JPS6244198Y2 - - Google Patents

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JPS6244198Y2
JPS6244198Y2 JP1985175885U JP17588585U JPS6244198Y2 JP S6244198 Y2 JPS6244198 Y2 JP S6244198Y2 JP 1985175885 U JP1985175885 U JP 1985175885U JP 17588585 U JP17588585 U JP 17588585U JP S6244198 Y2 JPS6244198 Y2 JP S6244198Y2
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JP
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case
transmission
shaft
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gear
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は小型のモアトラクター等の走行変速ミ
ツシヨンケースにおける、低コストで組立簡単な
ミツシヨンケース構造に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来のミツシヨンケースは内部に空洞を構成し
た箱形のケース内に、デフギア装置や変速歯車等
を外から挿入して組立て、最後に開口部に蓋をす
るという方法をとつていたのである。
故に、箱形のミツシヨンケースはアルミダイカ
スト製法にする為には抜き型とすることが出来
ず、やむを得ずアルミの砂型鋳物にして、後で軸
受の嵌入孔等を機械加工していたのである。
ミツシヨンケースをアルミダイカスト製にする
ことが出来れば、精密な鋳物となるので各部の寸
法も精密に出すことができて、機械加工なしで組
み立てることができるのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、小型のモアトラクター等の如
くミツシヨンケース等に大きなコストをかけるこ
とのできない走行装置において、できるだけ機械
加工を無くし、組立ての工数を低減しロボツト等
による自動組立てを可能とするべく、ミツシヨン
ケースをアルミダイカストにて製作可能に、上下
に分割して、該分割部に半割型の軸受孔を構成し
て、上下の半割孔を締結することにより軸受孔と
なるようにして、該孔が抜き型で作成可能とし、
機械加工を必要の無いような構成としたものであ
る。この為に該ミツシヨンケースの分割線上に、
車軸や減速歯車の軸を配置したものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
HST式変速装置を付設し、内部にデフギア装
置と減速歯車装置を内装したミツシヨンケースに
おいて、該ミツシヨンケースを上下方向に3段に
分割して、該3段のケースのうち中間ケースの上
部には、HST式変速装置の載置部とデフギア装
置の為の開口部を形成し、下部にはHST式変速
装置のモーター軸の回転をデフギア装置まで伝達
する減速歯車装置挿入の為の開口部を形成し、中
間ケースに対して、上部ケース・下部ケースの接
合面の内側には半円状の軸受嵌入孔を形成したも
のである。
また、上部ケース・下部ケースの半円状の軸受
嵌入孔に対して、中間ケースの両接合面の内側に
は、前記軸受嵌入孔と対抗する軸受保持用の突起
部を構成したものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成と作用を説明す
ると。
第1図は本考案のミツシヨンケースの全体側面
断面図、第2図は同じく前面断面図、第3図は同
じく平面断面図、第4図は同じく組立て状態の平
面図、第5図はブレーキ装置部分の側面図、第6
図は同じく平面断面図、第7図は中間ケースの下
面図、第8図は同じく中間ケースの上面図、第9
図は同じく中間ケースの車軸通過位置における後
面断面図、第10図は同じくデフリングギア付近
における中間ケースの側面断面図、第11図は同
じく中間ケースの油圧モーター取付部近辺におけ
る後面断面図、第12図は各ケースに軸受装置を
嵌入して組立た状態の側面断面図、第13図は本
考案のミツシヨンケース装置を付設したモアトラ
クターの全体側面図である。
まず第13図より、モアトラクターの全体的な
構成から説明すると。
モアトラクターは庭園の芝生等の刈取りを行う
軽作業用のトラクターであり、一般の農用トラク
ターと相違して、大負荷がかかることは無いので
ある。この実施例では前部にモア装置Rを配置
し、前輪8を駆動輪として後輪9を操向輪として
いる。機体の後部に垂直出力軸を持つエンジンを
配置して、該エンジンからの動力をVベルトによ
り本考案のミツシヨンケース上に載置したHST
式変速装置へ伝えている。即ち、油圧ポンプ装置
1のポンプ軸13にVプーリー10が固設されて
おり、該Vプーリー10へエンジンからのVベル
トが巻回されているのである。
本考案のミツシヨンケースは後部にHST式変
速装置を載置する平坦部を構成し、前部にはデフ
ギア装置を内装している。該デフギア装置より左
右へ車軸6L,6Rを突出して前輪8,8を駆動
しているのである。
このような全体的な構成において、本考案はミ
ツシヨンケースの低コスト化を図る為にアルミダ
イカストにより製作可能とすべく、上下に複数段
に分割したものである。
本実施例においては、ミツシヨンケースを3段
に分割した実施例を示しているのである。
次に第1図より第12図の図面により、ミツシ
ヨンケースの構成を説明すると。
実施例においては、ミツシヨンケースを上下に
3段に分割して、上部ケース3と中間ケース5と
下部ケース4とにより構成しているのである。中
間ケース5は第7図より第11図に示す如く、上
部ケース接合面5aと下部ケース接合面5cと
HST式変速装置載置部5bにより構成されてい
る。該上部ケース接合面5aの内側には車軸6
L,6Rの軸受用突起部5dが形成されており、
上部ケース3の中間ケース接合面内側に車軸6
L,6Rの半円状の軸受嵌入孔3cが形成されて
いるのである。中間ケース5の突起部5dと上部
ケース3の軸受嵌入孔3cを併せて、車軸6L,
6Rの軸受を保持しているのである。また中間ケ
ース5には側面にブレーキ装置の嵌入孔5fの上
半分が開口されており、下部ケース4に設けた嵌
入孔48の下半分と併せて、円形のブレーキ装置
の嵌入孔とし、該嵌入孔内に内拡式のブレーキ装
置を配置しているのである。
上部ケース3は第4図に示される如く、中間ケ
ース5の上部ケース接合面5aに合致させて締め
付けられるべく、蓋状に構成されているのであ
る。また、下部ケース4は第3図に示されている
如く、アルミダイカストにより構成されたオイル
パン状に構成されており、上面には入力軸14と
カウンター軸12と減速軸7の3本の軸を支持す
る軸受の半円状の嵌入孔4d,4c,4eが形成
されているのである。該入力軸14、カウンター
軸12、減速軸7の軸受を支持するための突起部
5d,5d及び5eは第7図の如く、中間ケース
5の下部ケースの接合面5cの内側に刻設されて
いるのである。
また、該突起部5eの先端には、カウンター軸
12に形成したスリ割り部12′を接当させるこ
ととして、カウンター軸12の廻り止めも行なつ
ている。
第1図に示す如く、中間ケース5のHST式変
速装置載置部5bにはHST式変速装置の油圧モ
ーター2の部分が固定されており、油圧ポンプ装
置1の部分は横に突出配置されているのである。
本実施例においては油圧ポンプ装置1と油圧モー
ター2が左右に併置型のHST式変速装置を示し
ているが、油圧ポンプ装置1と油圧モーター2が
上下に重複した型のHST式変速装置を用いても
良いものである。
油圧ポンプ装置1にはポンプ斜板を回動する変
速軸15が突出されており、該変速軸15の回動
により、前進・後進の無段変速が行われるのであ
る。油圧モーター2のモーター軸11にベベルギ
ヤ40が固設されており、該ベベルギヤ40によ
り入力軸14上のベベルギヤ16を駆動してい
る。入力軸14上にはもう1枚の歯車20が刻設
されており、該歯車20はカウンター軸12上の
歯車17と噛合している。該カウンター軸12上
の歯車17は減速軸7上の歯車18と噛合し、該
減速軸7上のもう1枚の刻設歯車21がデフギア
装置のデフリングギア19と噛合している。この
ようにHST式変速装置よりデフギア装置までの
間に、3本の軸と減速歯車連を配置することによ
り、油圧モーター2の回転を減速してデフギア装
置へ伝達しているのである。該3本の軸と歯車連
を、上部にHST式変速装置とデフギア装置を配
置した構成の、下側の空間を利用して配置構成し
たので、全体としてミツシヨンケースを小さくす
ることが出来たのである。
デフギア装置については、第2図にその詳細が
示されているのである。即ちデフリングギア19
は平歯車により構成されており、該平歯車により
構成されたデフリングギア19を左右対称のデフ
ギアケース29,30により挟んで、ボルト30
により締め付けることにより、簡単な組立てを可
能としているのである。該左右対称のデフギアケ
ース29,30の間にデフリングギア19を挟む
前に、左右の車軸6L,6Rの内端のデフサイド
ギア26L,26Rと、ピニオン軸28と、デフ
ピニオン27を先に挿入して、最後に左右対称の
デフギアケース29,30をデフリングギア19
を挟んで締め付けるのである。
ピニオン軸28も左右対称のデフギアケース2
9,30の接合面に挟持して保持すべく構成して
いるのである。
次にブレーキ装置の構成を説明すると。
該ブレーキ装置は走行ブレーキ装置と駐車ブレ
ーキ装置を兼用しており、入力軸14がブレーキ
軸を兼務しているのである。該入力軸14の先端
にブレーキドラム22を固定しており、該ブレー
キドラム22の内面にブレーキシユー23を接当
させて制動を行うのである。ブレーキカム24と
アンカーピン39はブレーキ装置の蓋体38に支
持されているのである。
以上のような構成に基づく作用を説明すると。
エンジンからの動力を、油圧ポンプ装置1により
圧油の変化にし、変速軸15の回動により斜板を
回動して油圧モーター2の回転を正転・逆転に無
段変速して、モーター軸11に伝えるのである。
該モーター軸11の回転を入力軸14・カウンタ
ー軸12・減速軸7上の歯車連により減速して、
デフギア装置のデフリングギア19に伝え、ピニ
オン軸28とデフピニオン27とデフサイドギア
26L,26Rと左右対称のデフギアケース2
9,30により構成されるデフギア装置を介し
て、車軸6L,6Rを駆動するものである。
そして該構成の変速装置を内包するミツシヨン
ケースを上下方向に3段に分割して、上部ケース
3と中間ケース5の接合面に車軸6L,6Rの軸
受部を構成して、中間ケース5と下部ケース4の
接合面にベベルギヤ軸14・カウンター軸12・
減速軸7の軸受部を構成したものである。
また分割された各ケースはそれぞれ開放形状と
されているので、アルミダイカスト用の抜き型が
構成できるような構成と成つているのである。
該アルミダイカストにより製作した上部ケース
3・中間ケース5・下部ケース4は機械加工の必
要がなく、唯、上部ケース3側の半円状の軸受嵌
入孔3cに車軸6L,6Rの軸受を支持し、下部
ケース4の半円状の軸受嵌入孔4c,4d,4e
に入力軸14と減速軸7の軸受とカウンター軸1
2を支持しておき、これらが中間ケース5の突起
部5d,5d,5d,5eに接当するようにし
て、中間ケース5に対して上下のケースを締め付
ければ、組立てが終了するのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、ミツシヨンケースを複数段に上下に分
割したので、各分割後のケースはそれぞれ抜き型
に構成することができ、アルミダイカストにより
製作することができ、鋳物の精度が高いので機械
加工の必要がなくなり、コストの低下を図ること
が出来たのである。
第2に、形状が簡単な上部ケース・下部ケース
の接合面内側に各軸の軸受の嵌入孔を半円状に形
状するする一方、上部及び下部ケースの接合面と
HST式変速装置の載置部を形成して、その形状
が複雑となる中間ケースには、突起部を形成し
て、これによつて、前記嵌入孔に支持した軸受・
軸の接当支持を行なうようにしているので、中間
ケースの内部を簡単に抜き加工できるようにして
いる。
また、該軸と歯車の組立に際し、下側の半割の
嵌入孔内に、ベアリングを載置して、上側のケー
スを載置締め付けを行うことができ、従来の如く
側面の円形の開口に軸とベアリングの半仕組みを
挿入しながら、歯車の噛合を行う必要がなく、組
立も熟練を要せず、ロボツトによる自動組立を導
入することができて、組立コストの低下に繋がる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のミツシヨンケースの全体側面
断面図、第2図は同じく前面断面図、第3図は下
部ケースに歯車速を装着したところの上面図、第
4図は同じくケース組立て状態の平面図、第5図
はブレーキ装置部分の側面図、第6図は同じく平
面断面図、第7図は中間ケースの下面図、第8図
は同じく中間ケースの上面図、第9図は第8図中
間ケースの−断面図、第10図は第8図中間
ケースの−断面図、第11図は第10図中間
ケースのXI−XI断面図、第12図は各ケースに軸
受装置を嵌入して組立た状態の側面断面図、第1
3図は本考案のミツシヨンケース装置を付設した
モアトラクターの全体側面図である。 1……油圧ポンプ装置、2……油圧モーター、
3……上部ケース、3c……半円状の軸受嵌入
孔、4……下部ケース、4c,4d,4e……半
円状の軸受嵌入孔、5……中間ケース、5a……
上部ケース接合面、5b……HST式変速装置載
置部、5c……下部ケース接合面、5d,5e…
…軸受保持用突起部、6a,6b……車軸、7…
…減速軸、12……カウンター軸、14……入力
軸、19……デフリングギア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) HST式変速装置を付設し、内部にデフギア
    装置と減速歯車装置を内装したミツシヨンケー
    スにおいて、該ミツシヨンケースを上下方向に
    3段に分割して、該3段のケースのうち中間ケ
    ースの上部には、HST式変速装置の載置部と
    デフギア装置の為の開口部を形成し、下部には
    HST式変速装置のモーター軸の回転をデフギ
    ア装置まで伝達する減速歯車装置挿入の為の開
    口部を形成し、中間ケースに対して、上部ケー
    ス・下部ケースの接合面の内側には半円状の軸
    受嵌入孔を形成したことを特徴とするミツシヨ
    ンケース構造。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の上部ケ
    ース・下部ケースの半円状の軸受嵌入孔に対し
    て、中間ケースの両接合面の内側には、前記軸
    受嵌入孔と対抗する軸受保持用の突起部を構成
    したことを特徴とするミツシヨンケース構造。
JP1985175885U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPS6244198Y2 (ja)

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JP1985175885U JPS6244198Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14
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JP1985175885U JPS6244198Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JPS6285759U JPS6285759U (ja) 1987-06-01
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