JP4473460B2 - 前輪駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四輪駆動型車両、特に、トラクターにおける前輪駆動・操向部に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、トラクターの操向用前輪駆動装置におけるキングピン部の軸方向の抜け止めの技術は公知となっている。
例えば、特開平5−270289号公報に示されている技術は、キングピンの下部軸受と車軸のキングピン側軸受の間にスペーサを介装させて、抜き出し不能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術は、スペーサを車軸支持軸受とキングピンの下部軸受とに挟み固定するため、組立時にスペーサを確実に挟まれるように配慮せねばならず、作業性が悪い。また、スペーサの外周端部の一部分でのみ挟まれているため、キングピン軸方向への倒れが生じることがあるという不具合があった。
また、スペーサは車軸支持軸受と外周端部の角で当接しており、接触点で応力集中が発生し、スペーサ外周が変形した後、回動ケースがキングピン軸方向へ移動するため、キングピン上部オイルシールのシール性が悪くなるという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、前輪が取り付けられた車軸を内装した回動ケースを、キングピン回りに軸受を介してフロントアクスルケースに固定された固定ケースに回動自在に支持する構成において、キングピン支持軸受と車軸支持軸受との間にスペーサを設けて、該スペーサの外周と車軸支持軸受を当接させると共に、キングピンに段付き部を設け、該段付き部に前記スペーサとキングピン支持軸受を取り付けたものである。
【0006】
また、請求項2においては、前記スペーサの上部外端面に、車軸と平行な斜面を形成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1はトラクター全体側面図、図2はフロントアクスルケース部の正面断面図、図3はフロントアクスルケース回動部の正面断面図、図4はキングピン下部の拡大断面図である。
【0008】
図1、図2において全体構成から説明すると、前部のボンネット1内にエンジン2を搭載して、ボンネット1後方にはオペレーターが搭乗する運転席やステアリングハンドル等を収納したキャビン3が設けられている。エンジン2の後方にはミッションケースを連設し、該ミッションケースの後部両側にリアアクスルケースを介して後輪4を支承している。また、ミッションケースの下部に前輪動力取出ケース5が設けられ、該前輪動力取出ケース5より前方に前輪駆動出力軸を突出して、伝動軸6を介してフロントアクスルケース7内の差動装置(フロントデフ装置)に動力を伝え、該フロントアクスルケース7両側に本発明の前輪駆動装置の回動部が配設され、該回動部の両外端に前輪8が装着され、該前輪8を駆動可能に構成している。
【0009】
図2、図3に示すように、前記差動装置からの動力はフロントアクスルケース7に軸架した前輪駆動軸11に伝えられ、該フロントアクスルケース7の両端には固定ケース16が固設され、該固定ケース16下部は筒状のキングピン13を形成して下方に延設している。該固定ケース16内に挿入された前輪駆動軸11の端部は、フロントアクスルケース7と固定ケース16の接合部において軸受を介して回転自在に支持され、前輪駆動軸11端にべベルギア15aがスプライン嵌合されて固定され、該ベベルギア15aは縦軸14上端にスプライン嵌合固定されたベベルギア15bと噛合している。
【0010】
前記縦軸14は固定ケース16からキングピン13内を貫通しており、上端はベベルギア15bに外嵌した軸受を介して固定ケース16に回動自在に支持され、下端はキングピン13より突出して、回動ケース19下部に軸受27を介して回動自在に支持されたベベルギア18aの軸芯部に挿入してスプライン嵌合し、動力を伝えるべく構成している。該ベベルギア18aには大径ベベルギア18bと噛合され、該大径ベベルギア18bは回動ケース19とその側部に固設した支持ケース28に車軸支持軸受となる軸受29・30を介して回転自在に支持された車軸17上に固設されており、該車軸17の外端部に設けたフランジ部17aにボルトにて前輪8が固設され、縦軸14より減速ベベルギア機構18を介して車軸17に動力が伝えられて前輪8が駆動されるのである。
【0011】
前記回動ケース19はハンドルの回動に連動してナックルアーム等を介して回動できるように構成され、回動ケース19は前記キングピン13との間にキングピン支持軸受となる上部軸受20と下部軸受21を介して回動自在に支持されており、前記固定ケース16下部のキングピン13上部にはオイルシール23を介装して回動ケース19との間の隙間からゴミなどが侵入しないようにし、その下部には上部軸受20を外嵌している。
【0012】
図4に示すように、キングピン13下部には軸径を細くした段付き部13aを設け、該段付き部13aに本発明のスペーサ31と下部軸受21を嵌合して止め輪22にて固定される。該スペーサ31はリング状に構成され、軸受29と当接する部分を上部外端面31aとして、前記軸受29の傾きと平行に形成している。つまり、スペーサ31の外周近傍の上面を車軸17に対して角度θ傾斜した斜面を形成している。この角度θは車軸17に対するキングピン13の傾斜角に相当する。
こうして、上部外端面31aと軸受29が点ではなく面で当接するようになり、スペーサ31の変形を防ぐことができ、回動ケース19のキングピン14側への倒れも防止できるのである。
【0013】
そして、車軸17を支持するために、回動ケース19の外側面に前記軸受29を嵌合するための開口部19aが開口されており、該開口部19aに軸受29を嵌合させると、軸受29下部はハウジング24内に突出し、つまり、前記下部軸受21の軸方向投影範囲内に軸受29を臨ませることになり、回動ケース19にキングピン13、オイルシール23、上部軸受20を外嵌し、スペーサ31、下部軸受21を嵌合した状態で挿入して、側方から車軸17に軸受29・30、大径ベベルギア18b及び支持ケース28を外嵌して回動ケース19に挿入してボルト32にて固定すると、キングピン13を上方へ引き上げてもスペーサ31が軸受29に当たり抜き出すことができなくなるのである。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0015】
即ち、請求項1に示す如く、前輪が取り付けられた車軸を内装した回動ケースを、キングピン回りに軸受を介してフロントアクスルケースに固定された固定ケースに回動自在に支持する構成において、キングピン支持軸受と車軸支持軸受との間にスペーサを設けて、該スペーサの外周と車軸支持軸受を当接させると共に、キングピンに段付き部を設け、該段付き部に前記スペーサとキングピン支持軸受を取り付けたので、スペーサが位置ズレすることなくキングピンに外嵌されて、回動ケースと車軸の組み付けの作業性が向上し、スペーサの倒れの発生を防止できる。
【0016】
また、請求項2の如く、前記スペーサの上部外端面に、車軸と平行な斜面を形成したので、スペーサと軸受が面で接触するようになり、集中応力が発生せず、スペーサが変形することなく、キングピン上部オイルシールのシール性の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクター全体側面図。
【図2】フロントアクスルケース部の正面断面図。
【図3】フロントアクスルケース回動部の正面断面図。
【図4】キングピン下部の拡大断面図。
【符号の説明】
13 キングピン
13a 段付き部
19 回動ケース
21 キングピン支持軸受
29 車軸支持軸受
31 スペーサ

Claims (2)

  1. 前輪が取り付けられた車軸を内装した回動ケースを、キングピン回りに軸受を介してフロントアクスルケースに固定された固定ケースに回動自在に支持する構成において、キングピン支持軸受と車軸支持軸受との間にスペーサを設けて、該スペーサの外周と車軸支持軸受を当接させると共に、キングピンに段付き部を設け、該段付き部に前記スペーサとキングピン支持軸受を取り付けたことを特徴とする前輪駆動装置。
  2. 前記スペーサの上部外端面に、車軸と平行な斜面を形成したことを特徴とする請求項1記載の前輪駆動装置。
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