JPS6332010Y2 - - Google Patents

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JPS6332010Y2
JPS6332010Y2 JP1982074199U JP7419982U JPS6332010Y2 JP S6332010 Y2 JPS6332010 Y2 JP S6332010Y2 JP 1982074199 U JP1982074199 U JP 1982074199U JP 7419982 U JP7419982 U JP 7419982U JP S6332010 Y2 JPS6332010 Y2 JP S6332010Y2
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JP
Japan
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case
final
wheels
chain
cases
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JP1982074199U
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JPS58174333U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は片側に3輪・4輪・5輪と車輪を設け
て、全体とした6輪・8輪・10輪の車輪を設け、
これらの車輪の全てを駆動する多輪駆動形運搬車
の動力伝達系統に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、多輪駆動形運搬車の駆動機構に関す
る技術は公知とされているのである。
例えば特開昭57−7710号公報の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし該従来の技術においては、ミツシヨンケ
ースにフアイナルケースを固設しており、該フア
イナルケースから突出する軸をそのまま車軸とし
てチエーンケース内を貫通し、車輪のリムに固着
しているので、ミツシヨンケースと車軸は1本の
剛体化されてしまい、ミツシヨンケースと車軸と
の間に左右前後への回動のガタを吸収する部分が
無くなつてしまうのである。
これにより、不整地を走行する場合において、
左右のチエーンケースが上下に激しく揺動する
と、この揺動が直接にミツシヨンケースに伝達さ
れる為に、フアイナルケースの取付部や車軸の軸
受部に損傷が発生し易いという不具合いがあつた
ものである。
本考案はこの点を解消する為に、ミツシヨンケ
ース6とフアイナルケース14L,14Rを固着
せずに、ミツシヨンケース6から突出した出力軸
12と、フアイナルケース14L,14Rから突
出した入力軸17の間を、前後上下のガタを吸収
可能な外歯カツプリング29と内歯カツプリング
11により構成したカツプリングにより連結した
ものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
左右各々のチエーンケース5L,5Rに3輪・
4輪・5輪と多輪の車輪を装着し、これら全ての
車輪をチエーンケース5L,5R内のチエーンで
駆動して走行する多輪駆動形運搬車において、左
右のチエーンケース5L,5Rの内側に、最終減
速を行うフアイナルケース14L,14Rを溶接
固定し、該フアイナルケース14L,14Rの内
側にミツシヨンケース6を配置し、左右のフアイ
ナルケース14L,14Rへの入力軸17,17
とミツシヨンケース6から左右に突出した出力軸
12L,12Rとの間に、軸心のズレを許容する
カツプリング29,11を介装したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、添付
の図面に示した実施例の構成に基づいて、本考案
の構成を説明すると。
第1図は6輪駆動形の低床式運搬車の側面図、
第2図は同じく前面図である。
チエーンケース5が機体を支持するシヤーシー
を兼ねており、左右のチエーンケース5L,5R
の間を連結パイプ10,10,10で連結してい
る。このチエーンケース5等で構成したシヤーシ
ーより前方へエンジン室2等の支持体42を、中
央にエンジン室2の後部と荷台3の前部を支持す
る支持体43を、後部に荷台3の後部を支持する
支持体44を突設している。
荷台3は上下にダンプ回動可能とすべく油圧シ
リンダー13によつて駆動される。
1はエンジン室2の側面に設けられた座席であ
る。座席1の上部に転倒時の安全を確保するセイ
フテイフレーム4が立設されている。
第3図はミツシヨンケース6より中央輪8L,
8Rへの伝動系統を示す前面一部断面図、第4図
は同じくフアイナルケース部の拡大断面図、第5
図はチエーンケース部の側面一部断面図、第6図
はO1−O2線より上が第5図のE−E断面矢視図、
同じくO1−O2線より下がF−F断面矢視図であ
る。
エンジン室2内のエンジンよりクラツチ装置を
介して、動力がミツシヨンケース6へ伝えられ、
ミツシヨンケース6内で左右に独立の変速動力系
として変速されて出力軸12L,12Rとして出
てくる。
故に左側の出力軸12Lが前進1段で右側の出
力軸12Rが後進1段の変速段で、機体をスピン
ターンさせるということが可能となり、その他に
一方が前進で他方が中立のピポツトターンや他方
が前進2段で他方が前進1段の左右異速度旋回等
も行なえるのである。
出力軸12L,12Rはギアカツプリングの一
部をも兼ねており、ミツシヨンケースからフアイ
ナルケース部・車輪への伝動系は左右対称に構成
されているため右側について詳述すると、該出力
軸12Rと、第4図の内歯カツプリング11がボ
ルト締めで固定されることにより外歯カツプリン
グ29を介して入力軸17へ動力が伝えられる。
30は外歯カツプリング29の抜け止め、31は
抜け止め固定ボルトである。
このように、外歯カツプリング29と内歯カツ
プリング11により構成したカツプリングを介し
て、出力軸12から入力軸17に動力伝達可能に
構成しているので、該外歯カツプリング29と内
歯カツプリング11の間で、少々のガタを吸収す
ることが出来るのである。
特に、出力軸12と入力軸17の軸心がズレて
いる場合においても、該カツプリングが介装され
ていることにより連結が可能であり、またミツシ
ヨンケース6とチエーンケース5の間で上下また
は前後方向の回動ガタが発生した場合において
も、該カツプリングにより吸収することができる
ので、動力伝達軸や軸受部にこのガタにより発生
する曲げや捩れ力が掛かることがないのである。
入力軸17の刻設歯17aと、チエーンケース
5の上下高さと略同程度の外径を有するフアイナ
ルギア18がフアイナルケース14内に封入され
ており最終減速が行われる。
フアイナルケース14は底板14aと蓋体14
bより成り、底板14aはチエーンケース5Rの
内側面に溶接固定されている。又、フアイナルケ
ース14は多輪に構成された車輪のうち、前後方
向中央に近い車輪の車軸を駆動しているのであ
る。
本実施例の場合には一方が3輪であるので中央
輪8の車軸19を駆動すべく、ミツシヨンケース
6からの動力が車軸19に装着されたフアイナル
ケース14へ動力を伝達しているのである。
又、一方が4輪であれば2番目か3番目の車輪
に、一方が5輪であれば3番目の車輪にミツシヨ
ンケースから動力が伝えられるのである。
又、フアイナルケース14は上面に開口部を設
けたチエーンケース5上部に設けられるのではな
く、チエーンケース5Rの内側側面にフアイナル
ケース14の底板14aを溶接固定し、チエーン
ケース5Rの外側にはリアアクスルハウジング3
2を固設し、リアアクスルハウジング32にはハ
ウジング蓋33を装着してこれらにより車軸19
を支持すべく構成し、チエーンケース5Rの車軸
部での強度を補強しているのである。
車軸19R上に前輪7駆動用のスプロケツト2
0と後輪9駆動用のスプロケツト21が固設さ
れ、それぞれに前輪駆動用のチエーン27と後輪
駆動用のチエーン28が巻回されている。
第6図に示す如く前輪7のチエーンケース5軸
受部には、車軸38をリアアクスルハウジング3
6と、チエーンケース5の内側に設けた軸受ケー
ス46で支持している。
同様に後輪9部では車軸37をリアアクスルケ
ース35と軸受ケース47で支持している。
第7図は従来技術を示す図面であり、チエーン
ケース5の上面にフアイナルギヤ48の嵌入され
る開口を設け、該開口上にフアイナルケース40
をボルト締めし、入力軸17の刻設歯車17aと
フアイナルギア48を噛合しフアイナルケースを
構成していたのである。
この場合にはチエーンケース5の側面内側にも
車軸59の支持の為の軸受ケース41を設けなけ
ればならず、チエーンケース5内にフアイナルギ
ヤ48を内装するためにフアイナルケースが大き
くなつていたのである。
また、チエーンケース内において、車軸59上
に2個のスプロケツトを固設嵌挿することができ
ず、チエーンを1本しか巻回することができなか
つたのである。故に、フアイナルケース40は多
輪の最外端に設け、そこから他の車輪を順に駆動
してゆかねばならず、本考案の如く前後中央の車
軸にフアイナルケースを付けて、スプロケツトを
2個設けて、前輪・後輪へと2方向へチエーンを
巻回すことができなかつたのである。
又それを無理にしようとするとチエーンケース
の幅の広いものを用いざる得なかつたのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果が得られるものである。
第1に、従来の特開昭57−7710号公報に記載の
技術の如く、ミツシヨンケースとフアイナルケー
スを固着し、かつフアイナルケースからの出力軸
を直接にチエーンケース内を貫通する車軸と兼用
する構成とした場合には、フアイナルケースとチ
エーンケースの部分に露出した車軸の部分で、チ
エーンケースが前後を上下に回動するガタは吸収
することができるのであるが、ミツシヨンケース
とチエーンケースに掛かる曲げ方向のガタを吸収
することができず、フアイナルケースかミツシヨ
ンケースにより、これを吸収する必要が出てくる
のである。しかし該従来技術においては、この曲
げ方向のガタを吸収することが出来ないので、ミ
ツシヨンケースへのフアイナルケースの取付部分
や、車軸の軸受部分にヒビ割れ等の損傷が発生す
るのである。
これに対して、本考案においては、フアイナル
ケース14L,14Rとチエーンケース5L,5
Rとを固着したものの、フアイナルケース14
L,14Rの入力軸17と、ミツシヨンケース6
の出力軸12との間には、上下前後に回動可能な
ガタ吸収用の外歯カツプリング29と内歯カツプ
リング11より構成されたカツプリングを介装し
たので、不整地走行時に発生するガタを該カツプ
リングにより吸収することができるので、従来の
如くフアイナルケース14L,14Rやミツシヨ
ンケース6において吸収する必要がないので、取
付部の損傷を回避することが出来たものである。
第2に、チエーンケース5L,5Rはとフアイ
ナルケース14L,14Rとは一体化されている
が、ミツシヨンケース6とフアイナルケース14
L,14Rとの間は分割可能なように、内歯カツ
プリング11と出力軸12の間で脱着可能として
いるので、組み立て・分解において、両者を別々
に扱うことができるので、組み立て・分解が容易
となつたものである。
第3に、出力軸12と入力軸17の連結部が、
外歯カツプリング29と内歯カツプリング11に
より構成された、ガタ吸収型のカツプリングを介
装しているので、組み立て時において軸心のズレ
がある場合にも容易に組み立てすることが可能と
なつたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は6輪駆動形の低床式運搬車の側面図、
第2図は同じく前面図、第3図はミツシヨンケー
ス6より、中央車輪8L.8Rへの伝動系統を示す
前面一部断面図、第4図は同じくフアイナルケー
ス部の拡大断面図、第5図はチエーンケース部の
側面一部断面図、第6図はO1−O2線より上が第
5図のE−E断面矢視図、O1−O2線より下がF
−F断面矢視図、第7図は従来の駆動構造を示す
面図である。 5……チエーンケース、6……ミツシヨンケー
ス、7……前輪、8……中央輪、9……後輪、1
4……フアイナルケース、17……入力軸、18
……フアイナルギヤ、27,28……チエーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右各々のチエーンケース5L,5Rに3輪・
    4輪・5輪と多輪の車輪を装着し、これら全ての
    車輪をチエーンケース5L,5R内のチエーンで
    駆動して走行する多輪駆動形運搬車において、左
    右のチエーンケース5L,5Rの内側に、最終減
    速を行うフアイナルケース14L,14Rを溶接
    固定し、該フアイナルケース14L,14Rの内
    側にミツシヨンケース6を配置し、左右のフアイ
    ナルケース14L,14Rへの入力軸17,17
    とミツシヨンケース6から左右に突出した出力軸
    12L,12Rとの間に、軸心のズレを許容する
    カツプリング29,11を介装したことを特徴と
    する多輪駆動形運搬車。
JP7419982U 1982-05-19 1982-05-19 多輪駆動形運搬車 Granted JPS58174333U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7419982U JPS58174333U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 多輪駆動形運搬車

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JP7419982U JPS58174333U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 多輪駆動形運搬車

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Publication Number Publication Date
JPS58174333U JPS58174333U (ja) 1983-11-21
JPS6332010Y2 true JPS6332010Y2 (ja) 1988-08-26

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ID=30083653

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JP7419982U Granted JPS58174333U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 多輪駆動形運搬車

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Citations (3)

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JPS5515192A (en) * 1978-07-14 1980-02-02 Milton Roy Co Soft contact lens
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JPS58174333U (ja) 1983-11-21

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