67dにより上向き
に付勢されている。そして、これらばね67c,67d
による押圧板67の上動は、カム68が当接することに
より阻止されている。カム68は楕円形をしており、軸
68aを中心にロータリソレノイドの駆動により90°
の角度で正逆方向に回動される。図2に実線で示す回動
位置において、カム68は横向きの回動態位にあり、こ
の状態のもとで、押圧板67はベルト65に対して僅か
に離間している。
【0045】コロ61には対向コロ71、コロ62には
対向コロ72が対向圧接している。コロ61は駆動コロ
として機能し、このコロ61には駆動用のモータが適宜
の減速系を介して連結されている。このコロ61を時計
回りの向きに回転させると、ベルト65は時計回りの向
きに回転する。この回転により、コロ62と対向コロ7
2との間、及びコロ61と対向コロ71との間に長尺の
原稿G1をくわえさせ、原稿載置部を横切るようにして
原稿を送ることができる。原稿G1の例としては、コン
ピュータ出力紙を挙げることができる。
【0046】コロ61を駆動して原稿G1を送り、複写
したい部分が原稿載置部に合致したところで、コロ61
の駆動を停止する。次いで、カム68を2点鎖線で示す
位置まで回動する。この回動により押圧板67はばね6
7c,67dの力に抗して下降し、原稿G1をTCフィ
ルム12による原稿載置部に押圧する。この状態でフラ
ッシュ露光装置55により露光を行う。露光が済んだな
らば、カム68を2点鎖線で示す位置から90°逆転し
て図2において実線で示される位置に回動する。これに
より、押圧板67は図2に示す位置に復帰し、原稿G1
の送りが可能となる。
【0047】このように、ベルト65は原稿G1を背部
から押圧するのであるから、該ベルト65の外周面は白
色であることが好ましく、原稿G1を覆う必要があるの
で、図2において、紙面を貫く方向についての寸法は原
稿よりも大きいことを要する。このようにして、長尺の
原稿G1を送ることができる。
【0048】(3)その3 この原稿押圧手段は、原稿を送る機能を有する。図3に
おいて符号81は原稿押圧手段の一部をなすカバーを示
し、ジアゾ型複写装置の一端側に軸82により枢着され
ている。このカバー81と実線で示す閉じ状態においた
とき、支持コロ51、52に対向してコロ91、92が
それぞれ位置するように、これらコロ91、92が該カ
バー81に軸支されている。これらコロ91、92には
エンドレスベルト状の原稿送りベルト93が掛け回され
ている。カバー81を閉じ態位においたとき、このベル
ト93の下側の平坦部は原稿載置部に対向して密着す
る。
【0049】このため、該ベルト93の外周面は原稿G
2を十分覆い得る大きさとし、又、白色とする。
【0050】カバー81には、原稿G2の送りローラ8
4と原稿の巻取装置としての巻き取りローラ83とが設
けられている。これら巻き取りローラ83と送りローラ
84とはそれぞれ図示しない駆動源とクラッチを介して
連結されている。ロール状に巻かれた長尺な原稿G2は
送りローラ84に装着される。この原稿G2の他端側は
ベルト92の平坦部を介して巻き取りローラ83に巻き
取られる(請求項7)。
【0051】原稿G1とTCフィルム12とをフラッシ
ュ露光するときは、カバー原稿TCフィルム12の移動
と同期して原稿G2を送り、複写したい原稿面が原稿載
置部に対向した時点で送りを止め、フラッシュ露光装置
55により露光を行う。以下このような露光操作を繰り
返し、巻き取りローラ83に原稿G1を巻き取り終えた
ら、カバーを図3における2点鎖線で示す如く開き状態
として、原稿G1を取り外す。新たな原稿を装着した
ら、カバー81を閉じ状態におき、再び露光操作を行
う。
【0052】三.請求項8記載の発明に対応する例 図1において、ジアゾ型複写装置には鉛筆状の形状をし
た画像訂正器具25が設けられている。この画像訂正器
具25は、その先端部をTCフィルム12の表面に自在
な軌跡で摺接させて画像形成されたTCフィルム12の
文字を訂正することが可能なように該先端部が小さい球
面状をなしている。そして、この先端部は、図4に示し
た温度T2と温度T3のいずれの温度にも自在に制御可
能になっている。これらの温度制御を可能とするため
に、先端部はヒータにより構成され、このヒータの温度
はサーミスタにより検知され、この検知温度が制御部に
出力されてヒータへの供給エネルギーを制御する。この
ようなフィードバック制御系により先端部の温度を所定
の温度に制御される。又、この画像訂正器具25には、
温度の切り替えスイッチが設けられていて、この切り替
えスイッチで指定した温度に切り替えることができる。
加熱原及び温度の制御部は、該画像訂正器具25に内蔵
することもできるし、或いは、図1に示したジアゾ型複
写装置側に設け、導線により画像訂正器具25とを結ん
でもよい。
【0053】フラッシュ露光装置55によりTCフィル
ム12上に形成された画像を一部修正したり、書き加え
る場合にこの画像訂正器具25を使用する。例えば、消
去する場合には、画像訂正器具25の先端部を温度T2
に制御し、TCフィルム12上の画像をなぞる。する
と、TCフィルム12の該当部分は、温度T2から温度
T1を経て自然冷却されるので、これにより消去され
る。書き加える場合には、画像訂正器具25の先端部を
温度T3に制御し、加筆した文字や画像をTCフィルム
12上の画像になぞる。これにより、自然冷却される過
程でTCフィルム12の前記なぞらえて部分は白濁化
し、画像の書き込みがなされる。複写物を得ようとする
場合には得てして、このような修正が入る場合があり、
特に原稿には手を加えずにそのままの形で保存し、複写
物についてのみ必要な部位を訂正したい場合に、このよ
うな画像訂正器具25の使用が有効である。因みに、従
来はこのような、原稿の一部を消去したり修正したりし
て複写物を得ようとする場合に、原稿自身にマスキング
を施して書き加えたり、或いは、一度コピーしてからそ
れに書き加えたりして手間がかかっていた。本例によれ
ば、原稿を汚すことなく、原稿の一部が消去された、或
いは修正された複写物を簡単に得ることができる。な
お、上記のように画像の一部を修正する他に、画像全部
を手書きにより書き込めることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、露光を終えた
サーモクロミックフィルムの一端側を巻き取り手段で巻
き取るのであるから、サーモクロミックフィルムはエン
ドレスベルト状に構成する場合よりも大きな長さのもの
を使用することが可能となり、よって、長尺物の複写を
可能とし又、サーモクロミックフィルム全体の寿命も長
くすることができる。
【0055】請求項2記載の発明では、サーモクロミッ
クフィルムの送り手段を設けているので、該サーモクロ
ミックフィルムの送り操作を円滑かつ確実に行うことが
できる。
【0056】請求項3記載の発明では、送り手段はサー
モクロミックフィルムを巻き取ることができるので、該
サーモクロミックフィルム上に形成した画像を再度使用
することにより、フラッシュ露光を行うことなく複数枚
の画像を効率的に得ることが可能である。
【0057】請求項4記載の発明では、サーモクロミッ
クフィルム用像消去手段を有しているので、サーモクロ
ミックフィルムを繰り返し使用することが可能となる。
【0058】請求項5記載の発明では、カット紙の供給
装置を使用することにより、カット紙の複写物を得るこ
とが可能であると共に、手差し供給装置を使用すること
で、長尺を含むフリーサイズの複写物を得ることが可能
である。
【0059】請求項6記載の発明では、原稿押圧手段に
より原稿を押圧するので、露光における原稿の保持が確
実となる。
【0060】請求項7記載の発明では、原稿押圧手段が
原稿巻取装置を具備しているので、原稿の自動送りが可
能となり、操作が容易となる。又、長尺物の原稿の送り
も可能である。
【0061】請求項8記載の発明では、原稿に何ら手を
加えることなく、サーモクロミックフィルムに対して修
正を施すことで、修正済みの複写物を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明したジアゾ型複写装
置の概略構成図である。
【図2】原稿押圧手段の構成を説明した図である。
【図3】原稿押圧手段の他の構成例を説明した図であ
る。
【図4】サーモクロミックフィルムの特性を説明した図
である。
【図5】従来のジアゾ型複写装置の説明図である。
【符号の説明】
12 サーモクロミックフィルム 17 (カット紙の供給装置としての)給紙カセット 21 (サーモクロミックフィルム用像消去手段として
の)消去用ローラ 22 (手差し供給装置としての)手差しトレイ 23 (巻取手段としての)巻き取りローラ 24 (送り手段としての)送りローラ 25 画像訂正器具 51 支持コロ 52 支持コロ 53 支持コロ 54 支持コロ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーモクロミックフィルム上にフラッシュ
    露光装置により画像の書き込みを行ない、この画像の書
    き込みが行われたサーモクロミックフィルムを透過原稿
    として、感光紙と密着させて前記サーモクロミックフィ
    ルム側からの露光によって前記感光紙上に画像を得る複
    写装置であって、 前記露光を終了した前記サーモクロミックフィルムの一
    端側をロール状に巻き取ることのできる巻取手段を具備
    したことを特徴とするジアゾ型複写装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 前記サーモクロミックフィルムの他端側には、ロール状
    のサーモクロミックフィルムを支持すると共に、前記巻
    取手段による巻き取り速度に応じて前記サーモクロミッ
    クフィルムを送り出すことのできる送り手段を具備して
    いることを特徴とするジアゾ型複写装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 前記送り手段は前記サーモクロミックフィルムを巻き取
    ることができ、前記巻取手段は前記送り手段による巻き
    取り速度に応じて前記サーモクロミックフィルムを送り
    出すことができることを特徴とするジアゾ型複写装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 前記サーモクロミックフィルムの温度を、該サーモクロ
    ミックフィルムの像が消去される消去温度、又は前記像
    が消去されない非消去温度の何れの温度、の何れかの温
    度に選択して切り換えることのできるサーモクロミック
    フィルム用像消去手段を有することを特徴とするジアゾ
    型複写装置。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
    4記載のジアゾ型複写装置において、 前記サーモクロ
    ミックフィルムに密着させる感光紙の供給手段として、 定型サイズのカット紙の供給装置と、 フリーサイズの感光紙を供給することのできる手差し供
    給装置、とを具備したことを特徴とするジアゾ型複写装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    又は請求項5記載のジアゾ型複写装置において、 サーモクロミックフィルムを支持する複数のコロと、 これら複数のコロで支持した前記サーモクロミックフィ
    ルムの平坦部からなる原稿載置部と、 この原稿載置部の下方であって、前記サーモクロミック
    フィルムの内側に配置したフラッシュランプと、 この原稿載置部の上方であって、前記サーモクロミック
    フィルムの外側に該サーモクロミックフィルムに接離自
    在に設けた原稿押圧手段と、を有することを特徴とする
    ジアゾ型複写装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のジアゾ型複写装置におい
    て、 前記原稿押圧手段は、ロール状の原稿を支持し、巻き取
    ることのできる原稿巻取装置を具備していることを特徴
    とするジアゾ型複写装置。
  8. 【請求項8】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6又は請求項7記載のジアゾ型複
    写装置と共に用いられる画像訂正用器具であって、 前記フラッシュ露光装置により画像の書き込みが行われ
    た前記サーモクロミックフィルムにその先端部を自在な
    軌跡で摺接させることができる先端部を有し、且つ、こ
    の先端部の温度が前記サーモクロミックフィルムに対し
    て画像を加筆、消去に適した温度に切り換え可能である
    ことを特徴とする画像訂正器具。
JP8001488A 1996-01-09 1996-01-09 ジアゾ型複写装置、画像訂正用器具 Pending JPH09189970A (ja)

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