JP2000019477A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000019477A
JP2000019477A JP10182778A JP18277898A JP2000019477A JP 2000019477 A JP2000019477 A JP 2000019477A JP 10182778 A JP10182778 A JP 10182778A JP 18277898 A JP18277898 A JP 18277898A JP 2000019477 A JP2000019477 A JP 2000019477A
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JP10182778A
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Kiyobumi Hashimoto
清文 橋本
Eiji Yamakawa
英二 山川
Hideaki Ueda
秀昭 植田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶成分を含む可逆性感熱記録媒体に対し
て、高速で、かつ、記録媒体を劣化させることなく画像
を書き込むことのできる記録装置を得る。 【解決手段】 加熱温度に応じて表示色が変化し、冷却
することで表示色が固定化する液晶成分を含む可逆性感
熱記録媒体1への画像記録装置。消去用ローラ52、予
備加熱プレート54、電子写真法によるトナー画像形成
ユニット60、フラッシュランプ55を備えている。ト
ナー画像は透明ベルト67上に形成され、プレート54
上で記録媒体1に重ねられ、フラッシュランプ55の発
光によってトナー画像をマスキング材として露光が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置、特
に、コレステリック相を示す液晶性化合物を有する可逆
性感熱記録媒体へ所定の画像を記録するための装置に関
する。
【0002】
【発明の背景】近年、省エネルギー、環境保護の観点か
ら、ペーパーレス、省ペーパーを目的として、情報を書
き換え可能なリライタブルシートの開発が進められてい
る。また、ICカードやプリペイドカードの発展に伴っ
て情報を書き換え可能な記録材料が種々開発されてい
る。しかしながら、現在実用化されているリライタブル
な記録材料は白黒又はモノカラーであり、フルカラー表
示可能な材料が望まれている。
【0003】フルカラー表示可能なリライタブル材料と
しては、高分子コレステリック液晶性化合物が知られて
いるが、記録時の応答速度が遅く、実用化に至っていな
い。これを改善した材料として低分子コレステリック液
晶性化合物が提案されている。この液晶性化合物は室温
よりも高い温度領域でコレステリック相を示し、温度に
応じた反射色を示す。さらに、これらの温度から急冷す
ると、急冷前の反射色を保持する。即ち、この液晶を均
一に塗布したシートを種々の温度に加熱し、冷却するこ
とでフルカラーの情報(画像)を得ることができ、ある
一定の温度に再加熱して冷却することで画像の消去も可
能である。本発明者らはこのような低分子コレステリッ
ク液晶性化合物を有する記録媒体の実用化を研究するに
至った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リライタブルでフルカ
ラー表示が可能な記録材料である有機低分子コレステリ
ック液晶性化合物は、前述の如く、加熱温度に応じて表
示色(反射色又は透過色)が決まり、その温度から急冷
することによって表示色が固定化される。従って、加熱
温度を制御することによって表示色を自由に選択して多
色あるいはフルカラーの表示が可能である。しかし、そ
のためには、2次元的な記録領域に対して加熱温度を高
精度に制御することが必要となる。
【0005】従来、加熱タイプの記録手段としては、サ
ーマルヘッドが広く用いられている。サーマルヘッド
は、熱の蓄積によってヘッドの温度特性が変化するとい
う特有の履歴効果を有し、高精度な温度制御は困難であ
る。遅い速度で書き込みを行えば履歴効果を無視できる
が、実用的ではない。また、サーマルヘッドは記録媒体
とこすれ合いながら書き込みを行うが、これではリライ
タブルで何度でも書き込みが可能な記録媒体にあって
は、複数回の摺刷で表面が劣化するという問題点も有し
ている。
【0006】そこで、本発明の目的は、加熱温度に応じ
て表示色が変化し、その温度から急冷することで表示色
が固定化する記録媒体に対して、高速で、かつ、記録媒
体を劣化させることがなく画像を書き込むことのできる
記録装置を提供することにある。
【0007】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る画像記録装置は、記録する2次元情報
を保持し、光を2次元状に制御する光制御部材と、記録
媒体に前記光制御部材を介して光を照射する光照射手段
とを備えている。光照射手段とは、例えば、フラッシュ
ランプであり、記録媒体の全面を同時に露光する。この
光照射手段と記録媒体との間には2次元情報を保持した
光制御部材が、いわばマスキングとして介在され、記録
媒体に光の照射部と非照射部を形成する。照射部は光の
エネルギーによって温度が上昇し、所望の色を表示する
ことになる。
【0008】本発明によれば、記録媒体の全面を一瞬に
露光するために高速での記録が達成でき、かつ、記録時
に記録媒体が記録ヘッド等とこすれ合うことがないの
で、書き換え回数が増加しても記録媒体が劣化すること
がない。
【0009】記録媒体としては、低分子コレステリック
液晶化合物からなる記録層を有するシートが使用され
る。この液晶化合物は加熱温度に応じて表示色が変化
し、その温度から急冷することで表示色が固定化する特
性を有している。従って、加熱温度を制御することで表
示色を自由に選択して白黒表示、モノカラー表示又はフ
ルカラー表示を行うことが可能である。また、一定の温
度まで加熱して冷却すると、透明ないし散乱状態を示
し、記録された情報が消去される。
【0010】本発明に係る画像記録装置では、照射する
光のエネルギーを変調することが可能であることが好ま
しい。例えば、光源自体の出力を変調したり、照射時間
を変調したり、光路中に設けた光透過部材の透過率を変
調することで、所望の色を表示できる。2次元情報を保
持する光制御部材に光のエネルギーを変調する機能を付
与してもよい。さらに、異なる2次元情報を保持する光
制御部材を介して該部材ごとに光照射を複数回行ってフ
ルカラー画像を記録することも可能である。各回の光照
射のエネルギーを異ならせてもよい。
【0011】光制御部材としては、光透過性基材上に電
子写真法によって形成されたトナー像を用いることがで
きる。あるいは、記録媒体上にトナー像を直接形成して
光制御部材としてもよい。トナー像の濃淡によって光透
過率を調整し、1回の光照射で多色の画像を記録するこ
とも可能である。いまひとつの光制御部材としては、光
透過型の液晶デバイスを用いることも可能である。液晶
デバイスに2次元情報を表示させ、この液晶デバイスを
透過した光で記録媒体を照射することで、フルカラー画
像をも記録することが可能となる。
【0012】一方、本発明に係る画像記録装置は、記録
媒体に既に記録されている画像を消去する消去手段を有
することが好ましい。新たに記録された画像の品位を向
上させることができる。さらに、画像の記録に先立って
記録媒体を予め加熱する予備加熱手段を有すれば、記録
処理を効率的に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像記録装置
の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0014】(記録媒体の説明) (第1例、図4、図5参照)図4において、第1例とし
ての可逆性感熱記録媒体1は、下からベース層2、中間
層3、記録層4、保護層5によって構成されている。ベ
ース層2は、紙や、ポリカーボネート、PET(ポリエ
チレンテレフタレート)等の可撓性を有するシート材か
らなる。中間層3は、可視光を吸収する機能を有する成
分を含み、記録層4と接する面が滑らかに形成されてい
る。具体的には、シリコン樹脂にカーボンブラックを分
散させ、さらに触媒を混合したイソプロピルアルコール
溶液をベース層2上に塗布し、乾燥熱硬化させた。
【0015】なお、中間層3が着色半透明のものである
場合、良好なフルカラー画像を再現するために、ベース
層2は光吸収性あるいは中間層3との組み合わせで光吸
収性となることが望ましい。中間層3として透明のもの
を使用することも可能であるが、その場合はベース層2
に光吸収性を持たせることが望ましい。
【0016】記録層4は、低分子コレステリック液晶性
化合物を含む液晶層であり、具体的には、トルエンに1
0,12−ドコサジインジオン酸ジコレステリルを混合
溶解させ、この溶液を中間層3上にブレードによって塗
布し、加熱乾燥させて可逆性感熱記録層4とした。記録
層4の厚さに関しては、3〜50μmの範囲が好まし
く、より好ましくは6〜30μmの範囲である。光照射
による発熱性を高めるため、液晶性化合物に赤外線吸収
剤を添加してもよい。
【0017】この第1例としての記録媒体1では、87
〜115℃に加熱すると、コレステリック液晶性化合物
がヘリカル軸を中間層3に対して垂直方向を向くコレス
テリック相を示し、温度に応じた特定の波長の光を反射
する。約87℃で赤色、約95℃で緑色、約115℃で
青色を示し、それらの温度から急冷することによってそ
の反射状態のまま固体化する。
【0018】また、約119℃以上に加熱した後に急冷
すると透明になる。即ち、記録媒体1の全面を119℃
以上に加熱した後に急冷すると、記録層4は全面が透明
状態になる。このとき、矢印A方向から目視する観察者
に対しては、可視光が中間層3で吸収されるため、黒色
表示になる。
【0019】この記録媒体1に対して、画像情報に応じ
て部分的に加熱、急冷を行うと、加熱された部分が加熱
温度に応じた反射色を示す。図4において、符号4aが
透明状態の部分を示し、符号4bがコレステリック相の
まま残された部分を示す。従って、95℃で書き込みを
行うと、矢印A方向から見ると、黒地に緑色の表示を観
察することができる。また、87℃、95℃、115℃
で書き込みを行うと、フルカラーの表示が可能である。
反射率を低く表示したい部分では、黒色表示部分を混ぜ
合わせることで結果的に反射率を下げることができる。
【0020】なお、前記記録媒体1では、黒色をバック
に液晶の表示色が観察されることになる。中間層3に、
特定波長域の可視光を反射する着色剤を添加した場合
は、ある1色をバックに液晶による表示色が観察され
る。白色をバックにした表示を行うのであれば、表示情
報のない部分に青、緑、赤の各微小面積をモザイク状に
表示し、巨視的に白色表示を行うことで白色のバックと
することが可能である。
【0021】一方、約119℃以上に加熱した後徐冷す
ると散乱状態になり白濁する。即ち、記録媒体1の全面
を119℃以上加熱した後に徐冷すると、記録層4は全
面が散乱状態になる。このとき、矢印A方向から目視す
る観察者に対しては白色表示になる。
【0022】この記録媒体1に対して、画像情報に応じ
て部分的に加熱、急冷を行うと、加熱された部分が加熱
温度に応じた反射色を示す。図5において、符号4aが
加熱反射部分を示す。従って、95℃で書き込みを行う
と、矢印A方向から見ると、白色に緑色の表示を観察す
ることができる。
【0023】符号4bで示した部分は119℃以上に加
熱された後に急冷され、透明状態になっていることを示
している。この部分は観察側(矢印A方向)から見ると
中間層3の色、即ち、黒色に見える。従って、119℃
以上で書き込みを行うと、白地に黒の表示を行うことが
できる。符号4cで示した部分は加熱後に徐冷され、散
乱状態となった部分で、通常は書き込みの行われないマ
ージン領域である。また、87℃、95℃、115℃及
び119℃以上で書き込みを行うと、フルカラーの表示
が可能である。本第1例では、反射率を低く表示したい
部分では、黒色表示部分を混ぜ合わせることで結果的に
反射率を下げることができる。
【0024】(第2例、図6参照)図6において、第2
例としての可逆性感熱記録媒体11は、下からベース層
12、中間層13、記録層14、保護層15によって構
成されている。記録層14以外は前記第1例と同様であ
る。記録層14は、低分子コレステリック液晶性化合物
と高分子樹脂との複合膜からなり、液晶組成物14aと
樹脂膜14bとに分離され、さらに、樹脂や無機酸化物
等からなる球状スペーサ16が混入されている。記録層
14での画像の記録態様は前記第1例と同様である。
【0025】(画像記録装置の説明) (第1実施形態、図1参照)図1に本発明の第1実施形
態である画像記録装置を示す。この装置は、概略、搬送
ローラ対51、画像消去用ローラ52と支持ローラ5
3、予備加熱プレート54、フラッシュランプ55、徐
冷部材58、電子写真法によるトナー画像形成ユニット
60から構成されている。
【0026】トナー画像形成ユニット60は、周知の電
子写真法によってトナー画像を形成するもので、感光体
ドラム61の周囲に、画像露光用のLEDアレイ62、
現像器63、転写ローラ64、残留トナーのクリーナ6
5、残留電荷のイレーサ66、透明ベルト67及び該ベ
ルト67上のトナーを除去するためのクリーナ68によ
って構成されている。透明ベルト67は支持ローラ69
によって、感光体ドラム61とフラッシュランプ55の
周囲で矢印A方向に回転するように、エンドレス状に張
り渡されている。
【0027】フラッシュランプ55は、例えばクセノン
フラッシュランプが使用され、反射ミラー56及び光強
度補正用マスク57を備え、記録媒体1の全面を同時に
照射可能である。
【0028】以上の画像記録装置において、記録媒体1
は矢印B方向から装置に挿入され、ローラ51,52,
53によって搬送され、消去用ローラ52によって12
0℃まで加熱される。このとき、白色を背景に画像書き
込みを行う場合は、徐冷部材58を作動して記録媒体1
を徐冷し、記録層4を散乱状態即ち白濁状態とする。黒
色を背景に書き込む場合は、徐冷部材58を作動させず
記録媒体1を自然冷却により急冷し、記録層4を透明に
する。操作者が前記のどちらの書き込みを行うかを選択
できるようにしてもよい。こうして、記録層4を白色又
は透明にすることにより、前回記録された画像が消去さ
れる。その後、記録媒体1は予備加熱プレート54上に
搬送される。予備加熱プレート54は一定の温度に制御
され、記録媒体1を室温に拘わらず一定の温度(例え
ば、40℃)に予備加熱する。
【0029】このとき、トナー画像形成ユニット60も
駆動される。即ち、感光体ドラム61、透明ベルト67
が矢印C方向に回転駆動され、感光体ドラム61上にL
EDアレイ62によって画像が静電潜像として形成され
る。この潜像は現像器63によってトナー画像として顕
像化され、転写ローラ64からの電界によって透明ベル
ト67上に転写される。トナー画像の転写部と前記記録
媒体1は重ね合わされ、かつ、同速度で予備加熱プレー
ト54上に搬送される。このとき、前記フラッシュラン
プ55が発光され、記録媒体1上に透明ベルト67上の
トナー画像が投影される。光の照射強度はマスク57に
よって全面で均一化される。トナーはフラッシュランプ
の照射光を遮光でき耐熱性に優れたものを使用すること
が好ましい。記録媒体1はトナーのない部分ないし薄い
部分に対応する部分の温度が上昇し、画像が記録され
る。即ち、トナー画像の濃度ないしはフラッシュランプ
55の照射時間、あるいは照射強度を調整することで所
望の表示色で記録媒体1上に画像が記録される。光照射
はパルス光で行われるため、記録媒体1は直ちに冷却さ
れ、表示色が固定化される。
【0030】また、同じ記録媒体1を複数回予備加熱プ
レート54上を通過させ、その都度透明ベルト67上に
は異なる色画像形成用のトナー画像を形成し、複数回の
露光を行うことで、記録媒体1上にフルカラーの画像を
記録することが可能である。例えば、黒色を背景に書き
込みを行う場合は、記録媒体1を3回予備加熱プレート
54上を通過させ、その都度透明ベルト67には、R、
G、B用のトナー画像を形成し、照射光のエネルギーを
制御しつつ3回の露光を行うことで、記録媒体1上にフ
ルカラーの画像を記録できる。また、白色を背景に書き
込みを行う場合は、記録媒体1を4回予備加熱プレート
54上を通過させ、その都度透明ベルト67には、ブラ
ック、R、G、B用のトナー画像を形成し、照射光のエ
ネルギーを制御しつつ4回の露光を行うことで、記録媒
体1上にフルカラーの画像を記録できる。書き込みは温
度の高い方、即ち、前記の例では、ブラック、B、G、
Rの順に行うことが好ましい。
【0031】あるいは、LEDアレイ62の発光強度を
制御して感光体ドラム61上に形成されるトナー画像を
中間調画像とし、トナー濃度の濃淡に応じて記録層4の
加熱温度を制御すれば、1回の露光でフルカラーの画像
を記録することもできる。
【0032】(第2実施形態、図2参照)図2に本発明
の第2実施形態である画像記録装置を示す。この装置
は、基本的には前記第1実施形態と同様にトナー画像を
マスキングとして使用し、記録媒体1上に画像を記録す
るものである。従って、図2において、第1実施形態を
示す図1と同じ部材には同じ符号を付した。
【0033】本第2実施形態が第1実施形態と異なるの
は、トナー画像を記録媒体1上に直接形成する点にあ
る。即ち、ローラ51,52,53で矢印B方向に搬送
される記録媒体1は、感光体ドラム61上に形成された
トナー画像を転写され、予備加熱プレート54上でフラ
ッシュランプ55からの照明光でトナー画像を介して露
光される。その後、記録媒体1は直ちに冷却されて表示
色の固定化が図られる。記録媒体1上のトナーはクリー
ナ68によって除去される。
【0034】(第3実施形態、図3参照)図3に本発明
の第3実施形態である画像記録装置を示す。この装置は
光透過型の液晶デバイス71を光制御手段として使用し
ている。即ち、フラッシュランプ55の正面に液晶デバ
イス71及び拡大投影レンズ72を設置し、さらに反射
ミラー73を設置した。液晶デバイス71は各画素の光
透過率を制御することで所定の画像を得るように透過光
を変調する。なお、図3において図1、図2と同じ部材
には同じ符号が付されている。
【0035】フラッシュランプ55から放射された光
は、液晶デバイス71を透過することで変調され、レン
ズ72で拡大され、ミラー73で下方に反射され、予備
加熱プレート54上に搬送されて予備加熱(40℃)さ
れた記録媒体1上を全面露光する。これにて、記録媒体
1上に所定の画像が記録される。光照射はパルス光で行
われるため、記録媒体1は直ちに冷却され、表示色が固
定化される。本第3実施形態では、液晶デバイス71の
各画素の光透過率を制御することで1回の露光でフルカ
ラー画像を書き込むことができる。
【0036】(他の実施形態)なお、本発明に係る画像
記録装置は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、
画像露光の直後に記録媒体を急冷する冷却手段を設ける
ようにしてもよい。さらに、トナー画像を形成するため
のユニットは種々の構成のものを採用することができ
る。また、可逆性感熱記録媒体としては前記第1例、第
2例以外にも種々のものを使用できることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の第1実施形態を示
す概略構成図。
【図2】本発明に係る画像記録装置の第2実施形態を示
す概略構成図。
【図3】本発明に係る画像記録装置の第3実施形態を示
す概略構成図。
【図4】記録媒体の第1例を示す断面図。
【図5】前記第1例の記録媒体において、図4とは異な
る表示状態を示す断面図。
【図6】記録媒体の第2例を示す断面図。
【符号の説明】
1,11…記録媒体 52…画像消去用ローラ 54…予備加熱プレート 55…フラッシュランプ 60…トナー画像形成ユニット 71…液晶デバイス
フロントページの続き (72)発明者 植田 秀昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA62 GA03 HA29 JA21 KA02 2H093 NC77 ND17 NF21 NG16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱温度に応じて表示色が変化し、冷却
    することで表示色が固定化する記録媒体へ画像を記録す
    る装置において、 記録する2次元情報を保持し、光を2次元状に制御する
    光制御部材と、 前記記録媒体の全面に前記光制御部材を介して光を照射
    する光照射手段と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記光制御部材は、光透過性基材上に電
    子写真法によって形成されたトナー像であることを特徴
    とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記光制御部材は、前記記録媒体上に電
    子写真法によって形成されたトナー像であることを特徴
    とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記トナー画像は、光透過率を略リニア
    に変調する中間調を有することを特徴とする請求項2又
    は請求項3記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記光制御部材は、光透過型の液晶デバ
    イスであることを特徴とする請求項1記載の画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記光照射手段は、照射する光のエネル
    ギーを変調可能であることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載の画像記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記光照射手段は、光の強度を変調する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記光照射手段は、光の照射時間を変調
    することを特徴とする請求項6記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記光照射手段によって光照射を、異な
    る2次元情報を保持する光制御部材を介して記録媒体上
    に複数回行うことを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は
    請求項8記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体に既に記録されている画
    像を消去する消去手段を備えたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8又は請求項9記載の画像記録装
    置。
  11. 【請求項11】 画像の記録に先立って記録媒体を予め
    加熱する予備加熱手段を備えたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8、請求項9又は請求項10記載
    の画像記録装置。
JP10182778A 1998-06-29 1998-06-29 画像記録装置 Pending JP2000019477A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015475A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007033677A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd 光書込装置

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JP2003015475A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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