JPH0249058Y2 - - Google Patents

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JPH0249058Y2
JPH0249058Y2 JP6161586U JP6161586U JPH0249058Y2 JP H0249058 Y2 JPH0249058 Y2 JP H0249058Y2 JP 6161586 U JP6161586 U JP 6161586U JP 6161586 U JP6161586 U JP 6161586U JP H0249058 Y2 JPH0249058 Y2 JP H0249058Y2
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JP
Japan
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wheels
axle case
wheel
hydraulic motor
vehicle
Prior art date
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JP6161586U
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JPS62172630U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、重機械等の重量物を運搬するに適し
た大物運搬車の駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の大物運搬車として、例えば特公昭51−
20782号公報に示されるように、荷台下部に多数
の車輪をそれぞれ上下揺動可能かつ連動して操蛇
可能に配設し、主要な車輪に油圧モータを設けて
車輪を駆動して走行するものがある。
この駆動装置は、荷台下部に懸架されるアクス
ルケースの両端に車輪をそれぞれ回転可能に支承
し、アクスルケースの中央に油圧モータを設け、
アクスルケースの中央部に設けた差動歯車機構に
油圧モータの駆動軸を噛合させ、差動歯車機構の
出力軸をアクスルケースの端部に設けた遊星歯車
減速装置に連結し、該減速装置のキヤリアを車輪
のハブに結合して車輪を駆動している。
そして、荷物の積載時には車高を低くして荷物
の下に入り、車高を高くして荷物を積載して走行
する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このため、この種の大物運搬車ではできるだけ
低床で、かつ、車体の上下ストロークを大きくと
るため、駆動装置をコンパクトにして車輪径を小
径化することが要求され、また旋回性能を向上さ
せるために油圧モータを車軸中心に近づける必要
がある。
そこで本考案は、駆動装置をコンパクトにして
できるだけ低床でかつ走行性、旋回性を向上させ
た大物運搬車を提供することを特徴としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、車体下部に多数
の走行車輪を旋回可能に設けた大物運搬車の駆動
装置において、前記車体に旋回可能に設けられた
アクスルケースの両端に車輪をそれぞれ回転可能
に支承し、該アクスルケースの中央に車輪の軸線
方向と直交する方向に油圧モータを設け、該油圧
モータの駆動軸に噛合する差動歯車機構をアクス
ルケースの一方の車輪側に偏位して設け、該差動
歯車機構の出力軸にそれぞれ噛合する複合遊星歯
車減速装置を前記車輪のハブ内に設け、該複合遊
星歯車減速装置のインターナルギアを前記ハブの
内周にそれぞれ形成したことを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
大物運搬車1は、第1図及至第3図に示される
ように、車体2下部に運転室3と、複数の走行車
輪4とを有し、走行車輪4を連動して操舵可能と
している。そして、大形の重量物5を運搬する際
には2両及至それ以上連結されて走行する。
走行車輪4は、第4図及至第6図に示されるよ
うに、車体2の下部に設けられた旋回機構6によ
り90゜以上旋回可能なサスペンシヨンブラケツト
7と、該サスペンシヨンブラケツト7のアーム7
aに上下に揺動可能に支持されたスイングア−ム
8と、スイングアーム8にローリング可能に設け
られるアクスルケース9と、アクスルケース9の
両側に回転可能に支承される車輪10,10と、
スイングアーム8を支持するシリンダ11とで構
成されており、スイングアーム8に設けた油圧モ
ータ12により車輪10,10を駆動して走行す
る。
旋回機構6は、第7及至第8図に示されるよう
に、サスペンシヨンブラケツト7の旋回中心に設
けられたピニオン7bに噛合するラツク6a,6
bと、これらラツク6a,6bを移動させるシリ
ンダ6c,6dとを備えており、運転室3におけ
る操舵に応じてラツク6a,6bを移動させて、
走行車輪4を旋回させる。
このように構成された走行車輪4を多数備えた
大物運搬車1は、運転室における操作により各走
行車輪4を連動して操舵可能で、かつ、各走行車
輪4のシリンダ11を連動して作動させ、車高を
変更できるように構成されている。
このため、第9図aに示されるような直進及び
直進方向の旋回、bに示されるような横方向の移
動、cに示されるようなその場旋回、dに示され
るような横方向から斜方向への移動、eに示され
るような直進方向から斜方向への移動等が可能で
ある。したがつて長大な車両でありながらすぐれ
た走行能力を有する車両に構成されており、重量
物5を搬送する際には、第10図aに示されるよ
うに車高を低くして重量物5を載置したパレツト
13の下に進入し、bに示されるように車高を上
げて重量物を積載し、積み下ろす際には、cに示
されるように車高を下げてパレツト13の脚を接
地させ、dに示されるように、車高を下げたまま
パレツト13から離脱する。
次にこの大物運搬車1の駆動装置について説明
する。
走行車輪4は、第11図に示されるように、ア
クスルケース9の両端にそれぞれベアリング1
4,14を介してハブ15,15を回転可能に支
承し、ハブ15,15にそれぞれ車輪10,10
がボルト16により取付けている。
アクスルケース9中央には、油圧モータ12が
両車輪10,10の軸線方向に直交して取付けら
れ、アクスルケース9内に突出した油圧モータ1
2の駆動軸12aにはベベルピニオン17がスプ
ライン嵌合されており、アクスルケース9内に
は、差動歯車機構18が一方の車輪10側に偏位
してケース9a,9bに回転可能に支承され、こ
の差動歯車機構18のケース18aにはベベルギ
ア19が一体回転可能に、かつ、他方の車輪10
側に設けられ、前記ベベルピニオン17に噛合し
ている。
差動歯車機構18の左右の出力軸18b,18
cは、ケース9a,9bを貫通してアクスルケー
ス9の両端から突出し、前記ハブ15,15内に
設けられた複合遊星歯車減速装置20,20の第
1サンギア21,21にそれぞれスプライン嵌合
している。
ハブ15,15の内周にはそれぞれ複合遊星歯
車減速装置20,20のインターナルギア22,
22が形成され、このインターナルギア22,2
2にそれぞれ第1サンギア21,21に噛合する
第1プラネツトギア23,23が噛合している。
第1プラネツトギア23,23のキヤリア2
4,24は、それぞれ第1サンギア21よりも差
動歯車機構18側に設けられた第2サンギア2
5,25にカツプリング結合しており、第2サン
ギア25,25には、それぞれ前記ハブ15,1
5の内周に形成したインターナルギア22,22
に噛合する第2プラネツトギア26,26が噛合
し、第2プラネツトギア26,26のキヤリア2
7,27はそれぞれアクスルケース9に支持され
ている。
これにより、油圧モータ12の回転は、ベベル
ピニオン17とベベルギア19とで第1段の減速
がなされ、複合遊星歯車減速装置20で第2段、
第3段の減速がなされて車輪10に伝達される。
このように構成することにより、アクスルケー
ス9をコンパクトにして車輪10を小径化するこ
とができ、また、油圧モータ12のアクスルケー
ス9からの突出量をすくなくすることで、車体2
の上下ストロークを大きくするとともに旋回性能
も向上でき、さらに、部品の組付も従来よりも容
易となる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように、車体下部に多数の走行
車輪を旋回可能に設けた大物運搬車の駆動装置に
おいて、前記車体に旋回可能に設けられたアクス
ルケースの両端に車輪をそれぞれ回転可能に支承
し、該アクスルケースの中央に車輪の軸線方向と
直交する方向に油圧モータを設け、該油圧モータ
の駆動軸に噛合する差動歯車機構をアクスルケー
スの一方の車輪側に偏位して設け、該差動歯車機
構の出力軸にそれぞれ噛合する複合遊星歯車減速
装置を前記車輪のハブ内に設け、該複合遊星歯車
減速装置のインターナルギアを前記ハブの内周に
それぞれ形成したので、駆動装置をコンパクトに
して車輪を小径化することができ、また、油圧モ
ータのアクスルケースからの突出量をすくなくし
たので、車体の上下ストロークを大きくするとと
もに旋回性能、走行性能を向上でき、さらに、部
品の組付も徒来よりも容易となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
大物運搬車の側面図、第2図は平面図、第3図は
正面図、第4図は走行車輪の側面図、第5図は正
面図、第6図は背面図、第7図及び第8図は旋回
機構の平面図、第9図a乃至eは大物運搬車の旋
回性能を説明する平面図、第10図a乃至dは荷
物の積下し順序を示す側面図、第11図は駆動装
置の断面図である。 1……大物運搬車、2……車体、3……運転
室、4……走行車輪、6……旋回機構、7……サ
スペンシヨンブラケツト、8……スイングアー
ム、9……アクスルケース、10……車輪、11
……シリンダ、12……油圧モータ、12a……
駆動軸、15……ハブ、17……ベベルピニオ
ン、18……差動歯車機構、19……ベベルギ
ア、20……複合遊星歯車減速装置、21……第
1サンギア、22……インターナルギア、23…
…第1プラネツトギア、24……キヤリア、25
……第2サンギア、26……第2プラネツトギ
ア、27……キヤリア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体下部に多数の走行車輪を旋回可能に設けた
    大物運搬車の駆動装置において、前記車体に旋回
    可能に設けられたアクスルケースの両端に車輪を
    それぞれ回転可能に支承し、該アクスルケースの
    中央に車輪の軸線方向と直交する方向に油圧モー
    タを設け、該油圧モータの駆動軸に噛合する差動
    歯車機構をアクスルケースの一方の車輪側に偏位
    して設け、該差動歯車機構の出力軸にそれぞれ噛
    合する複合遊星歯車減速装置を前記車輪のハブ内
    に設け、該複合遊星歯車減速装置のインターナル
    ギアを前記ハブの内周にそれぞれ形成したことを
    特徴とする大物運搬車の駆動装置。
JP6161586U 1986-04-23 1986-04-23 Expired JPH0249058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6161586U JPH0249058Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6161586U JPH0249058Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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Publication Number Publication Date
JPS62172630U JPS62172630U (ja) 1987-11-02
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JP6161586U Expired JPH0249058Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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JPS62172630U (ja) 1987-11-02

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