JPH0242591Y2 - - Google Patents

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JPH0242591Y2
JPH0242591Y2 JP6462986U JP6462986U JPH0242591Y2 JP H0242591 Y2 JPH0242591 Y2 JP H0242591Y2 JP 6462986 U JP6462986 U JP 6462986U JP 6462986 U JP6462986 U JP 6462986U JP H0242591 Y2 JPH0242591 Y2 JP H0242591Y2
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JP
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opening
engagement groove
cover
closing lid
seaming
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JP6462986U
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JPS62177655U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、頂面に開口部を設けた缶に対して取
付けて使用するための缶用開閉蓋付き覆い体に関
するものである。
(従来の技術) 従来、缶の頂面に開口部を設け、缶の充填液
体、例えばサラダ油、てんぷら油、エンジンオイ
ル等を使用する場合、全量を使用せずに小出しに
している。開缶後はごみの侵入を防止しかつ蒸発
を阻止するため開閉蓋付きの合成樹脂製の覆い体
を開口した缶の頂面に係合し、次に使用する場合
は覆い体の開閉蓋を開けて充填液体を注出してい
る。特に文献で缶の巻締部と覆い体との係合状態
に言及したものはないが、現在市販されている食
用油の缶とこれに係合する覆い体は第7図に示す
ような構造になつている。第7図に基づいて説明
すると、10は缶体で、図示はしていないが、缶
体の頂面に固設されたプルリングを引張ることに
よつて缶体頂面の一部を除去し、その個所を内容
物の注出口とするものである。合成樹脂製の覆い
体12は、その上面に注ぎ口13を備えると共に
注ぎ口を塞ぐ開閉蓋14を開閉自在に蝶着し、そ
の下面には下方に開口する環状の缶巻締部係合溝
15を備えている。缶体の頂面に開口部を設け、
これに覆い体12を係合し、その後に充填液体を
使用すると、覆い体2と缶体の頂面上との間の空
間に液体が流入して来る。覆い体12を被せたと
きは合成樹脂の有する弾力で流入して来た液体が
係合溝と缶体巻締部との間から流出(洩れ)する
ことを阻止することができるが、その保存期間が
少しでも永くなると、合成樹脂が変形することと
毛管作用で、どうしても洩れの現象が生じて来る
ものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、覆い体の係合溝部に変形が生じにく
くすると共に係合溝と缶体巻締部との間に毛管作
用が生じにくくした缶用開閉蓋付き覆い体を提供
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、合成樹
脂製の覆い体の缶巻締部係合溝に、缶巻締部が係
合した状態で缶巻締部の頂面が接する下面を有す
るリブを設け、これによつて缶巻締部の頂部上方
に空間を形成したものである。
(作用) 上記構成によつて、リブの持つ弾性力により常
時係合溝を缶巻締部に対し引上げるように作用す
るので、係合溝の係合状態を永く維持し、しかも
缶巻締部の頂部に空間が形成されているので、内
側に存在する液体が頂部を越えて外部に流れる力
となる毛管作用をカツトすることになり、液体の
缶体外側への流下を防止することができる。
(実施例) 第2図〜第3図に示すものは、合成樹脂製の覆
い体1であつて、上部に開閉蓋2を有し、下面周
囲に環状の缶巻締部係合溝3を有している。
係合溝3には、サラダ油等を充填した缶体4の
上縁部に形成されている缶巻締部4aの頂面に当
接する下縁を有する板状のリブ5が適宜間隔で複
数個形成されている。リブ5の下縁は平坦である
ことが望ましい。係合溝3を構成する内壁3aは
缶巻締部4aの内壁に当接し、その外壁3bは缶
巻締部4aの外周下部を抱持する内壁突条3cを
有している。
板状のリブ5の存在によつて缶巻締部4aの頂
面上に、リブで仕切られた環状の空間6が形成さ
れる。この空間6は、覆い体1の上部壁が傾斜し
かつ同一厚みで構成されているため、縦断面形状
は略三角形である。同一厚みとすることは成形後
の「ひけ」(変形すること)の防止となる。
(効果) 本考案は上記構成からなるものであるから、係
合溝3中のリブ5によつて缶巻締部に対して係合
溝3を常時引上げるようにして作用しているの
で、覆い体1と缶体4との係合が長期に亘つて維
持され、しかも缶巻締部の上部には空間が形成さ
れているので、毛管作用が缶巻締部の頂部から外
周にかけて生ずる余地がないので、缶巻締部の内
側に液体が存在しても、液体が缶体外壁に流出す
ることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部拡大縦断面図、第2図は
本考案の覆い体の平面図、第3図はその正面図、
第4図はその下面図、第5図は第4図A−A線に
沿う拡大断面図、第6図は第4図B−B線に沿う
拡大断面図、第7図は缶体を共に示した従来の覆
い体の一部切欠正面図である。 1……合成樹脂製覆い体、2……開閉蓋、3…
…缶巻締部係合溝、3a……係合溝の内壁、3b
……係合溝の外壁、4……缶体、4a……缶巻締
部、5……リブ、6……環状の空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部に開閉蓋を有し、下面に開口を有する環
    状の缶巻締部係合溝を有する合成樹脂製の覆い
    体において、缶巻締部が係合した状態で缶巻締
    部の頂面が接する下面を有するリブを前記係合
    溝の上部に適宜間隔を置いて複数個一体に設
    け、これによつて缶巻締部の頂部上方に空間を
    形成したことを特徴とする缶用開閉蓋付き覆い
    体。 (2) 前記係合溝の上部空間の縦断面形状が略三角
    形状である実用新案登録請求の範囲(1)に記載の
    缶用開閉蓋付き覆い体。
JP6462986U 1986-04-28 1986-04-28 Expired JPH0242591Y2 (ja)

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JP6462986U JPH0242591Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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JP6462986U JPH0242591Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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Publication Number Publication Date
JPS62177655U JPS62177655U (ja) 1987-11-11
JPH0242591Y2 true JPH0242591Y2 (ja) 1990-11-14

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JPS62177655U (ja) 1987-11-11

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