JP2571654B2 - リーチ型フォークリフト - Google Patents

リーチ型フォークリフト

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JP2571654B2
JP2571654B2 JP35480691A JP35480691A JP2571654B2 JP 2571654 B2 JP2571654 B2 JP 2571654B2 JP 35480691 A JP35480691 A JP 35480691A JP 35480691 A JP35480691 A JP 35480691A JP 2571654 B2 JP2571654 B2 JP 2571654B2
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drive wheel
accelerator lever
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郁也 刀谷
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Nippon Yusoki Co Ltd
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右のロードホイール
をも駆動可能とすることによって、滑り易い路面におい
て発生しがちな発進時等のスリップを防止でき、作業性
に優れるリーチ型フォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、従来、リーチ型フォ
ークリフト(以下、単にフォークリフトという)Fは、
本体部2には、ハンドル6にて操舵可能なドライブホイ
ール11を設けるとともに、ロードホイール12L、1
2Rを回動自在に支持するストラドルアーム10、10
間に、リフトシリンダ5にて昇降動可能なフォークなど
の荷役具4、4を係止するマスト3が前後動可能に設け
られる。
【0003】なお前記本体部2には、各種の油圧操作レ
バー7、ドライブホイール11を回転駆動するアクセル
レバー8、バッテリ9が設けられ、さらに前記ドライブ
ホイール11は、歯車減速機を介して走行用電動機(共
に図示せず)と連係することとによって、前記アクセル
レバー8の操作量に応じて回転駆動される。
【0004】ところで、前記荷役具4に荷を積載した状
態でマスト3を前方へ繰り出すと、重心が車両の前方へ
移動し、前記ドライブホイール11に作用する軸重量が
低下する。かかる状態で、摩擦係数の低い路面、例えば
濡れたコンクリート、凍結した冷凍倉庫の床面等におい
てフォークリフトFを発進させようとしても、ドライブ
ホイール11がスリップし、特にひどい場合には発進不
可能となる。
【0005】このため、走行発進時にはアクセルレバー
8の倒し角の有無に拘らず、走行用電動機への電流を低
下させ、電動機が発生するトルクを抑えることにより、
急発進によるスリップを防止するスリップ対策が提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、走行用
電動機への電流を低下させるときには、スリップ防止に
おいては、ある程度の効果は期待できるものの、フォー
クリフトの発進に時間を要し、荷役作業のサイクルタイ
ムを低下させ、作業性を損なうという問題がある。ま
た、登り坂等においてはトルク不足のために、フォーク
リフトが発進できず、立ち往生してしまうという問題が
ある。
【0007】本発明は、滑り易い路面においてもスリッ
プを防止し、作業性に優れるリーチ型フォークリフトの
提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ストラドルア
ームの各先端部に取付けられるロードホイールと、スト
ラドルアームに夫々配されかつバッテリに直列に接続さ
れるとともにロードホイールを回転駆動する補助電動機
と、本体部にステアリングハンドルにて操舵可能に支持
されるドライブホイールと、このドライブホイールを、
アクセルレバーの操作量に基づいた信号にて回転駆動し
うる走行用電動機と、前記アクセルレバーの操作量を検
出する手段と、前記ドライブホイールの操舵角を検出す
る操舵角検出器とを具えるとともに、前記アクセルレバ
ーの操作量に基づく信号に、前記ドライブホイールの操
舵角の絶対値が大きくなるに伴い減少するゲインを乗じ
た駆動信号を前記補助電動機に出力しうる制御装置を具
えてなるリーチ型フォークリフトである。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を以下、図面に基づき説明す
る。リーチ型フォークリフト1は、本体部2の前部両側
に左右のストラドルアーム15、15を設け、その先端
部にロードホイール16L、16Rを軸支するととも
に、これらを回転駆動しうる補助電動機17L、17R
を具える。また本体部2には、ステアリングハンドルに
て旋回でき、かつアクセルレバー8の倒し角及び向きに
応じて回転駆動しうる走行用電動機18に連係したドラ
イブホイール11と制御装置19とを設けている。
【0010】左側のロードホイール16Lの駆動機構
は、図2に示すように(右側のロードホイール16Rも
同様の構成を有する)、ストラドルアーム15に、一枚
のプレート20を用いて歯車減速機構を内蔵支持するギ
アボックス21を一体に固着させ、これによりストラド
ルアーム15の幅の増大を抑制している。
【0011】前記ギアボックス21には、補助電動機1
7Lの出力軸22に固着されたピニオンギヤ23と噛合
するアイドルギヤ24を有する伝達軸25を配し、該伝
達軸25の他端のベベルピニオンギヤ26を、アイドル
軸体29のベベルギヤ部27に噛合させる。
【0012】又アイドル軸体29の他端のスパーギヤ部
28を、中間スパーギヤ30を介して、駆動軸32のフ
ァイナルギヤ31に噛み合わせる。なお駆動軸32は、
ギヤボックス21の円筒部33に、背面組みした円錐こ
ろ軸受B、Bによって支承されている。なおギヤボック
ス21にはギヤオイルが充填されると共に、前記プレー
ト20との間は油密される。
【0013】図3に、制御ブロック図を示すように、ア
クセルレバー8にはその操作量を検出しうるアクセルレ
バー操作量検出手段が設けられる。この手段は、本実施
例では、例えば前記アクセルレバー8と共に回動するカ
ム片8Aの回転量を検出するポテンショメータ34から
なり、その検出信号Sは、所定の関数によって走行用電
動機18の駆動信号を定め得る駆動信号決定回路35を
経て、前記走行用電動機18の駆動信号Vが決定され
る。なお本例では、アクセルレバー8の操作量に一次関
数的に比例した駆動信号Vが出力されるものを例示する
が、これ以外にも二次関数等、種々なものを採用しう
る。
【0014】前記駆動信号決定回路35からの駆動信号
Vは、チョッパ回路等からなる走行用電動機駆動回路3
6に出力され、これにより前記走行用電動機18が回転
駆動される。
【0015】また前記駆動信号決定回路35から出力さ
れた駆動信号Vは、ワンチップマイコン等からなる演算
回路37へも入力される。
【0016】操舵兼駆動輪であるドライブホイール11
には、その操舵角を検出するためのポテンショメータ等
からなる操舵角検出器38が、ドライブホイール11と
共に旋回動するギヤケース50の回転を検出し、その操
舵角θをゲイン決定回路39へ入力する。なお操舵角検
出器38は、ニュートラル位置を基準に、左右の操舵状
態を正負の値の操舵角で検出する。
【0017】ゲイン決定回路39は、前記ドライブホイ
ール11の操舵角θの絶対値、すなわち右旋回、若しく
は左旋回に拘らず操舵角が大きくなるに伴い、減少した
ゲインを出力する。本例では、ステアリングハンドルが
ニュートラル状態にある際には、「1」を出力し、最大
操舵角の状態では「0」を出力する一次関数のものを例
示している。なお二次関数等を用いて相関させることも
できる。
【0018】演算回路37は、式に示す如く、前記駆
動信号決定回路35から出力される駆動信号Vと、前記
ゲイン決定回路39から出力されるゲインGとの乗算が
行われ、その結果得られた補助電動機駆動信号V1を、
チョッパ回路等からなる補助電動機駆動回路40へと出
力する。 V1=G・V ─
【0019】図4〜図6に示すように、ゲイン決定回路
39は、サンプリング周期毎に、ドライブホイール11
の操舵角θを絶対値化して、ゲインGを決定し、演算回
路37へ出力する。図4に示す如く、ドライブホイール
11の操舵角θ=0とすると、ゲイン決定回路39は、
ゲイン「1」を出力する。
【0020】従って、演算回路37により前述の式に
基づき、左右のロードホイール16L、16Rを駆動す
る補助電動機17L、17Rの駆動信号を演算すると、
V1=Vとなる。即ち、このとき、走行用電動機18と
等しい駆動信号にて補助電動機17L、17Rを回転駆
動する。この結果、フォークリフト1の直進走行時に
は、3つの車輪が、同一の駆動トルクを有する駆動輪と
して働くため、摩擦係数の低い路面においても確実なト
ラクションを得る。
【0021】次に、図5に示す如く、ハンドルが所定量
操舵され、ドライブホイール11の操舵角θ=θ1とす
ると、フォークリフト1は幾何学的に旋回中心点Pを中
心に旋回すると共に、ゲイン決定回路39はゲイン
「0.5」を出力する。かかる場合、演算回路37によ
り前記同様、補助電動機17L、17Rの駆動信号を演
算すると、V1=0.5Vとなり、走行用電動機18の
駆動信号に比し50%の駆動信号にて補助電動機17
L、17Rが回転駆動される。
【0022】又、左右の補助電動機17L、17Rは、
直列接続されているため、電気的差動回転作用が得られ
る。すなわち、旋回中心点Pに近い方、すなわち内側の
補助電動機17Rは減速し、旋回中心点Pに遠い方、す
なわち外側の補助電動機17Lは増速する。従って、各
々の補助電動機17L、17Rの速度和が、前記駆動信
号V1により駆動される速度となるため、円滑な旋回を
行ないうる。
【0023】さらに、図6に示す如く、ハンドルがさら
に同方向に操舵され、ドライブホイール11の最大操舵
角θ=θmaxとすると、フォークリフト1は幾何学的に
左右のロードホイール16L、16Rの略中間点を旋回
中心点Pとして旋回すると共に、ゲイン決定回路39は
ゲイン「0」を出力する。かかる場合、演算回路37に
より前記同様、補助電動機17L、17Rの駆動信号を
演算すると、V1=0となり、補助電動機17L、17
Rは駆動されず、遊動輪として作用する。
【0024】このように、フォークリフト1が旋回を開
始するにつれ、ロードホイールの駆動信号を低下させ、
最終的にドライブホイール11の最大操舵角にある場合
には、ロードホイールを一切駆動させないように構成し
たのは、旋回はあまり急スピードで旋回すると、転倒、
荷崩れ等のおそれがあるため、ある程度、ロードホイー
ルの駆動を抑える事でこれを防止しうるからである。
【0025】尚、本発明の作用について説明したが、ハ
ンドル操作が上述の場合とは逆になされた場合にも同様
の作用が得られる事は言うまでもない。
【0026】なお、前記実施例に限定されるものではな
く、例えばロードホーイルの駆動機構には、ギヤの組み
合わせ以外にも、ベルト若しくはチェーンによる伝達等
を採用でき、又走行用電動機及び補助電動機の駆動信号
としては、電圧、電流、発生トルク、或いは回転数等を
用いるなど、種々変更しうる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、ストラドルアーム先端部に枢
支されているロードホイールをも駆動輪としているた
め、荷の積載の有無、マストの繰り出し、繰り入れ等に
よる重心の変化が生じた場合でも、十分なトラクション
を得ることができ、特に滑り易い濡れた路面等において
も、サイクルタイムを低下させることなく発進時のスリ
ップを確実に防止しうる。
【0028】また、フォークリフト1が旋回を開始する
につれ、ロードホイールの駆動信号を低下させ、最終的
にドライブホイールの最大操舵角にある場合には、ロー
ドホイールを一切駆動させないように構成しているた
め、急スピードでの旋回を防止し、転倒、荷崩れ等を好
適に防止しうる。
【0029】さらに、左右のロードホイールを回転駆動
しうる補助電動機を直列に接続しているため、フォーク
リフトの旋回中は電気的差動回転作用が得られ円滑な旋
回動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】ロードホイールの駆動機構を説明する断面図で
ある。
【図3】制御ブロックを例示する平面図である。
【図4】本発明の作用を説明するための平面図である。
【図5】本発明の作用を説明するための平面図である。
【図6】本発明の作用を説明するための平面図である。
【図7】従来のリーチ型フォークリフトを説明するため
の側面図である。
【符号の説明】
1 リーチ型フォークリフト 2 本体部 8 アクセルレバー 11 ドライブホイール 15 ストラドルアーム 16L ロードホイール 16R ロードホイール 17L 補助電動機 17R 補助電動機 18 走行用電動機 34 ポテンショメータ 35 駆動信号決定回路 36 走行用電動機駆動回路 37 演算回路 38 操舵角検出器 39 ゲイン決定回路 40L 補助電動機駆動回路 40R 補助電動機駆動回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストラドルアームの各先端部に取付けられ
    るロードホイールと、ストラドルアームに夫々配されか
    つバッテリに直列に接続されるとともにロードホイール
    を回転駆動する補助電動機と、本体部にステアリングハ
    ンドルにて操舵可能に支持されるドライブホイールと、
    このドライブホイールを、アクセルレバーの操作量に基
    づいた信号にて回転駆動しうる走行用電動機と、前記ア
    クセルレバーの操作量を検出する手段と、前記ドライブ
    ホイールの操舵角を検出する操舵角検出器とを具えると
    ともに、前記アクセルレバーの操作量に基づく信号に、
    前記ドライブホイールの操舵角の絶対値が大きくなるに
    伴い減少するゲインを乗じた駆動信号を前記補助電動機
    に出力しうる制御装置を具えてなるリーチ型フォークリ
    フト。
JP35480691A 1991-12-18 1991-12-18 リーチ型フォークリフト Expired - Lifetime JP2571654B2 (ja)

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JPH05162995A JPH05162995A (ja) 1993-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3610622B2 (ja) * 1995-03-23 2005-01-19 株式会社豊田自動織機 リーチ式フォークリフトの駆動制御装置
JP5030203B2 (ja) * 2006-08-29 2012-09-19 日本輸送機株式会社 フォークリフトのアクスル機構
EP4041669B1 (en) * 2019-10-10 2023-07-26 Mitsubishi Logisnext Europe Oy Control of drive of a lift truck

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JPH05162995A (ja) 1993-06-29

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