JPH0466381A - 自動二輪車用フレーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動二輪車に適用されるフレ関する。

「従来の技術］ ムに 昨今の自動二輪車においては、その強度を向上させるた
めに鋳造、もしくは鍛造により成形された部分を含むフ
レームか採用されている。

〔発明か解決しようとする課題〕

ところで、上記のような自動二輪車用フレームでは、鋳
造や鍛造により成形された部分によって大幅な重量増が
招来されることになる。

このため従来ては、鋳造や鍛造により成形された部分の
一側面に凹部等の欠肉部を設けるとともに、該欠肉部内
に多数のリブを配置し、もってフレームの強度を確保し
つつ、その軽量化を図るようにしている。

（２かしながら上記のような構造では、欠肉部内に配置
するリブによって、鋳・鍛造の際の成形型の構造か複雑
になり、成形作業が煩雑となるばかりか、コストの高騰
をも招来することとなる。

本発明の目的は、上記実情に鑑みて、安価で、か一つ容
易に強度向Ｊ−と軽量化との両立を図ることのできる自
動二輪重用フレームを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る自動二輪車用フレームでは、鋳造、もしく
は鍛造により成形され、一側面にサイドメンバの端部が
固着されるともに、その他の側面に欠肉部を有した基幹
部材と、この基幹部材の他の側面に固着され、上記欠肉
部の開口を閉塞して上記基幹部材との間に中空部を構成
する蓋部材とを備えている。

〔作用〕

上記構成によれば、基幹部材と蓋部材とにより閉断面で
、かつ中空の部分が構成される。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて、本発明の詳細な説
明する。

第１図（ｂ）は、本発明に係る自動二輪車用フレームを
概念的に示したものである。ここで例示する自動二輪車
用フレーム１０は、円筒状を成すヘッドパイプ部１１の
周面から車体両側に沿う態様で左右一対のアッパフレー
ム部１２Ｒ，１２Ｌがそれぞれ車体後方に向けて延在さ
れ、さらにこレラアッパフレーム部１２Ｒ，１２Ｌの後
端部にそれぞれメインフレーム部１３Ｒ，１３Ｌが構成
配置されている。

メインフレーム部１３Ｒ，１３Ｌは、図には明示されて
いないか、後車輪を支承するスイングアームの基端部が
保持される部位であり、複数の部位間にサイドメンバ１
４，１５が架設配置されている。なお、上記メインフレ
ーム部１３Ｒ１］、　３　Ｌは、車体の左右で対称に構
成されているため、以下には左方についてのみ説明する
。

メインフレーム部１３Ｌは、第１図（ａ）および第２図
に示すように、それぞれ基幹部材１６Ｌと蓋プレート（
蓋部材）１７Ｌとによって構成されている。

基幹部材１６Ｌは、鋳造、もしくは鍛造により成形され
ており、外側面（その他の側面）１６ａの中心部に凹ｇ
５（欠肉部）１８Ｌを有するとともに、該凹部１８Ｌ内
の中央部に設けられた台状部にピボット軸孔１９Ｌを有
し、さらに内側面（一側面）１６ｂにおける上記サイド
メンバ］４゜１５の配置位置の周囲に対応する部位にそ
れぞれ上記凹部１８Ｌに連通ずるメンバ嵌合孔２ＯＬ。

２１Ｌ・・・を有している。

なおこの基幹部材１６Ｌには、上記凹部１８Ｌを構成す
る周壁２２Ｌの端面に複数個のネジ孔２３Ｌ、２３Ｌ・
・・が形成され、また該周壁２２Ｌ端面の下端隅部には
フットレスト取付用ネジ孔２４Ｌ、２４Ｌ・・・が形成
されている。

一方、蓋プレート１７Ｌは、平板をプレス等により打ち
抜き成形することによって構成されている。この蓋プレ
ー）１７Ｌは、上記基幹部材１６Ｌとほぼ同じ形状を成
しており、上記基幹部材１６Ｌのピボット軸孔１９Ｌを
囲む部位に対応する位置および上記フットレスト取付用
ネジ孔２４Ｌ、２４Ｌ・・・を囲む部位に対応する位置
にそれぞれ切欠２５Ｌおよび切欠２６Ｌが形成され、か
つ該基幹部材１６Ｌのネジ孔２３Ｌ、２３Ｌ・・・に対
応する位置にそれぞれネジ挿通孔２７Ｌ。

２７Ｌ・・・が形成されている。

上記メインフレーム部１３Ｌは、第１図乃至第３図に示
すように、上記基幹部ヰ第１６Ｌ（こお番する周壁２２
Ｌの端面と上記蓋プレート１７Ｌの女１応する部位との
間を熱硬化性を有する工業用接着剤（第２図中の×印）
によって接合固着させるとともに、該基幹部材１６Ｌの
ネジ孔２３Ｌ。

２３Ｌ・・・に上記蓋プレート１７Ｌのネジ挿通孔２７
Ｌ、２７Ｌ・・・を介してそれぞれネジ２８゜２８・・
を締結させ、もって上記基幹部ヰ第１６Ｌ（こおける凹
部１８Ｌの開口を上記蓋プレート１７Ｌによって閉塞す
ることにより中空にＩ荷成される。

また、上記基幹部材１６Ｌのメンノく嵌合孔２ＯＬ、２
１Ｌ内にそれぞれサイドメンバく１４゜１５の端部を嵌
合させ、該サイドメン／＜　１４　。

１５の全周と上記基幹部材１６Ｌのメンノ・嵌合孔２Ｏ
Ｌ、２１．Ｌとを上記工業用接着剤（第３図＋４−の×
印）、もしくは溶接によって接合固着させることにより
上記サイドメンｚ＜１４．１５力（それぞれ上記メイン
フレーム部１３Ｌζこ保持される。

さらに、上記基幹部材１６Ｌζこお２する周壁２１Ｌの
端面と）・ントレスト２９Ｌの女１応する部位との間を
上記工業用接着剤（第３図中の×印）によって接合固着
させるとともに、該基幹部材１６　Ｌのフットレスト取
付用ネジ孔２４Ｌ。

２４Ｌ・・・にフットレスト２９Ｌのボルト挿通孔３０
Ｌ、３０Ｌ・・・を介してボルト３１．３１・・を締結
させることによって上記フットレスト２９Ｌがメインフ
レーム部１３Ｌに保持される。

こうして構成されたメインフレーム部１３Ｌは、閉断面
で内部が中空に構成され、かつサイトメンバ１４．１５
を鋳造、もしくは鍛造によって成形された基幹部材１．
６　Ｌによって保持しているため、その強度を十分に確
保しつつ、大幅な軽量化を図ることが可能となる。

しかも、外側面に四部１　’８　Ｌを有する基幹部イＪ
］、　６　Ｌと平板状の蓋プレート１７Ｌとを互いに接
合固着させることによって中空に構成しているため、該
基幹部材１６Ｌを鋳造、も（７くは鍛造する際の型の構
造が単純になり、成形作業の煩雑化やコストの高騰を招
来することもない。

なお、１記実施例では、基幹部材１６Ｌおよび蓋プレー
ト１７Ｌの間を接着剤とボルトとを併用して互いに固着
させるようにしているが、いずれか一方によって固着さ
せるようにしても構わないし、溶接を採用してもよい。

なお、接着剤を採用する場合には、必ずしも熱硬化性を
有するエポキシ系のものに限らない。

また、上記実施例では、フレーム１ｏのうちメインフレ
ーム部］、３Ｒ，１３Ｌのみに本発明を適用しているか
、勿論その他の部位にも適用することは可能である。

さらに、上記実施例では、基幹部材１６Ｌの外側面に欠
肉部たる凹部１８Ｌを構成しているが、サイドメンバ１
４，１５を保持する側面以外の側面であれば、上下内の
いずれの側面に欠肉部を構成しても構わない。

また、上記実施例では、蓋部材としてプレート状１７Ｒ
，１７Ｌのものを採用しているが、本発明ではこれに限
定されない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係る自動二輪車用フレー
ムによれば、基幹部材と蓋部材とにより閉断面で、かつ
中空の部分が構成されるため、フレームの強度を十分に
確保しつつ、その軽量化を容易に図ることができる。

しかも、サイドメンバを鋳造、もしくは鍛造によって成
形された基幹部材によって保持しているため、蓋部材に
は軽量の薄板等を採用することができ、フレームのさら
なる軽量化を図ることもてきる。

１７・・・蓋部材、１８・・・欠肉部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鋳造、もしくは鍛造により成形され、一側面にサイドメ
   ンバの端部が固着されるともに、その他の側面に欠肉部
   を有した基幹部材と、 この基幹部材の他の側面に固着され、上記欠肉部の開口
   を閉塞して上記基幹部材との間に中空部を構成する蓋部
   材と を備えたことを特徴とする自動二輪車用フレーム。