JPH0454119Y2 - - Google Patents

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JPH0454119Y2
JPH0454119Y2 JP1987176441U JP17644187U JPH0454119Y2 JP H0454119 Y2 JPH0454119 Y2 JP H0454119Y2 JP 1987176441 U JP1987176441 U JP 1987176441U JP 17644187 U JP17644187 U JP 17644187U JP H0454119 Y2 JPH0454119 Y2 JP H0454119Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は合成樹脂製等のキヤツプに関し、尚詳
しくは瓶口洗浄用の小孔付きピルフアプルーフキ
ヤツプに関するものである。
[従来の技術] 今日、瓶容器又は合成樹脂製容器等において、
該容器の口部を密封被蓋するキヤツプでは、不正
開封を防止する為に第6図に示す如くキヤツプ1
0の側壁部下端18からブリツジ27を介してピ
ルフアプルーフバンド部31を付設したものが多
用される様になつて来た。
このピルフアプルーフキヤツプ10は、ピルフ
アプルーフバンド部31の内側に設けられたフイ
ン35等を容器口部41の下方に形成される鍔部
43の下側に係止し、キヤツプ10の開封時には
ブリツジ27を破断し、ピルフアプルーフバンド
部31を側壁部17から分離する様にして開口を
行ない、以て未開封の容器と開口済みの容器とを
判別させるものである。更に、この様なキヤツプ
10のキヤツプ側壁部17上端近傍等に小さな透
孔25を複数個設け、容器に内容物を充填してキ
ヤツプ10を被蓋した後に容器口部41の外側等
を洗浄することが可能とされたキヤツプ10も有
る(例えば実開昭60−177040号)。
[考案が解決しようとする問題点] 前記透孔を有するキヤツプは、容器に内容物を
充填し、キヤツプを被蓋した後に該キヤツプに洗
浄液を吹き付けると、透孔から洗浄液がキヤツプ
側壁部内側に流入し、内容物の充填及びキヤツプ
の被蓋時に容器口部から漏出した内容物やその他
の付着物を洗い流すことを可能としているも、未
だ完全とはいえず、容器口部周縁やキヤツプ内に
付着物及び洗浄液等が洗い流されずに残留するこ
とが有り、この付着物や洗浄液、特に付着物の残
留の為、黴が発生する場合や、キヤツプに金属が
使用されているときは錆が生じる場合が有り、特
に内容物が飲食物である場合はこの様な黴や錆の
発生は不衛生である故、黴や錆の発生を防止する
必要が有る。
[問題を解決するための手段] 本考案は、少なくとも天板周縁部及び側壁部と
ピルフアプルーフバンド部とが合成樹脂製にし
て、キヤツプ側壁部上端又は上端近傍や天板周縁
部に複数の透孔を有するピルフアプルーフキヤツ
プにおいて、キヤツプ側壁部の内面に、側壁部上
端近くから側壁部下端に至る垂直方向の溝部を複
数設け、該溝部の軸線をピルフアプルーフバンド
部の内側に設けられたフインの不連続部分と一致
させる様にする。
[作用] 本考案はキヤツプ側壁部の内面に垂直方向の溝
部を形成し、以て雌螺子部の山を不連続とするこ
とによりキヤツプ内や容器口部外周に流入する洗
浄液を容易且つ迅速に降下させ、キヤツプ内や容
器口部に付着した内容物を洗浄液と共に確実に流
下させることができ、該溝部を降下した洗浄液及
び内容物はそのままピルフアプルーフバンド部内
側に設けられたフインの不連続部分からバンド部
下端に至る様にしてキヤツプ外へ排出される。
[実施例] 本考案の実施例として、第1図に示す如き合成
樹脂製の側壁部17と金属製の天板部12とで構
成されるピルフアプルーフキヤツプ10を説明す
る。
該ピルフアプルーフキヤツプ10は、第2図に
示す様に金属製天板部12の周囲に形成された環
状凹溝13内にライナー23を固定し外部にカー
ル部14を形成した内蓋11と、第3図に示す様
に合成樹脂製にして、環状とされた天板周縁部1
6の外縁から下方に円筒状のキヤツプ側壁部17
が形成される外蓋15と、で構成される複合キヤ
ツプ10であり、側壁部17の内側上部には内蓋
11を係止する為の突起部21が形成されると共
に螺旋状の雌螺子部22が形成され、更に側壁部
下端18からブリツジ27を介してピルフアプル
ーフバンド部31が形成され、該バンド部31の
内側には先端36を内方上方に向けた複数のフイ
ン35が形成されている。
この様なピルフアプルーフキヤツプ10の天板
周縁部16に複数の透孔25を設けると共に、側
壁部17の上端にも複数の透孔25を設け、更に
バンド部31の内側に設けられるフイン35の不
連続部分39の直上位置に垂直方向を軸とする溝
部29を側壁部17の内面に等間隔として複数本
形成する。
尚、前記透孔25は、第3図に示す様に溝部2
9の上端位置からずらす様にして設けることによ
り透孔25から流入した洗浄液が溝部29に沿つ
て流下するに際し、透孔25から流入した後、直
ちに溝部29に沿つて流下することを阻害し、以
て口部近辺の洗浄を確実にすることが好ましい。
もつとも、溝部29の上端に透孔25を設ける
場合であつても、透孔25から流入した洗浄液に
よりキヤツプ10の内側や容器口部周縁に付着し
た内容物は洗浄液と共に溝部29から容易に排出
され、瓶口周縁に内容物が残留することは防止さ
れる。又、フイン35の形状は第4図に示す如く
その上面中央を僅かに凸状とする様に中央部を厚
肉とし、不連続部分39の近傍を薄肉とし、以て
少なくともバンド部31への接続基部37上面を
山形に形成することによりフイン35の上面に洗
浄液等の水分を残留させない様にする場合もあ
る。
本考案に係るピルフアプルーフキヤツプ10
は、上述の如く天板周縁部16及び側壁部17の
上端近傍に透孔25を有している故、該透孔25
から流入した洗浄液は内蓋11におけるカール部
14の外周から側壁部17の内側に形成された雌
螺子部22に至る様にしてキヤツプ10の内側及
び容器口部41の外側に付着する内溶液その他の
付着物を容易且つ確実に洗い流すことができ、そ
の後、該洗浄液は溝部29を通り、更にフイン3
5の不連続部分39からバンド部31の下端へ流
下する様にしてキヤツプ10の外部へ導かれる
為、水切れが良好となる。
そして天板周縁部16及び側壁部17の上端に
設けた透孔25と溝部29との位置を水平方向に
おいてずらせた場合は、透孔25から流入した洗
浄液が直に溝部29から流下することなく、容器
口部41上端近くの洗浄を確実とすることがで
き、又、フイン35の接続基部37上面を山形と
すれば、フイン35の上面に水分が残留すること
を防止し、以てキヤツプ10内に湿気が残ること
を防止し得る。
又、本考案は金属製内蓋11と合成樹脂製外蓋
15とから成る複合キヤツプ10に限ることな
く、第5図に示す様な合成樹脂製ピルフアプルー
フキヤツプ20に適用することもできる。
このピルフアプルーフキヤツプ20は平板状の
天板部12の周縁から下方に側壁部17が一体成
形され、側壁部17の内側には雌螺子部22が形
成されると共に、側壁部下端18からブリツジ2
7を介してバンド部31が成形されているもので
ある。
そして天板部12の裏面周縁部近傍には軟質樹
脂製のライナー23が形成され、側壁部17の上
端隅角には該キヤツプ20の内側に貫通する透孔
25が複数設けられ、該透孔25位置とずらせる
様にして適宜本数の溝部29をフイン不連続部分
39の直上に設けるものである。
この合成樹脂製キヤツプ20においても、バン
ド部31の内側に設けられるフイン35の不連続
部分39の上方に位置させる様にした溝部29を
側壁部17の内面に設けることにより、キヤツプ
20内部からの排水を良好とすることができる。
尚、本考案に係るキヤツプの使用に際しては洗
浄液を吹き付けた後乾燥空気を吹き付けることに
より水切りを一層良好とすることができる。
[考案の効果] 本考案はピルフアプルーフバンド部内側のフイ
ン不連続部分の直上に、垂直方向を軸とする溝部
を形成し、以て洗浄液の流下を容易とすることに
より容器口部の周縁に付着する異物を洗浄液と共
に確実に洗い流し得るものであり、且つ、洗浄液
等の水切りを良好とし、キヤツプ内に湿気が残留
することを防止し、以て容器口部等に黴や錆が発
生することを防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例を示す半断面図に
して、第2図及び第3図は各々内蓋及び外蓋を示
す半断面図、第4図はピルフアプルーフバンド部
の部分拡大図、第5図は本考案に係る他の実施例
を示す図であり、第6図は従来のピルフアプルー
フキヤツプを示す半断面図である。 10,20=キヤツプ、11=内蓋、12=天
板部、15=外蓋、16=天板周縁部、17=側
壁部、22=雌螺子部、23=ライナー、25=
透孔、27=ブリツジ、29=溝部、31=バン
ド部、35=フイン、39=フイン不連続部分、
41=容器口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 側壁部下方に設けられるピルフアプルーフバ
    ンド部内側に複数のフインを有し、少なくとも
    天板周縁部及び側壁部とピルフアプルーフバン
    ド部とが合成樹脂製にして、側壁部内側に雌螺
    子が形成されると共に側壁部上端又は上端近傍
    と天板周縁部との両者又は一方に複数の透孔を
    有するピルフアプルーフキヤツプにおいて、キ
    ヤツプ側壁部内面に側壁部上端近くから側壁部
    下端に至る垂直方向の溝部を形成し、該溝部の
    軸線をフインの不連続部分と一致させる如く溝
    部をバンド部内側に設けられた前記フインの不
    連続部分の直上に位置させることを特徴とする
    キヤツプ。 (2) 側壁部上端又は上端近傍と天板周縁部との両
    者又は一方に設けられる透孔の位置と、キヤツ
    プ側壁部内面に設けられた溝部の軸線及び軸線
    延長位置とずらせていることを特徴とする第1
    項に記載のキヤツプ。
JP1987176441U 1987-11-20 1987-11-20 Expired JPH0454119Y2 (ja)

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