JP2550276Y2 - 注出口栓 - Google Patents
注出口栓Info
- Publication number
- JP2550276Y2 JP2550276Y2 JP1991086726U JP8672691U JP2550276Y2 JP 2550276 Y2 JP2550276 Y2 JP 2550276Y2 JP 1991086726 U JP1991086726 U JP 1991086726U JP 8672691 U JP8672691 U JP 8672691U JP 2550276 Y2 JP2550276 Y2 JP 2550276Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spout
- cap
- hinge
- self
- covered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体紙容器などの注出
開口部に取り付けられる注出口栓に関するものである。
開口部に取り付けられる注出口栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、酒、ワイン、ジュースなどを収容
する液体紙容器などの容器に設けられている口栓は、略
筒状の注出口とこの注出口に螺着して覆うキャップとか
ら設けられていることが多い。そしてこのような注出口
とキャップとが別体となっているものでは、キャップを
テーブルの上に置いたり床に落としたりするなどの取り
扱い時の不衛生さが解消できず、またそのキャップの紛
失などがあることから、注出口とキャップとがセルフヒ
ンジを介して一体となっているものが製造されるように
なってきている。そして容器製造時において、キャップ
で注出口を覆った状態のこの注出口栓を容器の注出開口
部に内方から取り付ける操作を考慮して、例えば本出願
人が実願平02−38793号において示したように注
出口栓の全体形状をテーパー状とする工夫も行われてい
る。
する液体紙容器などの容器に設けられている口栓は、略
筒状の注出口とこの注出口に螺着して覆うキャップとか
ら設けられていることが多い。そしてこのような注出口
とキャップとが別体となっているものでは、キャップを
テーブルの上に置いたり床に落としたりするなどの取り
扱い時の不衛生さが解消できず、またそのキャップの紛
失などがあることから、注出口とキャップとがセルフヒ
ンジを介して一体となっているものが製造されるように
なってきている。そして容器製造時において、キャップ
で注出口を覆った状態のこの注出口栓を容器の注出開口
部に内方から取り付ける操作を考慮して、例えば本出願
人が実願平02−38793号において示したように注
出口栓の全体形状をテーパー状とする工夫も行われてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た全体形状をテーパー状としたものにおいては、セルフ
ヒンジも施蓋時の突出が小さくなるようにヒンジ帯板片
も短く設ける必要があった。例えば図3に示すように、
注出口栓1は注出口2とキャップ3とをヒンジ帯板片4
からなるセルフヒンジを介して一体とし、前記ヒンジ帯
板片4の長さを短くしているものであった。このように
ヒンジ帯板片の長さが短いことから、一旦、ヒンジ帯板
片に折り癖が付くと、注出口開放時の反発が逆に強くな
って注出口をキャップが覆い易くなり、内容物が注ぎに
くくなる問題がある。
た全体形状をテーパー状としたものにおいては、セルフ
ヒンジも施蓋時の突出が小さくなるようにヒンジ帯板片
も短く設ける必要があった。例えば図3に示すように、
注出口栓1は注出口2とキャップ3とをヒンジ帯板片4
からなるセルフヒンジを介して一体とし、前記ヒンジ帯
板片4の長さを短くしているものであった。このように
ヒンジ帯板片の長さが短いことから、一旦、ヒンジ帯板
片に折り癖が付くと、注出口開放時の反発が逆に強くな
って注出口をキャップが覆い易くなり、内容物が注ぎに
くくなる問題がある。
【0004】また図4に示すようにキャップ3側にシー
ル用のインナーリング5がある場合、キャップ3の回動
半径が小さいことから、キャップ3を被せるときに前記
インナーリングが、注出口2の開口縁やノズル6が設け
られている場合にはこのノズル6に外側から引っ掛か
り、注出口を閉めにくくなるという問題がある。
ル用のインナーリング5がある場合、キャップ3の回動
半径が小さいことから、キャップ3を被せるときに前記
インナーリングが、注出口2の開口縁やノズル6が設け
られている場合にはこのノズル6に外側から引っ掛か
り、注出口を閉めにくくなるという問題がある。
【0005】さらには一旦キャップにて注出口を覆う
と、この施蓋状態でのヒンジ帯板片の抵抗(キヤップを
持ち上げようとする力)がかなり大きく、セルフヒンジ
側でキャップが浮いた状態になり易いという問題もあっ
た。
と、この施蓋状態でのヒンジ帯板片の抵抗(キヤップを
持ち上げようとする力)がかなり大きく、セルフヒンジ
側でキャップが浮いた状態になり易いという問題もあっ
た。
【0006】そこで本考案は上記した事情に鑑みてなさ
れたもので、セルフヒンジの突出(施蓋状態時)が小さ
くなるようにした状態で、セルフヒンジの折り癖を付き
にくくしてかつ施蓋時にもキャップを持ち上げようとす
る力が大きくならないようにすることを課題とし、注出
口栓の取り扱いを良くし、注出操作もキャップにて注出
口が覆われることなく簡単に行えるようにすることを目
的とする。
れたもので、セルフヒンジの突出(施蓋状態時)が小さ
くなるようにした状態で、セルフヒンジの折り癖を付き
にくくしてかつ施蓋時にもキャップを持ち上げようとす
る力が大きくならないようにすることを課題とし、注出
口栓の取り扱いを良くし、注出操作もキャップにて注出
口が覆われることなく簡単に行えるようにすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した課題を
考慮してなされたもので、液体容器の注出開口部に取り
付けられ、注出口とこれを開閉可能に覆いシール用イン
ナーリングを有するキャップとがセルフヒンジを介して
一体となっている注出口栓において、前記セルフヒンジ
は、前記キャップを開いた状態でのヒンジ長さ方向にお
ける断面形状が略円弧状に形成されていることを特徴と
する注出口栓を提供して、上記課題を解消するものであ
る。
考慮してなされたもので、液体容器の注出開口部に取り
付けられ、注出口とこれを開閉可能に覆いシール用イン
ナーリングを有するキャップとがセルフヒンジを介して
一体となっている注出口栓において、前記セルフヒンジ
は、前記キャップを開いた状態でのヒンジ長さ方向にお
ける断面形状が略円弧状に形成されていることを特徴と
する注出口栓を提供して、上記課題を解消するものであ
る。
【0008】
【作用】本考案にいては、ヒンジ帯板片の長さが長くな
り、折り癖が付きにくくなるとともに、キャップの回動
半径も大きくなる。そして施蓋にはヒンジ帯板片が長い
ことから内部応力が小さく、キャップを持ち上げようと
する力が生じにくくなる。
り、折り癖が付きにくくなるとともに、キャップの回動
半径も大きくなる。そして施蓋にはヒンジ帯板片が長い
ことから内部応力が小さく、キャップを持ち上げようと
する力が生じにくくなる。
【0009】
【実施例】つぎに、本考案を図1と図2に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。すなわち本考案においては、
セルフヒンジとなるヒンジ帯板片4を、図1に示すよう
に、キャップ3を開いた状態でのヒンジ長さ方向におけ
る断面形状が注出口2の高さ方向下方に向けて凸とした
略円弧状となるように設けており、この断面円弧状とす
ることによってヒンジ帯板片4の長さを大きくしてい
る。このため、ヒンジ帯板片4には折り癖が付きにく
く、またキャップ3を被せたときには、円状態となって
ヒンジ帯板片4にかかる内部応力を小さくしたものであ
る。
基づいて詳細に説明する。すなわち本考案においては、
セルフヒンジとなるヒンジ帯板片4を、図1に示すよう
に、キャップ3を開いた状態でのヒンジ長さ方向におけ
る断面形状が注出口2の高さ方向下方に向けて凸とした
略円弧状となるように設けており、この断面円弧状とす
ることによってヒンジ帯板片4の長さを大きくしてい
る。このため、ヒンジ帯板片4には折り癖が付きにく
く、またキャップ3を被せたときには、円状態となって
ヒンジ帯板片4にかかる内部応力を小さくしたものであ
る。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
液体容器の注出開口部に取り付けられ、注出口とこれを
開閉可能に覆いシール用インナーリングを有するキャッ
プとがセルフヒンジを介して一体となっている注出口栓
において、前記セルフヒンジは、前記キャップを開いた
状態でのヒンジ長さ方向における断面形状が略円弧状に
形成されているので、施蓋時の突出が小さい状態のまま
セルフヒンジの長さが長く、折り癖が付きにくくなって
注出時に注出口をキャップが覆うということが無くな
る。またキャップの回動半径が大きくなり、キャップを
閉じる際に適正に上方側から注出口に被せることがで
き、先にインナーリングが注出口の開口縁やノズルに外
方から接触するということが無くなる。特にキャップを
注出口に被せるときこのセルフヒンジが丸くなって、キ
ャップのヒンジ側を上方に持ち上げる適正な力を与え、
最終的にキャップを嵌め込め位置に固定するときにキャ
ップ自由端側から注出口に嵌りヒンジ側が遅れて嵌ると
いう良好な嵌め込みが行える。さらに施蓋時にはセルフ
ヒンジが長いことから内部応力が小さく、キャップを持
ち上げる力が生じず、そしてキャップを繰り返し開閉操
作しても切れにくくなるなど、実用性に優れた効果を奏
するものである。
液体容器の注出開口部に取り付けられ、注出口とこれを
開閉可能に覆いシール用インナーリングを有するキャッ
プとがセルフヒンジを介して一体となっている注出口栓
において、前記セルフヒンジは、前記キャップを開いた
状態でのヒンジ長さ方向における断面形状が略円弧状に
形成されているので、施蓋時の突出が小さい状態のまま
セルフヒンジの長さが長く、折り癖が付きにくくなって
注出時に注出口をキャップが覆うということが無くな
る。またキャップの回動半径が大きくなり、キャップを
閉じる際に適正に上方側から注出口に被せることがで
き、先にインナーリングが注出口の開口縁やノズルに外
方から接触するということが無くなる。特にキャップを
注出口に被せるときこのセルフヒンジが丸くなって、キ
ャップのヒンジ側を上方に持ち上げる適正な力を与え、
最終的にキャップを嵌め込め位置に固定するときにキャ
ップ自由端側から注出口に嵌りヒンジ側が遅れて嵌ると
いう良好な嵌め込みが行える。さらに施蓋時にはセルフ
ヒンジが長いことから内部応力が小さく、キャップを持
ち上げる力が生じず、そしてキャップを繰り返し開閉操
作しても切れにくくなるなど、実用性に優れた効果を奏
するものである。
【図1】本考案に係る注出口栓の一実施例を断面で示す
説明図である。
説明図である。
【図2】同じく一実施例における施蓋時を示す説明図で
ある。
ある。
【図3】従来例を断面で示す説明図である。
【図4】従来例の取付状態を示す説明図である。
1……注出口栓 2……注出口 3……キャップ 4……ヒンジ帯板片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−134926(JP,U) 実開 昭63−26519(JP,U) 実開 昭64−17923(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】液体容器の注出開口部に取り付けられ、注
出口とこれを開閉可能に覆いシール用インナーリングを
有するキャップとがセルフヒンジを介して一体となって
いる注出口栓において、 前記セルフヒンジは、前記キャップを開いた状態でのヒ
ンジ長さ方向における断面形状が略円弧状に形成されて
いることを特徴とする注出口栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991086726U JP2550276Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 注出口栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991086726U JP2550276Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 注出口栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534124U JPH0534124U (ja) | 1993-05-07 |
JP2550276Y2 true JP2550276Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13894867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991086726U Expired - Lifetime JP2550276Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 注出口栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550276Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0136749Y2 (ja) * | 1985-02-13 | 1989-11-08 | ||
JPH0454915Y2 (ja) * | 1986-08-07 | 1992-12-24 | ||
JPS6417923U (ja) * | 1987-07-22 | 1989-01-30 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP1991086726U patent/JP2550276Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534124U (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |