JPH09156530A - 駆動輪の操舵装置 - Google Patents

駆動輪の操舵装置

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JPH09156530A
JPH09156530A JP31556095A JP31556095A JPH09156530A JP H09156530 A JPH09156530 A JP H09156530A JP 31556095 A JP31556095 A JP 31556095A JP 31556095 A JP31556095 A JP 31556095A JP H09156530 A JPH09156530 A JP H09156530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knuckle
axle
constant velocity
velocity joint
axle housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP31556095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kato
寛 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP31556095A priority Critical patent/JPH09156530A/ja
Publication of JPH09156530A publication Critical patent/JPH09156530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操向角を大きく採ることができると共に小型
化を図ることが可能な駆動輪の操舵装置を提供する。 【解決手段】 車輪を回転支持するナックル23をアク
スルハウジング11側に操舵自在に支持すると共にアク
スルハウジング11側から出力される駆動力を等速ジョ
イント22を介して車輪に伝達する駆動輪の操舵装置に
おいて、等速ジョイント22の上方で車幅方向外方に突
出するアッパナックルフォーク12aと、等速ジョイン
ト22の下方で車幅方向に突出するロアナックルフォー
ク12bとを有するアクスルエンド12を、アクスルハ
ウジング11の端部11aに固定し、ナックル23をア
ッパ及びロアナックルフォーク12a及び12bに操舵
自在に枢支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動輪の操舵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】前輪駆動車両、或いは全輪駆動車両にお
ける駆動輪の操舵装置は、図2に示すように構成されて
いる。即ち、アクスルハウジング1に収納されたアクス
ルシャフト(駆動軸)2とハブアセンブリ3側のシャフ
ト(被駆動軸)4とが等速ジョイント5により連結され
ており、アクスルシャフト2側からの駆動力は、等速ジ
ョイント5を介してハブアセンブリ3側のシャフト4に
伝達される。また、アクスルハウジング1の端部に形成
されたトラニオンソケット6にハブアセンブリ3側のナ
ックルフランジ7をキングピン8、8により回動自在に
連結し、トラニオンソケット6に対してハブアセンブリ
3を操舵自在に支持している。また、トラニオンソケッ
ト6とナックルフランジ7との間には防塵・防水用のブ
ーツ9が設けられており、等速ジョイント3を保護して
いる。このような駆動輪の操舵装置としては、例えば、
特公平5−18755号公報、或いは特開平5−428
83号公報に提案されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
2に示す構造の駆動輪の操舵装置は、等速ジョイント5
をカバーする形で球面形状のトラニオンソケット6、ナ
ックルフランジ7があるためにキングピン8、8周りの
部品の形状が大きくなり、操向角(操舵角)を大きく採
ることが困難である。また、小径のタイヤを装着するこ
とも困難となり、低床車両の駆動輪の操舵装置に採用す
ることができない。
【0004】また、特公平5−18755号公報に開示
されている「アクスルエンドのジョイント構造」におい
ても上述と同様な問題がある。また、特開平5−428
83号公報に開示されている「駆動輪の操舵装置」は、
等速ジョイントの上方のみでナックルを枢支するように
した構造であるために回転部材の下面を保護することが
できず、路面の障害物により等速ジョイントや、防塵・
防水用のブーツが損傷する虞がある。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、操向角を大きく採ることができると共に小型化を図
ることが可能な駆動輪の操舵装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、請求項1では、車輪を回転支持する
ナックルをアクスルハウジング側に操舵自在に支持する
と共に前記アクスルハウジング側から出力される駆動力
を等速ジョイントを介して前記車輪に伝達する駆動輪の
操舵装置において、前記等速ジョイントの上方で車幅方
向外方に突出するアッパナックルフォークと前記等速ジ
ョイントの下方で車幅方向外方に突出するロアナックル
フォークとを有するアクスルエンドをアクスルハウジン
グの端部に固定し、前記ナックルを前記アッパ及びロア
ナックルフォークに操舵自在に枢支する構成としたもの
である。
【0007】請求項2では、前記アクスルハウジングの
端部には入力軸と出力軸とが上下方向にオフセット配置
された減速機構が設けられると共に、前記アクスルエン
ドは、前記アクスルハウジングの端部と協働して前記減
速機構の収容部を形成する構成としたものである。アク
スルエンドに設けられたアッパナックルフォークとロア
ナックルフォークとによりナックルを枢支する。これに
よりアクスルエンドが等速ジョイントに干渉することが
防止され、操向角を大きく採ることができる。
【0008】また、アクスルエンドが上下方向にオフセ
ット配置された減速機構の収納部を形成することで、ア
ッパナックルフォークとロアナックルフォークとの間隔
を広くとることができ、大容量の等速ジョイントを使用
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様を実施例
により説明する。図1は、本発明に係る駆動輪の操舵装
置を示し、アクスルハウジング11の外端部11aは、
上方向に延出し、且つ車幅方向外方に臨んで開口する収
納部とされ、開口端にはアクスルエンド12が着脱可能
に固定されている。そして、この端部11aとアクスル
エンド12とにより減速機構収納部13が形成されてい
る。減速機構収納部13内には減速機14が収納されて
いる。減速機構14は、歯車15、16により構成さ
れ、これらの歯車15、16は、上下方向に配置されて
噛合され、軸孔の両端に形成された各ボス部が夫々ベア
リング17、18により減速機構収納部11a、アクス
ルエンド12に回転可能に支持されている。
【0010】そして、下側のギヤ15の軸孔にはアクス
ルシャフト20の先端が嵌合固定され、上側の歯車16
の軸孔にはシャフト21の基端が嵌合固定されている。
このシャフト21の先端は、アクスルエンド12の軸孔
を貫通して車幅方向外方に突出している。これにより、
減速機構14は、入力軸(アクスルシャフト20)と出
力軸(シャフト21)とが上下方向にオフセット配置さ
れた構造とされる。
【0011】アクスルエンド12は、上下両端にアッパ
ナックルフォーク12aと、ロアナックルフォーク12
bが車幅方向外方に延出して形成されており、各先端に
は夫々キングピン装着用の孔12c、12cが穿設され
ている。アッパナックルフォーク12aとロアナックル
フォーク12bとの間の間隔は、等速ジョイント22の
外径よりも僅かに広く設定されている。
【0012】ナックル23は、上下の各支持部23a、
23bがアクスルエンド12のアッパナックルフォーク
12aとロアナックルフォーク12bに回動可能に外嵌
し、各キングピン孔23c、22cを介してキングピン
24、24により回動自在に枢支され、基端部23cが
ハブアセンブリ25にベアリング26、27を介して回
転自在に支持されている。そして、ナックル23は、ナ
ックルアームがタイロッド(共に図示せず)に連結され
る。
【0013】等速ジョイント22は、アクスルエンド1
2のアッパナックルフォーク12aとロアナックルフォ
ーク12bとの間に、且つナックル23とにより形成さ
れる収納空間に収納され、内輪22aにシャフト21の
先端が嵌合固定されている。また、この等速ジョイント
22の外輪22bに基端が固定されたシャフト22cの
先端は、ナックル23の基端部23cに形成されている
軸孔を僅かな間隙で遊貫してハブアセンブリ25に嵌合
固定されている。
【0014】ブーツ28は、アクスルエンド12と等速
ジョイント22との間に介在され、一端がシャフト21
の基端に外嵌されて液密に固定され、他端が等速ジョイ
ント22の外輪22bの開口端に外嵌されて液密に固定
されている。これによりブーツ28は、等速ジョイント
22の内輪22aと外輪22bとの間隙を密閉して当該
等速ジョイント22内への塵埃及び雨水の浸入を防止す
る。
【0015】以下に作用を説明する。アクスルシャフト
20の駆動力は、減速機構14の歯車15、16を介し
てシャフト21に伝達され、更に等速ジョイント22を
介してハブアセンブリ25に伝達され、前輪(図示せ
ず)が駆動されて回転する。ハンドルが操作されると、
当該ハンドルの回転に応じて前記タイロッドが変位し、
これに伴いナックル23が上下のキングピン24、24
を支点として紙面の垂直方向に回動し、等速ジョイント
22が揺動してハブアセンブリ25の操向角が制御され
る。アクスルエンド12は、アッパナックルフォーク1
2aとロアナックルフォーク12bとにより上下位置で
ナックル23を支持しているために等速ジョイント22
に干渉することがない。従って、操向角を大きく採るこ
とができる。
【0016】また、キングピン24、24周辺の小型化
が図られると共に、アクスルハウジング11の外端部に
配置される減速機構14が、上下方向にオフセット配置
され、且つアクスルシャフト20(入力軸)が下側に、
シャフト21(出力軸)が上側に配置されているために
小径のタイヤを装着することが可能となり、低床式の車
両の駆動輪の操舵装置として好適である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、アクスルエンドに設けられたアッパナック
ルフォークとロアナックルフォークとによりナックルを
枢支することにより、操向角を大きく採ることが可能と
なる。また、簡素な構造でナックルを支持することがで
き、部品点数の低減、重量の軽減、小型化が図られ、更
に、取り扱いが容易となり、作業性の向上が図られる。
【0018】請求項2では、上下方向にオフセット配置
された減速機構の収納部をアクスルエンドが形成するこ
とで、当該アクスルエンドが上下方向に長くなることを
利用して、アッパナックルフォークとロアナックルフォ
ークとの間隔を広くとることが容易となり、大容量の等
速ジョイントを収容することが可能となる。また、減速
機構の入力軸と出力軸とが上下方向にオフセットされる
ことにより、小径のタイヤを装着することが可能とな
り、低床式車両の駆動輪の操舵装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動輪の操舵装置の実施例を示す
要部断面図である。
【図2】従来の駆動輪の操舵装置の要部断面図である。
【符号の説明】
11 アクスルハウジング 11a アクスル端部 12 アクスルエンド 12a アッパナックルフォーク 12b ロアナックルフォーク 13 減速機構収納部 14 減速機構 15、16 歯車 17、18、26、27 ベアリング 20 アクスルシャフト 21 シャフト 22 等速ジョイント 23 ナックル 24 キングピン 25 ハブアセンブリ 28 ブーツ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を回転支持するナックルをアクスル
    ハウジング側に操舵自在に支持すると共に前記アクスル
    ハウジング側から出力される駆動力を等速ジョイントを
    介して前記車輪に伝達する駆動輪の操舵装置において、 前記等速ジョイントの上方で車幅方向外方に突出するア
    ッパナックルフォークと前記等速ジョイントの下方で車
    幅方向外方に突出するロアナックルフォークとを有する
    アクスルエンドをアクスルハウジングの端部に固定し、 前記ナックルを前記アッパ及びロアナックルフォークに
    操舵自在に枢支することを特徴とする駆動輪の操舵装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アクスルハウジングの端部には入力
    軸と出力軸とが上下方向にオフセット配置された減速機
    構が設けられると共に、 前記アクスルエンドは、前記アクスルハウジングの端部
    と協働して前記減速機構の収容部を形成することを特徴
    とする請求項1に記載の駆動輪の操舵装置。
JP31556095A 1995-12-04 1995-12-04 駆動輪の操舵装置 Pending JPH09156530A (ja)

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JP31556095A JPH09156530A (ja) 1995-12-04 1995-12-04 駆動輪の操舵装置

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ID=18066822

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052477A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nissan Motor Co Ltd ステアリング装置及び操舵輪操舵方法
JP2010168035A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Dr Ing Hcf Porsche Ag 駆動アクスル
CN105438259A (zh) * 2014-08-28 2016-03-30 陕西汉德车桥有限公司 转向驱动桥转向机构、安装方法及转向驱动桥
CN114228401A (zh) * 2021-12-14 2022-03-25 浙江林德车桥有限公司 一种叉车用转向驱动桥

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010410