JPH0320188Y2 - - Google Patents

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JPH0320188Y2
JPH0320188Y2 JP6161986U JP6161986U JPH0320188Y2 JP H0320188 Y2 JPH0320188 Y2 JP H0320188Y2 JP 6161986 U JP6161986 U JP 6161986U JP 6161986 U JP6161986 U JP 6161986U JP H0320188 Y2 JPH0320188 Y2 JP H0320188Y2
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JP
Japan
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hydraulic motor
wheels
gear mechanism
differential gear
rotation speed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、重機械等の重量物を運搬するのに適
した大物運搬車の駆動車輪の回転数検知装置に関
する。
〔従来の技術〕
例えば特公昭51−20782号公報に示されるよう
な大物運搬車は、車体下部に多数の走行車輪を連
動して操舵可能に配設するとともに、主要な走行
車輪を油圧モータにより駆動して走行する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このように多数の走行車輪をそれぞれ
油圧モータで駆動する場合、一つの駆動車輪が大
きな窪み等に落ち込むと、油圧モータに荷重抜け
が生じ、オイルの全量がこの負荷の少ない油圧モ
ータに集中し、油圧モータや駆動装置が過回転し
て焼付く虞れがある。
そこで本考案は、大物運搬車の駆動車輪の回転
数検知装置を提供するもので、駆動される走行車
輪の回転数を検知して、油圧モータや駆動装置の
過回転を防止できるようにしたことを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、車体下部に多数
の走行車輪を連動して操舵可能に配設するととも
に、走行車輪を油圧モータで駆動する大物運搬車
において、前記走行車輪を回転可能に軸支したア
クスルケースに、前記油圧モータを設けるととも
に、該油圧モータの出力を走行車輪に伝達する差
動歯車機構を駆動系統に設け、該差動歯車機構の
回転数を検知して、油圧モータの制御装置へ伝達
するセンサを、前記差動歯車機構に対向して配設
したことを特徴としている。
〔作用〕
このように構成することにより、センサで差動
歯車機構の回転数を検知できるので、これに基づ
いて、油圧モータの出力を制御できる。したがつ
て、センサで検知する回転数が、大物運搬車の最
高速度時の回転数よりも高くなつた場合に、油圧
モータの回転数を制御して、油圧モータや駆動系
統の過回転を防止できる。また、走行速度を知る
ことができる。
〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第11図
に基づいて説明する。
大物運搬車1は、車体2下部に、運転室3と多
数の走行車輪4とを有し、走行車輪4を連動して
操舵可能としている。そして、大形の重量物5を
運搬する際には、第1図乃至第3図に示す如く、
2両乃至それ以上連結されて走行できる。
走行車輪4の詳細な機構は、第4図乃至第8図
に示す如く、車体2の下部に設けられた舵取り装
置6により90度以上旋回可能なサスペンシヨンブ
ラケツト7と、該サスペンシヨンブラケツト7の
アーム8に上下に揺動可能に支持されたスイング
アーム9と、スイングアーム9にローリング可能
に枢着されるアクスルケース10と、アクスルケ
ース10の両端に回転可能に軸支される車輪1
1,11と、スイングアーム9を支持するシリン
ダ12とで構成されている。そして、主要な走行
車輪4には、アクスルケース10に油圧モータ1
3が設けられ、駆動輪となる車輪11,11を駆
動することにより大物運搬車1が走行する。
舵取り装置6は、第6図及び第7図に示す如
く、サスペンシヨンブラケツト7の旋回中心に設
けられたピニオン14に噛合するラツク15,1
6と、これらラツク15,16を移動させるシリ
ンダ17,18とを備えており、運転室3におけ
る操舵に応じてラツク15,16を移動させて、
ピニオン14を回動して走行車輪4を旋回させ
る。
スイングアーム9は、第8図に示す如く、その
一端にサスペンシヨンブラケツト7のアーム8下
端に揺動可能に支持される回動部9aを有すると
ともに、他端にアクスルケース10を支持する支
持軸9bを突設し、回動部9aと支持軸9bとの
略中間にシリンダ12のロツド12aの取付部9
cを形成し、さらに、支持軸9bの下方にアクス
ルケース10のローリングストツパとなる係合部
9dを開口している。
アクスルケース10は、両側に車輪11,11
を回転可能に軸支するとともに、その中央上部に
形成した枢着部10aに、車輪11,11の軸線
と直交する方向の前記支持軸9bをブツシユ2
0,21を介して挿入することにより、アクスル
ケース10をスイングアーム9にローリング可能
に支持している。
油圧モータ13を備えた走行車輪4にあつて
は、さらに、アクスルケース10の枢着部10a
下部の反スイングアーム側に、油圧モータ13の
取付部10bを、スイングアーム側に、点検用開
口10cをそれぞれ形成している。取付部10b
には、駆動輪となる車輪11,11の軸線と直交
する方向に油圧モータ13を設けるとともに、点
検用開口10cを円筒状の蓋22で塞いでいる。
この蓋22は、油圧モータ13の駆動軸13aの
中心と同心に駆動軸13aと対向して設けられて
いる。
このように構成された走行車輪4を多数備えた
大物運搬車1は、運転室3における操作により各
走行車輪4を連動して操舵可能で、かつ、各走行
車輪4のシリンダ12を連動して作動させ、車高
を変更できるように構成されている。
このため、第10図aに示されるような直進及
び直進方向の旋回、bに示されるような横方向の
移動、cに示されるようなその場旋回、dに示さ
れるような横方向から斜め方向への移動、eに示
されるような直進方向から斜め方向への移動等が
可能である。したがつて長大な車両でありながら
秀れた走行能力を有する車両に構成されており、
重量物5を搬送する際には、第11図aに示され
るように車高を低くして重量物5を載置したパレ
ツト29の下に進入し、bに示されるように車高
を上げてパレツト29とともに重量物5を積載
し、積み下ろす際には、cに示されるように車高
を下げてパレツト29の脚を設置させ、dに示さ
れるように、車高を下げたままパレツト29から
離脱する。
また、油圧モータ13を備えた走行車輪4のア
クスルケース10に取外し可能に取付けられた前
記蓋22のフランジ22aは、アクスルケース1
0の外側に突出して、前記スイングアーム9の係
合部9dに係合可能に配設され、アクスルケース
10のローリング量を規制している。
アクスルケース10内には、油圧モータ13の
駆動軸13aに設けられたベベルピニオン23
と、車輪11,11のアクスルに設けられ、前記
ベベルピニオン23に噛合する差動歯車機構24
とが配設され、駆動系統を構成し、油圧モータ1
3の出力を車輪11,11に伝達する。
アクスルケース10内に突出する蓋22の先端
には、第9図に示す如く、前記差動歯車機構24
に対向して、該差動歯車機構24の回転数を検知
するセンサ25が配設されている。このセンサ2
5は、磁気センサで、蓋22の中央に設けられた
非磁性のブラケツト26に、ナツト27にて差動
歯車機構24との間に間隙Cを有して螺着され、
差動歯車機構24の外周に形成された周方向の突
起をカウントして回転数を検知し、コード28を
介して運転室3に設けた制御装置(図示せず)に
伝達する。
このように構成することにより、センサ25
は、油圧モータ13を備えた走行車輪4の回転数
を検知することができ、これに基づいて、油圧モ
ータ13の出力を制御できる。したがつて、セン
サ25で検知する回転数が、大物運搬車1の最高
速度時の回転数よりも高くなつた場合に、油圧モ
ータ13の回転数を制御して、例えば、走行車輪
4の一つに荷重抜けが生じたような場合に、油圧
モータ13や駆動系統の過回転を防止できる。ま
た、速度計としても利用できるので、走行速度を
知ることもできる。
さらに、センサ25の取付、取り外しや調整が
容易であり、センサ25がアクスルケース10内
に設けられているので、損傷が少ない。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、車体下部に多数の走行
車輪を連動して操舵可能に配設するとともに、走
行車輪を油圧モータで駆動する大物運搬車におい
て、前記走行車輪を回転可能に軸支したアクスル
ケースに、前記油圧モータを設けるとともに、該
油圧モータの出力を走行車輪に伝達する差動歯車
機構を駆動系統に設け、該差動歯車機構の回転数
を検知して、油圧モータの制御装置へ伝達するセ
ンサを、前記差動歯車機構に対向して配設したの
で、センサが、油圧モータを備えた走行車輪の回
転数を検知し、油圧モータの出力を制御できる。
したがつて、センサで検知する回転数が、大物運
搬車の最高速度計の回転数よりも高くなつた場合
に、油圧モータの回転数を制御して、例えば、一
つの油圧モータで駆動する走行車輪が大きな窪み
等に落ち込んで当該走行車輪に荷重抜けが生じた
ような場合に、油圧モータや駆動系統の過回転を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
大物運搬車の側面図、第2図は平面図、第3図は
正面図、第4図は走行車輪の正面図、第5図は背
面図、第6図及び第7図は車輪の旋回状態を示す
平面図、第8図はセンサの取付状態を示す一部断
面側面図、第9図はその拡大図、第10図a乃至
eは大物運搬車の旋回性能を説明する平面図、第
11図a乃至dは荷物の積降し順序を示す側面図
である。 1……大物運搬車、2……車体、3……運転
室、4……走行車輪、6……旋回機構、7……サ
スペンシヨンブラケツト、8……アーム、9……
スイングアーム、10……アクスルケース、10
a……支承部、10c……点検用開口、11……
車輪、12……シリンダ、13……油圧モータ、
22……蓋、24……差動歯車機構、25……セ
ンサ、26……非磁性ブラケツト、28……コー
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体下部に多数の走行車輪を連動して操舵可能
    に配設するとともに、走行車輪を油圧モータで駆
    動する大物運搬車において、前記走行車輪を回転
    可能に軸支したアクスルケースに、前記油圧モー
    タを設けるとともに、該油圧モータの出力を走行
    車輪に伝達する差動歯車機構を駆動系統に設け、
    該差動歯車機構の回転数を検知して、油圧モータ
    の制御装置へ伝達するセンサを、前記差動歯車機
    構に対向して配設したことを特徴とする大物運搬
    車の駆動車輪の回転数検知装置。
JP6161986U 1986-04-23 1986-04-23 Expired JPH0320188Y2 (ja)

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JPS62172628U JPS62172628U (ja) 1987-11-02
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