JPH0455186A

JPH0455186A - 自動二輪車用フレーム

Info

Publication number: JPH0455186A
Application number: JP16536490A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Ito; 洋伊藤
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1990-06-22
Filing date: 1990-06-22
Publication date: 1992-02-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、自動二輪車に適用されるフレームに関する。

〔従来の技術〕

自動二輪車に適用されるフレームは、通常、フロントフ
ォークが組み付けられるヘッドパイプ部やその上部に燃
料タンク等が絹みイ・１けられるアッパフレーム部等の
各部分毎に成形された部材をそれぞれ溶接により互いに
固着することによって構成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記従来のフレームでは、溶接の際に各部材
の接合部に高熱が加えられるため、この熱の影響によっ
て材料強度の低下や熱歪による寸法精度の低下が招来さ
れる。

本発明の目的は、」二記実情に鑑みて、材料強度や一；
Ｊ法精度を十分に確保した自動二輪車用フレムを提供す
ることにある。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明に係る自動二輪車用フレームでは、フロントフォ
ークが組み（＝１けられるフロントフレーム部と、スイ
ングアームが支承されるメインフレーム部と、上記メイ
ンフレーム部の外表面に配置されるフレームカバーと、
上記フロントフレーム部と」二記メインフレーム部との
間および上記メインフレーム部と」二記フレームカバー
との間のそれぞれ対応する部位に構成され、接着剤もし
くはボルト、あるいはこれら接着剤およびボルトの双方
によって互いに固着される係合部とを備えている。

〔作用〕

上記構成によれば、フロントフレーム部とメインフレー
ム部とを係合部を介し接着剤もしくはボルト、あるいは
これら接着剤およびボルトの双方によって万いに固着し
、さらにメインフレーム部の外表面に係合部を介し接着
剤もしくはボルト、あるいはこれら接着剤およびボルト
の双方によってフレームカバーを固着さぜることにより
フレムが構成される。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて、本発明の詳細な説
明する。

第１図は、本発明に係る自動二輪車用フレームを概念的
に示したもので、この自動二輪車用フレームはフロント
フレーム部１０、メインフレーム部２０および一対のフ
レームカバー３０Ｒ。

３ＯＬを備えている。

フロントフレーム部］０は、第１図（ａ）に示すように
、ヘッドパイプ部１］と、このヘッドパイプ部］１の周
面からそれぞれ先端に向かうにしてかって互いの間隔が
広がる態様で延在された左右一対の腕部１２Ｒ，１２Ｌ
と、上記ヘッドパイプ部１１の周面における上記一対の
腕部１２Ｒ１、２Ｌの下部からこれら腕部１．２Ｒ，１
，２Ｌと同一方向に延在された左右一対の保持部１３Ｒ
１、３Ｌとを有しており、上面視が略■字状の左右対称
形状を成している。

ヘッドパイプ部］１は、その中心部に挿通孔］−１，ａ
を有しており、円筒状に成形されている。

腕部１２Ｒ，１２Ｌは、第３図に示すように、それぞれ
の先端部（係合部）１．４Ｒ，１４Ｌが、外側に比べて
内側が長い段状に形成され、かつこの段状の先端面にそ
れぞれ嵌合凹部１５Ｒ１１５Ｌを有している。嵌合凹部
１．５Ｒ，１，５Ｌは、それぞれ開口が略矩形状を成し
ており、個々の内側面にはそれぞれネジ孔１６．１６・
・が形成されている。

一対の保持部１３Ｒ，１３Ｌは、第１図（ａ）および第
２図に示すように、上記腕部１２Ｒ１１２Ｌよりも十分
に突出されており、それぞれの」二面に平坦な係合部１
７Ｒ，１７Ｌを有している。

このフロントフレーム部１０は、上述したヘッドパイプ
部１１、一対の腕部１．２Ｒ，１，２Ｌおよび一対の保
持部１３Ｒ，１，３Ｌが鋳造により一体に成形され、さ
らにヘッドパイプ部１１の挿通孔１１ａ１腕部１２Ｒ，
１２Ｌにおける嵌合凹部１．５Ｒ，１５Ｌの内壁面およ
び保持部１３Ｒ２１、３Ｌの係合面１７Ｒ，１７Ｌにそ
れぞれ切削加圧等の機械加工が施される。

メインフレーム部２０は、第１図（ａ）に示すように、
左右一対のボディフレーム部２１Ｒ２２１、Ｌと、これ
らボディフレーム部２１−　Ｒ２１−５間の適宜位置に
架設配置されたサイドメンバ２２，２２とを備えている
。

ボディフレーム部２１Ｒ，２１Ｌは、長腕部２１ａＲ，
２１ａＬと短腕部２１ｂＲ，２１，ｂＬとを有した互い
に対称の略Ｊ字状を成しており、それぞれ短腕部２１ｂ
Ｒ，２１，ｂＬの中央にピボツー・軸孔２３Ｒ，２３Ｌ
を有するとともに、」二記長腕部２１．ａＲ，２１ａＬ
の端部に係合部２４Ｒ２４Ｉ、を有している。

長腕部２］ａＲ，２１ａＬは、第１図（ａ）および第５
図に示すように、それぞれの断面が外方に向けて開口す
る略コの字状を成しており、個個の周縁部の適宜箇所に
それぞれネジ孔２５゜２５・・・を有している。

係合部２４Ｒ，２４Ｌは、第１図（ａ）および第３図に
示すように、」１記フロントフレーム部１０における腕
部１２Ｒ，１２Ｌの先端部１４Ｒ２１４Ｌに対応する形
状、すなわち外側に比べて内側が短い段状に形成され、
かっこの段状の先端面にそれぞれ上記嵌合凹部１５Ｒ，
１５Ｌに嵌合する突部２６Ｒ，２６Ｌを有しており、さ
らに上記ネジ孔１．６，１．６・・・に対応する部位に
はそれぞれネジ挿通孔２７，２７・・・が形成されてい
る。なお、図中の符号２８．２８・・は、それぞれ上記
ボディフレーム部２１．Ｒ，２１Ｌの外側面に設けられ
たリアフレーム保持部である。

上記ボディフレーム部２１Ｒ，２１Ｌは、個々の」二記
長腕部２１ａＲ，２１ａＬ、短腕部２１、ｂＲ，２１ｂ
Ｌ、係合部２４Ｒ，２４Ｌおよびリアフレーム保持部２
８．２８・・・がそれぞれ鋳造、あるいは鍛造によって
一体に成形され、上記サイドメンバ２２．２２を架設配
置することによって互いに連結される。なお、上記突部
２６Ｒ１２６Ｌの外表面には切削加工等の機械加工が施
される。

一方、一対のフレームカバー３０Ｒ，３０Ｌは、第１図
（ａ）、第４図および第５図に示すように、」二記メイ
ンフレーム部２０におけるボディフレーム部２１Ｒ，２
１Ｌの長腕部２１．ａＲ，２ｌ−ａＬに対応する長さお
よび大きさに構成された面板部３１Ｒ，３１，Ｌと、こ
れら面板部３１Ｒ，３Ｆ、Ｌの長辺側両縁部からそれぞ
れ直角方向に延在する一対の縁板部３２Ｒ，３２Ｒ，３
２Ｌ　　３２Ｌとを有した断面が略コの字状を成してい
る。

これらフレームカバー３ＯＲ，３０Ｌは、アルミニウム
を材料とする押し出し祠によって成形されており、上記
長腕部２１ａＲ，２ｌ−ａＬのネジ孔２５．２５・・・
に対応する部位には、それぞれネジ挿通孔３３，３３・
・・が形成されている。

上記のような構成を有するフロントフレーム部１０、メ
インフレーム部２０および一対のフレムカバー３ＯＲ，
３０Ｌでは、第１図（ｂ）乃至第５図に示すように、ま
ず、メインフレーム部２０の係合部２４Ｒ，２４Ｌに形
成された突部２６Ｒ，２６Ｌそれぞれフロントフレーム
部１０の腕部１２Ｒ，１２Ｌに形成された嵌合凹部１５
Ｒ，１５Ｌに嵌合させ、これら突部２６Ｒ２２６Ｌと嵌
合凹部１５Ｒ，１５Ｌとの互いに対向する面を熱硬化性
を有するエポキシ系の工業用接着剤（図中の×印）によ
って接合固着させるとともに、上記メインフレーム部２
０のネジ挿通孔２７．２７・・・を介してフロントフレ
ーム部１０のネジ孔１６．１６・・に上記接着剤を塗布
したポルト４０．４０・・を締結させることによって上
記フロントフレーム部］０およびメインフレーム部２０
が互いに結合される。

次いで、上記メインフレーム部２０における長腕部２１
．ａＲ，２］、ａＬの外側面にそれぞれフレムカバー３
０Ｒ，３０Ｌを覆着させ、これら長腕部２１ａＲ，２１
ａＬとフレームカバー３ＯＲ。

３０Ｌとの互いに対向する面を上記熱硬化性を有するエ
ポキシ系の接着剤（図中の×印）によって接合固着させ
るとともに、上記フレームカバー３０Ｒ，３０Ｌのネジ
挿通孔３３，３３・・・を介して上記メインフレーム部
２０のネジ孔２５゜２５・・に上記接着剤を塗布したボ
ルト４１゜４１・・・を締結さぜることによって上記メ
インフレーム部２０および一対のフレームカバー３０Ｒ
。

３０Ｌが互いに結合される。

さらに、第１図（ｂ）に示すように、メインフレーム部
２０におけるボディフレーム部２１Ｒ１２１−Ｌのリア
フレーム保持部２８．２８・・・にリアフレーム部５０
が取り付けられて自動二輪車用フレームが構成される。

上記のような自動二輪車用フレームにおいては、フロン
トフレーム部］０、メインフレーム部２゜および一対の
フレームカバー３ＯＲ，３０Ｌを固イクする際に、ポル
１−４０．４１と接着剤とを採用しているため、溶接に
よる固着のように各部側の接合部に高熱が加えられるこ
とがない。

したかって、熱の影響によるフレームの強度低下や熱歪
によるフレームの寸法精度低下等が招来されることもな
い。

さらに、溶接による結合を採用していないため、フレー
ムを構成する各部分を互いに異なる祠質で構成すること
が可能である。

こうして絹み（＝Ｉけられた自動二輪車用フレームには
、図には示していないが、たとえば、」１記へラドパイ
プ部１］に前車輪を支承するフロントフォー−りが組み
イマ１けられ、一方メインフレーム部２０における短腕
部２１ｂＲ，２１ｂＬのピボット軸孔２３Ｒ，２３Ｌ間
には後車輪を支承するスイングアームが枢１トされる。

また、」二記メインフレーム部２ｏにおける長腕部２１
ａＲ，２］−ａＬ上に燃料タンクが載置されるとともに
、リアフレーム部５０にシートが載置され、さらにフロ
ントフレーム部］０およびメインフレーム部２０によっ
て囲繞される空間内にエンジンおよびＩ・ランスミッシ
ョンが収容配置される。

なお、上記実施例では、フロントフレーム部１０とメイ
ンフレーム部２０との間およびメインフレーム部２０と
フレームカバー３０との間を接着剤とボルト４０．４１
とを併用して互いに固着させるようにしているが、どち
らか一方のみによって固着させるようにしてもよい。な
お、接着剤を採用する場合には、必ずしも熱硬化性を有
するエポキシ系のものに限らない。

］１また、上記実施例では、フロントフレーム部１０の係合
部１４に嵌合凹部１５を設けるとともに、メインフレー
ム部２０の係合部２４に突部２６を設け、これら凹部１
５と突部２６とを互いに嵌合させるようにしているため
、相互の固着を強固に行うことができるが、これら係合
部１４２４は必ずしも嵌合させる必要はない。

〔発明の効果〕

以−１−説明したように、本発明に係る自動二輪車用フ
レームによれば、フロントフレーム部とメインフレーム
部とを係合部を介し接着剤もしくはボルト、あるいはこ
れら接着剤およびボルトの双方によって互いに固着し、
さらにメインフレーム部の外表面に係合部を介し接着剤
もしくはボルト、あるいはこれら接着剤およびボルトの
双方によってフレームカバーを固着させることによりフ
レムが構成されるため、熱の影響による側材強度の低下
や熱歪による司法精度の低下等が招来されることはない
。

コ２

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る自動二輪車用フレームを概念的
に示したもので、第１図（ａ）は分解斜視図、第１図（
ｂ）は組付状態を示す全体斜視図、第２図は、本発明に
係る自動二輪車用フレームを概念的に示した側面図、第
３図は、第２図における■−■線断面図、第４図は、第
２図における■■線断面図、第５図は、第２図における
ｖ−ｖ線断面図である。１０・・・フロントフレーム部、１．４．２４・・係合部、２０・・・メインフレーム部、３０・・・フレームカバー］　３

Claims

【特許請求の範囲】フロントフォークが組み付けられるフロントフレーム部
と、スイングアームが支承されるメインフレーム部と、上記メインフレーム部の外表面に配置されるフレームカ
バーと、上記フロントフレーム部と上記メインフレーム部との間
および上記メインフレーム部と上記フレームカバーとの
間のそれぞれ対応する部位に構成され、接着剤もしくは
ボルト、あるいはこれら接着剤およびボルトの双方によ
って互いに固着される係合部とを備えてなる自動二輪車用フレーム。