JP3811613B2 - 運搬台車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばトラックのタイヤなどの荷物を積んで昇降させたり運搬する運搬台車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、前後輪を設ける台車フレームにリンクを介してリフト台を昇降自在に装設させ、前記リフト台をリフトシリンダによって昇降させ、リフト台にトラックのタイヤを乗せ、トラックからタイヤを脱着させる場合、台車フレームまたはリフト台に設ける押し引き操作用の手押ハンドルがタイヤ脱着作業の障害物になる不具合があり、また前記リフト台を二叉形に形成してタイヤの接地部を挾むように出入させることにより、タイヤを持上げたときにタイヤの重量によって二叉形リフト台を左右に離反させる方向に変形力が発生するから、リフト台の剛性維持により軽量化を容易に行い得ないと共に、前記リフト台を支持させるリンクをX形に形成することにより、リフト台を簡単軽量構造で安定良く支持できるが、X形リンク機構にリフトシリンダを組込むことによってリフト台の最下降位置の地上高を低くし得ない不具合があり、取扱い操作性の向上並びに構造の簡略化及び軽量化などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
然るに、本発明は、前輪(3)と後輪(1)を設ける台車フレーム(5)に、リンク(6)(7)を介して二叉形リフト台(10)を支持し、リフトシリンダ(22)によってリフト台(10)を昇降自在とし、円形荷物を載せる左右の受ローラ(16)を、該リフト台(10)の荷物載置部に設けた運搬台車において、前記二叉形リフト台(10)の荷物載置部と、リフト台(10)の後部上面とに前立設具(19)と後立設具(20)を設け、手押ハンドル(18)を前立設具(19)または後立設具(20)に着脱自在に取付け可能としたので、例えばトラックのタイヤを脱着する等の荷物積降し作業が、障害物となる手押ハンドルを取外して容易に行い得ると共に、例えばタイヤが1本の前輪またはタイヤが、2本一組の後輪などのように荷物の大きさによって、手押ハンドル取付位置をリフト台の中間または後部のいずれかに選択し得、タイヤなどの転倒し易い荷物の支え枠として手押ハンドルを容易に兼用し得、取扱い操作性の向上並びに構造の簡略化などを容易に図り得るものである。
【0004】
また、該リフト台(10)の荷物載置部に、前後2本左右二組の受ローラ(16)を設け、前後の受ローラ(16)(16)間に設ける軸受体(14)側方で、リフト台(10)の荷物載置部に前立設具(19)を固定させたので、受ローラを前後2本にすることによって同一許容荷物重量に対して受ローラ構造の簡略化及び軽量低コスト化を容易に行い得、かつ受ローラを小径にして最低地上高を低くし得ると共に、前後の受ローラ間のリフト台上面スペースを利用して前立設具を配置し得、前記リフト台の左右幅を拡大することなく前立設具を左右幅内に設けてリフト台の軽量コンパクト化及び構造の簡略化などを容易に図り得るものである。
【0005】
また、前記リフト台(10)の側部のレール溝(29)にリンク(6)(7)端部のガイド輪(26)を転動自在に内挿させ、該リンク(6)(7)に固定させるガイド輪(26)の支軸(27)をレール溝(29)と反対側に突設させたので、例えばタイヤなどの荷物を二叉形リフト台によって挾むように持上げたときに、左右のリフト台を外側に押す変形力が生じても、レール溝と反対側に突設した支軸端面をリフト台側面に当接させてガイド輪の離脱を防止し得、前記リフト台を下向き開口コ形端面の簡単な形状に形成し得、例えば下向き開口C形端面の構造に比べて軽量かつ低コストでリフト台を形成し得、構造の簡略化及び軽量化などを容易に図り得るものである。
【0006】
また、前記台車フレーム(5)の略上下幅内に、リフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)を略垂直に設けたので、台車フレームにリフトシリンダを設けることによってリフト台の最低地上高を容易に低くし得ると共に、台車フレームの上下幅内に、シリンダ本体を収納させて例えばタイヤの脱着作業などの荷物積降し作業を行うときの、台車フレーム上面側の障害物を容易になくし得、取扱い操作性の向上並びに構造の簡略化などを容易に図り得るものである。
【0007】
また、略同一軸芯上で多段に伸縮させる上ピストン(50)と下ピストン(49)を設ける大揚程用シリンダヘッド(48)と、上ピストン(50)だけを設ける小揚程用シリンダヘッド(57)を、リフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)に互換自在に設けるので、荷物を持上げる最大高さでシリンダヘッドの選択だけで変更し得、前記シリンダ本体の長さを短くして台車フレームの上下幅を容易に縮少し得、かつリフト台の最大揚程量を容易に確保し得、リフトシリンダの仕様変更並びに構造の簡略化及び軽量化などを容易に図り得るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
図1は全体の側面図、図2は同平面図、図3は同正面図、図4及び図5は後部及び前部の拡大側面図、図6及び図7は後部及び前部の拡大平面図である。
図1乃至図7に示す如く、方向転換自在な左右一対の後輪(1)を設けるベースフレーム(2)に、左右一対の前輪(3)を前部に設ける左右一対の脚フレーム(4)後部を一体固定させ、平面視二叉形の台車フレーム(5)を構成すると共に、一対のリンク(6)(7)を中心軸(8)を介して連結させるX形リンク機構(9)を設け、左右二組のリンク(6)(7)を介して台車フレーム(5)にリフト台(10)を昇降自在に装設させる。また、左右一対の荷台フレーム(11)後部を背面フレーム(12)に一体固定させ、平面視二叉形の前記リフト台(10)を構成し、荷台フレーム(11)上面の前及び中間軸受体(13)(14)並びに背面フレーム(12)に芯軸(15)を介して前後2本の受ローラ(16)をベアリング軸支させ、図1及び図2の仮想線で示すように、荷物であるトラックのタイヤ(17)を前後2本左右二組の受ローラ(16)に上載させ、1本の前輪タイヤ(17)並びに2本一組の後輪タイヤ(17)をトラックから脱着してトラック車軸部の整備などの作業を行う。
【0009】
また、丸パイプを門形に折曲げて手押ハンドル(18)を形成すると共に、手押ハンドル(18)の両側下端部を着脱自在に嵌入させる円筒形の左右一対二組の前後立設具(19)(20)を荷台フレーム(11)前後幅中間上面と背面フレーム(12)上面とに固定させ、荷台フレーム(11)前後幅中間に左右の前立設具(19)を介して手押ハンドル(18)を立設させて1輪構造の前輪タイヤ(17)を前側の左右の受ローラ(16)上に支持させる一方、背面フレームに左右の後立設具(20)を介して手押ハンドル(18)を立設させて2輪構造の後輪タイヤ(17)を4本の受ローラ(16)上に支持させ、手押ハンドル(18)のフック(21)に引掛けるゴムバンド(図示省略)などによってタイヤ(17)を支持させて転倒を防止するもので、左右一対のX形リンク機構(9)によって支えるリフト台(10)を油圧リフトシリンダ(22)制御によって昇降させ、トラックの車軸から取外したタイヤ(17)を保管位置に移動させたり、車軸部の整備終了によって保管位置のタイヤ(17)をトラック整備位置に戻して取付けるタイヤ(17)の脱着及び運搬作業を行う。
【0010】
上記から明らかなように、前後輪(3)(1)を設ける台車フレーム(5)にリンク(6)(7)を介してリフト台(10)を昇降自在に装設させ、前記リフト台(10)をリフトシリンダ(22)によって昇降させる運搬台車において、前記リフト台(10)荷物載置部とリフト台(10)後部上面とに前後立設具(19)(20)を設け、手押ハンドル(18)を前立設具(19)または後立設具(20)に着脱自在に取付け、例えばトラックのタイヤ(17)を脱着する等の荷物積降し作業が、障害物となる手押ハンドル(18)を取外して行えると共に、例えばタイヤ(17)が1本の前輪またはタイヤ(17)が2本一組の後輪などのように荷物の大きさによって手押ハンドル(18)取付位置をリフト台(10)の中間または後部のいずれかに選択でき、タイヤ(17)などの転倒し易い荷物の支え枠として手押ハンドル(18)を兼用させ、取扱い操作性の向上並びに構造の簡略化などを図る。
【0011】
また、前後2本左右二組の受ローラ(16)をリフト台(10)荷物載置部に設け、前後の受ローラ(16)間に設ける軸受体(14)側方のリフト台(10)荷物載置部に前立設具(19)を固定させ、受ローラ(16)を前後2本にすることによって受ローラ(16)両端の軸受間距離が2分の1になり、同一許容荷物重量に対して受ローラ(16)構造の簡略化及び軽量低コスト化を行え、かつ受ローラ(16)を小径にして最低地上高を低くできると共に、前後の受ローラ(16)間のリフト台(10)の荷台フレーム(11)上面スペースを利用して前立設具(19)を配置させ、前記リフト台(10)の荷台フレーム(11)の左右幅を拡大することなく前立設具(19)を左右幅内に設けてリフト台(10)の荷台フレーム(11)の軽量コンパクト化及び構造の簡略化などを図る。
【0012】
さらに、図5、図7、図8に示す如く、前記脚フレーム(4)及び荷台フレーム(11)の前部に軸受ブラケット(23)(24)を固定させ、前記各リンク(6)(7)前端側を各ブラケット(23)(24)に支軸(25)を介して回転自在に連結させる。
また、ベアリング製ガイド輪(26)を前記リンク(6)(7)後端側に支軸(27)を介して回転自在に設け、下向き開口コ形端面の荷台フレーム(11)機外側部内面に横向きコ形端面のガイドレール(28)を固定させ、荷台フレーム(11)の約2分の1の板厚の鉄板によってガイドレール(28)を形成すると共に、脚フレーム(4)の横向きコ形レール溝(29)と前記ガイドレール(28)の横向きコ形レール溝(29)とに、X形の各リンク(6)(7)のガイド輪(26)を転動自在に内挿させ、各リンク(6)(7)の揺動によってリフト台(10)を略垂直昇降させる。
また、前記ガイド輪(26)を一端側に設ける支軸(27)の他端側を延設させ、荷台フレーム(11)の機内側部内面(30)に前記支軸(27)他端側端面を接近させ、受ローラ(16)が支えるタイヤ(17)の重量によって荷台フレーム(11)を外側に押す変形力が発生し、荷台フレーム(11)が前記変形力によってねじれ変形するとき、前記支軸(27)端面が荷台フレーム(11)の内面(30)に当接し、レール溝(29)からガイド輪(26)が離脱するのを防ぐ。また、前記の各リンク(6)(7)の中心軸(8)を入り込ませる切欠(31)を前記ガイドレール(28)に形成し、荷台フレーム(11)を最下降させたときに中心軸(8)とガイドレール(28)が当接するのを防いでいる。
【0013】
また、前後輪(3)(1)を設ける台車フレーム(5)にリンク(6)(7)を介してリフト台(10)を昇降自在に装設させ、前記リフト台(10)をリフトシリンダ(22)によって昇降させると共に、円形荷物(17)を載せる左右の受ローラ(16)を二叉形リフト台(10)荷物載置部に設ける運搬台車において、前記リフト台(10)一側のレール溝(29)にリンク(6)端部のガイド輪(26)を転動自在に内挿させ、リンク(6)に固定させるガイド輪(26)の支軸(27)をレール溝(29)と反対側に突設させる。
そして、例えばタイヤ(17)などの荷物を二叉形リフト台(10)によって挾むように持上げたときに左右のリフト台(10)を外側に押す変形力が生じても、レール溝(29)と反対側に突設した支軸(27)端面をリフト台(10)の荷台フレーム(11)内側面に当接させてガイド輪(26)の離脱を防止し、前記リフト台(10)の荷台フレーム(11)を下向き開口コ形端面の簡単な形状に形成し、例えば下向き開口C形端面の構造に比べて軽量かつ低コストでリフト台(10)の荷台フレーム(11)を形成し、構造の簡略化及び軽量化などを図る。
【0014】
さらに、図4、図6、図9、図10に示す如く、前記ベースフレーム(2)背面側に四角ブロック形油路ベース(32)をボルト(33)止め固定させ、前記ベース(32)側面に油タンク(34)を固定させ、前記ベース(32)下面にプランジャポンプ(35)を設け、前記ベース(32)に固定させる支点板(36)に支点軸(37)を介してレバーアーム(38)を回転自在に軸支させ、ポンピングレバー(39)をレバーアーム(38)に着脱自在に連結させると共に、前記プランジャポンプ(35)のピストン(40)に当接させる加圧ロール(41)をレバーアーム(38)に設ける。また、前記ベース(32)上面の圧抜軸(42)をベースフレーム(2)上面に突出させて下降レバー(43)を取付ける。
【0015】
また、前記ベースフレーム(2)背面側にシリンダブラケット(44)を固定させて支軸(45)を介してリフトシリンダ(22)を取付けるもので、リフトシリンダ(22)の円筒形シリンダ本体(46)一端側にシリンダベース(47)を固定させ、シリンダ本体(46)他端側にシリンダヘッド(48)を着脱自在に螺着させ、シリンダベース(47)に前記支軸(45)を貫通させてシリンダブラケット(44)に連結させ、シリンダ本体(46)を略垂直に立設させる。
それと共に、シリンダヘッド(48)を介してシリンダ本体(46)に下ピストン(49)下端側を出入自在に内挿させ、下ピストン(49)に上ピストン(50)を出入自在に内挿させ、前記背面フレーム(12)の受板(51)に上ピストン(50)上端を下方から当接させて固定させ、シリンダ本体(46)に圧油を供給したとき、上ピストン(50)が上昇した後、下ピストン(49)が上昇し、リフト台(10)を上昇させる一方、シリンダ本体(46)の圧油を油タンク(34)に戻すことにより、下ピストン(49)が下降した後、上ピストン(50)が下降し、リフト台(50)を下降させる。
【0016】
また、図10に示す如く、プランジャポンプ(35)と油タンク(34)を接続する吸込バルブ(52)と、プランジャポンプ(35)とリフトシリンダ(22)を接続させる吐出バルブ(53)と、上昇荷重調整バルブ(54)と、下降レバー(43)操作によってリフトシリンダ(22)を油タンク(34)に短絡させる急降下防止圧抜バルブ(55)を、油路ベース(32)内部に組込むと共に、前記シリンダベース(47)と油路ベース(32)に油圧ホース(50)を接続させ、油路ベース(32)をリフトシリンダ(22)に前記油圧ホース(56)を介して接続させている。
【0017】
さらに、図11、図12に示す如く、図9の下ピストン(49)及びシリンダヘッド(48)を取外し、上ピストン(49)を挿通させるシリンダヘッド(57)をシリンダ本体(46)に着脱自在に螺着させて固定させ、下ピストン(49)を省いてリフト台(10)の揚程量を図9のものよりも減少させ、また下ピストン(49)の省略によって製造コストを低減させ、かつ重量を軽減させるもので、製造組立時に、図9の仕様と図12の仕様を選択して製作できる。
【0018】
また、前後輪(3)(1)を設ける台車フレーム(5)にリンク(6)(7)を介してリフト台(10)を昇降自在に装設させ、前記リフト台(10)をリフトシリンダ(22)によって昇降させる運搬台車において、前記台車フレーム(5)の略上下幅内にリフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)を略垂直に設け、台車フレーム(5)にリフトシリンダ(22)を設けることによってリフト台(10)の最低地上高を低くすると共に、台車フレーム(5)の上下幅内にシリンダ本体(46)を収納させて例えばタイヤ(17)の脱着作業などの荷物積降し作業を行うときの台車フレーム(5)上面側の障害物を容易になくすことができ、取扱い操作性の向上並びに構造の簡略化などを図る。
【0019】
また、略同一軸芯上で多段に伸縮させる上下ピストン(50)(49)を設ける大揚程用シリンダヘッド(48)と、上ピストン(50)だけを設ける小揚程用シリンダヘッド(57)を、リフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)に互換自在に設け、荷物を持上げる最大高さでシリンダヘッド(48)(57)の選択だけで変更でき、前記シリンダ本体(46)の長さを短くして台車フレーム(5)の上下幅を縮少し、かつリフト台(10)の最大揚程量を確保し、リフトシリンダ(22)の仕様変更並びに構造の簡略化及び軽量化などを図る。
【0020】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、前後輪(3)(1)を設ける台車フレーム(5)にリンク(6)(7)を介してリフト台(10)を昇降自在に装設させ、前記リフト台(10)をリフトシリンダ(22)によって昇降させる運搬台車において、前記リフト台(10)荷物載置部とリフト台(10)後部上面とに前後立設具(19)(20)を設け、手押ハンドル(18)を前立設具(19)または後立設具(20)に着脱自在に取付けるもので、例えばトラックのタイヤ(17)を脱着する等の荷物積降し作業が、障害物となる手押ハンドル(18)を取外して容易に行うことができると共に、例えばタイヤ(17)が1本の前輪またはタイヤ(17)が2本一組の後輪などのように荷物の大きさによって手押ハンドル(18)取付位置をリフト台(10)の中間または後部のいずれかに選択でき、タイヤ(17)などの転倒し易い荷物の支え枠として手押ハンドル(18)を容易に兼用でき、取扱い操作性の向上並びに構造の簡略化などを容易に図ることができるものである。
【0021】
また、前後2本左右二組の受ローラ(16)をリフト台(10)荷物載置部に設け、前後の受ローラ(16)間に設ける軸受体(14)側方のリフト台(10)荷物載置部に前立設具(19)を固定させたもので、受ローラ(16)を前後2本にすることによって同一許容荷物重量に対して受ローラ(16)構造の簡略化及び軽量低コスト化を容易に行うことができ、かつ受ローラ(16)を小径にして最低地上高を低くすることができると共に、前後の受ローラ(16)間のリフト台(10)上面スペースを利用して前立設具(19)を配置でき、前記リフト台(10)の左右幅を拡大することなく前立設具(19)を左右幅内に設けてリフト台(10)の軽量コンパクト化及び構造の簡略化などを容易に図ることができるものである。
【0022】
また、前後輪(3)(1)を設ける台車フレーム(5)にリンク(6)(7)を介してリフト台(10)を昇降自在に装設させ、前記リフト台(10)をリフトシリンダ(22)によって昇降させると共に、円形荷物(17)を載せる左右の受ローラ(16)を二叉形リフト台(10)荷物載置部に設ける運搬台車において、前記リフト台(10)一側のレール溝(29)にリンク(6)端部のガイド輪(26)を転動自在に内挿させ、リンク(6)に固定させるガイド輪(26)の支軸(27)をレール溝(29)と反対側に突設させたもので、例えばタイヤ(17)などの荷物を二叉形リフト台(10)によって挾むように持上げたときに左右のリフト台(10)を外側に押す変形力が生じても、レール溝(29)と反対側に突設した支軸(27)端面をリフト台(10)側面に当接させてガイド輪(26)の離脱を防止でき、前記リフト台(10)を下向き開口コ形端面の簡単な形状に形成でき、例えば下向き開口C形端面の構造に比べて軽量かつ低コストでリフト台(10)を形成でき、構造の簡略化及び軽量化などを容易に図ることができるものである。
【0023】
また、前後輪(3)(1)を設ける台車フレーム(5)にリンク(6)(7)を介してリフト台(10)を昇降自在に装設させ、前記リフト台(10)をリフトシリンダ(22)によって昇降させる運搬台車において、前記台車フレーム(5)の略上下幅内にリフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)を略垂直に設けたもので、台車フレーム(5)にリフトシリンダ(22)を設けることによってリフト台(10)の最低地上高を容易に低くすることができると共に、台車フレーム(5)の上下幅内にシリンダ本体(46)を収納させて例えばタイヤ(17)の脱着作業などの荷物積降し作業を行うときの台車フレーム(5)上面側の障害物を容易になくすことができ、取扱い操作性の向上並びに構造の簡略化などを容易に図ることができるものである。
【0024】
また、略同一軸芯上で多段に伸縮させる上下ピストン(50)(49)を設ける大揚程用シリンダヘッド(48)と、上ピストン(50)だけを設ける小揚程用シリンダヘッド(57)を、リフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)に互換自在に設けるもので、荷物を持上げる最大高さでシリンダヘッド(48)(57)の選択だけで変更でき、前記シリンダ本体(46)の長さを短くして台車フレーム(5)の上下幅を容易に縮少でき、かつリフト台(10)の最大揚程量を容易に確保でき、リフトシリンダ(22)の仕様変更並びに構造の簡略化及び軽量化などを容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 同正面図。
【図4】 後部側面拡大図。
【図5】 前部側面拡大図。
【図6】 後部平面拡大図。
【図7】 前部平面拡大図。
【図8】 リフト台拡大正面図。
【図9】 リフトシリンダ断面図。
【図10】 油圧回路図。
【図11】 図1の変形例を示す側面図。
【図12】 図9の変形例を示す側面図。
【符号の説明】
(1)後輪
(3)前輪
(5)台車フレーム
(6)(7)リンク
(10)リフト台
(14)軸受体
(16)受ローラ
(18)手押ハンドル
(19)前立設具
(20)後立設具
(22)リフトシリンダ
(26)ガイド輪
(27)支軸
(29)レール溝
(46)シリンダ本体
(48)大揚程用シリンダヘッド
(49)下ピストン
(50)上ピストン
(57)小揚程用シリンダヘッド

Claims (4)

  1. 前輪(3)と後輪(1)を設ける台車フレーム(5)に、リンク(6)(7)を介して二叉形リフト台(10)を支持し、リフトシリンダ(22)によってリフト台(10)を昇降自在とし、円形荷物を載せる左右の受ローラ(16)を、該リフト台(10)の荷物載置部に設けた運搬台車において、前記二叉形リフト台(10)の荷物載置部と、リフト台(10)の後部上面とに前立設具(19)と後立設具(20)を設け、手押ハンドル(18)を前立設具(19)または後立設具(20)に着脱自在に取付け可能とし、該リフト台(10)の荷物載置部に、前後2本左右二組の受ローラ(16)を設け、前後の受ローラ(16)(16)間に設ける軸受体(14)側方で、リフト台(10)の荷物載置部に前立設具(19)を固定させたことを特徴とする運搬台車。
  2. 請求項1記載の運搬台車において、前記リフト台(10)の側部のレール溝(29)にリンク(6)(7)端部のガイド輪(26)を転動自在に内挿させ、該リンク(6)(7)に固定させるガイド輪(26)の支軸(27)をレール溝(29)と反対側に突設させたことを特徴とする運搬台車。
  3. 請求項1記載の運搬台車において、前記台車フレーム(5)の略上下幅内に、リフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)を略垂直に設けたことを特徴とする運搬台車。
  4. 請求項1記載の運搬台車において、略同一軸芯上で多段に伸縮させる上ピストン(50)と下ピストン(49)を設ける大揚程用シリンダヘッド(48)と、上ピストン(50)だけを設ける小揚程用シリンダヘッド(57)を、リフトシリンダ(22)のシリンダ本体(46)に互換自在に設けることを特徴とする運搬台車。
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