JP3041440U - 重量物運搬用台車 - Google Patents

重量物運搬用台車

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JP3041440U
JP3041440U JP1997001648U JP164897U JP3041440U JP 3041440 U JP3041440 U JP 3041440U JP 1997001648 U JP1997001648 U JP 1997001648U JP 164897 U JP164897 U JP 164897U JP 3041440 U JP3041440 U JP 3041440U
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JP1997001648U
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Inventor
慶太郎 鳴尾
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株式会社ロボ電子研究所
伊藤忠テクスマック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある程度の大きさと重量を有する荷物であっ
ても、簡単にかつ安全に台車上への上げ降ろしを行う。 【解決手段】 重量物運搬用台車1は、裏面側に枢支し
た車輪3a,3bによって移動自在な台車本体2と、互
いに接離移動するよう台車本体2の正面両側に設けた対
をなすフォーク4,4と、これらフォーク4,4の接離
移動を案内すると共に、該フォーク4,4を昇降させる
よう台車本体2の正面に設けた昇降部5と、台車本体2
の後部下方に所定の高さを持って設けた補助車輪7とを
有した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばドラム型洗濯機のように、ある程度の大きさと重量を有する 重量物を運搬するのに適した重量物運搬用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の重量物運搬用台車は、図6に示すように、裏面側に車輪11を枢支した 荷物載せ台12の表面側一方に押し部13を設けただけのものであった。従って 、このような台車の場合、荷物を荷物載せ台12へ載せたり、また、荷物載せ台 12から降ろしたりするには、荷物の上げ下ろしはすべて作業者による人為的作 業に頼らざるを得なかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した台車の場合、運搬物が比較的軽い場合には作業者に強いる負担はあま り問題にならないが、荷物が例えばドラム型洗濯機のようなある程度の大きさと 重量を有するものである場合には、台車上への荷物の上げ下ろしに際し、作業者 にかなりの負担を強いることになり、安全面でも問題があった。この安全面とは 、すなわち、従来の台車では、運搬時の安定化を図るために運搬物を台車上に一 旦載せてから、台車を後方へと傾斜させて、荷物を台車の後方へと移動させると いった動作を行う場合がある。しかし、このとき、過度に後方に台車を傾斜させ ると、後輪が回転して台車が後方へ転倒してしまうといった問題があり、安全と は言い難いのである。また、安全面を考慮すると作業者が例えば4人必要となり 効率が悪いといった問題があった。さらに、狭い場所で台車を用いて運搬作業す ることは困難であるといった問題もあった。
【0004】 本考案は上記した問題点に鑑みてなされたものであり、ある程度の大きさと重 量を有する荷物であっても、簡単にかつ安全に荷物の上げ下ろしが行える重量物 運搬用台車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の重量物運搬用台車は、荷物載置部を空 隙となした台車本体と、荷物載置部の空隙を互いに接離移動可能なフォークと、 フォークの接離移動を案内し昇降させる昇降部と、台車本体の背面下方に所定の 高さを持って設けた補助車輪を有したのである。このように重量物運搬用台車は 、設置された荷物の幅に応じて互いのフォークを接離させて該荷物の下面に挿入 し、荷物を台車本体の荷物載置部後方へと移動させるために、該台車本体を後方 へ傾斜させて、昇降部によりフォークを上昇させる。そして、上記手順において 、台車本体を後方へ傾斜させたときに、補助車輪が台車本体の後方への転倒を防 止する。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案は、裏面側に枢支した車輪によって移動自在で、荷物載置部を空隙とな した台車本体と、荷物載置部の空隙を互いに接離移動するように前記台車本体の 正面両側部に設けた対をなすフォークと、これらフォークの接離移動を案内する と共に、該フォークを昇降させるよう台車本体正面部に設けた昇降部と、台車本 体の背面下方に所定の高さを持って設けた補助車輪とを有したものである。
【0007】 上記の構成によれば、通常では台車上に荷物載置面を有しているが、本考案で は、荷物載置面を荷物載置部としてここを空隙とした。これは、フォークが荷物 の幅に応じて互いに接離移動するためのスペースを確保するためであり、また、 荷物載置部を空隙とすることにより、従来のようにフォークを荷物の下面へ挿入 するために台車を前方へ傾ける必要がなくなる。つまり、荷物載置部が空隙とな っていることにより、空隙の荷物載置部においてフォークを荷物の設置面まで下 降させることが可能となり、従って荷物を載せる際に台車本体を前方へ傾ける必 要がなくなるのである。
【0008】 そして、フォークを荷物の下面に挿入した後、荷物を台車本体のより後方へと 移動させるために台車本体を後方へ傾斜させる際、補助車輪が、台車本体の後方 への傾斜を規制するので、台車本体が後方へ転倒することがない。また、その傾 斜高さは、荷物が洗濯機のときは、フォークを最下降させた状態で後方に傾斜さ せて洗濯パンの壁面を乗り越えるに十分な例えば80mmの高さとなるので、従 来のように洗濯機を洗濯パン上に載置するために4人がかりで持ち上げて移動さ せる必要がない。実質的には、1人でも上記作業は可能であるが、万全の安全性 を考慮すると2人で作業を行えば十分である。
【0009】 また、狭い場所での上記作業においても、フォークが荷物の下面に挿入でき、 しかも高さ方向に若干の隙間があれば、簡単に荷物を移動載置することができ、 例えば、大きく重い荷物を狭い場所に移動する場合、あるいは狭い箇所に載置し てある荷物を取り出す時などに、本重量物運搬用台車のフォークと補助車輪とが 良好な作用効果を奏する。さらに、本重量物運搬用台車は、昇降部によりフォー クを上昇させることができるので、荷物を運搬可能な高さとしたり、また、移動 先の所定高さに調整したりできる。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図1〜図5を参照して説明する。 図1は本考案の重量物運搬用台車の右側面図、図2は平面図、図3(a)は正 面図、同図(b)は背面図、図4は斜視図であり、図5(a)〜(e)は本考案 の重量物運搬用台車を用いて重量物を重量物運搬用台車上に載せるまでの作業手 順を示す。
【0011】 図1〜図5において、1は、例えばドラム型洗濯機のように、ある程度の大き さと重量を有する荷物A(図5参照)を運搬するのに適した本考案の重量物運搬 用台車であり、以下に説明する構成となっている。
【0012】 2は、台車本体であり、例えば裏面側の、前方両側に小径の車輪3a,3aを 、後方中央部位に所定間隔を有して大径の車輪3b,3bをそれぞれ回転が自在 なように枢支している。車輪3aを枢支した部材は、台車本体2の正面両側部か ら前方へ延設された車輪保持部材3によって回動可能に軸支され、方向を変えれ るように構成されている。一方、車輪3bを枢支した部材は、正面方向に固定的 に取り付けられている。
【0013】 4は、荷物載置部となる車輪保持部材3,3間の空隙を互いに接離移動可能に 設けたフォークである。このフォーク4は、その先端部に互いに対向する方向に 折曲したL字形状の挿入把持部4aを各々有し、その基端部が後述する昇降部5 に互いに接離移動するように設けられているのである。
【0014】 5は、上記したようにフォーク4の基端部が互いに接離移動するように設けら れ、荷物Aの設置面に対してフォーク4を昇降させるために、台車本体2に設け た昇降部である。この昇降部5は、フォーク4の互いの接離移動を案内するガイ ド板5aと、このガイド板5aの背面側に設けた例えばナット部5bと、台車本 体2の幅方向中央部の上下に亘って回動可能に枢支されたボルト部5cとからな る。そして、台車本体2の背面上部に設けたハンドル6を回すとボルト部5cが 回転し、この回転によってナット部5bがボルト部5cに対して螺進退移動して 、ガイド板5aを介してフォーク4が昇降移動する構成となっている。
【0015】 7は、台車本体2の背面下方の例えば中央部位に所定高さを有して設けた補助 車輪であり、通常は接地していない。なお、図1〜5において、8は、台車1を 操舵する舵棒であり、9は、ガイド板5aの正面側に設けた弾性部材である。ま た、上記した車輪保持部材3は台車本体2に対して、ボルト止めされているが、 溶接したものであってもよい。さらに、フォーク4の基端部は、ガイド板5aに 係合させるものを示しているが、ガイド溝を移動する構成であってもよい。
【0016】 次に、上記構成の台車1を用いた荷物Aの運搬手順を説明する。 図5において、まず、挿入把持部4aを荷物Aの設置位置に高さ調整するため に、ハンドル6を回してフォーク4を下降させると共に、荷物Aの幅に応じてフ ォーク4を互いに接近又は離反させて、台車1を荷物A(例えば洗濯機とする) へと接近させる(図5(a))。
【0017】 そして、挿入把持部4aを洗濯機Aの下面に挿入する(図5(b))。このと き、挿入把持部4aは、洗濯機Aの奥行き方向(図5に示す左右方向)のできる だけ中央部に位置させることが望ましい。そして、台車1をそのまま、あるいは 昇降部5により挿入把持部4aを若干上昇させて、洗濯パンBのある位置まで移 動する(図5(c))。そして、洗濯パンBの近傍まで移動した後、補助車輪7 のステップ7aを踏む、又は舵棒8を下方に押すと、車輪3bを軸として台車1 が後方に傾斜して補助車輪7が接地し、この傾斜分だけ洗濯機Aが例えば80m m上昇する(図5(d))。このとき、台車1は、補助車輪7に支えられ、それ 以上後方へ傾斜することがない。
【0018】 上記した状態で、洗濯機Aは洗濯パンBの壁面を乗り越えるに十分な高さとな り、ステップ7aを踏みつつ舵棒8を進行方向に押して移動すると、洗濯機Aは 洗濯パンBの中央載置位置まで移動し、この後、台車1の傾斜を水平に戻して、 運搬が完了する(図5(e))。以上の作業は、1人でも十分に可能であるが、 安全性を考慮するともう1人、計2人で行うことが望ましい。しかし、従来は4 人で行っていた作業を2人で十分に行うことができる点で本考案の台車1のメリ ットはかなり効率的であると言える。
【0019】 また、上記した図5(c)の状態において、補助車輪7のない従来の台車では 、台車を後方に傾斜させ過ぎると、後方に転倒してしまうこうがあるが、本考案 の台車1は、補助車輪7を設けているので、それ以上傾斜することがなく、従っ て、台車1が後方に転倒することがない。また、台車1には、ガイド板5aの正 面側に弾性部材9を設けているので、台車1を傾斜させた際にも荷物Aとガイド 板5aとが直接当接して疵つけるといったことがない。
【0020】 そして、ハンドル6を回転してフォーク4を上昇させれば、荷物Aは設置面か ら上昇して運搬可能状態となり、舵棒8を操作して任意の箇所へと荷物Aを運搬 することも可能であり、すなわち、移動箇所や洗濯パンBのように途中で持ち上 げる必要のある運搬においても、作業者に負担をかけることなく運搬が可能であ る。
【0021】 なお、本考案の台車1は、上記した手順に限らず、また、狭い場所に設置され た荷物Aを取り出す際にも、少なくともフォーク4が挿入可能であれば、フォー ク4、昇降部5などにより容易で、かつ作業者の人数も削減でき、負担がかかる ことなく作業を行うことができる。
【0022】 また、台車1は、上記実施例では、図5(b)又は(c)では台車1を水平に して運搬移動を開始するようにしていたが、場合によっては、補助車輪7と車輪 3bとによって傾斜した状態で運搬移動させるようにしてもよい。さらに、段部 となっている場所に移動する際にも、昇降部5によりフォーク4の高さを調整し て荷物Aを下ろして載置すれば、作業者の負担をより軽減することができる。
【0023】 また、本考案は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能であり、例えば 、フォーク4をその長さ方向に伸縮自在とし、また、車輪保持部材3,3の間隔 をも調節可能とすれば、台車1によって運搬可能な荷物Aの大きさの許容範囲を 広げることができる。さらに、その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において 形状、取り付け、仕様について変形しても、上記実施例と同等の作用効果を奏す ることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、本考案の重量物運搬用台車は、荷物をある程度の大きさと重量 を有した荷物を台車本体上に安定して載置しようとして、台車本体を後方に傾斜 させた際に、補助車輪がそれ以上台車本体を後方へ傾斜させることのないよう規 制するので、後方に転倒することがなく、従って安全に作業を行うことができる 。また、本考案の重量物運搬用台車は、フォークが、互いに接離移動すると共に 昇降するので、荷物に応じた上げ下ろし作業を容易に行うことができ、また、運 搬先の高さに応じて調整可能であり、従来に較べて、容易で速やかに台車本体上 に荷物を載せたり、また荷物を台車本体上から下ろしたりすることができると共 に、作業者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による重量物運搬用台車を示す
右側面図である。
【図2】本考案の実施例による重量物運搬用台車を示す
平面図である。
【図3】本考案の実施例による重量物運搬用台車を示
し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図4】本考案の実施例による重量物運搬用台車を示す
斜視図である。
【図5】(a)〜(e)は、本考案の実施例による重量
物運搬用台車を用いて重量物を台車本体上へ載せるまで
の作業手順を示す図である。
【図6】従来の運搬用台車を示す左側面である。
【符号の説明】
1 (重量物運搬用)台車 2 台車本体 4 フォーク 5 昇降部 7 補助車輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面側に枢支した車輪によって移動自在
    で、荷物載置部を空隙となした台車本体と、前記荷物載
    置部の空隙を互いに接離移動するように前記台車本体の
    正面両側部に設けた対をなすフォークと、これらフォー
    クの接離移動を案内すると共に、該フォークを昇降させ
    るよう前記台車本体正面部に設けた昇降部と、前記台車
    本体の背面下方に所定の高さを持って設けた補助車輪と
    を有したことを特徴とする重量物運搬用台車。
JP1997001648U 1997-03-13 1997-03-13 重量物運搬用台車 Expired - Lifetime JP3041440U (ja)

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ID=43175969

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015209035A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 トヨタ車体株式会社 手押し運搬車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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