JPH0541749B2 - - Google Patents

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JPH0541749B2
JPH0541749B2 JP60292187A JP29218785A JPH0541749B2 JP H0541749 B2 JPH0541749 B2 JP H0541749B2 JP 60292187 A JP60292187 A JP 60292187A JP 29218785 A JP29218785 A JP 29218785A JP H0541749 B2 JPH0541749 B2 JP H0541749B2
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dye
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dyed
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Mitsuaki Tsunoda
Takao Aizawa
Hiroshi Sakurai
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GOSEI SENRYO GIJUTSU KENKYU KU
GOSEI SENRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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GOSEI SENRYO GIJUTSU KENKYU KU
GOSEI SENRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は疎水性繊維の染色法に関する。時に詳
しくは特定構造を有する2種の分散染料を混合し
て用いる疎水性繊維の染色法に関する。 従来の技術 式() で表されるモノアゾ染料はC.I.デイスパースブル
ー165として公知であり、これによつてポリエス
テル繊維等の疎水性繊維を染色した場合鮮明な青
色の色調を与え、耐光堅牢度、昇華堅牢度、熱分
解性等において優れた性質を示すため広く使用さ
れている。ところがこのものは染着性においてや
や劣るという欠点を有している。染着性が劣ると
いう事は経済上の不利益だけでなく染色時におけ
る未染着染料の流出による廃液汚染という点から
も好ましいことではない。 発明が解決しようとする問題点 式()の染料を有する鮮明度、耐光堅牢度、
昇華堅牢度、熱分解性等の特性を失うことなく染
着性を向上させる事が望まれている。 問題点を解決する為の手段 本発明者らは前記したような欠点を改良すべく
鋭意研究を重ねた結果本発明に至つたものであ
る。即ち本発明は、式() で示される染料10〜90重量%及び式() で示される染料90〜10重量%との混合染料を使用
することを特徴とする疎水性繊維の染色法を提供
する。 式()の染料と式()の染料を前記したよ
うな割合で混合して用いることにより式()の
みを用いて染色した場合に比べて染着濃度が1.5
倍強にもなるという全く予期し得ない大幅なカラ
バリユーの向上が認められ、又ビルドアツプ性も
良好である。しかも前記混合染料によつて染色さ
れた疎水性繊維染色物は式()で示される染料
単独で染色された染色物と同等の鮮明さ、各種堅
牢度を持つており、経済的観点からも本発明の実
用的価値は極めて高いものである。 なお式()で示される染料も特開昭58−
215457に記載された公知の染料であり、諸堅牢度
にすぐれ赤味をおびた青色の染色物を与える染料
として知られている。 本発明の方法において混合される染料の割合は
式()で示される染料を10〜90重量%好ましく
は25〜75重量%、また式()で示される染料を
90〜10重量%好ましくは75〜25重量%混合した場
合が染着量、色調の面で特に好ましい結果を与え
る。 本発明で使用される混合染料の調製法について
述べる。 式()で示される染料(原末)は特公昭44−
24707に記載された方法で、又式()で示され
る染料(原末)は特開昭58−215457に記載された
方法によつて容易に得られるのでそれらを前記し
たような割合に混合して微粒子化処理を施して混
合染料としてもよいし又式()及び()で表
される染料(原末)を得、別々に微粒子化処理を
施したのち前記したような割合に混合して混合染
料としてもよい。更には次のようにして混合染料
をえてもよい。即ち式() (但し、X,Yは夫々独立にハロゲン又はシア
ノ基を表す。しかし同時にX,Yが共にシアノ基
であることはない) で示されるアミノ化合物を常法に従つてジアゾ化
し、カツプリング反応及びシアノ化反応ののちに
得られる染料(原末)が前記したような割合にな
るようにその混合割合が調整された下記式()
及び() で示されるカツプラーの混合物にカツプリングし
下記式()及び() (式()及び()中X及びYは前記と同じ
意味を示す) で示される染料(原末)の混合物を得る。次いで
特公昭45−785に記載の方法に基づいてハロゲン
原子のシアノ置換を行つて式()及び()で
表される染料(原末)の混合物を得、次いで微粒
子処理を施して混合染料としてもよい。 なお前記において微粒子処理は公知の方法によ
つて行われるものであり例えば染料(原末)とナ
フタリンスルホン酸のホルマリン縮合物、リグニ
ンスルホン酸、硫酸化クレオソート油、アルキル
ベンゼンゼンスルホン酸、エチレンオキサイド系
非イオン活性剤(アルキルフエノールのエチレン
オキサイド付加物等)等とを擂潰機又はサンドグ
ラインダー等で湿潤状態で1〜5時間程度処理す
ることによつて微粒子化染料がえられる。 本発明の方法を実施する為の微粒子化された染
料は乾燥品、液状品のいずれであつてもよい。又
式()及び()の染料が別々に微粒子化処理
された場合は前記したように染色に先だつて混合
してもよいし、別の方法として染浴中で混合して
もよい。 本発明の方法により染色し得る疎水性繊維の具
体例としてはポリエステル繊維、ポリアミド繊
維、ジアセテート繊維、トリアセテート繊維及び
これら同志の混紡品があげられこれらと木綿、
絹、羊毛等の天然繊維との混紡品であつもよい。 本発明の方法に使用する式()及び()か
らなる混合染料を用いて疎水性繊維を染色するに
は、繊維を浸漬した水性媒体中で加圧下105℃以
上、好ましくは110〜140℃で染色するのが有利で
ある。また、o−フエニルフエノールやトリクロ
ロベンゼン等のキヤリヤーの存在下に比較的高
温、例えば水の沸騰状態で染色することもでき
る。あるいはまた染料分散液を布にパツデイング
し、150〜230℃、30秒〜1分間の乾熱処理をする
いわゆるサーモゾール方式での染色も可能であ
る。一方染料と天然糊剤(例えばスノウアルギ
ン、デンプン、カゼイン、ゼラチン等)、合成糊
剤(例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル等)、還元防止剤、PH調整剤、濃染剤等ととも
に捺染糊を調製し常法により捺染法による染色を
行つてもよい。又トリクロロエチレンやパークロ
ロエチレンのような有機溶媒を主体とした染浴か
ら染色することも可能である。(溶剤染色) 本発明の染色法が染着濃度を向上させる上で極
めてすぐれていることを示すために式()又は
()の染料単独で染色した場合と本発明の染色
法により染色した場合の染色性の比較を第1表に
示した。
【表】 表から明きらかなように式()又は()の
染料単独で染色した場合に比べて本発明の方法に
よつたものはその染着濃度がはるかに高いことが
認められる。 実施例 以下実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明
する。ここで部は重量部を表す。 実施例 1 2−ブロム−6−シアノ−4−ニトロアニリン
4.84部を69%硫酸30部に5℃以下で撹拌下に徐々
に加える。その後同温度で30分撹拌した後酢酸
14.8部とプロピオン酸3部よりなる混合物を10℃
以下で加える。さらに43%ニトロシル硫酸6.2部
を加え5℃以下で2時間撹拌する。こうして透明
なジアゾ化液を得た。 次にN,N−ジエチルアミノ−m−アセトアニ
リド4.12部と水700部と96%硫酸5部よりなる溶
液に適宜氷を加え5℃以下に冷却しながら上記ジ
アゾ化液を滴下する。次に70℃で1時間熱処理を
した後過、湯先し乾燥することにより結晶8.26
部を得た。この結晶7部とDMF15部とシアン化
第1銅1.5部とをフラスコに加え40℃で2時間加
熱撹拌する。その後メタノールで結晶を析出させ
過し、結晶をアンモニア水で脱銅処理し、式
()の染料(原末)5.5部を得た。 式()の染料(原末)は上記反応中N,N−
ジエチルアミノ−m−アセトアニリドの代りに
N,N−ジエチル−m−トルイジンを用いる事に
より前記と同様な操作で得る事が出来た。但しこ
の場合シアン化第1銅によるシアノ化反応は90℃
で4時間を要した。 このようにして得られた式()の染料(原
末)2.25部と式()の染料(原末)0.75部をナ
フタレンスルホン酸のホルマリン縮合物7部と共
に微粒子化し混合染料を慧た。この混合染料2部
(2%owf)を水3000部に加え分散液とし、次い
で酢酸でPH5に調整し、ポリエステル白布100部
を浸漬し、130℃で1時間染色し、次いで染布を
還元的洗浄を行い、乾燥すると非常に鮮明な濃い
青色の染布が得られた。 この染布は耐光堅牢度も良好であつた。 実施例 2 実施例1と同様にして得た式()で示される
染料(原末)1.5部と式()で示される染料
(原末)1.5部をナフタレンスルホン酸のホルマリ
ン縮合物7部と共に微粒子化し実施例1と同様の
方法で染色を行つたところ濃度の著しく高い鮮明
な青色の染布が得られた。 実施例 3 実施例1と同様にして得た式()で示される
染料(原末)0.75部と式()で示される染料
(原末)2.25部をナフタレンスルホン酸のホルマ
リン縮合物7部と共に微粒子化し、実施例1と同
様の方法で染色を行つたところ非常に鮮明な濃い
青色の染布が得られた。 実施例 4 実施例1と同様にして得た混合染料6部(6%
owf)を水3000部に加え分散液とし、次いで酢酸
でPH5に調整しポリエステル白布100部を浸漬し、
130℃で1時間染色し、次いで染布を還元的洗浄
を行い乾燥すると非常に鮮明な青色の染布が得ら
れた。この染布(6%owf染色物)と実施例1
(2%owf染色物)でえられた染布から本発明の
染色法のビルドアツプ性が極めてすぐれているこ
とが明きらかであつた。 実施例 5 実施例1で得た混合染料3部 カルボキシメチルセルローズ20%水溶液 60部 塩素酸ソーダ 0.5部 酒 石 酸 0.2部 均 染 剤 2部 湯 34.3部 の組成からなる染糊を調製し、ポリエステル白布
に印捺し、80℃にて中間乾燥後、170℃の過熱蒸
気中で5分間保持し、次いで水洗し還元的洗浄を
行つた後水洗乾燥した。色糊を印捺した部分が鮮
明な青色に発色した染色物を得た。この染色物の
耐光堅牢度が優れていた。 実施例 6 実施例1と同様にして得た式()で示される
染料原体0.75部と式()で示される染料原体
2.25部をナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合
物7部と共に微粒子化し、実施例1と同様の方法
で染色を行つたところ非常に鮮明な濃い青色の染
布が得られた。 式() 発明の効果 で示される染料の有する色糊の鮮明さ、堅牢度を
損うことなく本染料の染着濃度が低いという欠点
を改善することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式() で示される染料10〜90重量%及び式() で示される染料90〜10重量%との混合染料を使用
    することを特徴とする疎水性繊維の染色法。
JP60292187A 1985-12-26 1985-12-26 疎水性繊維の染色法 Granted JPS62156367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60292187A JPS62156367A (ja) 1985-12-26 1985-12-26 疎水性繊維の染色法

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JPS62156367A JPS62156367A (ja) 1987-07-11
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CN106928750B (zh) * 2013-12-30 2019-11-22 浙江闰土股份有限公司 一种分散染料组合物、分散染料及其的制备方法和用途
CN106046855B (zh) * 2016-06-16 2017-08-18 浙江山峪科技股份有限公司 一种分散蓝染料组合物
CN107312358B (zh) * 2017-07-17 2019-07-26 浙江名毅新能源股份有限公司 一种分散染料组合物、其制备方法和应用

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