JPH0461114B2 - - Google Patents

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JPH0461114B2
JPH0461114B2 JP58224347A JP22434783A JPH0461114B2 JP H0461114 B2 JPH0461114 B2 JP H0461114B2 JP 58224347 A JP58224347 A JP 58224347A JP 22434783 A JP22434783 A JP 22434783A JP H0461114 B2 JPH0461114 B2 JP H0461114B2
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JP
Japan
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mixture
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water
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JP58224347A
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JPS60119281A (ja
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Naoto Ito
Hiroshi Aiga
Takashi Kano
Masumi Nishihara
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、染料混合物を用いて、ポリエステル
繊維を染色又は、捺染する方法に関する。さらに
詳しくは一般式() 〔式()中、R1及びR2は各々独立にメチル基
又はエチル基を意味する。〕 で示されるモノアゾ染料が、70〜30重量%及び一
般式() 〔式()中、R3及びR4は各々独立にメチル基
又はエチル基を意味する。〕 で示されるモノアゾ染料が、30〜70重量%の割合
からなる染料混合物を用いることを特徴とするポ
リエステル繊維の染色方法に関する。 従来鮮明な赤色の色相を与える分散染料として
は、アントラキノンを構造母体とするものが多か
つたが、近年、主として経済的な理由から、アゾ
系の赤色染料に対する要望が高まり、いくつかの
赤色系アゾ染料が市販又は、出願されている。 此の内、特開昭56−76456号公報に開示されて
いる下式()の染料は、鮮明な赤色の染料であ
り、耐光、耐昇華、耐洗濯及び耐水堅牢度も良好
でかつ、抜染性も優れた染料であるが、温度感受
性が大きく、染着率が低いし、又染料の基本的な
性質であるビルドアツプ性が不充分であるという
欠点を有している。 本発明者らは、かかる問題点を解決すべく鋭意
検討した結果、前記式()及び()で示され
る染料の混合物を用いて、ポリエステル繊維を染
色もしくは捺染すれば、かかる問題点がすべて解
決されることを見い出し、本発明に到つた。 特に本発明の染料混合物を用いて染色した場合
は、特開昭56−76457号公報に開示された染料の
前記式()染料を用いて染色した場合に比較
し、浸染及び捺染共に染着率、ビルドアツプ性や
温度感受性に優れており、しかも各種堅牢度は同
等であり、本発明の工業的価値は極めて大きい。 本発明者らの此らの試験結果を表に示せば次の
とおりである。
【表】
【表】 表の結果より本発明染料混合物の染色性特にビ
ルドアツプ性が著しく優れていることが判る。 本発明に使用される染料は、式()又は式
()で示される単独染料をそれぞれ別個に合成
して使用時に混合するか、または各染料それぞれ
のカツプリング成分とジアゾ成分とを同時にカツ
プリングさせる方法により得ることが出来る。カ
ツプリング成分は有利にはm−アセチルアミノア
ニリン(又はm−プロピオニルアミノアニリン)
を脱酸剤の存在下に所定量のモノクロル酢酸メチ
ル又はモノクロル酢酸エチルと反応させて得るこ
とが出来る。又ジアゾ成分は、2−アミノ−5,
6−ジクロロベンゾチアゾール又は2−アミノ−
6,7−ジクロロベンゾチアゾールを別々に、又
はこれらの混合物を使用して同時に、氷酢酸−リ
ン酸−硫酸−水又は、氷酢酸−プロピオン酸の混
合液中に溶解又は懸濁させ、ニトロシル硫酸にて
ジアゾ化することにより得られる。 染料()と染料()の配合比は、70%対30
%から30%対70%であり、この範囲の本発明染料
混合物を用いた場合、効果が大きく、染料()
の割合が70%以上、又は30%以下となるとビルド
アツプ性及び染着性が低下する。 本発明染料混合物を用いてポリエステル繊維を
染色するには通常にしたがい、該染料を分散剤に
より分散化し染色助剤を混合した染色組成物とし
て用いる。 この染料組成物は染色及び捺染法により調整方
法は異なるが、一般には本発明の化合物をナフタ
レンスルホン酸のホルマリン縮合物、リグニンス
ルホン酸、硫酸化クレオソート油、アルキルフエ
ノールのエチレンオキサイド縮合物の硫酸エステ
ル化物などのアニオン分散剤又はエチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドとのブロツク共重合
物、アルキレンジアミンとプロプレンオキサイド
及びエチレンオキサイドのブロツク共重合物、ア
ルキルフエノールのエチレンオキサイド付加物、
ポリスチレン化フエノールのエチレンオキサイド
付加物、ポリベンジルフエノールのエチレンオキ
サイド付加物などの非イオン活性剤と少量の水の
存在下にボールミル或いはサンドミル等の粉砕機
を用いて充分に湿式粉砕して得る。 捺染する場合は、これにアニオン分散剤、非イ
オン活性剤の他に一般の捺染用助剤例えば天然糊
剤、合成糊剤、還元防止剤、PH調整剤などが用い
られ、またその場合パツデイング染色する場合に
は、この外にアルギン酸ソーダ等のマイグレーシ
ヨン防止剤などを用いる。 本発明染料を用いて、ポリエステル繊維を常法
により浸染又は捺染すれば、光、洗濯、昇華、水
及び樹脂加工後の洗濯に対し堅牢度の優れた染色
物が得られる。また本発明の染料は還元剤又はア
ルカリ剤による優れた防染性及び抜染性を有して
いて、本発明染料混合物により防染模様をつける
には、たとえば本発明の染料を含有する染料分散
液または、色糊をポリエステル布にバツデイング
または印捺し、中間乾燥後にアルカリ(例えば炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムあるいは苛性ソー
ダ)又は還元剤を含有する糊剤を印捺するか、或
いはポリエステル布にアルカリ又は還元剤を含有
する糊料を印捺中間乾燥後、本発明染料を含む色
糊を印捺しHP又はHTスチーミングする。又、更
に複雑な柄模様を有する染色を行うには、アルカ
リ又は還元剤を含有する糊料中にさし色用の染料
を加えて処理することによつて防染部分に別の染
料で着色する方法がとられる。 又本発明染料混合物により抜染模様をつけるに
は、本発明の染料組成物を用いて、ポリエステル
布を浸染又は連続染色し、この地染布に塩化第1
錫等の抜染剤を含有する糊剤を印捺し、130℃で
30分程度の所謂HPスチーミングをするか、180℃
で、5分程度のHTスチーミングをすることによ
り抜染する。更に複雑な柄模様を有する染色を行
うにはこれら色糊又は抜染糊中に前記のさし色用
の染料を加えて処理することによつて抜染部分に
別の染料で着色する方法などがとられる。 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り本実施
例に限定されるものではない。 実施例中「部」とあるのは「重量部」を意味す
る。%は重量%を意味する。 実施例 1 下式(a)の染料18部、下式(b)の染料12部、デモー
ルN(花王アトラス社製品;ナフタレンスルホン
酸とホルマリン縮合物のナトリウム塩)70部と水
100部を微粒化分散し、スプレー乾燥して、染料
組成物を得た。此の染料組成物3部を水3000部に
加えPHを5に調整し、テトロン加工糸布100部を
浸漬し、加圧下に130℃とし、同温度で1時間染
色した。染色布を還元的に洗浄し、水洗乾燥した
ところ、諸堅牢度に優れた赤色染色物を得た。 又、染色の前後における染色浴の可視吸光度に
より染着率が94%であることを判定した。 上記式(a)の染料は以下の様にして合成した。 13%ニトロシル硫酸50部中に、氷酢酸64部と89
%りん酸32部との混合液を10〜15℃で滴加し、0
℃まで冷却する。次いで−3〜3℃で2−アミノ
−5,6−ジクロルベンゾチアゾール10.95部を
少量ずつ加え、同温度で3時間撹拌する。このジ
アゾ液を3−アセチルアミノ−N,N−ジ(エト
キシカルボニルメチル)アニリン13部、スルフア
ミン酸1部、アセトン50部、98%硫酸7部、氷及
び水500部の混合物に加え、酢酸ナトリウムを加
えてこの混合物のPHを5に調整する。混合物を30
分間撹拌し、次いで析出した染料を別し、水で
洗浄後乾燥し、染料原体21部を得た。 又、上記式(b)の染料は、2−アミノ−6,7−
ジクロルベンゾチアゾールを用いて(a)の染料と同
様に製造した。 実施例 2 下式(c)と下式(d)の混合比が(60部:40部)であ
る染料混合物30部、デモールN 10部、エチレン
オキシドとプロピレンオキシドのブロツク共重合
物4部、グリセリン6部と水50部の混合物を微粒
化分散し、液状染料組成物を得た。 此の染料組成物10部を下記組成の捺染元糊90部
に加え、良くかきまぜ色糊をつくる。 捺染元糊 メイプロNPガム(ローカストビーン系) 1.2%ペースト 53部 水 29部 O/Wエマルジヨン 17部 塩素酸ソーダ 0.7部 酒石酸 0.3部 この色糊をポリエステル織物に捺印し、乾燥
後、高温スチーマー(略称HTS、170〜180℃)
で5〜10分間蒸熱した。次に捺印物を40〜50℃の
温湯でよく水洗後、ハイドロサルフアイト1g/
、苛性ソーダ1g/、スコアロール400(両性
界面活性剤)1g/の溶液中、80〜85℃で10〜
20分間還元洗浄した。次いで湯洗を十分に行な
い、脱水乾燥して濃度の著しく高いビルドアツプ
性のすぐれた堅牢な鮮明な赤色の染色物が得られ
た。 上記染料混合物は、次の様にして、製造した。 氷酢酸800部に2−アミノ−5,6−ジクロル
ベンゾチアゾール(60%)と2−アミノ−6,7
−ジクロルベンゾチアゾール(40%)の混合物
109.5部を溶解した。89%リン酸400部と98%硫酸
366部を加えた後、0℃に冷却した。30%ニトロ
シル硫酸269部を加え2時間反応し、ジアゾ反応
液を得た。 3−アセチルアミノ−N,Nジ(メトキシカル
ボニルメチル)アニリン150部をメタノール1500
部、98%硫酸500部、水2000部と氷4000部の混合
物に溶解した。ジアゾ換反応液を0℃で加えた
後、苛性ソーダにてpHを4とし析出した結晶を
別し、目的物を得た。 実施例 3 前記式(c)の染料15部、前記式(d)の染料15部、デ
モールN20部、エチレングリコール10部と水40部
を混合し、微粒化分散し、得られた染料調合物10
部を下記組成の捺染元糊90部に加え、良くかきま
ぜ色糊をつくる。 捺染元糊 メイプロNPガム(ローカストビーン系)12%ペ
ースト 63部 水 36部 塩素酸ソーダ 0.7部 酒石酸 0.3部 この色糊をポリエステル織物に捺印し、乾燥後
高圧スチーマー(略称HPS、温度130〜135℃、
ゲージ圧3〜4Kg/cm2)で30〜40分間蒸熱した。 次に捺印物を40〜50℃の温湯でよく水洗後、ハ
イドロサルファイト1g/苛性ソーダ1g/
、スコアロール400(両性界面活性剤)1g/
の溶液中80〜85℃で10〜20分間還元洗浄を行な
い、次いで湯洗を十分に行ない、脱水乾燥して濃
度の著しく高いビルドアツプ性のすぐれた堅牢な
鮮明赤色の染色物が得られた。 使用した染料(c)及び(d)は、実施例−1と同一の
方法にて製造した。 実施例 4 前記式(c)と前記式(d)の染料(40部:60部)の混
合物30部を実施例−1と同様な方法で分散化し乾
燥して染料組成物を得た。この染料組成物3部を
水3000部に加えて分散液とし次いでpHを5に調
整し、テトロシンK(商品名、メチルナフタレン
キヤリヤー)10部を加え、テトロン糸100部を浸
漬し、100℃に1時間染色し、染色物を還元的に
ソーピングし、次いで充分に水洗し乾燥すると鮮
明な赤色の染色物を得た。 実施例 5 下式(e)と下式(f)の染料(70部:30部)の混合物
30部を実施例−2と同様な方法で微粒化し、液状
染料組成物を得た。この染料組成物20部を水1000
部に加えて分散液とし、この液にテトロン布を浸
漬し、ついで70%重量増加まで絞り、一旦100℃
で中間乾燥し、次いで210℃で30秒間乾熱処理し、
次いで還元的にソーピングを行ない鮮明な赤色染
色布を得た、各種堅牢度が良好であつた。 上記染料の混合物は、実施例−2と同様の方法
にて製造した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式()中、R1及びR2は各々独立にメチル基
    又はエチル基を意味する。〕 で示されるモノアゾ染料が、70〜30重量% 及び一般式() 〔式()中、R3及びR4は各々独立にメチル基
    又はエチル基を意味する。〕 で示されるモノアゾ染料が、30〜70重量%の割合
    からなる染料混合物を用いることを特徴とするポ
    リエステル繊維の染色方法。
JP58224347A 1983-11-30 1983-11-30 ポリエステル繊維の染色方法 Granted JPS60119281A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5069381A (ja) * 1973-10-26 1975-06-10
JPS5676456A (en) * 1979-11-29 1981-06-24 Mitsui Toatsu Chem Inc Monoazo compound and production thereof

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