JP2002059841A - キャリヤー - Google Patents

キャリヤー

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JP2002059841A
JP2002059841A JP2000252527A JP2000252527A JP2002059841A JP 2002059841 A JP2002059841 A JP 2002059841A JP 2000252527 A JP2000252527 A JP 2000252527A JP 2000252527 A JP2000252527 A JP 2000252527A JP 2002059841 A JP2002059841 A JP 2002059841A
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carrier
holding
wheel
gas cylinder
support member
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JP2000252527A
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Toshiyuki Araki
敏幸 荒木
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Tsutomu Kawazoe
強 川添
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RYOKEISO KK
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RYOKEISO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を搬送するためのキャリヤーを提供する
ことである。 【解決手段】 本発明のキャリヤーは、車輪を備える台
車と、該台車に昇降自在に取り付けられた、搬送すべき
物品を保持するための保持手段と、前記保持手段を昇降
させるための昇降手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には物品を
搬送するためのキャリヤーに関し、特に、ガスボンベを
搬送するためのキャリヤーに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ガスボンベが、工場、そして一般
家庭にと広く使用されており、殊に半導体工場等におい
ては、大量のガスボンベが使用されている。
【0003】このようにガスボンベを大量に扱う工場内
においてはまた、ボンベから漏れたガスが拡散してしま
うのを防ぐため、ガスボンベを数本毎にキャビネット内
に設置すると共に、これらの各キャビネットに、ガス検
知器、排気ダクトを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなガスボンベ
は、使用されば、中のガスが消費され、ついには、ガス
ボンベの交換が必要になる。しかして、カラのガスボン
ベを設置場所から撤去し、また、ガスが充填されたボン
ベを所定の場所に設置する必要が生ずる。このような場
合、従来から、ガスボンベを搬送するのにキャリヤーが
使用されてきた。
【0005】しかし、従来のキャリヤーにおけるガスボ
ンベ載置部材は固定式であったため、ガスボンベの搬送
に際しては、作業者は、ガスボンベをキャリヤーのガス
ボンベ載置部材に積載し、また、ガスボンベ載置部材か
らガスボンベを降ろさなければならないが、この積み下
ろし作業にはかなりの体力を要し、誰もが行えるもので
はないという問題があった。
【0006】従って、本発明は、上述した従来技術の問
題点を解決するためになされたものであって、物品をた
やすく積み下ろしすることができるキャリヤーを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のキャリヤーは、車輪を備える台車と、該台
車に昇降自在に取り付けられた、搬送すべき物品を保持
するための保持手段と、前記保持手段を昇降させるため
の昇降手段と、を有することを特徴としている。
【0008】上記構成のキャリヤーによれば、昇降手段
によって保持手段を降下させ、降下させた保持手段によ
って搬送すべき物品を保持し、物品を保持した保持手段
を昇降手段によって上昇させた、物品を設置場所まで搬
送し、昇降手段によって保持手段を設置場所の高さまで
降下させる。
【0009】また、本発明においては、前記保持手段
が、前記物品を解放自在に保持するための保持機構を有
するのが好ましい。
【0010】更に、本発明においては、前記保持手段
が、底部支持部材と、該底部支持部材の後部から上方に
延びる後方支持部材とを有し、上昇時に、前記底部支持
部材の後部が前部よりも垂直方向上方に位置するよう
に、後方に傾けられるようになっているのが好ましい。
【0011】更にまた、本発明においては、前記台車の
車輪が、第1車輪と、前記キャリヤーが移動する路面か
らの上向きの入力があったときに垂直方向上方に変位す
るように、前記第1車輪の前方で前記台車に取り付けら
れた第2車輪とを有するのが好ましい。
【0012】また、本発明においては、前記台車の車輪
が、前記第2車輪の前方において、高さ調節自在に前記
台車に取り付けられた第3車輪を有するのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態について説明する。この実施形態は、本
発明を、ガスボンベを搬送するためのキャリヤーに適用
したものである。
【0014】図1を参照すると、ガスボンベ用キャリヤ
ーが全体的に参照番号1で示されている。このキャリヤ
ー1は、車輪を備える台車、すなわち、複数対の車輪を
有する台車10を有する。
【0015】台車10は、図2で良くわかるように、一
対の側部フレーム11、12を有し、これらの側部フレ
ーム11、12の後端部は後部フレーム13によって連
結されている。各側部フレーム11、12と後部フレー
ム13の各側端部との接合部には、第1車輪、すなわ
ち、キャスター14が取り付けられている。
【0016】キャリヤーが移動する路面からの上向きの
入力があったときに垂直方向上方に変位するように、第
1車輪の前方で台車に取り付けられた第2車輪、すなわ
ち、各キャスター14の前方において台車10の各側部
フレーム11、12に取り付けられた回動車輪機構15
が設けられている。
【0017】各回動車輪機構15は、車輪16と、該車
輪16の車軸17と、この車軸17を下端部で回転自在
に支持する角度付きヨーク18とを有する。この角度付
きヨーク18は、その角度が付けられた部分で、ヨーク
18を貫通するピボットピン19によって回動自在に支
持され、このピボットピン19は、各側部フレーム1
1、12の下面に固定された支持スリーブ20(図8a)
で回転自在に支持されている。各ヨーク18は、その上
端部に、ヨーク18の両側壁間に延びる貫通ピン21を
有する。
【0018】各ヨーク18の貫通ピン21には、ピボッ
トピン19を中心に車輪16を前方に、すなわち、図1
で見たときに時計方向に回動させるようにヨーク18を
付勢するための引っ張りバネ22の一方の端が係止さ
れ、この引っ張りバネ22の他方の端は、ピボットピン
19とキャスター14との間で各側部フレーム11、1
2に取り付けられたフック23に係止されている。
【0019】台車10には、回動車輪機構15、15を
垂直方向上方に変位させないように解放自在に係止する
ための係止機構30を有する。
【0020】係止機構30は、各側部フレーム11、1
2に沿って延びる係止レバー31を有する。図2で良く
わかるように、これらの係止レバー31の後端部は連結
バー32によって互いに連結され、操作板33が連結バ
ー32から後方に延びる。この連結バー32の後端部に
はバネ34の下端が取り付けられ、バネ34の上端は、
台車10の各側部フレーム11、12の後部から上方に
延びる垂直方向フレーム35、36のうちの垂直方向フ
レーム35のフックに係止されている。
【0021】各係止レバー31はまた、その中間部にお
いて、ピボットピン37によって回動自在に支持されて
いる。各ピボットピン37は、後部フレーム13の前方
において側部フレーム11、12間に延びる中間フレー
ム24に取り付けられたブラケット38によって支持さ
れている。
【0022】従って、係止レバー31、31は、バネ3
4によって、ピボットピン37、37を中心に、前方
に、すなわち、図1で見たときに反時計方向に回動する
ように付勢される。
【0023】図8bで良くわかるように、係止レバー3
1のピボットピン37とヨーク18のピボットピン19
との間で各係止レバー31の下面には、下方に開口する
切欠部39が形成され、かかる切欠部39にはヨーク1
8の貫通ピン21が受け入れられる。
【0024】ヨーク18の貫通ピン21が、図8aに示
す、係止レバー31の切欠部38に受け入れられた状
態、すなわち、回動車輪機構係止状態では、回動車輪機
構15の車輪16は台車10に対して垂直方向に変位さ
れず、従って、この回動車輪機構係止状態は、キャリヤ
ーを平坦路にて安定して移動させるのに有利である。
【0025】他方、バネ34の付勢力に抗して、係止機
構30の操作板33を例えば足で踏み付けることによっ
て、操作板33に下向きの力を加えると、各係止レバー
31は、ピボットピン37、37を中心に、後方に、す
なわち、図1で見たときに時計方向に回動され、これに
より、ヨーク18の貫通ピン21は、図8bに示すよう
に、係止レバー31の切欠部38から解放される、すな
わち、回動車輪機構は解放状態となる。この回動車輪機
構解放状態において、キャリヤー1を前方に移動させ、
キャリヤー1が移動する路面から回動車輪機構15に上
向きの入力があると、すなわち、例えば車輪16が路面
の凸又は段差Sに乗り上げられると、図3で良くわかる
ように、ヨーク18は、引っ張りバネ22の付勢力に抗
して、ピボットピン19を中心に図1で見たときに反時
計方向に回動され、車輪16は後方上方に変位される。
従って、図3に示すように、キャスター14が段差Sに
当接するまでキャリヤー1を前進させ、車輪16を段差
S上に位置させることができる。すなわち、後述するよ
うに、キャスター14の前方で台車10に支持されるガ
スボンベGCを、段差Sの形態に構成されたキャビネッ
トの上に位置させることができる。
【0026】尚、各回動車輪機構15は更にストッパー
ピン25を有する。各ストッパーピン25は、貫通ピン
21の下方に位置し、側部フレーム11、12上を延び
るように、ヨーク18に取り付けられている。これらの
ストッパーピン25は、ピボットピン19を中心に各ヨ
ーク18が回動されたときに、側部フレーム11、12
に衝合することによって、ヨーク18の過度の回動運動
を阻止する。
【0027】台車10は更に、回動車輪機構15の前方
において高さ調節自在に台車10に取り付けられた第3
車輪、すなわち、前車輪機構40を有する。
【0028】前車輪機構40は、各側部フレーム11、
12の前端に固定された、垂直方向に延びる支持スリー
ブ41を有し、この各支持スリーブ41には雄ねじが切
られたロッド42が配置されている。各ロッド42の下
端には車輪支持用ヨーク43が固定され、前車輪44
が、ヨーク43の側壁間を貫通して延びる車軸45によ
って回転自在に支持されている。各支持スリーブ41の
上下において、ロッド42にはナット46、47が螺合
され、これらのナット46、47を調節することによっ
て前車輪44の高さを変更することができる。
【0029】かくして、回動車輪機構15の車輪16が
乗り上げることになる段差Sの高さに、予め前車輪44
の高さを調節しておくことによって、前述したように回
動車輪機構15の車輪16が段差Sに乗り上げ、垂直方
向上方に変位されたときでも、前車輪44によって段差
S上で台車10を支持することができ、台車10の傾き
を回避することができる。
【0030】キャリヤー1はまた、台車に昇降自在に取
り付けられた、搬送すべき物品を保持するための保持手
段、すなわち、ラック機構50を有する。
【0031】ラック機構50は、ガスボンベGCを載置
するための底部支持部材51と、後部支持部材とを有
し、この後部支持部材は、底部支持部材51の後部から
上方に延びる一対の後部支持フレーム52を有する。
【0032】底部支持部材51は、平面図で見たときに
U字形状の底部プレートを有し、その内周部を、上方に
湾曲されているガスボンベGCの底部外周部の下方に潜
り込ませることができるようになっている。この点、従
来のキャリヤーでは、作業者は、所謂ハンドリングと呼
ばれる特殊技術を用いて、ガスボンベをキャリヤーまで
運ばなければならなず、このハンドリング技術は誰もが
備えているわけではなかったとう問題があったが、本発
明のキャリヤー1によれば、作業者は、何らの技術をも
要せずに、ガスボンベGCをラック機構50(保持手段)
に保持させることができる。
【0033】ラック機構50の後部支持フレーム52
は、夫々、台車10の垂直方向フレーム35、36とリ
ンク式に連結されている。すなわち、各後部支持フレー
ム52には、対応する垂直方向フレーム35、36に向
かって後方に突出するブラケット53が取り付けられ、
各ブラケット53には、リンク部材54の前端部がピン
55によって回動自在に取り付けられている。他方、各
垂直方向フレーム35、36には、対応する後部支持フ
レーム52に向かって前方に突出するブラケット56が
取り付けられ、各ブラケット56には、リンク部材54
の後端部がピン57によって回動自在に取り付けられて
いる。
【0034】尚、Uボルト26が台車10の各中間フレ
ーム24から前方に延び、この中間フレーム24とUボ
ルト26とによって構成された空間内をラック機構50
の各後部支持フレーム52が通って延び、後部支持フレ
ーム52は、中間フレーム24とUボルト26とによっ
て前後方向に若干移動可能に保持される。
【0035】また、図4で良くわかるように、ラック機
構50の一対の後部支持フレーム52間には、ブラケッ
ト53と後述するブラケット64との間の高さに、第1
横プレート58が延びると共に、同じくラック機構50
の一対の後部支持フレーム52間には、これらの上端部
付近において、第2横プレート59が延び、これらの横
プレート58、59の前面には、夫々、ゴム板(図示せ
ず)が取り付けられている。
【0036】キャリヤー1はまた、保持手段を昇降させ
るための昇降手段、すなわち、ラック機構50を昇降さ
せるための昇降機構60を有する。
【0037】昇降機構60はシリンダーアクチュエータ
ー61を有し、シリンダーアクチュエーター61のピス
トンロッド62の先端部又は自由端部には、ラック機構
50の後部支持フレーム52、52に沿って延びるシャ
フト63が取り付けられている。このシャフト63は、
ラック機構50の各後部支持フレーム52から後方に突
出するブラケット64で回転自在に支持されている。
【0038】シリンダーアクチュエーター61のシリン
ダー65には、該シリンダーを貫通してラック機構50
の後部支持フレーム52、52に沿って延びるシャフト
66が取り付けられ、このシャフト66の両端部はブラ
ケット67、67によって回転自在に支持されている。
そして、これらのブラケット67、67は、台車10の
後部フレーム13と中間フレーム24とで支持ざれた支
持プレート67に固定されている。
【0039】従って、後述する仕方で、シリンダーアク
チュエーター61のピストンロッド62が伸ばされたと
きには、ラック機構50は、ブラケット64を介して上
昇させられながら、リンク部材54の後端部がピン57
を中心に、また、後部支持フレーム52がピン55を中
心に、夫々、回動されることにより、底部支持部材51
の後部が前部よりも垂直方向上方に位置するように、後
方に傾けられる。ラック機構50が後方に傾けられる際
には、シリンダー65は、シャフト66を中心に後方に
回動ことになる。
【0040】図5で良くわかるように、シリンダーアク
チュエーター61のシリンダー65は、チューブ68を
介して、足踏み式ポンプ69に連通されている。このポ
ンプ69は、足踏みレバー70を備え、足踏みレバー7
0を踏みつけることによってチューブ68を介して空気
をシリンダーアクチュエーター61のシリンダー65に
圧送することができるようになっている。空気がシリン
ダー65に圧送されると、空気がシリンダーアクチュエ
ーター61のピストンロッド62を上方に押し上げる。
ポンプ69はまた、解放バルブレバー71を備え、この
レバー70を操作することによって、ポンプ69を大気
と連通させ、ひいては、シリンダーアクチュエーター6
1のピストンロッド62をシリンダー65内に引っ込め
ることができる。かくして、ラック機構50は、上述し
た上昇時の作動とは逆の昇降機構60の作動により、下
降されることになる。
【0041】ラック機構50はまた、底部支持部材に積
載される物品を解放自在に保持するための保持機構、す
なわち、底部支持部材51に積載されるガスボンベGC
を解放自在に保持するための保持機構80を有する。
【0042】保持機構80は、ラック機構50の後部支
持フレーム52、52の上部において、これらの各後部
支持フレーム52、52に回動自在に取り付けられた保
持アーム81、81'を有する。
【0043】図6で良くわかるように、各保持アーム8
1は、円筒形のガスボンベGCを保持し易いように、内
側面がほぼ円弧状に形作られている。保持アーム81の
後端部には、ピン82によって第1リンク部材83の左
端部が回動自在に取り付けられ、第1リンク部材83の
中間部にはピン84によって第2リンク部材85の左端
部が回動自在に取り付けられている。そして、この第2
リンク部材85の右端部は、保持アーム81'の後端部
にピン86によって回動自在に取り付けられている。
【0044】ピン84の下端部には引っ張りバネ87の
一方端が係止され、この引っ張りバネ87の他方端は、
後部支持フレーム52とピン82との間で保持アーム8
1から下方に突出するピン88に係止されている。ま
た、第2リンク部材85には、引っ張りバネ87によっ
て第1リンク部材83がピン82を中心に過度に回動す
るのを阻止するためのストッパ89が設けられている。
そして、第1リンク部材83は、ピン84の右方に、上
方に延びるハンドル90を備える。
【0045】かくして、図6に示す、保持アーム81、
81'がガスボンベGCを保持する、保持機構80の保
持状態において、引っ張りバネ87の付勢力に抗してハ
ンドル90を後方に引くと、ピン82が前方内方に移動
されて、保持アーム81が後部支持フレーム52を中心
に外方に(図6で見たときに反時計方向に)回動される。
同時に、ピン84が後方外方に移動されると共に、ピン
86が前方内方に移動されて、保持アーム81'が後部
支持フレーム52を中心に外方に(図6で見たときに時
計方向に)回動される。ハンドル90を更に後方に引く
と、ついには、保持機構80は、図7に示すように、ガ
スボンベGCを解放する解放状態に至る。
【0046】次いで、ハンドル90を後方に引くのを止
めると、引っ張りバネ87の付勢力により、保持機構8
0は、前述したのとは逆の作動原理により図7の解放状
態から図6の保持状態に変位される。尚、ピン82を中
心とする第1リンク部材83の過度の回動は、第1リン
ク部材83が第2リンク部材85のストッパ89に衝合
することによって阻止される。
【0047】次に、上記実施形態のキャリヤー1にガス
ボンベGCを載置してガスボンベGCを搬送し、ガスボ
ンベGCを段差Sの形態に構成されたキャビネットに設
置するためのキャリヤー1の作動を全体的に説明する。
【0048】先ず、図1に示すように、シリンダーアク
チュエーター61のピストンロッド62が引っ込めら
れ、ラック機構50の底部支持部材51がキャリヤー1
の支持面(路面)に当接した状態にて、搬送すべきガスボ
ンベGCを底部支持部材51に載置する。
【0049】この載置の仕方は、立っているガスボンベ
GCにキャリヤー1を近づけて、底部支持部材51のU
字形底部プレートの内周部を、上方に湾曲されているガ
スボンベGCの底部外周部の下方に潜り込ませることに
よってた易く達成される。
【0050】次に、前車輪機構40のナット46、47
を調節することによって、予め、前車輪44の高さを段
差S(キャビネット)の高さに調節しておく。
【0051】この前車輪44の高さ調節に前後して、足
踏みレバー70を踏みつけることによってピストンロッ
ド62を上方に押し上げ、ラック機構50を上昇させな
がら、後方に傾ける。
【0052】この状態において、台車10の垂直方向フ
レーム35に取り付けられたグリップハンドル(図示せ
ず)を押すことによってキャリヤー1を前進させて、キ
ャリヤー1を、ガスボンベGCを設置すべき段差S(キ
ャビネット)まで移動させる。
【0053】次いで、更にキャリヤー1を段差S(キャ
ビネット)に向けて移動させることによって、前車輪4
4を段差S(キャビネット)上に位置させる。
【0054】そして、操作板33を足で踏み付けた後、
車輪16を段差S(キャビネット)に向けてキャリヤー1
を更に前進させると、車輪16は段差S(キャビネット)
に当接して後方上方に回動する。従って、車輪16はキ
ャリヤー1の前進を阻害しない。かくして、キャスター
14が段差Sに当接するまでキャリヤー1を前進させ、
ガスボンベGCをキャビネットS上に位置させることが
できる。
【0055】このようにガスボンベGCがキャビネット
S上に位置する状態において、レバー70を操作するこ
とによって、シリンダーアクチュエーター61のピスト
ンロッド62をシリンダー65内に引っ込めて、ラック
機構50を下降させ、後部支持フレーム52をほぼ垂直
にして底部支持部材51を段差S(キャビネット)に当接
させる。
【0056】最後に、底部支持部材51からガスボンベ
GCを降ろして、キャビネットに設置する。
【0057】尚、ガスボンベGCを降ろした後、キャリ
ヤー1を後退させ、車輪16が段差S(キャビネット)か
ら降りると、すなわち、回動車輪機構15への上向きの
入力がなくなると、ヨーク18が引っ張りバネ22によ
つてピボットピン19を中心に、車輪16を前方に移動
させるように、回動されると共に、係止レバー31、3
1がバネ34によってピボットピン37、37を中心に
前方に回動され、ついには、ヨーク18の貫通ピン21
が係止レバー31の切欠部38に受け入れられる。
【0058】本発明は、上述した実施形態に限定される
ことなく種々の変更が可能である。
【0059】例えば、上記実施形態では、シリンダーア
クチュエーター61のシリンダー65を駆動するのに空
気式ポンプ69を採用したけれども、シリンダーアクチ
ュエーター61を駆動するのに他の手段、例えば、油圧
ポンプや電動ポンプを用いても良い。
【0060】また、上記実施形態では、保持手段を構成
するラック機構50は、ガスボンベGCを載置するため
の底部支持部材51を有していたけれども、保持手段
は、必ずしも底部支持部材51を必要とせず、例えば、
上述した保持機構80と同じ原理の保持機構を保持機構
80よりも下方に設け、これら2つの保持機構のみによ
ってガスボンベなどを(昇降自在に)保持するように構成
しても良い。このような底部支持部材51を廃し、2つ
の保持機構を採用する実施形態では、ガスボンベの下部
形状にかかわらず、ガスボンベをた易く保持することが
できる。
【0061】更に、保持機構80について、ピン84が
ピン82、88を通って延びる垂直平面を越えて回動す
ることができるように構成しても良い。この場合には、
ピン84がピン82、88を通って延びる垂直平面を越
えて回動したところで、引っ張りバネ87が保持アーム
81を後部支持フレーム52を中心に外方に回動させる
ように作用するので、ハンドル90を後方に引き続ける
必要なしに、保持機構80を解放状態に保持することが
できる。
【0062】尚、上記実施形態では、本発明をガスボン
ベ用キャリャーとして説明したけれども、本発明はかか
るガスボンベ用キャリャーに限定されるものではなく、
その他の任意の物品、特に、重量物を運搬するためのキ
ャリヤーに適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、物品をたやす
く積み下ろしすることができるキャリヤーを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリヤーの一実施形態を、ラック機
構50を降下させた状態で示す、概略側面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のキャリヤーを、ラック機構50を上昇さ
せた状態で示す、概略側面図である。
【図4】ラック機構50の概略背面図である。
【図5】台車10の概略背面図である。
【図6】保持状態で示す保持機構80の概略平面図であ
る。
【図7】解放状態で示す保持機構80の概略平面図であ
る。
【図8】図8aは、回動車輪機構係止状態で示す回動車
輪機構15の概略側面図である。図8bは、回動車輪機
構解放状態で示す回動車輪機構15の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 キャリヤー 10 台車 50 ラック機構(保持手段) 60 昇降機構(昇降手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D050 AA01 AA33 BB01 BB09 BB24 BB29 DD01 DD03 EE08 EE15 EE18 FF03 FF04 GG00 HH01 HH04 HH07 KK06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を搬送するためのキャリヤーにおい
    て、 車輪を備える台車と、 該台車に昇降自在に取り付けられた、搬送すべき物品を
    保持するための保持手段と、 前記保持手段を昇降させるための昇降手段と、 を有することを特徴とするキャリヤー。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、前記物品を解放自在に
    保持するための保持機構を有することを特徴とする、請
    求項1記載のキャリヤー。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が、底部支持部材と、該底
    部支持部材の後部から上方に延びる後方支持部材とを有
    し、上昇時に、前記底部支持部材の後部が前部よりも垂
    直方向上方に位置するように、後方に傾けられるように
    なっていることを特徴とする、請求項1又は請求項2記
    載のキャリヤー。
  4. 【請求項4】 前記台車の車輪が、 第1車輪と、 前記キャリヤーが移動する路面からの上向きの入力があ
    ったときに垂直方向上方に変位するように、前記第1車
    輪の前方で前記台車に取り付けられた第2車輪と、 を有することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のい
    ずれか一項記載のキャリヤー。
  5. 【請求項5】 前記台車の車輪が、前記第2車輪の前方
    において、高さ調節自在に前記台車に取り付けられた第
    3車輪を有することを特徴とする、請求項4記載のキャ
    リヤー。
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