JP2593792Y2 - デフ装置におけるリングギヤの締結部構造 - Google Patents

デフ装置におけるリングギヤの締結部構造

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JP2593792Y2
JP2593792Y2 JP1993014701U JP1470193U JP2593792Y2 JP 2593792 Y2 JP2593792 Y2 JP 2593792Y2 JP 1993014701 U JP1993014701 U JP 1993014701U JP 1470193 U JP1470193 U JP 1470193U JP 2593792 Y2 JP2593792 Y2 JP 2593792Y2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/38Constructional details
    • F16H2048/385Constructional details of the ring or crown gear

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、デフ(ディファレン
シャル)装置において、デフケースとリングギヤとの締
結部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】デフ装置には、従来、実開昭61‐99
753号公報で示されるものがある。
【0003】これによれば、デフケースにリングギヤが
締結され、このリングギヤに駆動力が入力されることに
よって、このリングギヤと共にデフケースがその軸心回
りに回転するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記デフケ
ースに対するリングギヤの締結の強度を向上させようと
するとき、この締結部において、上記リングギヤに対応
するデフケースの締結面側の肉厚を厚くすることが考え
られる。
【0005】しかし、このようにすると、デフケースが
重くなるという問題があり、肉厚を厚くするには限度が
ある。
【0006】一方、上記従来例では、デフケースの外面
にリブが突設されており、このため、上記したように肉
厚を厚くしないでも、締結の強度が向上させられると考
えられる。しかし、このようにすると、通常、デフケー
スは油浴されているため、デフケースに伴って回転する
リブが上記油を攪拌し、よって、その撹拌抵抗により、
デフケースが回転するときの機械的損失が大きくなると
いう問題がある。
【0007】
【考案の目的】この考案は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、デフケースに対するリングギヤの締
結強度を向上させた場合でも、デフケースが重くならな
いようにすると共に、デフケースが回転するときの機械
的損失が大きくならないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの考案の特徴とするところは、デフケースに対し、
リングギヤをその軸心回りの周方向で複数のボルトによ
締結したデフ装置において、上記リングギヤに対応す
るデフケースの締結面であって、上記周方向で隣り合う
両ボルトの間の部分にのみ凹部を形成し、この凹部の開
口を上記リングギヤで閉じた点にある。
【0009】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0010】デフケース3に対し、リングギヤ9をその
軸心回りの周方向で複数のボルト10により締結したデ
フ装置1において、上記リングギヤ9に対応するデフケ
ース3の締結面18に凹部19を形成してある。
【0011】このため、リングギヤ9に対応するデフケ
ース3の締結面18側の肉厚を厚くして、同上デフケー
ス3に対するリングギヤ9の締結強度を向上させたとし
ても、上記デフケース3に凹部19を形成した分、この
デフケース3が重くなることが防止される。
【0012】しかも、上記リングギヤ9に対応するデフ
ケース3の締結面18であって、上記周方向で隣り合う
両ボルト10,10の間の部分にのみ凹部19を形成し
てある。
【0013】このため、上記各凹部19をある程度大き
くしても、これら凹部19の一部が上記各ボルト10の
近傍に達することは抑制される。
【0014】よって、上記各凹部19を大きくさせるこ
とができる分、上記デフケース3をより軽量にさせるこ
とができ、かつ、上記各ボルト10の近傍に上記凹部1
9の一部が達することが抑制される分、上記ボルト10
の回りに所定の締結強度が確保される。
【0015】また、上記凹部19は、リングギヤ9に対
応するデフケース3の締結面18に形成し、この凹部の
開口を上記リングギヤ9で閉じたため、上記したように
デフケース3が重くなることを回避すべく凹部19を大
きくしたとしても、この凹部19は外部に露出しないこ
とから、上記デフケース3と共に回転する上記凹部が油
を撹拌するということは防止される。
【0016】よって、上記デフケース3が受ける油の撹
拌抵抗は小さいままに抑えられる。
【0017】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0018】図1中符号1は、自動車に備えられるデフ
装置で、このデフ装置1は車体側に支持されたデフキャ
リア2と、このデフキャリア2に収容されたデフケース
3とで構成され、このデフケース3は上記デフキャリア
2内で油浴されている。上記デフケース3は、左右(図
1に向っての方向をいう。以下同じとする。)一対の軸
受4,4により、上記デフキャリア2にその軸心5回り
に回転自在に支承されている。
【0019】上記デフケース3はケース本体7と、この
ケース本体7の左右中途部から一体的に突設される外向
きフランジ8とで構成されている。9は平歯車式のリン
グギヤで、上記軸心5上に設けられている。上記外向き
フランジ8に対し、上記リングギヤ9がその軸心5回り
の周方向で複数(6本のボルト10によって着脱自在
に締結されている。そして、エンジン側の駆動力が、中
間歯車11等を介して上記リングギヤ9に入力される
と、これに伴ってデフケース3が上記軸心5回りに回転
する。
【0020】上記ケース本体7には、上記軸心5と直交
する軸心を有するピニオン軸13が取り付けられ、この
ピニオン軸13に一対のピニオンギヤ14,14がそれ
ぞれ回転自在に支承されている。
【0021】上記ケース本体7内で、両ピニオンギヤ1
4,14に噛合し、かつ、上記軸心5上に位置する左右
一対のデフサイドギヤ15,15が設けられる。これら
各デフサイドギヤ15は、上記ケース本体7に対しそれ
ぞれ軸心5回りに回転自在に支承されている。これら各
デフサイドギヤ15にそれぞれ車軸16の一端が連結さ
れ、これら各車軸16の他端にそれぞれ車輪が連結され
ている。
【0022】エンジンから、上記リングギヤ9を介しデ
フケース3に駆動力が入力されると、このデフケース3
と共に軸心5回りにピニオンギヤ14,14が回転し
て、これらピニオンギヤ14,14に噛合している各デ
フサイドギヤ15,15が同上軸心5回りに回転させら
れる。これにより、上記車軸16を介し左右車輪に対
し、互いにほぼ均等にトルク配分がなされる。
【0023】図1と図2において、上記リングギヤ9に
対応するデフケース3の締結面18であって、上記軸心
5回りの周方向で隣り合う両ボルト10,10の間の部
分に のみそれぞれ凹部19が形成されている。これら各
凹部19の開口は、上記デフケース3に対応するリング
ギヤ9の締結面20によって密閉状に閉じられている。
これら各凹部19は軸心5回りに等間隔に配置され、そ
れぞれ同形同大で、上記軸心5を中心とする円弧状をな
している。また、相隣るボルト10,10のほぼ中央部
に上記凹部19,19が位置している。
【0024】上記の場合、外向きフランジ8の肉厚が厚
くされて、デフケース3に対するリングギヤ9の締結強
度が向上させられている。
【0025】この際、外向きフランジ8に凹部19が形
成されているため、この外向きフランジ8の肉厚は厚く
されているが、凹部19を形成した分、デフケース3が
重くなることが防止される。
【0026】また、上記の場合、凹部19は、リングギ
ヤ9に対応するデフケース3の締結面18に形成されて
この凹部19は上記リングギヤ9で閉じられている。こ
のため、この凹部19は外部に露出しないことから、デ
フケース3の外面は平滑に保たれている。
【0027】このようにして、上記デフケース3と共に
回転する上記凹部がデフキャリア2内の油を撹拌すると
いうことは防止されて、上記デフケース3が受ける油の
撹拌抵抗は小さく抑えられる。このため、デフケース3
を回転させたときの機械的損失が大きくなることが防止
されている。
【0028】
【考案の効果】この考案によれば、デフケースに対し、
リングギヤをその軸心回りの周方向で複数のボルトによ
締結したデフ装置において、上記リングギヤに対応す
るデフケースの締結面に凹部を形成してある。
【0029】このため、リングギヤに対応するデフケー
スの締結面側の肉厚を厚くして、同上デフケースに対す
るリングギヤの締結強度を向上させたとしても、上記デ
フケースに凹部を形成した分、このデフケースが重くな
ることが防止される。
【0030】しかも、上記リングギヤに対応するデフケ
ースの締結面であって、上記周方向で隣り合う両ボルト
の間の部分にのみ凹部を形成してある。
【0031】このため、上記各凹部をある程度大きくし
ても、これら凹部の一部が上記各ボルトの近傍に達する
ことは抑制される。
【0032】よって、上記各凹部を大きくさせることが
できる分、上記デフケースをより軽量にさせることがで
き、かつ、上記各ボルトの近傍に上記凹部の一部が達す
ることが抑制される分、上記ボルトの回りに所定の締結
強度が確保される。
【0033】また、上記したように凹部は、リングギヤ
に対応するデフケースの締結面に形成し、この凹部の開
口を上記リングギヤで閉じたため、上記したようにデフ
ケースが重くなることを回避すべく凹部を大きくしたと
しても、この凹部は外部に露出しないことから、上記デ
フケースと共に回転する上記凹部が油を撹拌するという
ことは防止される。
【0034】よって、上記デフケースが受ける油の撹拌
抵抗は小さいままに抑えられ、このため、デフケースを
回転させたときの機械的損失が大きくなること防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デフ装置の断面図である。
【図2】図1の2‐2線矢視図である。
【符号の説明】
1 デフ装置 3 デフケース 5 軸心 7 ケース本体 8 外向きフランジ 9 リングギヤ10 ボルト 18 締結面 19 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフケースに対し、リングギヤをその軸
    心回りの周方向で複数のボルトにより締結したデフ装置
    において、上記リングギヤに対応するデフケースの締結
    であって、上記周方向で隣り合う両ボルトの間の部分
    にのみ凹部を形成し、この凹部の開口を上記リングギヤ
    で閉じたデフ装置におけるリングギヤの締結部構造。
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JP7080011B2 (ja) * 2017-02-03 2022-06-03 株式会社浅野歯車工作所 デフケース

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JPS5926644A (ja) * 1982-08-04 1984-02-10 Nissan Motor Co Ltd デイフアレンシヤルギヤ装置

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