JPH0452106Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0452106Y2
JPH0452106Y2 JP1987133863U JP13386387U JPH0452106Y2 JP H0452106 Y2 JPH0452106 Y2 JP H0452106Y2 JP 1987133863 U JP1987133863 U JP 1987133863U JP 13386387 U JP13386387 U JP 13386387U JP H0452106 Y2 JPH0452106 Y2 JP H0452106Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
gear
case
half case
bevel gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987133863U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6437732U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987133863U priority Critical patent/JPH0452106Y2/ja
Publication of JPS6437732U publication Critical patent/JPS6437732U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0452106Y2 publication Critical patent/JPH0452106Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は小形の走行車輌に付設するHST搭載
車軸駆動装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来からHST式変速装置を搭載した車軸駆動
ケースを上下に2分し、該上下に2分したケース
の合わせ面において車軸や入力軸を軸受した技術
は公知とされているのである。
例えば実開昭62−85759号公報の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし前記従来の技術においては、左右の車軸
の突き合わせ部に設けたデフギア装置のリングギ
アの外径の下側に、HST式変速装置の油圧モー
ター軸からデフギア装置に至り減速機構を配置し
ている為に、デフギア装置収容部の下側に減速ギ
アケースが存在することとなり、最低地上高が低
くなるという不具合いが有つたものである。
なお、第7図に図示する如き技術も公知とされ
ていたのである。
即ち、車軸上30,30の突き合わせ部上にデ
フギア装置31のみを配置し、変速機33よりス
プロケツト39とチエーン32を介して動力伝達
することによつて、最低地上高を確保したものが
存在するのである。
該構成では、垂直クランク軸34より変速入力
軸35を駆動し、該変速機33内で変速後の動力
を変速出力スプロケツト39より取りだし、デフ
ギア装置31を駆動していたので、変速機33を
機体上に配置せねばならないという不具合いがあ
つたのである。
このために運搬席あるいは乗降部が高くなりま
た、変速機33の変速出力スプロケツト39とデ
フギア装置31をつなぐチエーン32のゴミ噛み
によりトラブルが発生していたのである。36は
垂直クランク軸34よりベルトとプーリー37を
介して駆動されるモア装置の入力軸である。
本考案においては、HST式変速装置Hにより
駆動される入力軸2を車軸1L・1Rと平行に
し、該入力軸2と、車軸1L・1Rとの間に介装
した大比率の減速ギア連により減速装置を構成
し、それを覆う上部及び下部半割ケース3,4の
上下方向で占める幅内においてHST式変速装置
Hを付設することによつて、車軸駆動装置として
最低限度必要なデフギア装置のリングギア6の外
径底部を最低地上高にして最低地上高を高くする
ことを可能とするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
車軸駆動ケースを、上部半割ケース3と下部半
割ケース4に分割構成し、接合面において入力軸
2と車軸1L・1Rを軸受支持し、その一端にベ
ベルギア11を設けた入力軸2を、車軸1L・1
Rと平行に配置し、入力軸2の他端の固設歯車1
4と、車軸1L・1Rの突き合わせ部に設けたデ
フギア装置のリングギア6との間に減速歯車連を
構成すると共に、前記入力軸2と一方の車軸1L
の平行配置部分の上部半割ケース3の上部に
HST式変速装置を付設し、その油圧モーター軸
5に設けたベベルギア10を前記ベベルギア11
に噛合させたものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図・第8図・第9図において、1輪の操向
輪よりなる前輪20と、2輪の駆動輪よりなる後
輪21,21により車体を支持している。
該車体フレーム38上にエンジンEを搭載して
おり、該エンジンEは垂直クランク軸を具備して
おり、該垂直クランク軸の下端にプーリー17を
固設している。
該プーリー17と、HST式変速装置Hのポン
プ軸16上のプーリー18との間にはベルトが巻
回されている。
そして上方にポンプ軸16を突出し、下方に向
けて油圧モーター軸5を突出するHST式変速装
置Hを、車軸駆動ケースの上面に付設している。
該車軸駆動ケースは上部半割ケース3と下部半
割ケース4により構成され、上記半割ケース3の
上面に構成した載置面にHST式変速装置Hを載
置固定しているのである。
そして走行車体の中央に昇降リンクを介してモ
ア装置Rを吊支持しているのである。垂直クラン
ク軸34端に固設したプーリー17′よりベルト
とプーリー37を介してモア装置Rの入力軸36
を駆動している。
該HST搭載車軸駆動装置より左右に突出した
車軸1L・1Rの端部に後輪21,21が固設さ
て走行するものである。
第2図においては、HST式変速装置Hを外し
た状態の斜視図を示しており、該上部半割ケース
3の上面のHST式変速装置Hの載置面には、
HST式変速装置Hの載置締結する為のボルト孔
24,25,26,27が設けられており、該ボ
ルト孔24,25,26,27をそのまま、上部
半割ケース3と下部半割ケース4の締結用のボル
ト孔に兼用しても良い。
第3図において、HST式変速装置Hを載置し
た車軸駆動ケースの右側側面図が開示されてお
り、該上部半割ケース3の膨出部3aと、下部半
割ケース4の膨出部4aにより構成されたデフギ
ア装置収容部の部分が、最低地上高を決定する最
低部と成つていることが示されている。
12は入力軸2の端部に付設されたブレーキド
ラムである。
該第3図においては油圧モーターと油圧ポンプ
を前後に並設した型のHST式変速装置Hが記載
されているが、同一軸芯上の上下に油圧ポンプと
油圧モーターを配置した軸心同一型のHST式変
速装置Hであつて良いものである。
第4図においては、下部半割ケース4を外した
状態の、上部半割ケース3の底面図を図示してい
る。
第6図においても図示している如く、下部半割
ケース4の上面より、車軸駆動ケースの油圧モー
ター軸5突出位置外周に、ベベルギア10の載置
支持突起13が突設されており、該載置支持突起
13の上にベベルギア10を、上部半割ケース3
と下部半割ケース4の組み立て前に嵌装して置け
ば、該ベベルギア10は該位置より動かないの
で、後からHST式変速装置Hを組み立てる場合
にも簡単に、油圧モーター軸5をベベルギア10
のスプライン孔に嵌装することが出来るものであ
る。該状態ではベベルギア10が載置支持突起1
3に接触しているが、油圧モーター軸5を回転し
て動力の伝達を開始するとベベルギアに掛かるス
ラスト力により、ベベルギア10が浮き上がり、
該ベベルギア10載置支持突起13の摩擦状態は
解消されるのである。
該油圧モーター軸5から動力を伝達されたベベ
ルギア10は、入力軸2の内側端のベベルギア1
1と噛合し、入力軸2を駆動している。
該入力軸2の他端には、HST式変速装置Hと
デフギア装置とが干渉しない位置まで延設された
箇所に固設歯車14が設けられており、該入力軸
2の更に外方の車軸ケースから出た部分には、ブ
レーキドラムが固設されている。
また固設歯車14は、車軸1L,1Rの突き合
わせ部に構成されたデフギア装置のリングギア6
と噛合している。
固設歯車14とリングギア6との減速比率を大
に構成しているのである。実施例においてはリン
グギア6と固設歯車14の間を直接に噛合させて
いるが、間に他の減速歯車を介在させた歯車連と
しても良いものである。
本実施例のデフギア装置はリングギア6自体が
ケースの役目をしており、内部にピニオン支持体
8とピニオン9a,9bを係合固定している。
該ピニオン支持体8が車軸1L,1Rの突き合
わせ部の両側を挿入して、両者の強度を維持して
いるのである。
またピニオン9a,9bの支持軸も該ピニオン
支持体8より突出しているのである。
該ピニオン9a,9bが噛合しているサイドギ
ア15L,15Rより車軸1L,1Rに動力が伝
達されるものである。
本実施例においては、入力軸2と車軸1L,1
Rを支持する全ての軸受けをメタルブツシユによ
り構成しているのである。
第5図において図示されている如く、上部半割
ケース3の膨出部3aと、下部半割ケース4の膨
出部4aによりデフギア装置収容部が構成されて
おり、入力軸2から車軸1L,1Rへの減速部
は、該デフギア装置収容部より下方へ突出してい
ないのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、上部半割ケース3の膨出部3aと、下
部半割ケース4の膨出部4aとで構成したデフギ
ア装置収容部の下端が、車軸駆動装置の最も低い
位置であり、デフギア装置はどうしても車軸駆動
装置には必要な部分であるから、これ以上に最低
地上高を高くすることの出来ない位置であり、最
も高い最低地上高を構成することが出来たもので
ある。
第2に、油圧モーター軸5と入力軸2の間のベ
ベルギアで減速し、次に入力軸2の上の固設歯車
14と、車軸1L,1Rの上のリングギア6によ
り減速したので、減速比率も大きいものとするこ
とができたものである。
これにより減速ギアの数を最低限とすることが
出来たものである。
第3に、上下にスペースを専有するHST式変
速装置Hと、同じく上下にスペースを専有するデ
フギア装置を、入力軸2の長さにより左右方向で
ずらすことにより、両者の上下方向での重複状態
を外すことができ、デフギア装置の上下方向で占
める幅内にHST式変速装置を付設した非常にコ
ンパクトな車軸駆動装置とすることが出来たもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は小形のトラクターに本考案のHST搭
載車軸駆動装置を装着した状態の側面図、第2図
は本考案の車軸駆動装置の全体斜視図、第3図は
同じくデフギア装置側の側面図、第4図は下部半
割ケース4を外した状態の上部半割ケース3の底
面図、第5図は車軸駆動ケースの車軸1L,1R
の部分における後面断面図、第6図は入力軸2の
部分における後面断面図、第7図は従来の車軸駆
動装置の動力伝達簡略図、第8図は本考案の車軸
駆動装置の簡略図、第9図は同じく後面図であ
る。 H……HST式変速装置、1L,1R……車軸、
2……入力軸、3……上部半割ケース、4……下
部半割ケース、3a,4a……膨出部、5……油
圧モーター軸、6……リングギア、14……固設
歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車軸駆動ケースを、上部半割ケース3と下部半
    割ケース4に分割構成し、接合面において入力軸
    2と車軸1L・1Rを軸受支持し、その一端にベ
    ベルギア11を設けた入力軸2を、車軸1L・1
    Rと平行に配置し、入力軸2の他端の固設歯車1
    4と、車軸1L・1Rの突き合わせ部に設けたデ
    フギア装置のリングギア6との間に減速歯車連を
    構成すると共に、前記入力軸2と一方の車軸1L
    の平行配置部分の上部半割ケース3の上面に
    HST式変速装置を付設し、その油圧モーター軸
    5に設けたベベルギア10を前記ベベルギア11
    に噛合させたことを特徴とする車軸駆動装置。
JP1987133863U 1987-09-01 1987-09-01 Expired JPH0452106Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987133863U JPH0452106Y2 (ja) 1987-09-01 1987-09-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987133863U JPH0452106Y2 (ja) 1987-09-01 1987-09-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6437732U JPS6437732U (ja) 1989-03-07
JPH0452106Y2 true JPH0452106Y2 (ja) 1992-12-08

Family

ID=31392118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987133863U Expired JPH0452106Y2 (ja) 1987-09-01 1987-09-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0452106Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6437732U (ja) 1989-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002032712A1 (fr) Tracteur
US5277270A (en) Vehicle transaxle support
US4301886A (en) Front wheel drive
US3944010A (en) Traction-wheel mounting with attached drive motor
JPS5939326B2 (ja) 前輪駆動車の前車軸懸架装置
JPH0452106Y2 (ja)
JP3184264B2 (ja) 車両のパワートレイン構造
JP3117179B2 (ja) 差動装置
JP2524643Y2 (ja) トラクタのフロントアクスルケース構造
JPH035459Y2 (ja)
JPS6336824Y2 (ja)
JP4243706B2 (ja) 作業車における伝動構造
JPH0313373Y2 (ja)
JP4126470B2 (ja) 作業車における伝動構造
JPS633491Y2 (ja)
JPS6332010Y2 (ja)
JP3712605B2 (ja) トラクタ
JP2507494B2 (ja) 車軸駆動装置
JPH11334395A (ja) トラクタの伝動装置
JPH0346277Y2 (ja)
JPS61261127A (ja) トラクタ−の油圧駆動ミツシヨン装置
JPS6246575Y2 (ja)
JPH0511063Y2 (ja)
JPS6347589Y2 (ja)
JPS6244198Y2 (ja)