JPH045419Y2 - - Google Patents
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- JPH045419Y2 JPH045419Y2 JP1986054632U JP5463286U JPH045419Y2 JP H045419 Y2 JPH045419 Y2 JP H045419Y2 JP 1986054632 U JP1986054632 U JP 1986054632U JP 5463286 U JP5463286 U JP 5463286U JP H045419 Y2 JPH045419 Y2 JP H045419Y2
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- JP
- Japan
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- claw
- drum
- supported
- fixed
- pin
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 107
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Handcart (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案はドラム缶の上端縁を挾持してこれを持
上げ支持した状態で運搬移動させるドラム缶運搬
車の挾持装置に関する。
上げ支持した状態で運搬移動させるドラム缶運搬
車の挾持装置に関する。
「従来の技術」
この種ドラム缶運搬車として例えば実公昭54−
21315号公報記載の手段がある。
21315号公報記載の手段がある。
「考案が解決するための問題点」
上記従来手段の場合、ドラム缶を挾持する上下
爪が本機側の主杆にリンク機構及び昇降杆を介し
て昇降自在に支持され、上下爪での挾持力はドラ
ム缶自体の荷重から得る構造のため、ドラム缶を
昇降させる昇降機構の設置スペースが大で構造も
複雑となるばかりでなく、ドラム缶自体の荷重が
小のときには上下爪による挾持力もその分小とな
つて、悪路走行時などにあつて機体が上下に振動
するときなどにはドラム缶が脱落する不都合があ
つた。
爪が本機側の主杆にリンク機構及び昇降杆を介し
て昇降自在に支持され、上下爪での挾持力はドラ
ム缶自体の荷重から得る構造のため、ドラム缶を
昇降させる昇降機構の設置スペースが大で構造も
複雑となるばかりでなく、ドラム缶自体の荷重が
小のときには上下爪による挾持力もその分小とな
つて、悪路走行時などにあつて機体が上下に振動
するときなどにはドラム缶が脱落する不都合があ
つた。
「問題点を解決するための手段」
したがつて本考案は、台車に昇降自在に支持さ
せるリフトフレーム上端に固定下爪を一体連結さ
せると共に、該下爪の上側に支点軸を介して揺動
自在に可動上爪の中間を支持させ、上下の爪先端
でドラム缶の上端縁を挾持してこれを持上げ支持
する構造において、前記台車に立設固定させる昇
降シリンダの外側に昇降ガイドを介して前記リフ
トフレームを昇降自在に設け、前記昇降シリンダ
のピストンロツド先端に可動上爪の後端を連動連
結させる一方、前記上爪に固定する受筒に、下端
を押圧バネ力で前記下爪上面に当接させるロツク
ピンを上下摺動自在に支持させ、前記受筒外周の
L形ガイド溝に係合させる係合ピンを前記ロツク
ピン外側に設け、前記ガイド溝の垂直部下端に臨
ませる溝水平部に、前記係合ピンを係入させる引
張バネを、上爪とロツクピン間に設けて、前記ピ
ストンロツドで上爪後端を押上げての上下爪によ
るドラム缶の挾持動作時、前記受筒のガイド溝水
平部にロツクピンの係合ピンを係入させて、上下
爪を位置固定させるように構成したものである。
せるリフトフレーム上端に固定下爪を一体連結さ
せると共に、該下爪の上側に支点軸を介して揺動
自在に可動上爪の中間を支持させ、上下の爪先端
でドラム缶の上端縁を挾持してこれを持上げ支持
する構造において、前記台車に立設固定させる昇
降シリンダの外側に昇降ガイドを介して前記リフ
トフレームを昇降自在に設け、前記昇降シリンダ
のピストンロツド先端に可動上爪の後端を連動連
結させる一方、前記上爪に固定する受筒に、下端
を押圧バネ力で前記下爪上面に当接させるロツク
ピンを上下摺動自在に支持させ、前記受筒外周の
L形ガイド溝に係合させる係合ピンを前記ロツク
ピン外側に設け、前記ガイド溝の垂直部下端に臨
ませる溝水平部に、前記係合ピンを係入させる引
張バネを、上爪とロツクピン間に設けて、前記ピ
ストンロツドで上爪後端を押上げての上下爪によ
るドラム缶の挾持動作時、前記受筒のガイド溝水
平部にロツクピンの係合ピンを係入させて、上下
爪を位置固定させるように構成したものである。
「作用」
而して本考案によれば、リフトフレーム内に昇
降機構である昇降シリンダや、油タンクを一体的
に組込む極めてコンパクトな構成手段のものでド
ラム缶の挾持と昇降が可能とできるもので、また
上下爪によるドラム缶挾持時にあつてはシリンダ
のピストンロツドの押上げ力が直接に上爪に作用
して挾持力となるため、常に略一定の挾持力の確
保が行えてドラム缶の確実な持上げ支持が可能と
なると共に、この挾持状態下にあつては前記ロツ
クピンでもつて上下爪が自動的に位置固定され
て、一層確実なドラム缶の挾保持と、上下爪が無
負荷状態となるドラム缶の下降接地状態時にあつ
てもドラム缶の挾保持を維持させることによるこ
の運搬作業での安全性の一層の向上とを図ること
ができ、したがつて極めて簡単な手段のものでド
ラム缶の運搬を作業能率良く安全にして確実に行
わしめることができるものである。
降機構である昇降シリンダや、油タンクを一体的
に組込む極めてコンパクトな構成手段のものでド
ラム缶の挾持と昇降が可能とできるもので、また
上下爪によるドラム缶挾持時にあつてはシリンダ
のピストンロツドの押上げ力が直接に上爪に作用
して挾持力となるため、常に略一定の挾持力の確
保が行えてドラム缶の確実な持上げ支持が可能と
なると共に、この挾持状態下にあつては前記ロツ
クピンでもつて上下爪が自動的に位置固定され
て、一層確実なドラム缶の挾保持と、上下爪が無
負荷状態となるドラム缶の下降接地状態時にあつ
てもドラム缶の挾保持を維持させることによるこ
の運搬作業での安全性の一層の向上とを図ること
ができ、したがつて極めて簡単な手段のものでド
ラム缶の運搬を作業能率良く安全にして確実に行
わしめることができるものである。
「作用」
従つて本考案によれば、一旦上下爪部材でドラ
ム缶を持上げ支持すると、ロツク部材によつて上
下爪部材がその挾持状態のまま位置固定させるか
ら、ドラム缶が揺れても前記上下爪部材は押開か
れることなく、また下側の爪部材が無負荷状態と
なつても上側の爪部材は復帰することがなく、例
え運搬車が悪路を走行しても確実に上下爪部材に
よつてドラム缶を持上げ支持し、完全なドラム缶
運搬作業が行えるものである。
ム缶を持上げ支持すると、ロツク部材によつて上
下爪部材がその挾持状態のまま位置固定させるか
ら、ドラム缶が揺れても前記上下爪部材は押開か
れることなく、また下側の爪部材が無負荷状態と
なつても上側の爪部材は復帰することがなく、例
え運搬車が悪路を走行しても確実に上下爪部材に
よつてドラム缶を持上げ支持し、完全なドラム缶
運搬作業が行えるものである。
「実施例」
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る。
第1図はドラム缶運搬車の昇降部の断面側面
図、第2図は全体の側面図であり、末広状の平面
U形のシヤーシ1と、該シヤーシ1先端側に取付
ける左右前輪2,2と、前記シヤーシ1の基端中
央から後方に一体連設する機台3と、該機台3後
端下方に水平回転自在に取付ける方向転換用後輪
4とで3輪台車5を形成している。
図、第2図は全体の側面図であり、末広状の平面
U形のシヤーシ1と、該シヤーシ1先端側に取付
ける左右前輪2,2と、前記シヤーシ1の基端中
央から後方に一体連設する機台3と、該機台3後
端下方に水平回転自在に取付ける方向転換用後輪
4とで3輪台車5を形成している。
そして、前記台車5に昇降装置6を備えるもの
で、該昇降装置6は前記機台3上面に油路形成ベ
ース7を固設させ、同軸上に円筒形のマスタシリ
ンダ8及びピストンロツド9を内挿する四角筒形
の油タンク10を前記ベース7上面に立設固定す
ると共に、前記シリンダ8内にタンク10の油を
圧送するプランジヤポンプ11並びにシリンダ8
内の油をタンク10に戻す圧抜弁12を前記ベー
ス7に設ける。また、上部にループ状握部13a
を形成して下端にプレツシヤーロール14を軸支
する台車押引操作兼用のポンピングハンドル13
を設け、前記タンク10後面に固設するブラケツ
ト15の固定軸16に前記ハンドル13下端を揺
動自在に軸支し、前記固定軸16を中心にハンド
ル13を前後に往復動作させ、プレツシヤーロー
ル14を介してポンプ11を駆動し、マスタシリ
ンダ8からピストンロツド9を突出するように構
成している。
で、該昇降装置6は前記機台3上面に油路形成ベ
ース7を固設させ、同軸上に円筒形のマスタシリ
ンダ8及びピストンロツド9を内挿する四角筒形
の油タンク10を前記ベース7上面に立設固定す
ると共に、前記シリンダ8内にタンク10の油を
圧送するプランジヤポンプ11並びにシリンダ8
内の油をタンク10に戻す圧抜弁12を前記ベー
ス7に設ける。また、上部にループ状握部13a
を形成して下端にプレツシヤーロール14を軸支
する台車押引操作兼用のポンピングハンドル13
を設け、前記タンク10後面に固設するブラケツ
ト15の固定軸16に前記ハンドル13下端を揺
動自在に軸支し、前記固定軸16を中心にハンド
ル13を前後に往復動作させ、プレツシヤーロー
ル14を介してポンプ11を駆動し、マスタシリ
ンダ8からピストンロツド9を突出するように構
成している。
さらに第3図乃至第6図にも示す如く、ドラム
缶Dを持上げ支持する爪部材17を上端に取付け
ると共に、両端にドラム缶当て板18,18を固
設する円弧状の支持アーム19中間を下端前面に
一体連設する四角筒形のリフトフレーム20を備
えるもので、該リフトフレーム20は前記タンク
10上端でこの前後に突設する左右一対のブラケ
ツト21,21の固定軸22,22に軸支する前
後の上部ガイドローラ23,24と、前記リフト
フレーム20の中間後側及び下端前側に架設する
固定軸25,25に軸支する前後の下部ガイドロ
ーラ26,27を介して、前記タンク10に昇降
自在に案内支持させるように構成している。
缶Dを持上げ支持する爪部材17を上端に取付け
ると共に、両端にドラム缶当て板18,18を固
設する円弧状の支持アーム19中間を下端前面に
一体連設する四角筒形のリフトフレーム20を備
えるもので、該リフトフレーム20は前記タンク
10上端でこの前後に突設する左右一対のブラケ
ツト21,21の固定軸22,22に軸支する前
後の上部ガイドローラ23,24と、前記リフト
フレーム20の中間後側及び下端前側に架設する
固定軸25,25に軸支する前後の下部ガイドロ
ーラ26,27を介して、前記タンク10に昇降
自在に案内支持させるように構成している。
また前記爪部材17は前記リフトフレーム20
上端面に水平に一体固設して先端側に形成する円
弧端縁28aをこのリフトフレーム20前方に突
出させるドラム缶受け用の固定下爪28と、該下
爪28の前部上面に立設固定するブラケツト29
の固定支点軸30を介して揺動自在に中間を軸支
して先端側に形成する挾持爪部31aを前記下爪
28の円弧端縁28a前側上方に延設させるドラ
ム缶挾持用の可動上爪31から構成するもので、
該上爪31後部に形成する二又部31bに架設し
てこの二又部31b,31b間に筒軸32を遊嵌
軸支する支軸33と、前記リフトフレーム20の
上部左右側面の固定ピン34,34との間に左右
上爪復帰バネ35,35を張設し、ドラム缶非運
搬時には、前記下爪28に形成する開孔36から
この上方に臨ませる最退入状態のピストンロツド
9上端に前記バネ35,35力により前記筒軸3
2を圧接支持させ、タンク10にリフトフレーム
20を最下降状態で支持すると共に、下爪28に
対して上爪31を開放状態で支持する一方、ドラ
ム缶運搬時には前記マスタシリンダ8から突出さ
せるピストンロツド9上端で筒軸32を押上げ、
前記バネ35,35力により開放状態の上爪31
と共に下爪28及びリフトフレーム20を一体的
に上昇させ、この後下爪28に作用する負荷がバ
ネ35,35力より大となつたとき、そのバネ3
5,35力に抗して前記支点軸30を中心に上爪
31を時計方向に回動させるように構成してい
る。
上端面に水平に一体固設して先端側に形成する円
弧端縁28aをこのリフトフレーム20前方に突
出させるドラム缶受け用の固定下爪28と、該下
爪28の前部上面に立設固定するブラケツト29
の固定支点軸30を介して揺動自在に中間を軸支
して先端側に形成する挾持爪部31aを前記下爪
28の円弧端縁28a前側上方に延設させるドラ
ム缶挾持用の可動上爪31から構成するもので、
該上爪31後部に形成する二又部31bに架設し
てこの二又部31b,31b間に筒軸32を遊嵌
軸支する支軸33と、前記リフトフレーム20の
上部左右側面の固定ピン34,34との間に左右
上爪復帰バネ35,35を張設し、ドラム缶非運
搬時には、前記下爪28に形成する開孔36から
この上方に臨ませる最退入状態のピストンロツド
9上端に前記バネ35,35力により前記筒軸3
2を圧接支持させ、タンク10にリフトフレーム
20を最下降状態で支持すると共に、下爪28に
対して上爪31を開放状態で支持する一方、ドラ
ム缶運搬時には前記マスタシリンダ8から突出さ
せるピストンロツド9上端で筒軸32を押上げ、
前記バネ35,35力により開放状態の上爪31
と共に下爪28及びリフトフレーム20を一体的
に上昇させ、この後下爪28に作用する負荷がバ
ネ35,35力より大となつたとき、そのバネ3
5,35力に抗して前記支点軸30を中心に上爪
31を時計方向に回動させるように構成してい
る。
また、前記可動上爪31にこのロツクピン37
を設けるもので、該ピン37は上爪31の略中間
でこの上下方向に埋設する受筒38に下側を突出
させて遊嵌挿入すると共に、前記受筒38外周に
形成するL形のガイド溝39に、前記ピン37外
周に植設する係合ピン40を臨ませる。さらに前
記ピン37上端に一体固設する大径頭部37a外
周の固定ピン41と前記上爪31前部上面の固定
ピン42間に、ガイド溝39の水平部39bに係
合ピン40を係入させる引張バネ43を張設する
と共に、前記受筒39内部の大径空間38aに設
けるバネ座44と押圧バネ45を介して前記ピン
37を常時下方に付勢し、このピン37下端を前
記下爪28上面に圧接支持させている。そして前
記上爪31が下爪28に対して開放状態で支持さ
れているときには、ガイド溝39の垂直部39a
内に係合ピン40を上下移動自在に位置させ、前
記ロツクピン37を上下動自在に受筒38に支持
する一方、上爪31が下爪28とでドラム缶Dを
挾持しているときには、バネ45力によりロツク
ピン37を下方に突出させて前記係合ピン40を
ガイド溝39の垂直部39a下端まで移動させ、
且つもう一方のバネ43力によりロツクピン37
を反時計方向に回転させて前記係合ピン40をガ
イド溝39の水平部39b内に係入させ、前記ロ
ツクピン37を受筒38に固定支持し、挾持状態
の上爪31の回動を規制するように構成してい
る。
を設けるもので、該ピン37は上爪31の略中間
でこの上下方向に埋設する受筒38に下側を突出
させて遊嵌挿入すると共に、前記受筒38外周に
形成するL形のガイド溝39に、前記ピン37外
周に植設する係合ピン40を臨ませる。さらに前
記ピン37上端に一体固設する大径頭部37a外
周の固定ピン41と前記上爪31前部上面の固定
ピン42間に、ガイド溝39の水平部39bに係
合ピン40を係入させる引張バネ43を張設する
と共に、前記受筒39内部の大径空間38aに設
けるバネ座44と押圧バネ45を介して前記ピン
37を常時下方に付勢し、このピン37下端を前
記下爪28上面に圧接支持させている。そして前
記上爪31が下爪28に対して開放状態で支持さ
れているときには、ガイド溝39の垂直部39a
内に係合ピン40を上下移動自在に位置させ、前
記ロツクピン37を上下動自在に受筒38に支持
する一方、上爪31が下爪28とでドラム缶Dを
挾持しているときには、バネ45力によりロツク
ピン37を下方に突出させて前記係合ピン40を
ガイド溝39の垂直部39a下端まで移動させ、
且つもう一方のバネ43力によりロツクピン37
を反時計方向に回転させて前記係合ピン40をガ
イド溝39の水平部39b内に係入させ、前記ロ
ツクピン37を受筒38に固定支持し、挾持状態
の上爪31の回動を規制するように構成してい
る。
本実施例は上記の如く構成するもので、上下一
対の爪部材17でもつてドラム缶Dの上端縁dを
挾持させ、これを昇降装置6の油圧力でもつて載
置面より持上げると共に、台車5でもつて任意の
場所に前記ドラム缶Dを適宜運搬するものであ
る。
対の爪部材17でもつてドラム缶Dの上端縁dを
挾持させ、これを昇降装置6の油圧力でもつて載
置面より持上げると共に、台車5でもつて任意の
場所に前記ドラム缶Dを適宜運搬するものであ
る。
即ち、台車5をドラム缶Dの外周側に移動し、
第5図に示す如く、下爪28の円弧端縁28aを
ドラム缶Dの上端縁d直下の外周側に当接させ、
この下爪28と開放状態の上爪31間に前記ドラ
ム缶Dの上端縁dを介挿させる。そしてポンピン
グハンドル13を前後に往復動作させてマスタシ
リンダ8からピストンロツド9を突出すれば、バ
ネ35,35力によつて開放状態を保つた上爪3
1と共に下爪28及びリフト20が一体的に上昇
し、前記下爪28先端側がドラム缶Dの上端縁d
下面に係合される。さらにピストンロツド9を突
出させることにより、第6図に示す如く、前記下
爪28にドラム缶Dの重量負荷が作用し、前記バ
ネ35,35力に抗して前記ピストンロツド9が
上爪31後端の筒軸33を押上げると共に、支点
軸30を中心にこの上爪31先端の挾持爪部31
aが下動してドラム缶Dの上端内面に圧接され、
前記下爪28先端上面にドラム缶Dの上端縁dが
係合固定される。さらに前記ピストンロツド9を
突出させることにより、挾持状態を保つた上爪3
1と下爪28及びリフトフレーム20が一体的に
上昇し、ドラム缶Dがこの載置面より持上げ支持
されると共に、この下部が当て板18,18に当
接支持される。従つてドラム缶Dはリフトフレー
ム20前方で若干前傾させて持上げ支持された状
態となつて台車5により運搬が行えるものであ
る。
第5図に示す如く、下爪28の円弧端縁28aを
ドラム缶Dの上端縁d直下の外周側に当接させ、
この下爪28と開放状態の上爪31間に前記ドラ
ム缶Dの上端縁dを介挿させる。そしてポンピン
グハンドル13を前後に往復動作させてマスタシ
リンダ8からピストンロツド9を突出すれば、バ
ネ35,35力によつて開放状態を保つた上爪3
1と共に下爪28及びリフト20が一体的に上昇
し、前記下爪28先端側がドラム缶Dの上端縁d
下面に係合される。さらにピストンロツド9を突
出させることにより、第6図に示す如く、前記下
爪28にドラム缶Dの重量負荷が作用し、前記バ
ネ35,35力に抗して前記ピストンロツド9が
上爪31後端の筒軸33を押上げると共に、支点
軸30を中心にこの上爪31先端の挾持爪部31
aが下動してドラム缶Dの上端内面に圧接され、
前記下爪28先端上面にドラム缶Dの上端縁dが
係合固定される。さらに前記ピストンロツド9を
突出させることにより、挾持状態を保つた上爪3
1と下爪28及びリフトフレーム20が一体的に
上昇し、ドラム缶Dがこの載置面より持上げ支持
されると共に、この下部が当て板18,18に当
接支持される。従つてドラム缶Dはリフトフレー
ム20前方で若干前傾させて持上げ支持された状
態となつて台車5により運搬が行えるものであ
る。
また前記上爪31が開放状態から挾持状態に変
位する動作と連動して、前記ロツクピン37がバ
ネ45力によつて受筒38から順次下方に突出さ
れると共に、係合ピン40がガイド溝39の垂直
部39a内を下動する。そして上爪31が完全に
挾持位置に至つたとき、ロツクピン37が受筒3
8から最も突出すると共に、前記係合ピン40が
ガイド溝39の垂直部39a下端に移動し、バネ
43力によりロツクピン37を反時計方向に回転
して、係合ピン40がガイド溝39の水平部39
b内に係入される。従つてドラム缶Dの上端縁d
外周の任意の位置で挾持状態の上爪31は下爪2
8との間隙を一定に保つた状態でロツクピン37
を介して自動的にロツクされるから、例えばドラ
ム缶運搬時に台車5の走行路面に凹凸があり、持
上げ支持したドラム缶Dが左右前後に揺れ、上爪
31が上動して下爪28先端からドラム缶Dの上
端縁dが外れて脱落するのを防止できるものであ
る。
位する動作と連動して、前記ロツクピン37がバ
ネ45力によつて受筒38から順次下方に突出さ
れると共に、係合ピン40がガイド溝39の垂直
部39a内を下動する。そして上爪31が完全に
挾持位置に至つたとき、ロツクピン37が受筒3
8から最も突出すると共に、前記係合ピン40が
ガイド溝39の垂直部39a下端に移動し、バネ
43力によりロツクピン37を反時計方向に回転
して、係合ピン40がガイド溝39の水平部39
b内に係入される。従つてドラム缶Dの上端縁d
外周の任意の位置で挾持状態の上爪31は下爪2
8との間隙を一定に保つた状態でロツクピン37
を介して自動的にロツクされるから、例えばドラ
ム缶運搬時に台車5の走行路面に凹凸があり、持
上げ支持したドラム缶Dが左右前後に揺れ、上爪
31が上動して下爪28先端からドラム缶Dの上
端縁dが外れて脱落するのを防止できるものであ
る。
一方、上記のようにして持上げ支持されたドラ
ム缶Dを降す場合、先ず圧抜弁12を操作してシ
リンダ8内の油をタンク10に逃し、ピストンロ
ツド9を前記シリンダ8内に退入させ、ロツク状
態の上爪31と下爪28とで上端縁dを挾持した
状態でドラム缶D下面を接地支持させる。この後
手動操作でもつてロツクピン37の大径頭部37
aをバネ43に抗して反時計方向に回転させ、ガ
イド溝39の水平部39b内に係入された係合ピ
ン40を垂直部39a内に位置させれば、ロツク
ピン37の上動が可能となり、このロツクピン3
7による上爪31の位置固定が解除される。この
状態で支点軸30を中心に上爪31を揺動させ、
この上爪31の挾持爪部31aを下爪28の円弧
端縁28aから引離し、これら下爪28及び上爪
31によるドラム缶Dの上端縁dの挾持を解除さ
せる。従つてドラム缶Dから台車5を分離するこ
とができるものである。
ム缶Dを降す場合、先ず圧抜弁12を操作してシ
リンダ8内の油をタンク10に逃し、ピストンロ
ツド9を前記シリンダ8内に退入させ、ロツク状
態の上爪31と下爪28とで上端縁dを挾持した
状態でドラム缶D下面を接地支持させる。この後
手動操作でもつてロツクピン37の大径頭部37
aをバネ43に抗して反時計方向に回転させ、ガ
イド溝39の水平部39b内に係入された係合ピ
ン40を垂直部39a内に位置させれば、ロツク
ピン37の上動が可能となり、このロツクピン3
7による上爪31の位置固定が解除される。この
状態で支点軸30を中心に上爪31を揺動させ、
この上爪31の挾持爪部31aを下爪28の円弧
端縁28aから引離し、これら下爪28及び上爪
31によるドラム缶Dの上端縁dの挾持を解除さ
せる。従つてドラム缶Dから台車5を分離するこ
とができるものである。
また前記ガイド溝39の上部開放端から係合ピ
ン40を受筒38上側に取出すと共に、バネ43
力により係合ピン40を前記上部開放端より時計
方向に位置ずれさせ、バネ45力により係合ピン
40を受筒38上端縁に引掛け支持すると、例え
ば舗装されている路面上でのドラム缶Dの運搬移
動時には、前記ロツクピン37を非作用状態で支
持することができ、このときの作業能率が向上で
きる。
ン40を受筒38上側に取出すと共に、バネ43
力により係合ピン40を前記上部開放端より時計
方向に位置ずれさせ、バネ45力により係合ピン
40を受筒38上端縁に引掛け支持すると、例え
ば舗装されている路面上でのドラム缶Dの運搬移
動時には、前記ロツクピン37を非作用状態で支
持することができ、このときの作業能率が向上で
きる。
「考案の効果」
台車5に昇降自在に支持させるリフトフレーム
20上端に固定下爪28を一体連結させると共
に、該下爪28の上側に支点軸30を介して揺動
自在に可動上爪31の中間を支持させ、上下の爪
28,31先端でドラム缶Dの上端縁dを挾持し
てこれを持上げ支持する構造において、前記台車
5に立設固定させる昇降シリンダ8の外側に昇降
ガイド23,24を介して前記リフトフレーム2
0を昇降自在に設け、前記昇降シリンダ8のピス
トンロツド9先端に可動上爪31の後端を連動連
結させる一方、前記上爪31に固定する受筒38
に、下端を押圧バネ45力で前記下爪28上面に
当接させるロツクピン37を上下摺動自在に支持
させ、前記受筒38外周のL形ガイド溝39に係
合させる係合ピン40を前記ロツクピン37外側
に設け、前記ガイド溝39の垂直部39a下端に
臨ませる溝水平部39bに、前記係合ピン40を
係入させる引張バネ43を、上爪31とロツクピ
ン37間に設けて、前記ピストンロツド9で上爪
31後端を押上げての上下爪28,31によるド
ラム缶Dの挾持動作時、前記受筒38のガイド溝
39水平部39bにロツクピン37の係合ピン4
0を係入させて、上下爪28,31を位置固定さ
せるものであるから、リフトフレーム20内に昇
降機構である昇降シリンダ8や油タンク10を一
体的に組込む極めてコンパクトな構成手段のもの
で、ドラム缶Dの挾持と昇降が可能とでき、また
上下爪28,31によるドラム缶D挾持時にあつ
てはシリンダ8のピストンロツド9の押上げ力が
直接に上爪31に作用して挾持力となるため、常
に略一定の挾持力を確保してドラム缶Dの確実な
持上げ支持が可能となると共に、この挾持状態下
にあつては前記ロツクピン37でもつて上下爪2
8,31が自動的に位置固定されて、一層確実な
ドラム缶Dの挾保持と、上下爪28,31が無負
荷状態となるドラム缶Dの下降接地状態時にあつ
てもドラム缶Dの挾保持を維持させることによる
この運搬作業での安全性の一層の向上とを図るこ
とができ、したがつて極めて構成コンパクトにし
て簡単な手段のものでドラム缶Dの運搬を作業能
率良く安全にして確実に行わしめることができる
などの顕著な効果を奏するものである。
20上端に固定下爪28を一体連結させると共
に、該下爪28の上側に支点軸30を介して揺動
自在に可動上爪31の中間を支持させ、上下の爪
28,31先端でドラム缶Dの上端縁dを挾持し
てこれを持上げ支持する構造において、前記台車
5に立設固定させる昇降シリンダ8の外側に昇降
ガイド23,24を介して前記リフトフレーム2
0を昇降自在に設け、前記昇降シリンダ8のピス
トンロツド9先端に可動上爪31の後端を連動連
結させる一方、前記上爪31に固定する受筒38
に、下端を押圧バネ45力で前記下爪28上面に
当接させるロツクピン37を上下摺動自在に支持
させ、前記受筒38外周のL形ガイド溝39に係
合させる係合ピン40を前記ロツクピン37外側
に設け、前記ガイド溝39の垂直部39a下端に
臨ませる溝水平部39bに、前記係合ピン40を
係入させる引張バネ43を、上爪31とロツクピ
ン37間に設けて、前記ピストンロツド9で上爪
31後端を押上げての上下爪28,31によるド
ラム缶Dの挾持動作時、前記受筒38のガイド溝
39水平部39bにロツクピン37の係合ピン4
0を係入させて、上下爪28,31を位置固定さ
せるものであるから、リフトフレーム20内に昇
降機構である昇降シリンダ8や油タンク10を一
体的に組込む極めてコンパクトな構成手段のもの
で、ドラム缶Dの挾持と昇降が可能とでき、また
上下爪28,31によるドラム缶D挾持時にあつ
てはシリンダ8のピストンロツド9の押上げ力が
直接に上爪31に作用して挾持力となるため、常
に略一定の挾持力を確保してドラム缶Dの確実な
持上げ支持が可能となると共に、この挾持状態下
にあつては前記ロツクピン37でもつて上下爪2
8,31が自動的に位置固定されて、一層確実な
ドラム缶Dの挾保持と、上下爪28,31が無負
荷状態となるドラム缶Dの下降接地状態時にあつ
てもドラム缶Dの挾保持を維持させることによる
この運搬作業での安全性の一層の向上とを図るこ
とができ、したがつて極めて構成コンパクトにし
て簡単な手段のものでドラム缶Dの運搬を作業能
率良く安全にして確実に行わしめることができる
などの顕著な効果を奏するものである。
第1図は本考案の一実施例を示すドラム缶運搬
車の昇降部の断面側面図、第2図は全体側面図、
第3図はリフトフレームの支持説明図、第4図は
爪部材の平面図、第5図及び第6図は同作動説明
図である。 D……ドラム缶、28……固定下爪(爪部材)、
31……可動上爪(爪部材)、37……ロツクピ
ン(ロツク部材)。
車の昇降部の断面側面図、第2図は全体側面図、
第3図はリフトフレームの支持説明図、第4図は
爪部材の平面図、第5図及び第6図は同作動説明
図である。 D……ドラム缶、28……固定下爪(爪部材)、
31……可動上爪(爪部材)、37……ロツクピ
ン(ロツク部材)。
Claims (1)
- 台車5に昇降自在に支持させるリフトフレーム
20上端に固定下爪28を一体連結させると共
に、該下爪28の上側に支点軸30を介して揺動
自在に可動上爪31の中間を支持させ、上下の爪
28,31先端でドラム缶Dの上端縁dを挾持し
てこれを持上げ支持する構造において、前記台車
5に立設固定させる昇降シリンダ8の外側に昇降
ガイド23,24を介して前記リフトフレーム2
0を昇降自在に設け、前記昇降シリンダ8のピス
トンロツド9先端に可動上爪31の後端を連動連
結させる一方、前記上爪31に固定する受筒38
に、下端を押圧バネ45力で前記下爪28上面に
当接させるロツクピン37を上下摺動自在に支持
させ、前記受筒38外周のL形ガイド溝39に係
合させる係合ピン40を前記ロツクピン37外側
に設け、前記ガイド溝39の垂直部39a下端に
臨ませる溝水平部39bに、前記係合ピン40を
係入させる引張バネ43を、上爪31とロツクピ
ン37間に設けて、前記ピストンロツド9で上爪
31後端を押上げての上下爪28,31によるド
ラム缶Dの挾持動作時、前記受筒38のガイド溝
39水平部39bにロツクピン37の係合ピン4
0を係入させて、上下爪28,31を位置固定さ
せるように構成したことを特徴とするドラム缶運
搬車の挾持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986054632U JPH045419Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986054632U JPH045419Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62165171U JPS62165171U (ja) | 1987-10-20 |
JPH045419Y2 true JPH045419Y2 (ja) | 1992-02-17 |
Family
ID=30881801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986054632U Expired JPH045419Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045419Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235983A (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-24 | Nippon Yusoki Co Ltd | フォークリフトのカゴ台車固定装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5632214B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-11-26 | 株式会社アイエム | 巻上機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5421315U (ja) * | 1977-07-15 | 1979-02-10 |
-
1986
- 1986-04-10 JP JP1986054632U patent/JPH045419Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5421315U (ja) * | 1977-07-15 | 1979-02-10 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235983A (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-24 | Nippon Yusoki Co Ltd | フォークリフトのカゴ台車固定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62165171U (ja) | 1987-10-20 |
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