JP2579856B2 - リーチ型フォークリフト - Google Patents

リーチ型フォークリフト

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JP2579856B2
JP2579856B2 JP35854591A JP35854591A JP2579856B2 JP 2579856 B2 JP2579856 B2 JP 2579856B2 JP 35854591 A JP35854591 A JP 35854591A JP 35854591 A JP35854591 A JP 35854591A JP 2579856 B2 JP2579856 B2 JP 2579856B2
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茂 広岡
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストラドルアームの先
端に支持されているロードホイールの操舵が可能なリー
チ型フォークリフトを提供するにあたり、ストラドルア
ームの幅寸法を拡大化することなく、極めて狭小な寸法
で、ロードホイールの操舵を実現し得るリーチ型フォー
クリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】図6から図11に示す如く、ストラドル
アーム10A、10Aの先端に支持されたロードホイー
ル12L、12Rを操舵可能に設け、全方向に走行し得
るフォークリフトFが提案されている。このフォークリ
フトFは、本体部2と、該本体部2から突出する左右の
ストラドルアーム10A、10Aの各々にロードホイー
ル12L、12Rを操舵可能に支持すると共に、前記本
体部2にハンドル6にて操舵可能なドライブホイール1
1を備えている。
【0003】ストラドルアーム10A、10A間には、
リーチシリンダ15にて前後にスライドしうるキャリッ
ジ21と、該キャリッジ21にリフトシリンダ5にて昇
降動可能にフォーク或いは種々のアタッチメント等の荷
役具4、4を係止するマスト3が設けられる。又、前記
キャリッジ21には前後にローラ24A、24Bが回動
自在に軸支され、ストラドルアーム10A、10Aの内
側に形成されるレール36を転動しうる。尚、7は荷役
具4を操作する荷役操作レバー、8はドライブホイール
11のアクセル指示を行う走行操作レバー、9はバッテ
リである。
【0004】次に、ロードホイールの操舵機構について
図10に基づき詳述すると、ロードホイール12Lは、
支承軸14に軸受を介して回動自在に支承され、該支承
軸14は、正面視が略「L」形からなるブラケット50
に固着されている。又、該ブラケット50の上面には、
上方に突出するステアリング軸16が円すいころ軸受
B、Bを介して回動自在にストラドルアーム10Aに支
承されている。円すいころ軸受B、Bは、それぞれ背面
に組み合わせてステアリング軸16に発生するモーメン
ト荷重を負担しうるよう配される。
【0005】ブラケット50の内側端部には、扇形に切
り欠かれた歯車20が、ボルト23にて固着され、該扇
形の歯車20に噛み合う駆動歯車19が駆動軸17に嵌
入されている。駆動軸17は、前記ステアリング軸16
と並設され、ボス22に回動自在に支承されると共に、
その上端にはタイミングプーリ18が固着されている。
また、前記ブラケット50の上端面と、ストラドルアー
ム10Aとは接触することがないように構成されてお
り、従って、ステアリング軸16に作用するすべてのラ
ジアル荷重及びアキシアル荷重は、前記円すいころ軸受
B、Bにて負担される。
【0006】又、図11に示すごとく、ストラドルアー
ム10A内には、ステアリングモータ34Lが固定さ
れ、そのピニオン33には一段減速ギア31、これに同
軸形成されたアイドルギア32及び二段減速ギア30を
介して回動軸29を回動させ得る。
【0007】さらに、前記回動軸29の上端には、タイ
ミングプーリ25が固着され、タイミングベルト35を
介して前記駆動軸17のタイミングプーリ18にステア
リングモータ34Lのトルクが伝達され、ロードホイー
ル12Lを操舵する事ができる。尚、28はエンコーダ
であり、検出軸の先端に設けられた歯車27が、前記回
動軸29に固着された歯車26に噛み合うことにより、
ロードホイール12Lの操舵角を検出し得るように構成
されている。
【0008】又、図10に示す如く、ロードホイール1
2Lの操舵は、前記ステアリング軸16を中心として行
われ、該ステアリング軸16の中心とロードホイール1
2Lの中心とは、距離sだけ偏心させて構成される。こ
れにより、ロードホイールの操舵時の駆動トルクの軽減
が図られるからである。
【0009】さらに、ロードホイール12Lが図10に
示す状態から90度操舵された場合に、前記レール36
とロードホイール12Lとが干渉することがないよう、
前記レール36の側面と、距離rだけ離されて設けられ
ている。尚、他方のロードホイールについても同様の構
成を有しているもので、フォークリフト1の車体中心線
を中心として、左右対称に構成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成のた
め、ストラドルアーム16の幅寸法W1は、通常のリー
チ型フォークリフト(ロードホイールの操舵を行なうこ
とができないリーチ型フォークリフトをいう。)のそれ
に比し拡大化されてしまう。
【0011】しかしながら、フォークリフトは、通常、
幅狭な倉庫内通路での荷役走行作業を強いられるもので
あるため、上述のようにストラドルアームの幅寸法W1
が広くなると折角全方向に走行することができても、結
果的には、最小通路幅を大きくとらねばならず、荷の保
管スペースが削減されてしまうという問題がある。
【0012】一方、ロードホイール12L、12Rには
軸重量が作用し、特に、ステアリング軸16に作用する
ラジアル荷重及びアキシアル荷重は、上述の如く、すべ
て円すいころ軸受B、Bにて負担される。また、荷役具
4に荷を積載している状態では、極めて大きなアキシア
ル荷重が作用するため、強度を踏まえた設計上の理由か
ら前述の円すいころ軸受B、Bを小型化にするにもおの
ずと限界がある。
【0013】本発明は上記実状に鑑み案出されたもの
で、その目的は、左右のロードホイールを操舵可能に支
持するストラドルアームの幅寸法を極めて小さくするこ
とが可能なリーチ型フォークリフトを提供する事にあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右のストラ
ドルアーム各々の先端部近傍にステアリング軸を回動自
在に支承し、該ステアリング軸にロードホイールを支持
しうる垂下部を備えたブラケットを固着し、該ブラケッ
トの上面端部に扇形をなし円弧側を車体中心側に向けた
歯車を前記ブラケットに設け、該扇形の歯車に噛み合う
駆動歯車を前記左右のストラドルアーム各々内に収納配
置してなり、さらに前記ストラドルアーム内側に上下2
段の溝部を設け、その下側の溝部を前記ロードホイール
が操舵された際に干渉しないよう切り欠くと共に、マス
トを支持するキャリッジの前側のローラを上の溝部に、
後側のローラを下の溝部を転動しうるよう構成したもの
である。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を以下、図1乃至図5に基づ
き説明するが、従来と同一の箇所については同一の番号
を付し、その詳細説明は省略する。
【0016】図示の如く、ストラドルアーム40の先端
部近傍には、その車体幅方向における外側位置に中心が
位置しうるステアリング軸16を回動自在に支承し、ロ
ードホイール12Lは、ブラケット13の垂下部13a
により、車体外側から、該ロードホイール12Lの幅方
向における中心を前記ステアリング軸16の中心と距離
sだけ隔てて回動自在に支持されている。これは、前記
同様、操舵トルクの低減を図るためであるが、かかる構
成に限定されるものではない。
【0017】又、ブラケット13の上面内側端部には、
本例では扇形でかつ円弧側を車体内側に向けた歯車37
を前記ブラケット13に一体成形したものを例示する。
【0018】前記扇形の歯車37には、これに噛み合う
駆動歯車19をストラドルアーム40内に収納配置して
なり、さらにストラドルアーム40の内面には、図2に
示すごとく上下2段の溝部38、39を設けている。
【0019】溝部38、39の構造について、図2に基
づき説明すると、ストラドルアーム40の内面にはイン
ナプレート44が溶着され、その上下には上レール45
及び中レール46を固着して、上側の溝部38を構成す
る。又、上レール45は、本例ではストラドルアーム4
0の前端まで位置させていないものを例示するが、これ
に限定するものと解してはならない。
【0020】又、前記インナプレート44の下端には下
レール47を有する断面略「L」型をなすロアビーム4
9が溶着され、該下レール47と前記中レール46とで
下側の溝部39を構成している。尚、前記各レールの端
面には、摩耗を防止すべくライナ48…が張り付けされ
る。
【0021】前記ロアビーム49は、ロードホイール1
2Lが操舵されても干渉しないよう、その先端部分には
クリアランス52を有する。従って、ロードホイール1
2Lが図1に2点鎖線にて示すごとく、車体の内側に近
づけた場合であっても、前記レール36とロードホイー
ル12Lとが干渉することがない。従って、図1に示す
ごとくストラドルアーム40の幅寸法W2を小ならしめ
ることができる。
【0022】次に、マスト3を支持するキャリッジ41
について図4乃至図5に基づき説明する。キャリッジ4
1の両側面には前ローラ42、後ローラ43が回動自在
に軸支されている。前ローラ42は、キャリッジ41の
上部に軸支され、前記上側の溝部38を転動する。又、
後ローラ43はキャリッジ41の下部に軸支され、前記
下側の溝部39を転動する如く構成される。
【0023】又、図4はマストを本体部2側に繰り入れ
た状態、即ちリーチインの状態であり、図5はロードホ
イール12L側へ繰り出した、いわゆるリーチアウト状
態を示している。従って、下側の溝部39を切り欠いて
いても、リーチイン、リーチアウトといったリーチ型フ
ォークリフトが本来備えるべき機能を損なうことがな
い。
【0024】尚、前記上レール45をストラドルアーム
40の前方まで位置させなかったのは、図5に示すよう
に、マストに作用する荷の重量により、前ローラ42に
は下向きの力が作用し、後ローラ43には上向きの力が
それぞれ作用するため、上側にレール材を設ける必要が
ないからである。
【0025】又、本例では、駆動歯車19を回動させる
手段として、従来と同様前記ステアリング軸16と並設
された駆動軸17の上端に従来より小径のタイミングプ
ーリ51を固着したものを例示し、ステアリングモータ
34Lからピニオン33、一段減速ギア31、これに同
軸形成されたアイドルギア32及び二段減速ギア30を
介して回動軸29を回動させ、タイミングプーリ25、
タイミングベルト35を介して前記駆動軸17を回動さ
せるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用した結果、
従来のように荷役具の案内用レール部材による制約を一
切受けることなくロードホイールの配設位置を設計しう
るため、ロードホイールを車体内側に寄せうるため、ス
トラドルアームの幅寸法を小ならしめることができ、ひ
いてはロードホイールの操舵が可能なフォークリフトの
車体の小型化を図りうる。
【0027】又、上述の偏心距離sを、ストラドルアー
ムの幅寸法を狭めたにも拘らず、ロアビームを切り欠い
たことにより、従来の偏心距離sと略同距離を確保し得
る。従って、横走行時においても十分なホイールベース
を確保することができ、走行安定性、乗り心地の向上に
優れるという効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図である。
【図2】本発明の斜視図である。
【図3】本発明の平面図である。
【図4】本発明の側面図である。
【図5】本発明の側面図である。
【図6】従来のリーチ型フォークリフトの側面図であ
る。
【図7】従来のリーチ型フォークリフトの平面図であ
る。
【図8】従来のストラドルアームを示す第7図における
A視側面図である。
【図9】従来のロードホイールの操舵機構を説明する平
面図である。
【図10】従来のロードホイールの操舵機構を説明する
正面図である。
【図11】従来のロードホイールの操舵機構を説明する
側面図である。
【符号の説明】
12L ロードホイール 12R ロードホイール 13 ブラケット 13a 垂下部 14 支承軸 16 ステアリング軸 19 駆動歯車 37 平歯車 40 ストラドルアーム 44 インナプレート 45 上レール 46 中レール 47 下レール 48 ライナ 49 ロアビーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のストラドルアーム各々の先端部近
    傍にステアリング軸を回動自在に支承し、該ステアリン
    グ軸にロードホイールを支持しうる垂下部を備えたブラ
    ケットを固着し、該ブラケットの上面端部に扇形をなし
    円弧側を車体中心側に向けた歯車を前記ブラケットに設
    け、該扇形の歯車に噛み合う駆動歯車を前記左右のスト
    ラドルアーム各々内に収納配置してなり、さらに前記ス
    トラドルアーム内側に上下2段の溝部を設け、その下側
    の溝部を前記ロードホイールが操舵された際に干渉しな
    いよう切り欠くと共に、マストを支持するキャリッジの
    前側のローラを上の溝部に、後側のローラを下の溝部を
    転動しうるよう構成してなるリーチ型フォークリフト。
JP35854591A 1991-12-27 1991-12-27 リーチ型フォークリフト Expired - Lifetime JP2579856B2 (ja)

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